JP2004245056A - 排出ポンプおよびそれを備えた空気調和機 - Google Patents

排出ポンプおよびそれを備えた空気調和機 Download PDF

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Abstract

【課題】特別な治具を必要とすることなく、ポンプ本体と回転体との間の相対位置を所定の位置に固定することができるとともに、被排出流体の吸い込みから、吐出までの流れがスムーズな流路を形成でき、ポンプ効率も良く、モータの消費電力が少なく、騒音も低減可能な排出ポンプを提供する。
【解決手段】内部にポンプ室が画成されたポンプ本体と、ポンプ本体のポンプ室の下端に形成された吸込口と、ポンプ本体の側方に形成された吐出口と、ポンプ室内に回転可能に収容され、上方の大径の第1の羽根部材と、この第1の羽根部材の下方の小径の第2の羽根部材とを備えた回転体と、回転体に連結され、回転体を回転駆動する駆動モータとを備えた排出ポンプであって、ポンプ室の内部に、第1の羽根部材の半径方向外側端部から、所定間隔離間して形成された隔壁部材を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排出ポンプに関し、例えば、空気調和機などの室内ユニットのドレンパンに滞留するドレン水を外部へ排出するために使用される排出ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の排出ポンプとしては、特許文献1〜特許文献3には、より小型化と騒音の低減を目的とした排出ポンプが開示されている。
このような従来の排出ポンプとして、例えば、図22に示したような排出ポンプ100が提案されている。
【0003】
この排出ポンプ100は、ポンプ本体102を備えている。このポンプ本体102には、漸次拡径するテーパ面で形成される底面104と、底面104に連続して立ち上がるよう形成された壁106から構成されるポンプ室108を備えている。
そして、ポンプ室108の下端に、管状の吸込口110が形成され、ポンプ室108から水平方向に側方に、管状の吐出口112が形成されている。
【0004】
また、モ−タ114の駆動軸116が、ポンプ室108内に配設された回転羽根120のシャフト部122に連結されている。
この回転羽根120は、シャフト部122から放射方向に設けられる板状の大径羽根124と、板状の大径羽根124に、吸込側から吐出側に向う流れを一部せき止めて制限するように取付けられたドーナツ状の円盤126と、円盤126を介して大径羽根124の下部に駆動軸方向に設けられた板状の小径羽根128とを備えている。
【0005】
このような構成により、モータ114の駆動によって、回転羽根120が回転され、小径羽根128によって、吸込口110から吸込まれた被排出流体が上昇して、円盤126の中空部130を介して、ポンプ室108に到達し、大径羽根124により吐出口112から吐出されるようになっている。
この際、円盤126によって、上昇してくる液面がほぼ上下に分断され、流れが制限されるように一部せき止められ、大径羽根124に接する被排出流体が吐出される。
【0006】
これによって、円盤126の上部で大径羽根124に接触する被排出流体の量が少なくなり、回転羽根120の受ける負荷が軽減され、同時に気泡も少なくなり、騒音、振動も低減するようになっている。
【0007】
【特許文献1】特許第3282772号公報(特に、図1および図2、段落[0009]〜段落[0011]参照)
【特許文献2】特開2001−20896号公報(特に、図1および図2、段落[0009]〜段落[0011]参照)
【特許文献3】特許第3317808号公報(特に、図1および図2、段落[0009]〜段落[0011]参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の排出ポンプ100では、ポンプを組み立てる際には、モ−タ114の駆動軸116を回転羽根120のシャフト部122に連結した後、ポンプ本体102を組み付けるようになっている。
従って、この組み付けの際に、吸込口110と回転羽根120との軸心を一致させる、いわゆる芯出しが困難であり、吸込口110の内壁面110aと小径羽根128の外端面128aとの間の相対的な位置関係が所定の位置になるように、精度良く固定するのが難しく、特別な治具によって組みつけているのが現状である。
【0009】
このように、吸込口110と小径羽根128の相対的な位置関係がずれてしまった場合には、小径羽根128の回転による吸込口110からの被排出流体の上昇能力が減少して、その結果、排出能力が低下することになるとともに、騒音が変化して大きな騒音が発生することにもなる。
さらに、従来の排出ポンプ100では、小径羽根128および大径羽根124の回転によって巻き込んだ気泡(キャビテーション)が、直接、大径羽根124の回転による遠心力によって、直接吐出口112から吐出されることになるため、気泡が吐出口112近傍のポンプ室108の側壁へ衝突することによって、騒音、異常音の発生が生じることになる。
【0010】
また、従来の排出ポンプ100においては、被排出流体の流れが、小径羽根128の回転に伴う遠心力による、吸込口110の内壁面110aと小径羽根128の外端面128aの間の上昇経路Eと、図22の点線で示したように、円盤126の中空部130を介して、上部に流入する上昇経路Fと、この中空部130を介して上昇した流体と、吸込口110の内壁面110aと小径羽根128の外端面128aの間を上昇した流体を、大径羽根124の遠心力により強制的に吐出口112から吐出される吐出経路Gとからなっている。
【0011】
このため、被排出流体の吸い込みから、吐出までの流れがスムーズな流路を形成するものではないので、ポンプ効率が比較的高くはなく、モータの消費電力も高くなっていた。
すなわち、従来の排出ポンプ100では、円盤126の中空部130を介して、上部に流入するので、ある程度は被排出流体の流れはスムーズであるが、被排出流体が、小径羽根128の回転に伴う遠心力によって、吸込口110の内壁面110aと小径羽根128の間を上昇することになるので、まだまだスムーズな流れではなく、ポンプ効率もまだまだ満足できるものではなかった。
【0012】
さらに、従来の排出ポンプ100ではいずれも、ポンプ本体102の下端に管状の吸込口110を一体的に形成しているので、構造上、ポンプ本体102が大きくなり、ポンプ全体が大型化してしまい、排出ポンプを使用する、例えば、空気調和機なども大型化してしまうことになる。
