JP2004249378A - ロボットによる部品自動組立方法および装置 - Google Patents

ロボットによる部品自動組立方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の組立軸を有する部品の嵌合挿入作業を、視覚センサなどの外界センサを用いないでロボットで高速・確実に自動的に行う。
【解決手段】チャック機構1で第2の部品4を把持し、位置決め機構6で位置決めされた第1の部品5の基準位置に位置決めする位置決め把持工程S1と、第2の部品4を第1の部品5に向けて押圧する押圧工程S2と、第2の部品4と第1の部品5の複数の組立軸のうち、組立基準となる基準軸の先端に位置する接触点位置を中心にして所定の軌道で第2の部品4を押圧しながら移動させ、押し込み移動量が設定値以上になったときに移動を停止する基準軸探索工程S3と、両部品の基準軸以外の軸芯合わせをするための第2の部品4の基準軸回りの回転量を生成し、複数の軸芯を同時に合わせる複数軸芯合わせ工程S4と、第2の部品4を第1の部品5に対して嵌合挿入方向に移動させる挿入工程S5とを有するロボットによる部品自動組立方法。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボットによる部品の自動組立方法、特に複数の軸芯合わせを必要とする部品の嵌合挿入を自動的に行う部品自動組立方法及び部品自動組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の軸芯を合わせなければ組立てることができない部品をロボットにより自動で組立てる方法においては、ロボット先端に専用工具を設置してCCDカメラなどの視覚センサによりそれぞれの軸芯を予め合わせた上で組立を行う方法があった。
その中においてWO98−17444号再公表公報(特許文献1)では、視覚センサにより部品間の軸芯を予め合わせてから順次嵌合挿入を行う組立方法が記載されている。以下、この組立方法を、図面を用いて簡単に説明する。
【0003】
図11に全体構成を示す図を、図12に嵌合ワークの凸部の位置及び姿勢の検出と被嵌合ワークの凹部の位置及び姿勢の検出を示す概念図を示す。図11において、E1はロボット、E2はロボットE1の手先部、E3は手先部E2の先端に設けられて外力の大きさを検出する力センサ、E4は先端に把持爪E41を設けたロボットハンド、E5はロボット制御装置、E7は嵌合ワーク、E71は嵌合ワークE7の凸部、E8は被嵌合ワーク、E81は被嵌合ワークE8の凹部、E9は位置決め装置、ESUはストラクチャライトユニットを示している。
この装置においては、ロボットE1の手先部E2に取り付けられた力センサE3は力制御のために6軸方向の力を検出して、ロボット制御装置E5に送る。ロボットハンドE4の把持爪E41で把持された嵌合ワークE7の凸部E71の位置及び姿勢と位置決め装置E9によって位置決めされた被嵌合ワークE8の凹部E81の位置及び姿勢をストラクチャライトユニットESUとロボット制御装置E5内の画像処理部からなる3次元視覚センサで検出し、ロボットの挿入動作開始位置を補正する。そして、力制御により凸部E71が凹部E81へ挿入される。挿入動作完了後に、嵌合ワークE7と被嵌合ワークE8の挿入状態の適否が判別される。
【0004】
1作業サイクル分のシーケンスをフローチャートで示せば、図13のようになる。このフローチャートの各ステップS101〜S115の要点を記せば次の通りである。
ステップS101:ロボットE1を待機位置から教示された把持位置EPHへ移動させて位置決めする。
ステップS102:ハンドE4の爪E41の閉成動作により、嵌合ワークE7を把持する。
ステップS103:ロボットE1を教示された把持状態検出位置EPdへ移動させて位置決めする。
ステップS104:ロボットE1に把持された嵌合ワークE7の凸部E71の位置及び姿勢を検出する。
ステップS105:被嵌合ワークE8の凹部E81の位置及び姿勢を検出する。
