JP2004245774A - 作業扉のシール構造及びその検査方法 - Google Patents

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JP2004245774A JP2003038073A JP2003038073A JP2004245774A JP 2004245774 A JP2004245774 A JP 2004245774A JP 2003038073 A JP2003038073 A JP 2003038073A JP 2003038073 A JP2003038073 A JP 2003038073A JP 2004245774 A JP2004245774 A JP 2004245774A
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Junichi Nagata
順一 永田
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Abstract

【課題】作業扉と作業口との間からの処理液の漏れを長期間に亘って安定的に防止する。
【解決手段】マンホール蓋70のフランジ部66には、外周側及び内周側にそれぞれゴムシール部材86及び中空シール部材88が取り付けられている。マンホール蓋70が閉鎖されると、中空シール部材88に加圧空気が充填される。これにより、シール部材86,88は処理槽14のシール面64,68に圧接し、フランジ部76とシール面64,68との間を密閉する。このとき、シール部材86,88間に形成される流水路144には洗浄水Wが供給され、この洗浄水Wは流水路144を略一周に亘り流通した後、外部へ排出される。この洗浄水Wは、処理槽14内で用いられる処理液の濃度が測定され、その濃度に基づいて中空シール部材88のシール性が維持されているか否かが判断される。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、槽内に酸性溶液、アルカリ性溶液、水等の液体が飛散、浮遊する処理槽における作業口が作業扉により開閉可能とされたマンホールからの液体漏れを防止するための作業扉のシール構造及び、この作業扉のシール構造におけるシール性の低下を検出することを目的とする作業扉のシール構造の検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
平版印刷版の支持体は、多くの場合、アルミニウム又はアルミニウムを主体とする合金から圧延された長尺帯状のアルミニウムウエブ(以下、「アルミウエブ」という。)を素材とし、このアルミウエブの片面あるいは両面に陽極酸化処理、エッチング処理、粗面化処理、砂目立て等の各種の表面処理が施されて製造される。従って、このような平版印刷版の支持体の製造ラインには、アルミウエブに対して各種の表面処理を行うための表面処理装置が設置されると共に、これらの表面処理装置の下流側にはアルミウエブに付着した酸性溶液、アルカリ性溶液等の各種の処理液を水により洗浄、除去するための洗浄処理装置が設置されている。
【0003】
これらアルミウエブの表面処理装置及び洗浄処理装置(以下、これらを総称して「ウエブ処理装置」という。)としては、例えば、図7に示されるような構造のものが知られている。このウエブ処理装置200は、陽極酸化処理等のアルミウエブ12を処理液中に浸漬させるものを除く各種の表面処理や洗浄処理に好適に用いられるものである。ウエブ処理装置200には、アルミウエブ12を外部から区画された空間内で処理するために処理槽14が設けられている。ここで、長尺帯状のアルミウエブ12は、入口側の開口部16を通して処理槽14内に連続的に搬入され表面処理や洗浄処理が行われた後に、出口側の開口部18を通して処理槽14から搬出される。
【0004】
処理槽14内には、アルミウエブ12を案内するために複数のパスロール20が設置されると共に、これらのパスロール20により案内されるアルミウエブ12の搬送経路に沿って複数のスプレー管22が配置されている。スプレー管22には、アルミウエブ12へ向かって開口するように複数の噴射ノズル(図示省略)が取り付けられており、これらの噴射ノズルは、スプレー管22内へ高圧の処理液が供給されると、処理液を霧状(ミスト)又は細流状としてアルミウエブ12へ噴射する。またスプレー管22からアルミウエブ12へ噴射された使用済みの処理液は、処理槽14の底板部に接続された回収管24を通して、貯留タンク、再処理装置、浄化装置等へ送られ、処理液の種類に応じた処理がなされる。
【0005】
処理槽14には、ウエブ処理装置200に対するメンテナンス時に、作業者が処理槽14内へ出入りするための開閉部としてマンホール26が設けられている。図8に示されるように、マンホール26には、作業口として処理槽14の側板部に開口するマンホール口28が設けられている。このマンホール口28には、その内周縁部に沿って処理槽14奥側へ突出する筒状のリブ30が溶接、折曲加工等により設けられている。このリブ30の奥側の端部には、プレート状の内蓋31が着脱可能に装着されている。また処理槽14の外面側には、マンホール口28の周縁部に沿って平面状に加工されたシール面38が環状に設けられている。