本発明は、このような現状に鑑み、特別な治具を必要とすることなく、ポンプ本体と回転体との間の相対位置を所定の位置に固定することができるとともに、被排出流体の吸い込みから、吐出までの流れがスムーズな流路を形成でき、その結果、ポンプ効率も良く、モータの消費電力が少なく、騒音も低減可能な排出ポンプを提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明は、回転体の回転によって巻き込まれる気泡の発生が少なく、しかも、気泡が吐出口近傍のポンプ室の側壁へ衝突することによる騒音、異常音の発生がない排出ポンプを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の排出ポンプは、内部にポンプ室が画成されたポンプ本体と、
前記ポンプ本体のポンプ室の下端に形成された吸込口と、
前記ポンプ本体の側方に形成された吐出口と、
前記ポンプ室内に回転可能に収容され、上方の大径の第1の羽根部材と、この第1の羽根部材の下方の小径の第2の羽根部材とを備えた回転体と、
前記回転体に連結され、前記回転体を回転駆動する駆動モータとを備えた排出ポンプであって、
前記ポンプ室の内部に、前記第1の羽根部材の半径方向外側端部から、所定間隔離間して形成された隔壁部材を備えることを特徴とする。
【0015】
このように構成することによって、回転体の回転によって、吸込口の小径の第2の羽根部材の回転、大径の第1の羽根部材の回転によって生じた気泡が、流体とともに第1の羽根部材の回転による遠心力によって、いったんこの隔壁部材に突き当たって(緩衝されて)、気泡が細かく細分化されて、この隔壁部材を乗り越えて、吐出口を介して排出されることになる。
【0016】
従って、第1の羽根部材の回転による遠心力によって、気泡が直接吐出口を通過することなく、また、気泡が吐出口近傍のポンプ本体の側壁に直接衝突することがなく、しかも気泡が細かく細分化されており、気泡の衝突エネルギーが減少しているので、気泡の通過、衝突による異常音、騒音の発生を防止することができる。
【0017】
また、本発明の排出ポンプは、前記隔壁部材が、前記第1の羽根部材の半径方向外側端部の周囲全面を囲繞するように形成されていることを特徴とする。
このように隔壁部材が、第1の羽根部材の半径方向外側端部の周囲全面を囲繞するように形成されているので、隔壁部材によって、より気泡の細分化、緩衝作用が促進され、気泡の通過、衝突による異常音、騒音の発生をさらに防止することができる。
【0018】
また、本発明の排出ポンプは、前記隔壁部材が、前記第1の羽根部材の半径方向外側端部の周囲の一部を囲繞するように形成されていることを特徴とする。
このように、隔壁部材が、第1の羽根部材の半径方向外側端部の周囲の一部を囲繞するように形成されている場合であっても、隔壁部材によって、気泡の細分化、緩衝作用があり、気泡の通過、衝突による異常音、騒音の発生を防止することができる。
【0019】
しかも、この場合には、隔壁部材が部分的に存在しない箇所から、流体が第1の羽根部材の遠心力によって外方向に排出されることになるので、排水量が増加することになる。
また、本発明の排出ポンプは、前記ポンプ本体のポンプ室の下端に開口部を形成するとともに、
前記回転体が、
前記駆動モータの駆動軸に連結されるシャフト部と、
前記シャフト部に、該シャフト部の軸心に対して半径方向外側に延設された大径の第1の羽根部材と、
前記第1の羽根部材の下端に、前記シャフト部の軸心に対して半径方向外側に延設された略リング状の環状部材と、
前記環状部材の内径側から下方に延設されるとともに、前記ポンプ室の下端の開口部から突出する略円筒形状の吸込口と、
前記吸込口の内部に、前記シャフト部の軸心に対して半径方向外側に、前記吸込口の内壁に至るように形成された小径の第2の羽根部材とを備えることを特徴とする。
【0020】
このように構成することによって、回転体が回転することによって、略円筒状の吸込口の内部に形成された第2の羽根部材が、吸込口とともに回転することになる。これにより、第2の羽根部材の遠心力によって、流体が略円筒状の吸込口の内部を上昇して、環状部材の中空部を介して上昇して、大径の第1の羽根部材の回転による遠心力によって、吐出口から排出されることになる。
【0021】
すなわち、回転体の回転によって、吸込口から、第2の羽根部材の間隙、環状部材の中空部、第1の羽根部材の間隙を介して、吐出口に至る被排出流体の流れが形成されることになり、流体の流れがスムーズな流れになる。
従って、被排出流体の吸い込みから、吐出までの流れがスムーズな流路を形成でき、その結果、ポンプ効率も良く、モータの消費電力が少なく、騒音も低減可能である。
【0022】
また、ポンプ本体のポンプ室の下端に開口部が形成され、ポンプ室の下端の開口部から、回転体の一部を構成する略円筒形状の吸込口が突出する構成であるので、従来の排出ポンプのように、ポンプ本体の吸込口と回転羽根との特別な治具による芯出しが不要である。
また、回転体自体の一部が、略円筒形状の吸込口を構成しており、この吸込口の内部に小径の第2の羽根部材が形成されているので、流体の吸込みが、回転体の回転による吸込口と一体の第2の羽根部材による回転遠心力によってのみ行われるので、被排出流体の上昇能力が減少して、排出能力が低下することがなく、騒音が変化して大きな騒音が発生することもない。
【0023】
さらに、回転体自体の一部が、略円筒形状の吸込口を構成しているので、ポンプ本体に略円筒形状の吸込口を設ける必要がないので、ポンプ本体が小型化することができ、ポンプ全体がコンパクトとなり、排出ポンプを使用する、例えば、空気調和機などもコンパクト化することが可能である。
また、本発明の排出ポンプは、前記環状部材の下面に、前記シャフト部の軸心に対して半径方向外側に延設された第3の羽根部材を備えることを特徴とする。
【0024】
このように構成することによって、回転体の回転によって第3の羽根部材が回転するので、ポンプ室の下端に形成された開口部と、略円筒形状の吸込口の外壁との間からのポンプ室内圧の漏れを防止することができるので、ポンプ効率が低下するのを防止することができる。
また、本発明の排出ポンプは、前記第2の羽根部材が、その上端部と下端部が、前記シャフト部の軸心に対して中心角の位相がずれた略プロペラ状に形成されていることを特徴とする。
【0025】
このように構成することによって、第2の羽根部材が略プロペラ状に形成されているので、第2の羽根部材によって吸込口を介して流体を上昇させる上昇効率が向上し、その結果、ポンプ効率が上昇することになる。
