JP2004248743A - Game machine - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図柄変動表示でスベリ演出を行う遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機としては、パチンコ機がある。従来の一般的なパチンコ機では、遊技盤の盤面に打ち込まれたパチンコ球が、盤面を流下する途中で一般入賞口に入賞すると所定数の賞球が払い出される。また、始動入賞口に入賞すると、大当たり判定が行われ、この大当たり判定の判定結果に基づいて演出が決定される。そして、大当たり判定の判定結果および決定された演出に基づき、遊技盤の盤面中央に設けられた液晶表示装置に複数の特別図柄が複数列に変動表示される特別図柄ゲームが行われる。特別図柄ゲームでは、変動表示されている複数列の特別図柄が同一図柄等の所定の組合せで停止表示されると、大当たり入賞が発生する。大当たり入賞が発生すると、盤面下方に設けられた大入賞口が開放されて多量のパチンコ球が入賞し易くなる大当たり遊技が行われる。
【0003】
特別図柄ゲームの変動表示中に、特別図柄が大当たり入賞を発生させる所定の組合せで揃う直前のリーチ状態になると、液晶表示装置の画面には、遊技者の大当たり発生への期待感を高めるリーチ演出が表示される。また、特別図柄ゲームの変動開始時等に、このリーチ状態へ発展することや最終的に大当たり入賞が発生することを予告する予告演出がなされることもある。この予告演出は、一般に、液晶表示装置の画面上に特殊なキャラクタ図柄を一瞬出現させたり、画面上の特定の部分の色を異ならせたりすること等によって行われる。
【0004】
また、この予告演出の一種として、スベリ演出と呼ばれる、特別図柄の停止態様を制御する演出が行われることもある。スベリ演出では、特別図柄ゲーム中に高速で変動表示されている特別図柄が、低速変動されてあたかも停止しそうになったタイミングから、再び高速変動された後に停止表示される。このスベリ演出が行われると、一旦停止しかけた特別図柄が、停止すると思われた位置から滑ったように見える。
【0005】
スベリ演出を行う場合は、高速変動の後に低速変動が行われる通常変動表示時間にスベリ演出を行う時間が加わるため、スベリ演出を行う特別図柄ゲームの変動表示時間は、スベリ演出を行わない場合よりも長くなる。このため、スベリ演出を行う場合も行わない場合も特別図柄ゲームの総変動表示時間を一定に保ち、特別図柄ゲームの処理制御の簡易化を図っているパチンコ機もある(例えば、特許文献1参照)。このパチンコ機では、スベリ演出時間を通常変動表示時間の低速変動表示時間内に組み込み、スベリ演出を行わない場合の低速変動時間を、スベリ演出を行う場合の低速変動時間とスベリ演出時間との和の時間に等しくすることにより、スベリ演出を行う場合も行わない場合も変動表示時間を一定に保っている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−45496号公報(図12参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のパチンコ機においては、演出内容を多彩にするため、特別図柄の滑りコマ数を異ならせた多種のスベリ演出が用意されている。しかしながら、各スベリ演出の変動時間は特別図柄の滑りコマ数によって異なり、特別図柄ゲームにおける変動演出パターンの種類は、変動時間が異なると異なるため、スベリ演出の種類に応じて増加してしまう。このため、異なる多数の変動演出パターンをデータとして保有しなければならず、プログラム容量を圧迫する要因の1つとなっていた。
【0008】
また、特許文献1に開示されたパチンコ機では、スベリ演出を行う場合と行わない場合とで変動表示時間が変わらないようにしているが、演出内容を多彩にするために多種のスベリ演出を用意しようとすると、やはり、特別図柄ゲームにおける変動演出パターンの種類はスベリ演出の種類に応じて増加してしまい、上記と同様な問題が生じる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、複数の特別図柄を変動表示する図柄表示手段と、特別図柄の変動表示を一旦停止させかけてから再度変動させた後に停止させるスベリ演出の種類によって図柄表示手段の図柄変動表示を複数種類行う図柄表示制御手段とを備えて構成される遊技機において、図柄表示制御手段が、複数種類のスベリ演出を同一の時間で行うことを特徴とする。例えば、図柄表示手段が特別図柄が外周に描かれた回転リールである場合には、図柄表示制御手段は、この回転リールのスベリ演出時の回転速度をスベリ演出の種類に応じて変更してスベリ演出を同一の時間で行う。
【0010】
このような構成によれば、各種類のスベリ演出を行う各図柄変動表示が全て同一の時間で行われるので、これら図柄変動表示の全てを同一の変動演出パターンとすることが出来る。
【0011】
また、本発明は、抽選により大当たり入賞を発生させるか否かの大当たり判定を行う大当たり判定手段を備え、複数種類のスベリ演出が大当たり判定の結果が大当たり入賞である確率を表す大当たり信頼度に対応付けられており、図柄表示制御手段が、大当たり判定の結果に基づいて複数種類のスベリ演出のいずれかで図柄変動表示を行うことを特徴とする。
【0012】
このような構成によれば、実行されるスベリ演出の種類によって大当たり信頼度が報知される。例えば、図柄表示手段が特別図柄が外周に描かれた回転リールであり、図柄表示制御手段が、この回転リールのスベリ演出時の回転速度をスベリ演出の種類に応じて変更してスベリ演出を同一の時間で行う場合には、一定のスベリ演出時間において滑る特別図柄のコマ数の違いによってスベリ演出の種類が区別され、各スベリ演出時に滑る特別図柄のコマ数によって大当たり信頼度が報知される。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による遊技機をパチンコ機に適用した一実施形態について説明する。
【0014】
図1は、本実施形態によるパチンコ機1の遊技盤2を示す正面図である。遊技盤2の盤面中央には、回転リールユニットからなる特別図柄表示装置3が設けられている。この特別図柄表示装置3は複数の特別図柄を3行3列に表示する図柄表示手段を構成している。表示された特別図柄は、表示窓3a,3b,3cを介して各列3個ずつ観察される。表示窓3a,3b,3cには、表示された特別図柄の組み合わせを規定する5本の入賞ライン3La,3Lb,3Lc,3Ld,3Leが表示されている。特別図柄表示装置3に3行3列に表示された特別図柄がこれら入賞ライン3La〜3Leのいずれかに所定の大当たり組み合わせで揃うと、大当たり入賞が発生する。
【0015】
特別図柄表示装置3の下方には始動入賞口4が設けられている。この始動入賞口4にパチンコ球が入賞すると、特別図柄表示装置3に特別図柄が変動表示されて特別図柄ゲームが開始される。また、始動入賞口4の左右には、パチンコ球が入賞すると所定個数例えば10個の賞球が払い出される一般入賞口5が4個設けられている。また、始動入賞口4の下方には、大当たり入賞が発生すると行われる大当たり遊技において扉が開閉する大入賞口6が設けられている。
【0016】
大当たり遊技は、特別図柄の大当たり組み合わせが特別図柄ゲームの終了時にいずれかの入賞ライン3La〜3Leに停止表示してから行われ、大入賞口6に所定個数例えば10個のパチンコ球が入賞するまで、または所定時間例えば30秒が経過するまで、大入賞口6が開放したままになる遊技が最大で例えば15ラウンド行われる。ラウンド中に、大入賞口6へ入賞したパチンコ球が大入賞口6の内部に設けられたVゾーンと呼ばれる特定の領域に入賞すると、次のラウンドへ継続して進むことが出来るが、ラウンド中にVゾーンに入賞しなかった場合はいわゆるパンクとなり、15ラウンド到達以前であっても大当たり遊技はそのラウンドで打ち切られて終了となる。
【0017】