ステップS106:教示されたアプローチ位置EPaを、ステップS104及びS105の検出結果に基づいて補正した補正アプローチ位置EPa′へロボットE1を移動させて位置決めする。
【0005】
ステップS107:力制御による挿入動作を開始する。なお、力制御による挿入動作の詳細については一般的に知られている事項なので詳細は省略するが、ここでは、前述の要点でロボットE1のインピーダンス制御を実行する。これにより、ロボットE1はY軸方向に移動しながら、Y軸方向について設定された目標力Fzを出力する状態へ収束するように制御される。
ステップS108:アプローチ動作開始時を基準として、距離Lの移動あるいは時間t0経過のいずれかの検出を待つ。
ステップS109:ロボットE1を停止させ、力制御を解除する。
ステップS110:ハンドE4の爪E41の開成動作により、嵌合ワークE7を解放する。
ステップS111:ロボットE1を教示された退避位置へ退避させる。
【0006】
ステップS112:ロボットE1に把持された嵌合ワークE7の底面E72の位置及び姿勢を検出する。
ステップS113:凸部E71の凹部E81への挿入状態が良好か否かを判定する。
ステップS114:挿入状態が良好であれば、挿入状態良好を表わす信号を出力する。これにより、例えば、ロボット制御装置E5の付属ディスプレイ上に“挿入良好”の表示を行う。
ステップS115:挿入状態が不良であれば、挿入状態不良を表わすアラーム信号を出力する。これにより、例えば、ロボット制御装置E5の付属ディスプレイ上に“挿入不良”の表示を行ない、警報を鳴らし、システムを緊急停止させる。
【0007】
一方、特開2002−254257号公報(特許文献2)には、図14及び図15に示すような部品自動組立方法が開示されている。図14において、1は組み立て対象部品である第2の部品4(図15参照)を把持するためのチャック機構、2はX,Y,Zの3方向の並進自由度とZ軸方向軸回りの回転自由度を有するロボット、3はロボット2を動作させるためのコントローラであり、記憶装置3a、CPU3bおよびデジタルサーボ回路3cを有している。デジタルサーボ回路3cは、CPU3bの指令に基づいて位置と力の制御を行う。図15は組み立て対象部品を示す斜視図であり、5は角形の穴部5aを有する第1の部品、4は角形の穴部5aが嵌合する角形の面取り部のある軸部4aを有する第2の部品である。
【0008】
次に、この特許文献2に記載された装置の動作を以下の各工程にしたがって説明する。
S201:位置決め把持工程
CPU3bの指令に基づいてロボット2を作動させ、チャック機構1で部品供給機構(図示せず)から供給された第2の部品4を把持し、ロボット2を移動させてチャック機構1によって把持された第2の部品を位置決め機構(図示せず)によって位置決めされた第1の部品5の上方に位置決めする。
S202:押圧工程
ロボット2の手首を下降させて第2の部品4を第1の部品5に、予め設定された力で押し付ける。すると、第2の部品4を下降させる過程において、通常は第2の部品4は第1の部品5に対して若干軸芯がずれていることから、まず、第2の部品4の軸部下端の面取り部の一部が第1の部品5の穴部上端に接触する。
【0009】
S203:公転軌道演算工程
ロボット2の繰り返し精度と位置決め機構の精度と部品供給機構の精度から軸心のずれる範囲はあらかじめ分かっているため、第1の部品5と第2の部品4の接触点位置を中心にして螺旋軌道型の移動方向と移動量を生成し、記憶装置3aに記憶させる。
S204:自転軌道演算工程
第1の部品5に対する第2の部品4の回転誤差の範囲はあらかじめ分かっているため、正転逆転の周期的な回転量を生成し、記憶装置3aに記憶させる。
【0010】
S205:嵌合工程
前記公転軌道生成工程S203と自転軌道生成工程S204の生成結果に基づいて記憶装置3aから動作量を取り出し、押圧工程S202の押し圧を維持したまま、ロボット2を動作させることにより第2の部品4の制御点を移動させる。
S206:挿入工程
