JP2004249385A - 電動工具 - Google Patents

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Tomomasa Nishikawa
智雅 西河
Shinki Otsu
新喜 大津
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Abstract

【課題】遠心ファン周囲の流路抵抗増加や風量低下を生じることなく、外枠体外部から遠心ファンを直接臨めない遮蔽構造を提供して、低騒音化を実現する電動工具の提供。
【解決手段】ギヤカバー4において、ファン本体31の外周縁に対向する位置には空気吐出口4aが形成され、空気吐出口と重なる位置には、複数の板状のガイド21がファン本体の周方向に所定間隔をおいて配置される。各ガイドの、外端部21Bは内端部21Aよりもファン本体の回転方向下流側に位置するように各ガイドは傾斜して設けられる。また回転方向上流側にあるガイドの外端部側が回転方向下流側にあるガイドに平面視Bで重なって配置される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は単一方向に回転する遠心ファンを備えた電動工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動工具の小型化、高出力化、低騒音化の要求から、小型で冷却能力が高く、騒音の小さいモータ冷却ファン及びファン周辺の開発の必要性が高まっている。そこで風量増加と騒音低減を目的として、羽根の形状の最適化が提案されている。(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−153194号公報
【0004】
図11、図12に示されるように、特許文献1記載の冷却ファン130の複数の羽根132は、空気をファン本体131の半径方向外方に排出するために、ファン本体131の一面側においてファン本体131の所定半径位置から外縁まで延び、ファン本体131の周方向に沿って所定ピッチで配列され、一面側から図示せぬ駆動軸の軸方向に突出して設けられている。
【0005】
冷却ファン130を回転させると、遠心作用により空気にエネルギが与えられ,空気は、羽根132の内端である入口部より羽根132およびファンガイド120により形成された風路を通過して羽根132の外周部である出口部より半径方向外方に排出される。
【0006】
ここで冷却ファン130は、羽根132をファン本体131の所定半径位置から半径方向外方に延びる方向に対し回転方向と逆方向の傾斜を設けている。これはファン回転時の騒音は一般に流速に寄与するものが多く、流体騒音は流速の6乗に比例すると言われていることから、ファン回転時にファン内部の羽根132間を通過する流速をファンの回転周速度よりもを遅くすることで低騒音化を図るためである。また、羽根132のファン本体131からの突出長は、ファン回転時において羽根の内径側頂点から外周側まで流速が等しくなるかもしくは徐々に遅くなるように設定されている。具体的には、各羽根間のファン本体131周方向の間隔Lと羽根132の突出長hの積からなる面積と、直径Dとの積が各半径位置においてほぼ等しくすることにより騒音を低減している。即ち、図12に示されるように、L×h×Dが一定となるようにして、円滑に冷却風が流れて騒音低減の効果が発揮される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記した先行技術1記載の遠心ファン130を、電動工具の外枠体内に配置したとき、図示せぬモータを回転させると、遠心ファンの回転により図示せぬ外枠体とモータとの間を空気が軸方向に流れ、羽根の内端である入口部より羽根およびファンガイドにより形成された風路を通過して羽根の外周部である出口部より半径方向外方に排出される。よって外枠体において、ファン本体の外周縁に対向する位置に空気吐出口を形成するのが、省スペースの観点から有利である。上記した先行技術1記載の遠心ファンは、風量増と騒音低減は実現できるが、かようなファンと吐出口との位置関係により、外枠体外部から遠心ファンを直接臨むことができ、音源であるファンを遮音することができないといった問題点が生じる。
【0008】
かかる問題を克服するために、ファン本体の外周縁の半径方向外方位置に吐出口が位置しないように吐出口をモータの軸方向にずらした位置に形成すると、流路抵抗が増加し、風量が減少するためモータ冷却効率が低下することのみならず、ファン外縁から吐出口までの流路を形成しなければならず、そのため、外枠体自体を大きくせざるを得なくなるという別の問題点が生じる。