また、特別図柄表示装置3の右方には、「○」印を背後から照らす緑色LED(発光ダイオード)および「×」印を背後から照らす赤色LEDが上下に並設された普通図柄表示装置7が設けられている。普通図柄表示装置7は、始動入賞口4の左下方に設けられた通過ゲート9をパチンコ球が通過すると、緑色LEDおよび赤色LEDを交互に点滅させて普通図柄ゲームを開始する。この普通図柄ゲームでは、緑色LEDの点灯で停止すると入賞発生となり、始動入賞口4の球受入口が一定時間拡張する。また、特別図柄表示装置3の直ぐ下方には、8個のLEDが機器前面に横一列に配設された8連LED表示装置8が設けられており、その発光態様によって報知演出等を行う。
【0018】
図2は特別図柄表示装置3を構成する回転リールユニット20の構成を示す正面透視図であり、図3はその平面図、図4はその右側面図である。
【0019】
特別図柄表示装置3の表示窓3a,3b,3cの背後に設けられたリールケース21内には、各表示窓3a,3b,3cに対応する位置に3個の回転リール22a,22b,22cが収納されている。各回転リール22a,22b,22cは、ステッピングモータ23a,23b,23cにリールドラム24a,24b,24cが装着されて構成されている。各リールドラム24a,24b,24cの外周には複数の特別図柄が描かれたリール帯25a,25b,25cが貼られている。特別図柄表示装置3は、ステッピングモータ23a,23b,23cによってリールドラム24a,24b,24cを回転させ、例えば、左側の回転リール22a、右側の回転リール22c、真ん中の回転リール22bの順で回転を停止させて、3列3行計9個の特別図柄の組み合わせを表示窓3a,3b,3cに停止表示させる。
【0020】
リールドラム24a,24b,24cには位置検出用のインデックス26a,26b,26cが設けられており、このインデックス26a〜26cが図示しないインデックス検出用のセンサによって検出されることにより、リールドラム24a〜24cの初期位置(停止位置)が検出される。
【0021】
また、各回転リール22a,22b,22cの内部には、各リール帯25a,25b,25cに描かれた特別図柄を背後から照明するリールバックライト27a,27b,27cが設けられている。これらリールバックライト27a,27b,27cは、各表示窓3a,3b,3cに3個ずつ表示される特別図柄をそれぞれ背後から照明する一対の内蔵LEDa1,a2、LEDb1,b2、LEDc1,c2が、図5に示すように各回転リール22a,22b,22c毎に3組ずつ設けられて構成されている。
【0022】
図6は、リールドラム24a,24b,24cの外周に貼られたリール帯25a,25b,25cに描かれた特別図柄の列を示している。各特別図柄列は、複数種類の特別図柄が12個配列されて構成されており、図の左から順に左リール22a,中リール22b,右リール22cに対応している。各特別図柄には“1〜12”のコードナンバが付されており、各回転リール22a,22b,22cは特別図柄列が図の下方向に移動するように回転駆動される。
【0023】
特別図柄の種類には、数字の7と太鼓のばちを持ったキャラクタとの組み合わせからなる「ばち」、数字の7と金魚すくいのすくい手(ポイ)を持ったキャラクタとの組み合わせからなる「金魚すくい」、および、数字の7と祭団扇を持ったキャラクタとの組み合わせからなる「団扇」がある。また、その他に、太鼓の絵からなる「太鼓」、金魚の絵からなる「金魚」、風車の絵からなる「風車」、および、水風船ヨーヨーの絵からなる「ヨーヨー」といった特別図柄がある。このうち、特別図柄「ヨーヨー」を除くそれ以外のいずれかの特別図柄が、表示窓3a,3b,3cのいずれかの入賞ライン3La〜3Le上に3個揃って停止表示されると大当たり入賞が発生する。
【0024】
大当たり入賞には、大当たり遊技後の次回の特別図柄ゲームにおける大当たり判定が所定の大当たり入賞発生確率で行われる通常大当たりと、大当たり遊技後の次回の特別図柄ゲームにおける大当たり判定が所定の大当たり入賞発生確率よりも高い大当たり入賞発生確率で行われる確率変動大当たりとがある。本実施形態においては、上述の大当たり入賞になる特別図柄の組み合わせのうち、図7(a)に示す、「太鼓」、「金魚」、または「風車」の組み合わせの何れかが揃うと通常大当たりが発生し、図7(b)に示す、「ばち」、「金魚すくい」、または「団扇」の組み合わせのいずれかが揃うと確率変動大当たりが発生する。
【0025】
図8は、本実施形態によるパチンコ機1の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。この電子回路は主基板30を主な構成要素として遊技盤2の背面に形成されている。
【0026】
主基板30には、中央演算処理装置(CPU)や記憶手段である読み書き可能メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)といった電子部品が実装されている。ROMには、CPUがパチンコ機の遊技動作を処理制御するためのプログラムが記憶格納されており、その他、後述する乱数抽選によって大当たり判定をする際に参照される大当たり判定テーブルや、演出パターンを抽選する際に参照される演出パターン選択テーブル等の各種確率テーブルも記憶格納されている。このうち、演出パターン選択テーブルは、特別図柄ゲームにおいて特別図柄表示装置3に表示される特別図柄の変動パターンを、演出パターン選択用乱数カウンタを用いた乱数抽選により、複数種類の演出パターンに振り分けるものである。演出パターン選択テーブルは、特別図柄ゲームが大当たりである場合の演出パターンである大当たり演出パターン、リーチ有りのハズレの場合の演出パターンであるリーチ有りハズレ演出パターン、およびリーチ無しのハズレの場合に選択されるリーチ無しハズレ演出パターン、とから構成されている。また、演出パターンには、スベリ演出を行うものとスベリ演出を行わないものとがある。
【0027】
また、主基板30は、大当たり判定用乱数カウンタ、大当たり図柄決定用乱数カウンタ、ハズレ図柄決定用乱数カウンタ、リーチ動作決定用乱数カウンタおよび演出パターン選択用乱数カウンタといった各種乱数カウンタをCPUに持っている。このうち、ハズレ図柄決定用乱数カウンタは、左図柄決定用乱数カウンタ、中図柄決定用乱数カウンタおよび右図柄決定用乱数カウンタを備えて構成されている。主基板30は、大当たり判定用乱数カウンタを用い、抽選により大当たり入賞を発生させるか否かの大当たり判定を行う大当たり判定手段を構成している。
【0028】
主基板30には、始動入賞口4へ入賞したパチンコ球を検知する始動入賞球センサ4S、一般入賞口5へ入賞したパチンコ球を検知する一般入賞球センサ5S、大入賞口6へ入賞したパチンコ球を検知する大入賞球センサ6S、始動ゲート9を通過したパチンコ球を検知する通過球センサ9S、および大入賞口6に設けられたVゾーンへ入賞したパチンコ球を検知するV入賞球センサ10Sが接続されている。
【0029】
主基板30からの制御信号により動作が制御される主な装置としては、始動入賞口4の球受入口を拡張させる始動入賞装置31、大入賞口6の扉を開閉させる大入賞装置32、スピーカ等の音声出力装置33、賞球や貸球を払い出す払出装置34、パチンコ球を遊技盤2の盤面に発射する玉発射装置35、および前述の8連LED表示装置8がある。8連LED表示装置8はLED制御基板36、音声出力装置33は音声制御基板37、払出装置34および発射装置35は賞球制御基板38によってそれぞれ動作が制御される。
【0030】
また、特別図柄表示装置3も主基板30からの制御信号により、図柄制御基板40によって動作が制御される。図柄制御基板40には、図柄制御を実行するCPU41や、このCPU41で実行する図柄制御プログラムを格納するROM42、図柄制御プログラムを実行するときに一時的な記憶手段として用いられるRAM43が実装されている。また、図柄制御基板40には、CTC(カウンタ・タイマ・サーキット)44、リセットIC45、LED制御インターフェイス46、およびステッピングモータ制御インターフェイス47が実装されている。CTC44は、所定時間毎に割り込みをかけ、制御プログラムによるCPU41の処理が異常な処理ルーチンに入ったことを検出すると、CPU41を初期状態に戻すためのリセット命令を発する。リセットIC45は、CTC44からのリセット命令によりリセット信号を発する。LED制御インターフェイス46は、リールバックライト27a,27b,27cを構成する各内蔵LEDa1,a2、LEDb1,b2、LEDc1,c2の点灯制御を行う。ステッピングモータ制御インターフェイス47は、CPU41からの制御信号をステッピングモータ23a〜23cに出力し、回転リール22a〜22cを回転駆動する。
