JP2004242949A - 遊技用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】会員遊技者の状況に応じて抽選確率を変更することで、会員遊技者の心証を悪くすることを回避できるようにすること。
【解決手段】遊技用装置3と会員遊技者管理装置120と、から成り、会員遊技者管理装置120は、遊技用装置3から送信される受付情報に基づいて会員用記録媒体を受付け中の前記遊技用装置を特定する受付け中装置特定手段122と、該受付け中と特定された前記遊技用装置3を抽選対象とした抽選を実施する抽選手段122と、各遊技用装置3に対応する遊技機にて遊技中の会員遊技者に関連する情報に基づいて当該会員遊技者の当選確率を決定する当選確率決定手段122と、該特定された当選確率を当該抽選における当選確率として設定する当選確率設定手段122と、抽選の結果を示す抽選結果情報を抽選対象とされた前記各遊技用装置に対して送信する抽選結果送信手段129と、を備え、前記遊技用装置3は、前記抽選結果情報に基づき、遊技者に対して抽選結果を報知する抽選結果報知手段303と、を備える。
【選択図】 図17

Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、遊技場において遊技場に来場した会員遊技者を対象とした抽選を実施可能な遊技用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の遊技場にあっては、遊技客の固定化を目的として、会員登録を実施した遊技者に会員カード等の遊技用記録媒体を発行し、該会員遊技者を対象として抽選等を行うことで、一般遊技者との差別化を行い、会員の付加価値を高めることが実施されている。
【0003】
遊技場においては、これら会員遊技者を対象としたサービスの一環として抽選会イベントを行うことがあるが、抽選を行うシステムとしては、大当りの発生時において抽選の権利が発生して抽選を実施するものや(特許文献−1参照)、遊技場の特定の群、例えば遊技島や機種等を指定して抽選を行うものがあった(特許文献−2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−169544号公報 (第4〜5頁、第5図)
【特許文献2】
特開2002 −177609号公報 (第3〜4頁、第2図、第3図、第4図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来のシステムにあっては、抽選の対象となる会員遊技者の各会員が当選する確率は全て同じであるが、これら会員遊技者には、頻繁に来場する常連客から希に来場する幽霊会員まで様々な会員がいるとともに、その遊技場にて大きく負けている会員遊技者や大きく勝っている会員遊技者、遊技へ非常に多くの投資をしている会員遊技者や投資の少ない会員遊技者等がおり、これら幽霊会員と常連会員や、大きく負けている会員遊技者や大きく勝っている会員遊技者、並びに投資の多い会員遊技者や投資の少ない会員遊技者とが同じ抽選確率であったため、これら抽選において、常連会員や、大きく負けている会員遊技者、多くの投資をしている会員遊技者等の心証を悪くする場合があることから、遊技場においては、会員遊技者の状況に応じて、抽選の確率を変更して、会員遊技者の心証を悪くすることを回避したいという要望があるが、従来の遊技用システムではこれらの要望に答えられないという問題があった。
【0006】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、遊技場においては、会員遊技者の状況に応じて、抽選の確率を変更することで、抽選において常連会員や、大きく負けている会員遊技者、多くの投資をしている会員遊技者等の心証を悪くすることを回避することのできる遊技用システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技用システムは、遊技機に対応して設けられ、
会員遊技者を個別に特定可能な会員識別情報が記録された会員用記録媒体を受付けて、該会員用記録媒体の記録情報を読み取る記録媒体読み取り手段と、前記会員用記録媒体の受付け又は返却に基づいて、前記記録媒体読み取り手段にて読み取った前記会員識別情報と、各遊技用装置に個別に付与された装置識別情報と前記会員用記録媒体の受付けの有無を含む受付け情報を送信する情報送受信手段と、を少なくとも備える遊技用装置と、
該遊技用装置とデータ通信可能であって、前記会員識別情報に対応付けて、各会員遊技者に関連する情報を記憶、管理する会員遊技者管理装置と、
から成る遊技用システムであって、
前記会員遊技者管理装置は、
前記情報送受信手段により送信される前記受付情報に基づいて前記会員用記録媒体を受付け中の前記遊技用装置を特定する受付け中装置特定手段と、該受付け中装置特定手段にて前記会員用記録媒体を受付け中と特定された前記遊技用装置の装置識別情報に対応する前記遊技用装置を抽選対象とした抽選を実施する抽選手段と、前記会員遊技者に関連する情報に基づいて当該会員遊技者の当該抽選手段による抽選における当選確率を決定する当選確率決定手段と、該当選確率決定手段にて特定された当選確率を前記抽選手段による抽選における当該遊技者の当選確率として設定する当選確率設定手段と、前記抽選手段による抽選の結果を示す抽選結果情報を抽選対象とされた前記各遊技用装置に対して送信する抽選結果送信手段と、を備え、
前記遊技用装置は、前記抽選結果送信手段からの抽選結果情報の受信に基づき、遊技者に対して抽選結果を報知する抽選結果報知手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、各会員遊技者の状況を示す各会員遊技者に関連する情報に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率を決定する当選確率設定手段を有し、該当選確率設定手段にて決定された当選確率に基づいた抽選が実施されるようになるため、会員遊技者の状況に応じて抽選の確率を変更でき、よって抽選において常連会員や、大きく負けている会員遊技者、多くの投資をしている会員遊技者等の心証を悪くすることを回避することができる。
【0008】
本発明の遊技用システムは、前記会員遊技者管理装置は、前記当選確率決定手段において決定される当選確率を設定するための決定当選確率設定手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、前記当選確率決定手段において決定される当選確率を適宜に設定変更することができる。
【0009】
本発明の遊技用システムは、前記会員遊技者管理装置は、前記当選確率決定手段において決定された当選確率が、通常の当選確率よりも高い当選確率であるときに、当該高い当選確率に決定された会員遊技者の会員用記録媒体を受付け中の遊技用装置を特定する遊技用装置特定手段と、該遊技用装置特定手段にて特定された遊技用装置に対して通常よりも高い当選確率が設定された旨の当選確率設定情報を送信する当選確率設定情報送信手段と、を備え、
前記遊技用装置は、前記当選確率設定情報送信手段からの当選確率設定情報の受信に基づき、遊技者に対して通常よりも高い当選確率が設定された旨を報知する当選確率設定情報報知手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、当選確率が向上する会員遊技者に対して、その旨が抽選前に事前に報知されるようになるため、会員遊技者は、自分の当選確率が向上されていることを知覚できるようになり、抽選において常連会員や、大きく負けている会員遊技者、多くの投資をしている会員遊技者等の会員遊技者が心証を悪くすることを、より確実に回避することができる。
【0010】
本発明の遊技用システムは、前記会員遊技者管理装置は、当該会員遊技者管理装置に記憶、管理している会員遊技者に関連する実績情報を集計する実績集計手段を備え、
前記当選確率決定手段は、前記実績集計手段にて集計された集計実績に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率を決定することが好ましい。
このようにすれば、所定期間中における会員遊技者に関連する実績情報が集計され、該集計実績に対応した当選確率が決定されるようになるため、会員遊技者の実績を当選確率に反映できる。
【0011】
本発明の遊技用システムは、前記当選確率決定手段が前記実績集計手段にて集計された集計実績に基づいて決定する当選確率は、前記集計実績のレベルに応じて段階的に異なる複数の当選確率とされ、前記決定当選確率設定手段は、前記集計実績のレベルに応じた各当選確率の設定を含むことが好ましい。
このようにすれば、前記集計実績が対応するレベルの当選確率が、複数の当選確率から選出されて決定されるようになるため、集計実績の度合いを当選確率に反映できる。
【0012】
本発明の遊技用システムは、前記実績集計手段が集計する会員遊技者に関連する実績情報が会員遊技者の遊技における収支実績であり、前記当選確率決定手段は、前記実績集計手段にて集計された収支実績に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率を決定することが好ましい。
このようにすれば、所定期間中における会員遊技者の収支実績が集計され、該集計された収支実績に対応した当選確率が決定されるようになるため、会員遊技者の収支実績を当選確率に反映できる。
【0013】
本発明の遊技用システムは、前記実績集計手段が集計する会員遊技者に関連する実績情報が会員遊技者の遊技への投資実績であり、前記当選確率決定手段は、前記実績集計手段にて集計された投資実績に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率を決定することが好ましい。
このようにすれば、所定期間中における会員遊技者の投資実績が集計され、該集計された投資実績に対応した当選確率が決定されるようになるため、会員遊技者の投資実績を当選確率に反映できる。
【0014】
本発明の遊技用システムは、前記実績集計手段が集計する会員遊技者に関連する実績情報が会員遊技者の来店実績であり、前記当選確率決定手段は、前記実績集計手段にて集計された来店実績に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率を決定することが好ましい。
このようにすれば、所定期間中における会員遊技者の来店実績が集計され、該集計された来店実績に対応した当選確率が決定されるようになるため、会員遊技者の来店実績を当選確率に反映できる。
【0015】
本発明の遊技用システムは、前記実績集計手段が集計する会員遊技者に関連する実績情報が会員遊技者のダイレクトメールの送付実績に対する来店実績の割合であり、前記当選確率決定手段は、前記実績集計手段にて集計されたダイレクトメールの送付実績に対する来店実績の割合に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率を決定することが好ましい。
