JP2004245052A - 内燃機関用マフラ - Google Patents

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Yoshihiko Suzuki
義彦 鈴木
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Abstract

【課題】十分な偏平化を図れると共に、放射音の低減を図った内燃機関用マフラを得る。
【解決手段】シェル部材6を偏平に形成すると共に、偏平なシェル部材6の広い面を波形曲面に形成した。波形曲面は、中央を凸形状に形成すると共に、その両側をそれよりも低い凸形状に形成した。凸形状は、シェル部材6の広い面に一方向に連続して、広い面の全域にわたって形成した。また、シェル部材6は上シェル部材2と下シェル部材4とを重ね合わせて形成し、それぞれをプレス成形した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の排気系に装着される内燃機関用マフラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、特許文献1にあるように、自動車の排気系には、内燃機関用マフラが設けられている。内燃機関用マフラには、内部に拡張室や共鳴室等が設けられており、外周をシェル部材により形成してこれらの室が形成されている。シェル部材は、その断面形状が円筒状や楕円筒状に形成されている。
【0003】
【特許文献1】特開2001−221043号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自動車のフロア面の平坦化、低床化を図る場合、シェル部材の断面形状が円筒状や楕円筒状であると、その高さが高く、十分な平坦化、低床化を図れないという問題があった。そこで、シェル部材を偏平化して、例えば、高さの低い直方体状とすると、シェル部材の広い面の剛性が低下して、放射音が増加してしまうという問題があった。
【0005】
本発明の課題は、十分な偏平化を図れると共に、放射音の低減を図った内燃機関用マフラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
外周をシェル部材で形成された内燃機関用マフラにおいて、
前記シェル部材を偏平に形成すると共に、偏平な前記シェル部材の広い面を波形曲面に形成し、かつ、前記波形曲面を半径が500mmよりも小さい円弧状曲面に形成したことを特徴とする内燃機関用マフラがそれである。
【0007】
前記波形曲面は、中央を凸形状に形成すると共に、その両側をそれよりも低い凸形状に、又は、その両側をそれよりも高い凸形状に、又は、その両側をそれと同じ高さの凸形状に形成してもよい。前記凸形状は、前記シェル部材の前記広い面に一方向に連続して、前記広い面の全域にわたって形成してもよい。また、前記広い面の一部を前記波形曲面に形成してもよい。更に、前記シェル部材は上シェル部材と下シェル部材とを重ね合わせて形成してもよい。また、前記シェル部材はプレス成形されたものでもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1は内燃機関用マフラで、この内燃機関用マフラ1は、上シェル部材2と下シェル部材4とを重ね合わせて、外周をシェル部材6により形成された、いわゆる最中構造のものである。
【0009】
本実施形態では、上シェル部材2と下シェル部材4とは、絞り加工によるプレス成形により形成されている。上シェル部材2と下シェル部材4とは、プレス形成により、周囲に平坦な縁部2a,4aが残されて、窪まされ、両縁部2a,4aを突き合わせて重ね合わせることにより、シェル部材6の内部に室が形成されている。
【0010】
また、シェル部材6は、偏平な直方体状に、例えば、図4に示すように、シェル部材6の高さ寸法Hに対して幅や長さの寸法が数倍に形成されている。この偏平なシェル部材6の広い面は波形曲面に形成されている。広い面は、上シェル部材2の上面であり、また、下シェル部材4の底面であり、偏平な形状としたことにより広い面積となる面である。
【0011】
波形曲面には、上シェル部材2と下シェル部材4との中央を高さ方向に、外側に凸形状に突出させた中央凸部2b,4bが形成されている。また、中央凸部2b,4bの両側にも、中央凸部2b,4bよりも高さの低い小凸部2c,4cが形成されている。なお、小凸部2c,4cは、中央凸部2b,4bよりも高さが高くてもよく、あるいは、中央凸部2b,4bと同じ高さでもよい。
【0012】
中央凸部2bとその両側の小凸部2c,4cとは、凹曲面でつながれており、広い面は、その全域にわたって波形曲面に形成されている。波形曲面は、円弧状の曲面をつないで形成されており、その曲面の半径は500mmよりも小さく形成されている。凹凸の数は実験等により任意に決定するとよい。そして、この波形曲面から4方向の周囲の縁部2a,4aとは円弧状の曲面で接続されている。尚、本実施形態では、波形曲面の全面にわたって、小さなリブ2d,4dが多数形成されているが、リブ2d,4dは必要に応じて設けるとよい。
【0013】
シェル部材6には、入口管8と出口管10とが一端側が外部に逆方向に突き出して設けられており、更に、シェル部材6内には第1〜第3隔壁板12〜14が設けられている。入口管8と出口管10とは、中央凸部2b,4bと小凸部2c,4cとの凸状と平行に配置されている。
【0014】
第1〜第3隔壁板12〜14は、入口管8と出口管10と直交して設けられている。また、第1〜第3隔壁板12〜14はシェル部材6の波形曲面形状に対応して、上シェル部材2と下シェル部材4との内面に接触するように形成されている。
【0015】
