JP2004243234A - 気液分離器 - Google Patents
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Abstract
【課題】大きなミストから微小なミストまで捕捉でき、気液の分離効率が高い気液分離器を提供する。
【解決手段】上本体1と下本体2と底蓋3とでケーシングを形成し、上本体1と排気管9で形成する環状空間13に旋回羽根14を配置する。排気管9の内側にフィルター収容筒10を配置し、フィルター収容筒10の内部にフィルター12を充填する。環状空間13の上方を入口4に、フィルター収容筒10の内側を出口6に連結する。フィルター12は、入口4側から出口5側へ向かって、粗密度フィルター12a、中密度フィルター12b、細密度フィルター12cの3層に形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】上本体1と下本体2と底蓋3とでケーシングを形成し、上本体1と排気管9で形成する環状空間13に旋回羽根14を配置する。排気管9の内側にフィルター収容筒10を配置し、フィルター収容筒10の内部にフィルター12を充填する。環状空間13の上方を入口4に、フィルター収容筒10の内側を出口6に連結する。フィルター12は、入口4側から出口5側へ向かって、粗密度フィルター12a、中密度フィルター12b、細密度フィルター12cの3層に形成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気や圧縮空気や各種ガス等の気体中に混入している復水や凝縮水等の液体を分離する気液分離器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
実開昭63−107719号公報
従来の気液分離器は、ケーシングと排気管で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、排気管の内側の孔を通してその上方を出口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に排液室を形成し、排気管の内側の孔にフィルターを充填したものであり、入口からの流体を旋回羽根で旋回せしめることにより、遠心力の作用で水滴を外側に振り出して排液室に流下させ、旋回流の中央部のミストと気体を排気管の内側のフィルターに通しミストをフィルターで捕捉すると共に気体を出口に流下させるものである。この一例が実開昭63−107719号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の気液分離器は、フィルターによって大きなミストから微小なミストまで補足できないために、気液の分離効率が低いという問題があった。
【0004】
従って、本発明の技術的課題は、大きなミストから微小なミストまで捕捉でき、気液の分離効率が高い気液分離器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、ケーシングと排気管で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、排気管の内側の孔を通してその上方を出口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に排液室を形成し、排気管の内側の孔にフィルターを充填したものにおいて、フィルターの密度を入口側から出口側へ向かって粗いものから細いものに形成したことを特徴とする気液分離器にある。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、フィルターの密度を入口側から出口側へ向かって粗いものから細いものに形成したものであるので、フィルターの密度に応じた大きさのミストを捕捉することができる。そのため、大きなミストから微小なミストまで捕捉でき、気液の分離効率が高い気液分離器を提供することができる。
【0007】
【実施例】
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。ケーシングは上本体1に下本体2をボルトで締結し、下本体2に底蓋3をボルトで締結して形成する。上本体1は左右に入口4と出口5を有する。底蓋3は排液口6を有し、排液口6は排液弁座7に開けた排液弁口8から連通する。
【0008】
上本体1の内部に二重のほぼ円筒形状の排気管9を固定し、排気管9の内側円筒内にフィルター収容筒10を固定し、排気管9の内側円筒と外側円筒の間にテーパー形状のスクリーン11を固定する。フィルター収容筒10の内部に多数の長尺状のステンレス製の細線で製作したフィルター12を充填する。フィルター12は、入口4側から出口5側へ向かって、粗密度フィルター12a、中密度フィルター12b、細密度フィルター12cの3層に形成する。排気管9の内外円筒の間に形成される環状空間13に、排気管9と一体に旋回羽根14を形成する。
【0009】
入口4はスクリーン11を通して下方の環状空間13に連結し、フィルター収容筒10内側は上方の出口5に連結する。環状空間13の下方に旋回室15を形成し、旋回室15の下方に排液室16を形成し、排液室16に中空球形のフロート17を自由状態で配置し、フロート17を底蓋3に固定した逆カップ状の隔壁部材18で覆う。フロート17は液位に応じて浮上降下して排液弁座7の排液弁口8を開閉し、液体を排液口6から系外に排出する。
【0010】
入口4から入った液体を含む気体は旋回羽根14で旋回せしめられる。液体は遠心力の作用で外側に振り出されて分離され、旋回室15の内周壁に沿って排液室16に流下する。排液室16に流下した液体はフロート17の浮上降下によって自動的に排液口6から系外に排出される。旋回流の中央部のミストと気体は、フィルター収容筒10の下端からフィルター12へ向かう。大きなミストはフィルター12aによって、中程度のミストはフィルター12bによって、微小なミストはフィルター12cによって捕捉され、気体が出口5へ流下する。
【0011】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、フィルターの密度を入口側から出口側へ向かって粗いものから細いものに形成したものであるので、大きなミストから微小なミストまで捕捉でき、気液の分離効率を高めることができるという優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気液分離器の断面図。
【符号の説明】
1 上本体
2 下本体
3 底蓋
4 入口
5 出口
6 排液口
7 排液弁座
8 排液弁口
9 排気管
10 フィルター収容筒
11 スクリーン
12 フィルター
12a 粗密度フィルター
12b 中密度フィルター
12c 細密度フィルター
13 環状空間
14 旋回羽根
15 旋回室
16 排液室
17 フロート
18 隔壁部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気や圧縮空気や各種ガス等の気体中に混入している復水や凝縮水等の液体を分離する気液分離器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
実開昭63−107719号公報
従来の気液分離器は、ケーシングと排気管で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、排気管の内側の孔を通してその上方を出口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に排液室を形成し、排気管の内側の孔にフィルターを充填したものであり、入口からの流体を旋回羽根で旋回せしめることにより、遠心力の作用で水滴を外側に振り出して排液室に流下させ、旋回流の中央部のミストと気体を排気管の内側のフィルターに通しミストをフィルターで捕捉すると共に気体を出口に流下させるものである。この一例が実開昭63−107719号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の気液分離器は、フィルターによって大きなミストから微小なミストまで補足できないために、気液の分離効率が低いという問題があった。
