JP2004244193A - 記録媒体給送装置及び該給送装置を有する画像形成装置 - Google Patents

記録媒体給送装置及び該給送装置を有する画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カセットから送り出された記録媒体をガイド部材によって案内しながらレジストローラ対に導き、そのレジストローラ対によって記録媒体を画像形成部に給送し、ここで記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、該画像形成装置は画像形成装置本体と、その画像形成装置本体に対して開閉可能に支持された開閉体を有していると共に、上記ガイド部材とレジストローラ対の一方の搬送ローラは画像形成装置本体側に支持され、その搬送ローラの周面に付着した紙粉を除去する清掃部材が設けられた画像形成装置において、開閉体を開けば、ガイド部材に邪魔されることなく、清掃部材を目視できるようにする。
【解決手段】ガイド部材34を透明材料により構成し、開閉体を開くことにより、そのガイド部材34を通して、清掃部材33を目視できるようにする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体を画像形成部に搬送する搬送部材対と、前記画像形成部に送られる記録媒体を案内するガイド部材とを具備し、前記搬送部材対の一方の搬送部材は画像形成装置本体側に支持され、他方の搬送部材は、前記画像形成装置本体に対して開閉可能に配置された開閉体側又は画像形成装置本体側に支持され、前記ガイド部材は、画像形成装置本体側であって、前記一方の搬送部材に隣接して配置され、前記開閉体を開くことにより、前記ガイド部材の記録媒体案内面を開放することのできる記録媒体給送装置、及びその記録媒体給送装置を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記形式の記録媒体給送装置によって記録媒体を画像形成部に給送し、ここでその記録媒体に画像を形成する画像形成装置は従来より周知であり、かかる画像形成装置は、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷機或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される。この形式の記録媒体給送装置によれば、開閉体を開くことにより、記録媒体の搬送路を開放することができるので、ここに詰まった記録媒体を容易に除去することができる。
【0003】
ところが、この記録媒体給送装置においては、記録媒体から脱落した紙粉や塵埃などの異物が搬送部材の表面に付着することは避けられず、搬送部材に異物が付着すると、その搬送部材の表面の摩擦係数が低下し、これによって、搬送される記録媒体が搬送部材に対してスリップし、紙詰まりなどの記録媒体の搬送トラブルを起こすおそれがある。
【0004】
そこで、搬送部材の表面に付着した異物を除去する清掃部材を設けた記録媒体給送装置が従来より多数提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる清掃部材を、冒頭に記載した形式の記録媒体給送装置の一方の搬送部材に設けることにより、その搬送部材の表面の摩擦係数の低下を抑え、記録媒体の搬送トラブルの発生を防止することが可能となる。
【0005】
ところが、この清掃部材は、一方の搬送部材の表面に当接しているので、その清掃部材に経時的に異物が堆積したり、清掃部材が経時的に摩耗するなどして劣化するおそれがある。従って、時々、開閉体を開いて、清掃部材の状態を目視にて確認する必要がある。ところが、冒頭に記載した形式の開閉体給送装置には、一方の搬送部材に隣接してガイド部材が設けられ、そのガイド部材は画像形成装置本体側に配置されているので、清掃部材の状態を確認するには、ガイド部材を取り外さなければならない。このように、従来の開閉体給送装置は、清掃部材に対するメンテナンス性が著しく劣悪である欠点を免れなかった。
【0006】
また、上述の清掃部材により一方の搬送部材から除去された異物を収容する異物収容ケースを設けると、異物が画像形成装置本体内に散乱する不具合を防止できる。ところが、この場合も、異物収容ケースにどのくらいの異物が溜まったかを確認するには、ガイド部材を取り外してみなければならず、異物収容ケースに対するメンテナンス性が低いものとならざるを得ない。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−203672号公報(第3−4頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の第1の目的は、ガイド部材を取り外さなくとも、清掃部材の状態を確認することのできる冒頭に記載した形式の記録媒体給送装置を提供することにある。
【0009】
本発明の第2の目的は、ガイド部材を取り外さなくとも、異物収容ケース内に溜まった異物の状態を確認することのできる冒頭に記載した形式の記録媒体給送装置を提供することにある。
【0010】
本発明の第3の目的は、ガイド部材を取り外さなくとも、清掃部材の状態を確認することのできる冒頭に記載した形式の画像形成装置を提供することにある。
【0011】
本発明の第4の目的は、ガイド部材を取り外さなくとも、異物収容ケース内に溜まった異物の状態を確認することのできる冒頭に記載した形式の画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記第1の目的を達成するため、冒頭に記載した形式の開閉体給送装置において、前記一方の搬送部材を清掃する清掃部材を、前記ガイド部材の記録媒体案内面と反対の面の側に設け、前記開閉体を開くことにより、前記ガイド部材を通して前記清掃部材を目視できるように、該ガイド部材の少なくとも一部を透明に構成したことを特徴とする記録媒体給送装置を提案する(請求項1)。
【0013】
また、本発明は、上記第2の目的を達成するため、冒頭に記載した形式の開閉体給送装置において、前記一方の搬送部材を清掃する清掃部材を、前記ガイド部材の記録媒体案内面と反対の面の側に設けると共に、該清掃部材により一方の搬送部材から除去された異物を収容する異物収容ケースを、前記ガイド部材の記録媒体案内面と反対の面の側に設け、前記開閉体を開くことにより、前記ガイド部材を通して、前記異物収容ケース内に溜まった異物を目視できるように、前記ガイド部材の少なくとも一部と、前記異物収容ケースの少なくとも一部を透明に構成したことを特徴とする記録媒体給送装置を提案する(請求項2)。
【0014】
さらに、上記請求項2に記載の記録媒体給送装置において、前記開閉体を開くことにより、前記ガイド部材を通して前記清掃部材を目視できるように、該ガイド部材の少なくとも一部を透明に構成すると有利である(請求項3)。
【0015】
また、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の記録媒体給送装置において、前記ガイド部材を画像形成装置本体に対して移動可能に支持し、かつ前記清掃部材を前記ガイド部材の移動に伴って移動させることができるように、該清掃部材を支持すると有利である(請求項4)。
【0016】
さらに、上記請求項4に記載の記録媒体給送装置において、前記清掃部材は、前記一方の搬送部材に接触して該搬送部材を清掃する清掃位置から、一方の搬送部材に対して離間した位置に移動可能に支持されていると有利である(請求項5)。