このようにすれば、所定期間中における会員遊技者のダイレクトメールの送付実績に対する来店実績が集計され、該集計されたダイレクトメールの送付実績に対する来店実績の割合に対応した当選確率が決定されるようになるため、会員遊技者のダイレクトメールの送付実績に対する来店実績を当選確率に反映できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。尚、以下の実施例においては、遊技機として遊技媒体であるパチンコ玉が払い出される通常のパチンコ機を用いた例を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の遊技機、例えばパチンコ玉が指触不能に封入された封入式パチンコ機や、遊技媒体としてコインやパチンコ玉を使用するスロットマシンやパチロット、更には完全クレジット式のスロットマシン等の遊技機においても適用可能である。
【0017】
(実施例)
図1は、本発明が適用された本実施例の遊技用システムの構成を示す図であり、遊技場において複数配置された遊技島に並設される遊技機であるカードリーダ式パチンコ機(以下パチンコ機)2と、該パチンコ機2に対して1対1に対応設置される本発明における遊技用装置であるカードユニット3と、該カードユニット3にて使用される遊技用記録媒体としての後述する会員カード並びにビジターカードに残存する遊技用価値である度数等の管理等を行う前記管理コンピュータ100と、前記遊技用装置である各カードユニット3の管理や、会員カードを所持する会員遊技者の貯玉や当該遊技場において実施される抽選の管理を行う管理装置としての会員管理コンピュータ120と、から主に構成されており、前記管理コンピュータ100、会員管理コンピュータ120、カードユニット3とはハブ(HUB)7並びに中継器6並びに通信ケーブル8を介して双方向のデータ通信可能に接続されていて、各接続機器にはそれぞれローカルIPアドレスが付与されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されており、各ローカルIPアドレスを送信データに付与して送受信することにより、互いにデータの送受を実施できるようになっている。
【0018】
また、前記管理コンピュータ100は、通信回線11を介してカード管理会社に設置された管理サーバ12と双方向のデータ通信を実施できるように接続されていて、カード管理会社は、該管理サーバ12にて各遊技場の会員カード並びにビジターカードによる売上や、管理コンピュータ100並びにカードユニット3のエラー状況等を把握できるようになっている。
【0019】
初めに、本実施例にて前記会員カード並びにビジターカードに用いた記録媒体について説明すると、本実施例では予め会員登録をした会員遊技者に対して発行される会員カードと、会員ではないビジター遊技者が使用するビジターカードと、の2種類のICカードを用いている。
【0020】
この本実施例に用いたICカードは、その内部に種々のデータを記憶可能な不揮発性のメモリと、非接触にて該不揮発性メモリの記憶データや書き込みデータを送受信可能とするとともに、外部から動作電力を供給するためのコイルアンテナを有する非接触ICカードとされており、本実施例では、これら非接触ICカードを会員カードとビジターカードとして使用するために、会員カードの裏面には、会員ID等の会員情報を記録するための磁気ストライプが設けられていて、該磁気ストライプの有無で会員カードとビジターカードが識別できるようにしている。
【0021】
また、これら磁気ストライプの記録情報である会員IDや、当該会員カードの会員カードIDや挿入されたカードがビジターカードである場合には、ビジターカードのカードID等のデータが、会員カード或いはビジターカードの挿入時に前記カードユニット3のICカードリーダライタ327(図5参照)にて読み取られて前記会員管理コンピュータ120へ送信されることで、会員管理コンピュータ120が各カードユニット3に受付け中の会員カードの会員IDや会員カードID、並びにビジターカードのカードIDを把握できるようになっているとともに、該会員カードを所持する会員遊技者が、後述する貯玉の使用処理(再プレイ)を受けられるようになっている。
【0022】
また、これら会員カード並びにビジターカードに搭載されているICチップの内部メモリには、各カードを個別に識別可能とするとともに、該カードが使用を許諾された遊技場(本実施例ではカード会社から会員カード並びにビジターカードを購入した遊技場)を特定可能な遊技場コードを含むカードIDや、該カードに残存する遊技用価値である度数の大きさである度数データや、各機器との相互認証を実施する際に使用される機器認証用暗号データや実際の記録データの送受信においてデータの暗号化に使用される暗号鍵データ、並びに書き換え回数データ等が記録されている。
【0023】
次いで、本実施例に用いた遊技機であるパチンコ機2について簡単に説明すると、該パチンコ機2は、図2に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠202を有し、該ガラス扉枠202の下部表面には打球供給皿203がある。打球供給皿203の上面所定箇所には、操作部14が設けられているとともに、打球供給皿203の下部には、打球供給皿203から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿204と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)205とが設けられている。
【0024】
前記操作部14の上面には、図3に示すように、前記カードユニット3において前記会員カード或いはビジターカードより読み出された度数が表示される度数表示部17と、遊技の開始または前記打球供給皿203に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、前記度数表示部17に度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ機2より実施される貸出ボタンスイッチ16と、遊技の終了時にて前記カードユニット3に受付中の会員カードを返却させるための返却ボタンスイッチ15と、が設けられており、これら各部は操作部14内部に設けられている操作基板18上に実装されている。
【0025】
前記ガラス扉枠202の後方には、図2に示すように、遊技盤206が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤206の前面には遊技領域207が設けられている。この遊技領域207の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表示部209と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表示装置210とが設けられている。また遊技盤206には、複数の入賞口224や通過ゲート211、始動入賞口214、可変入賞球装置216が設けられているとともに、遊技領域207の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口226が形成されている。
【0026】
前記打球操作ノブ205の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域207に入り、その後、遊技領域207を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域207に達しなかったパチンコ玉は、環流経路(図示略)を通じて前記余剰玉受皿204に環流されるようになっている。
【0027】
また、前記遊技領域207に打ち込まれた打込玉が通過ゲート211を通過すると、可変表示装置210に停止表示されている普通図柄が可変開始する。
【0028】
可変表示装置210の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)となった場合に、始動入賞口214に設けられた可動片215が所定時間開成して遊技者にとって有利な状態となる。
【0029】
また、始動入賞口214にパチンコ玉が入賞すると、可変表示部209において全特別図柄が可変表示(変動表示)を開始する。そして、その後、左、中、右の特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777)となった場合に、特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置216に設けられた開閉板220が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態となる。第1の状態となっている可変入賞球装置216の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域(Vポケット)に入賞して図示しないVカウントスイッチにより検出されれば、その回の第1の状態の終了を待って前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
【0030】
また、前記可変表示部209で可変表示された左、中、右の特別図柄が所定の確率変動図柄での種類に一致した大当り図柄の組合せで停止表示されたときには、前記繰返し継続制御による「大当り」の終了後に、再度大当りとなる確率が通常の確率状態よりも高い確率状態となる確率変動状態となるようになっており、これら確率変動図柄での大当りを通常の大当りと区別して「確変大当り」と呼称し、これら確変大当りの発生に伴って該発生が外部に出力される。
【0031】
次いで、本実施例のパチンコ機2の構成を図6に基づいて説明すると、該パチンコ機2には、前記可変表示部209の表示制御を行う表示制御基板280と、図示しない玉タンクに供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297に接続され、後述の遊技制御基板231から出力される賞球信号並びにカードユニット3より入出力される各種信号に基づきパチンコ玉の払出制御を行う賞球制御基板237と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板235と、スピーカから出力される音声の制御を行う音声制御基板270と、前記打球操作ハンドル205の操作に基づき打球供給皿203に払い出されたパチンコ玉を遊技領域207に発射する打球発射装置の制御を行う発射制御基板291と、これら各部の制御を実施する遊技制御基板231と、が設けられており、これらは図6に示すように接続され、前述の打球供給皿203に払い出されたパチンコ玉を使用して遊技を実施できるようになっている。
【0032】
また、前記賞球制御基板237は、前記カードユニット3の制御ユニット328(図6参照)に信号ケーブル9を介して接続されており、後述の台端末貸出完了信号(EXS)や台READY信号(PRDY)が前記カードユニット3の制御ユニット328に出力されるようになっているとともに、前記カードユニット3の制御ユニット328より出力される後述のカードユニットREADY信号(BRDY)や台端末貸出要求完了確認信号(BRQ)が入力されるようになっている。
【0033】
また、前記遊技制御基板231は、パチンコ機2における遊技情報を外部出力するための情報出力部298に接続されており、該情報出力部298は、遊技制御基板231より大当りの発生中において出力される大当り信号や、確変大当りの発生中において出力される確変大当り信号、前記可変表示部209の特別図柄の停止表示時において出力される始動信号等の遊技関連情報を前記カードユニット3に出力するようになっている。
【0034】
