JP2004248719A - 使い捨てカイロ製造装置及び使い捨てカイロ製造方法 - Google Patents

使い捨てカイロ製造装置及び使い捨てカイロ製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単且つ安価な構成とすることができ、高速化も容易に行なうことができる使い捨てカイロ製造装置を提供する。
【解決手段】ホッパー31内の発熱剤21を計量凹部32内に吸着する磁石48を、計量ドラム33の内側にその回転方向に移動しないように設け、ホッパー31の内部に、計量ドラム33の回転により計量凹部32の近傍の発熱剤21を計量凹部32側に押圧する押圧手段51を設け、その下手側に、計量凹部32外の余分の発熱剤21を計量ドラム33から除去する除去手段53を設けると共に、押圧手段51による押圧の解除位置Aと、転移ドラム34への発熱剤21の転移位置Bとを計量ドラム33の上部側に配置し、計量凹部32内の発熱剤21を計量ドラム33の上部側を経て、解除位置Aから転移位置Bへと搬送するようにしたものである。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄粉等の磁性粉を含む発熱剤が包装された使い捨てカイロを製造する使い捨てカイロ製造装置及び使い捨てカイロ製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、使い捨てカイロ製造装置には特許文献1に記載されるものがある。この使い捨てカイロ製造装置1は、図8に示すように、磁性粉を含有する発熱剤2が収容されたホッパー3と、外周に発熱剤2を収容可能な計量凹部4が周方向に複数形成され且つホッパー3内の発熱剤2を計量凹部4内に保持して回転により搬送する計量ドラム5と、計量ドラム5により搬送された発熱剤2が計量凹部4から転移される転移ドラム6と、発熱剤2を挟むように重ね合わされた第1シート7及び第2シート8を、発熱剤2の周辺部分でシールするためのシールロール9と、シール後の両シート7,8をカットしてカイロ1個ずつに切り取っていくカットロール10と、切り取り後のカイロを搬送する搬送ベルト11とを備えている。
【0003】
計量ドラム5には、その各計量凹部4の底部に電磁石12が設けられており、計量ドラム5の上側のホッパー3から計量凹部4内に供給された発熱剤2をこの電磁石12により保持しながら、反時計回りに回転する計量ドラム5の回転により、その右斜め下側に配置された転移ドラム6への転移位置まで、計量ドラム5の下部側を経て搬送するようになっている。
【0004】
また、転移ドラム6の外周には、計量凹部4から転移される発熱剤2を収容するための収容凹部13が、計量ドラム5の計量凹部4に対応するように周方向に複数形成され、その各収容凹部4の底部に永久磁石14が設けられている。そして、この永久磁石14により、転移ドラム6の外周に巻き付けられた第1シート7を介して、計量凹部4内の発熱剤2を収容凹部13内に吸着するようになっている。
【0005】
なお、転移ドラム6の内部には収容凹部13に連通する吸引室15が設けられ、その吸引により第1シート7が収容凹部13内に凹まされた状態で転移ドラム6の外周に巻き付けられており、その凹みに発熱剤2が転移されるようになっている。また第1シート7が吸着されない範囲は非吸引室16となっており、シールされた後の両シート7,8の吸引を解除して、転移ドラム6から引き離すようになっている。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−80108号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の装置では、ホッパー3から転移位置までの間で計量ドラム5の下部側を経て発熱剤2を搬送することから、その範囲では発熱剤2が脱落しないように電磁石12を着磁しておき、一方、計量凹部4から収容凹部13へと発熱剤2を転移させる際に、発熱剤2を収容凹部13側の永久磁石14に吸着させるために、計量凹部4側の電磁石12を減磁するようになっている。そのため、計量ドラム5の内部に周方向に着磁室17と減磁室18とを設け、電磁石12の着時と減磁とを制御する必要がある。
【0008】
従って、計量ドラム5の内側に電磁石12の配線を設けなければならず、装置が複雑になる問題がある。また、着磁及び減磁を行なうための制御装置を設ける必要があり、装置全体として高価になってしまう。更に、装置を高速化するほど電磁石12の着磁と減磁との制御が難しくなるため、高速な装置を製造することが非常に困難である。