また、本発明の排出ポンプは、前記環状部材が、前記ポンプ本体のポンプ室の底部壁と略平行な、テーパ面を備えた略リング皿形状に形成されていることを特徴とする。
【0026】
このように構成することによって、ポンプ室の下端に形成された開口部と、略円筒形状の吸込口の外壁との間からのポンプ室内圧の漏れを防止することができるので、ポンプ効率が低下するのを防止することができる。
しかも、略リング皿形状の環状部材の内側のテーパ面に沿って、吸込口から第2の羽根部材の間隙、環状部材の中空部を介して上昇した流体が、上昇することになるので、より円滑な流体の流路が形成されることになり、ポンプ効率がさらに向上する。
【0027】
また、本発明の排出ポンプは、前記シャフト部が、前記環状部材の中空部と吸込口を貫通して延設されていることを特徴とする。
このようにシャフト部が、前記環状部材の中空部と吸込口を貫通して延設されていることによって、回転体の構造強度が向上し、繰り返しの長時間の使用においても、回転体が破損損傷することがなく、長寿命であり、常に一定の安定したポンプ作用を得ることができる。
【0028】
また、本発明の排出ポンプは、前記第1の羽根部材が、前記シャフト部の軸心に対して半径方向外側に、前記シャフト部から環状部材の外径端部に至るように形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、第1の羽根部材が、シャフト部から環状部材の外径端部に至る大きさ(径)を有するので、第1の羽根部材の回転による遠心力が大きくなり、ポンプ効率が向上して、流体の吐出口からの排出量も大きくなる。
【0029】
また、本発明の排出ポンプは、前記第1の羽根部材の間の前記環状部材の上面に、環状部材の内径端部から外径端部に至る大径の第1の羽根補助部材を備えることを特徴とする。
このように第1の羽根部材の間に第1の羽根補助部材を備えるので、この第1の羽根補助部材の回転による遠心力が加わり、ポンプ効率がさらに向上して、流体の吐出口からの排出量も大きくなる。
【0030】
また、本発明の排出ポンプは、前記第1の羽根部材が、前記環状部材の上面に、環状部材の内径端部から外径端部に至るように形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、第1の羽根部材が、環状部材の内径端部から外径端部に至る大きさ(径)を有するので、第1の羽根部材の回転による遠心力が大きくなり、ポンプ効率が向上して、流体の吐出口からの排出量も大きくなる。
【0031】
しかも、環状部材の中空部には、シャフト部以外、流体の上昇を妨げる部材が何ら存在しないことになるので、流体の上昇がスムーズに行われ、ポンプ効率を向上することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の排出ポンプの実施例の縦断面図、図2は、図1の排出ポンプの回転体の上面図、図3は、図1の排出ポンプの回転体の正面図、図4は、図1の排出ポンプの回転体の下面図、図5は、図1の排出ポンプの回転体の上方から見た斜視図、図6は、排出ポンプの回転体の下方から見た斜視図、図7は、図1の排出ポンプの流路を説明する図1と同様な縦断面図である。
【0033】
図1において、10は、全体で本発明の排出ポンプを示している。
排出ポンプ10は、フレーム部材12を備えており、このフレーム部材12に駆動モータ14が固定されている。また、フレーム部材12の下方には、ポンプ本体16が固着されている。
ポンプ本体16には、フレーム部材12の下方に固定され、フレーム部材12の下方に垂下するように延設された一対の支持部材18、18と、この支持部材18、18に固着された蓋部材20と、この蓋部材20の下方に着脱自在に装着されたポンプ室ハウジング22とを備えている。この蓋部材20とポンプ室ハウジング22によって、ポンプ本体16にポンプ室11が画成されている。
【0034】
蓋部材20には、その中央部分に略ドーム形状の膨出フランジ24が延設されており、この膨出フランジ24の中心に、モータ駆動軸挿通孔26が形成されている。
また、蓋部材20には、その上端の側周部にフランジ28が立設されており、このフランジ28に、ポンプ室ハウジング22の上部に突出された取り付け片部材30を係止することによって、蓋部材20の下方にポンプ室ハウジング22を着脱自在に装着できるようになっている。
【0035】
さらに、蓋部材20の下面には、シール部材用の段部32が形成されており、この段部32に、O−リングなどのシール部材33を装着するようになっている。
一方、ポンプ室ハウジング22は、側周壁31と、側周壁31の下端から内側に漸次下方向に傾斜したテーパ面34を有する底壁36を備えている。この底壁36の下端の中央部分には、開口部38が形成されている。
【0036】
また、側周壁31には、その側方に、ポンプ室11に連通する円筒形状の吐出口40が形成されており、吐出口40には、オリフィス42が形成されている。
さらに、側周壁31の上端は、段部44が形成され、この段部44から上方にフランジ46が延設されている。この段部44と、蓋部材20の下面のシール部材用の段部32との間で、シール部材33を保持することができるようになっている。
【0037】
また、このフランジ46に、対向する一対の対向する取り付け片部材30、30が延設されている。
なお、図示しないが、蓋部材20の上端の側周部のフランジ28には、この取り付け片部材30が係合する係合用凹部が、複数組形成されており、これによって、吐出口40の取り付け方向を任意に変更することができるようになっている。
【0038】
一方、駆動モータ14の駆動軸48が、蓋部材20のモータ駆動軸挿通孔26を貫通して延びており、駆動軸48の下端に回転体50が連結されている。
また、駆動軸48には、モータ駆動軸挿通孔26の上方には、例えば、排出ポンプを停止した際に、ポンプ室11からこのモータ駆動軸挿通孔26を介して、噴出する戻り水が、駆動モータ14などの駆動部に直接噴出しないようにする水切板52が設けられている。
【0039】
一方、回転体50は、図1〜図5に示したように、駆動モータ14の駆動軸48に連結されるシャフト部54を備えている。このシャフト部54には、図2、図5、および図6に示したように、シャフト部54の軸心54aに対して半径方向外側に、シャフト部54から延設された大径の第1の羽根部材56を備えている。
【0040】
