JP2004248150A - 動画像配信システム、配信サーバ、携帯端末及び動画像配信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】回線品質が劣化した場合でも良好に動画像を表示でき、コンテンツデータの再生中に動画像が停止することを防ぐことができる動画像配信システム、配信サーバ、携帯端末及び動画像配信方法を提供する。
【解決手段】コンテンツデータ11及び付加データ12を配信する配信サーバ1と、配信サーバ1から配信されたコンテンツデータ11及び付加データ12を受信して再生する携帯端末2とを有してなる動画像配信システムにおいて、携帯端末2は、コンテンツデータ用バッファ22aと、付加データ用バッファ22bと、ンテンツデータ用バッファ22aに記憶されているコンテンツデータ11を再生させていき、該コンテンツデータ用バッファ22aのバッファリング量が所望値以下になったときに、付加データ用バッファ22bの付加データ12を再生させる制御部23とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】コンテンツデータ11及び付加データ12を配信する配信サーバ1と、配信サーバ1から配信されたコンテンツデータ11及び付加データ12を受信して再生する携帯端末2とを有してなる動画像配信システムにおいて、携帯端末2は、コンテンツデータ用バッファ22aと、付加データ用バッファ22bと、ンテンツデータ用バッファ22aに記憶されているコンテンツデータ11を再生させていき、該コンテンツデータ用バッファ22aのバッファリング量が所望値以下になったときに、付加データ用バッファ22bの付加データ12を再生させる制御部23とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像配信システム、配信サーバ、携帯端末及び動画像配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークを介して動画データ及び広告データなどを配信するデータ配信システムとしては、回線品質を監視し、その回線品質に対応して適切な画像表示方法を選択し、選択結果に基づいて適切な表示に変更する技術がある。
【0003】
上記先行技術としては、1)回線品質が劣化し画像の停止または画質の低下があると移動端末のディスプレイをオフにする、2)移動端末の画面の輝度を落として画質の乱れを目立ちにくくする、3)回線状況を報告する、4)回線状態が回復した際に通常の動作に復帰する、などの操作を行っており、予め回線品質の変化に対応した表示選択方法が選択可能に記憶されている移動端末があげられる。
【0004】
また、従来、無線回線を介して動画像を表すコンテンツデータを受信して再生する動画像再生装置が考え出されている。そのコンテンツデータはサーバからストリームデータの構成要素として配信されるものであり、ストリームデータには上記コンテンツデータと付加データが含まれている。従来の動画像再生装置は、ストリームデータから付加データを分離して保存し、無線回線の品質が劣化してコンテンツデータが再生できないとき、付加データがなす画像(広告画像など)を再生するように制御する。さらに、従来の動画像再生装置は、コンテンツデータの再生中、予め規定された時間が経過するとコンテンツデータの再生を停止して付加データがなす画像を再生する機能ももっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−37621号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記先行技術では、回線品質が劣化し画像の品質が劣化すると表示方法を変更するようにしているが、これにより画面のオフ又は輝度の低下などが行われ、回線品質が良好となるまで画面が見づらくなる又は何も見えない状態になるという問題点がある。
【0007】
また、上記従来の動画像再生装置では、コンテンツデータの再生中に不可避的に再生が中断してしまうという問題点と、本来余計な付加データも一体化して送信するため送信に時間がかかってしまうという問題点とがある。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、回線品質が劣化した場合でも良好に動画像を表示でき、コンテンツデータの再生中に動画像が停止することを防ぐことができる動画像配信システム、配信サーバ、携帯端末及び動画像配信方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、動画像を含んでなるコンテンツデータ及び該コンテンツデータ以外のデータからなる付加データを少なくとも配信する配信サーバと、前記配信サーバから配信された前記コンテンツデータ及び付加データを受信して該コンテンツデータ及び付加データを再生する携帯端末とを有してなる動画像配信システムにおいて、前記携帯端末は、受信された前記コンテンツデータを一旦記憶するコンテンツデータ用バッファと、受信された前記付加データを一旦記憶する付加データ用バッファと、前記コンテンツデータ用バッファに記憶されているコンテンツデータを再生