また、前記操作基板18は、前述の賞球制御基板237並びに信号ケーブル9を介してカードユニット3に接続されており、前記貸出ボタンスイッチ16が操作されて遊技者による玉貸し操作がなされた場合に出力される貸出入力信号や、返却ボタンスイッチ15が操作された場合に出力される返却入力信号が、前記カードユニット3の制御ユニット328に出力されるようになっているとともに、該制御ユニット328より出力される前記度数表示部17の度数表示信号が入力されることで該度数表示部17に該度数表示信号に基づく度数が表示されるようになっている。
【0035】
次に、本実施例のカードユニット3について説明すると、本実施例においてはカードユニット前面の略中央上部位置に設けられた表示操作部取付け口375に、カードユニット3の前面から突出する態様にて画像表示が可能なドットマトリックス型のカラー液晶パネル303から成る比較的大型の表示画面を有する表示操作ユニット321が着脱可能に設けられている。
【0036】
この本実施例のカードユニット3の前面には、図2に示すように、その最上部位置にはカードユニット3の動作や管理コンピュータ100並びに会員管理コンピュータ120との通信状態を報知する動作ランプ301が設けられており、遊技場の係員等がカードユニット3稼働状況や管理コンピュータ100や会員管理コンピュータ120との通信状態の不具合の発生を知覚できるようになっている。
【0037】
この動作ランプ301の下方位置には、紙幣を挿入可能とされた紙幣挿入口302が設けられていて、遊技者は貨幣として紙幣を投入できるようになっている。
【0038】
また、カードユニット3の前面略中央下部位置には、後述する貸与処理における貸出単位(1回の貸出操作で使用される度数の大きさ)の変更が可能である場合に点灯される変更可能ランプ305と、該変更可能ランプ305が点灯中に操作されることで前記貸出単位を変更する貸出単位変更ボタンスイッチ306と、前記貸出単位等が表示される貸出単位表示部307と、前記会員カードやビジターカードから読み出された度数等が表示される度数表示部309と、対応する遊技機の連結方向を示す方向指示ランプ311と、後述するカードリーダライタ327にカードが挿入中である旨を示す挿入中ランプ312と、を有する操作パネル320が設けられており、遊技者が各種操作を実施可能とされている。
【0039】
また、操作パネル320の下方位置には、前述した会員カード並びにビジターカードを挿入可能なカード挿入口319が設けられている。
【0040】
また、本実施例の前記表示操作部取付け口375に装着される表示操作ユニット321は、図18並びに図19に示すように、表示操作ユニット321の一面に、メインメニューや対応する遊技台の遊技情報並びにテレビ画像等とともに、受付中の会員カードから特定される貯蓄玉数に基づく再プレイ可能回数や暗証番号入力用のテンキー等の操作部画像が表示される画像表示部としてのカラー液晶パネル303と、該カラー液晶パネル303の上面に配置された透明タッチパネル314と、貯蓄玉数の内の所定の玉数払戻を実施するための再プレイキースイッチ315と、挿入されたカードが会員カードである場合において、度数を使用しての遊技と該会員カードの会員IDにより特定される貯蓄玉数を用いて遊技との切替を実施する場合に操作されるプレイ選択キースイッチスイッチ316と、前記カラー液晶パネル303にメインメニューを表示させるためのメニュー選択キースイッチ317と、テレビ音声を出力するためのスピーカ337とが設けられている。
【0041】
これら表示操作ユニット321が装着される表示操作部取付け口375は、カードユニット3の上下方向を長辺とする略長方形状とされており、その上下辺の中央部位置には、係合溝(図示略)が形成されていて、該係合溝(図示略)が前記表示操作ユニット321の装着側面の上下端片中央部に突出形成された位置決め片(図示略)と係合することで、図5に示すように、表示操作ユニット321に内装されているユニット基板350の装着側端部に形成された接続端子部352が、該表示操作部取付け口375の内方位置に配置された中継基板324上に実装されて前記表示操作部取付け口375の中央に臨むように配置されたボードコネクタ362と位置合わせが為されて、該ボードコネクタ362に容易に装着されるようになっている。
【0042】
この表示操作部取付け口375の隅部外方位置には、前記表示操作ユニット321の装着面の外周を覆うカバー部材318の装着面隅部に突出形成された係止爪(図示略)が挿入される挿通孔(図示略)が設けられており、表示操作ユニット321の装着後において、前記カバー部材318の係止爪(図示略)を、挿通孔(図示略)に挿入すると、これら係止爪(図示略)がカードユニット3の側面に形成されている係止孔(図示略)と係合するようになっており、これら係止爪(図示略)と係止孔(図示略)との係合をカードユニット3の施錠を解除して全面に引き出す等により、係止孔(図示略)を露出させて係合を解除しない限りにおいて、カバー部材318の取外しが不能とされるようになっていて、これらカバー部材318にて前記位置決め片(図示略)の上下端部が覆われることで、表示操作ユニット321が取外し不能とされるようになっている。
【0043】
この本実施例に用いたカードユニット3の構成を図5並びに図6に基づいて説明すると、該カードユニット3には、最上部前面位置に設けられている前記動作ランプ301が接続されるとともに、前記変更可能ランプ305や貸出単位変更ボタンスイッチ306、貸出単位表示部307、度数表示部309、方向指示ランプ311、挿入中ランプ312、前記貸出単位表示部307や度数表示部309の表示ドライバ(図示略)等が実装され、これら各部と後述する制御ユニット328との制御信号の入出力等が行われる操作基板320が設けられており、これら操作基板320は、カードユニット3の前面パネルに沿って配置されている。
【0044】
また、カードユニット3内の上部位置には、前記紙幣挿入口302に連設され、該紙幣挿入口302に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を実施し、その識別結果を装置中央部に設けられている後述の制御ユニット328に出力する紙幣識別ユニット322が設けられており、該紙幣識別ユニット322にて各種紙幣(1万円、5千円、2千円、千円の各紙幣)の受付が可能とされている。
【0045】
この紙幣識別ユニット322の下方位置には、前記表示操作部取付け口375に対応して並ぶように中継基板324が配置され、該中継基板324に実装されているボードコネクタ362に表示操作ユニット321が接続されるとともに、中継基板324の下方位置に実装されている接続コネクタ364が、該中継基板324の下方に設けられて、カードユニット3の動作制御を行う制御ユニット328に図示しない接続ケーブルにより接続されることで、該中継基板324を介して表示操作ユニット321や表示操作パネル370が制御ユニット328と接続され、各種の信号の授受を実施できるようになっている。
【0046】
また、本実施例の中継基板324の上部位置には、図1、図5に示すように、ケーブルテレビ局からのテレビ電波が伝送される同軸ケーブルが装着可能な同軸ケーブル接続部360が設けられているとともに、前記ボードコネクタ362の上部位置には、表示操作ユニット321の接続端子部352の上部位置に設けられた同軸コネクタ351と嵌合する同軸コネクタ361が実装されていて、前記同軸ケーブル接続部360に同軸ケーブルを接続することにより、ケーブルテレビ局からのテレビ電波が、中継基板324と前記同軸コネクタ361,351を介して表示操作ユニット321に内装されているユニット基板350上のテレビチューナーユニット344に伝送されるようになっている。
【0047】
また、カードユニット3の下方位置には、前記カード挿入口319に連設するように配置され、これらカード挿入口319に挿入されて受付けた会員カード並びにビジターカードの前記ICチップに記録されている記録情報の読み出し並びに書き込み等を行うとともに、挿入されたカードが会員カードである場合において、該会員カードの裏面に設けられている前記磁気ストライプの記録データの読み出しを行うカードリーダライタ327が設けられている。
【0048】
この本実施例に用いたカードリーダライタ327の内部には、挿入された会員カード並びにビジターカードとのデータ送受の制御を行う通信基板と、該カードリーダライタ327の制御を行うコントローラ等が実装された制御基板(図示略)と、が設けられており、該制御基板327bは、後述する制御ユニット328に接続されており、該制御ユニット328との各種データの送受が実施可能とされている。尚、この本実施例に用いたカードリーダライタ327の構成は後に詳述する。
【0049】
また、カードユニット3の略中央部位置には、前記紙幣識別ユニット322や中継基板324、カードリーダライタ327に接続され、該紙幣識別ユニット322との各種信号の入出力を行うI/Oポート332a、前記中継基板324を介して表示操作ユニット321との各種信号の入出力を行う接続ポート332eや、前記カードリーダライタ327に接続され、該カードリーダライタ327との各種データの送受を行うためのI/Oポート332d、前記操作基板320に接続されて各種信号の入出力を行うI/Oポート332b、前記パチンコ機2の賞球制御基板237や操作基板18との各種信号の入出力を行うI/Oポート332c、前記ハブ7並びに通信ケーブル8を介して管理コンピュータ100並びに会員管理コンピュータ120とのデータ通信を行うための通信部334、対応するパチンコ機2の上方位置に設置された外部機器としての呼出ランプ4(図2参照)に接続され、該呼出ランプ4に対して該呼出ランプ4を点灯させるための点灯指示信号を出力するとともに、対応するパチンコ機2が設置されている遊技島の該パチンコ機2の上部位置並びに下部位置に設けられた補給球計数器24並びにアウト球計数器26(図2参照)より出力された遊技関連情報である計数信号や前記パチンコ機2の情報出力部298から出力される大当り情報や確変大当り情報等の各種遊技関連情報の出力を受付けるデータ入出力部336、現在の時刻情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)333、これらカードユニット3を構成する各部の制御や前記操作基板18に実装された度数表示部17の制御等を実施するMPU329、各種レジスタやワークメモリ等として使用されるRAM330、前記MPU329が実行する制御内容が記述された制御プログラムやカードユニット3の装置ID等の情報等が記憶されたROM331等が設けられた制御ユニット328を内蔵しており、これら各部は図6に示すように接続されていて、前記MPU329が実行する制御プログラムにより、カードユニット3を構成する各部の動作が制御される。
【0050】
また、本実施例のカードユニット3は、図5に示すように、カードユニット3本体とその上下位置に形成されたユニットホルダ31’にて係合し、該カードユニット3本体を前面方向に引き出し可能に保持するユニットホルダ31を介して遊技島に設置されており、カードユニット3の前面下部位置には、シリンダ錠(図示略)が設けられていて、係員等が所持する解錠キーにより施錠を解除することでカードユニット3が引き出しできるようになっている。また、該ユニットホルダ31には、各種接続ケーブルを中継するためのコネクタが設けられており、前記制御ユニット328に接続される通信ケーブル、並びに前記中継基板324に接続される同軸ケーブル等が、該ユニットホルダ31を介して中継接続されていて、これら通信ケーブルや同軸ケーブル等が前記カードユニット3本体の引き出し時に絡まって、カードユニット3本体が引き出せなくなってしまうことがないように工夫されている。