【0009】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、簡単且つ安価な構成とすることができ、高速化も容易に行なうことができる使い捨てカイロ製造装置及び使い捨てカイロ製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明装置は、磁性粉を含有する発熱剤21が収容されたホッパー31と、外周に発熱剤21を収容可能な計量凹部32が周方向に複数形成され且つホッパー31内の発熱剤21を計量凹部32内に保持して回転により搬送する計量ドラム33と、該計量ドラム33により搬送された発熱剤21が計量凹部32から転移される転移ドラム34とを備えた使い捨てカイロ製造装置において、ホッパー31内の発熱剤21を計量凹部32内に吸着するための磁石48を、計量ドラム33の内側のホッパー31に対応する位置に計量ドラム33の回転方向に移動しないように設け、ホッパー31の内部に、前記磁石48に対して前記回転方向の下手側に配置され且つ計量ドラム33の回転により計量凹部32の近傍の発熱剤21を該計量凹部32側に押圧する押圧手段51を設け、該押圧手段51よりも前記下手側に、計量凹部32外の余分の発熱剤21を計量ドラム33から除去する除去手段53を設けると共に、前記押圧手段51による押圧の解除位置Aと、転移ドラム34への発熱剤21の転移位置Bとを計量ドラム33の上部側に配置し、該計量ドラム33の回転により、計量凹部32内の発熱剤21を該計量ドラム33の上部側を経て、前記解除位置Aから前記転移位置Bへと搬送するようにしたものである。
【0011】
本発明方法は、ホッパー31内の磁性粉を含有する発熱剤21を、計量ドラム33の外周の計量凹部32に収容し、次いで計量凹部32内の発熱剤21を該計量ドラム33の回転により、転移ドラム34への転移位置Bまで搬送し、その発熱剤21を転移ドラム34に転移させた後に包装する使い捨てカイロ製造方法において、計量ドラム33の内側のホッパー31に対応する位置に計量ドラム33の回転方向に移動しないように設けられた磁石48により、ホッパー31内の発熱剤21を計量凹部32内に吸着し、次いで計量ドラム33の回転により計量凹部32の近傍の発熱剤21を該計量凹部32側に押圧して、ホッパー31内の発熱剤21を計量凹部32に押し込み、その押圧を計量ドラム33の上部側の解除位置Aで解除した後に、計量凹部32外の余分の発熱剤21を計量ドラム33から除去し、該計量ドラム33の回転により、計量凹部32内の発熱剤21を該計量ドラム33の上部側を経て、前記解除位置Aから計量ドラム33の上部側の前記転移位置Bへと搬送するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1は本発明の製造装置により製造される使い捨てカイロ(以下、単にカイロという)20の一例を示している。このカイロ20は、粉末状の発熱剤21を挟むように重ね合わされた通気性シート22及び非通気性シート23が、発熱剤21の周囲部分のシール部24でシールされたものである。なお、図1(a)において斜線部分はシール部24を示している。
【0013】
発熱剤21は、例えば鉄粉等の磁性粉、水、バーミキュライト、活性炭、塩類等が混合された混合粉体で、カイロ20用の材料として一般的なものが使用されている。なお、発熱剤21の組成は製品の特性等により適宜変更しても良い。
【0014】
通気性シート22には、例えば不織布シートの内側に合成樹脂フィルムをラミネートして微少な通気口を穿孔したものが使用されている。なお、その他、通気性を有する合成樹脂製シート等、公知のシート材を適宜使用することが可能である。
【0015】
非通気性シート23には、例えば非通気性の合成樹脂性シート等が使用されている。また非通気性シート23の外面には、粘着剤が塗布された粘着部25が設けられると共に、その粘着部25を保護するための保護シート26が貼着され、、カイロ20を粘着部25により衣類等に貼着できるようになっている。
【0016】
図2は本発明の使い捨てカイロ製造装置30を例示している。この使い捨てカイロ製造装置30は、磁性粉を含有する発熱剤21が収容されたホッパー31と、ホッパー31内の発熱剤21を収容する計量凹部32が外周に形成された計量ドラム33と、計量ドラム33により搬送された発熱剤21が計量凹部32から転移される転移ドラム34と、発熱剤21を挟むように重ね合わされた第1シート35及び第2シート36を、発熱剤21の周辺部分でシールするための第1シール装置37と、第1シール装置37でシールされたシール部70を再度シールする第2シール装置38と、シール後の両シート35,36をプレスして搬送するリード装置39及びプレスベルト40と、シール後の両シート35,36をカットしてカイロ20を切り取っていくカット装置41と、切り取られたカイロ20を搬送するカイロ搬送装置42とを備えている。
【0017】
ホッパー31は、図3にも示すように、計量ドラム33の一側に、計量ドラム33の下部側から上部側に跨って配置され、上部が発熱剤21の投入口43として開放されると共に、計量ドラム33側が発熱剤21の計量凹部32への供給口44として開放されて、内部の発熱剤21が計量ドラム33の外面に接触するようになっている。なお、ホッパー31は下側ほど狭くなる形状に構成されており、計量ドラム33の外周に対面する外壁部45が、計量ドラム33の下部側でその外周に沿って微少距離をもって近接されている。また、ホッパー31の投入口43の上部側には、連続的又は断続的にホッパー31内に発熱剤21を供給する供給シューター46(図2参照)が設けられている。
【0018】
