JP2004247031A - 情報記録媒体 - Google Patents
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Abstract
電子情報記録媒体に熱影響を及ぼすことなく、比較的低温度で記録可能な高感度の可視情報記録層であって、しかも表示記録の耐久性にも優れている可視情報記録層を有する情報記録媒体を提供する。
【解決手段】
少なくとも可視情報を記録するための可視情報記録層及び基板を有する情報記録媒体において、可視情報記録層が融点50℃以上、180℃以下であり、且つ平均粒径が0.5μm以上、2.0μm以下である有機物粒子を含み、加熱または光照射によって該有機物粒子の実質的な化学的変化を伴わずに記録可能なことを特徴とする情報記録媒体。
【選択図】 なし
Description
また、サーマルヘッドを使用して可視情報を記録/消去するための装置も提案されている(特開平11−283356号公報)が、光照射の場合と同様に電子情報の記録層への悪影響が懸念され、特に、何度も書き換える場合は、更に注意が必要である。
即ち、本発明の要旨は、少なくとも可視情報を記録するための可視情報記録層及び基板を有する情報記録媒体において、可視情報記録層が融点50℃以上、180℃以下であり、且つ平均粒径が0.5μm以上、2.0μm以下である有機物粒子を含み、加熱または光照射によって該有機物粒子の実質的な化学的変化を伴わずに記録可能なことを特徴とする情報記録媒体に存する。
なお、本発明において平均粒径とは体積平均粒径のことをいう。
また、情報記録用レーザーを用いてレーベル面の可視情報記録層への記録が可能であることから、情報記録後、レーベル面に情報記録の内容を、情報記録用レーザーと同一のレーザーで表示記録可能であり、消費者の利便性を一層向上させることができる。
なお、本発明における「可視情報」とは、文字、記号、イラストや写真等の画像、幾何学的な模様など、目視で読み取る情報であり、「電子情報」とは、デジタル信号で記録されている情報など、その内容を何らかの再生装置で読み取る情報を意味する。
本発明の情報記録媒体は、少なくとも基板及び可視情報を記録するための可視情報記録層を有する情報記録媒体において、該可視情報記録層は融点50℃以上、180℃以下であり、且つ平均粒径が0.5μm以上、2.0μm以下である有機物粒子を含み、加熱または光照射によって該有機物粒子の実質的な化学的変化を伴わずに記録が可能なものであり、比較的低温度での記録が可能な高感度で、しかも表示記録の耐久性にも優れた特性を有するものである。
ここで、「有機物粒子の実質的な化学的変化を伴わない」とは、有機物粒子を構成する化合物が、他の化合物(例えば顕色剤や色素など)と化学的に反応して、発色・変色・消色する現象を実質的に生起しないことを意味する。
本発明において、良好な記録感度を実現するためには、平均粒径が0.5μm以上、2.0μmの間の有機物粒子を可視情報記録層中に、好ましくは25重量%以上、より好ましくは30重量%以上、好ましくは70重量%以下、より好ましくは65重量%以下含有していることである。
従来、サーマルヘッドまたはレーザー光で可視情報を記録するための記録層は、例えば、記録部を発色させるために、色素と色素の発色助剤とを含む組成となっている。そのため、例えば、該記録層が吸湿したり、電子情報の記録/再生装置で連続的に使用したりする高温度の環境に曝されると、色素と発色助剤が徐々に作用して、未記録部が発色したり、記録して発色した部分が消色したりする問題がある。また、他の従来例として、可視情報記録層に含まれる脂肪酸エステル等の結晶状態を可逆的に変化させ、結晶状態/非結晶状態の乱反射光量の差で記録するタイプの媒体が挙げられる。しかし、この場合熱作用で、結晶/非結晶を可逆的に変化することが必要とされるため、耐熱性が劣る欠点がある。
これに対し、本発明の情報記録媒体における可視情報記録層は、有機物粒子がその融点以上の温度で溶融して記録されるため、記録後に融点以上に加熱されなければ、徐々に反応してS/N比が低下するようなことはなく、耐久性に優れた可視情報を得ることが出来る。
