JP2004244205A - 高度封じ込め粉体輸送装置 - Google Patents

高度封じ込め粉体輸送装置 Download PDF

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JP2004244205A JP2003038091A JP2003038091A JP2004244205A JP 2004244205 A JP2004244205 A JP 2004244205A JP 2003038091 A JP2003038091 A JP 2003038091A JP 2003038091 A JP2003038091 A JP 2003038091A JP 2004244205 A JP2004244205 A JP 2004244205A
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勉 新田
Yasushi Noguchi
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Abstract

【課題】輸送対象粉体の系外への排出の虞を防止する。
【解決手段】底部にダンパー3を備えた筒型容器2の頂部に、真空ポンプ6に接続した空気吸引ライン7と、圧縮空気送給ライン9を接続し、側壁部に開閉弁12付きの粉体吸入口11を設けて空気輸送機1を形成する。空気輸送機1に密閉容器16を取り付けたホッパ14を連設する。ホッパ14に、圧力逃し管18を経て、圧力上昇吸収式フィルタ装置20と排気ブロワ30を接続する。輸送対象粉体15は、ダンパー3を閉じて負圧にした筒型容器2内へ吸入させた後、ダンパー3を開いて圧縮空気19を供給することでホッパ14へ移し、ホッパ14内にて圧縮空気19と分離後、密閉容器16へ落下供給させる。ホッパ14内への圧縮空気19の流入時には、上記フィルタ装置20にてベローズ26を伸長させて、空気流入側容積を増大させることにより、系内の圧力上昇を抑えて負圧状態を保持させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気の流れにより粉体を密封容器へ輸送、充填すると共に、上記輸送対象粉体の輸送に供した後の空気に伴われて上記輸送対象粉体が系外へ排出されることを防止できる高度封じ込め粉体輸送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、各種製造設備や研究設備等では、作業者の安全を守るために、作業雰囲気中の有害な有機溶媒、発ガン性物質等の許容濃度が法規等によって定められ、これを遵守することが要求されることはよく知られている。
【0003】
同様に、医薬品製造現場においても、薬効成分を高濃度で含有する原薬製造工程や、高濃度でなくとも薬効成分を扱う製剤工程においては、作業者が呼吸等により一時的或いは継続的に上記薬効成分を許容値以上に体内に取り込むことによって健康への悪影響が生じることのないように、各種対策が図られている。
【0004】
特に、粉体を常態とする原薬製造や錠剤製造を取り扱う製造工程においては、作業雰囲気中に浮遊する粉体薬効成分が許容量以下となるよう濃度制限、作業時間の制限、保護用着衣の義務化、製剤装置等への適切な措置等を行う等して作業者の保護を図るようにしている。更に、抗がん剤や新薬等、作業者が体内に取り込むと、強い悪影響を及ぼす虞が懸念される薬効成分を取り扱う場合には、該薬効成分を含む粉体が周囲へ飛散することを防止するために、設備を密閉化して高度の封じ込めを図るようにしている。しかし、上記薬効成分を含む粉体の容器からの取り出し、秤量、小分け、容器への充填等の工程においては該粉体の移送が伴うため、これら作業を局所排気装置の設置による粉塵吸引やグローブボックス内作業とする等の方法を用いて粉体の飛散を防ぎ、作業者の安全を確保するようにしている。
【0005】
