JP2004243176A - 吹き付け塗料飛散防止具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の吹き付け塗料飛散防止具は、多数の金属棒の組合せにより立体形状に形成された容器枠1と、該容器枠1の側面を覆う網目状のネット12と、前記容器枠1の上部中央に前記容器枠1の金属棒の先端を上方に折曲げて形成した先端部に溶接固定したノズル嵌合環9と、前記容器枠1の金属棒の下端に取付固定され、前記容器枠1の立体形状の底部を囲むように形成される刷毛取付枠体11と、該刷毛取付枠体11に下方部を塞ぐように取付固定された刷毛15とからなるものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、噴霧された塗料を外部に飛散させることなく塗装面に効率よく付着させる吹き付け塗料飛散防止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コーン状に形成した主体の中央部に嵌合孔を形成してなる飛散防止板を設け、該飛散防止板の嵌合孔にスプレーガンからなる塗料噴霧機のノズル部を嵌合させて取り付け、塗料噴霧機のノズル部からの塗料を塗装面に向けて噴出させて塗装するものがあった。
しかし、従来技術は、塗料噴霧機のノズル部から噴出した塗料が塗装面から跳ね返ってきた際に、ノズル部方向に飛散する塗料は飛散防止板に衝突してそれ以上の飛散が防止されるが、塗装面に沿う周方向に飛散する塗料は隙間から噴きだし飛散を防止することができなかった。
そのため、従来技術を改良した公知技術として、実公平7−11811号公報がある。
【0003】
【特許文献】
前記実公平7−11811号公報は、図5に示すように、底面が開口した容器状のカバー(2)を設け、該カバー(2)の上面の中央部に塗料噴霧機(12)のノズル部(13)が嵌合する嵌合孔(4a)を設け、前記カバー(2)の底面の縁部に沿って多数のローラ刷毛(11)を並列かつ外周面同士を互いに接近させて回転自在に設けると共に、前記ローラ刷毛(11)の支軸を前記カバー(2)によって支持した噴霧塗料の飛散防止具である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記噴霧塗料の飛散防止具は、容器形状に形成したカバーの開口縁部に沿って多数のローラ刷毛を敷き詰めて取り付け、ノズル部と対面する塗装面がローラ刷毛によって囲まれて外部から遮断され、ノズル部から塗装面に向けて噴出された塗料が外部に飛散しなくなるし、しかも塗装面に付着した塗料はローラ刷毛によって展延される。
しかしながら、前記噴霧塗料の飛散防止具はノズル部から噴霧された塗料を塗装面に塗るのに、常にローラ軸に直交する方向にローラ刷毛を回転させなければならず、塗る方向が一方向に限定されているため不便であった。
そこで、本発明は、塗る方向が限定されず、且つ塗料が外部に飛散しない吹き付け塗料飛散防止具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の吹き付け塗料飛散防止具は、多数の金属棒の組合せにより立体形状に形成された容器枠と、該容器枠の側面を覆う網目状のネットと、前記容器枠の上部中央に前記容器枠の金属棒の先端を上方に折曲げて形成した先端部に溶接固定したノズル嵌合環と、前記容器枠の金属棒の下端に取付固定され、前記容器枠の立体形状の底部を囲むように形成される刷毛取付枠体と、該刷毛取付枠体に下方部を塞ぐように取付固定された刷毛とからなるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の吹き付け塗料飛散防止具は、多数の金属棒の組合せにより立体形状に形成された容器枠と、該容器枠の内側面又は外側面を覆う網目状のネットと、前記容器枠の上部中央に前記容器枠の金属棒の先端を上方に折曲げて形成した先端部に溶接固定したノズル嵌合環と、前記容器枠の金属棒の下端に取付固定され、前記容器枠の立体形状の底部を囲むように形成される刷毛取付枠体と、該刷毛取付枠体に下方部を塞ぐように取付固定された刷毛とから構成される。
前記容器枠は、網目状のネットにより側面を覆われた円筒形、多角筒形などの立体形状をなし、上面及び下面が開口される。
また、前記網目状のネットは、噴霧された塗料が外部に飛散しない編目(メッシュ)とし、金属製又はプラスチック製材料から形成される。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の吹き付け塗料飛散防止具の一実施例を図面に基づいて説明するが、これに限定されるものではない。
図2の正面図、図3の平面図、図4の側面図に示すように、容器枠1は、四隅に立設する4本の隅枠棒2と中央部に立設する2本の中央棒3とを組み立てた合計6本の金属棒からなる4角筒形状をなし、四隅の各隅枠棒2は、側壁となる垂直部4と該垂直部4上部に直角に一体に折り曲げられ、図3に示す上方開口を対角線上に延ばされた水平部5とからなり、さらに水平部5の先端を上方に折曲げて形成した先端部6とを備える。
また、前記隅枠棒2と同様に、中央部の各中央棒3は、側壁となる垂直部4と該垂直部4上部に直角に一体に折り曲げられた水平部5とからなり、さらに水平部5の先端を上方に折曲げて形成した先端部6とを備える。
なお、前記先端部6には、図3に示す後述するノズル嵌合環9が内側に溶接され、塗料噴霧機のノズル部が嵌合する円形の嵌合孔10が形成されるように各々の先端部6が配置される。
【0008】
図2に示すように、前記隅枠棒2及び中央棒3の下端部には、各垂直部4を相互に連結支持する矩形のリング棒7が溶接固定され、さらにネジ孔を中央に備えた取付金具8が前記隅枠棒2及び中央棒3の下端に溶接固定される。
なお、前記取付金具8には、後述する刷毛取付枠体11がネジ締め固定される。
図3に示すように、ノズル嵌合環9は、円環帯を前記隅枠棒2及び中央棒3の先端部6内側に溶接固定され、図1に示す塗料噴霧機16のノズル部17が嵌合する口径の嵌合孔10に形成される。
【0009】
また、ネット12は、金属製又はプラスチック製材料から形成され、噴霧された塗料が外部に飛散しない編目(メッシュ)とし、図1に示すように、前記隅枠棒2及び中央棒3の内側を覆い、金属線18等でネット12の網目を利用して前記隅枠棒2及び中央棒3に固定する。