嵌合工程S205の途中でフィードバック位置から算出した嵌合挿入方向への押し込み移動量が設定値以上となったら、軸心と位相が合ったと判断し、一旦ロボット2を停止させ、予め設定された移動量だけ挿入移動させる。挿入工程S206が完了すると、ロボット2の動作を停止する。
以上の工程により、部品の嵌合挿入に伴う軸芯および位置合わせを高速かつ高精度に行うことができる。
【0011】
【特許文献1】
WO98−17444号再公表公報
【特許文献2】
特開2002−254257号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来のロボットによる部品の自動組立方法は、3次元視覚センサによるセンシングが不可能な狭奥部で複数の組立軸を有する部品の嵌合挿入を自動的に行う場合は、センサ本体と部品との干渉や部品による遮光などにより、センシングそのものが不可能であるため適用できない。さらに、たとえ検出できる場合でも、上記レーザを照射するタイプの3次元視覚センサでは、部品表面の鏡面反射などにより誤検出する可能性がある。また、実際の検出確度を向上させるためには、センシングに都合の良い位置に予め、センサを設置するなどのセンサ配置問題が解決される必要がある。一方、実際の生産ラインを流れる部品は、市場ニーズに応える為に、年々小型化しており、狭奥部の組立自動化要求がますます大きくなっている。
また、上記特許文献2に記載された部品自動組立方法においては、組立軸が単数の場合を想定しており、複数の組立軸を有する部品の嵌合挿入作業を自動的に行う場合には適用できないという問題がある。
【0013】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、複数の組立軸を有する部品の嵌合挿入作業を、視覚センサなどの外界センサを用いないでロボットで高速・確実に自動的に行うロボットによる部品自動組立方法及びその装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、
請求項1記載のロボットによる部品自動組立方法は、
チャック機構と位置決め機構を有するロボットにより、複数の組立軸を有する第1の部品と第2の部品を自動で組立てる方法において、
前記チャック機構により第2の部品を把持して前記位置決め機構により位置決めされた前記第1の部品の基準位置に位置決めする位置決め把持工程と、
前記第2の部品を前記第1の部品に嵌合挿入方向に押圧する押圧工程と、
前記第2の部品と前記第1の部品の複数の組立軸のうち、組立基準となる基準軸の先端に位置する接触点位置を中心にして螺旋軌道型の移動方向と移動量を生成して前記第2の部品により前記第1の部品を押圧しながら移動させ、その移動中に前記第2の部品の押し込み移動量が設定値以上になったときを前記基準軸の軸芯が合ったときとして移動を停止する基準軸探索工程と、
前記第2の部品と前記第1の部品との前記基準軸以外の軸芯合わせをするための前記第2の部品の前記基準軸回りの回転量を生成し、複数の軸芯を同時に合わせる複数軸芯合わせ工程と、
前記第2の部品を前記第1の部品に対して嵌合挿入方向に移動させる挿入工程とを有するものである。
請求項1記載の発明においては、視覚センサなどが不要であるため、センサ配置問題を考慮する必要が無く、さらにセンサと部品間の干渉も考慮する必要が無いため、狭奥部でもスムーズに作業ができる。また、位置信頼度の高い点から徐々に探索範囲を広げていくため、最短の時間で軸芯探索を行うことができる。
【0015】
請求項2記載のロボットによる部品自動組立方法は、前記基準軸探索工程は、前記位置決め把持工程の位置決め精度幅に応じて移動方向と移動量を生成することを特徴とする請求項1記載のロボットによる部品自動組立方法である。
請求項2記載の発明においては、位置決め精度の範囲内で、軸芯を探索することができるため、不必要な範囲の探索をすることが無く、最短の探索時間で確実な軸芯探索を行うことができる。
【0016】
請求項3記載のロボットによる部品自動組立方法は、前記複数軸芯合わせ工程は、前記基準軸を同定し、前記位置決め把持工程の位置決め精度幅に応じて、前記同定した基準軸周りの回転量を生成することを特徴とする請求項1または2に記載のロボットによる部品自動組立方法である。