第1隔壁板12は、図3、図4に示すように、入口管8の端に設けられており、第1隔壁板12には、大きな複数の穴16が形成されている。第2隔壁板13は、図3、図5に示すように、シェル部材6の内部に第1拡張室18を仕切っている。第2隔壁板13には、多数の小孔20が形成されている。第3隔壁板14は、第2隔壁板13と同じ形状であり、シェル部材6の内部に第2拡張室22と第3拡張室24とを仕切っている。第3隔壁板14にも、図示しない多数の小孔が形成されている。
【0016】
入口管8の端は、第1拡張室18に開口されると共に、入口管8の外周には、第1拡張室18に連通した多数の小孔26と、第2拡張室22に連通した多数の小孔28とが形成されている。また、入口管8の外周には、グラスウールを挿入した部屋30が形成されており、入口管8にはこの部屋30に連通する多数の小孔32が形成されている。出口管10の端は第3拡張室24に開口されており、また、出口管10の外周には、グラスウールを挿入した部屋34が形成されており、出口管10にはこの部屋34に連通する多数の小孔36が形成されている。
【0017】
次に、前述した本実施形態の内燃機関用マフラ1の作動について説明する。
図示しない内燃機関からの排気は、入口管8に流入し、入口管8から第1拡張室18に流れ込む。そして、第2隔壁板13の小孔20を通り第2拡張室22に流入する。第2拡張室22から第3隔壁板14の小孔を通り、第3拡張室24に流入し、出口管10から下流の図示しない排気管に流出する。その際の拡張作用、共鳴作用により排気の消音が図られる。また、小孔26,28から第1拡張室18、第2拡張室22へ流入し、干渉作用による排気騒音の低減が図られる。
【0018】
これらの、第1〜第3拡張室18,22,24へ流入する排気脈動により、第1〜第3拡張室18,22,24の圧力が変動し、上シェル部材2や下シェル部材4を内側から膨らませようとする作用力が変動する。これにより、シェル部材6から放射音が放射されるが、シェル部材6は波形曲面に形成されているので、その剛性が高く、シェル部材6に広い面が形成されても、放射音の発生を低減できる。
【0019】
図1に示すように、シェル部材6の波形曲面は、凸状の方向が自動車の前後方向と平行となるように配置されてもよく、あるいは、図1に()で示すように、自動車の幅方向と平行となるように配置されてもよい。また、シェル部材6の波形曲面は、前述した実施形態の形状に限らず、偏平なシェル部材6の広い面の一部に形成してもよい。
【0020】
例えば、図6に示す第2実施形態のように、偏平なシェル部材6の広い面の中央部分に、中央凸部2b,4bと小凸部2c,4cとを有する波形曲面を形成するようにしてもよい。あるいは、図7に示す第3実施形態のように、偏平なシェル部材6の広い面の両側に、中央凸部2b,4bと小凸部2c,4cとを有する波形曲面を形成するようにしてもよい。
【0021】
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0022】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の内燃機関用マフラは、シェル部材を偏平に形成すると共に、広い面を波形曲面に形成したので、偏平化しても剛性が高く、放射音を低減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての内燃機関用マフラの斜視図である。
【図2】本実施形態の内燃機関用マフラの正面図である。
【図3】本実施形態の内燃機関用マフラの内部構造を断面で示す説明図である。
【図4】図3のAA断面図である。
【図5】図3のBB断面図である。
【図6】第2実施形態としての内燃機関用マフラの斜視図である。
【図7】第3実施形態としての内燃機関用マフラの斜視図である。
【符号の説明】
1…内燃機関用マフラ 2…上シェル部材
2a,4a…縁部 2b,4b…中央凸部
2c,4c…小凸部 4…下シェル部材
6…シェル部材 8…入口管
10…出口管 12…第1隔壁板
13…第2隔壁板 14…第3隔壁板
18…第1拡張室 22…第2拡張室
24…第3拡張室

Claims (6)

  1. 外周をシェル部材で形成された内燃機関用マフラにおいて、
    前記シェル部材を偏平に形成すると共に、偏平な前記シェル部材の広い面を波形曲面に形成し、かつ、前記波形曲面を半径が500mmよりも小さい円弧状曲面に形成したことを特徴とする内燃機関用マフラ。
  2. 前記波形曲面は、中央を凸形状に形成すると共に、その両側をそれよりも低い凸形状に、又は、その両側をそれよりも高い凸形状に、又は、その両側をそれと同じ高さの凸形状に形成したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用マフラ。
  3. 前記凸形状は、前記シェル部材の前記広い面に一方向に連続して、前記広い面の全域にわたって形成されていることを特徴とする請求項2記載の内燃機関用マフラ。
  4. 前記広い面の一部を前記波形曲面に形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関用マフラ。
  5. 前記シェル部材は上シェル部材と下シェル部材とを重ね合わせて形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の内燃機関用マフラ。
  6. 前記シェル部材はプレス成形されたことを特徴とする請求項1ないし請求項5記載の内燃機関用マフラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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