ところで、大量の粉体の移送を効率的に行う手法としては、たとえば、外槽と内槽とからなる二重構造としてある大型保冷タンクにおける上記外槽と内槽との間の空間に充填されているパーライト等の粉体保冷材を回収するに当たり、該粉体保冷材に混合されている混合用ガスを分離する粉体分離槽へ移送するためのものが従来開発されてきている(たとえば、特許文献1参照)。
【0006】
これは、上記大型保冷タンクの外槽と内槽との間の空間の下部に粉体吸入口を臨ませるように配置された粉体回収用ノズルと、上記粉体分離槽とを接続する粉体輸送管路の所要位置に、バキュームエクストラクタを設けて、該バキュームエクストラクタへ、コンプレッサにて圧縮した圧縮気体を送ることにより、上記粉体輸送管路内に粉体分離槽へ向かう圧縮気体の流れを形成させ、この圧縮気体の流れに同伴させて粉体保冷材を移送するようにしてある。
【0007】
【特許文献1】
特開昭57−184799号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような人体への強い悪影響を及ぼす虞の懸念される薬効成分を含む粉体を用いた製剤の製造量をスケールアップすることが望まれる場合があるが、高度の封じ込めを行いながら粉体を効率よく移送し、密閉容器へ充填する装置は従来開発されておらず、したがって、従来は、万一、上記薬効成分が系外へ排出されたとしても作業者に悪影響が生じないように、作業者に厳重な防護服の着用を強いているのが実状である。
【0009】
すなわち、特許文献1に記載された手法のように、圧縮気体の流れを利用して粉体保冷材等の粉体を移送する場合には、該輸送対象粉体の輸送先容器である粉体分離槽から、上記輸送対象粉体の輸送に供した後の気体を排気する必要があり、したがって、この手法を上記のような薬効成分を含む粉体の密閉容器への移送、充填に適用するには、輸送先となる密閉容器にベントを設けなければならないという問題が生じる。又、単に圧縮気体の流れによって粉体を移送しているため、系内の圧力が外部圧力よりも高くなり、このため粉体輸送経路に、万一継手部分の緩み等による隙間や亀裂等の欠陥が生じた場合には、該欠陥部分を通して上記薬効成分を含む粉体が系外へ排出される虞が懸念されるため、作業者は厳重な防護服を着用する必要があった。
【0010】
そこで、本発明は、輸送対象粉体を、高度封じ込めを行いながら密閉容器へ移送、充填でき、したがって、人体への強い悪影響を及ぼす虞の懸念される薬効成分を含む粉体を取り扱う場合であっても作業者に厳重な防護服の着用を強制する必要をなくして、快適で安全な作業環境を提供できる高度封じ込め粉体輸送装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、輸送対象粉体を受け入れて空気の流れにより輸送できるようにしてある空気輸送機の粉体出口部に、下端に密閉容器を着脱可能に取り付けることができるようにしてあるホッパの上端部を接続し、且つ該ホッパの所要位置に一端を取り付けた圧力逃し管の他端部に、圧力上昇吸収式フィルタ装置と排気ブロワを順に接続してなり、上記空気輸送機よりホッパ内へ輸送対象粉体が供給されるときに同伴される空気を、上記圧力上昇吸収式フィルタ装置にて該空気の流入に伴う上記ホッパ内の圧力上昇を吸収しながら集塵処理できるようにした構成とする。
【0012】
輸送対象粉体の密閉容器へ移送、充填を行う場合は、先ず、ホッパの下端に密閉容器の開口部を取り付け、排気ブロワを運転状態としておき、空気輸送機に受け入れられている輸送対象粉体を、粉体出口部より空気と一緒にホッパ内へ供給すると、該ホッパ内では、輸送対象粉体が、粉体輸送用の空気と分離された後、自重により密閉容器内へ落下供給されて充填される。一方、上記ホッパ内にて輸送対象粉体と分離された粉体輸送用の空気は、排気ブロワに誘引されて圧力上昇吸収式フィルタ装置に導かれ、集塵処理された後排気される。
【0013】
上記において、輸送対象粉体と共に粉体輸送用の空気がホッパ内へ流入することに伴って、該ホッパ内の圧力は上昇させられるようになるが、このホッパ内の圧力上昇は、上記圧力上昇吸収式フィルタ装置により吸収される。したがって、上記ホッパ内の圧力上昇時にも常に負圧が維持されるよう排気ブロワにより誘引通風させておくことにより、輸送対象粉体が系外へ排出される虞は未然に防止されるようになる。