請求項3記載の発明においては、位置決め精度の範囲内で、基準軸に基づいて嵌合可能な軸芯を探索することができるため、最短の探索時間で確実な軸芯探索を行うことができる。
【0017】
請求項4記載のロボットによる部品自動組立方法および装置は、前記基準軸探索工程は、前記第1部品と前記第2部品の嵌めあい公差に応じて、螺旋軌道半径を増加させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロボットによる部品自動組立方法である。
請求項4記載の発明においては、ロボットによる部品自動組立方法および装置によれば、加工精度に応じて探索範囲を拡大していくため、探索の見落としが無く確実な探索が可能となる。
【0018】
請求項5記載のロボットによる部品自動組立方法は、前記複数軸芯合わせ工程は、前記基準軸周りに正転逆転の周期的な回転量を生成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボットによる部品自動組立方法である。
請求項5記載の発明においては、両方向に回転させて複数軸芯合わせを行うため、必要十分な軸芯探索が可能である。
【0019】
請求項6記載のロボットによる部品組立装置は、チャック機構と位置決め機構を有するロボットにより、複数の組立軸を有する第1の部品と第2の部品を自動で組立てる部品自動組立装置において、
前記チャック機構により第2の部品を把持して前記位置決め機構により位置決めされた前記第1の部品の基準位置に位置決めする位置決め把持手段と、
前記第2の部品を前記第1の部品に嵌合挿入方向に押圧する押圧手段と、
前記第2の部品と前記第1の部品の複数の組立軸のうち、組立基準となる基準軸の先端に位置する接触点位置を中心にして螺旋軌道型の移動方向と移動量を生成して前記第2の部品により前記第1の部品を押圧しながら移動させ、その移動中に前記第2の部品の押し込み移動量が設定値以上になったときを前記基準軸の軸芯が合ったときとして移動を停止する基準軸探索手段と、
前記第2の部品と前記第1の部品との前記基準軸以外の軸芯合わせをするための前記第2の部品の前記基準軸回りの回転量を生成し、複数の軸芯を同時に合わせる複数軸芯合わせ手段と、
前記第2の部品を前記第1の部品に対して嵌合挿入方向に移動させる挿入手段とを有するものである。
請求項6記載の発明においては、視覚センサなどが不要であるため、センサ配置問題を考慮する必要が無く、さらにセンサと部品間の干渉も考慮する必要が無いため、狭奥部でもスムーズに作業ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例に係る部品自動組立方法および装置の基本構成を示す図、図2は本発明の実施例で用いる組立対象部品の斜視図である。
図1において、1は組立対象部品である第2の部品4を把持するためのチャック機構、2はX,Y,Zの3方向の並進自由度とX,Y,Zそれぞれの軸回りの回転自由度を有するロボット、3はロボット2を動作させるための制御装置であり、記憶装置3aとCPU3b、デジタルサーボ回路3cを有している。記憶装置3aは、後述する基準軸探索工程S3と複数軸芯合わせ工程S4で用いる動作条件を記憶している。デジタルサーボ回路3cはCPU3bの指令に基づいて位置と力の制御を行う。
【0021】
図2は組立対象部品を示す斜視図であり、5は穴部5a,5b,5c,5dを有する第1の部品、4は穴部5a,5b,5c,5dがそれぞれ嵌合する軸部4a,4b,4c,4dを有する第2の部品である。なお、第2の部品4の各軸部先端はそれぞれ面取りされている。
図3は組立対象部品及びその位置決めまたは部品供給を示す断面図であり、6は第1の部品5を位置決めするための位置決め機構、7は第2の部品4を装置に供給する部品供給機構である。
【0022】
次に上記実施例の動作について、図1に記載されているフローチャートを併用して説明する。
S1:位置決め把持工程