させ、該コンテンツデータ用バッファのバッファリング量が所望値以下になったときに、前記付加データ用バッファに記憶されている付加データを再生させる制御部とを有することを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記配信サーバが、前記携帯端末のコンテンツデータ用バッファのバッファリング量及び回線品質を監視し、該バッファリング量が所定値未満であると判断したときは、回線容量の全体を用いるようにして前記コンテンツデータを送信し、該バッファリング量が所定値以上であると判断したときは、前記コンテンツデータのビットレートで該コンテンツデータを送信させるとともに、余っている回線容量を用いて前記付加データを送信させるデータ出力制御部を有することを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、前記コンテンツデータが、該コンテンツデータを再生するときの中断ポイントを示すデータを含んでおり、前記携帯端末の制御部は、前記中断ポイントが示すタイミングで前記コンテンツデータ用バッファのバッファリング量を所定値以上に蓄積するよう制御することを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、前記携帯端末の制御部が、前記コンテンツデータの再生が中断され、その後該中断の再開をする場合、該再生中断時より所望時間分だけ戻って、該中断されたコンテンツデータの再生することを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、前記コンテンツデータと付加データとはリンクしていることを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の発明は、動画像を含んでなるコンテンツデータ及び該コンテンツデータ以外のデータからなる付加データとを少なくとも配信する配信サーバにおいて、配信相手となる携帯端末のコンテンツデータ用バッファのバッファリング量及び回線品質を監視し、該バッファリング量が所定値未満であると判断したときは、回線容量の全体を用いるようにして前記コンテンツデータを送信し、該バッファリング量が所定値以上であると判断したときは、前記コンテンツデータのビットレートで該コンテンツデータを送信させるとともに、余っている回線容量を用いて前記付加データを送信させるデータ出力制御部を有することを特徴とする。
【0015】
請求項7に記載の発明は、配信サーバから配信された動画像を含んでなるコンテンツデータと該コンテンツデータ以外のデータからなる付加データとを受信して、該コンテンツデータ及び付加データを再生する携帯端末において、受信された前記コンテンツデータを一旦記憶するコンテンツデータ用バッファと、受信された前記付加データを一旦記憶する付加データ用バッファと、前記コンテンツデータ用バッファに記憶されているコンテンツデータを再生させ、該コンテンツデータ用バッファのバッファリング量が所望値以下になったときに、前記付加データ用バッファに記憶されている付加データを再生させる制御部とを有することを特徴とする。
【0016】
請求項8に記載の発明は、動画像を含んでなるコンテンツデータ及び該コンテンツデータ以外のデータからなる付加データとを少なくとも配信する動画像配信方法において、配信先となる携帯端末のコンテンツデータ用バッファのバッファリング量及び回線品質を監視し、前記バッファリング量が所定値未満であると判断したときは、回線容量の全体を用いるようにして前記コンテンツデータを送信し、前記バッファリング量が所定値以上であると判断したときは、前記コンテンツデータのビットレートで該コンテンツデータを送信するとともに、余っている回線容量を用いて前記付加データを送信することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る動画像配信システムについて説明する。
【0018】
図1は本発明の実施形態に係る動画像配信システムを示すブロック図である。本動画像配信システムは、配信サーバ1と、利用者が持つ携帯端末(例えば携帯電話)2とを有して構成されている。配信サーバ1は、動画像をなす情報を含んでなるコンテンツデータ11と、コンテンツデータ11以外のデータ(例えば広告をなすデータなど)からなる付加データ12とを少なくとも配信する。付加データ12は、例えば複数の付加データA,B,C,D,Eからなる。携帯端末2は、配信サーバから配信されたコンテンツデータ11及び付加データ12を受信してそのコンテンツデータ11及び付加データ12を再生する。
【0019】
配信サーバ1と携帯携帯端末2とはネットワーク及び基地局を介して、回線品質が変動する非信頼性伝送路、例えば無線通信網100によって繋がっている。また、配信サーバ1は、携帯端末2からの要求の処理、及び回線品質に応じて再生データ11と付加データ12の出力制御をするデータ出力制御部13を有している。例えば、データ出力制御部13は、携帯端末2のバッファ量(バッファに記憶されているデータの量)が足りない時には再生データ11のみを送信し、バッファ量が充分な時には付加データ12と再生データ11とを一緒に送信するように制御する。
