JP2004248901A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鍋2を加熱する底誘導コイル3と、鍋の開口部を覆う蓋8と、炊飯工程において鍋内に供給する蒸気を発生する蒸気発生手段15と、蓋内に配置され、蒸気発生手段15による蒸気を高温蒸気として鍋内に供給する蒸気加熱手段13とを備えて、高温蒸気を効率的に得て炊飯を行うことにより、炊飯量に拘わらず鍋上層の米が乾燥せず、しかも米の糊化が促進され、炊飯性能が向上するものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、炊飯加熱用の蒸気を利用して炊飯性能の向上をはかった炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な家庭用の炊飯器においては、鍋底部に配置した鍋加熱手段と、蓋内に配置した蓋加熱手段とを用いて、鍋内の米と水を上下から均一に加熱することにより、米の糊化を促進し、炊飯性能を向上させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、この従来の炊飯器においては、炊飯の最終工程である蒸らし工程で加熱を継続し、米澱粉の湖化を完成させることが炊飯性能を向上させるための必須要件であるが、鍋加熱手段により加熱を継続すると、鍋底付近の米飯が焦げてしまうため、加熱を弱めるものである。この加熱を弱めることに伴う糊化不足を防止し、炊飯性能を向上させるために、蓋加熱手段は、高熱源で鍋開口部の上方から米を加熱するものである。
【0004】
【特許文献1】
特許第988050号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来構成の炊飯器では、特に、鍋内上層の米が、高熱源である蓋加熱手段の熱放射により、直接加熱されることになるため、蒸らし工程においては、飯の水分が蒸発して乾燥するという現象が生じる。したがって、鍋上層では乾燥して食味が落ちてしまうものである。これは、炊飯量が多いほど、加熱量を多くしなければならないにも拘わらず、炊飯量が多くなるほど、上層の米は蓋加熱手段に接近するので乾燥しやすくなる課題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、炊飯量に拘わらず鍋上層の米が乾燥せず、しかも米の糊化を促進し、炊飯性能を向上させた炊飯器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の炊飯器は、炊飯工程において効率的に高温蒸気を発生させ、これを鍋内に供給して炊飯するようにしたものである。
【0008】
これにより、高温蒸気を効率的に得て炊飯が行われるため、炊飯量に拘わらず鍋上層の米が乾燥せず、しかも米の糊化が促進され、炊飯性能が向上するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の開口部を覆う蓋と、炊飯工程において前記鍋内に供給する蒸気を発生する蒸気発生手段と、前記蓋内に配置され蒸気発生手段による蒸気を高温蒸気として鍋内に供給する蒸気加熱手段とを備えた炊飯器とすることにより、高温蒸気を効率的に得て炊飯が行われるため、炊飯量に拘わらず鍋上層の米が乾燥せず、しかも米の糊化が促進され、炊飯性能が向上するものである。
【0010】