【0017】
また、上記請求項4又は5に記載の記録媒体給送装置において、前記ガイド部材は、画像形成装置本体に対して回動可能に支持されていると有利である(請求項6)。
【0018】
さらに、上記請求項4乃至6のいずれかに記載の記録媒体給送装置において、前記ガイド部材は、画像形成装置本体に対して着脱可能に支持されていると有利である(請求項7)。
【0019】
また、上記請求項1乃至7のいずれかに記載の記録媒体給送装置において、前記清掃部材は、前記ガイド部材に支持されていると有利である(請求項8)。
【0020】
さらに、上記請求項4乃至8のいずれかに記載の記録媒体給送装置において、前記搬送部材対よりも、記録媒体搬送方向上流側に配置された上流側搬送部材を有し、該上流側搬送部材は画像形成装置本体側に回転可能に支持されていると共に、前記ガイド部材は、前記上流側搬送部材の軸又は該軸の軸受に回動可能に支持されていると有利である(請求項9)。
【0021】
また、上記請求項4乃至9のいずれかに記載の記録媒体給送装置において、前記一方の搬送部材は、前記画像形成装置本体に回転可能に支持された搬送ローラより成り、前記ガイド部材は、前記搬送ローラの軸又は該軸の軸受によって位置決めされるように構成されていると有利である(請求項10)。
【0022】
さらに、上記請求項2乃至10のいずれかに記載の記録媒体給送装置において、前記異物収容ケースは前記ガイド部材に着脱可能に支持されていると有利である(請求項11)。
【0023】
また、上記請求項2乃至7,9及び10のいずれかに記載の記録媒体給送装置において、前記異物収容ケースは前記ガイド部材に着脱可能に支持され、前記清掃部材は前記異物収容ケースに支持されていると有利である(請求項12)。
【0024】
さらに、上記請求項1乃至12のいずれかに記載の記録媒体給送装置において、前記一方の搬送部材の表面の摩擦係数は、前記他方の搬送部材の表面の摩擦係数よりも高く設定されていると有利である(請求項13)。
【0025】
また、上記請求項1乃至13のいずれかに記載の記録媒体給送装置において、前記一方の搬送部材の表面は弾性体により構成されていると有利である(請求項14)。
【0026】
さらに、本発明は、上記第3及び第4の目的を達成するため、請求項1乃至14のいずれかに記載の記録媒体給送装置と、該記録媒体給送装置により給送された記録媒体に画像を形成する画像形成部とを具備して成る画像形成装置を提案する(請求項15)。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って説明し、併せて前述の従来の問題点を図面に即してより具体的に明らかにする。
【0028】
図1はプリンタとして構成された画像形成装置の一例を示す垂直断面図である。ここに示した画像形成装置は、画像形成装置本体1と、その画像形成装置本体1に対してピン2を介して矢印A方向に回動可能に支持された開閉体3とを有し、その画像形成装置本体1内にドラム状に形成された第1乃至第4の感光体4Y,4M,4C,4BKが設けられている。各感光体には、イエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。また、第1乃至第4の感光体4Y,4M,4C,4BKに対向して無端ベルトより成る中間転写体5が配置され、この中間転写体5は複数の支持ローラ6,7,8に巻き掛けられている。
【0029】
第1乃至第4の感光体4Y,4M,4C,4BK上にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写体5に転写する構成は全て実質的に同一であるため、第1の感光体4Yにトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写体5に転写する構成だけを説明する。
【0030】
この感光体4Yは図1における時計方向に回転駆動され、このとき感光体表面に除電装置9からの光が照射され、該感光体4Yの表面電位が初期化される。初期化された感光体表面は帯電装置10によって所定の極性に帯電される。この帯電面に、露光装置11から出射する光変調されたレーザ光Lが照射され、感光体の表面に書き込み情報に対応した静電潜像が形成される。感光体4Yに形成された静電潜像は、これが現像装置12を通るとき、イエロートナー像として可視像化される。
【0031】
一方、中間転写体5は矢印B方向に回転駆動され、かかる中間転写体5の内側には、転写装置13が配置され、この転写装置13には、感光体4Y上に形成されたトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加される。これにより、感光体4Y上のトナー像が中間転写体5上に転写される。トナー像を中間転写体5に転写したあとの感光体4Y表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置14によって除去され、感光体4Yの表面が清掃される。
【0032】
全く同様にして、第2乃至第4の各感光体4M,4C,4BKには、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像は、各転写装置の作用によって、イエロートナー像の転写された中間転写体5上に順次重ねて静電転写される。
【0033】
上述のようにして中間転写体5上には複数の色のトナー像が重ねて形成され、このトナー像は、後述するように、記録媒体給送装置15により給送された記録媒体Pに、回転する転写ローラより成る転写装置17によって転写される。記録媒体Pとしては、例えばシート状の記録紙、樹脂シートないしは樹脂フィルムなどが用いられる。画像転写後の中間転写体表面は、クリーニング装置16によって清掃される。本例の画像形成装置においては、中間転写体5上のトナー像を転写装置17によって記録媒体に転写する部分が、記録媒体に画像を形成する画像形成部18を構成している。図1に一例として示した記録媒体給送装置15は次のように構成されている。
【0034】
画像形成装置本体1内の下部には、記録媒体送り出し部19が配置され、本例の記録媒体送り出し部19は、カセット20と、このカセット20に積載されて収容されたシート状の記録媒体Pを送り出す給送ローラ21と、この給送ローラ21の周面に圧接した分離パッド22とを有している。給送ローラ21は最上位の記録媒体Pに圧接しながら回転し、記録媒体Pを矢印C方向に送り出す。その際、複数枚の記録媒体が同時に送り出された場合には、給送ローラ21に圧接した分離パッド22の作用で、最上位の記録媒体と他の記録媒体が分離され、最上位の記録媒体だけが矢印C方向に送り出される。
【0035】
このようにして送り出された記録媒体が搬送される搬送路に沿って、中継ローラ対23とレジストローラ対24がそれぞれ設けられ、中継ローラ対23は、互いに当接しながら回転する2本の搬送ローラ23A,23Bより成る。レジストローラ対24は、中継ローラ対23よりも記録媒体搬送方向下流側に配置され、このレジストローラ対24も、互いに当接した2本の搬送ローラ24A,24Bより成る。
【0036】