【0020】
携帯端末2は、受信したコンテンツデータ11と付加データ12とを分離するデータ分離部21と、データ分離部21から出力されたコンテンツデータ11のみを記憶するコンテンツデータ用バッファ22aと、データ分離部21から出力された付加データ12のみを記憶する付加データ用バッファ22bと、コンテンツデータ用バッファ22aから取り出され再生されたコンテンツデータ11を記憶する再生済みデータ用バッファ22cと、制御部23と、再生動画像などを表示する表示部24とを有している。
【0021】
携帯端末2の制御部23は、コンテンツデータ用バッファ22にコンテンツデータ11があるときにはそのコンテンツデータ11を再生し、コンテンツデータ用バッファ22にコンテンツデータ11がないときには付加データ用バッファ22bの付加データ12を再生し、その付加データ12を再生している間に新たなコンテンツデータ11をバッファリングする。
【0022】
コンテンツデータ11には、図2に示すように、予め中断ポイントが作られている。例えばコンテンツデータ11において、最初の中断ポイントまでを領域(データ)A、次を領域B、次を領域C、最後を領域Dとする。その各領域と中断時に再生する付加データとをリンクさせておく。例えばドラマを再生する時を考える。付加データAをドラマの予告、付加データBを領域Aのダイジェスト、付加データCを領域Bのダイジェストなどとすることにより、利用者はコンテンツデータ11が中断してしまったとしてもイライラすることなく、動画像を楽しむことができる。
【0023】
次に、 本動画像配信システムの動作について図3及び図4を参照して説明する。図3は、動画像再生装置である携帯端末2のストリーミング再生時の動作を示すフローチャートである。図4は配信サーバ1のストリーミング配信時の動作を示すフローチャートである。利用者が携帯端末2を使用して動画像をストリーミング形式で鑑賞する場合を考える。
【0024】
先ず、配信サーバ1は、ストリーミングを開始すると、回線品質を監視するとともに(ステップSb1)、回線容量をフルに使い(再生ビットレート以上で)、動画像をなすコンテンツデータ(再生データ)11を最優先で送る(ステップSb2)。
【0025】
携帯端末2は、コンテンツデータ11を受信しながら(ステップSa1)、再生開始時の再生開始規定量だけコンテンツデータ11がバッファリングされたかどうかを判定する(ステップSa2)。
ステップSa2でYesの場合、コンテンツデータ11の再生を開始し、さらにコンテンツデータ用バッファ22aにバッファリングする(ステップSa3)。そしてコンテンツデータ11の再生中は、再生が終了したデータが再生終了済みバッファ22cに所定時間分蓄えられる。
【0026】
携帯端末2は、コンテンツデータ用バッファ22aがフルになっているかどうかを判定する(ステップSa4)。 ステップSa4でYesとなり、再生中の規定量バッファリングが終了したら配信サーバ1にその旨を通知する(ステップSa5)。
【0027】
配信サーバ1は、ステップSa5の通知を受け取ると(Sb3)、回線に余裕がある分の容量で広告(CM)データ又はコンテンツデータ11のダイジェストなどからなる付加データ12をコンテンツデータ11とともに送信する(ステップSb4)。
【0028】
携帯端末2は、コンテンツデータ11と付加データ12を分離し、コンテンツデータはコンテンツデータ用バッファ22aに蓄積し、付加データ12は付加データ用バッファ22bに保存する(ステップSa7)。
ここで、通信経路が非信頼性伝送路となったために、再生に必要な容量を確保できない場合がある。このときはコンテンツデータ用バッファ22a及び付加データ用バッファ22bにバッファリングされているものを順次再生する。携帯端末2は、それらのバッファに残りのデータがあるか(または残りのデータが所望値以下になったか)どうか判定する(ステップSa8)。
【0029】
ステップSa8でNoの場合(なかった場合又は所望値以下の場合)、携帯端末2はその旨を配信サーバ1に通知し(ステップSa11)、コンテンツデータの送信を最優先させる(ステップSb5,Sb1,Sb2など)。
このとき携帯端末2は、表示部24の画面上に先ほどダウンロードした付加データ12を表示し(ステップSa12)、コンテンツデータ11の再生は中断してバッファリングに専念する。
【0030】
そして、携帯端末2は、コンテンツデータ11についての所定量のバッファリングが終了したら、付加データの再生を終了し(ステップSa13,Sa14)、コンテンツデータ11の再生を開始するが、コンテンツデータ11の再生における途切れた部分を考慮し、再生済みデータ用バッファ22cに蓄えられているものから再生を開始し始める(ステップSa15)。
配信サーバ1は、回線品質が回復したら(ステップSb1)、コンテンツデータ用バッファがフルになるまで回線容量をフルに使用してコンテンツデータ11を送信する(ステップSb2)。
【0031】
また、携帯端末2が一度付加データ12を再生したら、新しくコンテンツデータ11のダウンロードを開始してもよい。また、付加データ12はコンテンツデータ11とリンクしており、再生が進むに連れて新しくデータをダウンロードでき中断が起こった場所にリンクしたデータを表示する。