請求項2に記載の発明は、蒸気加熱手段から鍋内に供給される高温蒸気の高温蒸気口には、蓋開成時における蒸気供給時に開成し、蓋開放時には閉成する高温蒸気口弁を設けた請求項1に記載の炊飯器とすることにより、蓋開成時における炊飯は、高温蒸気口から鍋内に高温蒸気を送り込んで飯全体にむらなく加え、鍋全体に均一に食味を向上させるとともに、蓋開放時には高温蒸気口から蒸気加熱手段へ誤って異物が侵入するのを防止することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、蓋開放時は高温蒸気の供給を停止する請求項1または2に記載の炊飯器とすることにより、必要な工程のみ高温蒸気を鍋内に供給でき、必要最低限の消費電力量で飯の糊化を促進できるとともに、高温蒸気による蓋外郭部の変色や変形あるいは腐食を防止することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、蒸気発生手段を炊飯器本体に設けた請求項1または2に記載の炊飯器とすることにより、蒸気が上昇する特性を利用し、蒸気を蒸気発生手段から安定して、蓋に配置した蒸気加熱手段へ送り込むことができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、蓋開放時に、蒸気発生手段と蒸気加熱手段を分離するとともに蒸気加熱手段側の開口部を閉成する弁を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器とすることにより、蒸気発生手段のお手入れ性を向上させるとともに冷時に蒸気加熱手段からの露の滴下を防止することができる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
【0015】
(実施例1)
本発明の実施例1における炊飯器ついて、図1、図2に基づき説明する。
【0016】
図において、炊飯器本体1は有底筒状の鍋収納部1aを有し、着脱自在に鍋2を収納する。鍋収納部1aの底部には鍋加熱手段である底誘導コイル3が設けられている。4は底センサーで、鍋2の底面2aと当接するよう構成されている。
制御部5は炊飯器の動作を制御する。
【0017】
炊飯器本体1の上部は、炊飯器本体1の後部のヒンジ部6に設けたヒンジ軸7にて軸支された、外蓋8aと外蓋カバー8bからなる開閉自在な蓋8で覆われている。
【0018】
蓋8には鍋2の開口部と対向して加熱板9が設けてある。加熱板9の鍋2と対向した面には、蓋加熱手段である蓋誘導コイル10が設けてある。加熱板9は加熱板蒸気口9aを有しており、蓋天面8cには加熱板蒸気口9aに通ずる蓋蒸気口8dが設けられている。蒸気口パッキン11は、加熱板9と蓋8に挟持されており、鍋パッキン12は、閉蓋時に加熱板9と鍋2の上縁外周部にある鍋フランジ部2bの間で挟持されている。
【0019】
加熱パイプよりなる蒸気加熱手段13は、蓋8の内部に配置されており、一端は蒸気経路14を経由して蒸気発生手段15と連通となっており、他端は高温蒸気口13aとなり鍋2内の上方に臨んでいる。また、蒸気発生手段15は炊飯器本体1の外側に設けており、給水口15aと蒸気発生手段15bを有している。
【0020】
次に上記構成において動作を説明する。
【0021】
炊飯を行う米とその米量に対応する水を鍋2に入れ、炊飯器本体1内に装備する。さらに、蒸気発生手段15に所定量以上の水があるか確認し、なければ蒸気発生手段15の給水口15aより蒸気発生手段15bに水を給水する。そして、炊飯開始スイッチ(図示せず)を使用者が操作すると、制御部5が炊飯開始スイッチよりの入力を受け、炊飯工程が実施される。底センサー4は鍋2の底面2aの温度を検知し、制御部5へと信号を送る。底センサー4よりの信号を受け制御部5は浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程に大分された炊飯工程のそれぞれにおいて、鍋2の内部の水と米の状態が適正値として設定された温度や所定時間に維持されるよう、底誘導コイル3や蓋誘導コイル10、また蒸気発生手段15や蒸気加熱手段13の通電量を出力として制御する。
【0022】
底誘導コイル3は制御部5より供給される電流で誘導加熱により鍋2の底面2aを発熱させる。蓋誘導コイル10も制御部5より供給される電流で誘導加熱により加熱板9を発熱させる。
【0023】