以下、本発明の情報記録媒体を、電子情報記録層(領域)と可視情報記録層(領域)とを有する情報記録媒体を例に説明する。
本発明の情報記録媒体において、可視情報記録領域は、光学的に記録される電子情報の記録領域以外の部分に設けられる。例えば、円盤状またはカード状などの媒体において、同一面内に両領域を設けたり、電子情報記録領域と、可視情報記録領域を別層に設けてもよい。さらに、基板に対して、電子情報記録領域と可視情報記録領域を同じ側に設けても良いし、反対側に設けても良い。
また、可視情報記録層の表面(該層への記録用の熱を印加したり、光を照射する面)に、オーバーコート層を有するのが好ましい。オーバーコート層は、物理的な擦過や過剰な圧力から媒体を保護するために、また、該記録層が光照射により記録される場合には、記録光のフォーカスのためにも役立つ層である。
上記層構成からなる情報記録媒体の一例の断面図を図1に示す、図1中、基板1から保護層4までの各層からなる情報記録媒体10は、通常のCD−Rを示す。
具体的には、可視情報記録層に対し、可視情報記録用の光入射面または熱印加面とは逆側の面に、着色層または反射層を設ける。着色層を設ける場合、例えば図1の構成では、保護層4自体が着色されていてもよいし、保護層4と可視情報記録層5との間に、着色層を設けても良い。反射層を設ける場合、例えば図1の構成では、保護層4と可視情報記録層5との間に、(反射層3とは別に)反射層を設けても良いし、保護層4を透明な層とすることにより、反射層3が、電子情報記録層と可視情報記録層の両方に対して有効となる。可視情報は、被記録部分が透明化することにより記録されるので、下地である着色層や反射層が明瞭に見えるようになると、視認性やデザイン性が高まるので好ましい。
本発明の着色層は、着色された層であれば良く、特に制限されないが、例えば色素または顔料等を含んだ紫外線硬化性樹脂を塗布、硬化して形成することができる。
可視情報記録層としては、後述の融点50〜180℃の有機物粒子、バインダー樹脂、並びに必要に応じて添加される光熱変換剤及び/又はその他の添加剤を適当な貧溶媒に分散させて調製した塗布液を塗布する事によって、有機物粒子を含有する層を形成することができる。
4−ヒドロキシフェニル(4' −n−-プロポキシフェニル)スルホン、2−2'−メチレンビス1−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)等のフェノール類が挙げられる。
脂肪族化合物としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸亜鉛、リシノール酸バリウム等の金属セッケン類が挙げられる。
これらの中で、融点50℃以上、180℃以下のものを選択する。
ここで、有機物粒子として色素も使用し得るが、本発明の情報記録媒体では、前述の如く、可視情報記録層中の有機物粒子が溶融により透明化することで記録部が形成され、可視情報記録層の透明部(記録部)と半透明或いは不透明部(非記録部)との差で視認可能であるので、色素を使用しなくても目的は達せられる。
また、可視情報記録層は、有機物粒子が、後述するように、バインダ樹脂中に分散された状態で可視情報記録層中に含まれているのが好ましい。
バインダ樹脂として、具体的には、例えばポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−アルコール共重合体等の塩化ビニル系(共)重合体;ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等の塩化ビニリデン系(共)重合体;ポリエステル樹脂:ポリウレタン樹脂;アクリル樹脂;ポリアミド樹脂などが挙げられ、これらを単独もしくは2種以上を混合して用いることができる。
熱架橋の方法については特に限定されず、例えばバインダー樹脂等と一緒に調製した塗布液を塗布する際に加熱等して架橋させればよい。
バインダー樹脂及び熱架橋性樹脂は、有機物粒子の材料や各樹脂の性質を勘案し、適宜選択すればよい。