【0014】
上記圧力上昇吸収式フィルタ装置を、吸気口と排気口を備えたケーシングと、該ケーシング内に吸気口側と排気口側を仕切るよう設けたフィルタと、上記吸気口を通してケーシング内へ流入する空気の圧力変動に応じて上記フィルタよりも上流側空間の容積を変化させることにより空気流入側の圧力変動を吸収できるようにした圧力吸収機構とからなる構成とすることにより、ホッパ内に輸送対象粉体と共に粉体輸送用の空気が流入するときに生じる上記ホッパ内の圧力上昇を、上記圧力吸収機構により圧力上昇吸収式フィルタ装置におけるフィルタよりも上流側空間の容積を増大させることで容易に吸収させることができる。
【0015】
上記圧力吸収機構を、圧力上昇吸収式フィルタ装置における空気流入側の圧力変動に応じて伸縮変形可能なベローズを備えてなる構成として、該ベローズの伸縮変形に伴うベローズ内容積の変化により、フィルタよりも上流側空間の容積を変化できるようにした構成とすることにより、上記圧力上昇吸収式フィルタ装置におけるフィルタよりも上流側空間の容積を容易に変化させることが可能となる。
【0016】
上記ベローズを、上下方向に伸縮可能に配置すると共に、下端を圧力上昇吸収式フィルタ装置におけるフィルタよりも上流側空間に気密に連接し、且つ上端部に所要重量を付加して、上記圧力上昇吸収式フィルタ装置における空気流入側の圧力が高まるときに、上記ベローズが頂部に付加された重量に抗して伸長変形することにより、上記フィルタよりも上流側空間の容積を増大させて空気流入側の圧力上昇を抑制できるようにした構成とすることにより、ホッパ内に輸送対象粉体と共に粉体輸送用の空気が流入するときに生じる上記ホッパ内の圧力変動に対して、ベローズの伸縮変形を容易に追従させることができる。
【0017】
又、上記圧力上昇吸収式フィルタ装置を、下端部に吸気口を有し且つ頂部に排気口を備えたケーシングと、該ケーシング内の下部位置に取り付けた連通口を有する平板状の支持部材と、上下方向に伸縮可能に配して上記支持部材の連通口の周縁部に下端を取り付けたベローズと、該ベローズの頂部に取り付けたフィルタとを備えてなる構成とすることにより、ベローズの頂部に付加する重量として、フィルタの質量を有効利用できる。
【0018】
更に、空気輸送機を、粉体出口部となる底部をダンパーにより開閉自在としてある容器の頂部に真空ポンプに接続した開閉弁付きの空気吸引ラインと圧縮空気送給ラインを接続し、且つ容器側壁部の所要個所に、開閉弁付きの粉体吸入口を設けてなる構成とすることにより、先ず、容器底部をダンパーにより閉塞させると共に、圧縮空気送給ラインの開閉弁と粉体吸入口の開閉弁を閉じた状態にて、空気吸引ラインの開閉弁を開けて、上記容器内を真空ポンプにより減圧させ、次に、空気吸引ラインの開閉弁を閉じてから、粉体吸入口の開閉弁を開けて、上記容器内外の差圧に基づいて、輸送対象粉体を上記容器内へ吸引させ、次いで、粉体吸入口の開閉弁を閉じた後、ダンパーを操作して空気輸送機の容器底部を開放させると共に、圧縮空気送給ラインの開閉弁を開けて上記容器頂部より圧縮空気を供給することにより、該圧縮空気の流れに同伴させて上記容器内に一旦貯留されていた輸送対象粉体をホッパへ供給することができる。
【0019】
更に又、排気ブロワとして、薬効成分を有する粉体を用いて製剤を行う製剤機械の排気ブロワを用いるようにした構成とすることにより、圧力上昇吸収式フィルタ装置からの排気は、製剤機械へ送られるようになるため、上記輸送対象粉体として、人体への強い悪影響を及ぼす虞の懸念される薬効成分を含む粉体を取り扱うときに、たとえ、フィルタにて集塵しきれない微粉が上記フィルタ装置の排気に同伴されたとしても、該輸送対象粉体の微粉が系外に排出される虞を未然に防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0021】