【0004】
従って、本発明の技術的課題は、大きなミストから微小なミストまで捕捉でき、気液の分離効率が高い気液分離器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、ケーシングと排気管で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、排気管の内側の孔を通してその上方を出口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に排液室を形成し、排気管の内側の孔にフィルターを充填したものにおいて、フィルターの密度を入口側から出口側へ向かって粗いものから細いものに形成したことを特徴とする気液分離器にある。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、フィルターの密度を入口側から出口側へ向かって粗いものから細いものに形成したものであるので、フィルターの密度に応じた大きさのミストを捕捉することができる。そのため、大きなミストから微小なミストまで捕捉でき、気液の分離効率が高い気液分離器を提供することができる。
【0007】
【実施例】
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。ケーシングは上本体1に下本体2をボルトで締結し、下本体2に底蓋3をボルトで締結して形成する。上本体1は左右に入口4と出口5を有する。底蓋3は排液口6を有し、排液口6は排液弁座7に開けた排液弁口8から連通する。
【0008】
上本体1の内部に二重のほぼ円筒形状の排気管9を固定し、排気管9の内側円筒内にフィルター収容筒10を固定し、排気管9の内側円筒と外側円筒の間にテーパー形状のスクリーン11を固定する。フィルター収容筒10の内部に多数の長尺状のステンレス製の細線で製作したフィルター12を充填する。フィルター12は、入口4側から出口5側へ向かって、粗密度フィルター12a、中密度フィルター12b、細密度フィルター12cの3層に形成する。排気管9の内外円筒の間に形成される環状空間13に、排気管9と一体に旋回羽根14を形成する。
【0009】
入口4はスクリーン11を通して下方の環状空間13に連結し、フィルター収容筒10内側は上方の出口5に連結する。環状空間13の下方に旋回室15を形成し、旋回室15の下方に排液室16を形成し、排液室16に中空球形のフロート17を自由状態で配置し、フロート17を底蓋3に固定した逆カップ状の隔壁部材18で覆う。フロート17は液位に応じて浮上降下して排液弁座7の排液弁口8を開閉し、液体を排液口6から系外に排出する。
【0010】
入口4から入った液体を含む気体は旋回羽根14で旋回せしめられる。液体は遠心力の作用で外側に振り出されて分離され、旋回室15の内周壁に沿って排液室16に流下する。排液室16に流下した液体はフロート17の浮上降下によって自動的に排液口6から系外に排出される。旋回流の中央部のミストと気体は、フィルター収容筒10の下端からフィルター12へ向かう。大きなミストはフィルター12aによって、中程度のミストはフィルター12bによって、微小なミストはフィルター12cによって捕捉され、気体が出口5へ流下する。
【0011】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、フィルターの密度を入口側から出口側へ向かって粗いものから細いものに形成したものであるので、大きなミストから微小なミストまで捕捉でき、気液の分離効率を高めることができるという優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気液分離器の断面図。
【符号の説明】
1 上本体
2 下本体
3 底蓋
4 入口
5 出口
6 排液口
7 排液弁座
8 排液弁口
9 排気管
10 フィルター収容筒
11 スクリーン
12 フィルター
12a 粗密度フィルター
12b 中密度フィルター
12c 細密度フィルター
13 環状空間
14 旋回羽根
15 旋回室
16 排液室
17 フロート
18 隔壁部材
Claims (1)
- ケーシングと排気管で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、排気管の内側の孔を通してその上方を出口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に排液室を形成し、排気管の内側の孔にフィルターを充填したものにおいて、フィルターの密度を入口側から出口側へ向かって粗いものから細いものに形成したことを特徴とする気液分離器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003036319A JP2004243234A (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | 気液分離器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003036319A JP2004243234A (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | 気液分離器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004243234A true JP2004243234A (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=33021432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003036319A Pending JP2004243234A (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | 気液分離器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004243234A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115109626A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-09-27 | 四川岚强石油天然气工程勘察设计有限责任公司 | 一种天然气集输管道积液捕集装置 |
-
2003
- 2003-02-14 JP JP2003036319A patent/JP2004243234A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115109626A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-09-27 | 四川岚强石油天然气工程勘察设计有限责任公司 | 一种天然气集输管道积液捕集装置 |
CN115109626B (zh) * | 2022-06-27 | 2023-07-25 | 四川岚强石油天然气工程勘察设计有限责任公司 | 一种天然气集输管道积液捕集装置 |
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