光熱変換剤としては、可視情報記録用の光を吸収し、熱エネルギーに変換する化合物であればよく、記録光の波長に応じて適宜選択される。例えば波長700〜900nm程度の光で可視情報を記録するなら、赤外線吸収色素を用いることができる。また、より短波長の光で記録するなら、該記録光波長における吸光量が大きく、また熱エネルギーへの変換効率が高い化合物を選択すればよい。
光熱変換剤の含有率は、光熱変換剤の種類によって吸収濃度が異なることから、塗布された塗布面の反射率が使用するレーザー波長域で50%以下、好ましくは30%以下になるように含有させれば良い。具体的な含有率としては、0.01重量%以上、好ましくは0.1重量%以上、10重量%以下、好ましくは5重量%以下である。
また、環A,B,C,DまたはEについては、さらに環が縮合していてもよい。縮合する環としては芳香族環、中でもフェニル基などの芳香族炭化水素環が望ましい。
一般式〔I〕で表される化合物の重量平均分子量は、通常600以上、2000以下である。
ここでR、R’およびR’’は各々独立に水素原子または任意の置換基を表すが、いずれもより好ましくは、水素原子、あるいは直鎖または分岐のアルキル基(炭素数1〜5)である。
XおよびYとして、特に好ましくは、下記式のジシアノメチレン基である。
R9およびR10は各々独立に水素原子または一般式〔I〕におけると同義の任意の置換基を表すが、この置換基として、好ましくはハロゲン原子、あるいは直鎖または分岐のアルキル基(炭素数1〜5)が挙げられる。
なお、一般式〔I〕で表される化合物を含め、光熱変換剤は単独で使用してもよいし、複数種併用してもよい。
これらの添加剤や分散剤は、塗布液に対して、全体で20重量%以下、好ましくは10重量%以下である。
可視情報記録層塗布液の調製は、有機物粒子、バインダー樹脂、各種の任意添加剤等がバインダー樹脂を溶解する適当な有機溶媒中に均一分散されれば良く、その添加順序は制限されない。例えば、有機物粒子のみを有機溶剤中で均一に分散し、次いでバインダー樹脂を均一混合して調製するか、有機溶剤にバインダー樹脂を溶解したバインダー樹脂溶液中で有機物粒子を均一混合して分散調製するか、或いは有機物粒子をバインダー樹脂と共に有機溶剤中で均一に分散して調製するかなど、いずれの方法でも良い。
可視情報記録層の膜厚は、通常10nm以上、好ましくは50nm以上であり、また通常500nm以下、好ましくは300nm以下である。
具体的には、下記(1)のアクリレートオリゴマー20〜80重量%と、下記(2)のアクリル系モノマー10〜70重量%と、下記(3)の光ラジカル開始剤1〜10重量%などから構成される紫外線硬化性樹脂が好ましい。
ビスフェノールA、F、S、ノボラック等を原料とするエポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸が反応してなるエポキシアクリレートオリゴマー;
ヘキサメチレンジイソシアネートと1,6−ヘキサンジオールから成るポリウレタンと2−ヒドロキシエチルアクリレートとの反応物、アジピン酸と1,6−ヘキサンジオールから成るポリエステルジオールとトリレンジイソシアネートとを反応させたジイソシアネートオリゴマーに2−ヒドロキシエチルアクリレートを反応させたもの等の、(ジ)イソシアネート化合物、多価アルコール、及び(メタ)アクリル酸が反応してなるウレタンアクリレートオリゴマー;
水酸基含有化合物にエチレンオキサイドやプロピレンオキサイドを付加させた多価アルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどに(メタ)アクリル酸が反応してなるエーテルアクリレートオリゴマー等。
2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、ノニルフェノキシエチルアクリレート、N−ビニルピロリドン、2−ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルオキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルオキシヘキサノリドアクリレート、1,3−ジオキサンアルコールのε−カプロラクトン付加物のアクリレート、1,3−ジオキソランアクリレート等の単官能モノマー;