図1及び図2(イ)(ロ)は本発明の高度封じ込め粉体輸送装置の実施の一形態を示すもので、上下方向に延びて底部をバタフライバルブ等のダンパ3により開閉できるようにしてある筒型容器2の頂部に、空気出入口4を設け、該空気出入口4に一端を接続してある空気ライン5の他端部に、真空ポンプ6に接続してあり途中に開閉弁8が取り付けてある空気吸引ライン7の吸入側端部と、圧縮機31に接続してあり途中に開閉弁10が取り付けてある圧縮空気送給ライン9の吐出側端部とを接続し、且つ上記筒型容器2の側壁部所要位置に、開閉弁12を備えた粉体吸入口11を設けて、該粉体吸入口11に、図示しない粉体供給部を粉体供給ライン13を介し接続してなる空気輸送機1を形成する。該空気輸送機1の筒型容器2の下端には、サイクロン状のホッパ14の上端部所要位置を気密に連設すると共に、該ホッパ14の下端に、輸送対象粉体15を搬入すべき密閉容器16の上端開口部を着脱自在に取り付けるためのスプリットバタフライ弁17を設け、更に、上記ホッパ14の側壁部所要位置に一端部を接続してある圧力逃し管18の他端部に、輸送対象粉体15と共に該輸送対象粉体15の移送に使用する粉体搬送用の圧縮空気19が該ホッパ14内へ流入するときに生じるホッパ14内の圧力上昇を圧力逃し管18を経て逃がすことができるようにするための圧力上昇吸収式フィルタ装置20を接続して設ける。
【0022】
上記圧力上昇吸収式フィルタ装置20は、底部に吸気口22を有し且つ頂部に排気口23を備えたケーシング21内の下部位置に、中央部をくり抜いて連通口25としてなる平板状の支持部材24を設け、該支持部材24における上記連通口25の周縁部の上側に、上下方向に伸縮可能なべローズ26の下端開口部を気密に取り付け、且つ該ベローズ26の上端開口部に、フィルタ27を取り付けて、該フィルタ27に重量を付加させて錘りとしての機能を持たせるようにするか、あるいは、別途フィルタ27の外周部に所要重量の錘28を取り付けて、常時はベローズ26が折りたたまれているようにしてなる構成とする。上記ケーシング21の吸気口22には、上記圧力逃し管18の他端部を接続すると共に、排気口23の下流側には後述する排気ブロワ30を接続して、該排気ブロワ30を運転することにより、空気輸送機1からホッパ14への輸送対象粉体15の落下供給が行われていない場合は、上記ホッパ14内の空気を、圧力逃し管18、吸気口22を通してケーシング21内に吸い込んで上記ホッパ14内を減圧状態とさせ、且つ上記ケーシング21内に吸い込んだ空気を、上記ベローズ26内を通しフィルタ27を経て排気口23側へ流通させて、上記フィルタ27による集塵(濾過)処理を行うようにする。一方、空気輸送機1より輸送対象粉体15と一緒に粉体搬送用の圧縮空気19がホッパ14内へ流入する場合には、この圧縮空気19の流入に伴ってホッパ14内の圧力が上昇するが、この際、同時にホッパ14より圧力逃し管18を経てケーシング21内における吸気口22側の圧力が上昇されるときに、この圧力上昇に応じて上記ベローズ26を上方へ伸長させるようにすることにより、フィルタ27の上流側空間の容積を増大させることで、該フィルタ27の上流側、すなわち、ホッパ14内や圧力逃し管18内の圧力上昇を吸収して、系内の圧力が大気圧よりもやや低い状態、たとえば、圧力上昇時であっても0.98atm程度に抑えたままフィルタ27による集塵処理を継続できるようにしてある。
【0023】
更に、密閉容器16への移送、充填を望む輸送対象粉体15が薬効成分を含有した粉体である場合に、万一、上記圧力上昇吸収式フィルタ装置20からの排気に上記フィルタ27にて集塵しきれない微細な輸送対象粉体15が含まれていたとしても、該粉体15の系外への排出を防止できるようにするために、上記排気ブロワ30としては、たとえば、上記輸送対象粉体15を取り扱う製剤機械29の排気ブロワ30を使用すると共に、該製剤機械29の圧縮機31を、上記圧縮空気送給ライン9の上流側に接続して、上記圧力吸収式フィルタ装置20にて集塵処理した後の空気を、上記圧縮機31にて低圧圧縮した後、圧縮空気送給ライン9へ送って、空気輸送機1における粉体輸送用の圧縮空気19として循環利用できるようにしてある。
