JP2004247795A - データ保存装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子式アルバム装置1は、メモリカード4に記録されているデータを読み出すメモリカードドライブと、ハードディスクドライブと、静止画像データを映像信号に変換して映像表示装置に出力する映像出力部と、制御部とを備えている。電子式アルバム装置1は、デジタルスチルカメラにより撮影された静止画像データをメモリカード4から読み出して内部のハードディスクに転送する転送制御、並びに、ハードディスクに格納されている静止画像データを映像信号に変換してテレビジョンモニタに表示する表示制御を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子式の静止画像撮像装置等により撮影された静止画像データを保存するデータ保存装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子式の静止画像撮像装置(以下、デジタルスチルカメラと呼ぶ。)の記録メディアには、リムーバブルなカード型の小型ICメモリ装置(以下、メモリカードと呼ぶ。)が用いられることが多い(例えば特許文献1参照。)。メモリカードは、他の記録メディアに比べて非常に小型であるにも関わらず比較的に大きな容量を有しており、さらに、パーソナルコンピュータや他の機器の記録メディアとして共用することもでき、非常に使い勝手がよい。
【0003】
また、デジタルスチルカメラにより撮影した画像は、メモリカードからパーソナルコンピュータのハードディスク内に転送して、パーソナルコンピュータ上で画像の鑑賞や管理等をするのが一般的である。
【0004】
【特許文献1】
特開平10年第340575号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、デジタルスチルカメラにより撮影した画像をパーソナルコンピュータに転送して管理するのは、はなはだ面倒である。また、パーソナルコンピュータを保有していない(又は使うことができない。)ユーザもおり、そのようなユーザにとっては大量の撮影画像を鑑賞したり管理したりすることは非常に困難であり、それを理由にデジタルスチルカメラの使用をためらうユーザも多いと思われる。
【0006】
本発明は、このような実状を鑑みて提案されたものであり、例えばデジタルスチルカメラで撮影した画像等を簡単に大量に保存でき、さらに、保存している画像を例えばテレビジョンモニタ等の通常のモニタにより簡単に参照することができるデータ保存装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるデータ保存装置は、データを記憶するカード状のメモリ装置であるメモリカードが着脱されるスロットを有し、当該スロットに装着されたメモリカードに記録されているデータを読み出すメモリカードドライブと、ハードディスクを有し、当該ハードディスクに対して磁気的にデータを格納するハードディスクドライブと、静止画像データを映像信号に変換して映像表示装置に出力する映像出力部と、上記メモリカードドライブのスロットに対するメモリカードの装着に応じて当該メモリカードに記録されている静止画像データを読み出して上記ハードディスクに転送する転送制御、並びに、上記ハードディスクに格納されている静止画像データのファイル情報を上記映像表示装置に出力し、出力したファイル情報に基づく操作入力に応じて上記ハードディスク内の静止画像データを選択し、選択した静止画像データを上記映像表示装置に出力する出力制御を行う制御部とを備える。
【0008】
本発明にかかるデータ保存装置では、メモリカードに格納されている静止画像データをハードディスクに転送する転送処理と、ハードディスク内に格納されている静止画像データを映像信号に変換してテレビジョンモニタ等に表示させる出力制御を行う。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として、本発明を適用した電子式アルバム装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
本発明の実施の形態の電子式アルバム装置1は、図1に示すように、デジタルスチルカメラ2により撮影された静止画像データが格納されたメモリカード4が挿入され、そのメモリカード4に格納されている静止画像データを内部のハードディスクドライブに転送する装置である。また、本発明の実施の形態の電子式アルバム装置1は、内部のハードディスクに保存されている静止画像データをビデオ信号として出力し、テレビジョンモニタ3に表示させる装置である。