【0006】
マンホール口28には、作業蓋としてマンホール蓋34が開閉可能に設置されている。このマンホール蓋34は、図7に示されるように略長方形のプレート状に形成されており、片側の長辺部が上下2箇所でヒンジ36を介して処理槽14の測板部に連結されている。これにより、マンホール蓋34は、ヒンジ36の軸37を中心としてマンホール口28を閉鎖する閉鎖位置(図8参照)と作業者が出入り可能となるようにマンホール口28を開放する開放位置との間で揺動可能に支持される。マンホール蓋34には、その外周端部に環状のフランジ部40が一体的に設けられており、このフランジ部40の内側の面は、平面状に加工されると共に環状の取付溝44が形成されたフランジ面42とされている。このフランジ面42の取付溝44には、断面が略長方形とされたゴムシール部材46の長手方向に沿った一端部が嵌挿され固着されている。
【0007】
マンホール蓋34が閉鎖位置に移動すると、フランジ部40のフランジ面42は、シール面32と略平行に支持されると共に、シール面32との間に所定の隙間(クリアランス)を形成する。このとき、ゴムシール部材46はシール面32により圧縮され、その復元力によりシール面32に圧接する。これにより、シール面32とのフランジ面42との間が密閉され、処理槽14内からの液漏れが防止される。またマンホール蓋34は、フランジ部40の挿通穴41を挿通すると共に、シール面32のねじ穴50内へ捻じ込まれた複数本のボルト48により閉鎖位置に拘束されると共に、これらボルト48のねじ穴50への捻じ込み量によりゴムシール部材46の圧縮量が調整される。このマンホール26では、フランジ部40及びシール面32並びにゴムシール部材46が正常な状態に維持され、かつシール面32によりゴムシール部材46が全周に亘って略均一に圧縮されていれば、フランジ部40とシール面32との間からの液漏れをゴムシール部材46により効果的に防止できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなマンホール26では、フランジ部40及びシール面32が腐蝕等により変形し、また処理液やその蒸気との反応によりゴムシール部材46が劣化、損傷することは長期的には避けることができない。またボルト48の捻じ込み量は作業者の手作業により調整されることから、ゴムシール部材46を周方向に沿って均一に圧縮することが難しい。このため、従来のシール構造が適用されたマンホール26では、長期的には処理槽14内からの液漏れを完全に防止することができない。そこで、処理槽14では、マンホール26から液漏れが発生した場合でも、漏れ出した処理液による工場内の汚染や環境悪化を抑制するため、図7に示されるようにマンホール口28の下部側に漏斗状の受け容器52を設置し、この受け容器52によりマンホール26から漏れ出した処理液を受け、受け容器52下端部に接続された排液管54を通して処理液を回収し、排液として処理していた。
【0009】
しかし、マンホール口28の下部側に受け容器52を設置した場合でも、マンホール口28の周辺部及び受け容器52内に付着した処理液が蒸発し、これにより発生する蒸気が工場環境の悪化原因となってしまう。また、フランジ部40とシール面32との間から漏れ出した処理液は、マンホール蓋34やシール面32の腐蝕を促進してマンホール26自体の寿命を短くする原因にもなり、さらに処理液の種類によってはマンホール蓋34とシール面32との間で結晶化し、マンホール蓋34を開放不能とする原因にもなり得る。
【0010】
上記事実を考慮して、本発明の一の目的は、作業蓋と作業口との間からの処理液の漏れを長期間に亘って安定的に防止できる作業扉のシール構造を提供することにあり、また本発明の他の目的は、前記作業扉のシール構造におけるシール性の低下を早期に検出可能とする作業扉のシール構造の検査方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の作業扉のシール構造によれば、加圧気体が充填可能とされた中空シール部材を作業扉のフランジ部に取り付け、作業扉が作業口を閉鎖する閉鎖位置にある状態で、中空シール部材に加圧気体を充填して中空シール部材をシール面側へ膨張させてシール面とフランジ部との間を密閉することにより、加圧気体が充填され膨張した中空シール部材が柔軟性を有することから、シール面及びフランジ部の一方又は双方に変形が生じているような場合でも、中空シール部材をシール面に沿うような形状に変形させつつ、この中空シール部材を均一な圧力分布状態でシール面に圧接できるので、中空シール部材によってシール面とフランジ部との間を密閉し、シール面とフランジ部との間からの液、蒸気等の漏れを確実、かつ長期的に防止できる。