計量ドラム33は略円筒形状の外周壁47を備え、その外面側の計量凹部32内にホッパー31内の発熱剤21を保持して、回転により転移ドラム34への転移位置Bまで搬送するようになっている。例えば図3に例示する場合には、計量ドラム33が時計回りに回転され、左側に配置されたホッパー31内で計量凹部32に収容された発熱剤21が、右上側に配置された転移ドラム34への転移位置Bまで計量ドラム33の上部側を経て搬送されるようになっている。
【0019】
計量凹部32は、図3及び図4にも示すように、計量ドラム33の外周に周方向に等間隔をおいて複数形成されると共に、軸心方向に1列又は複数列、例えば2列形成されており、内部にカイロ1個分の発熱剤21を収容するようになっている。なお、計量ドラム33は例えばステンレス等の非磁性材により構成されている。また計量ドラム33の外周は、例えばエンボス加工、ベタ加工等になっている。
【0020】
計量ドラム33の内側には、ホッパー31に対応する位置に、外周壁47に近接するように磁石48が設けられ、この磁石48によりホッパー31内の発熱剤21が計量凹部32内に吸着されるようになっている。因みに磁石48は、図5にも示すように計量ドラム33の径方向がN極(例えば外側)及びS極(例えば内側)となるように設けられている。なお、48aは磁力線を表している。
【0021】
磁石48は、例えば計量ドラム33の回転軸と同軸の固定軸49に取り付けられたブラケット50に固定されており、計量ドラム33の回転方向には回転しないようになっている。また磁石48は、計量ドラム33の下部側から上部側に跨って設けられている。なお、実施形態では計量ドラム33の回転方向に沿って、例えば2個の磁石48が計量凹部32と略同じ間隔となるように設けられ、その下手側(上側)の磁石48が、計量ドラム33の上下方向の中心に対応して設けられている。また、上下の磁石48は、計量凹部32に対応して計量ドラム33の軸心方向に2個ずつ設けられているが、磁石48の大きさにより異なるため、2個とは限定されない。
【0022】
ホッパー31の内部には、図3〜図5に示すように、計量ドラム33の回転により計量凹部32の近傍の発熱剤21を計量凹部32側に押圧する押圧手段51が、磁石48の下手側に対応して設けられている。
【0023】
押圧手段51は、磁石48により計量ドラム33の外周に吸着され又は計量ドラム33の外周の凹凸により、計量ドラム33の回転に伴って回転方向に移動しようとする発熱剤21を計量凹部32(計量ドラム33)側に押圧するためのもので、計量ドラム33にその外周に沿うように近接し且つ計量ドラム33との間隔が下手側ほど狭くなるように設けられた押圧片52a,52bを備えている。
【0024】
押圧片52a,52bは、例えば計量ドラム33の回転方向に2個設けられている。上手側(下側)の第1押圧片52aは、例えばその厚みが上手側ほど薄い楔状で、計量ドラム33の回転方向の一端、例えば下手側の端部が、計量ドラム33の回転軸と略平行な固定軸52c廻りに角度調整可能にホッパー31に固定されている。下手側(上側)の第2押圧片52bは、例えばその厚みが下手側ほど薄い楔状で、計量ドラム33の回転方向の一端、例えば上手側の端部が、計量ドラム33の回転軸と略平行な固定軸52d廻りに角度調整可能にホッパー31に固定されている。
【0025】
第1押圧片52a及び第2押圧片52bは、各固定軸52c、52d廻りの角度調整により、発熱剤21を押圧する押圧力を適宜調整できるようになっている。因みに実施形態では各押圧片52a,52bがなだらかに連続し、且つ第2押圧片52bの下手側の端部が計量ドラム33の外周に近接するように角度調整されているが、例えば第1押圧片52aと第2押圧片52bとを屈曲状にしても良い。また、第2押圧片52bの下手側の端部と計量ドラム33との間の間隔を大きくしても良いし、それらを略当接させても良い。
【0026】
なお、各押圧片52a,52bは適当な隙間をもって近接して設けられているが、その隙間を設けなくても良い。また各押圧片52a,52bは、図4に示すように、計量ドラム33の軸心方向の計量凹部32に対応する位置に2列に設けられており、計量ドラム33の軸心方向の計量凹部32が形成されていない位置には設けられていない。
【0027】
第1押圧片52aは、その大部分が、計量ドラム33の回転方向に磁石48とオーバーラップするように設けられている。また、第2押圧片52bの下手側の端部に相当する押圧解除位置Aは、計量ドラム33の上部側に対応して設けられている。なお、実施形態では第1押圧片52a及び第2押圧片52bは共に計量ドラム33の上部側に対応して設けられているが、少なくとも押圧解除位置Aが計量ドラム33の上部側に配置されていれば、計量ドラム33の下部側と上部側とに跨って配置しても良い。
【0028】
押圧手段51の下手側には除去手段53が設けられている。除去手段53は、計量凹部32の外側の余分の発熱剤21を計量ドラム33から除去するもので、図3に示すようにホッパー31の出口側の壁部に一体に形成され、例えば計量ドラム33に滑接されている。即ち、除去手段53は、計量ドラム33の外周の計量凹部32を除く部分に付着した発熱剤21、計量凹部32に余盛りされた発熱剤21等を除去して、ホッパー31内に戻すようになっている。なお、除去手段53は、第2押圧片52bの下手側の端部(押圧解除位置A)との間に適当な間隔をおいて配置されている。