中継ローラ対23の各搬送ローラ23A,23Bがそれぞれ矢印方向に回転することにより、記録媒体送り出し部19から送り出された記録媒体が、停止しているレジストローラ対24へと搬送され、その両搬送ローラ24A,24Bのニップ部に記録媒体の先端が突き当たる。これによって記録媒体にたるみが形成され、該記録媒体のスキューが補正される。次いで所定のタイミングでレジストローラ対24の両搬送ローラ24A,24Bが矢印方向にそれぞれ回転し、これによって記録媒体は中間転写体5と転写装置17との間に送り込まれる。このように、記録媒体給送装置15は、記録媒体送り出し部19から画像形成部18へ記録媒体を給送する用をなす。
【0037】
記録媒体が中間転写体5と転写装置17の間を通るとき、転写装置17には、中間転写体5上の重ね合わせトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、これによって中間転写体5上の重ね合わせトナー像より成る画像が記録媒体上に転写される。次いで、この記録媒体は定着装置25の定着ローラ25Aと加圧ローラ25Bの間を通り、このとき熱と圧力の作用によって記録媒体上の画像が記録媒体に定着される。定着装置25を通った記録媒体は、排出ローラ対26によって排出部27に排出される。
【0038】
上述のように、本例の画像形成装置においては、記録媒体送り出し部19から送り出された記録媒体Pを、下方から上方へ向けて搬送し、次いでその記録媒体を排出部27に排出するように構成されているので、記録媒体送り出し部19から排出ローラ対26に至る記録媒体の搬送路を短くすることができる。これにより、記録媒体を記録媒体送り出し部19から排出部27へ搬送するのに要する時間を短縮でき、画像形成スピードを高めることができる。
【0039】
また、記録媒体の両面に画像を形成する両面プリントモード時には、定着装置25よりも記録媒体搬送方向下流側に設けられた切換爪28が図示していない電磁ソレノイドにより一点鎖線で示す位置に切り換えられる。これにより、定着装置25を出た記録媒体は2本の搬送ローラ29A,29Bより成る反転ローラ対29へと導かれ、次いでその各搬送ローラ29A,29Bの回転方向が逆転される。これによって記録媒体はスイッチバックされ、開閉体3に設けられた両面ユニット30へ導かれ、矢印E,F方向に搬送される。引き続き、この記録媒体は、再びレジストローラ対24へと搬送され、所定のタイミングで画像形成部18へ給送され、ここで記録媒体の裏面に中間転写体5上の画像が転写される。画像形成部18を通った記録媒体は、定着装置25を通り、このとき、裏面に形成された画像が定着され、次いで排出部27へ排出される。
【0040】
開閉体3には、ドア31と、手差しテーブル32が設けられており、このドア31と手差しテーブル32を矢印D方向に回動させて、これらを開き、該テーブル32上に載置した記録媒体を、矢印F方向に送り出し、該記録媒体をレジストローラ対24に導き、その記録媒体上に上述したところと全く同様にして画像を形成することができる。
【0041】
ここで、記録媒体送り出し部19から排出ローラ対26へ至るほぼ垂直方向上向きに延びる記録媒体搬送路を境にして、図1における右側の部分が前述の開閉体3となっており、中継ローラ対23、レジストローラ対24、及び反転ローラ対29の各一方の搬送ローラ23A,24A、29Aは画像形成装置本体1側に回転可能に支持され、他方の搬送ローラ23B,24B,29Bと転写ローラより成る転写装置17は開閉体3側に回転可能に支持されている。また両面ユニット30、ドア31、手差しテーブル32及びこれに関連する各要素が開閉体3側に支持されていることは前述のとおりである。図1に示した他の装置、例えば感光体4Y,4M,4C,4BK、中間転写体5、記録媒体送り出し部19などは画像形成装置本体1側に設けられている。図示した例では、一方の搬送ローラ23A,24A,29Aがそれぞれ駆動ローラとして構成され、他方の搬送ローラ23B,24B,29Bは従動ローラとして構成されている。
【0042】
上述の搬送路にて紙詰まりが発生した場合、開閉体3を図1に一点鎖線で示す開位置へ回動させることにより、中継ローラ対23、レジストローラ対24及び反転ローラ対29の一方の搬送ローラ23A,24A,29Aと他方の搬送ローラ23B,24B,29Bを大きく離間させ、搬送路を開放することができるので、詰まった記録媒体を容易に除去することができる。図示した例では、開閉体3を開くことにより、記録媒体送り出し部19からほぼ排出ローラ対26までの搬送路の全体を開放できるように構成されているが、この搬送路の一部だけを開放できるように構成することもできる。
【0043】
本例の記録媒体給送装置においては、他方の搬送ローラ23B、24B、29Bは全て開閉体3側に支持されているが、これらの搬送ローラのうちの少なくとも1つを画像形成装置本体側に回転可能に支持することもできる。このように構成しても、開閉体3を開くことにより、記録媒体の搬送路を開放でき、詰まった記録媒体を容易に除去できる。
【0044】
上述のように、記録媒体給送装置15には、中継ローラ対23及びレジストローラ対24が設けられているが、これらのローラ対は、記録媒体を画像形成部へ搬送する搬送部材対の一例を構成するものであり、これらのローラ対23,24の搬送ローラ23A,23B,24A,24Bは、各搬送部材対の搬送部材の一例を構成している。また、搬送ローラ23A、24Aは、搬送部材対の一方の搬送部材の具体例であり、かかる一方の搬送部材は、前述のように画像形成装置本体側に支持されている。また、搬送ローラ23B、24Bは、搬送部材対の他方の搬送部材の具体例であり、かかる他方の搬送部材は、上述のように、画像形成装置本体1に対して開閉可能に配置された開閉体3又は画像形成装置本体側に支持されている。一方及び他方の搬送部材を搬送ベルトなどによって構成することもできる。また、図1に示した記録媒体給送装置15は、中継ローラ対23とレジストローラ対24の2つの搬送部材対を有しているが、その数は適宜設定でき、記録媒体給送装置が少なくとも1つの搬送部材対を有しているように構成することができる。
【0045】
また、記録媒体給送装置15には、画像形成部18に送られる記録媒体を案内する多数のガイド部材が設けられており、図1に符号34で示したガイド部材は、画像形成装置本体1側であって、レジストローラ対24の一方の搬送ローラ24Aに隣接し、該搬送ローラ24Aよりも記録媒体搬送方向上流側に配置されている。ガイド部材34は、画像形成装置本体側であって、搬送部材対の一方の搬送部材に隣接して配置されているのである。ここで、このガイド部材34が一方の搬送部材、この例では搬送ローラ24Aに隣接して配置されているとは、当該ガイド部材34が、一方の搬送部材の近くに配置され、又は後述するようにその一方の搬送部材に接触した状態で配置されていることを意味する。
【0046】
ガイド部材34は、開閉体3側に設けられた相手ガイド部材と協働して、記録媒体をレジストローラ対24に案内する用をなす。すなわち、ガイド部材34は、開閉体3を向いた側の面、すなわち図1乃至図8に符合134Aを付した側の面が、搬送される記録媒体を案内する記録媒体案内面となっていて、開閉体3を開くことにより、そのガイド部材34の記録媒体案内面134Aを開放して、記録媒体の搬送路を開放することができるのである。
【0047】