蒸気発生手段15は制御部5より通電される電流を熱に変換し、蒸気発生手段15bの水を沸騰させ蒸気を発生する。発生した蒸気は蒸気経路14を経由し蒸気加熱手段13へ流れる。蒸気加熱手段13は制御部5より通電される電流を熱に変換し、高温蒸気として鍋2内に供給する(図2参照)。ここで、蒸気発生手段15bでは水が沸騰する際に泡が発生する。水の蒸発潜熱は蒸気を高温に加熱するのに必要な熱量に比べてはるかに大きいため、万が一、蒸気加熱手段13に沸騰時の泡が到達すると蒸気加熱手段13の熱が泡に奪われてしまい、十分に蒸気を高温にすることができないが、本実施例では蒸気経路14を設けており、沸騰時の泡は蒸気経路14で消滅するので、泡が蒸気加熱手段13まで到達することはなく、安定して高温蒸気を発生できる。
【0024】
次に、各工程での炊飯器の動作を説明する。まず、浸水工程では米の糊化が開始しない温度まで米と水の温度が上昇するように底誘導コイル3を通電し鍋2を発熱させる。加えて、蒸気発生手段15より蒸気を発生させ、鍋2の内部空間2cにも熱を加える。浸水工程において、鍋2の米全体を目的の温度で均一に維持し、鍋2の米の吸水条件を均一に保つことがおいしいごはんを炊くために必要であるが、本実施例では鍋2の底面2aと鍋2の内部空間2cの両面から米と水を加熱するので、底誘導コイル3のみの加熱より短時間でかつ均一に鍋2全体の温度が上昇させることができる。また鍋2の内部空間2cに蒸気を投入することにより、蓋誘導コイル10にて加熱板9を加熱するよりもはるかに短時間で効率的に鍋2全体の温度を上昇させることができる。
【0025】
次に、炊き上げ工程では、底誘導コイル3で鍋2の底面2aを発熱させるとともに、蓋誘導コイル10で加熱板9を発熱させ、鍋2全体を包み込むように加熱する。加えて、蒸気発生手段15と蒸気加熱手段13を通電し、高温蒸気を鍋2の内部空間2cに送り込む。鍋2の水はより短時間で沸点に到達することが可能となり、さらには鍋2の内部空間2cに送り込まれた高温蒸気で鍋2全体を均一に温度上昇させることができる。このことは炊飯量の多少に拘わらず鍋2全体をすばやく均一に加熱し、むらなく米澱粉の糊化を促進できる。
【0026】
最後に、むらし工程では底誘導コイル3が鍋2の底面2aの飯が乾燥したり焦げたりしない程度に鍋2の底面2aを発熱させるとともに、蓋誘導コイル10は加熱板9に露が付かない程度に加熱板9を発熱させる。そして、蒸気発生手段15と蒸気加熱手段13によって高温蒸気が鍋2の内部空間2cに送り込まれる。
むらし工程では飯が芯までの糊化するように飯が乾燥したりこげたりしない温度で鍋2全体を高温の状態に保つことが大切であるが、本実施例によれば、鍋2の内部空間2cに大気圧下、水の沸点(100℃)以上の高温蒸気を飯に供給することにより、第1に、蒸気が供給されるがゆえに飯の乾燥を伴わない、しかも、第2に、100℃以下の蒸気供給では飯粒表面に水が付着するに留まるが、100℃以上の蒸気であるので、米澱粉の糊化を進行させるのに必要なエネルギーをもち、糊化を促進し、炊飯性能を向上させることができる。
【0027】
さらに、蒸気加熱手段13を蓋8に配置することは、鍋2の熱を受け蓋8は炊飯器本体1よりも温度が高くあらかじめ予熱された状態となっているので、短時間で高温蒸気を得ることができ、応答性がよく省エネにもなる。
【0028】
なお、鍋加熱手段および蓋鍋加熱手段として、誘導コイルを用いたが、これに限られるものではなく、シーズヒータなどの他の加熱手段であっても良い。また、蒸気加熱手段13と蒸気発生手段15は、実際にはそれぞれ加熱コイルを有しているものであり、通電により加熱コイルにより加熱されるものである。
【0029】
(実施例2)
次に、図3、図4により、本発明の実施例2における炊飯器について説明する。
【0030】
本実施例においては、蒸気加熱手段13と連通し、開閉できる高温蒸気口弁16aを有した高温蒸気口16が蓋8に設けられている。すなわち、蒸気加熱手段13から鍋2内に供給される高温蒸気の高温蒸気口16は、高温蒸気口弁16により蓋開成時における蒸気供給時に開成し、蓋開放時には閉成するようになっている。