【0009】
そこで本発明は、遠心ファン周囲の流路抵抗増加や風量低下を生じることなく、外枠体外部から遠心ファンを直接臨めない遮蔽構造を提供して、電動工具の低騒音化を実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、外枠体と、該外枠体内に設けられたモータと、該外枠体内に設けられ該モータの駆動軸に同軸固定されて駆動軸と共に回転する遠心ファンと、該駆動軸に連結された出力部とを備え、該遠心ファンは、円板状のファン本体と、該モータの軸方向に沿う空気を該ファン本体の半径方向外方に流すために該ファン本体の所定半径位置から外周縁まで延び該ファン本体の周方向に沿って所定ピッチで形成された複数の羽根とを有する電動工具において、該外枠体において、該ファン本体の外周縁に対向する位置には空気吐出口が形成され、該空気吐出口と重なる位置には、複数の板状のガイドが該ファン本体の周方向に所定間隔をおいて配置され、各ガイドは、羽根側の内端部と吐出口側の外端部と中間部とを備え、該外端部が該内端部よりも該ファン本体の回転方向下流側に位置するように、各ガイドは傾斜して設けられ、かつ該回転方向上流側にあるガイドの少なくとも外端部側が該回転方向下流側にあるガイドに平面視で重なって配置されている電動工具を提供している。
【0011】
ここで、各ガイドの断面は、該内端部から該中間部に向かって徐々に厚くなり、また該中間部から該外端部に向かって徐々に薄くなる形状であるのが好ましい。
また、ガイド間の流路断面積は、内端部側から外端部側に向かって徐々に広くなるように各ガイドが配置されているのが好ましい。また、該複数のガイドの該内端部の該ファン本体周方向における配列ピッチが不均一であるのが好ましい。 また、各ガイドの各内端縁の少なくとも一部は、該モータの軸心に対して斜めに指向し、各羽根の各外端縁全体が同時に各内端縁を通過するのを避ける形状であるのが好ましい。また、該複数のガイドは、該遠心ファンと該モータとの間に該複数の羽根と対向する位置に設けられたガイド支持板に設けられているのが好ましい。又は、該複数のガイドは、該外枠体に一体に形成されているのが好ましい。
【0012】
【発明実施の形態】
本発明の電動工具を研削工具(ディスクグラインダ)に適用した第1の実施の形態について、図1乃至図6に基づき説明する。図1はディスクグラインダ1の全体構造を示しており、後方よりテールカバー2、モータハウジング3、ギヤカバー4の順に接続されて外枠体を構成する。テールカバー2の後端部には吸気口2aが形成されている。モータハウジング3内には駆動軸5を有するモータ6が収納され、またモータハウジング3とモータ6との間は環状の空間が提供される。モータ6の前方には後述する複数のガイド21を備えたファンガイド20がモータハウジング3に固定されている。
【0013】
ギヤカバー4内であってファンガイド20の前方には、遠心ファン30が駆動軸5に固定されて駆動軸5と共に回転可能に設けられている。またギヤカバー4において、遠心ファン30の半径方向外方位置には、空気吐出口4aが形成されている。またギヤカバー4内には駆動軸5に固定されたピニオンギヤ7と出力部たる出力軸9に固定されたギヤ8を含む動力伝達機構が配置され、ピニオンギヤ7がギヤ8と噛合して、モータ6の回転を出力軸9に伝達している。そして出力軸9には研削部材10が固定されている。
【0014】
モータ6の駆動軸5が回転すると、ピニオンギヤ7とギヤ8の噛合により出力軸9に回転が伝達され,出力軸9に取付けられた研削部材10が回転して研削作業が行なわれる。このとき、駆動軸5に固着された遠心ファン30の回転により、テールカバー2の吸気口2aよりa1、a2のように冷却風が導入される。その後モータハウジング3とモータ6により形成された風路bを通過し、遠心ファン30の内径部より半径方向外方に矢印dのように冷却風が流れて吐出口4aより空気は外部に流出する。
【0015】
図2はギヤカバー4内部の遠心ファン30が設置されているファン室33の部分断面図であり、上述した吐出口4aはファン室33に開口している。遠心ファン30は矢印Aで示す方向に回転する。遠心ファン30は、円板状のファン本体31と、ファン本体31に一体に設けられた複数の羽根32を有する。複数の羽根32は、モータ6の軸方向に沿う空気をファン本体31の半径方向外方に流すためにファン本体31の所定半径位置から外周縁まで延びファン本体31の周方向に沿って所定ピッチで形成されている。そして羽根32は、ファン本体31の所定半径位置から半径方向外方に延びる方向に対し回転方向Aと逆方向に傾斜している。