ここで、先にも説明したように、搬送ローラ23A,23B,24A,24Bの周面に、記録媒体から脱落した紙粉、又は塵埃などの異物が付着すると、その周面の摩擦係数が低下し、これによって記録媒体がスリップして紙詰まりなどの記録媒体の搬送トラブルが発生しやすくなる。また、図1に示した画像形成装置のように、感光体4Y乃至4BKを有する画像形成装置においては、一方の搬送ローラ23A,24Aの周面に付着した異物が再び記録媒体に付着し、その異物が記録媒体と共に運ばれて中間転写体5に付着し、これが感光体表面に移行するおそれがある。このようにして感光体に多量の異物が付着すると、感光体表面の離型性が低下するので、クリーニング装置によって感光体表面を清掃するとき、そのクリーニング性が悪化し、これによって感光体上に形成されるトナー像の画質が劣化するおそれがある。また、記録媒体に付着した異物が定着装置の定着ローラ表面に付着すると、この表面の離型性が低下し、これによって定着ローラ表面へトナーが移行するオフセット現象が発生しやすくなる。
【0048】
上述した不具合を防止するため、搬送部材対の搬送部材表面に当接して、その表面に付着した異物を除去する清掃部材を設けることが好ましい。そこで、本例の記録媒体給送装置15においては、レジストローラ対24の一方の搬送ローラ24Aの周面に当接する清掃部材33が設けられている。この清掃部材33によって、一方の搬送ローラ24Aの周面を清掃することができるので、記録媒体のスリップを防止できると共に、その搬送ローラ24Aから記録媒体に再付着する異物量を極く少量にすることができる。これにより、中間転写体5を介して感光体4Y乃至4BKと定着ローラ25Aの表面に多量の異物が移行することを防止でき、感光体のクリーニング不良や、定着ローラへのトナーのオフセットの発生を阻止することができる。
【0049】
また、レジストローラ対24の搬送ローラ24Aには、記録媒体送り出し部19から送り出された記録媒体も、手差しテーブル32から送り出された記録媒体も、さらには両面ユニット30を通った記録媒体も通過するので、この搬送ローラ24Aには紙粉や塵埃などの異物が特に付着しやすくなっており、かかる搬送ローラ24Aを清掃部材33によって清掃することによって、効率よく紙粉などの異物を除去することができる。中継ローラ対23の一方の搬送ローラ23Aの周面を清掃する清掃部材を設けてもよく、これによっても紙粉などの異物が感光体や定着ローラの表面に付着することを効果的に抑制することができる。
【0050】
上述のように、搬送部材対の一方の搬送部材が画像形成装置本体側に支持され、他方の搬送部材は、画像形成装置本体に対して開閉可能に配置された開閉体側又は画像形成装置本体側に支持されている記録媒体給送装置において、その一方の搬送部材を清掃する清掃部材を設けるのである。
【0051】
図示した例では、レジストローラ対24よりなる搬送部材対の一方の搬送部材である搬送ローラ24Aに清掃部材33が設けられているのであるが、他方の搬送ローラにも清掃部材を設け、その各搬送ローラを清掃するように構成することもできる。
【0052】
図1に示した清掃部材33としては、例えばPETフィルムや発泡ポリウレタンより成るブレード、フェルト又はブラシなどを用いることができる。かかる清掃部材33は、最大幅サイズの記録媒体が搬送ローラ24Aに接触する、当該搬送ローラ軸線方向の全領域に接触できるだけの長さを有している。これにより、搬送ローラ24Aの周面に付着した紙粉、塵埃、或いはトナーなどを効率よく除去することができる。図2乃至図8は、清掃部材33と、これに関連する構成の各種の実施形態例を示す概略図である。
【0053】
ここで、本例の記録媒体給送装置には、ガイド部材34が設けられているので、清掃部材33は、図1乃至図8に示すように、ガイド部材34の記録媒体案内面134Aと反対の面134Bの側に設けられている。ガイド部材34の記録媒体案内面134Aを基準として、開閉体3が開放される方向Aと反対の側に清掃部材33が配置されているのである。清掃部材33の支持に関する具体的構成例は後述する。
【0054】
以上が、図2乃至図8を参照して後述する記録媒体給送装置ないしは画像形成装置の各具体的構成例に共通する構成である。図2乃至図8は、開閉体3を開いたときの記録媒体給送装置15の一部を示す図である。
【0055】
ところで、清掃部材33は、回転する搬送ローラ24Aの周面に当接しているので、その清掃部材33に紙粉などの異物が経時的に蓄積したり、清掃部材33が経時的に摩耗したり、清掃部材33に亀裂が発生して該清掃部材33が劣化するおそれがある。また、この清掃部材33が搬送ローラに巻き込まれてしまうことも考えられる。
【0056】
そこで、この清掃部材33の状態を目視にて確認し、その清掃部材33に著しい劣化などが認められたときは、これに対する処置を施す必要がある。ところが、清掃部材33が、ガイド部材34の記録媒体案内面134Aと反対の面134Bの側に設けられているがために、開閉体3を開いても、ガイド部材34が邪魔となって、清掃部材33の状態を目視にて確認できず、その確認を行うたびにガイド部材34を取り外さなければならぬとすれば、その作業が大変煩わしいものとなる。
【0057】
そこで、本例の記録媒体給送装置、ないしはその給送装置を有する画像形成装置においては、開閉体3を図1に一点鎖線で示すように開くことにより、ガイド部材34を通して清掃部材33を目視できるように、そのガイド部材34の少なくとも一部が透明に構成されている。図2乃至図8に示したガイド部材34の全体、或いは清掃部材33に対向するガイド部材部分などが、例えばスチロール樹脂やポリカーボネート、アクリル等の透明な樹脂により構成されているのである。
【0058】
上記構成により、開閉体3を開きさえすれば、これにより開放された画像形成装置本体1の開口部の側から、その透明なガイド部材34を通して、清掃部材33と搬送ローラ24Aとが接触している部分を目視でき、ガイド部材34を取り外さなくとも、清掃部材33の状態を確認することができる。
【0059】
ところで、清掃部材33に多量の異物が付着したり、清掃部材33が搬送ローラ24Aに巻きついたとき、或いはその清掃部材33の摩耗が進んだときは、清掃部材33を清掃したり、補修したり、或いはその清掃部材33を新たな清掃部材と交換する必要がある。かかる清掃部材33のメンテナンス作業は開閉体3を開くことにより行うことができる。
【0060】
ところが、このとき、レジストローラ対24の一方の搬送ローラ24Aに隣接して配置されたガイド部材34が、仮に画像形成装置本体1側に不動に固定されていたとすると、開閉体3を図1に一点鎖線で示すように開いても、そのガイド部材34が邪魔となって、清掃部材33に近づくことができず、これを清掃したり、当該清掃部材33を交換するメンテナンス作業を行うことが困難となる。
【0061】
そこで、図2に示した記録媒体給送装置15においては、ガイド部材34が、記録媒体を案内する記録媒体案内面134Aを備えたガイド本体34Aと、そのガイド本体34Aの下部に一体に形成されたブラケット34Bと、ガイド本体34Aに一体の腕部34Cを有し、そのブラケット34Bに形成された取付溝34Dが、画像形成装置本体1を構成するフレーム37に突設されたピン36に回動可能に嵌合している。このように、ガイド部材34はピン36のまわりに矢印H方向に回動可能に支持されている。
【0062】
