JP2002273132A - 気液分離器 - Google Patents

気液分離器

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JP2002273132A
JP2002273132A JP2001074775A JP2001074775A JP2002273132A JP 2002273132 A JP2002273132 A JP 2002273132A JP 2001074775 A JP2001074775 A JP 2001074775A JP 2001074775 A JP2001074775 A JP 2001074775A JP 2002273132 A JP2002273132 A JP 2002273132A
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JP
Japan
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casing
drain valve
partition member
annular space
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001074775A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Tsukuda
喜文 佃
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシング内で発生する錆び等の異物が隔壁
部材の内側に流入し難くする。 【解決手段】 上ケーシング3と下ケーシング8と底ケ
ーシング13でケーシングを形成する。上ケーシング3
と排気管5で形成する環状空間10に旋回羽根11を配
置し、環状空間10の上方を入口7に連結し、排気管5
の内側の孔を通してその上方を出口12に連結する。環
状空間10の下方に旋回室14と旋回室14の下方に排
水弁室15を形成して排水弁室15に弁フロート19を
配置し、旋回室14と排水弁室15の間に逆カップ状の
隔壁部材20を配置する。隔壁部材20の外周壁と下ケ
ーシング8の内周壁との間に液体通過用隙間22を形成
する。隔壁部材20の下端と底ケーシング13との間を
塞ぎ、隔壁部材20の下端よりも上部に内外を連通する
多数の小孔からなる開口24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気や圧縮空気や
各種ガス等の気体中に混入している復水や凝縮水等の液
体をケーシング内に旋回流を起こして遠心力によって分
離する気液分離器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の気液分離器は、ケーシングと排気
管で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の
上方を入口に連結し、排気管の内側の孔を通してその上
方を出口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋回室
の下方に排水弁室を形成して該排水弁室に排水弁を配置
し、旋回室と排水弁室の間に逆カップ状の隔壁部材を配
置し、隔壁部材の外周壁とケーシングの内周壁との間に
液体通過用の隙間を形成し、隔壁部材下端とケーシング
底壁との間に隔壁部材の内外を連通する開口を設けたも
のである。この一例が実公昭62−42238号公報に
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】排水弁を備えた気液分
離器においては、ゴミ、錆び等の異物が排水弁部に詰ま
ると、復水や凝縮水等の液体を排出できなくなる不都合
がある。上記従来技術のものにおいては、ケーシング内
で発生する錆び等の異物が隔壁部材下端とケーシング底
壁との間に設けられた開口から隔壁部材の内側に流入す
るために、排水弁部が比較的早期に詰まる問題点があっ
た。
【0004】従って、本発明の技術的課題は、ケーシン
グ内で発生する錆び等の異物が隔壁部材の内側に流入し
難くすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、ケーシングと
排気管で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空
間の上方を入口に連結し、排気管の内側の孔を通してそ
の上方を出口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋
回室の下方に排水弁室を形成して該排水弁室に排水弁を
配置し、旋回室と排水弁室の間に逆カップ状の隔壁部材
を配置し、隔壁部材の外周壁とケーシングの内周壁との
間に液体通過用の隙間を形成したものにおいて、隔壁部
材下端とケーシング底壁との間を塞ぎ、隔壁部材の下端
よりも上部に内外を連通する多数の小孔からなる開口を
設けたことを特徴とする気液分離器にある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の技術的手段は、隔壁部材
下端とケーシング底壁との間を塞ぎ、隔壁部材の下端よ
りも上部に内外を連通する多数の小孔からなる開口を設
けたものであるので、ケーシング内の隔壁部材の外側で
発生する錆び等の異物が隔壁部材の外側の底部に溜り、
隔壁部材の下端よりも上部に設けた多数の小孔からなる
開口に到達し難くなる。また到達する異物を多数の小孔
からなる開口で捕捉することができる。そのため、異物
が隔壁部材の内側に流入し難くなるので、排水弁部が詰
まり難くなり、比較的長期に渡って復水や凝縮水等の液
体を良好に排出することができる。
【0007】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。図示の実施例は本発明による気液
分離器1を、減圧弁2に一体的に組み合わせたものであ
る。上ケーシング3の中心に位置する減圧弁2の主弁4