この第1の羽根部材56は、この実施例では、シャフト部54の軸心54aに対して、相互に中心角が90°の関係になるように、4枚の略板形状の第1の羽根部材56から構成されている。この第1の羽根部材56の下端は、シャフト部54の軸心54aに向かって漸次下方に傾斜したテーパ面となっており、このテーパ面に沿って、シャフト部54の軸心54aに対して半径方向外側に延設された略リング状の環状部材58が形成されている。
【0041】
また、環状部材58は、中空部62が形成されているとともに、ポンプ本体16のポンプ室11のポンプ室ハウジング22の底壁36のテーパ面34と略平行な、テーパ面60a、60bを備えた略リング皿形状に形成されている。
これにより、第1の羽根部材56が、シャフト部54の軸心54aに対して半径方向外側に、シャフト部54から環状部材58の外径端部64に至るように形成されている。
【0042】
また、環状部材58には、図2および図5に示したように、その上面65に、第1の羽根部材56の間に、環状部材58の内径端部66から外径端部64に至る大径の略板形状の第1の羽根補助部材68を備えている。
なお、この第1の羽根補助部材68は、この実施例では、シャフト部54の軸心54aに対して、相互に中心角が90°の関係になるように、4枚の略板形状の第1の羽根補助部材68から構成されている。従って、第1の羽根部材56と第1の羽根補助部材68とは、相互に中心角が45°の関係になるように配置されている。
【0043】
なお、これらの第1の羽根部材56、第1の羽根補助部材68の数、相互の位置関係などは適宜変更可能であり、特に限定されるものではない。
さらに、図1に示したように、回転体50には、環状部材58の内径端部66から下方に延設されるとともに、ポンプ室ハウジング22の底壁36の下端の中央部分の開口部38から突出する略円筒形状の吸込口70が形成されている。
【0044】
なお、この実施例では、吸込口70を、環状部材58の内径端部66から下方に延設したが、環状部材58の内径端部66の近傍から延設してもよい。
この吸込口70の内部には、図4に示したように、シャフト部54の軸心54aに対して半径方向外側に、吸込口70の内壁72に至るように形成された小径の略板形状の第2の羽根部材74が形成されている。
【0045】
なお、この第2の羽根部材74は、この実施例では、シャフト部54の軸心54aに対して、相互に中心角が90°の関係になるように、4枚の略板形状の第1の羽根補助部材68から構成されている。また、第2の羽根部材74は、この実施例では、第1の羽根部材56と、シャフト部54の軸心54aに対して、相互に中心角が一致するように配置されている。
【0046】
しかしながら、第2の羽根部材74の数、相互の位置関係などは適宜変更可能であり、特に限定されるものではない。例えば、図示しないが、第2の羽根部材74を、第1の羽根部材56と、シャフト部54の軸心54aに対して、相互に中心角が所定角度ずれるように配置することも可能である。
さらに、図8に示したように、第2の羽根部材74を、その上端部74aと下端部74bが、シャフト部54の軸心54aに対して中心角の位相がずれた略プロペラ状に形成することも可能である。
【0047】
このように第2の羽根部材74を略プロペラ状に形成することによって、後述するような第2の羽根部材74によって吸込口70を介して流体を上昇させる上昇効率が向上し、その結果、ポンプ効率が上昇することになる。
さらに、図1、図3、図4および図6に示したように、環状部材の下面76には、シャフト部54の軸心54aに対して、吸込口70の外周壁78から半径方向外側に、環状部材58の外径端部64まで延設された第3の羽根部材80を備えている。
【0048】
なお、この第3の羽根部材80は、図4に示したように、シャフト部54の軸心54aに対して、相互に中心角が90°の関係になるように、4枚の略板形状の第3の羽根部材80から構成されている。また、第3の羽根部材80は、この実施例では、第1の羽根部材56と、シャフト部54の軸心54aに対して、相互に中心角が一致するように配置されている。
【0049】
しかしながら、第3の羽根部材80の数、相互の位置関係などは適宜変更可能であり、特に限定されるものではない。例えば、図示しないが、第3の羽根部材80を、第1の羽根部材56と、シャフト部54の軸心54aに対して、相互に中心角が所定角度ずれるように配置することも可能である。
さらに、図1に示したように、蓋部材20のポンプ室11側には、蓋部材20の内壁21から垂下するように延設された隔壁部材23を備えている。この隔壁部材23は、ポンプ室11の内部において、第1の羽根部材56の半径方向外側端部56aから、所定間隔離間して形成されている。
【0050】
この隔壁部材23は、第1の羽根部材の半径方向外側端部の周囲全面を囲繞するように形成されている。
このように構成される排出ポンプ10は、下記のように作動される。
すなわち、駆動モータ14の駆動軸48が回転することによって、駆動軸48に連結されたシャフト部54を介して回転体50が回転する。
【0051】
これによって、略円筒状の吸込口70の内部に形成された第2の羽根部材74が、吸込口70とともに回転することになる。これにより、図7の矢印Aで示したように、第2の羽根部材74の遠心力によって、流体が略円筒状の吸込口70の内部を上昇する。
そして、このように吸込口70の内部を上昇した流体は、図7の矢印Bで示したように、環状部材58は、中空部62を介して上昇して、大径の第1の羽根部材56に至り、第1の羽根部材56の回転による遠心力によって、図7の矢印Cで示したように、オリフィス42を介して吐出口40から排出されることになる。
【0052】
すなわち、回転体50の回転によって、吸込口70から、第2の羽根部材74の間隙、環状部材58の中空部62、第1の羽根部材56の間隙を介して、吐出口40に至る被排出流体の流れが形成されることになり、流体の流れがスムーズな流れになる。
従って、被排出流体の吸い込みから、吐出までの流れがスムーズな流路を形成でき、その結果、ポンプ効率も良く、モータの消費電力が少なく、騒音も低減可能である。
【0053】
また、ポンプ本体16のポンプ室11の下端に開口部38が形成され、このポンプ室11の下端の開口部38から、回転体50の一部を構成する略円筒形状の吸込口70が突出する構成であるので、従来の排出ポンプのように、ポンプ本体の吸込口と回転羽根との特別な治具による芯出しが不要である。