【0016】
ファンガイド20は、遠心ファン30とモータ6との間に複数の羽根32と対向する位置に設けられ、モータハウジング2に固定されたガイド支持板22と上述した複数のガイド21とにより構成される。ガイド21は図4に示されるように、羽根32の半径方向外方に位置するようにガイド支持板22に一体に設けられている。ガイド21をガイド支持板22と一体成形することで、従来のファンガイドの製造と同等のコストで済む。
【0017】
図2に示されるように、ガイド21は板状をなし、矢印Bで示される平面視でファン室33の空気吐出口4aと重なる位置に、ファン本体31の周方向に所定間隔をおいて配置されている。各ガイド21は、羽根側の内端部21Aと吐出口側の外端部21Bと中間部21Cとを備え、外端部21Bが内端部21Bよりもファン本体31の回転方向A下流側に位置するように、各ガイド21は傾斜して設けられている。また隣り合うガイド21、21において、回転方向A上流側にあるガイドの少なくとも外端部21B側が回転方向下流側にあるガイドに平面視(矢印B)で重なって配置されている。換言すれば、ガイド31は遠心ファン30側においては、遠心ファン30により発生する流れに沿う向きに傾けてあり、遠心ファンより流れが矢印dのように流れることで、風路抵抗が増加せず、風量を減少させることはなく、外部からはガイド31により騒音の発生源である遠心ファン30を遮蔽することから、騒音を低下させることができる。
【0018】
図3はガイド21と遠心ファン30の羽根32との関係を示しており、隣り合うガイド21間のファン本体31の周方向の間隔をL1、L2、L3、L4のように不等な間隔に設定されている。複数の羽根32は、ファン本体31の周方向において均等ピッチで配列されているので、羽根32の外端縁がガイド21の内端部21Aを通過するときに、複数の羽根32の外端縁が複数のガイドの内端縁21Aを同時に通過することを防止でき、騒音を同時発生させることがないので、騒音の拡大を防止することができる。
【0019】
図5は、ガイド21の断面と隣り合うガイド21の間隔を示しており、各ガイド21の断面形状は、内端部21Aから中間部21Cに向かって徐々に厚くなり(W1<W2)、また中間部21Cから外端部21Bに向かって徐々に薄くなっている(W2>W3)。断面が内端部21Aから中間部21Cに向かって徐々に厚くなる形状であるので、隣り合うガイド21の内端部間の間口が広がり遠心ファンからの風を有効にガイド間に導入することができ、空気の流入抵抗を減らすことができる。また、内端縁を鋭角化することにより、遠心ファンからの風がガイド21で剥離することなく、騒音を増加させることなく、空気を有効にガイド内に導くことができる。更に断面が中間部21Cから外端部21Bに向かって徐々に薄くなる形状であるので、外端縁を鋭角化することにより、外端縁において渦流の発生を防止でき同様に騒音の増加を防止できる。
【0020】
またガイド21間の流路断面積は、図5に示されるように内端部側から外端部側に向かって徐々に広くなっている(d1<d2<d3)。かかる構成により、遠心ファンにより発生した流れの動圧をスムーズに静圧に変化させることができ、更なる低騒音化が可能となる。
【0021】
図6はガイド21の特に内端部21A形状と遠心ファン30の羽根32との関係を説明するために、ガイド支持板を22(図4)取除いた図である。なお便宜上図6はガイドの厚さ(W1、W2、W3)の相違を無視して描いている。ガイド21内端部21Aは羽根32の外縁32Aに対して傾斜する形状をなす。換言すれば、各ガイド21の各内端縁21Aは、モータ6の軸心に対して斜めに指向し、各羽根32の各外端縁32A全体が同時に各内端縁21Aを通過するのを避ける形状である。従って羽根32が各外端縁21Aを通過する際のガイド21の内端側の圧力変動を抑えることができ、更なる低騒音化が可能となる。
【0022】
なお変形例として図7に示されるように、ガイド21Xの内端形状に関し、斜め部分21A1と平行部分21A2を備えるように形成しても良いし、図8に示されるように、ガイド21Yの内端形状に関し傾斜の向きを図6の傾斜とは逆の傾斜面21A3としてもよい。
【0023】