【0012】
また請求項2記載の作業扉のシール構造では、フランジ部における中空シール部材の外周側に弾性材料からなる弾性シール部材を取り付け、シール面とフランジ部との間を中空シール部材及び弾性シール部材による2重のシール構造としたことにより、中空シール部材が破損等によりシール性が低下又は消失した場合でも、弾性シール部材によりマンホールからの液漏れを防止し、シール構造の信頼性を向上できる。
【0013】
また請求項3記載の作業扉のシール構造では、作業扉が閉鎖位置へ移動すると、給液手段が中空シール部材と弾性シール部材との間に洗浄液を供給して流通させ、この中空シール部材と弾性シール部材との間を流通した洗浄液を排液路により作業扉の外部へ排出することにより、中空シール部材が劣化、損傷等によりシール性が低下又は消失した場合でも、中空シール部材とシール面との間から漏れ出した液体を洗浄液中に混合、拡散し、排液路を通して洗浄液中に希釈した状態で外部へ排出でき、さらに洗浄液の静圧の作用により中空シール部材とシール面との間からの液体の漏れ量を減少できる。この結果、中空シール部材とシール面との間から液漏れが発生した場合でも、外部へ漏れ出した液体による環境等への影響を緩和できる。
【0014】
また請求項4記載の作業扉のシール構造の検査方法によれば、請求項3の作業扉のシール構造において、給液手段により供給される洗浄液として処理槽内で用いられる液体とは異なるものを用い、排液路から排出される洗浄液中における処理槽内で用いられる液体の濃度を測定し、この測定値に基づいて中空シール部材とシール面との間からの液漏れを判断することにより、中空シール部材の劣化、損傷等に起因して中空シール部材とシール面との間からの液漏れが発生した場合には、排液路から排出される洗浄液中の液体濃度が上昇し、この液体濃度が液体の漏れ量に対応する値になるので、この液体濃度を測定することで液漏れの有無を検出し、さらに中空シール部材とシール面との間からの液体の漏れ量を簡単に推定できるようになるので、作業扉を開放することなく、中空シール部材が十分なシール性を維持しているか否かを判断できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るマンホール蓋のシール構造及び、その検査方法について図面を参照して説明する。
【0016】
(第1の実施形態)
図1には本発明の第1の実施形態に係るマンホールを備えたウエブ処理装置が示されている。このウエブ処理装置10は、図7に示されるウエブ処理装置200と同様に、支持体の素材となる長尺帯状のアルミウエブ12に対して各種の表面処理又は洗浄処理を行うためのものであり、マンホール56の構造を除いてウエブ処理装置200とは共通の構成を有している。このことから、本実施形態に係るウエブ処理装置10の構成部材のうち、ウエブ処理装置200と共通なものについては同一符号を付して説明を省略する。
【0017】
図1に示されるように、ウエブ処理装置10の処理槽14には、ウエブ処理装置10に対するメンテナンス時に、作業者が処理槽14内へ出入りするための開閉部としてマンホール56が設けられている。このマンホール56には、図2及び図3に示されるように、作業口として処理槽14の側板部に開口する略長方形のマンホール口58が設けられている。マンホール口58には、その内周縁部に沿って処理槽14奥側へ突出する筒状のリブ60が溶接、折曲加工等により全周に亘り設けられている。このリブ60の奥側端部には、プレート状の内蓋62が着脱可能に装着されている。
【0018】
処理槽14における側板部の外面には、マンホール口58の周縁部に沿って平面状に加工されたマンホール56の外周シール面64が環状に設けられている。またマンホール口58の内周面には、全周に亘ってシール板66が内周側へ延出するように設けられている。シール板66の外側の平面はマンホール56の内周シール面68とされている。この内周シール面68は、外周シール面64と平行とされると共に、外周シール面64に対して奥側に位置している。
【0019】
マンホール口58には、作業扉として略長方形のプレート状に形成されたマンホール蓋70が開閉可能に設置されている。このマンホール蓋70は、図3に示されるように、片側(図1では左側)の長辺部が上下2箇所でヒンジ72を介して処理槽14の側板部に連結されている。これにより、マンホール蓋70は、ヒンジ72の軸3を中心としてマンホール口58を閉鎖する閉鎖位置(図3参照)と作業者が出入り可能となるようにマンホール口58を開放する開放位置との間で揺動可能に支持される。またマンホール56の外面には、ヒンジ72とは反対側の側端部に把手74が設けられており、作業者は把手74を把持しつつマンホール蓋70の開閉を行う。
【0020】