【0031】
主基板30および図柄制御基板40は、複数の特別図柄を特別図柄表示装置3に変動表示させて、この変動表示の停止時に特別図柄の変動表示を一旦停止させかけてから再度変動させた後に停止させるスベリ演出を行ない、このスベリ演出の種類によって図柄変動表示を複数種類行う図柄表示制御手段を構成している。本実施形態においては、スベリ演出は、右側の回転リール22cが変動表示の停止時に一旦停止しかけてから再度変動して行われ、特別図柄のスベリコマ数は4コマ,5コマ,6コマ,7コマ,8コマの5種類に設定されている。これらのスベリコマ数は、スベリ演出を行う場合に、後述するスベリコマ数抽選処理において、大当たり判定の結果に基づいて5種類のうちのいずれかが抽選される。
【0032】
図9は、図柄制御基板40のROM42に格納された、上記スベリコマ数の抽選に用いられるスベリコマ数抽選テーブルを概略的に示す図である。大当たり判定の結果が大当たり入賞の場合の抽選の際には、同図(a)に示す大当たり用スベリコマ数抽選テーブルが用いられ、大当たり判定の結果がハズレの場合の抽選の際には、同図(b)に示すハズレ用スベリコマ数抽選テーブルが用いられる。各スベリコマ数の抽選確率は、大当たり用のテーブルが参照された場合、4コマ、5コマおよび7コマが抽選される確率は10〔%〕、8コマが抽選される確率は20〔%〕、6コマが抽選される確率は50〔%〕となっている。また、ハズレ用のテーブルが参照された場合は、4コマ、5コマおよび7コマが抽選される確率は25〔%〕、6コマが抽選される確率は5〔%〕、8コマが抽選される確率は20〔%〕となっている。これら各テーブルが用いられて決定されるスベリコマ数は、大当たり判定の結果が大当たり入賞である確率を表す大当たり信頼度に対応付けられており、大当たり入賞の場合は6コマになる確率が高く、また、ハズレの場合は、6コマになる確率が低くなっていて、その他のコマ数になる確率はほぼ等しくなっている。つまり、スベリ演出によって滑り進んだ特別図柄のスベリコマ数が6コマの場合、大当たり入賞になる確率が高い。
【0033】
本実施形態においては、図柄表示制御手段である主基板30および図柄制御基板40は、右回転リール22cのスベリ演出時の回転速度をスベリ演出の種類に応じて変更して、上記5種類のスベリ演出を同一の時間で行う。つまり、同一の回転速度で4,5,6,7,8コマの各スベリ演出を行うと、それぞれの変動時間は異なってしまうが、スベリコマ数に応じて右回転リール22cの回転速度を制御することにより、スベリコマ数が4,5,6,7,8コマいずれの場合であっても各スベリ演出を同一の時間で行う。
【0034】
次に、本実施形態によるパチンコ機1の遊技動作の処理について説明する。
【0035】
図10は、本実施形態によるパチンコ機1の主基板30で行われるメイン遊技処理の概略を示すフローチャートである。メイン遊技処理では、パチンコ機1の電源が投入されると、まず始めに、主基板30のCPUがリセットされて動作の初期設定処理が行われる(図10,ステップ101参照)。次に、割込み許可フラグがセットされて割込処理が許可され(ステップ102)、続いて、特別図柄ゲーム制御処理が行われる(ステップ103)。
【0036】
図11は、所定時間毎例えば3〔msec〕ごとに主基板30で行われる割込処理の概略を示すフローチャートである。
【0037】
この割込処理においては、まず、始めに、主基板30のCPU内の各レジスタの内容がRAMに退避される(図11,ステップ201参照)。次に、各種乱数カウンタの更新処理がCPUによって行われる(ステップ202)。この乱数カウンタの更新処理では、大当たり判定用乱数カウンタや大当り図柄決定用乱数カウンタ、演出パターン選択用乱数カウンタ等の各カウント値が割込処理毎にカウントアップされて更新される。次に、大当たりが発生した際に開放する大入賞口6の開放時間や特別図柄の変動表示時間等を計時するタイマの更新処理が行われ(ステップ203)、続いて、各入力信号処理が行われる(ステップ204)。
【0038】
各入力信号処理では、大当たり遊技中に大入賞口6にパチンコ球が入賞して、これを検知した大入賞球センサ6Sからの入力信号があるか否かがチェックされ、後述する払出処理において例えば15個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。また、一般入賞口5にパチンコ球が入賞して、これを検知した一般入賞球センサ5Sからの入力信号があるか否かがチェックされ、払出処理において例えば10個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。また、始動入賞口4にパチンコ球が入賞して、これを検知した始動入賞球センサ4Sからの入力信号があるか否かがチェックされ、払出処理において例えば5個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。また、通過ゲート9をパチンコ球が通過して、これを検知した通過球センサ9Sからの入力信号があるか否かがチェックされ、普通図柄処理を行う制御命令が生成される。
【0039】
各入力信号処理に続いて、次に、上記の普通図柄処理が行われる(ステップ205)。この普通図柄処理では、まず、上述の各入力信号処理において通過球センサ9Sからの入力信号に応じた制御命令が生成されていると、CPUによって普通図柄入賞判定が行われる。この普通図柄入賞判定は、CPUが持つ普通図柄判定用乱数カウンタから乱数が抽出され、抽出された乱数がROMに記憶格納された普通図柄選択テーブルの入賞区画にあるか否かが判定されることによって行われる。そして、この普通図柄入賞判定の判定結果に基づき、CPUによって普通図柄表示装置7を構成する緑色および赤色の2つのLEDが点灯制御される。判定結果が当たりの場合は、交互に点滅制御されていた緑色LEDと赤色LEDとが緑色LEDのみの点灯にされて「○」印が照らし出され、始動入賞口4の球受入口が一定時間拡張される。また、判定結果がハズレの場合は、交互に点滅制御されていた緑色LEDと赤色LEDとが赤色LEDのみの点灯にされて「×」印が照らし出され、普通図柄処理は終了する。
【0040】
次に、装飾制御処理が行われ(ステップ206)、続いて払出処理が行われる(ステップ207)。装飾制御処理では、主基板30からの制御信号によって、枠ランプ等の各種装飾ランプが発光制御される。払出処理では、前述の各種入力信号処理の処理結果に応じて賞球制御基板38へ制御信号が送信される。払出装置34は、この制御信号に基づいて制御され、所定数の賞球を払い出す。
【0041】
次に、各種装置から発生されるエラー信号に応じ、各信号に対して予め定められたエラー処理が行われる(ステップ208)。次に、コマンド送信処理が行われ(ステップ209)、RAMに記憶格納された各制御信号が、図柄制御基板40、LED制御基板36、音制御基板37および賞球制御基板38等に送信される。特別図柄表示装置3、8連LED8、音声出力装置33、および払出装置34は、このステップ209で送信された制御信号に基づいて駆動される。
【0042】
次に、ステップ201でRAMに退避された主基板30のCPU内の各レジスタの内容が復帰され(ステップ210)、割込許可フラグがセットされて(ステップ211)、割込処理は終了する。
【0043】
図12は、図10に示したメイン遊技制御処理のステップ103において行われる特別図柄ゲーム制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【0044】