【0029】
また、第2押圧片52bの端部を計量ドラム33の外周に略当接させる場合には、計量凹部32に余盛りされた発熱剤21を押圧手段51によって除去することが可能であるので、除去手段53は、少なくとも計量ドラム33の外周の計量凹部32を除く部分に付着した発熱剤21を除去するものであれば良い。
【0030】
転移ドラム34は、図2、図3に示すように、計量ドラム33の上部側に適当な間隔をもって近接又は当接して設けられており、略円筒形状の外周壁54を備え、その外周側の収容凹部55内に計量凹部32から転移される発熱剤21を収容して、第1シール装置37が設けられたシール位置Cまで搬送するようになっている。なお、転移ドラム34は計量ドラム33と周速が等しくなるように共廻り方向に回転されるようになっている。また、転移ドラム34は例えばステンレス等の非磁性材により構成されている。
【0031】
収容凹部55は、計量ドラム33の計量凹部32に対応するように、転移ドラム34の外周に周方向に等間隔をおいて複数形成されると共に、軸心方向に1列又は複数列(例えば2列)形成されている。また収容凹部55には、その底面の略全体に磁石(永久磁石)56が敷設されており、この磁石56により計量凹部32内の発熱剤21を転移位置Bで吸着するようになっている。
【0032】
磁石56は例えば略矩形状に構成され、各収容凹部55に転移ドラム34の回転方向に例えば3個並べて配置されている。因みに、各磁石56は転移ドラム34の径方向にN極及びS極を有し、同一極が径方向の同一方向を向くように夫々配置されている。なお、収容凹部55の底面の形状に沿って湾曲した磁石56を、各収容凹部55に1個ずつ設けても良い。
【0033】
転移ドラム34には原反ロール57から繰り出された第1シート35が供給され、この第1シート35が発熱剤21の転移位置Bよりも上手側からシール位置Cにかけて外周に巻き付けられている。第1シート35は、図1に示すカイロ20の通気性シート22になる予定の一側にラミネート層を有する不織布シートで、ラミネート層が外向きになるように転移ドラム34に巻き付けられている。
【0034】
従って、発熱剤21は、第1シート35を介して収容凹部55内に吸着されるようになっている。また、収容凹部55は、その長さ、幅及び深さが計量凹部32のそれよりも大きく設定されると共に、磁石56の体積を差し引いた発熱剤21を収容可能な容積も、計量凹部32より大きくなっている。
【0035】
転移ドラム34の外周には、図2に示すように、転移位置Bとシール位置Cとの間にかきならしロール59が設けられている。かきならしロール59は、転移ドラム34の外周に軸心方向の略全体にわたって転接され、収容凹部55から外側に突出した発熱剤21を収容凹部55内に押し込めると共に、第1シート35の収容凹部55に対応しない部分に付着した発熱剤21を除去するようになっている。なお、かきならしロール59はシール位置Cの近傍に設けられている。
【0036】
第1シール装置37は、図2及び図6に示すように、転移ドラム34に例えば上側から第1シート35及び第2シート36を介して転接されたシールロール60を備え、その両シート35,36を発熱剤21の周囲部分、即ち転移ドラム34の外面の収容凹部55を除く部分に対応して縦横のマス目状にシールして、シール部70を形成するようになっている。
【0037】
シールロール60は、転移ドラム34の収容凹部55に丁度対応するように、軸心方向に2列で且つ周方向に等間隔をおいて複数の凹部61が外周に形成されており、その外周の凹部61を除く部分が、転移ドラム34の外周との間に第1シート35及び第2シート36を挟み込んでシールするシール面60aとなっている。
【0038】
またシールロール60は、原反ロール62から繰り出された第2シート36が供給され、この第2シート36がシール位置Cよりも上手側から外周に巻き付けられており、シール位置Cで、第2シート36と第1シート35とを発熱剤21を挟み込むように重ね合わせながら、その両シート35,36をシールするようになっている。
【0039】
第2シート36は、図1に示すカイロ20の非通気性シート23になる予定の合成樹脂製シートの一側に粘着部25が設けられ、この粘着部25を保護する保護シート26が貼着されたもので、この保護シート26がシールロール60側となるようにシールロール60に巻き付けられている。
【0040】
また、転移ドラム34及びシールロール60は、夫々内部にヒーター(図示略)が設けられており、少なくとも転移ドラム34の外周の収容凹部55を除く部分、及びシールロール60のシール面60aが加熱されるようになっている。
【0041】
シール位置Cの下手側に対応する転移ドラム34の一側には、図2に示すように搬送コンベヤ63が設けられている。搬送コンベヤ63は、転移ドラム34及び第1シール装置37によりシールされた第1シート35及び第2シート36を、転移ドラム34から離して、第2シール装置38側に搬送するものである。
【0042】