また、ガイド本体34Aにはマグネットキャッチ38が固定され、このマグネットキャッチ38が、フレーム37に固定された磁性体より成るマグネット受け39に磁力によって吸着され、これによってガイド部材34が、記録媒体を案内できる図2に実線で示した使用位置に保持される。マグネットキャッチ38とマグネット受け39は、ガイド部材34をその使用位置に保持する保持手段の一例を構成している。またガイド部材34には、記録媒体の搬送に邪魔とならぬ位置に取手40が設けられている。
【0063】
腕部34Cには、前述の清掃部材33が接着剤又は両面テープなどによって固定支持され、この清掃部材33がレジストローラ対24の一方の搬送ローラ24Aの周面に圧接している。腕部34Cを、ガイド本体34Aに固定連結された板ばねなどの弾性材により構成し、その弾性によって清掃部材33を搬送ローラ24Aの周面に圧接させることもできる。
【0064】
清掃部材33を清掃し、又はこれを交換するメンテナンス作業を行うときは、まず開閉体3を図1に一点鎖線で示した位置まで回動する。次いで、開閉体3を開くことにより開放された画像形成装置本体1の開口部から手を入れ、取手40を掴んで、これを画像形成装置本体1の開口部側に引っ張ると、マグネットキャッチ38がマグネット受け39から外れてガイド部材34はピン36のまわりに矢印H方向に回動する。このようにガイド部材34は画像形成装置本体1の開口部側へ向けて移動し、図2に一点鎖線で示す開位置に至る。このとき、ガイド部材34は画像形成装置本体1のフレーム37に設けられたストッパ41に当接して、当該ガイド部材34が開位置に保持される。
【0065】
このガイド部材34の動きに伴って、清掃部材33も、搬送ローラ24Aの周面に接触した清掃位置から、この搬送ローラ24に対して離間し、作業者が画像形成装置本体1の開口部から手を入れてメンテナンス作業を行うことのできる位置を占める。従ってガイド部材34に邪魔されることなく、清掃部材33に対するメンテナンス作業を容易に行うことができる。逆の操作によって清掃部材33を清掃位置に戻すことができる。
【0066】
図2に示した記録媒体給送装置においては、ガイド部材34がその下部のピン36のまわりに回動するので、清掃位置にある清掃部材33が搬送ローラ24Aの周面の下部領域に当接するように、清掃部材33を配置することが好ましい。清掃部材33が搬送ローラ24Aの周面の上部に接触するように清掃部材33を配置すると、ガイド部材34を矢印H方向に回動させるとき、このガイド部材34に対して搬送ローラ24Aから大きな力が加えられ、ガイド部材34の腕部34Cが搬送ローラ24Aの周面に当たり、この周面に傷を付けるおそれがある。図2に示した例では、ガイド部材34を矢印H方向に回動させたとき、ガイド部材34の腕部34Cが搬送ローラ24Aから受ける外力によってわずかに弾性変形し、清掃部材33が搬送ローラ24Aの周面に強く当たるが、この清掃部材33は発泡ポリウレタン、ブラシ、或いはフェルトなどの軟質材料より成るので、搬送ローラ24Aに傷が付けられることはない。また、清掃部材33を搬送ローラ24Aの周面の下部に接触させると、この清掃部材33によって搬送ローラ周面から除去された紙粉などの異物を下方に落下させやすくなり、搬送ローラ24Aの清掃効率を高めることができる。
【0067】
また、図2に示した記録媒体給送装置においては、マグネットキャッチ38とマグネット受け39より成る保持手段を用いたが、例えばガイド部材34と、画像形成装置本体1のフレーム37とにそれぞれ付設された係合部材(図示せず)を設け、ガイド部材34が記録媒体を案内できる使用位置にあるとき、上述の両係合部材が互いに弾性によって摩擦係合し、ガイド部材34を回動させると、両係合部材が互いに離脱するように構成した保持手段を用いることもできる。
【0068】
図2に示した記録媒体給送装置においては、ガイド部材34が画像形成装置本体1に対して回動可能に支持されているので、清掃部材33に対するメンテナンス作業を行うとき、ガイド部材34を画像形成装置本体1から取り外すことなく、容易に所定の作業を行うことができる。
【0069】
図3に示した記録媒体給送装置15においては、ガイド部材34を画像形成装置本体側に回動可能に支持する代わりに、ガイド部材34のガイド本体34Aに一体のブラケット34Bに形成された取付溝34Dが、画像形成装置本体1のフレーム37に突設されたピン36に着脱可能に嵌合している。図3に示した記録媒体給送装置15の他の構成は、図2に示した記録媒体給送装置と同じく構成することができる。
【0070】
ガイド部材34に支持された清掃部材33に対するメンテナンス作業を行うときは、図1に示した開閉体3を開いた上で、図3に示したガイド部材34の取手40を掴んで、これを矢印Iで示すように、画像形成装置本体1の開口部側へ引っ張る。すると、ブラケット34Bが弾性変形して、取付溝34Dがピン36から外れると共に、マグネットキャッチ38がマグネット受け39から外れ、ガイド部材34を画像形成装置本体1から離脱させることができる。これにより、ガイド部材34に邪魔されることなく、容易に清掃部材33のメンテナンス作業を遂行できる。逆の操作によって、ガイド部材34を図3に示した使用位置に装着することができる。このように、ガイド部材34を、画像形成装置本体1に対して着脱可能に支持することもできる。
【0071】
また、上述したいずれの例においても、清掃部材33はガイド部材34に支持されているが、その際、図3に示した例のようにガイド部材34を画像形成装置本体に対して着脱可能に支持すると、清掃部材33を交換すべきとき、その清掃部材33とガイド部材34を共に交換することもできる。このようにすれば、清掃部材33をガイド部材34から剥がし、次いで新たな清掃部材33をガイド部材34に接合する作業を行わずに済むので、一般のユーザでも、清掃部材33の交換作業を容易に行うことが可能である。
【0072】
図1に示した記録媒体給送装置15は、レジストローラ対24より成る搬送部材対よりも、記録媒体搬送方向上流側に配置された搬送部材の一例である搬送ローラ23Aを有しており、ここではこの搬送ローラ23Aより成る搬送部材を、上流側搬送ローラ23A或いは上流側搬送部材と称することにすると、当該上流側搬送部材は画像形成装置本体側に回転可能に支持されている。その際、ガイド部材34を、図4に示すように、上流側搬送部材の軸42又はこの軸42の軸受43に回動可能に支持することもできる。
【0073】
より具体的に示すと、ガイド部材34のブラケット34Bに形成された取付溝34Dを、レジストローラ対よりも記録媒体搬送方向上流側に位置する上流側搬送ローラ23Aの軸42を回転自在に支持するための軸受43に回転自在に嵌合し、該ガイド部材34をこの軸受34のまわりに回動可能に支持する。この例の場合には、ガイド部材34は、上流側搬送ローラ23Aと、その軸受43を介して、画像形成装置本体1の側に回動可能に支持される。ガイド部材34を搬送ローラ23Aの軸42に直に回動可能に支持することもできる。
【0074】
図4に示した記録媒体給送装置15の他の構成は、図2及び図3に示した記録媒体給送装置と同じく構成することができるが、図4に示した例では、ガイド部材34が搬送ローラ24Aの軸受54によって位置決めされるように構成されており、この点については後述する。
【0075】
図4に示した記録媒体給送装置15の場合も、清掃部材33に対するメンテナンス作業を行うとき、開閉体3を開いた上で、取手40を掴み、ガイド部材34を搬送ローラ23Aの軸42ないしはその軸受43のまわりに矢印H方向に回動させ、ガイド部材34をストッパ41によって図4に一点鎖線で示した開位置に保持する。これにより、容易に清掃部材33に対するメンテナンス作業を遂行できる。