また、回転体50自体の一部が、略円筒形状の吸込口70を構成しており、この吸込口70の内部に小径の第2の羽根部材74が形成されているので、流体の吸込みが、回転体50の回転による吸込口70と一体の第2の羽根部材74による回転遠心力によってのみ行われるので、被排出流体の上昇能力が減少して、排出能力が低下することがなく、騒音が変化して大きな騒音が発生することもない。
【0054】
さらに、回転体50自体の一部が、略円筒形状の吸込口70を構成しているので、ポンプ本体に略円筒形状の吸込口を設ける必要がないので、ポンプ本体が小型化することができ、ポンプ全体がコンパクトとなり、排出ポンプを使用する、例えば、空気調和機などもコンパクト化することが可能である。
さらに、回転体50の回転によって第3の羽根部材80が回転するので、ポンプ室11の下端に形成された開口部38と、略円筒形状の吸込口70の外壁との間からのポンプ室内圧の漏れを防止することができるので、ポンプ効率が低下するのを防止することができる。
【0055】
また、ポンプ室11のポンプ室ハウジング22の底壁36のテーパ面34と略平行な、外側テーパ面60aを備えた略リング皿形状に形成されているので、開口部38と、略円筒形状の吸込口70の外壁との間からのポンプ室内圧の漏れを防止することができる。
しかも、略リング皿形状の環状部材58の内側のテーパ面60bに沿って、吸込口70から第2の羽根部材74の間隙、環状部材58の中空部62を介して上昇した流体が、上昇することになるので、より円滑な流体の流路が形成されることになり、ポンプ効率がさらに向上する。
【0056】
この場合、図7の矢印Dで示したように、回転体50の回転によって、吸込口70の小径の第2の羽根部材74の回転、大径の第1の羽根部材56の回転によって生じた気泡が、流体とともに第1の羽根部材56の回転による遠心力によって、いったん隔壁部材23に突き当たって(緩衝されて)、気泡が細かく細分化されて、この隔壁部材23を乗り越えて(図7に示したように、隔壁部材23の下方を通過して)、吐出口40を介して排出されることになる。
【0057】
従って、第1の羽根部材56の回転による遠心力によって、気泡が直接吐出口40を通過することなく、また、気泡が吐出口近傍のポンプ本体の側壁に直接衝突することがなく、しかも気泡が細かく細分化されており、気泡の衝突エネルギーが減少しているので、気泡の通過、衝突による異常音、騒音の発生を防止することができる。
【0058】
また、この実施例の場合、隔壁部材23が、第1の羽根部材56の半径方向外側端部56aの周囲全面を囲繞するように形成されている。
このように隔壁部材23が、第1の羽根部材56の半径方向外側端部56aの周囲全面を囲繞するように形成されているので、隔壁部材23によって、より気泡の細分化、緩衝作用が促進され、気泡の通過、衝突による異常音、騒音の発生をさらに防止することができる。
【0059】
また、図示しないが、隔壁部材23が、第1の羽根部材56の半径方向外側端部56aの周囲の一部を囲繞するように形成されていてもよい。
このように、隔壁部材23が、第1の羽根部材56の半径方向外側端部56aの周囲の一部を囲繞するように形成されている場合であっても、隔壁部材23によって、気泡の細分化、緩衝作用があり、気泡の通過、衝突による異常音、騒音の発生を防止することができる。
【0060】
しかも、この場合には、隔壁部材23が部分的に存在しない箇所から、流体が第1の羽根部材56の遠心力によって外方向に排出されることになるので、排水量が増加することになる。
さらに、この実施例では、隔壁部材23を、蓋部材20の内壁21から垂下するように延設したが、例えば、図示しないが、ポンプ室ハウジング22の側周壁31、底壁36などから延設して形成することも可能である。
【0061】
なお、隔壁部材23の長さとしては、特に限定されるものではないが、少なくとも、吐出口40のオリフィス42を被うような長さにするのが好ましい。
図9は、本発明の排出ポンプの回転体の別の実施例を示す上面図、図10は、図9の排出ポンプの回転体の正面図、図11は、図9の排出ポンプの回転体の下面図である。
【0062】
この実施例の排出ポンプの回転体50は、図1に示した排出ポンプの回転体50と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
図1に示した排出ポンプの回転体50では、シャフト部54の軸心54aに対して半径方向外側に、シャフト部54から延設された大径の第1の羽根部材56を備えているが、この実施例の回転体50では、図9に示したように、第1の羽根部材56が、環状部材58の上面65に、環状部材58の内径端部66から外径端部64に至るように形成されている。
【0063】
また、この実施例の回転体50では、図9および図10に示したように、シャフト部54が、環状部材58の中空部62と吸込口70を貫通して延設されている。
そして、この実施例の回転体50では、図8に示したように、第2の羽根部材74を、その上端部74aと下端部74bが、シャフト部54の軸心54aに対して中心角の位相がずれた略プロペラ状に形成されている。
【0064】
このような回転体50を用いた排出ポンプにおいても、図1に示した排出ポンプ10とほぼ同様な作用効果が得られる。
しかも、この実施例の回転体50を用いた排出ポンプでは、シャフト部54が、環状部材58の中空部62と吸込口70を貫通して延設されていることによって、回転体50の構造強度が向上し、繰り返しの長時間の使用においても、回転体50が破損損傷することがなく、長寿命であり、常に一定の安定したポンプ作用を得ることができる。
【0065】
さらに、第1の羽根部材56が、環状部材58の内径端部66から外径端部64に至る大きさ(径)を有するので、第1の羽根部材56の回転による遠心力が大きくなり、ポンプ効率が向上して、流体の吐出口40からの排出量も大きくなる。
しかも、環状部材58の中空部62には、シャフト部54以外、流体の上昇を妨げる部材が何ら存在しないことになるので、流体の上昇がスムーズに行われ、ポンプ効率を向上することができる。
【0066】
図12は、本発明の排出ポンプの他の実施例を示す図1と同様な断面図である。
この実施例の排出ポンプ10は、図1に示した排出ポンプ10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0067】
この実施例の排出ポンプ10では、オリフィス42の外側の吐出口40の側壁の内壁40aを、外側に向かって漸次拡径するテーパ面40bに形成している。