【0032】
また、中断ポイントははじめからコンテンツデータ11の中にポイント情報として組み込まれていて(例えばドラマなら区切りのいい場所)、携帯端末2はそのポイントでコンテンツデータ11がフルにバッファリングされているかどうかを判定する(ステップSa9)。
【0033】
ステップSa9でNoの場合、携帯端末2は一度そこでコンテンツデータ11の再生を中断し、付加データ12を表示させる(ステップSa11,Sa12)。そして、携帯端末2はコンテンツデータ11をバッファリングし、再生を再開する(ステップSa13,Sa14,Sa15,Sa3)。
ステップSa9でYesの場合、携帯端末2はコンテンツデータ11の全てが再生されたか判断し(ステップSa10)、Noの場合は上記ステップSa8にいき、Yesの場合は終了する。
【0034】
これらにより、本実施形態によれば、非信頼性伝送路を介して送信されたコンテンツデータ11を、携帯端末2においてストリーミング形式で見る場合に、回線品質が劣化した時にも画面上で動画像が停止することなく再生され、利用者がイライラすることを防ぐことができる。
【0035】
また、本実施形態によれば、コンテンツデータ11の再生が停止してしまった時に表示する付加データ12を、回線品質が良い時に余っている容量で配信することができるので、利用者は余計な時間をかけることなく動画像を見ることができる。
【0036】
また、本実施形態によれば、コンテンツデータ11の再生が中断してしまい、その状態から回復した時に、中断時点の少し前のデータからコンテンツデータ11の再生を再開することができるので、利用者はコンテンツデータ11を中断前の状態からスムーズな動画像として見ることができる。
【0037】
また、本実施形態によれば、コンテンツデータ11の再生途中に、例えばドラマなどの区切りの良いところで中断ポイントをつくり、その中断ポイントでコンテンツデータ11をバッファリングし足すことにより、再生の途中で急にドラマが中断することなどを減少させることができる。
また、本実施形態によれば、コンテンツデータ11と付加データ12をリンクすることにより、コンテンツデータ11に適した付加データ12をつけることもできる。
【0038】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
上記実施形態では、携帯端末の一例として携帯電話を挙げているが、本発明はこれに限定されるものではなく、PHS(Personal Handyphone System)、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)などの通信端末に本発明を適用してもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回線品質が劣化した場合でも良好に動画像を表示でき、コンテンツデータの再生中に動画像が停止することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る動画像配信システムを示すブロック図である。
【図2】コンテンツデータの構造を示す説明図である。
【図3】携帯端末のストリーミング再生時の動作を示すフローチャートである。
【図4】配信サーバのストリーミング配信時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1;配信サーバ、2;携帯端末、11;コンテンツデータ、12;付加データ、13;データ出力制御部、21;データ分離部、22a;コンテンツデータ用バッファ、22b;付加データ用バッファ、22c;再生済みデータ用バッファ、23;制御部、24;表示部、100;無線通信網
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像配信システム、配信サーバ、携帯端末及び動画像配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークを介して動画データ及び広告データなどを配信するデータ配信システムとしては、回線品質を監視し、その回線品質に対応して適切な画像表示方法を選択し、選択結果に基づいて適切な表示に変更する技術がある。
【0003】
上記先行技術としては、1)回線品質が劣化し画像の停止または画質の低下があると移動端末のディスプレイをオフにする、2)移動端末の画面の輝度を落として画質の乱れを目立ちにくくする、3)回線状況を報告する、4)回線状態が回復した際に通常の動作に復帰する、などの操作を行っており、予め回線品質の変化に対応した表示選択方法が選択可能に記憶されている移動端末があげられる。
【0004】