【0051】
また、本実施例のカードリーダライタ327の後方位置には、新たなカードの挿入時にカードリーダライタ327に残留されているビジターカードを回収するためのカード回収路40が連設されていて、これらカード回収路40へ排出された使用済みとなったビジターカードは、遊技島の長手方向に縦断するように架設された回収搬送路(図示略)により遊技島の一端へ収集されて、再使用される。
【0052】
ここで、本実施例にて用いたカードリーダライタ327について図4に基づき簡単に説明すると、該カードリーダライタ327の内部には、前記カード挿入口319からの会員カード並びにビジターカードの挿入を検知する挿入センサ397や、前記カード挿入口319から延設され、会員カード並びにビジターカードがスライド可能とされ、後部に設けられたカード回収路40に連設されたガイドレール398と、該ガイドレール398を挟むように配設されて挿入された会員カード並びにビジターカードの移動を、駆動モータ386、393にて駆動回転されることにより実施する搬送ローラ387、388と、前記搬送ローラ387、388の一方側に張架された搬送ベルト391と、から成る搬送機構や、該搬送される会員カード並びにビジターカードを所定位置に停止させるストップピンの出没を行うソレノイド389や、所定位置に停止された会員カード並びにビジターカードへの給電やデータ通信を行う通信ヘッド390や、前記会員カードの磁気ストライプに記録されている記録データを読み取るための読み取りヘッド399や、前記の各部に接続されてその制御を実施する前記制御基板327bが設けられており、挿入されている会員カード並びにビジターカードへのデータの読み取り及び書き込みが非接触状態にて可能とされている。
【0053】
また、挿入されているカードがビジターカードであって、その度数が「0(無価値)」となった場合において、該「0」となったビジターカードはカードリーダライタ327内部に残留されるようになっているとともに、この状態で新たなカードが前記カード挿入口319より挿入されることで、前記ソレノイド389によりストップピンが上方に励磁された状態にて残留されていたビジターカードが搬送ベルト391並びに搬送ローラ387、388により付勢されることで後方に搬送され、前記カード回収路40に排出されて回収されるようになっている。尚、前記「0」となり内部に残留しているビジターカードを、前記返却ボタンスイッチ15の操作に応じて回収するようにしても良い。
【0054】
尚、挿入されているカードが会員カードである場合には、新たなカードの挿入は不可とされており、その度数が「0」となった場合において貯留されている会員カードは回収されず、返却ボタンスイッチ15の操作によりカード挿入口319より返却されるようになっている。
【0055】
また、本実施例に用いた紙幣識別ユニット322は、その後端側(紙幣挿入先端側)が紙幣回収路(図示略)を介して遊技島内を横断するように架設された紙幣搬送路(図示略)に連結されている。該紙幣識別ユニット322は、会員カードまたはビジターカードが受付中であって、読み出された度数が所定以下の場合(10度以下の場合)、或いは会員カードが受付け中ではない場合において、紙幣の挿入を受付け、該受付けた紙幣を識別するように前記制御ユニット328にて制御される。この識別により受付けた紙幣が正規の紙幣(1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)であると識別した場合には、該識別結果を前記制御ユニット328に出力するとともに、該識別した紙幣を前記紙幣搬送路に送り出すとともに、紙幣の識別ができない場合には受付けた紙幣を返却するようになっている。また、本実施例において前記紙幣識別ユニット322は、カードユニット3と管理コンピュータ100とが通信接続されていない(通信障害時を含む)場合において、1000円紙幣のみを受付け、それ以外の紙幣を返却して受付けないように前記制御ユニット328にて制御されているとともに、会員カードまたはビジターカードが受付中であって、該会員カードまたはビジターカードにより特定される度数が所定以上(本実施例では11度数以上)残存する場合には、いずれの紙幣も受付けないように制御ユニット328にて制御されている。
【0056】
また、本実施例の前記MPU329がアクセス可能なメモリ構成としては、その下位領域が前記ROM331のアドレスとされ、該ROM331には、前記MPU329が実施する制御内容が記述された制御プログラムが記憶されていて、その上位領域には、前記挿入されたカードから読み出した読み出しデータを一時記憶するための読み出しデータ記憶領域と、該読み出しデータから抽出したカードIDが記憶されるカードID記憶領域や、前記読み出しデータ中の遊技用価値情報である残度数データが記憶される遊技用価値記憶領域としての度数データ記憶領域や、同一のカードの挿入中において使用された度数データが加算記憶される使用度数データ記憶領域や、同一のカードの挿入中において入金された入金額に相当する度数データが加算記憶される入金データ記憶領域が設けられている。
【0057】
また、更に上位領域には、挿入されたカードが会員カードである場合において、前記磁気ストライプから読み出された会員IDが記憶される会員ID記憶領域と、該会員IDに対応して前記会員管理コンピュータ120より返信されてくる暗証番号データを記憶するための暗証番号記憶領域と、再プレイ回数を記憶するための再プレイ回数記憶領域や、会員カードの挿入時の対応するパチンコ機2のIN/OUT数や特賞回数や確変回数等の遊技情報が記憶される遊技者データ記憶領域や、対応するパチンコ機2の総IN/OUT数や大当り回数や確変大当り回数、始動回数等の遊技情報が記憶される台データ記憶領域と、が設けられている。
【0058】
また、これら各記憶領域の更に上位領域は、該カードユニット3における度数の使用や入金の使用履歴を登録するためのカード使用履歴記憶領域とされており、該カード使用履歴記憶領域においては、度数使用や入金があった際に、そのカードIDと、加減算された度数の大きさと、その時点での前記リアルタイムクロック(RTC)333から出力される時刻とが記憶されるようになっており、これらカード使用履歴記憶領域には、1000回分の使用履歴が登録可能とされており、約2日分の使用履歴を登録できるようになっていとともに、該カード使用履歴記憶領域の更に上位領域は、各種処理において該MPU329が使用可能なワークメモリ領域に割り当てられている。
【0059】
また、前記台データ記憶領域には、制御ユニット328に接続されている前記補給球計数器24並びにアウト球計数器26からの計数信号の入力に基づく営業開始時点からの補給球総数(IN数)並びにアウト球総数(OUT数)が加算記憶されるとともに、前記遊技者データ記憶領域には、会員カードの挿入中における前記補給球総数(IN数)並びにアウト球総数(OUT数)が記憶され、会員カードの返却時における前記補給球総数(IN数)並びにアウト球総数(OUT数)と前記会員カードの挿入時の補給球総数(IN数)並びにアウト球総数(OUT数)とが前記会員管理コンピュータ120へ送信されることで、会員管理コンピュータ120は、該会員遊技者の収支を把握することができるようになっている。
【0060】
また、前記台データ記憶領域には、前記情報出力部298から出力される大当り情報や確変大当り情報並びに始動情報に基づく特賞回数や確変回数、始動回数が加算記憶されるとともに、会員カードの挿入中においては、前記遊技者データ記憶領域にも特賞回数並びに確変回数が加算記憶され、これら遊技者データ記憶領域のデータが、会員カードの返却時に前記会員管理コンピュータ120へ送信されることで、該会員の遊技中において発生した大当り(特賞)や確変大当りの回数を前記会員管理コンピュータ120が把握できるようになっている。また、前記台データ記憶領域の遊技データは、所定期間毎に会員管理コンピュータ120へ遊技関連情報として送信されることで、該会員管理コンピュータ120において、各パチンコ機2における大当り回数や、確変回数、始動回数を会員管理コンピュータ120が把握することができるようになっている。
【0061】
ここで、カードユニット3の前記表示操作部取付け口375に装着される表示操作ユニット321の構成について図5並びに図6に基づき説明すると、該表示操作ユニット321に内装されているユニット基板350には、図6に示すように、前述した再プレイキースイッチ315やプレイ選択キースイッチスイッチ316、メニュー選択キースイッチ317、並びにカラー液晶パネル303並びに透明タッチパネル314に加えて、該カラー液晶パネル303並びに透明タッチパネル314とともにテレビチューナーユニット344に接続されて、前記カラー液晶パネル303へのテレビ映像や各種画像の表示制御を実施するとともに、前記透明タッチパネル314における操作位置情報を後述するマイクロプロセッサ(MPU)343に出力する画像表示制御部を構成する透明タッチパネルドライバ345や、前記同軸コネクタ351から入力されるテレビ電波によりテレビ映像を再生するテレビチューナーユニット344や、該テレビチューナーユニット344から出力されるテレビ音声を出力するスピーカ337や、比較的処理能力に優れ、表示操作ユニット321の動作制御を行うとともに、前記透明タッチパネルドライバ345から出力されてくる操作位置情報とカラー液晶パネル303上に表示させている操作部画像とから、該操作位置に該当する操作内容を特定し、該特定した操作内容に対応した所定信号を前記中継基板324を介して制御ユニット328へ出力するマイクロプロセッサ(MPU)343と、該MPU343が抽選画像の生成処理等の各種処理等に使用するRAM342と、該MPU343が実施する前記操作位置に該当する操作内容の特定処理や入出力制御等の各種処理が記述された制御プログラムとともに、後述する抽選の実施の際にカラー液晶パネル303に表示する抽選演出の各種画像データが記憶されたROM341が設けられており、MPU343が前記中継基板324を介して制御ユニット328の接続ポート332eに接続されていることで、該制御ユニット328から遊技情報等の各種情報の出力を受けられるようになっている。
【0062】
尚、本実施例においては、表示操作ユニット321に透明タッチパネル314を設けており、このようにすることは、操作キー群をカラー液晶パネル303と個別に設ける必要がなく、カラー液晶パネル303の大きさを大きなものにできることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら透明タッチパネル314を用いずに、個別の操作キー群を設けて操作部を形成するようにしても良い。
【0063】
また、本実施例においては、表示装置としてカラー液晶パネル303を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示装置として、近年実用化されてきている有機ELディスプレイやプラズマディスプレイ等の他の平面パネルを好適に使用することができるとともに、薄型のブラウン管を使用しても良い。
【0064】