特別図柄ゲーム制御処理では、まず、パチンコ球の始動入賞口4への入賞があるか否かが判別される(図12,ステップ111参照)。始動入賞口4への入賞がない場合は、装飾ランプ等によって通常遊技表示やデモ表示がされる(ステップ112)。一方、始動入賞口4への入賞がある場合、大当たり判定が行われる。大当たり判定は、主基板30のCPUが大当たり判定用乱数カウンタから乱数を抽出し、抽出した乱数値がROMに記憶格納された大当たり判定テーブルの大当たりの区画にあるか否かを判定することによって行われる。抽出した乱数値が大当たりの区画にあると大当たり入賞になり、大当たりの区画にないとハズレになる。
【0045】
次に、大当たり判定の結果が大当たりであるか否かが判別され(ステップ113)、大当たりである場合、大当たり図柄が決定される(ステップ114)。大当たり図柄の決定に際し、CPUは、大当たり図柄決定用乱数カウンタより乱数を抽出し、大当たり図柄決定用テーブルを参照して特別図柄の1つの大当たり組み合わせを決定する。続いて、CPUは、演出パターン選択用乱数カウンタから乱数を抽出し、主基板30のROMに格納された演出パターン選択テーブルを参照して1つの大当たり演出パターンを決定する(ステップ115)。
【0046】
一方、ステップ113の判別の結果が大当たりでない場合、つまり、ハズレの場合は、リーチを発生させてからハズレにするか、リーチを発生させずにそのままハズレにするかが決定される(ステップ116)。リーチを発生させるか否かの決定に際し、CPUは、リーチ動作決定用乱数カウンタより乱数を抽出し、抽出した乱数値がリーチ判定テーブルの「リーチ有り」または「リーチ無し」の何れの区画に属するかを判定してリーチ演出を行うか否かを決定する。この判定の結果、リーチ有りとなった場合、CPUは、ハズレ図柄決定用乱数カウンタから乱数を抽出し、ROMに記憶された停止図柄選択テーブルを参照して、リーチ演出が行われてからハズレになるようにハズレ停止図柄を決定する(ステップ117)。続いて、CPUは、演出パターン選択用乱数カウンタより乱数を抽出し、演出パターン選択テーブルを参照して1つのリーチ有りハズレ演出パターンを決定する(ステップ118)。
【0047】
また、ステップ116でリーチ無しとなった場合は、CPUは、ハズレ図柄決定用乱数カウンタから乱数を抽出し、停止図柄選択テーブルを参照して、リーチ演出が行われずにハズレになるようにハズレ停止図柄を決定する(ステップ119)。続いて、CPUは、演出パターン選択用乱数カウンタより乱数を抽出し、演出パターン選択テーブルを参照して1つのリーチ無しハズレ演出パターンを決定する(ステップ120)。
【0048】
次に、決定された特別図柄の停止表示並びに選択された演出パターンでの演出がなされるように、図柄制御基板40に対する制御信号(コマンド)がCPUによって生成され、一時主基板30のRAMに記憶格納される(ステップ121)。RAMに記憶格納された制御コマンドは、前述した図11の割込み処理のステップ209において図柄制御基板40へ送信される。
【0049】
次に、大当たり判定の結果が大当たりであったか否かが判別される(ステップ122)。大当たり判定の結果が大当たりであった場合は、大当たり遊技処理が行われる(ステップ123)。この大当たり遊技処理では、大当たり遊技中の大入賞口6の扉の開閉管理に関する制御が行われる。その後、特別図柄ゲーム制御終了処理(ステップ124)が行われて特別図柄ゲーム制御処理は終了する。一方、ステップ122の判別の結果が大当たりでない場合は、ステップ124の特別図柄ゲーム制御終了処理が行われて、特別図柄ゲーム制御処理は終了する。
【0050】
図13は、図柄制御基板40で行われる処理の概略を示すフローチャートである。
【0051】
図柄制御基板40では、パチンコ機1の電源投入時にCPU41の動作の初期設定処理が行われる(図13,ステップ301参照)。次に、主基板30より受信した受信コマンドの解析が行われ(ステップ302)、その後、解析されたコマンドに基づく演出管理処理が行われ(ステップ303)、乱数が更新される(ステップ304)。
【0052】
また、図柄制御基板40は、主基板30からコマンドが送信されると、図14に示すように、主基板30からのコマンドデータを受信し(図14,ステップ311参照)、その受信したコマンドデータをRAM43に格納する(ステップ312)。
【0053】
図15は、上記RAM43に格納されたコマンドデータが、演出パターン選択テーブルを用いた抽選により決定された特別図柄の変動パターンを指定するコマンドの場合に行われる演出パターン指定コマンド受信処理の概略を示すフローチャートである。まず始めに、受信した演出パターン指定コマンドの演出パターンデータがスベリ演出を行う演出パターンであるか否かが判別される(図15,ステップ351参照)。受信したコマンドデータがスベリ演出を行う演出パターンでない場合は、処理はそのまま終了する。一方、スベリ演出を行う演出パターンである場合は、続いて、スベリ演出のスベリコマ数が抽選により決定される(ステップ352)。スベリコマ数の抽選に際して、CPU41は、受信したデータが大当たり演出パターンである場合は、図9(a)に示した大当たり用スベリコマ数抽選テーブルを参照して乱数抽選によりスベリ演出のスベリコマ数を選択する。また、受信したデータがハズレ演出パターンである場合は、図9(b)に示したハズレ用スベリコマ数抽選テーブルを参照して乱数抽選によりスベリ演出のスベリコマ数を選択する。
【0054】
図16は、所定時間毎例えば0.75〔msec〕ごとに図柄制御基板40で行われる内部タイマ割込み処理の概略を示すフローチャートである。この内部タイマ割込み処理では、まず、回転リール22a〜22cのリールドラム24a〜24cの変動制御や、リールバックライト27a〜27cの点灯を行うためのデータ出力処理が行われる(図16,ステップ321参照)。次に、リールドラム24a〜24cの初期位置を把握するために、インデックス検出用のセンサによってリールドラム24a〜24cのインデックス26a〜26cが検出され、入力したデータが1→0→0と変化した時点でインデックス26a〜26cの検知として、その場所がリールドラム24a,24b,24cの初期値として読み込まれる(ステップ322)。次に、特別図柄制御処理が行われ(ステップ323)、続いて、バックライト制御処理が行われる(ステップ324)。
【0055】
図17は、上記内部タイマ割込み処理のステップ323において行われる特別図柄制御処理の詳細を示すフローチャートである。この特別図柄制御処理では、まず、主基板30から入力した変動コマンドに応じて左側の回転リール22aの回転制御が開始される(図17,ステップ331参照)。次に、主基板30から入力した変動コマンドに応じて右側の回転リール22cの回転制御が開始され(ステップ332)、続いて、真ん中の回転リール22bの回転制御が開始される(ステップ333)。その後、各回転リール22a,22b,22cの回転制御に関する動作信号が生成され(ステップ334)、特別図柄制御処理は終了する。このようにして生成された動作信号をステッピングモータ制御インターフェイス47がステッピングモータ23a〜23cに出力して、各回転リール22a〜22cの回転制御が行われる。
【0056】
例えば、変動コマンドが、右側の回転リール22cについてスベリコマ数が6コマのスベリ演出を行うものである場合、まず、左側の回転リール22aが、図18(a),(b)に順に示すように「太鼓」、「ヨーヨー」の順で回転してきて、図18(c)に示すように「ばち」の図柄が入賞ライン3La上に位置して停止する。次いで、右側の回転リール22cが、図19(a),(b)に順に示すように「金魚すくい」、「ヨーヨー」の順に回転してきて、図19(c)に示すように「太鼓」の図柄が入賞ライン3Laに位置した後、図20(d)に示すようにスベリコマ数が6コマのスベリ演出が行われ、スベリ演出の開始から所定時間例えば1642.5〔msec〕後に、図20(e)に示すように「ばち」の図柄が入賞ライン3Laに位置して停止する。次いで、真ん中の回転リール22bが回転してきて、図21に示すように「ばち」の図柄が入賞ライン3Laに位置して停止する。この例では、スベリ演出のスベリコマ数が6コマであるが、スベリコマ数が4コマ、5コマ、7コマ、8コマの何れの場合でも、スベリ演出の開始から所定時間例えば1642.5〔msec〕経過後に所定図柄が入賞ライン3Laに位置して停止する。このように、スベリコマ数が4〜8コマいずれの場合であっても各スベリ演出は同一の時間でなされる。