第2シール装置38は、図2及び図7に示すように、一対のシールロール64を備え、この両シールロール64により第1シート35及び第2シート36のシール部70を再度シールして、再シール部71を形成するようになっている。因みに実施形態では、第2シール装置38のシールロール64は、第1シール装置37のシールロール60の凹部61よりも縦及び横の寸法が大きい凹部65が形成され、シールロール60よりも細いシール面64aを有しており、そのシール面64aにより縦横のシール部70の一部を再度シールするようになっている。なお、各シールロール60,64を同一に構成し、シール部70に丁度重なるように再シール部71を形成するようにしても良い。
【0043】
リード装置39は、図2に示すように、第2シール装置38の下手側に配置され、第1シート35及び第2シート36を介して圧接する一対のリードロール66を備えており、その回転により第1シート35及び第2シート36を搬送するようになっている。
【0044】
プレスベルト40は、リード装置39の下手側に配置され、第1シート35及び第2シート36を挟み込む一対の搬送ベルト67を備え、両シート35,36を挟み込んだ状態で搬送するようになっている。
【0045】
カット装置41は、プレスベルト40の下手側に配置され、発熱剤21を挟むように重ね合わされてその周囲部分でシールされた第1シート35及び第2シート36を、カイロ1個ずつに切り取っていくようになっている。カット装置41は、カイロ20を切り取るための形状の切り刃を有するカットロール68と、このカットロール68を受けるアンビルロール69とを備え、両シート35,36の搬送に同調して回転されるようになっている。
【0046】
カイロ搬送装置42は、切り取ったカイロ20を搬送し、梱包等の次工程に搬送するためのものである。
【0047】
次に、上記構成の使い捨てカイロ製造装置30の作用について説明する。なお、カイロ20の製造に際しては、製造工程での発熱剤21の発熱を最小限に押さえるため、必要量の発熱剤21を頻繁に供給シューター46からホッパー31内に供給することが望ましい。
【0048】
図5に示すように、先ず、計量ドラム33内の磁石48により、ホッパー31内の発熱剤21を計量ドラム33の計量凹部32内及びその近傍に吸着する。すると、計量ドラム33の回転及びその外周の凹凸等の作用により、計量凹部32の近傍の発熱剤21が計量ドラム33の回転に伴って移動するので、その作用を利用して押圧手段51により発熱剤21を計量凹部32内に押し込む。
【0049】
即ち、押圧手段51の押圧片52a,52bを、計量ドラム33の外周に沿い且つ該計量ドラム33との間隔が下手側ほど狭くなるように設けているので、計量ドラム33の回転方向に移動してくる発熱剤21を計量ドラム33側に押圧でき、これにより計量凹部32内に発熱剤21を押し込むことができる。なお、各押圧片52a,52bをその固定軸52c、52d廻りに角度調整することにより、発熱剤21の押圧力を調整して、計量凹部32内に押し込む発熱剤21の量を調節することができる。
【0050】
また、第1押圧片52aと磁石48とを計量ドラム33の回転方向にオーバーラップさせているので、計量ドラム33と第1押圧片52aとの間に磁石48の吸着力により発熱剤21を計量凹部32に確実に押し込むことができる。
【0051】
更に、押圧手段51による押圧の解除位置A(第2押圧片52bの下手側の端部)を、計量ドラム33の上部側に配置しているので、計量凹部32に押し込んだ発熱剤21を磁石48により吸着しなくても、計量凹部32内に保持することができる。
【0052】
次に、ホッパー31の出口に設けられた除去手段53により、計量凹部32の外側の余分の発熱剤21、即ち計量ドラム33の外周の計量凹部32を除く部分に付着した発熱剤21や計量凹部32に余盛りされた発熱剤21を計量ドラム33から除去する。これにより、カイロ1個分の発熱剤21を計量することができる。また、計量ドラム33の外周の計量凹部32を除く部分に付着した発熱剤21を除去することにより、第1シート35のシール部分への発熱剤21の付着を防止して、シールの不具合を防止することができる。
【0053】
そして、計量凹部32に収容された発熱剤21を、計量ドラム33の回転により、計量ドラム33の上部側に配置された転移ドラム34への転移位置Bまで計量ドラム33の上部側を経て搬送する。即ち、計量凹部32が略上側に開放する状態で発熱剤21を搬送するため、発熱剤21を計量凹部32内に磁石等により吸着していなくても、計量凹部32から脱落させずに搬送することができる。
【0054】
次に、転移位置Bまで搬送した発熱剤21を、計量ドラム33の計量凹部32から転移ドラム34の収容凹部55に転移させる。このとき、転移ドラム34の外周に第1シート35を巻き付けておき、この第1シート35を介して収容凹部55内の磁石56により発熱剤21を吸着する。すると、磁石56と発熱剤21との吸着力により第1シート35が収容凹部55内に凹まされ、発熱剤21が収容凹部55内に収容される。
【0055】
発熱剤21の転移に際しては、計量ドラム33の計量凹部32側の発熱剤21が磁石56により吸着されていないので、転移ドラム34の収容凹部55側の磁石56により計量凹部32内の発熱剤21を容易に吸着することができる。また、計量凹部32よりも収容凹部55を大きくしているので、発熱剤21を円滑に転移させることができる。