刷毛取付枠体11は、図3に示すように、刷毛15を装着できる所定幅で配置される内側矩形帯枠13と外側矩形帯枠14とよりなり、前記隅枠棒2及び中央棒3の下端に溶接固定された取付金具8にネジ締め固定されることにより、前記容器枠1の立体形状の底部を囲むように形成される。
刷毛15は、塗装用の天然毛又は人工毛を使用するもので、前記刷毛取付枠体11に四周囲を下方塞ぐように取付固定され、前記取付金具8にネジ締め固定される内側矩形帯枠13と外側矩形帯枠14と挟持された状態で刷毛15が取り付けられる。
【0010】
次に、本発明の吹き付け塗料飛散防止具の使用方法を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、塗料噴霧機16のノズル部17をノズル嵌合環9に嵌合させて吹き付け塗料飛散防止具の容器枠1を塗料噴霧機16に装着する。
この状態で刷毛15を塗装面、例えば凹凸面に接触させると、刷毛15により塗装面の周囲が囲まれるので、噴霧した塗料が塗装面の周囲から外部に飛散することはない。
つぎに、塗装面の位置をネット12の網目を透して又は上方の開口部から確認して塗料噴霧機16のノズル部17から塗料を噴霧すると、噴霧された塗料は塗装面に付着する。
さらに、塗装面に塗料を噴霧しながら塗料噴霧機16のノズル部17を移動すると、一緒に吹き付け塗料飛散防止具の容器枠1も移動する。
【0011】
そして、吹き付け塗料飛散防止具の容器枠1の周りを刷毛15で覆われ、吹き付けと同時に刷毛15で撫でられるので、塗装面に付着した塗料を刷毛15で均一な厚さに展延することができる。
また、塗装面に付着せず、舞い上がった塗料はネット12により外部への飛散が防止され、吹き付け面以外には塗料が飛散しないので周囲を汚すことがない。なお、塗装作業時に、ネット12に塗料が付着して網目を透して塗装面の位置が確認できない場合でも、上方が開口されているので上方から塗装面の位置を確認することができる。
【0012】
【効果】
以上述べた如く、本発明の吹き付け塗料飛散防止具は、周囲への飛散が廻りを囲われているので、養生の手間が掛からず、能率抜群である。
また、本発明の吹き付け塗料飛散防止具は、刷毛で同時に撫でるので、かなり濃い塗料でも吹き付け出来、白色やパステルカラーでも楽に出来る。
さらに、本発明の吹き付け塗料飛散防止具は、凹凸面、入り隅面でも一様の厚みの塗膜で綺麗に仕上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吹き付け塗料飛散防止具の使用状態の正面図である。
【図2】本発明の吹き付け塗料飛散防止具の正面図である。
【図3】本発明の吹き付け塗料飛散防止具の平面図である。
【図4】本発明の吹き付け塗料飛散防止具の側面図である。
【図5】従来の噴霧塗料の飛散防止具の使用状態の説明図である。
【符号の説明】
1 容器枠
2 隅枠棒
3 中央棒
4 垂直部
5 水平部
6 先端部
7 リング棒
8 取付金具
9 ノズル嵌合環
10 嵌合孔
11 刷毛取付枠体
12 ネット
13 内側矩形帯枠
14 外側矩形帯枠
15 刷毛
16 塗料噴霧機
17 ノズル部
18 金属線
Claims (1)
- 多数の金属棒の組合せにより立体形状に形成された容器枠と、該容器枠の側面を覆う網目状のネットと、前記容器枠の上部中央に前記容器枠の金属棒の先端を上方に折曲げて形成した先端部に溶接固定したノズル嵌合環と、前記容器枠の金属棒の下端に取付固定され、前記容器枠の立体形状の底部を囲むように形成される刷毛取付枠体と、該刷毛取付枠体に下方部を塞ぐように取付固定された刷毛とからなることを特徴とする吹き付け塗料飛散防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003033829A JP2004243176A (ja) | 2003-02-12 | 2003-02-12 | 吹き付け塗料飛散防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003033829A JP2004243176A (ja) | 2003-02-12 | 2003-02-12 | 吹き付け塗料飛散防止具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004243176A true JP2004243176A (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=33019696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003033829A Ceased JP2004243176A (ja) | 2003-02-12 | 2003-02-12 | 吹き付け塗料飛散防止具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004243176A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009028700A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-02-12 | Yoshikawa Sangyo Co Ltd | 塗装ガン用刷毛 |
KR102285167B1 (ko) * | 2020-03-26 | 2021-08-02 | 한신호 | 스프레이건 부착형 비산방지구 |
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2003
- 2003-02-12 JP JP2003033829A patent/JP2004243176A/ja not_active Ceased
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4718525B2 (ja) * | 2007-06-29 | 2011-07-06 | 好川産業株式会社 | 塗装ガン用刷毛 |
KR102285167B1 (ko) * | 2020-03-26 | 2021-08-02 | 한신호 | 스프레이건 부착형 비산방지구 |
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