このように、吐出口40に、オリフィス42が形成されているので、オリフィス42は、吐出口40を介して排出される流体に対して抵抗となり、ポンプ室11内において、空気と流体の自由界面が中心方向に移動して、第1の羽根部材56の回転による気泡の発生を抑制することができる。
【0068】
しかも、このオリフィス42の外側の吐出口40の側壁の内壁40aを、外側に向かって漸次拡径するテーパ面40bに形成しているので、吐出口40のオリフィス42を介して、流体のポンプ室11内への還流に対する抵抗となり、流体がポンプ室11内へ還流するのを抑制することができる。
従って、例えば、排出ポンプ10の運転を停止した際に、流体がポンプ室11内へ還流して、ポンプ室11からこのモータ駆動軸挿通孔26を介して、噴出する戻り水が、駆動モータ14などの駆動部の電気系統への影響を及ぼすのを防止することができる。
【0069】
なお、この場合、オリフィス42の外側の吐出口40の側壁の内壁40aを、外側に向かって漸次拡径するテーパ面40bとしては、図13(A)に示したように、オリフィス42の長さを長く形成したもの、図13(B)(C)のようにストレート部分40cを設けたもの、図13(D)(E)のように、多段のテーパ面40bとしたものなど適宜変更可能である。
【0070】
図14は、本発明の排出ポンプの他の実施例を示す図1と同様な断面図、図15は、図14の排出ポンプの回転体の上面図、図16は、図14の排出ポンプの回転体の正面図、図17は、図14の排出ポンプの回転体の下面図、図18は、図14の排出ポンプの回転体の上方から見た斜視図、図19は、排出ポンプの回転体の別の実施例の下方から見た斜視図、図20は、図14の排出ポンプの流路を説明する図14と同様な縦断面図である。
【0071】
この実施例の排出ポンプ10は、図1に示した排出ポンプ10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の排出ポンプ10では、図14〜図16、図18、図20に示したように、環状部材58の上面65には、第1の羽根部材56の半径方向外側端部56aを囲繞するように外壁部材82が形成されている。
【0072】
このように構成することによって、図20の矢印Dで示したように、回転体50の回転によって、吸込口70の小径の第2の羽根部材74の回転、大径の第1の羽根部材56の回転によって生じた気泡が、流体とともに第1の羽根部材56の回転による遠心力によって、いったんこの外壁部材82に突き当たって(緩衝されて)、気泡が細かく細分化されて、この外壁部材82を乗り越えて、さらに、隔壁部材23に突き当たって、図20の矢印Eで示したように、隔壁部材23を乗り越えて(すなわち、隔壁部材23の下方を通過して)、吐出口40を介して排出されることになる。
【0073】
従って、第1の羽根部材56の回転による遠心力によって、気泡が直接吐出口40を通過することなく、また、気泡が吐出口近傍のポンプ本体の側壁に直接衝突することがなく、しかも気泡が細かく細分化されており、気泡の衝突エネルギーが減少しているので、気泡の通過、衝突による異常音、騒音の発生を防止することができる。
【0074】
また、この実施例の場合、外壁部材82が、第1の羽根部材56の半径方向外側端部56aの周囲全面を囲繞するように形成されている。
このように外壁部材82が、第1の羽根部材56の半径方向外側端部56aの周囲全面を囲繞するように形成されているので、外壁部材82によって、より気泡の細分化、緩衝作用が促進され、気泡の通過、衝突による異常音、騒音の発生をさらに防止することができる。
【0075】
また、図示しないが、外壁部材82が、第1の羽根部材56の半径方向外側端部56aの周囲の一部を囲繞するように形成されていてもよい。
このように、外壁部材82が、第1の羽根部材56の半径方向外側端部56aの周囲の一部を囲繞するように形成されている場合であっても、外壁部材82によって、気泡の細分化、緩衝作用があり、気泡の通過、衝突による異常音、騒音の発生を防止することができる。
【0076】
しかも、この場合には、外壁部材82が部分的に存在しない箇所から、流体が第1の羽根部材56の遠心力によって外方向に排出されることになるので、排水量が増加することになる。
なお、図19、図21に示したように、外壁部材82の外周壁84に、第1の羽根部材56と対応する位置に、第4の羽根部材86を設けても排水量が増加する。
【0077】
以上のように構成される本発明の排出ポンプは、例えば、空気調和機などの室内ユニットのドレンパンに滞留するドレン水を外部へ排出するために使用することができる。
また、本発明の排出ポンプを使用するにあたり、近傍に様々な用途のフロートスイッチが付く場合がある。その際に通常フロートスイッチなるものは、風や水面の波を受けてON−OFFしないように施されているが、それがない場合は、わずかな波でも誤動作する場合が考えられる。
【0078】
そこで、その対策として、本発明の排出ポンプでは、排出ポンプ自体が発生する波も近傍に取り付けられたフロートスイッチなどに影響を及ぼさないように、防波壁を回転体下部の周りに本体から垂下する方向に設けてもよい。図23に、このようなポンプ部に防波壁88を設けた断面図を示した。
この防波壁88の形態は、図24に示したように、全周を取り囲んでいても良いし、図25に示したように、一部スリット90があってもかまわない。また、図27に示したように、同心円状の多重に円弧状の防波壁88を配置しても効果は得られる。
【0079】
また、図示していないが、蓋部材から防波壁が垂下していても同様の効果が得られる。さらに、もちろん、ポンプ室ハウジングと一体になっていなくても、図示しないが、防波壁88の代りに、吐出口40を逃げるような形状にして、円筒形状の防波壁を、ポンプ室ハウジングに嵌合することにより同様の効果が得られる。
【0080】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、空気調和機だけでなく、プラントなどのドレン水の排出などの場合にも適用することができるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0081】
【発明の効果】
本発明の排出ポンプによれば、回転体の回転によって、吸込口の小径の第2の羽根部材の回転、大径の第1の羽根部材の回転によって生じた気泡が、流体とともに第1の羽根部材の回転による遠心力によって、いったんこの隔壁部材に突き当たって(緩衝されて)、気泡が細かく細分化されて、この隔壁部材を乗り越えて、吐出口を介して排出されることになる。
【0082】