【0011】
図2に、本発明の実施の形態の電子式アルバム装置1のブロック構成図を示す。
【0012】
電子式アルバム装置1は、図2に示すように、メモリカード4に対してデータの記録再生を行うメモリカードドライブ11と、内部のハードディスク12aに対してデータの記録再生を行うハードディスクドライブ(HDD)12と、静止画像データを映像信号に変換するデコーダ13と、操作入力部14と、制御部15とを備えている。また、電子式アルバム装置1は、外部のパーソナルコンピュータとHDD12との間のインタフェースであるUSBインタフェース回路16と、残量表示部17と備えている。
【0013】
メモリカードドライブ11は、メモリカード4が着脱されるスロット11aを有している。メモリカードドライブ11は、このスロット11aにメモリカード4が装着されているときに、メモリカード4に対するデータの記録再生を行う。
【0014】
HDD12は、内部に磁気的にデータが記録されるハードディスク12aを有し、このハードディスク12aに対してデータの記録再生を行う。
【0015】
デコーダ13は、HDD12に保存されている静止画像データを読み出して、例えばテレビジョン信号等の映像信号に変換して出力する。デコーダ13から出力される映像信号は、映像出力端子18から外部に出力される。映像出力端子18は、図1に示すように、テレビジョンモニタ3の映像入力端子3aに、AVケーブル5を介して接続される。従って、デコーダ13から出力された映像信号は、テレビジョンモニタ3上に表示される。
【0016】
操作入力部14は、ユーザが操作入力を行う遠隔操作装置である。操作入力部14は、例えば赤外線インタフェース14aを用いた赤外線通信により、ユーザにより入力された情報を電子式アルバム装置1の本体に対して送信する。
【0017】
制御部15は、メモリカードドライブ11、HDD12及びデコーダ13の相互のデータ転送処理を制御する。また、制御部15は、HDD12に保存されている静止画像データのファイル管理を行う。また、制御部15は、操作入力部14からの操作入力情報に基づき各種の動作制御を行う。
【0018】
USBインタフェース16は、電子式アルバム装置1とパーソナルコンピュータとの間のインタフェース回路である。電子アルバム装置1は、USB端子19を介してUSB方式で接続可能とされており、USBインタフェース16を介してホストコンピュータによりHDD12にデータの書き込み及び読み出しが可能となっている。例えば、電子式アルバム装置1では、何らかの外部設定を行うことにより、USBインタフェース16を介してHDD12をパーソナルコンピュータと接続するモードとなり、当該HDD12をパーソナルコンピュータの外部記憶装置として動作させることができる。
【0019】
残量表示部17は、HDD12の空き容量の割合を例えばゲージにより視覚的に表す。残量表示部17の表示制御は、制御部15により行われる。制御部15は、HDD12の記録済みデータ量を適宜検出し、そのデータ量に応じて残量表示部17の表示制御を行う。
【0020】
つぎに、電子式アルバム装置1の動作について説明をする。
【0021】
まず、メモリカード4がスロット4に挿入された後、ユーザにより操作入力部14を用いて転送制御操作がされると、制御部15は、メモリカード4内に格納されている一連の撮像データ群(デジタルスチルカメラ2により撮像された1枚以上の静止画像データ)を読み出して、読み出した撮像データ群をHDD12に格納する。
【0022】
この際、制御部15は、メモリカード4に格納されている撮像データの撮影日を参照し、同一の撮影日の一連の撮像データ毎に、ユーザに対してタイトルの入力要求を行う。タイトルの入力要求は、例えば、タイトル入力用の画面をテレビジョンモニタ3に表示することにより行う。ユーザは、タイトル入力用の画面の要求に従い、操作入力部14を用いてタイトルを入力する。タイトルの入力方法は、例えば、操作入力部14の入力ボタンを用いて直接テキストを入力してもよいし、予め適当なタイトルを準備しておき(例えば、“運動会”“誕生日”“旅行”等々の一般的なイベント名等を準備しておき)、そのなかからユーザに任意のタイトルを選択させてもよい。制御部15は、タイトルが入力されると、そのタイトル及び撮影日が名称として記述されたフォルダ(ディレクトリ)を生成して、そのフォルダ内にメモリカード4内の一群の静止画像データを格納する。このため、HDD12内には、少なくとも撮影日及びイベント毎にフォルダが生成され、そのフォルダ内に複数の撮像データが格納されることとなる。