まず、CPU3bの指令に基づき、ロボット2を動作させ、チャック機構1で部品供給機構7によって供給された第2の部品4を把持する。そして、図3に示すようにロボット2を移動させてチャック機構1によって把持された第2の部品4を、位置決め機構6によって位置決めされた第1の部品5の上方に位置決めする。
【0023】
S2:押圧工程
次に、ロボット2の手首2aを下降させて第2の部品4を第1の部品5に、予め設定された力で押し付ける。すると、第2の部品4を下降させる過程において、通常は第2の部品4は第1の部品5に対して若干軸芯がずれていることから、まず、第2の部品4の軸部下端の面取り部の一部が第1の部品5の穴部上端に接触する。
【0024】
S3:基準軸探索工程
ロボット2の繰り返し精度と位置決め機構6の精度と部品供給機構7の精度から軸芯のずれる範囲はあらかじめ分かっているため、図4に示すように、第2の部品4と第1の部品5の複数の組立軸のうち、組み立て基準となる基準軸を示す軸4aの先端に位置する接触点位置CP1を中心にして螺旋軌道型の移動方向と移動量を生成し、デジタルサーボ回路3cに入力し前記押圧工程S2で達成した押し圧を維持したまま、ロボット2を動作させることにより第2の部品4の接触点位置CP1を制御点として移動させる。この基準軸探索工程の途中でフィードバック位置から算出した嵌合挿入方向への第2の部品4の押し込み移動量が設定値以上となったら、軸4aの軸芯が合ったと判断し、一旦ロボット2を停止させ複数軸芯合わせ工程S4に進む。
【0025】
S4:複数軸芯合わせ工程
この工程では、回転誤差の範囲はあらかじめ分かっているため、図8に示すように、まず、順番にそれぞれの軸(4a,4b,4c,4d)の周りに回転指令を与え動作させる。軸心と穴が合った軸(基準軸)以外の軸周りの回転は、基準軸で拘束されるため指令に追従動作できない。そこで指令回転量とフィードバック回転量の差が一番小さい軸を基準軸として採用する。本実施例においては、図9,図10に示すように基準軸として4aが採用され、引き続き基準軸4a回りに正転逆転の周期的な回転量を生成し、デジタルサーボ回路3cに入力し前記押圧工程S2で実施した押し圧を維持したまま、ロボット2を動作させることにより第2の部品4の軸4b、4c、4dを探索移動させる。この複数軸芯合わせ工程の途中でフィードバック位置から算出した嵌合挿入方向への押し込み移動量と姿勢変化が設定値以上となったら、軸4b,4c,4dの軸芯がそれぞれ合ったと判断し、一旦ロボット2を停止させ挿入工程S5に進む。
S5:挿入工程
この工程では、予め設定された移動量だけ挿入移動させ、ロボット2の動作を停止する。
【0026】
ここで基準軸探索工程S3の螺旋軌道型の移動方向と移動量の生成方法を図5と図6,図7を用いて詳細に説明する。
図5と図6は、押圧工程S2が完了した直後の第1部品5の穴5aと第2部品4の軸4aの位置関係を示す図であり、Sは作業座標系を示している。作業座標系SのZ軸は、第2部品4の嵌合挿入方向と反対向きで、作業座標系Sの原点は第2部品4の軸4a先端の中心に位置する。
図7(a)は、作業座標系Sを参照座標として生成された螺旋軌道の斜視図、同(b)は、作業座標系SのXY平面図である。図7(a)において、MinYは螺旋軌道の最小半径で、MaxYはY軸方向の螺旋軌道の最大半径であり、MaxXは、X軸方向の螺旋軌道の最大半径である。前記MaxYとMaxXは、位置決め精度から予想される位置ずれ範囲の最大量を設定する。
【0027】
制御装置3の制御周期をΔtとし、作業座標系Sを基準座標とした時刻Δt(n−1)(nは0以上の整数)における螺旋軌道上の位置を(Sx(n−1),Sy(n−1))、時刻Δt(n−1)までの総回転角度をAngle(n−1)とすると、作業座標系Sの原点から(Sx(n−1),Sy(n−1))までの距離R(n−1)は
【数1】
Figure 2004249378
となる。ただし、係数k、B、C、Nは以下の関係を満足する。
【0028】
【数2】
Figure 2004249378