従って、第1の羽根部材の回転による遠心力によって、気泡が直接吐出口を通過することなく、また、気泡が吐出口近傍のポンプ本体の側壁に直接衝突することがなく、しかも気泡が細かく細分化されており、気泡の衝突エネルギーが減少しているので、気泡の通過、衝突による異常音、騒音の発生を防止することができる。
【0083】
また、本発明の排出ポンプによれば、隔壁部材が、第1の羽根部材の半径方向外側端部の周囲全面を囲繞するように形成されているので、隔壁部材によって、より気泡の細分化、緩衝作用が促進され、気泡の通過、衝突による異常音、騒音の発生をさらに防止することができる。
また、本発明の排出ポンプによれば、隔壁部材が、第1の羽根部材の半径方向外側端部の周囲の一部を囲繞するように形成されている場合であっても、隔壁部材によって、気泡の細分化、緩衝作用があり、気泡の通過、衝突による異常音、騒音の発生を防止することができる。
【0084】
しかも、この場合には、隔壁部材が部分的に存在しない箇所から、流体が第1の羽根部材の遠心力によって外方向に排出されることになるので、排水量が増加することになる。
また、本発明の排出ポンプによれば、回転体が回転することによって、略円筒状の吸込口の内部に形成された第2の羽根部材が、吸込口とともに回転することになる。これにより、第2の羽根部材の遠心力によって、流体が略円筒状の吸込口の内部を上昇して、環状部材の中空部を介して上昇して、大径の第1の羽根部材の回転による遠心力によって、吐出口から排出されることになる。
【0085】
すなわち、回転体の回転によって、吸込口から、第2の羽根部材の間隙、環状部材の中空部、第1の羽根部材の間隙を介して、吐出口に至る被排出流体の流れが形成されることになり、流体の流れがスムーズな流れになる。
従って、被排出流体の吸い込みから、吐出までの流れがスムーズな流路を形成でき、その結果、ポンプ効率も良く、モータの消費電力が少なく、騒音も低減可能である。
【0086】
また、ポンプ本体のポンプ室の下端に開口部が形成され、ポンプ室の下端の開口部から、回転体の一部を構成する略円筒形状の吸込口が突出する構成であるので、従来の排出ポンプのように、ポンプ本体の吸込口と回転羽根との特別な治具による芯出しが不要である。
また、回転体自体の一部が、略円筒形状の吸込口を構成しており、この吸込口の内部に小径の第2の羽根部材が形成されているので、流体の吸込みが、回転体の回転による吸込口と一体の第2の羽根部材による回転遠心力によってのみ行われるので、被排出流体の上昇能力が減少して、排出能力が低下することがなく、騒音が変化して大きな騒音が発生することもない。
【0087】
さらに、回転体自体の一部が、略円筒形状の吸込口を構成しているので、ポンプ本体に略円筒形状の吸込口を設ける必要がないので、ポンプ本体が小型化することができ、ポンプ全体がコンパクトとなり、排出ポンプを使用する、例えば、空気調和機などもコンパクト化することが可能である。
また、本発明の排出ポンプによれば、回転体の回転によって第3の羽根部材が回転するので、ポンプ室の下端に形成された開口部と、略円筒形状の吸込口の外壁との間からのポンプ室内圧の漏れを防止することができるので、ポンプ効率が低下するのを防止することができる。
【0088】
また、本発明の排出ポンプによれば、第2の羽根部材が略プロペラ状に形成されているので、第2の羽根部材によって吸込口を介して流体を上昇させる上昇効率が向上し、その結果、ポンプ効率が上昇することになる。
また、本発明の排出ポンプによれば、環状部材が、ポンプ本体のポンプ室の底部壁と略平行な、テーパ面を備えた略リング皿形状に形成されているので、ポンプ室の下端に形成された開口部と、略円筒形状の吸込口の外壁との間からのポンプ室内圧の漏れを防止することができるので、ポンプ効率が低下するのを防止することができる。
【0089】
しかも、略リング皿形状の環状部材の内側のテーパ面に沿って、吸込口から第2の羽根部材の間隙、環状部材の中空部を介して上昇した流体が、上昇することになるので、より円滑な流体の流路が形成されることになり、ポンプ効率がさらに向上する。
また、本発明の排出ポンプによれば、シャフト部が、前記環状部材の中空部と吸込口を貫通して延設されていることによって、回転体の構造強度が向上し、繰り返しの長時間の使用においても、回転体が破損損傷することがなく、長寿命であり、常に一定の安定したポンプ作用を得ることができる。
【0090】
また、本発明の排出ポンプによれば、第1の羽根部材が、シャフト部から環状部材の外径端部に至る大きさ(径)を有するので、第1の羽根部材の回転による遠心力が大きくなり、ポンプ効率が向上して、流体の吐出口からの排出量も大きくなる。
また、本発明の排出ポンプによれば、第1の羽根部材の間に第1の羽根補助部材を備えるので、この第1の羽根補助部材の回転による遠心力が加わり、ポンプ効率がさらに向上して、流体の吐出口からの排出量も大きくなる。
【0091】
また、本発明の排出ポンプによれば、第1の羽根部材が、環状部材の内径端部から外径端部に至る大きさ(径)を有するので、第1の羽根部材の回転による遠心力が大きくなり、ポンプ効率が向上して、流体の吐出口からの排出量も大きくなる。
しかも、環状部材の中空部には、シャフト部以外、流体の上昇を妨げる部材が何ら存在しないことになるので、流体の上昇がスムーズに行われ、ポンプ効率を向上することができるなどの幾多の顕著で特有な作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の排出ポンプの実施例の縦断面図である。
【図2】図2は、図1の排出ポンプの回転体の上面図である。
【図3】図3は、図1の排出ポンプの回転体の正面図である。
【図4】図4は、図1の排出ポンプの回転体の下面図である。
【図5】図5は、図1の排出ポンプの回転体の上方から見た斜視図である。
【図6】図6は、排出ポンプの回転体の下方から見た斜視図である。
【図7】図7は、図1の排出ポンプの流路を説明する図1と同様な縦断面図である。
【図8】図8は、図1の排出ポンプの回転体の別の実施例の下面図である。
【図9】図9は、本発明の排出ポンプの回転体の別の実施例を示す上面図である。
【図10】図10は、図9の排出ポンプの回転体の正面図である。
【図11】図11は、図9の排出ポンプの回転体の下面図である。
【図12】図12は、本発明の排出ポンプの他の実施例を示す図1と同様な断面図である。
【図13】図13は、本発明の排出ポンプの吐出口の形状を示す部分拡大断面図である。
【図14】図14は、本発明の排出ポンプの他の実施例を示す図1と同様な断面図である。