【0024】
上記構成としてある本発明の高度封じ込め粉体輸送装置を用いて輸送対象粉体15の密閉容器16への搬送を行う場合は、先ず、図1に示す如く、密閉容器16をスプリットバタフライ弁17に予め取り付けておくと共に、真空ポンプ6及び製剤機械29の排気ブロワ30と圧縮機31をそれぞれ運転状態としておき、空気輸送機1のダンパ3により筒型容器2の底部を閉塞させ、且つ圧縮空気送給ライン9の開閉弁10及び粉体吸入口11の開閉弁12を閉じた状態にて、空気吸引ライン7の開閉弁8を開くことにより、上記筒型容器2の内部の空気19aを、空気出入口4、空気ライン5、空気吸引ライン7を通して真空ポンプ6に吸引し、上記筒型容器2内を減圧する。
【0025】
次に、図2(イ)に示す如く、空気吸引ライン7の開閉弁8を閉じた後、粉体吸入口11の開閉弁12を開く。これにより、上記筒型容器2の内外の差圧により、粉体供給部より粉体供給ライン13を通して導かれた輸送対象粉体15が、上記粉体吸入口11を通して筒型容器2内へ吸入され、該筒型容器2内に一旦貯留される。
【0026】
次いで、図2(ロ)に示す如く、粉体吸入口11の開閉弁12を閉じた後、ダンパ3を開操作して筒型容器2の底部を開放させると共に、圧縮空気送給ライン9の開閉弁10を開操作すると、製剤機械29の圧縮機31より送られる圧縮空気19が、圧縮空気送給ライン9、空気ライン5、空気出入口4を通して上記筒型容器2内に頂部より吹き込まれ、該筒型容器2内を底部に向けて流通することにより、筒型容器2内に一旦貯留されていた輸送対象粉体15は、上記圧縮空気19の流れに同伴されてホッパ14内へ供給される。その後、該ホッパ14内では、サイクロンの作用により流入する圧縮空気19と輸送対象粉体15が旋回させられることにより、上記輸送対象粉体15は、遠心力により圧縮空気19より分離されてホッパ14の内壁面に集められた後、自重によりホッパ14の内壁面に沿って落下させられてスプリットバタフライ弁17を経て密閉容器16内へ落下供給される。
【0027】
一方、上記空気輸送機1よりホッパ14内への輸送対象粉体15の移送に供された圧縮空気19は、ホッパ14にて輸送対象粉体15と分離された後、圧力逃し管18を経て圧力上昇吸収式フィルタ装置20へ送られ、フィルタ27にて同伴された輸送対象粉体15の除去が行われた後、製剤機械29の排気ブロワ30へ送られるようになる。
【0028】
その後、上記図1及び図2(イ)(ロ)に示した手順を、所要間隔、たとえば、2〜3秒のサイクルで順次繰り返すことにより、輸送対象粉体15の密閉容器16への移送、充填が行われるようになる。この際、ホッパ14内へは、空気輸送機1より粉体搬送用の圧縮空気19がパルス状に断続して流入させられるようになるが、この圧縮空気19の流入時に生じる圧力上昇は、圧力上昇吸収式フィルタ装置20におけるベローズ26の伸縮により適宜吸収されるため、ホッパ14内や圧力逃し管18、更には、ホッパ14と連通する密閉容器16内における圧力変動は緩和されて、常に負圧に保持される。
【0029】
その後、密閉容器16内への輸送対象粉体15の充填量が所望量に達した場合には、スプリットバタフライ弁17を操作してホッパ14の下端部を閉塞させると同時に密閉容器16を密閉した後、該密閉容器16を密閉状態のままスプリットバタフライ弁17の部分で切り離し、しかる後、新たな密閉容器16を図1に示した初期状態と同様にスプリットバタフライ弁17に取り付けた後、図1及び図2(イ)(ロ)に示した手順を順次繰り返すことにより、順次新たな密閉容器16に対し輸送対象粉体15の充填が行われるようになる。
【0030】