【0076】
上述のように、ガイド部材34を上流側搬送部材の軸42又はその軸42の軸受43に回動可能に支持すると、ガイド部材34を支持するための特別の部材(例えば図2に示したピン36)を省略でき、記録媒体給送装置15の構成を簡素化することができる。
【0077】
ところで、上述した各例の記録媒体給送装置15においては、清掃部材33によって清掃される搬送部材対の一方の搬送部材が、画像形成装置本体1に回転可能に支持された搬送ローラ24Aより成るが、その際、図5に示すように、ガイド部材34のガイド本体34Aに一体に形成された係合部34Jに係合溝34Iを形成し、ガイド部材34が、記録媒体を案内できる使用位置を占めたとき、その係合溝34Iを、搬送ローラ24Aの軸53を回転自在に支持するための軸受54に着脱可能に係合させて、ガイド部材34を使用位置に位置決めするように構成することもできる。係合溝34Iを軸53に直に相対回転自在に、かつ着脱可能に係合させて、ガイド部材34を位置決めすることもできる。ガイド部材34を、搬送ローラ24Aの軸53又はその軸の軸受54によって位置決めするのである。
【0078】
また、図5に示した例では、ガイド部材34のブラケット34Bに形成された取付溝34Dが、画像形成装置本体のフレームに突設されたピン36に回動自在に嵌合しているが、図3に示した例のように、ガイド部材34を画像形成装置本体に対して着脱可能に支持してもよい。
【0079】
図1に示した開閉体3を開いた上で、図5に示したガイド部材34の取手40を掴んで該ガイド部材34を画像形成装置本体の開口部側に引っ張ると、ガイド部材34の係合部34Jが弾性変形し、係合溝34Iが軸受54(又は軸53)から外れるので、ガイド部材34を矢印H方向に回動させて図5に一点鎖線で示した開位置へもたらすことができる。これにより、清掃部材33のメンテナンス作業を容易に行うことができる。ガイド部材34を矢印Hと逆方向に回動させることにより、係合部34Jを弾性変形させて、係合溝34Iを軸受54(又は軸53)に係合させることができる。
【0080】
軸受54を高精度に製作することにより、搬送ローラ24Aの軸53とその軸受54の偏心量を例えば0.01mm以下に抑え、両者の同心度を高めることができるので、この軸受54によってガイド部材34を位置決めするように構成すると、ガイド部材34と搬送ローラ24Aとの相対位置精度を高めることができる。また、係合溝34Iを搬送ローラ24Aの軸53に直に係合させてガイド部材34を位置決めすれば、ガイド部材34と搬送ローラ24の相対位置精度をより一層高めることができる。
【0081】
このようにガイド部材34と搬送ローラ24Aの相対位置精度が高まると、ガイド部材34に固定されている清掃部材33と搬送ローラ24Aとの相対位置精度が高められるので、清掃部材33によって、効率よく安定状態で搬送ローラ24Aに付着した紙粉などの異物を除去することができる。しかも、ガイド部材34による記録媒体の案内機能を高めることもできる。また、搬送ローラ24Aが軸53又は軸受54によってガイド部材34を位置決めするように構成することにより、図2及び図3に示したマグネットキャッチ38とマグネット受け39を廃止することもできる。図5に示した記録媒体給送装置の他の構成は、図2乃至図4に示した記録媒体給送装置と同じく構成することができる。
【0082】
図4に示した記録媒体給送装置15においては、図5に示した記録媒体給送装置と同じく、使用位置を占めたガイド部材34が、搬送ローラ24Aの軸53(又はその軸受54)によって位置決めされるように構成されている。この構成と、ガイド部材34を上流側搬送ローラ23Aの軸42又はその軸受43に回動可能に支持する構成を共に採用すると、ガイド部材34と、レジストローラ対24の一方の搬送ローラ24Aと、中継ローラ23の一方の搬送ローラ23Aの相対位置の精度を高めることができ、ガイド部材34による記録媒体の案内機能をより一層向上させることができる。また、ガイド部材34にセンサ55を固定支持し、このセンサ55によって、記録媒体の先端と後端の少なくとも一方を検知するように構成した場合、当該センサ55の位置精度も高められるので、センサ55による検知精度を向上させることができる。
【0083】
上述したいずれの例の記録媒体給送装置においても、ガイド部材34は画像形成装置本体1に対して移動可能に支持され、しかも清掃部材33はガイド部材34の移動に伴って移動できるように支持されている。開閉体3を開くことにより開放された画像形成装置本体の開口部側にガイド部材34を移動させ、これに伴って清掃部材33を同じ方向に移動させることができるのである。これにより、ガイド部材34に邪魔されずに清掃部材33のメンテナンス作業を行うことができる。
【0084】
しかも、いずれの例の場合も、清掃部材33は、レジストローラ対24の搬送ローラより成る一方の搬送部材に接触して、その搬送部材を清掃する清掃位置から、当該一方の搬送部材に対して離間した位置に移動可能に支持されているので、清掃部材33のメンテナンス作業をより一層容易に行うことができる。
【0085】
ところで、特に近年では省資源化が進み、原料に木材パルプ以外の草パルプ等を使用した紙や、リサイクルペーパ、白色度を高めるために炭酸カルシウムなどの填料を混ぜた紙が多く流通している。このような紙を記録媒体として使用すると、多量の紙粉が発生し、清掃部材33によって搬送ローラ24Aから除去される紙粉の量も多くなる。
【0086】
そこで、図6乃至図8に示すように、清掃部材33により、レジストローラ対24の一方の搬送ローラ24Aから除去された異物を収容する異物収容ケース45を設けると、紙粉などの異物が画像形成装置本体内に散乱する不具合を防止できる。
【0087】
図6乃至図8に示した例では、異物収容ケース45はガイド部材34に設けられている。その際、清掃部材により一方の搬送部材から除去された異物を収容する異物収容ケース45も、清掃部材33と同様に、ガイド部材34の記録媒体案内面134Aと反対の面134Bの側に設けられている。このように異物収容ケース45を配置することにより、該異物収容ケース45によって、搬送ローラ24Aから除去された異物を受け止めることができるのである。
【0088】
かかる異物収容ケース45に溜まった異物を、その異物収容ケース45から除去する必要があるが、この場合も、開閉体3を開いただけで、異物収容ケース45に異物がどの程度溜まっているかを目視にて確認できるように構成することが好ましい。
【0089】
そこで、図6乃至図8に示した記録媒体給送装置15においては、図1に示した開閉体3を開くことにより、ガイド部材34を通して、異物収容ケース45内に溜まった異物を目視できるように、ガイド部材34の少なくとも一部と、異物収容ケース45の少なくとも一部が透明に構成されている。ガイド部材34と、異物収容ケース45の両者が、例えば透明な樹脂から構成されているのである。これにより、開閉体3を図1に一点鎖線で示したように開きさえすれば、ガイド部材34を取り外さずとも、異物収容ケース45内に溜まった紙粉等の異物の量を目視にて確認でき、該ケースが異物で満杯になる前に適切な処置を施すことができる。
【0090】