【0057】
図22は、図16に示す内部タイマ割込み処理のステップ324において行われるバックライト制御処理の詳細を示すフローチャートである。このバックライト制御処理では、まず、パチンコ機1の各種エラーが発生したか否かが判別され(図22,ステップ341参照)、エラーが発生した場合は、エラー用の点灯が行われる(ステップ342)。このエラー用の点灯は、LED制御インターフェイス46により内蔵LEDa1,a2、LEDb1,b2、LEDc1,c2が不規則に点灯されるなどして行われる。通常の点灯状態とは異なるこの不規則な点灯状態によって、パチンコ機1の異常発生が遊技者に報知される。一方、ステップ341でエラーが発生してないと判別された場合は、LED制御インターフェイス46が駆動されてリールバックライト27a〜27cの所定の制御処理が行われる(ステップ343)。この所定の制御処理とは、大当たり発生時等に内蔵LEDa1,a2、LEDb1,b2、LEDc1,c2が所定のパターンで点滅されたりなどする処理である。続いて、このリールバックライト27a〜27cの制御結果の出力信号が生成され(ステップ344)、バックライト制御処理は終了する。
【0058】
このような本実施形態によるパチンコ機1によれば、特別図柄ゲームのスベリ演出において特別図柄のスベリコマ数が4〜8コマの何れの場合にも、各図柄変動表示が同一の時間で行われるので、これら図柄変動表示の全てを同一の変動演出パターンとすることが出来る。従って、上記各種類のスベリ演出を行う各図柄変動表示をそれぞれ異なる変動パターンのデータとして主基板30のROMに記憶格納する必要はなく、プログラム容量を圧迫することはない。
【0059】
また、本実施形態によれば、特別図柄ゲームにおいて実行されるスベリ演出のスベリコマ数が6コマの場合には、特別図柄ゲームの結果が大当たりになる確率が高く、一定のスベリ演出時間において滑る特別図柄のコマ数の違いによってスベリ演出の種類が区別され、各スベリ演出時に滑る特別図柄のコマ数によって大当たり信頼度が報知される。
【0060】
なお、本実施形態においては、スベリコマ抽選処理において抽選されるスベリ演出をスベリコマ数が4コマ〜8コマの5種類を設定した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、設定するスベリ演出の種類を4種類以下としても、6種類以上としてもよい。また、設定するスベリ演出には、特別図柄のスベリコマ数が3コマ以下のものが含まれても、9コマ以上のものが含まれてもよい。さらに、大当たり用スベリコマ数抽選テーブルおよびハズレ用スベリコマ数抽選テーブルの各スベリコマ数の抽選確率は任意であり、適宜変更して差し支えない。これらの構成によっても、上記実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0061】
また、本実施形態においては、右側の回転リール22cの変動表示の停止の際にスベリ演出を行う構成としたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、左側の回転リール22aまたは真ん中の回転リール22bの変動停止の際にスベリ演出を行う構成としても、また、各リール22a〜22cのうちの何れか2つまたは全部の変動停止の際にそれぞれスベリ演出を行う構成としてもよい。
【0062】
また、本実施形態においては、スベリコマ数が4コマ〜8コマの各スベリ演出の開始から、右側の回転リール22cの停止までに要する時間が1642.5〔msec〕の場合について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、1642.5〔msec〕より長時間でも、また短い時間に設定してもよい。
【0063】
さらに、本実施形態においては、複数の特別図柄を変動表示する図柄表示手段として、特別図柄が外周に描かれた回転リールを用いて、図柄表示制御手段である主基板30および図柄制御基板40が、回転リール22a〜22cのスベリ演出時の回転速度を、スベリ演出の種類に応じて変更することによりスベリ演出を同一の時間で行う構成としたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、図柄表示手段として液晶表示装置等の画像表示装置を用いて、スベリ演出のスベリコマ数に応じて主基板30および図柄制御基板40が液晶表示装置に表示される各特別図柄の表示時間間隔を変更して各種類のスベリ演出を同一の時間で行う構成してもよい。
【0064】
また、本実施形態においては、本発明をパチンコ機に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、上記の実施形態で説明したゲームプログラムを家庭用ゲーム機やパーソナルコンピュータ等に備えられたコンピュータで実行することもできる。この場合においても、上記の実施形態と同様な作用・効果が奏される。この構成によっても、上記実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、各種類のスベリ演出を行う各図柄変動表示が全て同一の時間で行われるので、これら図柄変動表示の全てを同一の変動演出パターンとすることが出来る。従って、各種類のスベリ演出を行う各図柄変動表示をそれぞれ異なる変動パターンのデータとして保有する必要はなくなる。この結果、スベリ演出の種類を多様化させても、プログラム容量を圧迫することはない。
【0066】
また、実行されるスベリ演出の種類によって大当たり信頼度が報知される構成の場合には、一定のスベリ演出時間において滑る特別図柄のコマ数の違いによってスベリ演出の種類が区別され、各スベリ演出時に滑る特別図柄のコマ数によって大当たり信頼度が報知される。従って、遊技者は、図柄変動表示中にスベリ演出を見て、大当たり入賞が発生するか否かをある程度推測出来るようになる。この結果、遊技の面白味が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるパチンコ機の遊技盤面を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施形態によるパチンコ機の特別図柄表示装置を構成する回転リールユニットの正面透視図である。
【図3】図2に示す回転リールユニットの平面透視図である。
【図4】図2に示す回転リールユニットの側面透視図である。
【図5】図2に示す回転リールユニットに設けられたリールバックライトの構成を概略的に示す図である。
【図6】図2に示す回転リールユニットの回転リールの外周に描かれた特別図柄列を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態での、大当たりにおける特別図柄の組み合わせと、確率変動大当たりにおける特別図柄の組み合わせとを示す図である。
【図8】本発明の一実施形態によるパチンコ機の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。
【図9】(a)はスベリコマ数の抽選に用いられる大当たり用スベリコマ数抽選テーブル、(b)はハズレ用スベリコマ数抽選テーブルを概略的に示す図である。
【図10】本発明の一実施形態によるパチンコ機において主基板が行うメイン遊技制御処理の概略を示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態によるパチンコ機において主基板が行う割込処理の概略を示すフローチャートである。
【図12】図10に示すフローチャート中の特別図柄ゲーム制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態によるパチンコ機において図柄制御基板が行う遊技処理の概略を示すフローチャートである。