このように、上記本発明の高度封じ込め粉体輸送装置によれば、空気輸送機1より供給される輸送対象粉体15を、ホッパ14にて粉体輸送用の圧縮空気19と分離した後、自重により密閉容器16内へ落下供給して充填できるため、密閉容器16にベントを設ける必要をなくすことができ、更に、空気輸送機1から輸送対象粉体15を移送するための圧縮空気19がパルス状に吹き込まれても、ホッパ14内や圧力逃し管18、密閉容器16等の系内の圧力が大気圧以上に上昇することを抑制できるため、輸送対象粉体15が系外に排出される虞を未然に防止することができ、したがって、上記輸送対象粉体15として、人体への強い悪影響を及ぼす虞の懸念される薬効成分を含む粉体の密閉容器16への移送、充填を行う場合であっても、作業者に厳重な防護服の着用を強制する必要をなくすことができて、快適で安全な作業環境を提供することが可能になる。
【0031】
更に、圧力上昇吸収式フィルタ装置20からの排気は、製剤機械29へ送るようにしてあるため、たとえ、フィルタ27にて集塵しきれない輸送対象粉体15の微粉が上記フィルタ装置20の排気に同伴されたとしても、該輸送対象粉体15の微粉が系外に排出される虞を未然に防止することができる。
【0032】
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、輸送対象粉体15を移送、充填すべき密閉容器16のサイズに対応して、空気輸送機1における筒型容器2の径や高さ寸法は自在に設定してよいこと、空気輸送機1は、輸送対象粉体15を受け入れて空気で輸送できるものであれば、図示以外の構成のものでもよいこと、上記においては、圧力上昇吸収式フィルタ装置20を、支持部材24の連通口25の上側にベローズ26を上下方向に伸縮可能に配設すると共に、その上端部にフィルタ27を取り付けたものとして示したが、空気流入側の圧力変動に伴ってベローズ26が伸縮変形されてフィルタ27よりも上流側空間の容積を変化させることができるようにすれば、たとえば、図3(イ)に示す如く、支持部材24に2つの連通口25を設けて、一方の連通口25にフィルタ27を直接取り付けると共に、他方の連通口25の周縁部の上方に、上端を閉塞させ且つ上端部に所要重量の錘28を付加したベローズ26の下端開口部を気密に取り付けるようにしたり、図3(ロ)に示す如く、吸気口22と排気口23を備えたケーシング21内にはフィルタ27のみを吸気口22側と排気口23側を仕切るよう設け、且つ上記と同様に上端を閉塞させ且つ上端部に所要重量の錘28を付加してなるベローズ26を、ケーシング21の外部に配置すると共に、該ベローズ26の下端開口部を、上記フィルタ27よりも上流側の空間と連通するようケーシング21の所要位置に取り付けるようにする等、他の形式のものを用いてもよく、更には、ベローズ26の上端部に所要重量を付加することに代えて、上記ベローズ26に、スプリングやバネ等の弾性部材を、その弾性力が上記ベローズ26を折りたたむ方向に作用するよう取り付けておき、空気流入側の圧力が高まるときには上記ベローズ26を、上記弾性部材の弾性力に抗して伸長変形させるようにしてもよいこと、空気流入側の圧力変動に応じてフィルタ27よりも上流側空間の容積を変化させることができれば、ベローズ26に代えてダイアフラムやその他の弾性素材による膜部材を用いることも可能なこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明の高度封じ込め粉体輸送装置によれば、輸送対象粉体を受け入れて空気の流れにより輸送できるようにしてある空気輸送機の粉体出口部に、下端に密閉容器を着脱可能に取り付けることができるようにしてあるホッパの上端部を接続し、且つ該ホッパの所要位置に一端を取り付けた圧力逃し管の他端部に、圧力上昇吸収式フィルタ装置と排気ブロワを順に接続してなり、上記空気輸送機よりホッパ内へ輸送対象粉体が供給されるときに同伴される空気を、上記圧力上昇吸収式フィルタ装置にて該空気の流入に伴う上記ホッパ内の圧力上昇を吸収しながら集塵処理できるようにした構成としてあるので、以下の如き優れた効果を発揮する。
(1) 空気輸送機より供給される輸送対象粉体を、ホッパにて粉体輸送用の圧縮空気と分離した後、自重により密閉容器内へ落下供給させて充填できるため、密閉容器にベントを設ける必要をなくすことができる。