また、透明タッチパネル314としては透明なポリエステルフィルム等に透明導電膜として酸化インジウム薄膜(ITO)を形成し、該薄膜の抵抗や誘電率等により、押圧位置を検出するものを好適に使用することができる。
【0065】
次いで、管理装置である会員管理コンピュータ120について説明すると、該会員管理コンピュータ120は、図7に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス121に、会員の個人情報を受付けて会員IDに対応付けて該個人情報並びに該会員に付与された来店ポイント数や貯蓄玉数、暗証番号等並びに会員の遊技履歴、各カードユニット3が対応するパチンコ機2における遊技関連情報や抽選等の情報を管理するとともに、これら会員カードやビジターカードの使用に基づく後述の会員管理データベース(DB)やユニット管理テーブル並びに遊技情報テーブルや当選後実績蓄積テーブル等の更新処理、後述する抽選プログラムに基づく抽選処理を実施するCPU122、ワークメモリ等として使用されるRAM123、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC124、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置125、新規会員に関する個人情報等の各種情報を受付けや、抽選設定における抽選時間や当選数、付与特典や当選確率設定等を受付けるためのキーボードやマウス等の入力装置126、機能選択を実施することで、新規会員の登録画面や売上情報並びに未発行の会員カードの会員IDや枚数等の情報画面、並びに抽出会員のリストや抽選設定画面や抽選確率設定画面等の各種表示を出力するための表示装置127や、ダイレクトメール対象会員リストやダイレクトメール等を印刷出力するためのプリンタ128、前記システムコントローラ100や前記カードユニット3(制御ユニット328)とのデータ通信を行う通信部129、が接続された通常のコンピュータである。
【0066】
また、前記記憶装置125には、該会員管理コンピュータ120が処理を実施するための処理プログラムに加えて、後述する抽選処理を実施するための抽選プログラムや、図8(a)に示すように、各会員ID毎に、会員カードに記憶された会員カードIDと、その時点の貯蓄玉数と、本人確認のための暗証番号と、来店回数と、来店ポイントと、最後の来店日と、これら来店回数や収支金額等に基づく会員ランクと、並びに当該会員カードを所持する会員遊技者の氏名(名字並びに名前)、性別、年齢、誕生日、職業、郵便番号、住所、電話番号、携帯電話番号等の個人情報や、交通手段、趣味、記念日、電子メールアドレス並びにダイレクトメールの送付の可否や、次回イベントのダイレクトメールの対象/非対象等からなる会員遊技者に関連する情報が登録されている。
【0067】
また、本実施例の前記記憶装置125には、図8(a)に示す前記会員情報テーブルに加えて図8(b)に示すように、後述する抽選設定画面により登録された複数の抽選イベントが登録されており、各抽選イベントには、各抽選イベントに固有に付与された抽選イベントIDが付与されていて、該抽選イベントIDに対応付けて、その実施日時、抽選対象、当たり数、付与特典、あおり演出の有無、並びに既に抽選が実施されたものにおいては、その抽選結果として当選した遊技機の台番号と当選者が会員である場合には、該当選した会員の会員IDとが登録される抽選イベントテーブルが記憶されている。
【0068】
更に、前記記憶装置125には、図8(c)に示すように、各会員遊技者の遊技履歴として、遊技(来店)日、遊技した台番号、遊技開始時間並びに終了時間と特賞回数と遊技時間、会員遊技者が遊技に消費した金額である売上金額、会員遊技者が遊技にて獲得することで遊技場が該会員遊技者に対して提供する景品と等価な金額である支出金額(最小数は100円単位)、これら売上金額から支出金額を差し引いた収支金額と遊技場の勝敗、等の遊技関連情報が各会員遊技者毎に登録されている会員来店履歴データベース(DB)が記憶されており、これら登録されている各データを前記カードユニット3から送信される各種の情報に基づいて更新登録することで、これら各会員遊技者毎の遊技内容を会員管理コンピュータ120が把握できるようになっている。
【0069】
また、前記記憶装置125には、図9(a)に示すように、遊技場内に設置されているカードユニット3に固有に付与された装置IDに対応付けて、そのカードユニット3が設置されている遊技島の島番号と、会員カード並びにビジターカードの受け付け状況と、対応するパチンコ機2の機種名である対応機種と、受け付けている会員カード或いはビジターカードのカードIDと、後述の貸出処理に使用された度数の累計である総使用度数と、該総使用度数のうちビジターカードから使用された度数であるVカード使用度数と、当該カードユニット3にてビジターカードに入金された入金総額であるVカード入金金額と、会員カード37から使用された度数である会員カード使用度数と、当該カードユニット3にて会員カードに入金された入金総額である会員カード入金金額、並びに該入金のために受付けた現金の各金種毎(10000円、5000円、2000円、1000円、500円、100円)の数量とが登録されるユニット管理テーブルが記憶されている。
【0070】
また、本実施例の会員管理コンピュータ120の前記記憶装置125には、図9(b)に示すように、各遊技台であるパチンコ機2の台番号に対応付けて、該パチンコ機2の機種名と、当該パチンコ機2の稼働状況と、補給玉数、打込玉数、これら補給玉数と打込玉数の差に基づく遊技場側の収支と、総スタート回数、大当り回数、大当り確率、確変回数、確変継続回数、並びに大当り間のスタート回数とが、各パチンコ機2に対応して設置されている前記カードユニット3から送信される遊技関連情報である大当り回数や確変回数、始動回数、並びに補給球計数器24並びにアウト球計数器26における計数情報に基づき更新される台データ管理テーブルが記憶されている。
【0071】
更に、前記記憶装置125には、図10に示すように、営業当日の遊技履歴が遊技開始順に登録される本日の遊技履歴テーブルが設けられており、各遊技者が前記カードユニット3に会員カードまたはビジターカードを挿入して、玉貸操作を実施することで、該玉貸が実施されたカードユニット3の装置IDと該カードユニット3にて玉貸に使用された使用度数とが、カードID(会員カードID)と会員ID(会員のみ)に対応付けて1遊技履歴として登録されるとともに、各遊技において使用された度数が、総使用度数として集計されて管理されるようになっている。
【0072】
更に、前記記憶装置125には、図12に示すように、各会員IDに対応付けて、当該会員遊技者が抽選に当選した前回の当選日と、該当選の後において参加した抽選でのはずれ回数と、当選後における来店回数と、当選後におけるダイレクトメールの送付回数(ダイレクトメールの印刷出力時に加算登録される)と、当選後における来店回数と当選後におけるダイレクトメールの送付回数の比率であるDM来場比率(%)と、当選後における投資金額の累計額と、当選後における収支玉数の累計数の各データが登録された当選後実績蓄積テーブルが記憶されている。
【0073】
また、本実施例の会員管理コンピュータ120の表示装置127には、図14に示すように、その上部位置に帯状とされ、処理プログラムのバージョンや表示内容のタイトル並びに現在の日付と時間や「営業中」や「営業前」或いは「営業後」といった状態が表示されるタイトル域501や、その下部位置において種々の表示内容が表示される表示領域502や、該表示領域502の右位置に形成され、前記表示領域502に表示される内容を選択するためのサブメニュー表示域503と、前記表示領域の下部位置に形成され、「削除」や「登録」、「印刷」、「変更」、「検索」等といった各種機能ボタンが表示される機能ボタン域505とを有する表示形態による表示が実施されるようになっており、前記サブメニュー表示域503の表示領域502側の辺には、「入力」、「報告」、「分析」、「抽選」、「イベント」、「検索」、「出力」、「設定」、「保守」、「戻る」の各種メニュー分類に対応する10種類のメニュータブ504が設けられており、これら各メニュータブ504を画面上にて選択することにより、該選択されたメニュー分類に該当するサブメニューが前記サブメニュー表示域503に表示され、該サブメニュー表示域503に表示されたサブメニューから所望の項目を選択することで、選択内容に該当する内容の表示が前記表示領域502に表示され、必要に応じて前記機能ボタン域505に表示される「印刷」の機能ボタンを選択することで、該表示内容を前記プリンタ108にて印刷することができるようになっている。
【0074】
この本実施例の会員管理コンピュータ120においては、前記「検索」のメニュータブ504を選択し、検索したい会員の条件、例えば会員ID等を入力することで、図11に示すように、該検索対象の会員に関する個人情報とともに、最近3ヶ月の曜日別の来店実績や、最近3ヶ月の各月の来店回数と勝敗と収支実績や、来店の時間帯や、当該会員の過去10回の遊技内容が、前記会員情報テーブルの登録内容や前記会員来店履歴データベース(DB)の登録内容等に基づいて表示され、これら各会員の遊技履歴等の情報を容易に把握できるようになっている。
【0075】
また、本実施例の会員管理コンピュータ120においては、前記「抽選」のメニュータブ504を選択することで、前記表示領域502には、図15に示すように、その上部領域には、図8(b)に示した抽選イベントテーブルの登録内容が表示される抽選イベントテーブル表示部が設けられているとともに、該抽選イベントテーブル表示部の下部位置には、抽選イベントの内容である、当該抽選イベントに付与される抽選イベントIDと、当該抽選イベントの実施日時や、抽選対象を遊技場全体とするか、所定の遊技関連情報である来場回数や、投資金額、収支玉数、DM来場比率の中から選択された項目の抽出条件を満たす個別遊技者を対象とするかの抽選対象の項目や、当該抽選イベントにおける当たり数(当選数)、当選者に付与する付与特典、抽選イベントにおけるハズレ回数による当選確率の変動抽選の実施/非実施、並びに抽選表示におけるあおり演出の実施/非実施を設定または変更するための抽選設定部が設けられている。
【0076】
この抽選設定部において新たな抽選イベントを設定する場合には、前記実施日時や、抽選対象、当たり数(当選数)、当選した会員に付与する付与特典、ハズレ回数確率変動の実施/非実施、並びにあおり演出の実施/非実施の内容を設定した後に、機能ボタン域505に表示されている「新規作成」のメニュー項目を選択操作すると、抽選イベントIDの欄に新規の抽選イベントIDが生成、表示されて登録の準備が完了し、該抽選イベントIDが表示された後に機能ボタン域505に表示されている「登録」のメニュー項目を選択操作することで、該抽選設定部において設定した内容が、抽選イベントテーブルに登録されて、前記抽選イベントテーブル表示部の表示が更新されるようになっている。
【0077】
また、既に登録済みで未実施の抽選イベントの設定内容を変更したい場合には、前記抽選イベントテーブル表示部から変更したい未実施の抽選イベントを選択して、表示を白黒反転させた後、機能ボタン域505に表示されている「変更」のメニュー項目を選択操作することで、該選択された抽選イベントの内容が、前記抽選設定部に表示され、該抽選設定部にて変更内容を変更した後、機能ボタン域505の「登録」のメニュー項目を選択操作することで、変更した設定内容が抽選イベントテーブルに登録されるとともに、抽選イベントテーブル表示部の表示が更新される。