本発明の電動工具を電動ドリルに適用した第2の実施の形態について、図9乃至図10に基づき説明する。外枠体をなすモータハウジング53の後部にはスイッチ57を取付けたハンドル54が設けられ、また図示せぬ吸気口が形成されている。モータハウジング53内には駆動軸55を有するモータ56が収納され、またモータハウジング53とモータ56との間は環状の空間が提供される。モータハウジング53内であってモータ56の前方には冷却ファン60が駆動軸55に固定されて駆動軸55と共に回転可能に設けられている。またモータハウジング53において、遠心ファン60の半径方向外方位置には、空気吐出口53aが形成されており、空気吐出口53a内にはモータハウジング53と一体のガイド61が複数設けられる。モータハウジング53の前部には駆動軸55に接続された出力部となる先端部59が設けられる。
【0024】
スイッチ57を操作するとモータ56の駆動軸55が回転し、出力部59に取付けられた図示せぬドリル刃が回転して穿孔作業が行なわれる。このとき、駆動軸55に固着された遠心ファン70の回転により、図視せぬ吸気口より冷却風が導入され、その後モータハウジング53とモータ56により形成された風路を通過し、遠心ファン70の内径部より半径方向外方に矢印dのように冷却風が流れて吐出口53aより空気は外部に流出する。隣り合うガイド61間の位置関係や、ガイド61の向き、ガイド61の断面形状、ガイド61と羽根72との関係は、図2乃至図8に示される実施の形態におけるものと同様であり、説明は省略する。
【0025】
吐出口53a内に複数のガイド61を配置させ、且つガイド61をモータハウジング53の成型時に一体に成型することで、製造コストの低減を図ることができる。モータハウジング53は、前部53Aと後部54Bを別々に成型した後に両者をボルト52で接続する。前部53Aの後端部に吐出口53a相当の凹部を形成し、凹部の底面からガイド61に相当する複数のリブを櫛状に突出させる。なお、それぞれのリブは例えば図5に示すような断面形状をなす。後部54Bの先端面で、凹部を閉じて吐出口53aが画成されると共に、後部54Bの先端面には複数のリブの自由端と係合する複数の浅い凹部が形成されており、前部53Aと後部53Bとが接続されたとき、吐出口53a内に複数のガイド(リブ)61が配置されたことになる。
【0026】
本発明による電動工具は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。例えば図6乃至図8に示される内端部の傾斜は直線状をなしているが曲線でもよい。
【0027】
【発明の効果】
請求項1記載の電動工具によれば、回転方向上流側にあるガイドの少なくとも外端部側が回転方向下流側にあるガイドに平面視で重なって配置されているので、空気吐出口が遠心ファンの半径方向外方に位置する構成であるにもかかわらず、複数のガイドが重なるようにして空気吐出口を塞ぐ遮蔽構造が提供でき、騒音を有効に遮断することができる。また、外端部が内端部よりも該ファン本体の回転方向下流側に位置するように、各ガイドは傾斜して設けられているので、ガイドにおける空気の出口側が風の向きである回転方向側に傾き、よって流路抵抗の増加や風量の低下のない電動工具の冷却構造を実現できる。
【0028】
請求項2記載の電動工具によれば、断面が内端部から中間部に向かって徐々に厚くなる形状であるので、隣り合うガイドの内端部間の間口が広がり遠心ファンからの風を有効にガイド間に導入することができる。また、内端縁を鋭角化すれば、遠心ファンからの風がガイドで剥離することなく、騒音を増加させることなく、空気を有効にガイド内に導くことができる。更に断面が中間部から外端部に向かって徐々に薄くなる形状であるので、外端縁を鋭角化すれば、外端縁において、渦流の発生を防止でき、同様に騒音の増加を防止できる。
【0029】
請求項3記載の電動工具によれば、ガイド間の流路断面積が、内端部側から外端部側に向かって徐々に広くなる構成であるので、速度のエネルギを圧力のエネルギに有効に変換して動圧を静圧に変え、ガイド外端部における流速を有効に低下させることができる。
【0030】
請求項4記載の電動工具によれば、該複数のガイドの該内端部の該ファン本体周方向における配列ピッチが不均一であるので、均等ピッチで配列されている羽根の外端縁がガイドの内端部を通過するときに、複数の羽根の外端縁が複数のガイドの内端縁を同時に通過することを防止でき、騒音を同時発生させることがないので、騒音の拡大を防止することができる。
【0031】
請求項5記載の電動工具によれば、各ガイドの各内端縁の少なくとも一部は、モータの軸心に対して斜めに指向し、各羽根の各外端縁全体が同時に各内端縁を通過するのを避ける形状であるので、各羽根が各ガイドの内端縁を通過するときの圧力変動幅を低下させることができ、騒音を低下させることができる。