【0031】
一方、加熱板9は高温蒸気口穴9bと高温蒸気口パッキン9cを有しており、高温蒸気口16と高温蒸気口穴9aは連通となっている。その他の構成は実施例1と同じであるので説明は省略する。
【0032】
上記構成においては、蓋8に設けた鍋パッキン12と蒸気口パッキン11がそれぞれ加熱板9と鍋フランジ部2b、加熱板9と蓋8をシールし、鍋2と加熱板9の間で密閉空間を構成し、炊飯中に鍋2より発生する蒸気が蓋蒸気口8d以外から炊飯器本体1外に流出するのを防止している。そして、本実施例では高温蒸気口16からの高温蒸気は、蓋8を閉じると確実に鍋2の内部空間2cに送り込まれ外部に漏れ出したりする恐れがない。また、鍋2の内部空間2cに高温蒸気を送り込むので、むらなく鍋2全体に高温蒸気が行きわたり、鍋2全体の飯の食味を均一に向上させる。
【0033】
蒸気加熱手段13は蒸気を高温加熱するために100℃以上の高温となる。蓋8を閉じているときに高温蒸気口16は下方に向かって開口しているので、高温蒸気口弁16aが開いていても蒸気加熱手段13に異物が侵入する恐れはないが、蓋8を開いているときに高温蒸気口弁16aが開いていると、高温蒸気口16から異物が蒸気加熱手段13に侵入する恐れがある。異物などが侵入すると故障の原因となったり、炊飯中に高温蒸気とともに異物が鍋2の飯に付着したりするが、高温蒸気口弁16aは蓋8が開いているときに高温蒸気口16を閉じる構成となっており、異物侵入の恐れはない(図4参照)。
【0034】
(実施例3)
次に、本発明の実施例3における炊飯器について説明する。
【0035】
本実施例においては、蓋8が開放されると制御部5の制御により蒸気加熱手段13の加熱動作を停止するものである。すなわち、蓋開放時は高温蒸気の供給を停止するものである。その他の構成は実施例1と同様である。
【0036】
ところで、炊飯中に誤って蓋8を開けてしまうことがあるが、このとき高温蒸気は大気中に放出されてしまい飯の糊化促進の効果を得ることができない。また、外蓋8aあるいは外蓋カバー8bは、ポリプロピレン、ABS、あるいはPMMAなどの樹脂、またはアルミニウムやステンレスなどの金属で構成される場合が多いが、樹脂であれば高温蒸気が当たると変形や変色の発生、金属であれば腐食を発生することがある。そこで、本実施例のように、蓋8が開放された場合は蒸気加熱手段13の動作を停止すると、不必要に蒸気を高温に加熱することがなく省エネとなり、また外蓋8aあるいは外蓋カバー8bに高温の蒸気が当たることもなくなり、外蓋8aあるいは外蓋カバー8bの変色や変形あるいは腐食などの恐れはなくなる。
【0037】
(実施例4)
次に、図5により、本発明の実施例4における炊飯器について説明する。
【0038】
本実施例においては、蒸気発生手段15を炊飯器本体1内に設けた構成としている。なお、実施例1と同様、蒸気発生手段15を炊飯器本体1外に設けてもよい。その他の構成は実施例1または実施例2と同様である。
【0039】
上記構成では、蒸気を蒸気加熱手段13へ安定して蒸気を送り込むことができるものである。すなわち、蒸気は常温の空気より軽いので上昇する性質を持っている。そのため、炊飯器本体1に蒸気発生手段15を設けると、蒸気発生手段15で発生した蒸気は、スムーズに上昇して蓋8に設けた蒸気加熱手段13へ安定して送り込むことができる。さらには、蒸気発生手段15の蒸気発生部15bから生ずる沸騰時の泡は、蒸気経路14で水滴となった後に再び下方の蒸気発生部15bへと還流し、効率よく水を蒸気へと変換することができる。
【0040】
(実施例5)
次に、図6、図7により、本発明の実施例5における炊飯器について説明する。
【0041】