(2) 空気輸送機から輸送対象粉体を移送するための空気がホッパ内に流入しても、ホッパ内や圧力逃し管、密閉容器等、系内の圧力が大気圧以上に上昇することを抑制できるため、輸送対象粉体が系外に排出される虞を未然に防止することができ、したがって、上記輸送対象粉体として、人体への強い悪影響を及ぼす虞の懸念される薬効成分を含む粉体を取り扱って、密閉容器への移送、充填を行う場合であっても、作業者に厳重な防護服の着用を強制する必要をなくすことができて、快適で安全な作業環境を提供することが可能になる。
(3) 圧力上昇吸収式フィルタ装置を、吸気口と排気口を備えたケーシングと、該ケーシング内に吸気口側と排気口側を仕切るよう設けたフィルタと、上記吸気口を通してケーシング内へ流入する空気の圧力変動に応じて上記フィルタよりも上流側空間の容積を変化させることにより空気流入側の圧力変動を吸収できるようにした圧力吸収機構とからなる構成とすることにより、ホッパ内に輸送対象粉体と共に粉体輸送用の空気が流入するときに生じる上記ホッパ内の圧力上昇を、上記圧力吸収機構により圧力上昇吸収式フィルタ装置におけるフィルタよりも上流側空間の容積を増大させることで容易に吸収させることができる。
(4) 圧力吸収機構を、圧力上昇吸収式フィルタ装置における空気流入側の圧力変動に応じて伸縮変形可能なベローズを備えてなる構成として、該ベローズの伸縮変形に伴うベローズ内容積の変化により、フィルタよりも上流側空間の容積を変化できるようにした構成とすることにより、上記圧力上昇吸収式フィルタ装置におけるフィルタよりも上流側空間の容積を容易に変化させることが可能となる。
(5) ベローズを、上下方向に伸縮可能に配置すると共に、下端を圧力上昇吸収式フィルタ装置におけるフィルタよりも上流側空間に気密に連接し、且つ上端部に所要重量を付加して、上記圧力上昇吸収式フィルタ装置における空気流入側の圧力が高まるときに、上記ベローズが頂部に付加された重量に抗して伸長変形することにより、上記フィルタよりも上流側空間の容積を増大させて空気流入側の圧力上昇を抑制できるようにした構成とすることにより、ホッパ内に輸送対象粉体と共に粉体輸送用の空気が流入するときに生じる上記ホッパ内の圧力変動に対して、ベローズの伸縮変形を容易に追従させることができる。
(6) 圧力上昇吸収式フィルタ装置を、下端部に吸気口を有し且つ頂部に排気口を備えたケーシングと、該ケーシング内の下部位置に取り付けた連通口を有する平板状の支持部材と、上下方向に伸縮可能に配して上記支持部材の連通口の周縁部に下端を取り付けたベローズと、該ベローズの頂部に取り付けたフィルタとを備えてなる構成とすることにより、ベローズの頂部に付加する重量として、フィルタの質量を有効利用できる。
(7) 空気輸送機を、粉体出口部となる底部をダンパーにより開閉自在としてある容器の頂部に真空ポンプに接続した開閉弁付きの空気吸引ラインと圧縮空気送給ラインを接続し、且つ容器側壁部の所要個所に、開閉弁付きの粉体吸入口を設けてなる構成とすることにより、先ず、容器底部をダンパーにより閉塞させると共に、圧縮空気送給ラインの開閉弁と粉体吸入口の開閉弁を閉じた状態にて、空気吸引ラインの開閉弁を開けて、上記容器内を真空ポンプにより減圧させ、次に、空気吸引ラインの開閉弁を閉じてから、粉体吸入口の開閉弁を開けて、上記容器内外の差圧に基づいて、輸送対象粉体を上記容器内へ吸引させ、次いで、粉体吸入口の開閉弁を閉じた後、ダンパーを操作して空気輸送機の容器底部を開放させると共に、圧縮空気送給ラインの開閉弁を開けて上記容器頂部より圧縮空気を供給することにより、該圧縮空気の流れに同伴させて上記容器内に一旦貯留されていた輸送対象粉体をホッパへ供給することができる。
(8) 排気ブロワとして、薬効成分を有する粉体を用いて製剤を行う製剤機械の排気ブロワを用いるようにした構成とすることにより、圧力上昇吸収式フィルタ装置からの排気は、製剤機械へ送られるようになるため、上記輸送対象粉体として、人体への強い悪影響を及ぼす虞の懸念される薬効成分を含む粉体を取り扱うときに、たとえ、フィルタにて集塵しきれない微粉が上記フィルタ装置の排気に同伴されたとしても、該輸送対象粉体の微粉が系外に排出される虞を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高度封じ込め粉体輸送装置の実施の一形態を示す概要図である。