マンホール蓋70の外周端部には、図3に示されるようにフランジ部76が一体的に設けられており、このフランジ部76の内側の面は平面状に加工されたフランジ面78とされている。フランジ面78には、その外周側に外周シール面64に対応する環状の外周取付溝80が形成されている。さらにフランジ面78には、外周取付溝80の内周側に内周シール面68に対応する環状の内周取付溝82が形成されている。この内周取付溝82は、フランジ部76から突出する一対のリブ84間に形成されている。ここで、外周取付溝80と内周取付溝82とは互いに平行に延在している。
【0021】
マンホール蓋70の外周取付溝80には、断面が略長方形とされたゴムシール部材86の長手方向に沿った一端部(基端部)が嵌挿され固着されている。このゴムシール部材86の他端部(先端部)は、先端へ向かって幅が狭くなるように略半円状に成形されている。ここで、ゴムシール部材86は、ゴム硬度が50°〜70°程度のゴムが成形素材として好適に用いられる。
【0022】
マンホール蓋70における内周取付溝82には、中空シール部材88の基端部が嵌挿され固定されている。中空シール部材88は、図4に示されるように薄肉状のゴム膜により形成されたシールチューブ90とボルト状に形成された連結金具92とを備えている。シールチューブ90は無端状(環状)とされており、長手方向に沿った周長が内周取付溝82の周長と略等しくなっている。シールチューブ90内には、加圧空気が充填及び排出可能とされた環状の空気室94が形成されている。
【0023】
シールチューブ90は、図4に示されるように断面が平板状とされた底部96と、この底部96に接合された袋状の伸縮部98とを備えている。伸縮部98は空気室94内の気体圧力(内圧)に応じて形状が変化する。具体的には、伸縮部98は、内圧が大気圧と略等しいときには、図4の2点鎖線で示されるように略凹字状になり、底部96からの突出量が最小となる。また伸縮部98は、内圧が上昇するに従って先端部が凸状になるように弾性変形し底部96からの突出量が増大し、内圧が所定の基準圧を越えると、図4の実線で示されるよう先端部が半円状となって底部96からの突出量が略最大となる。
【0024】
図4に示されるように、シールチューブ90の底部96には円形の取付穴100が形成されている。一方、連結金具92の基端部には周溝102が形成されており、連結金具92の周溝102内には、底部96における取付穴100の周縁部が嵌挿され、この周縁部が加硫接着等によって固着されている。これにより、取付穴100が気密状態となるように閉止されると共に、シールチューブ90の底部96には連結金具92が連結される。連結金具92には、その中心部を貫通するパイプ状の連通路104が形成されており、この連通路104を通してシールチューブ90の空気室94は外部と連通している。また連通路104の先端部には雌ねじ部(図示省略)が設けられている。
【0025】
図3に示されるように、マンホール蓋70の外周取付溝80には、中空シール部材88の底部96側が嵌挿され固着されている。また外周取付溝80の底部には、連結金具92に対応する挿通穴106が穿設されており、この挿通穴106を通して連結金具92がマンホール蓋70の表面側まで突出している。連結金具92は、挿通穴106からの突出部にナット108(図4参照)が捻じ込まれることによりマンホール蓋70に締結固定される。
【0026】
マンホール蓋70が閉鎖位置(図3参照)に移動すると、フランジ部76におけるフランジ面78は側板部における外周シール面64及び内周シール面68と略平行に支持されると共に、シール面64,68との間には所定幅の隙間(クリアランス)が形成される。このとき、ゴムシール部材86の先端部には外周シール面64が圧接し、その長手方向に沿って圧縮される。これにより、ゴムシール部材86は、その復元力により外周シール面64に圧接し、外周シール面64とフランジ面78との間を全周に亘って密閉(シール)する。
【0027】
また中空シール部材88は、マンホール蓋70の閉鎖位置への移動前には、連結金具92の連通路104が開放され空気室94の内圧が大気圧と等しくなっている。マンホール蓋70の閉鎖位置への移動後に、連結金具92の連通路104には、加圧空気供給用のエアー配管110がニップルを介して接続され、このエアー配管110を通して空気室94内には加圧空気が供給される。このとき、エアー配管110から供給される加圧空気は、中空シール部材88の基準圧となるように圧力調整されている。この基準圧は、中空シール部材88の仕様、具体的には、シールチューブ90の肉厚、内容積、形状等に応じて変化するが、本実施形態では、0.5〜2.0kgf/cmの範囲内で、内周シール面68に対して適正な面圧が得られるように設定されている。ここで、エアー配管110には開閉弁112が配置されている。
【0028】
なお、開閉弁112はエアー配管110の加圧空気をシールチューブ90へ供給する給気ポートに加え、シールチューブ90内の加圧空気を外部へ排気するための排気ポートを有している。これにより、作業者が開閉弁112を閉鎖状態となるように操作することで、エアー配管110から加圧空気の供給が停止されると共に、シールチューブ90内に充填された加圧空気が開閉弁112を通して外部へ排気される。