また、従来、無線回線を介して動画像を表すコンテンツデータを受信して再生する動画像再生装置が考え出されている。そのコンテンツデータはサーバからストリームデータの構成要素として配信されるものであり、ストリームデータには上記コンテンツデータと付加データが含まれている。従来の動画像再生装置は、ストリームデータから付加データを分離して保存し、無線回線の品質が劣化してコンテンツデータが再生できないとき、付加データがなす画像(広告画像など)を再生するように制御する。さらに、従来の動画像再生装置は、コンテンツデータの再生中、予め規定された時間が経過するとコンテンツデータの再生を停止して付加データがなす画像を再生する機能ももっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−37621号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記先行技術では、回線品質が劣化し画像の品質が劣化すると表示方法を変更するようにしているが、これにより画面のオフ又は輝度の低下などが行われ、回線品質が良好となるまで画面が見づらくなる又は何も見えない状態になるという問題点がある。
【0007】
また、上記従来の動画像再生装置では、コンテンツデータの再生中に不可避的に再生が中断してしまうという問題点と、本来余計な付加データも一体化して送信するため送信に時間がかかってしまうという問題点とがある。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、回線品質が劣化した場合でも良好に動画像を表示でき、コンテンツデータの再生中に動画像が停止することを防ぐことができる動画像配信システム、配信サーバ、携帯端末及び動画像配信方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、動画像を含んでなるコンテンツデータ及び該コンテンツデータ以外のデータからなる付加データを少なくとも配信する配信サーバと、前記配信サーバから配信された前記コンテンツデータ及び付加データを受信して該コンテンツデータ及び付加データを再生する携帯端末とを有してなる動画像配信システムにおいて、前記携帯端末は、受信された前記コンテンツデータを一旦記憶するコンテンツデータ用バッファと、受信された前記付加データを一旦記憶する付加データ用バッファと、前記コンテンツデータ用バッファに記憶されているコンテンツデータを再生させ、該コンテンツデータ用バッファのバッファリング量が所望値以下になったときに、前記付加データ用バッファに記憶されている付加データを再生させる制御部とを有することを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記配信サーバが、前記携帯端末のコンテンツデータ用バッファのバッファリング量及び回線品質を監視し、該バッファリング量が所定値未満であると判断したときは、回線容量の全体を用いるようにして前記コンテンツデータを送信し、該バッファリング量が所定値以上であると判断したときは、前記コンテンツデータのビットレートで該コンテンツデータを送信させるとともに、余っている回線容量を用いて前記付加データを送信させるデータ出力制御部を有することを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、前記コンテンツデータが、該コンテンツデータを再生するときの中断ポイントを示すデータを含んでおり、前記携帯端末の制御部は、前記中断ポイントが示すタイミングで前記コンテンツデータ用バッファのバッファリング量を所定値以上に蓄積するよう制御することを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、前記携帯端末の制御部が、前記コンテンツデータの再生が中断され、その後該中断の再開をする場合、該再生中断時より所望時間分だけ戻って、該中断されたコンテンツデータの再生することを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、前記コンテンツデータと付加データとはリンクしていることを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の発明は、動画像を含んでなるコンテンツデータ及び該コンテンツデータ以外のデータからなる付加データとを少なくとも配信する配信サーバにおいて、配信相手となる携帯端末のコンテンツデータ用バッファのバッファリング量及び回線品質を監視し、該バッファリング量が所定値未満であると判断したときは、回線容量の全体を用いるようにして前記コンテンツデータを送信し、該バッファリング量が所定値以上であると判断したときは、前記コンテンツデータのビットレートで該コンテンツデータを送信させるとともに、余っている回線容量を用いて前記付加データを送信させるデータ出力制御部を有することを特徴とする。
【0015】
請求項7に記載の発明は、配信サーバから配信された動画像を含んでなるコンテンツデータと該コンテンツデータ以外のデータからなる付加データとを受信して、該コンテンツデータ及び付加データを再生する携帯端末において、受信された前記コンテンツデータを一旦記憶するコンテンツデータ用バッファと、受信された前記付加データを一旦記憶する付加データ用バッファと、前記コンテンツデータ用バッファに記憶されているコンテンツデータを再生させ、該コンテンツデータ用バッファのバッファリング量が所望値以下になったときに、前記付加データ用バッファに記憶されている付加データを再生させる制御部とを有することを特徴とする。