予め設定された螺旋軌道の接線方向の周速度をVとするとΔt秒後の角度増分量Δθは
【数3】
Figure 2004249378
となる。時刻Δt*nまでの総回転角度Angle(n)は
Angle(n)=Angle(n−1)+Δθ(n) ・・・(式3)
となり、時刻Δt*nの螺旋軌道上の位置(Sx(n),Sy(n))は
【数4】
Figure 2004249378
となる。
【0029】
変換行列
【数5】
Figure 2004249378
がワールド座標系Wに基づく作業座標系Sを表すとすると、ワールド座標系Wを基準座標とした場合の、時刻Δt*nの位置(X(n),Y(n),Z(n))は、
【数6】
Figure 2004249378
となり、時刻Δt*nでの移動量と移動方向を示すベクトル(ΔX(n),ΔY(n),ΔZ(n))は
【数7】
Figure 2004249378
と求まる。(式1)から(式7)までの生成を
R(n−1)>MaxX …(式8)
になるまで繰り返し行い、デジタルサーボ回路3cへの移動指令として(ΔX(n),ΔY(n),ΔZ(n))を入力する。
【0030】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1記載の発明に係る部品自動組立方法によれば、視覚センサなどが不要であるため、センサ配置問題を考慮する必要が無く、さらにセンサと部品間の干渉も考慮する必要が無いため、狭奥部でもスムーズに作業ができる。また、位置信頼度の高い点から徐々に探索範囲を広げていくため、最短の時間で軸芯探索を行うことができる。
請求項2記載の発明に係る部品自動組立方法によれば、位置決め精度の範囲内で、軸芯を探索することができるため、不必要な範囲の探索をすることが無く、最短の探索時間で確実な軸芯探索を行うことができる。
請求項3記載の発明に係る部品自動組立方法によれば、位置決め精度の範囲内で、基準軸に基づいて嵌合可能な軸芯を探索することができるため、最短の探索時間で確実な軸芯探索を行うことができる。
【0031】
請求項4記載の発明に係る部品自動組立方法によれば、加工精度に応じて探索範囲を拡大していくため、探索の見落としが無く確実な探索が可能となる。
請求項5記載の発明に係る部品自動組立方法によれば、両方向に回転させて複数軸芯合わせを行うため、必要十分な軸芯探索が可能である。
請求項6記載の発明に係る部品自動組立装置によれば、視覚センサなどが不要であるため、センサ配置問題を考慮する必要が無く、さらにセンサと部品間の干渉も考慮する必要が無いため、狭奥部でもスムーズに作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る部品自動組立方法および装置の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例で用いる組立対象部品の斜視図である。
【図3】本発明の実施例で用いる組立対象部品及びその位置決めまたは部品供給を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例の押圧工程S2が完了した直後の第1部品5と第2部品4の位置関係を示す図である。
【図5】本発明の実施例の押圧工程S2が完了した直後の第1部品5の穴5aと第2部品4の軸4aの関係を示す図(図4のZA部の拡大図)である。
【図6】本発明の実施例の基準軸探索工程S3の動作パターンを示す模式図である。
【図7】(a)は作業座標系Sを参照座標として生成された螺旋軌道の斜視図、(b)は作業座標系SのXY平面図である。
【図8】本発明の実施例の複数軸芯合わせ工程S4の基準軸の採用方法を示す模式図である。
【図9】本発明の実施例の複数軸芯合わせ工程S4の基準軸周りの探索動作を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施例の複数軸芯合わせ工程S4の基準軸周りの探索動作を示す、XY平面図である。
【図11】従来の実施例示す全体構成図である。
【図12】従来の実施例における軸芯合わせを示す図である。