【0029】
上記のように、中空シール部材88の空気室94内に加圧空気を供給することにより、中空シール部材88におけるシールチューブ90の先端部が内周シール面68側へ突出して内周シール面68に圧接する共に、その圧接部分が内周シール面68に沿って弾性的に変形する。これにより、中空シール部材88は、シールチューブ90の内圧に対応する圧接力で内周シール面68に圧接し、内周シール面68とフランジ面78との間を全周に亘って密閉(シール)する。
【0030】
図2及び図3に示されるように、処理槽14の側板部には、略L字状に屈曲されたブラケット114が溶接等により連結されており、このブラケット114の先端部には一対のエアーシリンダ116が取り付けられている。これら一対のエアーシリンダ116は、それぞれマンホール蓋70における一対のヒンジ72と高さが略一致するように配置されている。エアーシリンダ116には、丸棒状のロッド117が伸縮可能となるように設けられており、このロッド117の先端部には円板状の押圧板118が固定されている。またエアーシリンダ116は、ロッド117の伸長用ポート及び縮長用ポートがそれぞれ独立して設けられた2ポート型のものが用いられている。
【0031】
エアーシリンダ116の2個のポートには、それぞれ2本のエアー配管120,122が接続されており、これらのエアー配管120,122の途中にはそれぞれ電磁弁124,126が配置されている。これらの電磁弁124,126は、一方が開放されると他方が閉鎖され、かつ一方が閉鎖されると他方が開放されるように、互いに連動して作動する。また2個の電磁弁124,126はそれぞれ排気ポートを備えており、これにより、電磁弁124,126を閉鎖状態とすると、エアー配管120,122からの加圧空気の供給が停止されると共に、排気ポートを通してエアーシリンダ116内の加圧空気が排気可能になっている。従って、作業者が電磁弁124,126の一方を選択的に開放することで、エアーシリンダ116が作動してロッド117を伸長又は縮長する。このとき、エアーシリンダ116がロッド117を伸長させると、押圧板118がマンホール蓋70の外面へ圧接してマンホール蓋70をシール面64,68側へ押圧する。これにより、マンホール蓋70は閉鎖位置(図3参照)に拘束される。また、エアーシリンダ116によりロッド117を縮長させ、押圧板118をマンホール蓋70から十分離間させると、閉鎖位置にあるマンホール蓋70が開放可能になる。
【0032】
次に、上記のように構成された本実施形態に係るマンホール56の作用について説明する。ウエブ処理装置10は、点検、清掃、メンテナンス等のために計画的に停止される。このとき、ウエブ処理装置10の点検、清掃、メンテナンス等を行う作業者は、先ず、開放状態にあるエアー配管110の開閉弁112を閉鎖状態とし、中空シール部材88のシールチューブ90への加圧空気の供給を停止すると共に、開閉弁112を通してシールチューブ90内から加圧空気を排気する。これにより、シールチューブ90は内圧が大気圧と略等しくなり、その先端部が図4の2点鎖線で示されるような凹字状に変形(復元)すると共に外周シール面64から離間する。
【0033】
次いで、作業者は、エアー配管120,122の電磁弁124,126のうち閉鎖状態にある他方の電磁弁126を開放状態とし、エアーシリンダ116の縮長用ポートに加圧空気を供給する。これに連動し、開放状態にあった一方の電磁弁124が閉鎖状態になると共に、この電磁弁124を通してエアーシリンダ116の伸長用ポートから加圧空気が排気される。これにより、エアーシリンダ116は、ロッド117を縮長させて押圧板118をマンホール蓋70から離間させる。押圧板118がマンホール蓋70から離間すると、作業者は把手74を把持しつつマンホール蓋70を閉鎖位置から開放位置まで移動させる。この後、作業者は内蓋62をリブ60から取り外す。これにより、マンホール口58が開放されて作業者が出入り可能となる。
【0034】
マンホール口58を開放した後、作業者は、マンホール口58を通して処理槽14内へ入り、処理槽14内の清掃、スプレー管22やパスロール20等の点検を行い、必要に応じてスプレー管22やパスロール20等に対するメンテナンスを行う。
【0035】
作業者は、上記のような処理槽14内での作業が完了すると、内蓋62をリブ60へ装着した後、把手74を把持しつつマンホール蓋70を開放位置から閉鎖位置まで移動させる。マンホール蓋70の閉鎖位置への移動完了後、作業者は、エアー配管110の開閉弁112を開放状態として中空シール部材88のシールチューブ90内へ加圧空気を供給する。これにより、シールチューブ90は、図4の実線で示されるように、先端部が凸状に膨張して底部96からの突出量が最大となる。
【0036】