アセトフェノン系化合物、プロピオフェノン系化合物、アントラキノン系化合物、チオキサントン系化合物等。
なお、この紫外線硬化性樹脂には、上述したオーバーコート層に求められる性能を著しく損なわない限り、シリカや顔料、染料などの色材、重合停止剤、保存安定剤、分散剤、消泡剤、界面活性剤、紫外線硬化性樹脂以外のバインダー樹脂などを含有していてもよい。
紫外線照射の光源としては、高圧水銀灯、メタルハライドランプ等が使用される。そして、照射エネルギー量は、通常150〜2000mJ/cm2、好ましくは250〜1000mJ/cm2の範囲から選択される。この際、数秒で塗膜が硬化するため、生産性に優れている。
オーバーコート層により、記録光を効率的に集光して安定的にフォーカシングするためには、該層の屈折率は0.4以上、2.6以下、特に0.5以上、1.9以下であることが好ましい。
基板1の厚さの下限は通常1.1mm、好ましくは1.15mmであり、上限は通常1.3mm、好ましくは1.25mmである。
電子情報記録層2は、レーザー光の照射により記録可能なものであれば良く、特に制限されず、有機物質よりなる電子情報記録層、無機物質よりなる電子情報記録層のいずれでも良い。
電子情報記録層2の厚さは、記録層の種類により異なるが、下限は通常5nm、好ましくは10nmであり、上限は通常500nm、好ましくは300nmである。
反射層3の厚さの下限は通常30nm、好ましくは50nmであり、上限は通常150nm、好ましくは120nmである。
保護層4の厚さの下限は通常1.0μm、好ましくは3.0μmであり、上限は通常15μm、好ましくは10μmである。
図1は本発明の情報記録媒体の実施の形態の一例を示すものであって、本発明の情報記録媒体は何ら図1に示す層構成のものに限定されるものではなく、好ましくは、本発明の情報記録媒体では、可視情報記録層の下に着色層または反射層が設けられる。具体的には、可視情報記録層5に対し、可視情報記録用の光入射面または熱印加面とは反対の面側に、着色層または反射層を設ける。
着色層は、保護層と同様にレーザー光透過性の材料、例えばUV硬化性樹脂を用い、染料等の着色剤により所望の色に着色して層を形成することができる。可視情報は、被記録部分が透明化することにより記録されるので、着色層を設けることにより被記録個所の下地である着色層が明瞭に見えるようになり、視認性やデザイン性を高めることができるので好ましい。
反射層を設ける場合、例えば図1の構成では、保護層4と可視情報記録層5との間に、(反射層3とは別に)反射層を設けても良いし、保護層4を透明な層とすることにより、反射層3が、電子情報記録層と可視情報記録層の両方に対して機能するようにすることも出来るが、光情報記録媒体の構成を簡素化して製造コストを低減する上で、この反射層は、可視情報記録層と電子情報記録層との双方のための反射層であることが好ましい。
また、本発明においては,CD−R等の光情報記録媒体の最表面層(保護層4)の上に、直接可視情報記録層5を形成しても良く、例えば接着層などのレーザー光に透過性の層を介して可視情報記録層5を形成しても良い。
本発明の情報記録媒体における可視情報記録層は、非接触で記録できるため、電子情報記録層への加圧による影響が少ない点、またより微細な記録が可能となる点から、光照射による可視情報記録が可能である場合がより好ましい。
なお、以下の実施例及び比較例において、光情報記録媒体への可視情報の記録は、図2に示す記録装置を用いて行った。
射出成形により、幅0.45μm、深さ155nmのグルーブを有する1.2mm厚さのポリカーボネート基板を得た。この基板1に、含金アゾ色素のフッ素アルコール溶液をスピンコートにより塗布し、90℃で15分乾燥して膜厚100nmの電子情報記録層2を形成した。さらに、この電子情報記録層2の上にAgをスパッタリングして、70nm厚さの反射層3を形成した。
この反射層3の上に、アクリレート系モノマーを主体にした紫外線硬化性樹脂(大日本インキ社製 「SD−374」)をスピンコートにより塗布した後、紫外線を照射して硬化し、保護層4を形成した。