【図14】本発明の一実施形態によるパチンコ機において図柄制御基板が行う主基板STB入力処理の概略を示すフローチャートである。
【図15】本発明の一実施形態によるパチンコ機において図柄制御基板が行う演出パターン指定コマンド受信処理の概略を示すフローチャートである。
【図16】本発明の一実施形態によるパチンコ機において図柄制御基板が行う内部タイマ割込み処理の概略を示すフローチャートである。
【図17】図16に示すフローチャート中の特別図柄制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【図18】図17に示すフローチャート中の特別図柄制御処理における左リールの回転制御の際の図柄の変動状態を示す図である。
【図19】図17に示すフローチャート中の特別図柄制御処理における右リールの回転制御の際の図柄の第1の変動状態を示す図である。
【図20】図17に示すフローチャート中の特別図柄制御処理における右リールの回転制御の際の図柄の第2の変動状態を示す図である。
【図21】図17に示すフローチャート中の特別図柄制御処理における中リールの回転制御の際の図柄の変動状態を示す図である。
【図22】図16に示すフローチャート中のバックライト制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…パチンコ機
2…遊技盤
3…特別図柄表示装置
3a,3b,3c…表示窓
3La,3Lb,3Lc,3Lc,3Ld,3Le…入賞ライン
4…始動入賞口
5…一般入賞口
6…大入賞口
6VS…V入賞球センサ
8…8連LED
20…回転リールユニット
22a,22b,22c…回転リール
27a,27b,27c…リールバックライト
a1,a2、b1,b2、c1,c2…内蔵LED
30…主基板
36…LED制御基板
37…音制御基板
40…図柄制御基板
41…CPU(中央演算処理装置)
42…ROM(読み出し専用メモリ)
43…RAM(読み書き可能メモリ)
46…LED制御インターフェイス[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a gaming machine that performs a slide effect in a symbol variation display.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there is a pachinko machine as this type of game machine. In a conventional general pachinko machine, a predetermined number of prize balls are paid out when a pachinko ball hit on the board of a game board wins a general winning opening while flowing down the board. Further, when the winning prize port is won, a jackpot determination is performed, and the effect is determined based on the determination result of the jackpot determination. Then, based on the determination result of the jackpot determination and the determined effect, a special symbol game in which a plurality of special symbols are variably displayed in a plurality of columns on a liquid crystal display device provided at the center of the game board is played. In the special symbol game, when a plurality of rows of the special symbols which are variably displayed are stopped and displayed in a predetermined combination such as the same symbol, a big hit prize is generated. When a jackpot win occurs, a jackpot game provided below the board is opened, and a jackpot game in which a large amount of pachinko balls are easily won is performed.
[0003]
When the special symbol game reaches the reach state immediately before the special symbols are arranged in a predetermined combination for generating a jackpot prize during the fluctuation display of the special symbol game, the liquid crystal display screen displays a reach effect that enhances the player's expectation of the occurrence of the jackpot. Is displayed. In addition, at the start of the change of the special symbol game or the like, an announcement effect may be given to announce that the game will progress to the reach state or that a jackpot winning will eventually occur. This announcement effect is generally performed by, for example, causing a special character pattern to appear on the screen of the liquid crystal display device for a moment, or changing the color of a specific portion on the screen.
[0004]
Further, as one type of the notice effect, an effect called a slip effect, which controls a stop mode of a special symbol, may be performed. In the slide effect, the special symbol that is displayed at a high speed during the special symbol game is stopped and displayed after the high speed is changed again from the timing at which the special symbol is likely to stop due to the low speed fluctuation. When this sliding effect is performed, the special symbol that has stopped temporarily appears to have slid from the position where it was thought to stop.