次いで、作業者は、エアー配管120,122の電磁弁124,126の開閉状態を反転させ、エアーシリンダ116によりロッド117を伸長させる。これにより、押圧板118によりマンホール蓋70が押圧され、ゴムシール部材86及び中空シール部材88が外周シール面64及び内周シール面68へそれぞれ圧接する。このとき、マンホール蓋70は、2本のエアーシリンダ116からの加圧力によってフランジ面78全体がシール面64,68側へ付勢される。これにより、ゴムシール部材86及び中空シール部材88が周方向に沿って均等な圧力分布でシール面64,68に圧接し、フランジ面78と外周シール面64との間がゴムシール部材86により密閉されると共に、フランジ面78と内周シール面68との間が中空シール部材88により密閉される。
【0037】
従って、本実施形態に係るマンホール56によれば、加圧空気が充填可能とされた中空シール部材88をマンホール蓋70のフランジ部76に全周に亘って取り付け、マンホール蓋70がマンホール口58を閉鎖する閉鎖位置にある状態で、中空シール部材88に加圧空気を充填して中空シール部材88のシールチューブ90を内周シール面68側へ膨張させて内周シール面68とフランジ面78との間を密閉することにより、加圧空気が充填され膨張した中空シール部材88が柔軟性を有することから、内周シール面68及びフランジ面78の一方又は双方に変形が生じているような場合でも、中空シール部材88を内周シール面68に沿うような形状に変形させつつ、この中空シール部材88を均一な圧力分布状態で内周シール面68に圧接できるので、中空シール部材88によって内周シール面68とフランジ面78との間を密閉し、マンホール56における内周シール面68とフランジ面78との間からの液体及び蒸気の漏れを確実、かつ長期的に防止できる。
【0038】
さらに本実施形態に係るマンホール56では、フランジ部76における中空シール部材88の外周側にゴム製のゴムシール部材86を全周に亘って取り付け、シール面64,68とフランジ面78との間を中空シール部材88及びゴムシール部材86による2重シール構造としたことにより、中空シール部材88の破損等によりシール性が低下又は消失した場合でも、ゴムシール部材86によりマンホール56からの液漏れを防止し、マンホール56におけるシール性能の信頼性を向上できる。
【0039】
(第2の実施形態)
次に、図5及び図6には本発明の第2の実施形態に係るマンホールが示されている。このマンホール130も、第1の実施形態に係るマンホール56と同様に、ウエブ処理装置10に配置されるものであり、このマンホール130において、第1の実施形態に係るマンホール56と構成及び作用が共通な部材については同一符号を付して説明を省略する。なお、本実施形態に係るマンホール130は、苛性ソーダ溶液、硫酸溶液等のアルカリ性溶液や酸性溶液等の反応性が高い液体が処理液として用いられるウエブ処理装置10に特に適している。
【0040】
図5に示されるように、マンホール蓋70のフランジ部76には、上端部付近にフランジ部76の外側の面から内側のフランジ面78まで貫通する給水穴132及び排水穴134が穿設されている。これらの給水穴132及び排水穴134は、フランジ面78では外周取付溝80と内周取付溝82との間に開口している。給水穴132及び排水穴134の内周面には、外側の開口端部がねじ溝(図示省略)が形成された雌ねじ部とされている。本実施形態では、給水穴132及び排水穴134の雌ねじ部にはそれぞれニップルが捻じ込まれ、このニップルを介して給水穴132及び排水穴134にはそれぞれ給水ホース136及び排水ホース138が接続されている。
【0041】
図5に示されるように、マンホール蓋70のフランジ部76には、ゴムシール部材86と中空シール部材88との間に形成される環状の溝部140(図6参照)を給水穴132と排水穴134との間で仕切る仕切板142が設けられている。本実施形態のマンホール130では、マンホール蓋70が閉鎖位置に移動すると、溝部140の開口端がシール面64,68により閉塞される。これにより、溝部140内には外部から区画された細長い空間が形成され、この空間は、図6に示されるように洗浄液Wが流通する流水路144とされる。この流水路144には、給水穴132に接続された給水ホース136を通して水(上水)が洗浄水として供給される。この洗浄液Wは、仕切板142により仕切られた流水路144の一端部に流れ込み、流水路144の長手方向に沿って他端側へ流通する。これにより、洗浄水は、流水路144を略一周近くに亘って流通した後、排水穴134に接続された排水ホース138を通して排水される。このとき、流水路144へ供給される洗浄液Wの量は、好適には、0.5〜2.0l/minの範囲内で設定される。すなわち、洗浄液Wが0.5l/mよりも少ないと流水路144内でよどみが発生するおそれがあり、また洗浄液Wが2.0l/mよりも多いと洗浄液Wの使用量が多くなってコストが増大する。
【0042】