図6乃至図8に示した記録媒体給送装置15の他の構成は、図1乃至図5に示した給送装置と同じく構成でき、特に、図6乃至図8に示した記録媒体給送装置においても、開閉体3を開くことにより、ガイド部材34を通して清掃部材33を目視できるように、そのガイド部材の少なくとも一部を透明に構成することによって、ガイド部材34を取り外すことなく、清掃部材33の状態を目視にて確認することができる。
【0091】
また、図6及び図8に示した異物収容ケース45に溜まった異物を、次の構成によって簡単に廃棄することが可能である。
【0092】
まず、図6に示した異物収容ケース45は、ガイド部材34とは別体のケースとして構成され、このケース45は、清掃部材33の下方に、上向きの開口を有し、ねじ46又は接着剤などの固定手段によってガイド部材34に固定されている。或いは、異物収容ケース45をガイド部材34に一体に成形してもよい。図6に示した記録媒体給送装置15の他の構成は、図2乃至図5に示した記録媒体給送装置と同じく構成することができ、従って、前述のように、開閉体3を開いた上で、ガイド部材34を回動し、又は該ガイド部材34を画像形成装置本体1から離脱した後、異物収容ケース45に溜まった紙粉などの異物を掃除機で吸引するなどして除去し、これを廃棄することができる。ガイド部材34を画像形成装置本体1から離脱するように構成した場合には、そのガイド部材34を逆さまにして異物収容ケース45から異物を下方に落下させて、これを廃棄することもできる。
【0093】
図7に示した記録媒体給送装置15においては、異物収容ケース45が、ガイド部材34に着脱可能に支持されている。より具体的に示すと、ガイド部材34の通紙領域よりも各外側の部分に、取付穴47と、弾性変形自在なフック部48がそれぞれ設けられ、その各フック部48は、ガイド部材34自体に形成された孔49に弾性変形した状態で挿入され、各フック部48に突設された爪50が異物収容ケース45の縁に係合している。また異物収容ケース45に突設された突起51がガイド部材34の取付穴47にそれぞれ挿入され、その各突起51の先端が取付穴47の縁に係合している。これにより、異物収容ケース45がガイド部材34に保持される。
【0094】
開閉体を開いた上で、ガイド部材34を前述のように回動するか、又は画像形成装置本体1から離脱した後、フック部48を図7に一点鎖線で示すように弾性変形させて爪50を異物収容ケース45の縁から外し、かつ異物収容ケース45の突起51を取付穴47から抜き出すことにより、異物収容ケース45をガイド部材34から離脱することができる。これにより異物収容ケース45に溜まった異物を容易に廃棄することができる。図7に示した記録媒体給送装置の他の構成は、図2乃至図5に示した記録媒体給送装置と同じく構成することができる。
【0095】
図8に示した記録媒体給送装置15においても、清掃部材33により、搬送ローラ24Aより成る一方の搬送部材から除去された異物を収容する異物収容ケース45が、ガイド部材34に着脱可能に設けられているが、この場合には、異物収容ケース45が、ガイド部材34のガイド本体34Aに突設されたアーム部34Eの底壁上に載置されていると共に、このアーム部34Eの側壁34Fと、ガイド本体34Aに突設された複数のリブ34Gとによって、異物収容ケース45の左右、前後が位置決めされている。しかも、リブ34Gに対向した側壁34Fに突設された係止突起34Hが、異物収容ケース45に形成された係止溝52に係合し、これによって異物収容ケース45がガイド部材34に対して保持されている。
【0096】
開閉体3を開いた上で、ガイド部材34を画像形成装置本体1に対して回動し、或いは離脱した後、側壁34Fを図8に一点鎖線で示すように弾性変形させることにより、係止突起34Hを係止溝52から外し、次いで異物収容ケース45を上方に抜き出してガイド部材34から外すことができる。このようにして、異物収容ケース45に溜まった異物を容易に廃棄することができる。その後、異物収容ケース45をアーム部34Eの上方から下降させていくと、このケース45によって側壁34Fが弾性変形し、次いでその側壁34Fの係止突起34Hが係止溝52に係合して、側壁34Fが弾性復帰し、異物収容ケース45がガイド部材34に位置決めされて保持される。このように、図8に示した記録媒体給送装置15の場合も、図7に示した記録媒体給送装置と同じく、工具等を用いることなく、異物収容ケース45をガイド部材34に着脱することができ、一般のユーザでも異物の廃棄作業を行うことができる。
【0097】
ここで、図8に示した記録媒体給送装置15においては、先に説明した各例の記録媒体給送装置と異なり、清掃部材33が、異物収容ケース45に、接着剤や両面接着テープなどによって固定支持されている。清掃部材33をこのように支持しても、開閉体3を開いた後、ガイド部材34を画像形成装置本体に対して回動し、或いは離脱することにより、清掃部材33に対するメンテナンス作業を容易に行うことができる。しかも、清掃部材33が劣化したときは、この清掃部材33を異物収容ケース45に取り付けたまま、清掃部材33と異物収容ケース45を共に新たなものと交換することもできるので、一般のユーザも容易に清掃部材33のメンテナンス作業を行うことができる。図8に示した記録媒体給送装置の他の構成は、図2乃至図5に示した記録媒体給送装置と同じく構成することができる。
【0098】
ところで、清掃部材33によって表面を清掃される一方の搬送部材と、他方の搬送部材としては適宜な構成の搬送部材を用いることができるが、一方の搬送部材の表面の摩擦係数が、他方の搬送部材の表面の摩擦係数よりも高く設定されている搬送部材対を用いることが有利である。例えば、レジストローラ対24の一方の搬送ローラ24Aとして、芯金のまわりに、ゴムや熱可塑性エラストマーなどの高摩擦係数の弾性体を積層したローラを用い、他方の搬送ローラ24Bとして金属ローラを用いる。このように、清掃部材33が当接する一方の搬送部材の表面の摩擦係数を高くし、特にこの一方の搬送部材の表面を弾性体により構成すると、この搬送部材を金属により構成した場合に比べ、清掃部材33による紙粉などの異物の除去効果を高めることができ、感光体4Y,4M,4C,4BKや、そのまわりに配置されたプロセス要素に紙粉が運ばれる不具合をより一層効果的に抑制することができる。
【0099】
レジストローラ対24の一方の搬送ローラ23Aをゴムローラとし、他方の搬送ローラ24Bを金属ローラとすると共に、一方の搬送ローラ24Aの表面に、発泡ポリウレタン製のブレードより成る清掃部材33を当接させ、これによって回収した紙粉の量を測定する実験を行った。記録媒体としては、紙粉やクレーなどの填料の脱落が多いとされている酸性紙を用い、そのサイズをA4とすると共に通紙枚数を4000枚とした。両搬送ローラ24A,24B間の圧接力は40Nとした。その結果、一方の搬送ローラ24Aから回収された紙粉の量は0.25gという多量のものであった。
【0100】
ところで、他方の搬送ローラ24Bを画像形成装置本体1側に支持する場合には、この搬送ローラ24Bを、ガイド部材34に回転可能に支持し、該搬送ローラ24Bをガイド部材を介して画像形成装置本体1に支持することができる。この場合には、画像形成装置本体1に対してガイド部材34を回動し、又は離脱したとき、他方の搬送部材24Bもガイド部材34と共に、画像形成装置本体1に対して回動し、又は離脱される。或いは、この搬送ローラ24Bをガイド部材34を介することなく、直接的に、画像形成装置本体1に支持することもでき、この場合には、ガイド部材34の回動又は離脱が阻害されないように搬送ローラ24Bとガイド部材34との相対位置を設定すべきは当然である。