【0032】
請求項6記載の電動工具によれば、該複数のガイドは、該遠心ファンと該モータとの間に該複数の羽根と対向する位置に設けられたガイド支持板に設けられるので、ガイド支持板と各ガイドとをファンガイドとして一体に製造することで、製造コストを抑えることができる。
【0033】
請求項7記載の電動工具によれば、複数のガイドを外枠体に一体に形成されているので、外枠体の成型時に一体にガイドを設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動工具をディスクグラインダに適用した第1の実施の形態を示す断面図。
【図2】図1のII−II線に沿ったギヤカバー内部の遠心ファンが設置されているファン室の部分断面図。
【図3】第1の実施の形態によるガイドと羽根の位置関係を示す説明図。
【図4】第1の実施の形態によるガイドと羽根の位置関係を示す概略断面図。
【図5】第1の実施の形態によるガイドの断面形状を示す説明図。
【図6】第1の実施の形態によるガイドの内端形状と羽根の外端との関係を示す部分斜視図。
【図7】第1の実施の形態の第1の変形例によるガイドの内端形状と羽根の外端との関係を示す部分斜視図。
【図8】第1の実施の形態の第2の変形例によるガイドの内端形状と羽根の外端との関係を示す部分斜視図。
【図9】本発明による電動工具を電動ドリルに適用した第2の実施の形態を示す断面図。
【図10】図9のX−X線に沿った部分断面図。
【図11】従来の遠心ファンの部分正面図。
【図12】従来の遠心ファンの部分断面図。
【符号の説明】
2:テールカバー、 2a:吸気口、 3、53:モータハウジング、 4:ギヤカバー、 4a、53a:吐出口、 5、55:駆動軸、 6、56:モータ、 20;ファンガイド、 21,61:ガイド、22:ガイド支持板、30、70:遠心ファン、 31:ファン本体、32、72:羽根

Claims (7)

  1. 外枠体と、該外枠体内に設けられたモータと、該外枠体内に設けられ該モータの駆動軸に同軸固定されて駆動軸と共に回転する遠心ファンと、該駆動軸に連結された出力部とを備え、該遠心ファンは、円板状のファン本体と、該モータの軸方向に沿う空気を該ファン本体の半径方向外方に流すために該ファン本体の所定半径位置から外周縁まで延び該ファン本体の周方向に沿って所定ピッチで形成された複数の羽根とを有する電動工具において、
    該外枠体において、該ファン本体の外周縁に対向する位置には空気吐出口が形成され、
    該空気吐出口と重なる位置には、複数の板状のガイドが該ファン本体の周方向に所定間隔をおいて配置され、各ガイドは、羽根側の内端部と吐出口側の外端部と中間部とを備え、該外端部が該内端部よりも該ファン本体の回転方向下流側に位置するように、各ガイドは傾斜して設けられ、かつ該回転方向上流側にあるガイドの少なくとも外端部側が該回転方向下流側にあるガイドに平面視で重なって配置されていることを特徴とする電動工具。
  2. 各ガイドの断面形状が、該内端部から該中間部に向かって徐々に厚くなり、また該中間部から該外端部に向かって徐々に薄くなることを特徴とする請求項1記載の電動工具。
  3. ガイド間の流路断面積が、内端部側から外端部側に向かって徐々に広くなることを特徴とする請求項1乃至2記載の電動工具。
  4. 該複数のガイドの該内端部の該ファン本体周方向における配列ピッチが不均一であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一記載の電動工具。
  5. 各ガイドの各内端縁の少なくとも一部は、該モータの軸心に対して斜めに指向し、各羽根の各外端縁全体が同時に各内端縁を通過するのを避ける形状であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一記載の電動工具。
  6. 該複数のガイドは、該遠心ファンと該モータとの間に該複数の羽根と対向する位置に設けられたガイド支持板に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一記載の電動工具。
  7. 該複数のガイドは、該外枠体に一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一記載の電動工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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