JP2004337735A - 気液分離器 - Google Patents
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Abstract
【課題】微小な液体が気体と共に出口に運び出されることを防止して、気液の分離効率が高い気液分離器を提供する。
【解決手段】本体1と出入口部材2と底蓋3とでケーシングを形成し、本体1と隔壁部材9で形成する環状空間10に旋回羽根11を配置する。環状空間10の上方を入口4に連結し、環状空間10の下方に旋回室13と旋回室13の下方に排液室14を形成し、排液室14の下部を排液口6に連結する。旋回室13の横に排液室14から上方に連結する排気室15を形成し、排気室15の上部を排気口5に連結する。
【選択図】 図1
【解決手段】本体1と出入口部材2と底蓋3とでケーシングを形成し、本体1と隔壁部材9で形成する環状空間10に旋回羽根11を配置する。環状空間10の上方を入口4に連結し、環状空間10の下方に旋回室13と旋回室13の下方に排液室14を形成し、排液室14の下部を排液口6に連結する。旋回室13の横に排液室14から上方に連結する排気室15を形成し、排気室15の上部を排気口5に連結する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気や圧縮空気や各種ガス等の気体中に混入している復水や凝縮水等の液体をケーシング内に旋回流を起こして遠心力によって分離する気液分離器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特公平5−66163号公報
従来の気液分離器は、ケーシングと隔壁部材で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、隔壁部材の内側の孔を排気口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に排液室を形成し、排液室の下部を排液口に連結したものであり、入口からの流体を旋回羽根で旋回せしめることにより、遠心力の作用で水滴を外側に振り出して排液室に流下させて排液口から流出させ、旋回流の中央よりの気体を隔壁部材の内側の孔を通して排気口から流出させるものである。この一例が特公平5−66163号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の気液分離器においては、旋回室の中央よりを旋回している微小な液体が隔壁部材の下端から内側の孔を通して出口に流出する気体と共に出口に運び出されてしまう問題があった。
【0004】
従って、本発明の技術的課題は、微小な液体が気体と共に出口に運び出されることを防止して、気液の分離効率が高い気液分離器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、ケーシングと隔壁部材で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に排液室を形成し、排液室の下部を排液口に連結したものにおいて、旋回室の横に排液室から上方に連結する排気室を形成し、排気室の上部を排気口に連結したことを特徴とする気液分離器にある。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、旋回室の横に排液室から上方に連結する排気室を形成し、排気室の上部を排気口に連結したものである。すなわち、排気口に連結する排気室が隔壁部材の下方に位置する排液室から連結したものであるので、微小な液体が気体と共に出口に運び出されることを防止でき、気液の分離効率が高い気液分離器を提供することができる。
【0007】
【実施例】
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。ケーシングは本体1に出入口部材2と底蓋3を夫々溶接して形成する。出入口部材2は左右に入口4と排気口5を有する。底蓋3は下端中央に排液口6を有する。
【0008】
本体1と出入口部材2は中央に内部を左右に仕切る仕切部材7,8を有する。本体1の左室は円筒形状で上部内面の直径を大きく形成し、上部内面と下部内面との間の環状の段部に、二重のほぼ円筒形状の隔壁部材9を載せ、隔壁部材9を出入口部材2との間で固定する。隔壁部材9の外側円筒は省略して本体1で兼用してもよい。隔壁部材9の内外円筒の間に形成される環状空間10に隔壁部材9と一体に旋回羽根11を形成する。
【0009】
入口4は下方の環状空間10に連結する。隔壁部材9の内側円筒の内側は遮断部材12で遮断する。環状空間10の下方に仕切部材8の下端に達する旋回室13を形成し、旋回室13の下方に左室から右室に渡る排液室14を形成する。排液室14の下端中央は排液口6に連結する。排液室14の上方の右室に排気室15を形成する。排気室15の上部は排気口5に連結する。排気室15に微小な液体を捕捉するフィルタを配置してもよい。
【0010】
入口4から入った液体を含む気体は旋回羽根11で旋回せしめられる。液体は遠心力の作用で外側に振り出されて分離され、旋回室13の内周壁に沿って排液室14に流下し、排液口6から系外に流出する。旋回流の中央部の気体は仕切部材8の下端から排気室15を通って排気口5から流出する。
【0011】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、排気口に連結する排気室を隔壁部材の下方に位置する排液室から連結することにより、微小な液体が気体と共に出口に運び出されることを防止でき、気液の分離効率が高い気液分離器を提供することができるという優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気液分離器の断面図。
【符号の説明】
1 本体
2 出入口部材
3 底蓋
4 入口
5 排気口
6 排液口
7,8 仕切部材
9 隔壁部材
10 環状空間
11 旋回羽根
12 遮断部材
13 旋回室
14 排液室
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気や圧縮空気や各種ガス等の気体中に混入している復水や凝縮水等の液体をケーシング内に旋回流を起こして遠心力によって分離する気液分離器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特公平5−66163号公報