【0101】
以上、レジストローラ対24の一方の搬送ローラ24Aに清掃部材33を接触させてその搬送ローラ24Aの周面を清掃する場合の例を説明したが、中継ローラ対23の一方の搬送ローラ23Aを清掃部材によって清掃するように構成した場合にも、上述した各構成をそれぞれ採用することができる。
【0102】
また、記録媒体給送装置と、その記録媒体給送装置により給送された記録媒体に画像を形成する画像形成部とを具備した画像形成装置の一例として、複数の感光体と、中間転写体とを有する画像形成装置を示したが、本発明は、中間転写体を有しておらず、1又は複数の感光体上に形成されたトナー像を記録媒体に直に転写する形式の画像形成装置や、画像を記録媒体に転写するのではなく、当該記録媒体に直に画像を形成する画像形成装置、例えばインクジェットプリンタ、感熱プリンタ、印刷機などの画像形成装置、或いは複写機やファクシミリなどのプリンタ以外の画像形成装置及びその記録媒体給送装置にも広く適用できるものである。
【0103】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、ガイド部材に邪魔されることなく、清掃部材を目視することができる。
【0104】
請求項2に係る発明によれば、ガイド部材に邪魔されることなく、異物収容ケースに溜まった異物の状態を目視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略垂直断面図である。
【図2】ガイド部材が回動可能に支持された記録媒体給送装置を示す図である。
【図3】ガイド部材が画像形成装置本体に対して着脱可能に支持された記録媒体給送装置を示す図である。
【図4】中継ローラの搬送ローラ用軸受にガイド部材を回動可能に支持した記録媒体給送装置を示す図である。
【図5】レジストローラ対の一方の搬送ローラの軸受によってガイド部材を位置決めする記録媒体給送装置を示す図である。
【図6】紙粉を受ける異物収容ケースを設けた記録媒体給送装置を示す部分断面図である。
【図7】ガイド部材に対して着脱可能な異物収容ケースを有する記録媒体給送装置を示す部分断面図である。
【図8】清掃部材を異物収容ケースに支持した記録媒体給送装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体
3 開閉体
15 記録媒体給送装置
18 画像形成部
23A 搬送ローラ
24A 搬送ローラ
33 清掃部材
34 ガイド部材
42 軸
43 軸受
45 異物収容ケース
53 軸
54 軸受
134A 記録媒体案内面
134B 反対の面
P 記録媒体

Claims (15)

  1. 記録媒体を画像形成部に搬送する搬送部材対と、前記画像形成部に送られる記録媒体を案内するガイド部材とを具備し、前記搬送部材対の一方の搬送部材は画像形成装置本体側に支持され、他方の搬送部材は、前記画像形成装置本体に対して開閉可能に配置された開閉体側又は画像形成装置本体側に支持され、前記ガイド部材は、画像形成装置本体側であって、前記一方の搬送部材に隣接して配置され、前記開閉体を開くことにより、前記ガイド部材の記録媒体案内面を開放することのできる記録媒体給送装置において、
    前記一方の搬送部材を清掃する清掃部材を、前記ガイド部材の記録媒体案内面と反対の面の側に設け、前記開閉体を開くことにより、前記ガイド部材を通して前記清掃部材を目視できるように、該ガイド部材の少なくとも一部を透明に構成したことを特徴とする記録媒体給送装置。
  2. 記録媒体を画像形成部に搬送する搬送部材対と、前記画像形成部に送られる記録媒体を案内するガイド部材とを具備し、前記搬送部材対の一方の搬送部材は画像形成装置本体側に支持され、他方の搬送部材は、前記画像形成装置本体に対して開閉可能に配置された開閉体側又は画像形成装置本体側に支持され、前記ガイド部材は、画像形成装置本体側であって、前記一方の搬送部材に隣接して配置され、前記開閉体を開くことにより、前記ガイド部材の記録媒体案内面を開放することのできる記録媒体給送装置において、
    前記一方の搬送部材を清掃する清掃部材を、前記ガイド部材の記録媒体案内面と反対の面の側に設けると共に、該清掃部材により一方の搬送部材から除去された異物を収容する異物収容ケースを、前記ガイド部材の記録媒体案内面と反対の面の側に設け、前記開閉体を開くことにより、前記ガイド部材を通して、前記異物収容ケース内に溜まった異物を目視できるように、前記ガイド部材の少なくとも一部と、前記異物収容ケースの少なくとも一部を透明に構成したことを特徴とする記録媒体給送装置。
  3. 前記開閉体を開くことにより、前記ガイド部材を通して前記清掃部材を目視できるように、該ガイド部材の少なくとも一部を透明に構成した請求項2に記載の記録媒体給送装置。
  4. 前記ガイド部材を画像形成装置本体に対して移動可能に支持し、かつ前記清掃部材を前記ガイド部材の移動に伴って移動させることができるように、該清掃部材を支持した請求項1乃至3のいずれかに記載の記録媒体給送装置。
  5. 前記清掃部材は、前記一方の搬送部材に接触して該搬送部材を清掃する清掃位置から、一方の搬送部材に対して離間した位置に移動可能に支持されている請求項4に記載の記録媒体給送装置。
  6. 前記ガイド部材は、画像形成装置本体に対して回動可能に支持されている請求項4又は5に記載の記録媒体給送装置。
  7. 前記ガイド部材は、画像形成装置本体に対して着脱可能に支持されている請求項4乃至6のいずれかに記載の記録媒体給送装置。
  8. 前記清掃部材は、前記ガイド部材に支持されている請求項1乃至7のいずれかに記載の記録媒体給送装置。
  9. 前記搬送部材対よりも、記録媒体搬送方向上流側に配置された上流側搬送部材を有し、該上流側搬送部材は画像形成装置本体側に回転可能に支持されていると共に、前記ガイド部材は、前記上流側搬送部材の軸又は該軸の軸受に回動可能に支持されている請求項4乃至8のいずれかに記載の記録媒体給送装置。
  10. 前記一方の搬送部材は、前記画像形成装置本体に回転可能に支持された搬送ローラより成り、前記ガイド部材は、前記搬送ローラの軸又は該軸の軸受によって位置決めされる請求項4乃至9のいずれかに記載の記録媒体給送装置。
  11. 前記異物収容ケースは前記ガイド部材に着脱可能に支持されている請求項2乃至10のいずれかに記載の記録媒体給送装置。
  12. 前記異物収容ケースは前記ガイド部材に着脱可能に支持され、前記清掃部材は前記異物収容ケースに支持されている請求項2乃至7,9及び10のいずれかに記載の記録媒体給送装置。
  13. 前記一方の搬送部材の表面の摩擦係数は、前記他方の搬送部材の表面の摩擦係数よりも高く設定されている請求項1乃至12のいずれかに記載の記録媒体給送装置。
  14. 前記一方の搬送部材の表面は弾性体により構成されている請求項1乃至13のいずれかに記載の記録媒体給送装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれかに記載の記録媒体給送装置と、該記録媒体給送装置により給送された記録媒体に画像を形成する画像形成部とを具備して成る画像形成装置。
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