本実施形態に係るマンホール130が適用されたウエブ処理装置10では、次のような方法でマンホール130におけるシール性が検査される。すなわち、処理槽14内で用いられる処理液がアルカリ性溶液や酸性溶液である場合には、排水ホース138により排水される洗浄水中における処理液の濃度が定期的又は連続的に測定され、この測定結果に基づいて中空シール部材88によるシール性が維持されているか否かが判断される。具体的には、流水路144から排出された洗浄液W中から処理液が検出された場合には、中空シール部材88により密閉された内周シール面68とフランジ面78との間を通って処理槽14から流水路144内へ処理液又はその蒸気の漏れていると判断される。また、洗浄液W中から処理液が検出された場合には、その濃度を測定することで処理液の漏れ量が推定可能になる。
【0043】
次に、上記のように構成された本実施形態に係るマンホール130の作用について説明する。本実施形態に係るマンホール130でも、ウエブ処理装置10の停止時には、第1の実施形態に係るマンホール56と同様の作業手順で、マンホール蓋70の開放された後、ウエブ処理装置10の点検、清掃、メンテナンス等が完了すると、マンホール蓋70が閉鎖される。但し、給水ホース136からの洗浄液Wの供給は継続したままでも良いが、好ましくはマンホール蓋70を開放する直前に供給停止することが好ましい。また、洗浄液Wを供給停止した場合には、マンホール蓋70の閉鎖後、ウエブ処理装置10の運転開始前に洗浄液Wの流水路144への供給を再開する必要がある。
【0044】
また、本実施形態のマンホール130では、マンホール蓋70の開放前に少なくとも1回、排水ホース138により排水される洗浄液W中における処理液の濃度が測定される。このとき、洗浄液W中から処理液が検出された場合、又は処理液の濃度の測定値が予め規定されたしきい値以上の場合には、中空シール部材88の劣化、損傷等の可能性が高いと判断され、マンホール蓋70の開放時に中空シール部材88が重点的に検査される。この検査により中空シール部材88に劣化、損傷等認められた場合には、マンホール蓋70の閉鎖前に中空シール部材88が新しいものに交換される。
【0045】
従って、本実施形態に係るマンホール130によれば、第1の実施形態に係るマンホール56により得られる作用及び効果に加えて、マンホール蓋70が閉鎖位置へ移動すると、給水ホース136を通して中空シール部材88とゴムシール部材86との間に形成される流水路144内へ洗浄液Wを供給し、この流水路144を流通した洗浄液Wを排水ホース138から排出することにより、中空シール部材88が劣化、損傷等によりシール性が低下又は消失した場合でも、中空シール部材88と内周シール面68との間から漏れ出した処理液を洗浄液W中に混合、拡散し、排水ホース138を通して洗浄液W中に希釈した状態で外部へ排出でき、さらに洗浄液Wの静圧の作用により中空シール部材88と内周シール面68との間からの処理液の漏れ量を減少できる。
【0046】
この結果、中空シール部材88と内周シール面68との間からの処理液の漏れが発生した場合でも、外部へ漏れ出した処理液による環境等への影響を緩和でき、さらにシール面64,68とフランジ面78との間で処理液が結晶化してマンホール蓋70が開かなくなることを防止できる。
【0047】
また本実施形態に係るマンホール130におけるシール性検査方法によれば、排水ホース138から排出される洗浄液W中における処理液の濃度を測定し、この測定値に基づいて中空シール部材88と内周シール面68との間からの処理液の漏れを判断することにより、中空シール部材88の劣化、損傷等に起因して中空シール部材88と内周シール面68との間からの処理液の漏れが発生した場合には、排水ホース138から排出される洗浄液W中の処理液の濃度が上昇し、この処理液の濃度が漏れ量に対応する値になるので、こ処理液の濃度を測定することで処理液の漏れの有無を検出し、さらに処理液の漏れ量を簡単に推定できるようになるので、マンホール蓋70を開放することなく、中空シール部材88が十分なシール性を維持しているか否かを判断できる。
【0048】
なお、以上説明した第1及び第2の実施形態に係るマンホール56,130では、マンホール蓋70のフランジ部76の外周側にゴムシール部材86を取り付けていたが、これに代えて内周側の中空シール部材と同様のシール部材(中空シール部材)を取り付けるようにして良い。また中空シール部材88内に充填する加圧気体は加圧空気(工場エアー)に限定されるものではなく、窒素、ヘリウム等の他の気体を充填するようにしても良い。
【0049】
【実施例】
(第1の実施例)
次に、苛性ソーダ溶液を処理液とするウエブ処理槽に本発明の第2の実施形態に係るマンホール130を適用した場合を第1の実施例として具体的に説明する。
【0050】
第1の実施例に係るウエブ処理装置では、10%苛性ソーダ溶液を処理液として用い、この処理液を32本のスプレー管22により処理槽14内を連続走行するアルミウエブ12へ均一に噴射した。このとき、苛性ソーダ溶液の全体としての供給量は2000l/minに設定した。このとき、中空シール部材88へ充填する加圧空気の圧力は0.8kgf/cmに設定し、流水路144への洗浄液Wの供給量は1.0l/minに設定した。