【0016】
請求項8に記載の発明は、動画像を含んでなるコンテンツデータ及び該コンテンツデータ以外のデータからなる付加データとを少なくとも配信する動画像配信方法において、配信先となる携帯端末のコンテンツデータ用バッファのバッファリング量及び回線品質を監視し、前記バッファリング量が所定値未満であると判断したときは、回線容量の全体を用いるようにして前記コンテンツデータを送信し、前記バッファリング量が所定値以上であると判断したときは、前記コンテンツデータのビットレートで該コンテンツデータを送信するとともに、余っている回線容量を用いて前記付加データを送信することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る動画像配信システムについて説明する。
【0018】
図1は本発明の実施形態に係る動画像配信システムを示すブロック図である。本動画像配信システムは、配信サーバ1と、利用者が持つ携帯端末(例えば携帯電話)2とを有して構成されている。配信サーバ1は、動画像をなす情報を含んでなるコンテンツデータ11と、コンテンツデータ11以外のデータ(例えば広告をなすデータなど)からなる付加データ12とを少なくとも配信する。付加データ12は、例えば複数の付加データA,B,C,D,Eからなる。携帯端末2は、配信サーバから配信されたコンテンツデータ11及び付加データ12を受信してそのコンテンツデータ11及び付加データ12を再生する。
【0019】
配信サーバ1と携帯携帯端末2とはネットワーク及び基地局を介して、回線品質が変動する非信頼性伝送路、例えば無線通信網100によって繋がっている。また、配信サーバ1は、携帯端末2からの要求の処理、及び回線品質に応じて再生データ11と付加データ12の出力制御をするデータ出力制御部13を有している。例えば、データ出力制御部13は、携帯端末2のバッファ量(バッファに記憶されているデータの量)が足りない時には再生データ11のみを送信し、バッファ量が充分な時には付加データ12と再生データ11とを一緒に送信するように制御する。
【0020】
携帯端末2は、受信したコンテンツデータ11と付加データ12とを分離するデータ分離部21と、データ分離部21から出力されたコンテンツデータ11のみを記憶するコンテンツデータ用バッファ22aと、データ分離部21から出力された付加データ12のみを記憶する付加データ用バッファ22bと、コンテンツデータ用バッファ22aから取り出され再生されたコンテンツデータ11を記憶する再生済みデータ用バッファ22cと、制御部23と、再生動画像などを表示する表示部24とを有している。
【0021】
携帯端末2の制御部23は、コンテンツデータ用バッファ22にコンテンツデータ11があるときにはそのコンテンツデータ11を再生し、コンテンツデータ用バッファ22にコンテンツデータ11がないときには付加データ用バッファ22bの付加データ12を再生し、その付加データ12を再生している間に新たなコンテンツデータ11をバッファリングする。
【0022】
コンテンツデータ11には、図2に示すように、予め中断ポイントが作られている。例えばコンテンツデータ11において、最初の中断ポイントまでを領域(データ)A、次を領域B、次を領域C、最後を領域Dとする。その各領域と中断時に再生する付加データとをリンクさせておく。例えばドラマを再生する時を考える。付加データAをドラマの予告、付加データBを領域Aのダイジェスト、付加データCを領域Bのダイジェストなどとすることにより、利用者はコンテンツデータ11が中断してしまったとしてもイライラすることなく、動画像を楽しむことができる。
【0023】
次に、 本動画像配信システムの動作について図3及び図4を参照して説明する。図3は、動画像再生装置である携帯端末2のストリーミング再生時の動作を示すフローチャートである。図4は配信サーバ1のストリーミング配信時の動作を示すフローチャートである。利用者が携帯端末2を使用して動画像をストリーミング形式で鑑賞する場合を考える。
【0024】
先ず、配信サーバ1は、ストリーミングを開始すると、回線品質を監視するとともに(ステップSb1)、回線容量をフルに使い(再生ビットレート以上で)、動画像をなすコンテンツデータ(再生データ)11を最優先で送る(ステップSb2)。
【0025】
携帯端末2は、コンテンツデータ11を受信しながら(ステップSa1)、再生開始時の再生開始規定量だけコンテンツデータ11がバッファリングされたかどうかを判定する(ステップSa2)。
ステップSa2でYesの場合、コンテンツデータ11の再生を開始し、さらにコンテンツデータ用バッファ22aにバッファリングする(ステップSa3)。そしてコンテンツデータ11の再生中は、再生が終了したデータが再生終了済みバッファ22cに所定時間分蓄えられる。
【0026】
携帯端末2は、コンテンツデータ用バッファ22aがフルになっているかどうかを判定する(ステップSa4)。 ステップSa4でYesとなり、再生中の規定量バッファリングが終了したら配信サーバ1にその旨を通知する(ステップSa5)。
【0027】