[0005]
When performing a slip effect, since the time to perform the slip effect is added to the normal fluctuation display time in which the low speed change is performed after the high speed change, the fluctuation display time of the special symbol game that performs the slip effect is longer than when no slip effect is performed Is also longer. For this reason, there is a pachinko machine in which the total fluctuation display time of the special symbol game is kept constant and the processing control of the special symbol game is simplified regardless of whether the slide effect is performed or not (for example, see Patent Document 1). ). In this pachinko machine, the slippage production time is incorporated into the low-speed fluctuation display time of the normal fluctuation display time, and the low-speed fluctuation time when the slide effect is not performed is the sum of the low-speed fluctuation time and the slide production time when the slide production is performed. The variable display time is kept constant regardless of whether the slide effect is performed or not.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-45496 (see FIG. 12)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned conventional pachinko machine, in order to provide various effects, various types of slip effects with different numbers of sliding symbols for special symbols are prepared. However, the fluctuation time of each slide effect differs depending on the number of sliding symbols of the special symbol, and the type of the fluctuation effect pattern in the special symbol game is different when the fluctuation time is different, and therefore increases according to the type of the slide effect. For this reason, a large number of different fluctuating effect patterns must be held as data, which is one of the factors that presses the program capacity.
[0008]
Further, in the pachinko machine disclosed in
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made to solve such a problem, and a symbol display means for variably displaying a plurality of special symbols, and temporarily stopping the variability display of the special symbols, and then changing and then stopping the variability display. In a gaming machine including a symbol display control unit that performs a plurality of types of symbol change display of the symbol display unit according to the type of the slide effect, the symbol display control unit performs a plurality of types of the slide effect at the same time. Features. For example, when the symbol display means is a spinning reel having a special symbol drawn on the outer periphery, the symbol display control means changes the rotation speed of the spinning reel at the time of the slipping effect according to the type of the slipping effect. The production takes place at the same time.
[0010]
According to such a configuration, all of the symbol variable displays for performing each type of slide effect are performed at the same time, so that all of the symbol variable displays can be set to the same variable effect pattern.
[0011]
In addition, the present invention includes a jackpot determining means for determining whether a jackpot winning is generated by a lottery, and a plurality of types of slip effects correspond to a jackpot reliability representing a probability that the result of the jackpot determination is a jackpot winning. The symbol display control means performs symbol variation display in one of a plurality of types of slip effects based on the result of the jackpot determination.
[0012]
According to such a configuration, the jackpot reliability is notified according to the type of the sliding effect to be executed. For example, the symbol display means is a spinning reel on which a special symbol is drawn on the outer periphery, and the symbol display control means changes the rotation speed of the spinning reel at the time of the slipping effect in accordance with the type of the slipping effect to make the slipping effect the same. In this case, the type of the slip effect is distinguished by the difference in the number of frames of the special symbol that slides during a certain slide effect time, and the jackpot reliability is reported by the number of frames of the special symbol that slide during each slip effect.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment in which the gaming machine according to the present invention is applied to a pachinko machine will be described.
[0014]
FIG. 1 is a front view showing a
[0015]
Below the special
[0016]
The jackpot game is performed after the jackpot combination of the special symbols is stopped and displayed on any of the winning lines 3La to 3Le at the end of the special symbol game, and until a predetermined number, for example, ten pachinko balls are won in the special winning
[0017]
On the right side of the special
[0018]
FIG. 2 is a front perspective view showing the configuration of the
[0019]
In the
[0020]
The
[0021]
Further, inside each of the
[0022]
FIG. 6 shows a row of special symbols drawn on the reel bands 25a, 25b, 25c attached to the outer periphery of the
[0023]
The special symbol type is "Bachi", which is a combination of a
[0024]
The jackpot prize includes a normal jackpot in which the jackpot determination in the next special symbol game after the jackpot game is performed at a predetermined jackpot prize occurrence probability, and a jackpot determination in the next special symbol game after the jackpot game determines the predetermined jackpot prize occurrence probability. There is a probability fluctuation jackpot that is performed with a higher jackpot winning probability. In the present embodiment, among the special symbol combinations that result in the above-described jackpot prize, if any of the combinations of “taiko”, “goldfish”, or “windmill” shown in FIG. When a combination of “bachi”, “goldfish scooping”, or “fan” shown in FIG.
[0025]
FIG. 8 is a block diagram showing a main configuration of an electronic circuit for processing and controlling a game operation of the
[0026]
Electronic components such as a central processing unit (CPU), a readable / writable memory (RAM) as a storage unit, and a read-only memory (ROM) are mounted on the
[0027]
Further, the
[0028]
The
[0029]
The main devices whose operations are controlled by control signals from the
[0030]
The operation of the special
[0031]
The
[0032]
FIG. 9 is a diagram schematically showing a slip-frame number lottery table stored in the
[0033]
In the present embodiment, the
[0034]
Next, processing of the game operation of the
[0035]
FIG. 10 is a flowchart schematically showing a main game process performed on the
[0036]
FIG. 11 is a flowchart showing an outline of the interrupt processing performed on the
[0037]
In this interrupt processing, first, the contents of each register in the CPU of the
[0038]
In each input signal processing, a pachinko ball wins in the special winning
[0039]
Subsequent to each input signal processing, the above-described ordinary symbol processing is performed (step 205). In this ordinary symbol processing, first, when a control command corresponding to the input signal from the passing ball sensor 9S is generated in each of the above-described input signal processes, the ordinary symbol winning determination is performed by the CPU. In the ordinary symbol winning determination, a random number is extracted from an ordinary symbol determining random number counter of the CPU, and it is determined whether or not the extracted random number is in a winning section of the ordinary symbol selection table stored in the ROM. Done by Then, based on the result of the ordinary symbol winning determination, the CPU controls the lighting of the two green and red LEDs constituting the ordinary
[0040]
Next, decoration control processing is performed (step 206), and subsequently, payout processing is performed (step 207). In the decoration control processing, the emission of various decorative lamps such as a frame lamp is controlled by a control signal from the
[0041]
Next, predetermined error processing is performed on each signal according to error signals generated from various devices (step 208). Next, a command transmission process is performed (step 209), and each control signal stored in the RAM is transmitted to the symbol control board 40, the
[0042]
Next, the contents of each register in the CPU of the
[0043]
FIG. 12 is a flowchart showing the details of the special symbol game control process performed in
[0044]
In the special symbol game control process, first, it is determined whether or not there is a winning of the pachinko ball in the starting winning opening 4 (see step 111 in FIG. 12). When there is no winning in the
[0045]
Next, it is determined whether or not the result of the jackpot determination is a jackpot (step 113). If it is a jackpot, a jackpot symbol is determined (step 114). In determining the big hit symbol, the CPU extracts a random number from the big hit symbol determining random number counter, and determines one big hit combination of the special symbol with reference to the big hit symbol determining table. Subsequently, the CPU extracts a random number from the random number counter for effect pattern selection, and determines one big hit effect pattern with reference to the effect pattern selection table stored in the ROM of the main board 30 (step 115).
[0046]
On the other hand, when the result of the determination in
[0047]
If no reach is found in step 116, the CPU extracts a random number from the lost symbol determination random number counter and refers to the stop symbol selection table to stop the loss so that the reach effect is not performed and the loss is achieved. A symbol is determined (step 119). Subsequently, the CPU extracts random numbers from the effect pattern selection random number counter, and determines one reachless loss effect pattern with reference to the effect pattern selection table (step 120).