の周囲に二重のほぼ円筒状の排気管5とテーパー状のス
クリーン6を同心円に配置する。スクリーン6の外周に
入口7が連結する。下ケーシング8の上面内端に排気管
5の外側円筒を載せ、排気管5の外側円筒の上にスクリ
ーン6を載せ、下ケーシング8を上ケーシング3にボル
トで締結して、排気管5を上ケーシング3との間で固定
する。
【0008】排気管5の外側円筒は真直ぐな形状で内側
円筒よりも低く形成する。外側円筒は省略して上ケーシ
ング本体3で兼用することもできる。排気管5の内側円
筒は上部と下部が緩やかに拡がった形状である。排気管
5の内外円筒の間に形成される環状空間10に、排気管
5と一体に旋回羽根11を形成する。
【0009】入口7はスクリーン6を通して下方の環状
空間10に連結し、排気管5の内側円筒の内側は上方の
主弁4のある空間を介して出口12に連結する。下ケー
シング8に底ケーシング13をボルトで締結して内部に
旋回室14と、旋回室14の下方に排水弁室15を形成
する。下ケーシング13にはフロート座16が形成して
あり、排水弁座17が排水口18の内端に取り付けてあ
る。
【0010】排水弁室15に中空球形の弁フロート19
を配置する。弁フロート19は液位に応じて浮上降下し
て排水弁座17の排水弁口を開閉し、液体だけを排水口
18から系外に排出する。弁フロート19を逆カップ状
の隔壁部材20で覆う。隔壁部材20は上部が半球状で
周囲が円筒状であり、下端に手前側と向こう側に突出し
た2つの足21を有する。隔壁部材20は下端全周を底
ケーシング13に密着させて底ケーシング13との間を
塞ぎ、足21をねじで底ケーシング13に固定する。隔
壁部材20の周囲壁の外径は下ケーシング8の内径より
も小さく、両者の間に液体通過用隙間22を形成する。
隔壁部材20には上部に通気孔23を設け、下端よりも
上方の周囲壁に内外を連通する多数の小孔からなる開口
24を設ける。
【0011】入口7から入ったゴミや錆び等の異物はス
クリーン6で捕捉され、液体を含む気体は旋回羽根11
で旋回せしめられる。液体は遠心力の作用で外側に振り
出されて分離され、下ケーシング8の内周壁に沿って流
下する。中央部の気体は排気管5の内側円筒の内側を通
って減圧弁2の主弁4に向かい、出口12に流れ出る。
分離された液体は液体通過用隙間22を通って隔壁部材
20の外側の底部に溜り、隔壁部材20の開口24から
隔壁部材20の内側に流入する。このとき隔壁部材20
の内側の気体は通気孔23を通して隔壁部材20の外側
に出る。弁フロート19は水位に応じて浮上降下して排
水弁座17の排水弁口を開閉し、液体だけを排水口18
から系外に排出する。スクリーン6の下流側で隔壁部材
20の外側との間で発生する錆び等の異物は隔壁部材2
0の外側の底部に溜り、隔壁部材20の下端よりも上部
に設けた多数の小孔からなる開口24に到達し難いの
で、また到達する異物は多数の小孔からなる開口24で
捕捉されるので、排水弁座17の排水弁口が詰まり難く
なり、比較的長期に渡って液体を良好に排出することが
できる。
【0012】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、隔壁部材
下端とケーシング底壁との間を塞ぎ、隔壁部材の下端よ
りも上部に内外を連通する多数の小孔からなる開口を設
けることにより、ケーシング内の隔壁部材の外側で発生
する錆び等の異物が隔壁部材の下端よりも上部に設けた
開口に到達し難くなり、また到達する異物が開口で捕捉
されるので、異物が開口から隔壁部材の内側に流入し難
くなる。そのため、排水弁部が詰まり難くなり、比較的
長期に渡って復水や凝縮水等の液体を良好に排出するこ
とができるという優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による気液分離器を減圧弁に組み合わせ
たものの部分断面図。
【符号の説明】
1 気液分離器 2 減圧弁 3 上ケーシング 5 排気管 6 スクリーン 7 入口 8 下ケーシング 10 環状空間 11 旋回羽根 12 出口 13 底ケーシング 14 旋回室 15 排水弁室 17 排水弁座 18 排水口 19 弁フロート 20 隔壁部材 22 液体通過用隙間 23 通気孔 24 多数の小孔からなる開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと排気管で形成する環状空間
    に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、
    排気管の内側の孔を通してその上方を出口に連結し、環
    状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に排水弁室を形
    成して該排水弁室に排水弁を配置し、旋回室と排水弁室
    の間に逆カップ状の隔壁部材を配置し、隔壁部材の外周
    壁とケーシングの内周壁との間に液体通過用の隙間を形
    成したものにおいて、隔壁部材下端とケーシング底壁と
    の間を塞ぎ、隔壁部材の下端よりも上部に内外を連通す
    る多数の小孔からなる開口を設けたことを特徴とする気
    液分離器。
JP2001074775A 2001-03-15 2001-03-15 気液分離器 Pending JP2002273132A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010065833A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Tlv Co Ltd 気液分離器
CN101255946B (zh) 2008-03-14 2011-11-30 罗东晓 一种调压站内天然气热值自平衡方法及其装置
CN106840905A (zh) * 2017-04-20 2017-06-13 重庆科技学院 油气管道压力综合教学实验装置

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