配信サーバ1は、ステップSa5の通知を受け取ると(Sb3)、回線に余裕がある分の容量で広告(CM)データ又はコンテンツデータ11のダイジェストなどからなる付加データ12をコンテンツデータ11とともに送信する(ステップSb4)。
【0028】
携帯端末2は、コンテンツデータ11と付加データ12を分離し、コンテンツデータはコンテンツデータ用バッファ22aに蓄積し、付加データ12は付加データ用バッファ22bに保存する(ステップSa7)。
ここで、通信経路が非信頼性伝送路となったために、再生に必要な容量を確保できない場合がある。このときはコンテンツデータ用バッファ22a及び付加データ用バッファ22bにバッファリングされているものを順次再生する。携帯端末2は、それらのバッファに残りのデータがあるか(または残りのデータが所望値以下になったか)どうか判定する(ステップSa8)。
【0029】
ステップSa8でNoの場合(なかった場合又は所望値以下の場合)、携帯端末2はその旨を配信サーバ1に通知し(ステップSa11)、コンテンツデータの送信を最優先させる(ステップSb5,Sb1,Sb2など)。
このとき携帯端末2は、表示部24の画面上に先ほどダウンロードした付加データ12を表示し(ステップSa12)、コンテンツデータ11の再生は中断してバッファリングに専念する。
【0030】
そして、携帯端末2は、コンテンツデータ11についての所定量のバッファリングが終了したら、付加データの再生を終了し(ステップSa13,Sa14)、コンテンツデータ11の再生を開始するが、コンテンツデータ11の再生における途切れた部分を考慮し、再生済みデータ用バッファ22cに蓄えられているものから再生を開始し始める(ステップSa15)。
配信サーバ1は、回線品質が回復したら(ステップSb1)、コンテンツデータ用バッファがフルになるまで回線容量をフルに使用してコンテンツデータ11を送信する(ステップSb2)。
【0031】
また、携帯端末2が一度付加データ12を再生したら、新しくコンテンツデータ11のダウンロードを開始してもよい。また、付加データ12はコンテンツデータ11とリンクしており、再生が進むに連れて新しくデータをダウンロードでき中断が起こった場所にリンクしたデータを表示する。
【0032】
また、中断ポイントははじめからコンテンツデータ11の中にポイント情報として組み込まれていて(例えばドラマなら区切りのいい場所)、携帯端末2はそのポイントでコンテンツデータ11がフルにバッファリングされているかどうかを判定する(ステップSa9)。
【0033】
ステップSa9でNoの場合、携帯端末2は一度そこでコンテンツデータ11の再生を中断し、付加データ12を表示させる(ステップSa11,Sa12)。そして、携帯端末2はコンテンツデータ11をバッファリングし、再生を再開する(ステップSa13,Sa14,Sa15,Sa3)。
ステップSa9でYesの場合、携帯端末2はコンテンツデータ11の全てが再生されたか判断し(ステップSa10)、Noの場合は上記ステップSa8にいき、Yesの場合は終了する。
【0034】
これらにより、本実施形態によれば、非信頼性伝送路を介して送信されたコンテンツデータ11を、携帯端末2においてストリーミング形式で見る場合に、回線品質が劣化した時にも画面上で動画像が停止することなく再生され、利用者がイライラすることを防ぐことができる。
【0035】
また、本実施形態によれば、コンテンツデータ11の再生が停止してしまった時に表示する付加データ12を、回線品質が良い時に余っている容量で配信することができるので、利用者は余計な時間をかけることなく動画像を見ることができる。
【0036】
また、本実施形態によれば、コンテンツデータ11の再生が中断してしまい、その状態から回復した時に、中断時点の少し前のデータからコンテンツデータ11の再生を再開することができるので、利用者はコンテンツデータ11を中断前の状態からスムーズな動画像として見ることができる。
【0037】
また、本実施形態によれば、コンテンツデータ11の再生途中に、例えばドラマなどの区切りの良いところで中断ポイントをつくり、その中断ポイントでコンテンツデータ11をバッファリングし足すことにより、再生の途中で急にドラマが中断することなどを減少させることができる。
また、本実施形態によれば、コンテンツデータ11と付加データ12をリンクすることにより、コンテンツデータ11に適した付加データ12をつけることもできる。
【0038】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
上記実施形態では、携帯端末の一例として携帯電話を挙げているが、本発明はこれに限定されるものではなく、PHS(Personal Handyphone System)、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)などの通信端末に本発明を適用してもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回線品質が劣化した場合でも良好に動画像を表示でき、コンテンツデータの再生中に動画像が停止することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る動画像配信システムを示すブロック図である。