[0048]
Next, a control signal (command) for the symbol control board 40 is generated by the CPU and stored in the RAM of the temporary
[0049]
Next, it is determined whether or not the result of the jackpot determination is a jackpot (step 122). If the result of the jackpot determination is a jackpot, a jackpot game process is performed (step 123). In this jackpot game process, control relating to the opening and closing management of the door of the special winning
[0050]
FIG. 13 is a flowchart showing an outline of the processing performed in the symbol control board 40.
[0051]
In the symbol control board 40, an initial setting process of the operation of the CPU 41 is performed when the power of the
[0052]
When a command is transmitted from the
[0053]
FIG. 15 shows an outline of an effect pattern designation command reception process performed when the command data stored in the
[0054]
FIG. 16 is a flowchart showing an outline of the internal timer interrupt processing performed by the symbol control board 40 at predetermined time intervals, for example, at 0.75 [msec]. In this internal timer interrupt processing, first, data output processing for controlling the fluctuation of the
[0055]
FIG. 17 is a flowchart showing the details of the special symbol control process performed in
[0056]
For example, in the case where the fluctuation command is to perform a sliding effect with six sliding frames for the right
[0057]
FIG. 22 is a flowchart showing details of the backlight control processing performed in step 324 of the internal timer interrupt processing shown in FIG. In the backlight control process, first, it is determined whether or not various errors of the
[0058]
According to the
[0059]
Further, according to the present embodiment, when the number of slipper frames of the slip effect executed in the special symbol game is 6, the probability of the result of the special symbol game being a big hit is high, and the special slip game is performed at a certain slip effect time. The type of sliding effect is distinguished by the difference in the number of frames of the symbol, and the jackpot reliability is reported by the number of frames of the special symbol that slides during each sliding effect.
[0060]
Note that, in the present embodiment, a description has been given of the case where the number of slipping frames is set to five from four to eight in the slipping lottery performed in the slippering lottery process, but the present invention is not limited to this. For example, the number of types of slip effects to be set may be four or less or six or more. Further, the slide effect to be set may include a special symbol having a number of sliding frames of 3 or less or a frame having 9 or more sliding symbols. Further, the lottery probability of each slip frame number in the jackpot smooth frame number lottery table and the loss slip frame number lottery table is arbitrary and may be changed as appropriate. According to these configurations, the same operation and effect as those of the above embodiment can be obtained.
[0061]
Further, in the present embodiment, the slide effect is performed when the variable display of the right
[0062]
Further, in the present embodiment, the case where the time required from the start of each slide effect of 4 to 8 frames to the stop of the right
[0063]
Further, in the present embodiment, as a symbol display means for variably displaying a plurality of special symbols, a
[0064]
Further, in the present embodiment, the case where the present invention is applied to a pachinko machine has been described, but the present invention is not limited to this. For example, the game program described in the above embodiment can be executed by a computer provided in a consumer game machine, a personal computer, or the like. In this case, the same operation and effect as in the above-described embodiment can be obtained. According to this configuration, the same operation and effect as those of the above embodiment can be obtained.
[0065]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, all of the symbol variable displays for performing each type of slide effect are performed at the same time, so that all of the symbol variable displays can be the same variable effect pattern. Therefore, it is not necessary to hold each symbol variation display for performing each type of slide effect as data of different variation patterns. As a result, even if the types of slip effects are diversified, the program capacity is not squeezed.
[0066]
In addition, in the case of a configuration in which the jackpot reliability is notified according to the type of the sliding effect to be executed, the type of the sliding effect is distinguished by a difference in the number of frames of the special symbol that slides at a certain sliding effect time, and at the time of each sliding effect. The jackpot reliability is reported based on the number of sliding special symbols. Accordingly, the player can estimate to some extent whether or not a big hit prize will be generated by watching the slide effect during the symbol change display. As a result, the fun of the game increases.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a game board surface of a pachinko machine according to one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front perspective view of a rotating reel unit constituting the special symbol display device of the pachinko machine according to one embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective plan view of the rotating reel unit shown in FIG. 2;
FIG. 4 is a side perspective view of the rotating reel unit shown in FIG. 2;
FIG. 5 is a diagram schematically showing a configuration of a reel backlight provided in the rotating reel unit shown in FIG. 2;
FIG. 6 is a view showing a special symbol array drawn on the outer periphery of the rotating reel of the rotating reel unit shown in FIG. 2;
FIG. 7 is a diagram showing a combination of special symbols at a jackpot and a combination of special symbols at a probability variation jackpot according to an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a block diagram showing a main configuration of an electronic circuit for processing and controlling a game operation of the pachinko machine according to one embodiment of the present invention.
FIG. 9A is a diagram schematically showing a jackpot slipper number lottery table used for a lottery of the slipper number, and FIG. 9B is a diagram schematically showing a slippery slipper number lottery table.
FIG. 10 is a flowchart showing an outline of a main game control process performed by the main board in the pachinko machine according to one embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a flowchart illustrating an outline of an interruption process performed by the main board in the pachinko machine according to one embodiment of the present invention.
12 is a flowchart showing details of a special symbol game control process in the flowchart shown in FIG.
FIG. 13 is a flowchart showing an outline of a game process performed by a symbol control board in the pachinko machine according to one embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a flowchart schematically showing a main board STB input process performed by a symbol control board in the pachinko machine according to one embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a flowchart showing an outline of an effect pattern designation command receiving process performed by the symbol control board in the pachinko machine according to one embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a flowchart schematically showing an internal timer interrupt process performed by a symbol control board in the pachinko machine according to one embodiment of the present invention.
17 is a flowchart showing details of a special symbol control process in the flowchart shown in FIG. 16;
18 is a diagram showing a state of change of a symbol during rotation control of a left reel in a special symbol control process in the flowchart shown in FIG. 17;
19 is a view showing a first variation state of a symbol during rotation control of a right reel in a special symbol control process in the flowchart shown in FIG. 17;
20 is a diagram showing a second fluctuation state of the symbol during the rotation control of the right reel in the special symbol control process in the flowchart shown in FIG. 17;
FIG. 21 is a view showing a symbol fluctuation state during rotation control of a middle reel in a special symbol control process in the flowchart shown in FIG. 17;
FIG. 22 is a flowchart showing details of backlight control processing in the flowchart shown in FIG. 16;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
20: rotating
30
42 ... ROM (read only memory)
43 ... RAM (read / write memory)
46… LED control interface
Claims (3)
前記図柄表示制御手段は、複数種類の前記スベリ演出を同一の時間で行うことを特徴とする遊技機。A symbol display means for variably displaying a plurality of special symbols, and a plurality of types of symbol variance display of the symbol display means are performed depending on the type of slide effect in which the variability display of the special symbol is temporarily stopped, and then fluctuated again and then stopped. In a gaming machine comprising a symbol display control means,
The gaming machine, wherein the symbol display control means performs a plurality of types of the slide effects at the same time.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011004858A (en) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Taiyo Elec Co Ltd | Reel type game machine |
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- 2003-02-18 JP JP2003039905A patent/JP2004248743A/en active Pending
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