【0078】
なお、前記「変更」のメニュー項目を選択操作に代えて「削除」の項目を選択すると、「削除しても良いですか?」の確認ウインドウが表示され、該確認ウインドウにて「はい」を選択することで、選択した抽選イベントが削除される。
【0079】
なお、本実施例の抽選イベントテーブル表示部では、表示画面の大きさ等を考慮して、抽選結果の項目に当選した遊技機の台番号のみを表示しているが、サブメニュー表示域503に表示されている「抽選結果詳細」のメニュー項目を選択することで、当選した会員の会員カードID(当選者が会員の場合のみ)を含む表示が抽選イベントテーブル表示部に表示されるようになっている。
【0080】
また、本実施例の会員管理コンピュータ120においては、サブメニュー表示域503に表示されている「抽選確率設定」のメニュー項目を選択することで、図16に示すように、前記ハズレ回数により変動される当選確率の設定や、前記抽選対象の選択において個別遊技者の選択とともに選択設定される各抽出項目毎の当選確率の変動設定を実施するための抽選確率設定画面が表示される。
【0081】
本実施例の該抽選確率設定画面には、画面上方から、前記抽選設定部においてハズレ回数による当選確率の変動抽選の実施が設定されている際に適用されるハズレ回数確率設定部と、前記抽選設定部において個別遊技者の選択とともに選択設定される抽出項目として投資金額が選択された際に適用される投資金額確率設定部と、前記抽選設定部において個別遊技者の選択とともに選択設定される抽出項目として収支玉数が選択された際に適用される収支玉数確率設定部と、前記抽選設定部において個別遊技者の選択とともに選択設定される抽出項目として来場回数が選択された際に適用される来場回数確率設定部と、前記抽選設定部において個別遊技者の選択とともに選択設定される抽出項目としてDM来場比率が選択された際に適用される来場回数確率設定部とが設けられており、各設定部において、確率を向上させる倍率と、当該設定倍率を適用する各抽出項目における値の範囲を設定、変更するようになっており、これら設定、変更を実施した後に、前記機能ボタン域505に表示される「登録」の機能ボタンを選択入力することで、該設定内容が登録されて適用されるようになっている。
【0082】
以下、本実施例の遊技用システムにおける玉貸処理、入金処理、再プレイ処理について以下に簡潔に説明する。
【0083】
まず、カードユニット3は電源投入に基づく起動処理において、各部の接続状況や動作状況を確認するとともに、前記管理コンピュータ100との通信が可能状態であるかを確認して、前記動作状態並びに管理コンピュータ100との通信状態が報知され、前記カード挿入口319への会員カードまたはビジターカードの挿入待ち状態となる。尚、この状態において、前記カラー液晶パネル303に所定のデフォルト画面として、対応するパチンコ機2の遊技情報(台データ;図19参照)が表示される。
【0084】
この状態において前記カード挿入口319への会員カードまたはビジターカードが挿入された場合には、前記表示操作ユニット321に対してカード挿入中信号が出力されることで、図18に示すメニュー画面が前記カラー液晶パネル303に表示されて、テレビ機能を利用できるようになる。
【0085】
次いで、該挿入された会員カードまたはビジターカードからカードID並びに度数を読み出して、該読み出したデータを前記RAM330の読み出しデータ記憶領域に一時記憶するとともに、ビジターカードの場合はカードIDと残度数データを、挿入されたカードが会員カードである場合にはカードIDと残度数データ並びに会員IDとを、使用許諾要求とともに前記管理コンピュータ100へ送信する。尚、この際、ビジターカードの場合はカードIDと残度数データを、挿入されたカードが会員カードである場合にはカードIDと残度数データ並びに会員IDとをカード受付け通知として会員管理コンピュータ120にも送信する。
【0086】
管理コンピュータ100は、このカードIDと残度数データと使用許諾要求との受信に基づき、まず、カードID中の前記使用可能店舗コードが当該遊技場の店舗コードに一致するか否かの判定によって、受付けたカードが当該遊技場にて使用できるカードであるか、つまりはハウスカードであるかを判定するとともに、使用可能店舗コードが当該遊技場の店舗コードに一致する場合においては、該使用可能店舗コードの下位のシリアル番号に合致するカードIDが登録されている(存在する)か否かを判定する。
【0087】
該カードIDの判定において登録されている(存在する)と判定した場合においては、各ビジターカード並びに会員カードの残度数のデータ等が記憶されたカードマスターテーブル(図示略)に、当該カードIDに対応付けて登録されている残度数データを抽出して前記受信した残度数データとの比較を実施し、前記受信した残度数データが抽出した残度数データよりも大きくない場合において、該カードを正規であると判定し、該カードの使用許諾を前記制御ユニット328へ送信する。尚、受信した残度数データが抽出した残度数データよりも小さい場合においては、オフライン時に使用された度数が存在したと判断し、該受信した残度数データに前記カード管理データベースの残度数データを更新し、受信した残度数データが抽出した残度数データよりも大きい場合には、度数エラーを前記制御ユニット328へ送信する。
【0088】
これら返信内容が使用許諾である場合は、前記度数データ記憶領域に記憶されている残度数を前記度数表示部309並びに度数表示部17に表示した後、貸出ボタンスイッチ16の押圧操作待ちとなる。
【0089】
この段階において、遊技者が前記貸出ボタンスイッチ16の押圧操作した場合においては、残度数が「0」かの判定を実施した後、前記制御ユニット328は、前記パチンコ機2より出力されるPRDYのHIGH/LOWを判定し、PRDYがHIGHである場合には、所定のエラー処理を実施し、貸与処理を終了する。
【0090】
また、前記PRDYがLOWである場合には、BRDYをLOWに切替えた後、BRQをLOWとして、パチンコ機2からのEXSのHIGHの検出待ちの状態となり、該EXSのLOWの検出に基づきBRQをHIGHに切替え、EXSのHIGHの検出待ちの状態となる。
【0091】
次いで、パチンコ機2における1度分の払出が完了され、EXSのHIGHを検出すると、MPU329は前記度数データ記憶領域に記憶されている度数を1度減算更新し、度数表示部17,309の度数を減算した度数に表示更新し、BRQの回数をカウントし、該カウントしたBRQの回数と貸出単位変更ボタンスイッチ306にて設定されている貸出単位回数(本実施例ではデフォルトでは1回の貸与処理で5度分の貸与処理が実施されるので、デフォルトであれば5回)とを比較する。
【0092】
この比較において前記カウントしたBRQの回数と貸出単位回数とが一致しない場合には、再び前述の1度分の払出処理を実施するようになっており、前記貸出単位回数との比較において前記カウントしたBRQの回数と貸出単位回数とが一致した場合には、BRDYをHIGHとし、前記にて減算した度数(使用度数)とカードIDと前記リアルタイムクロック(RTC)333より出力されるその時点の時刻とから成る使用履歴を前記カード使用履歴記憶領域に登録することで、前記遊技機から度数に対応する数の遊技球の貸出が実施され、遊技者はパチンコ機2において遊技を実施できる。
【0093】
また、これら貸出処理による使用履歴の登録した後に前記管理コンピュータ100に対して、前記にて減算した度数(使用度数)とカードIDと装置IDとを含む貸出完了情報を送信する。
【0094】
該貸出完了情報を受信した管理コンピュータ100は、前記カードマスターテーブル(図示略)に受信した貸出完了情報に含まれる(会員)カードIDに対応して登録されている残度数から、使用度数を減算してカードマスターテーブルの更新を実施するとともに、該使用度数を売上度数(金額)に加算する。
【0095】
これら遊技によって前記残度数が10度数以下になった場合には、前記紙幣挿入口302より紙幣の投入を実施して、追加入金を実施できるようになっており、これら入金処理について説明すると、まず前記紙幣挿入口302により受付けた紙幣を識別し、該識別結果において識別結果が正常ではない場合には、受付けた紙幣を返却し、入金処理を終了する。
【0096】
また、前記識別結果が正常である場合には、前記度数データ記憶領域に記憶されている残度数が入金可能な所定度数以下であるかの判定を実施して、該判定において10度数以下である場合においてのみ、入金処理を継続し、入金度数と入金金額、(会員)カードID、装置IDを含む入金要求を管理コンピュータ100に送信する。
【0097】
該入金要求を受信した管理コンピュータ100は、各ビジターカード並びに会員カードの残度数のデータ等が記憶された前記カードマスターテーブル(図示略)における残度数のデータを更新し、該更新後において更新完了通知を、入金要求を送信したカードユニット3に返信する。
【0098】
該返信に基づいてカードユニット3の制御ユニット328は、前記識別した紙幣の金額に相当する度数を加算度数としてセットし、受付け中の会員カード或いはビジターカードの残度数に加算更新する。
【0099】
更に、制御ユニット328はこれらセットした加算度数を前記度数データ記憶領域の残度数に加算更新するとともに、該加算した加算度数(入金度数)を前記入金データ記憶領域に記憶されている入金度数に加算更新し、更に、前記カード使用履歴記憶領域に、前記にて加算した加算度数(入金度数)とカードIDと前記リアルタイムクロック(RTC)333より出力されるその時点の時刻とから成る入金履歴を登録し、前記加算更新された度数データ記憶領域の新たな度数を前記度数表示部17,309に更新表示することで、これら新たな度数を遊技に使用できるようになる。
【0100】
次いで、前記カード挿入口319に挿入されたカードが会員カードである場合に実施可能となる再プレイ処理について、図13に基づいて説明する。
【0101】
この場合、使用する会員カードの挿入時において、前記磁気ストライプより読み出されて前記会員ID記憶領域に記憶されている会員IDデータと装置IDとを含む会員カード受付通知が、既に前記会員管理コンピュータ120へ送信されていることで、該会員管理コンピュータ120により、受信した会員IDに該当する登録が会員情報テーブルに存在するかが判定され(正否判定)、存在する場合に正規の会員カードと判定されて、図8(c)に示す前記会員来店履歴データベース(DB)の該会員の来店履歴に遊技開始時刻並びに受信した装置IDに対応する遊技機の台番号が登録されるとともに、受信した会員IDに対応して登録されている来店日の日付が本日の日付であるかが判別され、来店日が本日の日付でない場合には、来店日の項目が本日の日付に更新され、前記会員情報テーブルの来店回数並びに前記当選後実績蓄積テーブルに1が加算されている。
【0102】
更に、会員管理コンピュータ120により、図9(a)に示すユニット管理テーブルにおいて、受信した装置IDに対応する「状況」の登録内容が、「待機中」から「受付中」に更新されているとともに、前記受信した会員IDが「受付会員カードID」の項目に登録されている。
【0103】
この状態で、前記プレイ選択キースイッチ316の操作があった場合には、前記カラー液晶パネル303上にテンキーが表示されて、暗証番号の入力受付けが実施され、該受け付けた暗証番号と会員IDと装置IDとを含む貯玉使用許諾要求が会員管理コンピュータ120に送信される。