【0051】
(第2の実施例)
また、第2の実施例に係るウエブ処理装置では、弱酸性水(PH3〜5)を処理液として用い、この処理液を14本のスプレー管22により処理槽14内を連続走行するアルミウエブ12へ均一に噴射した。このとき、弱酸性水の全体としての供給量は1200l/minに設定した。このとき、中空シール部材88へ充填する加圧空気の圧力は1.5kgf/cmに設定し、流水路144への洗浄液Wの供給量は0.6l/minに設定した。
【0052】
上記第1及び第2の実施例に係るウエブ処理装置を稼働開始してから2月経過するまでの期間においては、マンホール130を通して処理槽14内からの処理液の漏れが発生しておらず、また排水ホース138からの洗浄液W中の処理液の濃度も極めて低い値に維持されており、問題となるような中空シール部材88の劣化、損傷等も認められない。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る作業扉のシール構造によれば、作業扉と作業口からの処理液の漏れを長期間に亘って安定的に防止できる。
【0054】
また、本発明に係る作業扉のシール構造の検査方法によれば、前記作業扉のシール構造におけるシール性の低下を早期に、しかも簡単に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るマンホールが適用されたウエブ処理装置の概略を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るマンホールの構成を示す側面図である。
【図3】図2の3−3切断線に沿った第1の実施形態に係るマンホールの断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るマンホールにおける中空シール部材の構成を示す側面断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るマンホールの構成を示す側面図である。
【図6】図5の6−6切断線に沿った第2の実施形態に係るマンホールの断面図である。
【図7】従来のマンホールが適用されたウエブ処理装置の概略を示す構成図である。
【図8】図7の8−8切断線に沿った従来のマンホールの断面図である。
【符号の説明】
10 ウエブ処理装置
12 アルミウエブ
14 処理槽
56 マンホール
58 マンホール口(作業口)
64 外周シール面
68 内周シール面
70 マンホール蓋(作業扉)
76 フランジ部
86 ゴムシール部材(弾性シール部材)
88 中空シール部材
90 シールチューブ
92 連結金具
132 給水穴(給液手段)
134 排水穴(排液路)
136 給水ホース(給液手段)
138 排水ホース(排液路)
144 流水路
W 洗浄液

Claims (4)

  1. 槽内で液体が使用される処理槽に設けられ、該処理槽に開口した作業口を開閉する作業扉のシール構造であって、
    処理槽における作業口の周縁部に設けられたシール面と、
    作業扉の外周端部に設けられ、作業扉が作業口を閉鎖する閉鎖位置に移動すると前記シール面に対向するフランジ部と、
    前記フランジ部に取り付けられると共に加圧気体が充填可能とされ、作業扉が前記閉鎖位置にある状態で、加圧気体が充填されると前記シール面側へ膨張して該シール面と前記フランジ部との間を密閉する中空シール部材と、
    を有することを特徴とする作業扉のシール構造。
  2. 弾性材料からなり、前記フランジ部における前記中空シール部材の外周側に取り付けられる弾性シール部材を有し、
    前記弾性シール部材は、前記作業扉が前記閉鎖位置にある状態で、前記シール面により圧縮されると共に、前記シール面と前記フランジ部との間を密閉することを特徴とする請求項1記載の作業扉のシール構造。
  3. 作業扉が前記閉鎖位置へ移動すると、前記中空シール部材と前記弾性シール部材との間に洗浄液を供給して流通させる給液手段と、
    作業扉に設けられ、前記中空シール部材と前記弾性シール部材との間を流通した洗浄液を排出する排液路と、
    を有することを特徴とする請求項2記載の作業扉のシール構造。
  4. 請求項3記載の作業扉のシール構造におけるシール性を検査するための検査方法であって、
    前記給液手段により供給される洗浄液として処理槽内で用いられる液体とは異なるものを用い、
    前記排液路により排出される洗浄液中における前記処理槽内で用いられる液体の濃度を測定し、この測定値に基づいて前記中空シール部材と前記シール面との間からの液漏れを判断することを特徴とする作業扉のシール構造の検査方法。
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