【図15】図15は、図14の排出ポンプの回転体の上面図である。
【図16】図16は、図14の排出ポンプの回転体の正面図である。
【図17】図17は、図14の排出ポンプの回転体の下面図である。
【図18】図18は、図14の排出ポンプの回転体の上方から見た斜視図である。
【図19】図19は、排出ポンプの回転体の他の実施例の下方から見た斜視図である。
【図20】図20は、図14の排出ポンプの流路を説明する図14と同様な縦断面図である。
【図21】図21は、図14の排出ポンプの回転体の他の実施例の実施例の上面図である。
【図22】図22は、従来の排出ポンプを説明する縦断面図である。
【図23】図23は、本発明の排出ポンプ(ポンプ部)に防波壁を設けた実施例の縦断面図である。
【図24】図24は、図23の排出ポンプの実施例の下面図である。
【図25】図25は、図23の排出ポンプの応用例の下面図である。
【図26】図26は、本発明の排出ポンプ(ポンプ部)に防波壁を設けた他の実施例の縦断面図である。
【図27】図27は、図26の排出ポンプの実施例の下面図である。
【符号の説明】
10 排出ポンプ
11 ポンプ室
12 フレーム部材
14 駆動モータ
16 ポンプ本体
18 支持部材
20 蓋部材
22 ポンプ室ハウジング
23 隔壁部材
24 膨出フランジ
26 モータ駆動軸挿通孔
28 フランジ
30 取り付け片部材
31 側周壁
32 段部
33 シール部材
34 テーパ面
36 底壁
38 開口部
40a 内壁
40b テーパ面
40c ストレート部分
40 吐出口
42 オリフィス
44 段部
46 フランジ
48 駆動軸
50 回転体
52 水切板
54 シャフト部
54a 軸心
56 第1の羽根部材
56a 半径方向外側端部
58 環状部材
60a テーパ面
60b テーパ面
62 中空部
64 外径端部
65 上面
66 内径端部
68 第1の羽根補助部材
70 吸込口
72 内壁
74 第2の羽根部材
74a 上端部
74b 下端部
76 下面
78 外周壁
80 羽根部材
82 外壁部材
84 外周壁
86 第4の羽根部材
88 防波壁
90 スリット
100 排出ポンプ
102 ポンプ本体
104 底面
106 壁
108 ポンプ室
110a 内壁面
110 吸込口
112 吐出口
114 モータ
116 駆動軸
120 回転羽根
122 シャフト部
124 大径羽根
126 円盤
128 小径羽根
128a 外端面
130 中空部

Claims (13)

  1. 内部にポンプ室が画成されたポンプ本体と、
    前記ポンプ本体のポンプ室の下端に形成された吸込口と、
    前記ポンプ本体の側方に形成された吐出口と、
    前記ポンプ室内に回転可能に収容され、上方の大径の第1の羽根部材と、この第1の羽根部材の下方の小径の第2の羽根部材とを備えた回転体と、
    前記回転体に連結され、前記回転体を回転駆動する駆動モータとを備えた排出ポンプであって、
    前記ポンプ室の内部に、前記第1の羽根部材の半径方向外側端部から、所定間隔離間して形成された隔壁部材を備えることを特徴とする排出ポンプ。
  2. 前記隔壁部材が、前記第1の羽根部材の半径方向外側端部の周囲全面を囲繞するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の排出ポンプ。
  3. 前記隔壁部材が、前記第1の羽根部材の半径方向外側端部の周囲の一部を囲繞するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の排出ポンプ。
  4. 前記隔壁部材が、前記ポンプ本体の上部の蓋部材の内壁から垂下するように延設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の排出ポンプ。
  5. 前記ポンプ本体のポンプ室の下端に開口部を形成するとともに、
    前記回転体が、
    前記駆動モータの駆動軸に連結されるシャフト部と、
    前記シャフト部に、該シャフト部の軸心に対して半径方向外側に延設された大径の第1の羽根部材と、
    前記第1の羽根部材の下端に、前記シャフト部の軸心に対して半径方向外側に延設された略リング状の環状部材と、
    前記環状部材の内径側から下方に延設されるとともに、前記ポンプ室の下端の開口部から突出する略円筒形状の吸込口と、
    前記吸込口の内部に、前記シャフト部の軸心に対して半径方向外側に、前記吸込口の内壁に至るように形成された小径の第2の羽根部材とを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の排出ポンプ。
  6. 前記環状部材の下面に、前記シャフト部の軸心に対して半径方向外側に延設された第3の羽根部材を備えることを特徴とする請求項5に記載の排出ポンプ。
  7. 前記第2の羽根部材が、その上端部と下端部が、前記シャフト部の軸心に対して中心角の位相がずれた略プロペラ状に形成されていることを特徴とする請求項5から6のいずれかに記載の排出ポンプ。
  8. 前記環状部材が、前記ポンプ本体のポンプ室の底部壁と略平行な、テーパ面を備えた略リング皿形状に形成されていることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の排出ポンプ。
  9. 前記シャフト部が、前記環状部材の中空部と吸込口を貫通して延設されていることを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の排出ポンプ。
  10. 前記第1の羽根部材が、前記シャフト部の軸心に対して半径方向外側に、前記シャフト部から環状部材の外径端部に至るように形成されていることを特徴とする請求項5から9のいずれかに記載の排出ポンプ。
  11. 前記第1の羽根部材の間の前記環状部材の上面に、環状部材の内径端部から外径端部に至る大径の第1の羽根補助部材を備えることを特徴とする請求項10に記載の排出ポンプ。
  12. 前記第1の羽根部材が、前記環状部材の上面に、環状部材の内径端部から外径端部に至るように形成されていることを特徴とする請求項5から9のいずれかに記載の排出ポンプ。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の排出ポンプをドレン水用の排出ポンプとして備えた空気調和機。
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