【図2】コンテンツデータの構造を示す説明図である。
【図3】携帯端末のストリーミング再生時の動作を示すフローチャートである。
【図4】配信サーバのストリーミング配信時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1;配信サーバ、2;携帯端末、11;コンテンツデータ、12;付加データ、13;データ出力制御部、21;データ分離部、22a;コンテンツデータ用バッファ、22b;付加データ用バッファ、22c;再生済みデータ用バッファ、23;制御部、24;表示部、100;無線通信網
Claims (8)
- 動画像を含んでなるコンテンツデータ及び該コンテンツデータ以外のデータからなる付加データを少なくとも配信する配信サーバと、前記配信サーバから配信された前記コンテンツデータ及び付加データを受信して該コンテンツデータ及び付加データを再生する携帯端末とを有してなる動画像配信システムにおいて、
前記携帯端末は、
受信された前記コンテンツデータを一旦記憶するコンテンツデータ用バッファと、
受信された前記付加データを一旦記憶する付加データ用バッファと、
前記コンテンツデータ用バッファに記憶されているコンテンツデータを再生させ、該コンテンツデータ用バッファのバッファリング量が所望値以下になったときに、前記付加データ用バッファに記憶されている付加データを再生させる制御部とを有することを特徴とする動画像配信システム。 - 前記配信サーバは、
前記携帯端末のコンテンツデータ用バッファのバッファリング量及び回線品質を監視し、該バッファリング量が所定値未満であると判断したときは、回線容量の全体を用いるようにして前記コンテンツデータを送信し、該バッファリング量が所定値以上であると判断したときは、前記コンテンツデータのビットレートで該コンテンツデータを送信させるとともに、余っている回線容量を用いて前記付加データを送信させるデータ出力制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の動画像配信システム。 - 前記コンテンツデータは、該コンテンツデータを再生するときの中断ポイントを示すデータを含んでおり、
前記携帯端末の制御部は、前記中断ポイントが示すタイミングで前記コンテンツデータ用バッファのバッファリング量を所定値以上に蓄積するよう制御することを特徴とする請求項1又は2記載の動画像配信システム。 - 前記携帯端末の制御部は、前記コンテンツデータの再生が中断され、その後該中断の再開をする場合、該再生中断時より所望時間分だけ戻って、該中断されたコンテンツデータの再生することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の動画像配信システム。
- 前記コンテンツデータと付加データとはリンクしていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の動画像配信システム。
- 動画像を含んでなるコンテンツデータ及び該コンテンツデータ以外のデータからなる付加データとを少なくとも配信する配信サーバにおいて、
配信相手となる携帯端末のコンテンツデータ用バッファのバッファリング量及び回線品質を監視し、該バッファリング量が所定値未満であると判断したときは、回線容量の全体を用いるようにして前記コンテンツデータを送信し、該バッファリング量が所定値以上であると判断したときは、前記コンテンツデータのビットレートで該コンテンツデータを送信させるとともに、余っている回線容量を用いて前記付加データを送信させるデータ出力制御部を有することを特徴とする配信サーバ。 - 配信サーバから配信された動画像を含んでなるコンテンツデータと該コンテンツデータ以外のデータからなる付加データとを受信して、該コンテンツデータ及び付加データを再生する携帯端末において、
受信された前記コンテンツデータを一旦記憶するコンテンツデータ用バッファと、
受信された前記付加データを一旦記憶する付加データ用バッファと、
前記コンテンツデータ用バッファに記憶されているコンテンツデータを再生させ、該コンテンツデータ用バッファのバッファリング量が所望値以下になったときに、前記付加データ用バッファに記憶されている付加データを再生させる制御部とを有することを特徴とする携帯端末。 - 動画像を含んでなるコンテンツデータ及び該コンテンツデータ以外のデータからなる付加データとを少なくとも配信する動画像配信方法において、
配信先となる携帯端末のコンテンツデータ用バッファのバッファリング量及び回線品質を監視し、
前記バッファリング量が所定値未満であると判断したときは、回線容量の全体を用いるようにして前記コンテンツデータを送信し、
前記バッファリング量が所定値以上であると判断したときは、前記コンテンツデータのビットレートで該コンテンツデータを送信するとともに、余っている回線容量を用いて前記付加データを送信することを特徴とする動画像配信方法。
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