【0056】
そして、転移ドラム34に転移した発熱剤21を、収容凹部55内に磁石56により吸着した状態で、転移ドラム34の回転により第1シール装置37が設けられたシール位置Cまで搬送する。その搬送の途中で、かきならしロール59により収容凹部55から外側にはみ出した発熱剤21を収容凹部55内に押し込み、また第1シート35のシールされる部分に付着した発熱剤21があれば除去する。
【0057】
次に、シール位置Cで第1シート35に第2シート36を重ね合わせながら、転移ドラム34の外周の収容凹部55を除く部分及びシールロール60のシール面60aで両シート35,36を挟み込み、その両シート35,36を発熱剤21の周囲部分でシールしてシール部70を形成する。このとき、転移ドラム34の外周及びシールロール60の外周の両者を加熱しているので、両シート35,36を高速で搬送した場合にも確実にシールすることができる。
【0058】
なお、第1シート35を収容凹部55内に凹ませると共に、第2シート36を平らな状態で重ね合わせた状態で、その両シート35,36を発熱剤21の周囲部分でシールするようにしているので、製造したカイロ20の非通気性シート23側を平らな状態にすることができ、その一側の粘着部25を介して衣類等に確実に貼着することができる。
【0059】
次に、シールした両シート35,36を転移ドラム34から離し、搬送コンベヤ63により第2シール装置38側に搬送する。このとき、第1シート35及び第2シート36を転移ドラム34側にバキュームにより吸引していないので、円滑に引き離すことができる。
【0060】
そして第2シール装置38の一対のシールロール64により、両シート35,36をシール部70の上から再度シールして再シール部71を形成する。これにより、第1シート35及び第2シート36を高速で搬送した場合にも、第1シート35と第2シート36とを強固にシールすることができる。
【0061】
その後、リード装置39及びプレスベルト40により、第1シート35、第2シート36及び発熱剤21を挟み込んだ状態で、カット装置41まで搬送する。本実施形態では、リード装置39及びプレスベルト40により第1シート35及び第2シート36を下手側から強制的に引っ張って搬送するようになっており、第1シート35及び第2シート36をバキュームにより転移ドラム34に吸着しなくても、各原反ロール57,62から各シート35,36を繰り出して確実に搬送することができる。
【0062】
そして、カット装置41のカットロール68及びアンビルロール69により、第1シート35及び第2シート36を発熱剤21の周囲部分でカイロ1個分ずつに切り取っていき、そのカイロ20をカイロ搬送装置42により梱包等の次工程に搬送する。
【0063】
このように本実施形態では、磁性粉を含有する発熱剤21が収容されたホッパー31と、外周に発熱剤21を収容可能な計量凹部32が周方向に複数形成され且つホッパー31内の発熱剤21を計量凹部32内に保持して回転により搬送する計量ドラム33と、この計量ドラム33により搬送された発熱剤21が計量凹部32から転移される転移ドラム34とを備えた使い捨てカイロ製造装置30において、ホッパー31内の発熱剤21を計量凹部32内に吸着するための磁石48を、計量ドラム33の内側のホッパー31に対応する位置に計量ドラム33の回転方向に移動しないように設け、ホッパー31の内部に、磁石48に対して前記回転方向の下手側に配置され且つ計量ドラム33の回転により計量凹部32の近傍の発熱剤21を計量凹部32側に押圧する押圧手段51を設け、この押圧手段51よりも前記下手側に、計量凹部32外の余分の発熱剤21を計量ドラム33から除去する除去手段53を設けると共に、押圧手段51による押圧の解除位置Aと、転移ドラム34への発熱剤21の転移位置Bとを計量ドラム33の上部側に配置し、計量ドラム33の回転により、計量凹部32内の発熱剤21を計量ドラム33の上部側を経て、解除位置Aから転移位置Bへと搬送するようにしているので、使い捨てカイロ製造装置30を簡単且つ安価な構成とすることができる。
【0064】
即ち、ホッパー31に対応して磁石48を固定的に設けると共に、押圧手段51、除去手段53を設けた実施形態の構成は、電磁石の配線等を計量ドラム33内に設ける必要がなく、従来の構成に比べて非常に簡単に構成することができる。
【0065】
また従来は、電磁石の着磁及び減磁を制御する必要があるため、装置の高速化が困難であったが、本実施形態では煩わしい制御の必要もなく、高速化をすることも容易に可能である。
【0066】
押圧手段51は、計量ドラム33の外周に沿い且つ該計量ドラム33との間隔が前記下手側ほど狭くなるように設けられた押圧片52a,52bを備えているので、簡単で安価に構成できるにもかかわらず、計量凹部32側に発熱剤21を確実に押圧することができる。
【0067】
押圧片52a,52bの一端を、計量ドラム33の回転軸と略平行な固定軸52c、52d廻りに角度調整可能にホッパー31に取り付けているので、計量凹部32内に押し込む発熱剤21の量を適宜調節することができる。
【0068】