【0023】
また、制御部15は、メモリカード4からHDD12へ転送した撮像データは、転送後にメモリカード4内から消去するようにしてもよい。また、タイトル及び撮影日の情報は、フォルダの名称に示さなくても良く、別途管理用のファイルを生成し、その管理用のファイルに、フォルダ名と、タイトル及び撮影日の情報との対応関係を示しておいてもよい。
【0024】
続いて、HDD12に格納されている撮影データをテレビジョンモニタ3に表示する場合には、ユーザは、まず、HDD12内に格納されている複数の撮像データのうち、所望の撮像データを選択しなければならない。そのため、まず、制御部15は、画像選択用の画面をテレビジョンモニタ3上に表示する。ユーザは、この画像選択用画面に基づき、操作入力部14を使用して、所望の撮像画像を選択する。制御部15は、ユーザにより選択された撮像データをHDD12から読み出して、デコーダ13に供給する。デコーダ13は、供給された撮像データをデコードし、映像信号に変換して映像出力端子18から出力する。
【0025】
ここで、画像選択用の画面は、図3に示すように、カレンダー20を表示し、そのカレンダー20の対応する日付に、HDD12内に生成されているフォルダを示すアイコン(例えば、アイコン21〜24)を表示する。ユーザは、カレンダー20上の“月”移動用のボタン25,26を操作してカレンダー20の表示月の移動を行うとともに、日付選択用カーソル27を移動させることによりカレンダー20上の任意の日付を選択する。制御部15は、ユーザにより日付が選択されると、選択した日付が示されたフォルダを検索し、そのフォルダ内に格納されている撮像画像をHDD12から読み出して、テレビジョンモニタ3に表示させる。
【0026】
また、電子式アルバム装置1では、図4に示すように、例えば液晶モニタ等を備えた小型の表示装置30を接続し、その表示装置30にHDD12内に格納されている任意の静止画像データとカレンダー20とを合成して表示することによって、例えば、卓上のカレンダーとして用いてもよい。さらに、図5に示すように、この小型の表示装置30に対して任意の静止画像データと時刻とを合成して表示するようにして、例えば、卓上の時計として用いるようにしてもよい。
【0027】
以上のように本発明の実施の形態の電子式アルバム装置1では、メモリカード4に保存されている例えばデジタルスチルカメラ2で撮影した画像等を簡単に保存でき、さらに、保存している画像を例えばテレビジョンモニタ3等の通常のモニタにより簡単に参照することができる。従って、例えば、パーソナルコンピュータ等により撮像データを管理する必要がなくなり、非常に便利になる。
【0028】
また、図1に示した電子式アルバム装置1は、筐体の形状をボックス状としたが、どのような形状にしてもよい。例えば、図6に示すような形状としてもよい。図6に示す電子式アルバム装置1の筐体は、略直方体を呈しており、通常状態で縦置きされて使用される。図6に示す電子式アルバム装置1は、筐体の底面部41が上面部42よりも幅狭とされ、さらに、その上面部42は、中央方向に向かい傾斜が形成されている。また、このような形状の電子式アルバム装置1は、図7に示すように、残量表示部17が筐体の側面部の全面に形成されており、HDD12の記憶済み容量が多くなればなるほど、下側から上側に向かい発光領域43が増加していく。そして、HDD12の容量が満杯となると、その発光色を例えば青から赤に変化させる。このように発光させることによって、撮影した写真による思い出の数を光って演出することができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明にかかるデータ保存装置では、メモリカードに格納されている静止画像データをハードディスクに転送する転送処理と、ハードディスク内に格納されている静止画像データを映像信号に変換してテレビジョンモニタ等に表示させる出力制御を行う。
【0030】
このことにより本発明にかかるデータ保存装置では、電子式静止画像撮像装置で撮影した静止画像等を簡単に大量に保存することができ、さらに、保存している静止画像を例えばテレビジョンモニタ等の通常のモニタにより簡単に参照することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電子式アルバム装置の適用例である。
【図2】本発明の実施の形態の電子式アルバム装置のブロック構成図である。
【図3】上記電子式アルバム装置の内部データの管理用の画面を示す図である。