【図2】図1の装置の作動手順として、(イ)は空気輸送機に輸送対象粉体を吸入した状態を、(ロ)は空気輸送機内の輸送対象粉体をホッパを経て密閉容器へ移送、充填する状態をそれぞれ示す概要図である。
【図3】(イ)(ロ)はいずれも図1の装置における圧力上昇吸収式フィルタ装置の他の例を示す概略切断側面図である。
【符号の説明】
1 空気輸送機
2 筒型容器(容器)
3 ダンパー
6 真空ポンプ
7 空気吸引ライン
8 開閉弁
9 圧縮空気送給ライン
10 開閉弁
11 粉体吸入口
12 開閉弁
14 ホッパ
16 密閉容器
18 圧力逃し管
19 圧縮空気(空気)
20 圧力上昇吸収式フィルタ装置
24 支持部材
25 連通口
26 ベローズ
27 フィルタ
28 錘
29 製剤機械
30 排気ブロワ

Claims (7)

  1. 輸送対象粉体を受け入れて空気の流れにより輸送できるようにしてある空気輸送機の粉体出口部に、下端に密閉容器を着脱可能に取り付けることができるようにしてあるホッパの上端部を接続し、且つ該ホッパの所要位置に一端を取り付けた圧力逃し管の他端部に、圧力上昇吸収式フィルタ装置と排気ブロワを順に接続してなり、上記空気輸送機よりホッパ内へ輸送対象粉体が供給されるときに同伴される空気を、上記圧力上昇吸収式フィルタ装置にて該空気の流入に伴う上記ホッパ内の圧力上昇を吸収しながら集塵処理できるようにしたことを特徴とする高度封じ込め粉体輸送装置。
  2. 圧力上昇吸収式フィルタ装置を、吸気口と排気口を備えたケーシングと、該ケーシング内に吸気口側と排気口側を仕切るよう設けたフィルタと、上記吸気口を通してケーシング内へ流入する空気の圧力変動に応じて上記フィルタよりも上流側空間の容積を変化させることにより空気流入側の圧力変動を吸収できるようにした圧力吸収機構とからなる構成とした請求項1記載の高度封じ込め粉体輸送装置。
  3. 圧力吸収機構を、圧力上昇吸収式フィルタ装置における空気流入側の圧力変動に応じて伸縮変形可能なベローズを備えてなる構成として、該ベローズの伸縮変形に伴うベローズ内容積の変化により、フィルタよりも上流側空間の容積を変化できるようにした請求項2記載の高度封じ込め粉体輸送装置。
  4. ベローズを、上下方向に伸縮可能に配置すると共に、下端を圧力上昇吸収式フィルタ装置におけるフィルタよりも上流側空間に気密に連接し、且つ上端部に所要重量を付加して、上記圧力上昇吸収式フィルタ装置における空気流入側の圧力が高まるときに、上記ベローズが頂部に付加された重量に抗して伸長変形することにより、上記フィルタよりも上流側空間の容積を増大させて空気流入側の圧力上昇を抑制できるようにした請求項3記載の高度封じ込め粉体輸送装置。
  5. 圧力上昇吸収式フィルタ装置を、下端部に吸気口を有し且つ頂部に排気口を備えたケーシングと、該ケーシング内の下部位置に取り付けた連通口を有する平板状の支持部材と、上下方向に伸縮可能に配して上記支持部材の連通口の周縁部に下端を取り付けたベローズと、該ベローズの頂部に取り付けたフィルタとを備えてなる構成とした請求項1記載の高度封じ込めフィルタ装置。
  6. 空気輸送機を、粉体出口部となる底部をダンパーにより開閉自在としてある容器の頂部に真空ポンプに接続した開閉弁付きの空気吸引ラインと圧縮空気送給ラインを接続し、且つ容器側壁部の所要個所に、開閉弁付きの粉体吸入口を設けてなる構成とした請求項1、2、3、4又は5記載の高度封じ込めフィルタ装置。
  7. 排気ブロワとして、薬効成分を有する粉体を用いて製剤を行う製剤機械の排気ブロワを用いるようにした請求項1、2、3、4、5又は6記載の高度封じ込め粉体輸送装置。
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