磁石48と押圧片52a,52bとを、計量ドラム33の回転方向にオーバーラップさせているので、発熱剤21を計量凹部32に確実に押し込むことができる。
【0069】
計量ドラム33の回転軸と略同心の固定軸49にブラケット50を取り付けると共に、このブラケット50に、計量ドラム33の外周壁47に内側から近接するように磁石48を取り付けているので、計量凹部32内に発熱剤21を確実に吸着することができる。
【0070】
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0071】
例えば、実施形態では、計量凹部32を計量ドラム33の軸心方向に2列に形成しているが、1列又は3列以上形成しても良い。転移ドラム34の収容凹部55、各シールロール60,64の凹部61,65等もそれに合わせて適宜変更すればよい。
【0072】
計量凹部32、収容凹部55等の形状も、実施形態ではカイロ20の一般的な形状に合わせて略矩形状に構成しているが、これに限られるものではなく、製造すべき製品によって適宜変更可能である。
【0073】
また、計量ドラム33内の磁石48、転移ドラム34の収容凹部55内の磁石56に永久磁石を使用しているが、電磁石を使用しても構わない。しかし、配線等の必要もなく簡単に構成できることから、永久磁石を使用することが好ましい。
【0074】
また、転移ドラム34側の磁石56は、各収容凹部55に対応して、転移ドラム34の回転に伴って回転するように設けるのであれば、転移ドラム34の内側に、その外周壁54に内側から近接するように設けても良い。
【0075】
実施形態では、押圧手段51の押圧片52a,52bを計量ドラム33の回転方向に2個設けているが、1個又は3個以上設けても良い。例えば1個設ける場合には、少なくともその上手側を磁石48にオーバーラップさせると共に、下手側の端部を計量ドラム33の上部側に対応して配置すれば良い。
【0076】
実施形態では、転移ドラム34及び第1シール装置37により第1シート35と第2シート36とをシールした後に、第2シール装置38により再度シールするようにしているが、シールは1回だけでも良い。またリード装置39に代えて第3シール装置を設け、シールを3回するようにしても良い。
【0077】
なお、ホッパー31、計量ドラム33内の磁石48、押圧手段51、除去手段53、転移ドラム34等の配置は、本発明の範囲内で適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0078】
【発明の効果】
本発明の使い捨てカイロ製造装置は、磁性粉を含有する発熱剤21が収容されたホッパー31と、外周に発熱剤21を収容可能な計量凹部32が周方向に複数形成され且つホッパー31内の発熱剤21を計量凹部32内に保持して回転により搬送する計量ドラム33と、該計量ドラム33により搬送された発熱剤21が計量凹部32から転移される転移ドラム34とを備えた使い捨てカイロ製造装置において、ホッパー31内の発熱剤21を計量凹部32内に吸着するための磁石48を、計量ドラム33の内側のホッパー31に対応する位置に計量ドラム33の回転方向に移動しないように設け、ホッパー31の内部に、前記磁石48に対して前記回転方向の下手側に配置され且つ計量ドラム33の回転により計量凹部32の近傍の発熱剤21を該計量凹部32側に押圧する押圧手段51を設け、該押圧手段51よりも前記下手側に、計量凹部32外の余分の発熱剤21を計量ドラム33から除去する除去手段53を設けると共に、前記押圧手段51による押圧の解除位置Aと、転移ドラム34への発熱剤21の転移位置Bとを計量ドラム33の上部側に配置し、該計量ドラム33の回転により、計量凹部32内の発熱剤21を該計量ドラム33の上部側を経て、前記解除位置Aから前記転移位置Bへと搬送するようにしているので、簡単且つ安価な構成とすることができ、高速化も容易に行なうことができる。
【0079】
また本発明の使い捨てカイロ製造方法は、ホッパー31内の磁性粉を含有する発熱剤21を、計量ドラム33の外周の計量凹部32に収容し、次いで計量凹部32内の発熱剤21を該計量ドラム33の回転により、転移ドラム34への転移位置Bまで搬送し、その発熱剤21を転移ドラム34に転移させた後に包装する使い捨てカイロ製造方法において、計量ドラム33の内側のホッパー31に対応する位置に計量ドラム33の回転方向に移動しないように設けられた磁石48により、ホッパー31内の発熱剤21を計量凹部32内に吸着し、次いで計量ドラム33の回転により計量凹部32の近傍の発熱剤21を該計量凹部32側に押圧して、ホッパー31内の発熱剤21を計量凹部32に押し込み、その押圧を計量ドラム33の上部側の解除位置Aで解除した後に、計量凹部32外の余分の発熱剤21を計量ドラム33から除去し、該計量ドラム33の回転により、計量凹部32内の発熱剤21を該計量ドラム33の上部側を経て、前記解除位置Aから計量ドラム33の上部側の前記転移位置Bへと搬送するので、簡単且つ安価に製造することができ、高速で生産することも容易に可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態を示す使い捨てカイロの平面図、(b)は断面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す使い捨てカイロ製造装置の正面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す要部の断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す計量ドラム及びホッパーの断面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す磁石、押圧手段及び除去手段の作用の説明図である。