本実施例においては、蓋開放時に、蒸気加熱手段13と蒸気発生手段15を蒸気経路開口部14aで分離するとともに蒸気加熱手段側の開口部14bを閉成する弁14cを設けた構成としている。
【0042】
具体的には、蒸気加熱手段13と蒸気発生手段15とを連通する蒸気経路14を途中で分離し、蓋開放時には、蒸気経路開口部14aの蒸気加熱手段側の開口部14bを弁14cで閉成するようになっている。一方、蒸気経路開口部14aの蒸気発生手段側の開口部14dはそのまま開放されており、蒸気経路開口部14aの蒸気発生手段側の開口部14dから蒸気発生手段15の蒸気発生部15bに触れることができるものである。その他の構成は実施例1〜4のいずれかと同様なものである。
【0043】
上記構成では、蓋8が開くと蒸気加熱手段側の開口部14bは弁14cで閉じられる。炊飯後、蒸気加熱手段13が動作を停止し冷たくなると、蒸気加熱手段13や蒸気経路14に残った蒸気は冷却され露となる。露は蓋8の開閉動作で蒸気経路開口部14aへも付着するが、蒸気経路開口弁14cで蒸気経路開口部14aは閉じられているので、炊飯器本体1へ露が滴下することはない。また、弁14cの作用により、蓋開放時に蒸気加熱手段側の開口部14bから誤って異物が侵入することも防止できる。
【0044】
一方、蒸気発生手段15の蒸気発生部15bは長期間使用すると給水した水が含むカルキ成分が付着するので、ときどき付着したカルキ分を除去しなければならないが、蓋8を開けると蒸気発生手段側の開口部14dより蒸気発生部15bに触れることができるので、蓋8を開けて簡単にカルキ分が除去でき、お手入れしやすい。また、蒸気発生部15bに誤って規定量以上に給水しても開口部14d以上に給水することはないので、蒸気発生部15bで発生した泡が蒸気加熱手段13まで噴出するのを確実に防止し、安定して高温蒸気を発生できる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明の炊飯器によれば、炊飯工程において効率的に高温蒸気を発生させ、これを鍋内に供給して炊飯するようにしたものであり、高温蒸気を効率的に得て炊飯が行われるため、炊飯量に拘わらず鍋上層の米が乾燥せず、しかも米の糊化が促進され、炊飯性能が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、3における炊飯器の断面図
【図2】同炊飯器の要部断面図
【図3】本発明の実施例2における炊飯器の要部断面図
【図4】同炊飯器の開蓋時の要部断面図
【図5】本発明の実施例4における炊飯器の要部断面図
【図6】本発明の実施例5における炊飯器の要部断面図
【図7】同炊飯器の開蓋時の要部断面図
【符号の説明】
1 炊飯器本体
2 鍋
3 底誘導コイル(鍋加熱手段)
8 蓋
13 蒸気加熱手段
14 蒸気経路
14a 蒸気経路開口部
14c 弁
15 蒸気発生手段
16 高温蒸気口
16a 高温蒸気口弁
Claims (5)
- 鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の開口部を覆う蓋と、炊飯工程において前記鍋内に供給する蒸気を発生する蒸気発生手段と、前記蓋内に配置され蒸気発生手段による蒸気を高温蒸気として鍋内に供給する蒸気加熱手段とを備えた炊飯器。
- 蒸気加熱手段から鍋内に供給される高温蒸気の高温蒸気口には、蓋開成時における蒸気供給時に開成し、蓋開放時には閉成する高温蒸気口弁を設けた請求項1に記載の炊飯器。
- 蓋開放時は高温蒸気の供給を停止する請求項1または2に記載の炊飯器。
- 蒸気発生手段を炊飯器本体に設けた請求項1または2に記載の炊飯器。
- 蓋開放時に、蒸気発生手段と蒸気加熱手段を分離するとともに蒸気加熱手段側の開口部を閉成する弁を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
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