【0104】
該貯玉使用許諾要求の受信に基づいて会員管理コンピュータ120は、受信した会員IDに対応付けて前記会員情報テーブルに登録されている貯蓄玉数と暗証番号とを抽出し、受信した暗証番号との照合により本人確認を実施して、双方の暗証番号が一致した場合において、抽出した貯蓄玉数を含む再プレイ許諾を送信元のカードユニット3に返信する。
【0105】
該返信に基づいてカードユニット3の前記制御ユニット328は、返信されてきた貯蓄玉数を一時記憶するとともに、該貯蓄玉数に該当する再プレイ回数、具体的には、本実施例では1回の再プレイ操作において500円分に相当する125球の返却を実施するのに、貯玉の使用手数料13球を含めて138球の貯玉が必要としていることから、例えば940球の貯玉があれば、該940球を138にて除した値の整数値、すなわち6回を再プレイ回数として算出し、該再プレイ回数を表示操作ユニット321に対して出力することで、図18や図19に示すように、受付カードの種別である会員カードと、該再プレイ回数とが、カラー液晶パネル303の表示画面下部にバー状に表示されるようになっている。
【0106】
この段階にて前記再プレイキースイッチ315を操作すると、再プレイ回数が「0」であるかの判定を実施した後、再プレイ回数が存在する場合に前記貸出処理の場合と同様にパチンコ球の払戻を実施する。
【0107】
該払戻の実施後において、払戻を実施した1回の再プレイ回数に相当する払戻玉数(本実施例では138球)と、会員IDと、装置IDとを含む払戻完了情報が会員管理コンピュータ120に送信されることで、該会員管理コンピュータ120において、前記会員情報テーブルにおける貯蓄玉数が更新される。
【0108】
また、これらの遊技が終了して前記返却ボタンスイッチ15の操作がなされた場合には、その時点の残度数と使用度数、入金度数、並びに該カードの度数使用と入金の履歴データとを、カードIDと装置IDとともに前記管理コンピュータ100へ更新情報として送信し、該管理コンピュータ100から更新完了の返信に基づき、前記度数データ記憶領域に記憶されている残度数を受付けているカードに更新記録する。尚、前記更新情報を受信した管理コンピュータ100は、受信した更新情報のカードIDに該当する登録データを前記更新情報に基づいて更新する。
【0109】
次いで、返却するカードが会員カードであるかの判定を実施して、会員カードである場合には、前記カード使用履歴記憶領域に登録されている使用履歴から、該返却しようとしているカードIDに該当する使用履歴を集計し、該カードの使用度数と入金度数とを含む度数使用情報と、前記遊技者データ記憶領域に記憶されている該会員遊技者の遊技開始時の対応するパチンコ機2のIN/OUT数や該遊技者の遊技中の特賞回数、並びに前記台データ記憶領域に記憶されている該返却時点の対応するパチンコ機2の総IN/OUT数とを含む遊技情報とを、前記会員ID記憶領域に記憶されている会員IDと装置IDとともに前記会員管理コンピュータ120へ送信し、前記遊技者データ記憶領域の登録情報を消去した後に該会員カードを返却し、前記度数データ記憶領域、使用度数記憶領域並びに入金データ記憶領域の各記憶データを初期化(リセット)するとともに、前記表示操作ユニット321に対してカード未挿入の信号を出力する。
【0110】
このようにして会員IDと装置IDとともに送信されてくる遊技情報等を含む各種情報に基づき、会員管理コンピュータ120は、会員情報テーブル並びに会員来店履歴DB並びに当選後実績蓄積テーブル(投資金額、収支玉数)等の登録情報を更新するとともに、前記ユニット管理テーブルにおいて、受信した装置IDに対応する「状況」の登録内容を、「受付中」から「待機中」に更新するとともに、前記受信した会員IDが「受付会員カードID」の項目から削除される。
【0111】
また、返却しようとしているカードがビジターカードである場合には残度数が「0」かの判定を実施し、残度数が残存する場合には返却を実施するが、残度数が残存しない場合には前記度数データ記憶領域、使用度数記憶領域並びに入金データ記憶領域の各記憶データを初期化(リセット)してカード排出を実施しないことにより、残度数が「0」のビジターカードがカードリーダライタ327内に残存することとなり、自身または他の遊技者が該残存しているビジターカードに入金を実施して遊技を実施できるようになっている。尚、これら残度数が「0」のビジターカードがカードリーダライタ327内に残存している場合には、前記表示操作ユニット321対してカード未挿入の信号が出力されることで、テレビ機能が使用不可とされる。
【0112】
次いで、これらカード挿入中(度数「0」のビジターカードの挿入中を除く)において、カードユニット3にて利用可能となるテレビ機能について説明すると、前述のように、カードリーダライタ327に受付中のカードが会員カード或いは残度数が存在するビジターカードである場合において、遊技者が前記メニュー選択キースイッチ317を選択することにより、前記カラー液晶パネル303には、図18に示すように、メニュー画面が表示される。
【0113】
尚、このメニュー画面は、前記カード挿入口319に会員カード或いは残度数が存在するビジターカードを挿入した場合には、前記制御ユニット328から表示操作ユニット321へカード受付信号が出力されることで、前記メニュー選択キースイッチ317を操作することなく自動的に表示される。
【0114】
このメニュー画面上には、図18に示すように、カードの挿入以前に表示されていた台データを表示させる場合に選択する「台データ」の選択項目と、テレビ画像を表示させるための「テレビ」の選択項目とが設けられており、遊技者は所望する項目を選択できるようになっている。
【0115】
まず、「台データ」の選択項目を選択した場合には、該選択を前記MPU343が検知して、前記制御ユニット328に対し、前記台データ記憶領域に記憶されている台データの出力依頼を出力して台データを入手して、図19に示すように表示するようになっている。
【0116】
次いで、本実施例の遊技用システムにおいて実施される抽選処理について、図17に基づいて説明すると、まず、前記図8(b)の抽選イベントテーブルの登録内容から次に実施する抽選の実施時刻と抽選対象の設定内容を特定し、前記RTC124からの時刻情報に基づく現在時刻が抽選の実施時刻になった際に、抽選対象が遊技場全体である場合には、その時点にてカードを受付け中のカードユニット3を、図9(a)に示すユニット管理テーブルから抽出し、該抽出したカードユニット3の装置IDと受け付け中のカードIDとを抽選対象候補として一時記憶する。
【0117】
次いで、当該抽選イベントがハズレ回数確率変動の実施に設定されているかを確認し、設定されている場合においては、前記一時記憶したカードIDの内、会員カードIDを抽出するとともに、該抽出した各会員カードIDに対応する会員IDを会員情報テーブルから特定し、該特定した各会員IDに対応する当選後の抽選ハズレ回数を前記当選後実績蓄積テーブルから特定し、該特定した当選後の抽選ハズレ回数が該当する当選倍率を、図16に示す前記抽選確率設定画面にて設定されたハズレ回数設定確率に基づいて特定し、各会員IDに対応する当選確率として会員IDが対応する会員カードIDに対応付けて一時記憶する。尚、当該抽選イベントがハズレ回数確率変動の実施に設定されていない場合には、抽選対象となる前記抽出した全てのカードユニット3の当選確率は全て同一とされる。
【0118】
具体的に図16に示す設定内容の場合においては、ハズレ回数が4回以下の場合には倍率1、ハズレ回数が5〜10が倍率2、11回〜20回が倍率3、21回〜30回が倍率5、31回以上が倍率10と特定される。
【0119】
一方、当該抽選イベントの抽選対象が、個別遊技者に設定されている場合には、該個別遊技者の設定に基づき選択されている抽出条件、例えば図15の設定内容で言えば、前回当選からの来場回数が10回以上の会員遊技者が抽選対象となることから、その時点にて会員カードを受付け中のカードユニット3を、図9(a)に示すユニット管理テーブルから抽出し、該抽出したカードユニット3に受付け中の会員カードの会員IDに対応して前記当選後実績蓄積テーブルに登録されている当選後来店回数が10回以上であるかを判定し、10回以上である会員IDの会員カードを受付け中のカードユニット3の装置IDと会員カードIDとを抽選対象候補として一時記憶する。
【0120】
そして、該抽選対象候補として一時記憶した各会員カードIDの会員カードを所持する各会員遊技者の当選確率を、一時記憶した会員カードIDが該当する会員IDに対応して前記当選後実績蓄積テーブルに登録されている当選後来店回数と図16に示す前記抽選確率設定画面にて設定された来店回数設定確率に基づいて特定し、該特定した当選確率(当選倍率)を各会員カードIDに対応付けて登録する。
【0121】
具体的に図16に示す設定内容の場合においては、抽出条件が前回当選からの来場回数が10回以上であることから、10回〜19回が倍率1、20回〜29回が倍率2、30回〜49回が倍率3、50回〜69回が倍率4、70回以上が倍率5と特定される。
【0122】
尚、抽出条件が前記来場回数に代えて、前回当選からの投資金額や収支玉数並びにDM来場比率が設定されている場合には、上記した来場回数の場合と同様に、抽選対象候補として一時記憶した各会員カードIDの会員カードを所持する各会員遊技者の当選確率が、設定されている抽出条件に対応する前記当選後実績蓄積テーブルの登録データ、具体的には、抽出条件として投資金額が選択されている場合には当選後投資金額累計に登録されている投資金額累計額に基づいて、抽出条件として収支玉数が選択されている場合には当選後収支玉数累計に登録されている収支玉数累計数に基づいて、抽出条件としてDM来場比率が選択されている場合にはDM来場比率に登録されている比率(%)に基づいて特定される。
【0123】
更に、前記抽選対象が遊技場全体である場合と同様に、当該抽選イベントがハズレ回数確率変動の実施に設定されているかを確認し、設定されている場合においては、前記一時記憶した各会員カードIDに対応する会員IDを会員情報テーブルから特定し、該特定した各会員IDに対応する当選後の抽選ハズレ回数を前記当選後実績蓄積テーブルから特定し、該特定した当選後の抽選ハズレ回数が該当する当選倍率を、図16に示す前記抽選確率設定画面にて設定されたハズレ回数設定確率に基づいて特定し、該特定した当選確率(当選倍率)を各会員カードIDに対応付けて登録されている当選確率(当選倍率)に加算する。
【0124】
このように、本実施例では、ハズレ回数確率変動による当選確率(当選倍率)を、前記個別遊技者の設定に基づき選択されている抽出条件に基づいて特定される各抽選対象者の当選確率(当選倍率)に加算するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら加算を実施せずに、当選確率(当選倍率)の高い方を設定するようにしても良い。
【0125】
また、前記個別遊技者の設定に基づき選択される抽出条件としては、本実施例では1つのみとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら抽出条件を1つの抽選イベントに対して複数選択可能とし、選択した抽出条件に基づいて特定される各抽選対象者の当選確率(当選倍率)を、前記ハズレ回数確率変動による当選確率(当選倍率)を加算するのと同様に、合算して当選確率(当選倍率)を特定するようにしても良い。