従来の気液分離器は、ケーシングと隔壁部材で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、隔壁部材の内側の孔を排気口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に排液室を形成し、排液室の下部を排液口に連結したものであり、入口からの流体を旋回羽根で旋回せしめることにより、遠心力の作用で水滴を外側に振り出して排液室に流下させて排液口から流出させ、旋回流の中央よりの気体を隔壁部材の内側の孔を通して排気口から流出させるものである。この一例が特公平5−66163号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の気液分離器においては、旋回室の中央よりを旋回している微小な液体が隔壁部材の下端から内側の孔を通して出口に流出する気体と共に出口に運び出されてしまう問題があった。
【0004】
従って、本発明の技術的課題は、微小な液体が気体と共に出口に運び出されることを防止して、気液の分離効率が高い気液分離器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、ケーシングと隔壁部材で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に排液室を形成し、排液室の下部を排液口に連結したものにおいて、旋回室の横に排液室から上方に連結する排気室を形成し、排気室の上部を排気口に連結したことを特徴とする気液分離器にある。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、旋回室の横に排液室から上方に連結する排気室を形成し、排気室の上部を排気口に連結したものである。すなわち、排気口に連結する排気室が隔壁部材の下方に位置する排液室から連結したものであるので、微小な液体が気体と共に出口に運び出されることを防止でき、気液の分離効率が高い気液分離器を提供することができる。
【0007】
【実施例】
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。ケーシングは本体1に出入口部材2と底蓋3を夫々溶接して形成する。出入口部材2は左右に入口4と排気口5を有する。底蓋3は下端中央に排液口6を有する。
【0008】
本体1と出入口部材2は中央に内部を左右に仕切る仕切部材7,8を有する。本体1の左室は円筒形状で上部内面の直径を大きく形成し、上部内面と下部内面との間の環状の段部に、二重のほぼ円筒形状の隔壁部材9を載せ、隔壁部材9を出入口部材2との間で固定する。隔壁部材9の外側円筒は省略して本体1で兼用してもよい。隔壁部材9の内外円筒の間に形成される環状空間10に隔壁部材9と一体に旋回羽根11を形成する。
【0009】
入口4は下方の環状空間10に連結する。隔壁部材9の内側円筒の内側は遮断部材12で遮断する。環状空間10の下方に仕切部材8の下端に達する旋回室13を形成し、旋回室13の下方に左室から右室に渡る排液室14を形成する。排液室14の下端中央は排液口6に連結する。排液室14の上方の右室に排気室15を形成する。排気室15の上部は排気口5に連結する。排気室15に微小な液体を捕捉するフィルタを配置してもよい。
【0010】
入口4から入った液体を含む気体は旋回羽根11で旋回せしめられる。液体は遠心力の作用で外側に振り出されて分離され、旋回室13の内周壁に沿って排液室14に流下し、排液口6から系外に流出する。旋回流の中央部の気体は仕切部材8の下端から排気室15を通って排気口5から流出する。
【0011】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、排気口に連結する排気室を隔壁部材の下方に位置する排液室から連結することにより、微小な液体が気体と共に出口に運び出されることを防止でき、気液の分離効率が高い気液分離器を提供することができるという優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気液分離器の断面図。
【符号の説明】
1 本体
2 出入口部材
3 底蓋
4 入口
5 排気口
6 排液口
7,8 仕切部材
9 隔壁部材
10 環状空間
11 旋回羽根
12 遮断部材
13 旋回室
14 排液室
Claims (1)
- ケーシングと隔壁部材で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に排液室を形成し、排液室の下部を排液口に連結したものにおいて、旋回室の横に排液室から上方に連結する排気室を形成し、排気室の上部を排気口に連結したことを特徴とする気液分離器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003137235A JP2004337735A (ja) | 2003-05-15 | 2003-05-15 | 気液分離器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003137235A JP2004337735A (ja) | 2003-05-15 | 2003-05-15 | 気液分離器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004337735A true JP2004337735A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33526947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003137235A Pending JP2004337735A (ja) | 2003-05-15 | 2003-05-15 | 気液分離器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004337735A (ja) |
-
2003
- 2003-05-15 JP JP2003137235A patent/JP2004337735A/ja active Pending
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