【図6】本発明の一実施形態を示すシールの説明図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す再シールの説明図である。
【図8】従来の使い捨てカイロ製造装置を示す概略正面図である。
【符号の説明】
21 発熱剤
30 使い捨てカイロ製造装置
31 ホッパー
32 計量凹部
33 計量ドラム
34 転移ドラム
47 外周壁
48 磁石
49 固定軸
50 ブラケット
51 押圧手段
52a 第1押圧片
52b 第2押圧片
52c 固定軸
52d 固定軸
53 除去手段
A 押圧解除位置
B 転移位置

Claims (6)

  1. 磁性粉を含有する発熱剤(21)が収容されたホッパー(31)と、外周に発熱剤(21)を収容可能な計量凹部(32)が周方向に複数形成され且つホッパー(31)内の発熱剤(21)を計量凹部(32)内に保持して回転により搬送する計量ドラム(33)と、該計量ドラム(33)により搬送された発熱剤(21)が計量凹部(32)から転移される転移ドラム(34)とを備えた使い捨てカイロ製造装置において、ホッパー(31)内の発熱剤(21)を計量凹部(32)内に吸着するための磁石(48)を、計量ドラム(33)の内側のホッパー(31)に対応する位置に計量ドラム(33)の回転方向に移動しないように設け、ホッパー(31)の内部に、前記磁石(48)に対して前記回転方向の下手側に配置され且つ計量ドラム(33)の回転により計量凹部(32)の近傍の発熱剤(21)を該計量凹部(32)側に押圧する押圧手段(51)を設け、該押圧手段(51)よりも前記下手側に、計量凹部(32)外の余分の発熱剤(21)を計量ドラム(33)から除去する除去手段(53)を設けると共に、前記押圧手段(51)による押圧の解除位置(A)と、転移ドラム(34)への発熱剤(21)の転移位置(B)とを計量ドラム(33)の上部側に配置し、該計量ドラム(33)の回転により、計量凹部(32)内の発熱剤(21)を該計量ドラム(33)の上部側を経て、前記解除位置(A)から前記転移位置(B)へと搬送するようにしたことを特徴とする使い捨てカイロ製造装置。
  2. 前記押圧手段(51)は、計量ドラム(33)の外周に沿い且つ該計量ドラム(33)との間隔が前記下手側ほど狭くなるように設けられた押圧片(52a)(52b)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の使い捨てカイロ製造装置。
  3. 前記押圧片(52a)(52b)の一端を、計量ドラム(33)の回転軸と略平行な固定軸(52c)(52d)廻りに角度調整可能にホッパー(31)に取り付けたことを特徴とする請求項2に記載の使い捨てカイロ製造装置。
  4. 前記磁石(48)と前記押圧片(52a)(52b)とを、前記回転方向にオーバーラップさせたことを特徴とする請求項2又は3に記載の使い捨てカイロ製造装置。
  5. 計量ドラム(33)の回転軸と略同心の固定軸(49)にブラケット(50)を取り付けると共に、該ブラケット(50)に、計量ドラム(33)の外周壁(47)に内側から近接するように前記磁石(48)を取り付けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の使い捨てカイロ製造装置。
  6. ホッパー(31)内の磁性粉を含有する発熱剤(21)を、計量ドラム(33)の外周の計量凹部(32)に収容し、次いで計量凹部(32)内の発熱剤(21)を該計量ドラム(33)の回転により、転移ドラム(34)への転移位置(B)まで搬送し、その発熱剤(21)を転移ドラム(34)に転移させた後に包装する使い捨てカイロ製造方法において、計量ドラム(33)の内側のホッパー(31)に対応する位置に計量ドラム(33)の回転方向に移動しないように設けられた磁石(48)により、ホッパー(31)内の発熱剤(21)を計量凹部(32)内に吸着し、次いで計量ドラム(33)の回転により計量凹部(32)の近傍の発熱剤(21)を該計量凹部(32)側に押圧して、ホッパー(31)内の発熱剤(21)を計量凹部(32)に押し込み、その押圧を計量ドラム(33)の上部側の解除位置(A)で解除した後に、計量凹部(32)外の余分の発熱剤(21)を計量ドラム(33)から除去し、該計量ドラム(33)の回転により、計量凹部(32)内の発熱剤(21)を該計量ドラム(33)の上部側を経て、前記解除位置(A)から計量ドラム(33)の上部側の前記転移位置(B)へと搬送することを特徴とする使い捨てカイロ製造方法。
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