【図4】上記電子式アルバム装置に格納されている静止画像データをカレンダーとともに小型表示装置に表示した例を示す図である。
【図5】上記電子式アルバム装置に格納されている静止画像データをカレンダーとともに小型表示装置に表示した例を示す図である。
【図6】上記電子式アルバム装置の筐体の変形例を示した斜視図である。
【図7】図6に示した電子式アルバム装置の表示例を示した図である。
【符号の説明】
1 電子式アルバム装置、2 デジタルスチルカメラ、3 テレビジョンモニタ、4 メモリカード、11 メモリカードドライブ、12 ハードディスクドライブ、12a ハードディスク、13 デコーダ、14 操作入力部、15 制御部、16 USBインタフェース、17 残量表示部
Claims (10)
- データを記憶するカード状のメモリ装置であるメモリカードが着脱されるスロットを有し、当該スロットに装着されたメモリカードに記録されているデータを読み出すメモリカードドライブと、
ハードディスクを有し、当該ハードディスクに対して磁気的にデータを格納するハードディスクドライブと、
静止画像データを映像信号に変換して映像表示装置に出力する映像出力部と、
上記メモリカードドライブのスロットに対するメモリカードの装着に応じて当該メモリカードに記録されている静止画像データを読み出して上記ハードディスクに転送する転送制御、並びに、上記ハードディスクに格納されている静止画像データのファイル情報を上記映像表示装置に出力し、出力したファイル情報に基づく操作入力に応じて上記ハードディスク内の静止画像データを選択し、選択した静止画像データを上記映像表示装置に出力する出力制御を行う制御部と
を備えるデータ保存装置。 - 上記制御部は、上記メモリカードから上記ハードディスクに転送した静止画像データを、上記メモリカードから消去すること
を特徴とする請求項1記載のデータ保存装置。 - 上記ハードディスク内のデータの格納量を示す表示部を備えること
を特徴とする請求項1記載のデータ保存装置。 - 上記表示部は、上記ハードディスクの容量に対するデータ格納量の割合を示す表示を行うこと
を特徴とする請求項1記載のデータ保存装置。 - 上記制御部は、上記メモリカードから上記ハードディスクに静止画像データを転送する際に、互いに関連する静止画像データ群毎のフォルダをハードディスク内に生成し、生成したフォルダ内に上記互いに関連する静止画像データ群を格納すること
を特徴とする請求項1記載のデータ保存装置。 - 上記制御部は、ハードディスク内にフォルダを生成する際に、上記互いに関連する静止画像データ群毎のタイトルの入力要求を行うこと
を特徴とする請求項5記載のデータ保存装置。 - 上記制御部は、入力されたタイトルが記されたフォルダを作成すること
を特徴とする請求項6記載のデータ保存装置。 - 上記制御部は、入力されたタイトルとフォルダとの関連を示す関連情報を作成して上記ハードディスクに記録すること
を特徴とする請求項6記載のデータ保存装置。 - 上記メモリカードには、電子式静止画像撮像装置により撮像された静止画像データが格納されており、
上記制御部は、上記メモリカードから上記ハードディスクに静止画像データを転送する際に、転送する静止画像データの撮影日情報もハードディスクに転送し、上記映像表示装置に対して表示する管理情報として、カレンダーとともに当該カレンダーの撮影日に対応する位置に上記ハードディスクに保存されている静止画像データを指し示す指示情報を表示すること
を特徴とする請求項1記載のデータ保存装置。 - 上記制御部は、ハードディスクに格納されている静止画像データを、少なくとも撮影日単位でタイトルを付けて分類して管理し、
上記映像表示装置に対して表示する管理情報として、カレンダーとともに当該カレンダーの撮影日に対応する位置に上記タイトルを示す情報を表示すること
を特徴とする請求項9記載のデータ保存装置。
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JP2003032828A JP4032986B2 (ja) | 2003-02-10 | 2003-02-10 | データ保存装置 |
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KR100631423B1 (ko) * | 2005-01-07 | 2006-10-04 | (주)다인시스 | 메모리카드 데이터의 텔레비전 재생장치 |
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