【図13】従来の実施例に処理フローを示す図である。
【図14】他の従来例の基本構成を示す図である。
【図15】他の従来例における第1の部品と第2の部品を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 チャック機構
2 ロボット
3 制御装置
3a 記憶装置
3b CPU
3c デジタルサーボ回路
4 第2の部品
4a,4b,4c,4d 軸部
5 第1の部品
5a,5b,5c,5d 穴部
6 位置決め機構
7 部品供給機構

Claims (6)

  1. チャック機構と位置決め機構を有するロボットにより、複数の組立軸を有する第1の部品と第2の部品を自動で組立てる方法において、
    前記チャック機構により第2の部品を把持して前記位置決め機構により位置決めされた前記第1の部品の基準位置に位置決めする位置決め把持工程と、
    前記第2の部品を前記第1の部品に嵌合挿入方向に押圧する押圧工程と、
    前記第2の部品と前記第1の部品の複数の組立軸のうち、組立基準となる基準軸の先端に位置する接触点位置を中心にして螺旋軌道型の移動方向と移動量を生成して前記第2の部品により前記第1の部品を押圧しながら移動させ、その移動中に前記第2の部品の押し込み移動量が設定値以上になったときを前記基準軸の軸芯が合ったときとして移動を停止する基準軸探索工程と、
    前記第2の部品と前記第1の部品との前記基準軸以外の軸芯合わせをするための前記第2の部品の前記基準軸回りの回転量を生成し、複数の軸芯を同時に合わせる複数軸芯合わせ工程と、
    前記第2の部品を前記第1の部品に対して嵌合挿入方向に移動させる挿入工程と
    を有することを特徴とするロボットによる部品自動組立方法。
  2. 前記基準軸探索工程は、前記位置決め把持工程の位置決め精度幅に応じて移動方向と移動量を生成することを特徴とする請求項1記載のロボットによる部品自動組立方法。
  3. 前記複数軸芯合わせ工程は、前記基準軸を同定し、前記位置決め把持工程の位置決め精度幅に応じて、前記同定した基準軸周りの回転量を生成することを特徴とする請求項1または2に記載のロボットによる部品自動組立方法。
  4. 前記基準軸探索工程は、前記第1部品と前記第2部品の嵌めあい公差に応じて、螺旋軌道半径を増加させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロボットによる部品自動組立方法。
  5. 前記複数軸芯合わせ工程は、前記基準軸周りに正転逆転の周期的な回転量を生成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボットによる部品自動組立方法。
  6. チャック機構と位置決め機構を有するロボットにより、複数の組立軸を有する第1の部品と第2の部品を自動で組立てる部品自動組立装置において、
    前記チャック機構により第2の部品を把持して前記位置決め機構により位置決めされた前記第1の部品の基準位置に位置決めする位置決め把持手段と、
    前記第2の部品を前記第1の部品に嵌合挿入方向に押圧する押圧手段と、
    前記第2の部品と前記第1の部品の複数の組立軸のうち、組立基準となる基準軸の先端に位置する接触点位置を中心にして螺旋軌道型の移動方向と移動量を生成して前記第2の部品により前記第1の部品を押圧しながら移動させ、その移動中に前記第2の部品の押し込み移動量が設定値以上になったときを前記基準軸の軸芯が合ったときとして移動を停止する基準軸探索手段と、
    前記第2の部品と前記第1の部品との前記基準軸以外の軸芯合わせをするための前記第2の部品の前記基準軸回りの回転量を生成し、複数の軸芯を同時に合わせる複数軸芯合わせ手段と、
    前記第2の部品を前記第1の部品に対して嵌合挿入方向に移動させる挿入手段と
    を有することを特徴とするロボットによる部品自動組立装置。
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