2,4−ジヒドロキシ安息香酸(山田化学(株)製)0.60g、光熱変換剤(下記構造式)0.07g、バインダ樹脂溶液3.90g、トルエン1.95g及び粒径0.5mmのジルコニアビーズ15mlを、50mlのガラス容器に添加し、ペイントシェーカーで3時間振とうした。その後、ジルコニアビーズを濾別し、2,4−ジヒドロキシ安息香酸の微粒子分散液を作成した。
得られた分散液の2,4−ジヒドロキシ安息香酸の粒度分布を、マイクロトラック9340UPA(日機装(株)製)にて測定した結果、その平均粒径は1.5μmであった。
斯かる方法で作成した情報記録媒体に、図2に示す記録装置を用いて、オーバーコート層形成面(レーベル面)に50mWレーザーを照射して文字記録(可視情報)を行った。
尚、表中、記録視認性の評価は下記の基準を表す。
<記録視認性評価>
良 : 記録部が明瞭に認識できる。
やや良: 記録部が認識できる。
不良 : 記録部がほとんど認識できない。
実施例1の可視情報記録層における、有機物粒子の種類および/または量を下記表2に記載のように変更した他は、実施例1と同様にして情報記録媒体を作成し、可視情報記録層のレーベル面に記録を行った。
なお、実施例2〜4及び比較例1〜3においても、実施例1と同様にして、有機物粒子の分散液の平均粒径を測定した。
3,4−DHBA:山田化学(株)製;3,4−ジヒドロキシ安息香酸
CVL:商品名 山田化学(株)製、ロイコ染料
ETAC:商品名 山田化学(株)製、ロイコ染料
BLMB:商品名 山田化学(株)製、ロイコ染料
<耐熱性試験>
実施例1〜4において良好に記録を行うことができた情報記録媒体について、以下の3つの条件下に置いたのち、その記録視認性により耐熱性評価を行った。その結果を表3に示す。
温度:60℃、70℃、80℃
湿度:30%RH
時間:5時間
実施例1〜4において良好に記録を行うことができた情報記録媒体について、以下の条件下に置いたのち、その記録視認性により加湿評価を行った。その結果を表3に示す。
温度:30℃
湿度:90%RH
時間:16時間
2 電子情報記録層
3 反射層
4 保護層
5 可視情報記録層
6 オーバーコート層
10 CD−R
11 光ディスク
13 スピンドルモータ
14 ステッピングモータ
16 アクチュエータ
17 レーザー光
Claims (5)
- 少なくとも可視情報を記録するための可視情報記録層及び基板を有する情報記録媒体において、可視情報記録層が融点50℃以上、180℃以下であり、且つ平均粒径が0.5μm以上、2.0μm以下である有機物粒子を含み、加熱または光照射によって該有機物粒子の実質的な化学的変化を伴わずに記録可能なことを特徴とする情報記録媒体。
- 前記可視情報記録層が前記有機物粒子を分散させたバインダ樹脂を用いて形成されており、可視情報記録層における前記有機物粒子の重量割合が、25%以上、70%以下であることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
- 加熱または光照射により、前記可視情報記録層中の前記有機物粒子が溶融し、透明化することにより可視情報が記録されることを特徴とする請求項1または2に記載の情報記録媒体。
- 前記の可視情報記録層中に光熱変換剤を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の情報記録媒体。
- 前記可視情報記録層はその基板側の面に着色層または反射層を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の情報記録媒体。
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2004
- 2004-01-16 JP JP2004008651A patent/JP2004247031A/ja active Pending
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