【0126】
次いで、前記抽選対象候補として一時記憶した各装置IDのカードユニット3に、各装置IDに対応して一時記憶されている当選確率(当選倍率)の情報である当選確率情報と、当該抽選イベントにおいて付与される特典内容(当選数を含む)の情報である特典情報とを含む抽選参加受付け指示を送信する。
【0127】
該抽選参加受付け指示の受信に基づいて、カードユニット3の制御ユニット328は、MPU343に対して、該受信した抽選参加受付け指示に含まれる当選確率情報と特典情報に基づく抽選参加受付け画面の表示指示を出力することで、カラー液晶パネル303には、図20(a)に示す抽選参加受付け画面が表示される。
【0128】
この抽選参加受付け画面には、図20(a)に示すように、前記会員管理コンピュータ120から送信されてきた抽選参加受付け指示に含まれる当選確率情報に基づく当選確率(当選倍率)や、特典情報に基づく当選数と付与特典が表示されるようになっているとともに、当該抽選イベントに参加する場合に選択操作する「参加する」の選択入力部と、当該抽選イベントに参加しない場合に選択操作する「参加しない」の選択入力部とが設けられており、遊技者は、前記抽選イベントにおける自己の当選確率や付与特典を確認した後、抽選イベントに参加しないのであれば「参加しない」の選択入力部を選択入力することでメニュー画面(図18参照)に戻り、抽選イベントに参加するのであれば、「参加する」の選択入力部を選択入力することで、当該カードユニット3の装置IDと受付け中のカードID(会員カードID)と、受付け中のカードが会員カードである場合には、会員IDを含む抽選参加通知を会員管理コンピュータ120に送信した後、図20(b)に示す抽選参加受付完了画面を前記カラー液晶パネル303に表示する。
【0129】
該抽選参加通知の受信に基づいて会員管理コンピュータ120は、受信した抽選参加通知に含まれる装置IDに一致する前記抽選対象候補の登録を抽選対象テーブルに登録して抽選対象に設定するとともに、該抽選対象に設定登録された装置IDの若い順に順次抽選番号を付与し、該付与した抽選番号を、当該装置IDに対応する当選倍率に相当する数だけ抽選カウンタにセットしていく。
【0130】
これら抽選カウンタへのセットが完了した段階において、会員管理コンピュータ120は、抽選対象に設定した装置IDの各カードユニット3に対し、抽選開始とともに、当該抽選イベントに設定されているあおり演出の有無とを送信して抽選開始の通知を行う。
【0131】
この抽選開始の通知の受信に基づき、カードユニット3の制御ユニット328は、会員管理コンピュータ120から送信されてきた特典内容とあおり演出の有無とともに抽選画像の表示開始指示とをMPU343に指示することで、該MPU343は、前記ROM341から抽選演出の各種画像データを読み出して抽選画像を生成し、該生成した抽選画像の前記カラー液晶パネル303への表示を開始する。
【0132】
この段階において、前記カラー液晶パネル303には、図21(a)に示すように、パチンコ機2の可変表示器における大当り抽選と同様に、並列表示された3つの数字が、個別に回転するようにスクロール表示が開始されることで、抽選が開始されたことを会員遊技者に報知するとともに、該抽選開始時の画面下部には、前記特典内容が表示されることで、該抽選により付与される特典が会員遊技者に報知される。
【0133】
一方、会員管理コンピュータ120は、前記抽選開始を通知した後に、前記にてセットを完了したカウンタ内から当該抽選イベントに設定されている当たり数分の抽選を実施して当選した抽選番号を選出し、該選出した抽選番号に対応する装置IDのカードユニット3を特定する。
【0134】
このように、本実施例では抽選の方法として、前記抽選対象に設定された各装置IDのカードユニット3に、順次抽選番号を付与するとともに、該前記にて特定した当選倍率に相当する数の抽選番号をカウンタにセットし、該カウンタにセットされたセット総数を乱数生成のカウンタにセットして該カウント数から乱数生成された数を当選とすることで抽選を実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら抽選の方法は適宜に選択すれば良く、例えば、予め前記カウンタ内におけるどのセット番号を当選とするかを選出しておき、前記抽選対象に設定された各装置IDのカードユニット3毎に付与された抽選番号をカウンタにセットする際に、予め当選に定められたセット番号にセットされた抽選番号が付与された装置IDのカードユニット3を当選とするようにしても良い。
【0135】
そして、これら当選した抽選番号に対応する装置IDのカードユニット3に対して当選を通知するとともに、他の装置IDのカードユニット3に対して非当選を通知するとともに、当選した装置IDのカードユニット3に受付け中のカードが会員カードである場合には、該会員カードの会員IDに対応して前記当選後実績蓄積テーブルに登録されている前回当選日に、当該営業日の日付を登録するとともに、その他の実績データを削除する。更に、当選しなかった装置IDのカードユニット3に受付け中のカードが会員カードである場合には、該会員カードの会員IDに対応して前記当選後実績蓄積テーブルに登録されている当選後ハズレ回数に1を加算して、当選後実績蓄積テーブルの更新を行う。
【0136】
これら当選/非当選の抽選結果の通知を受けたカードユニット3の制御ユニット328は、前記MPU343に対して当選/非当選の抽選結果を出力することで、該MPU343は、前記抽選開始時にあおり演出有りが出力されている場合には、図21(b)に示すリーチ状態の画像を表示してあおり演出の表示を行う。
【0137】
この際、抽選結果の通知内容が当選である場合には、図21(c)に示すように、中央の数字が拡大された状態でスクロール表示されることで、当たりへの期待度を高める演出を行うとともに、図21(d)に示すように、特定の当たり図柄である「777」と「当たり」が表示されて、遊技者に当選したことを報知する。
【0138】
一方、抽選結果の通知内容が非当選である場合には、図21(e)に示すように、中央の数字が「6」である「ハズレ図柄」が表示されて、会員遊技者に非当選であることを報知する。
【0139】
また、前記制御ユニット328は、会員管理コンピュータ120からの抽選結果を前記MPU343に対して出力した後、前記当たり図柄或いはハズレ図柄が表示される所定時間後に、前記動作ランプ301の点灯色を、受信した抽選結果に対応する点灯状態に変更することで、係員等が当選した会員のパチンコ台を、容易に把握できるようになっている。
【0140】
以上、本実施例の遊技用システムによれば、会員遊技者の状況を示す各会員遊技者に関連する情報としての前記当選後実績蓄積テーブルに登録された前回当選からの蓄積実績に基づいて、各会員遊技者の当該抽選イベントにおける当選確率(当選倍率)を決定する当選確率設定手段として前記会員管理コンピュータ120のCPU122が機能することで、該決定された当選確率(当選倍率)に基づいた抽選が実施されるようになるため、会員遊技者の状況である前回当選からの蓄積実績に応じて抽選イベントの確率を変更でき、よって抽選イベントにおいて会員遊技者の心証を悪くすることを回避することができるようになる。
【0141】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機2)に対応して設けられ、
会員遊技者を個別に特定可能な会員識別情報(会員カードID、会員ID)が記録された会員用記録媒体(会員カード)を受付けて、該会員用記録媒体(会員カード)の記録情報を読み取る記録媒体読み取り手段(カードリーダライタ327)と、前記会員用記録媒体(会員カード)の受付け又は返却に基づいて、前記記録媒体読み取り手段(カードリーダライタ327)にて読み取った前記会員識別情報(会員カードID、会員ID)と、各遊技用装置(カードユニット3)に個別に付与された装置識別情報(装置ID)と前記会員用記録媒体(会員カード)の受付けの有無を含む受付け情報を送信する情報送受信手段(通信部334)と、を少なくとも備える遊技用装置(カードユニット3)と、該遊技用装置(カードユニット3)とデータ通信可能であって、前記会員識別情報(会員カードID、会員ID)に対応付けて、各会員遊技者に関連する情報を記憶、管理する会員遊技者管理装置(会員管理コンピュータ120)と、から成る遊技用システムであって、前記会員遊技者管理装置(会員管理コンピュータ120)は、前記情報送受信手段(通信部334)により送信される前記受付情報に基づいて前記会員用記録媒体(会員カード)を受付け中の前記遊技用装置(カードユニット3)を特定する受付け中装置特定手段(CPU122,記憶装置125)と、該受付け中装置特定手段(CPU122,記憶装置125)にて前記会員用記録媒体(会員カード)を受付け中と特定された前記遊技用装置(カードユニット3)の装置識別情報(装置ID)に対応する前記遊技用装置(カードユニット3)を抽選対象とした抽選を実施する抽選手段(CPU122)と、前記会員遊技者に関連する情報に基づいて当該会員遊技者の当該抽選手段(CPU122)による抽選における当選確率(当選倍率)を決定する当選確率決定手段(CPU122)と、該当選確率決定手段(CPU122)にて特定された当選確率(当選倍率)を前記抽選手段(CPU122)による抽選における当該遊技者の当選確率(当選倍率)として設定する当選確率設定手段(CPU122)と、前記抽選手段(CPU122)による抽選の結果を示す抽選結果情報を抽選対象とされた前記各遊技用装置(カードユニット3)に対して送信する抽選結果送信手段(通信部129)と、を備え、前記遊技用装置(カードユニット3)は、前記抽選結果送信手段(通信部129)からの抽選結果情報の受信に基づき、遊技者に対して抽選結果を報知する抽選結果報知手段(カラー液晶パネル303)を備える。
【0142】
本発明の請求項2は、前記会員遊技者管理装置(会員管理コンピュータ120)は、前記当選確率決定手段(CPU122)において決定される当選確率(当選倍率)を設定するための決定当選確率設定手段(抽選確率設定画面、入力装置126)を備える。
【0143】
本発明の請求項3は、前記会員遊技者管理装置(会員管理コンピュータ120)は、前記当選確率決定手段(CPU122)において決定された当選確率(当選倍率)が、通常の当選確率(当選倍率)よりも高い当選確率(当選倍率)であるときに、当該高い当選確率(当選倍率)に決定された会員遊技者の会員用記録媒体(会員カード)を受付け中の遊技用装置(カードユニット3)を特定する遊技用装置特定手段(CPU122,記憶装置125)と、該遊技用装置特定手段(CPU122,記憶装置125)にて特定された遊技用装置(カードユニット3)に対して通常よりも高い当選確率(当選倍率)が設定された旨の当選確率設定情報を送信する当選確率設定情報送信手段(通信部129)と、を備え、前記遊技用装置(カードユニット3)は、前記当選確率設定情報送信手段(通信部129)からの当選確率設定情報の受信に基づき、遊技者に対して通常よりも高い当選確率(当選倍率)が設定された旨を報知する当選確率設定情報報知手段(カラー液晶パネル303)を備える。
【0144】
本発明の請求項4は、前記会員遊技者管理装置(会員管理コンピュータ120)は、当該会員遊技者管理装置(会員管理コンピュータ120;当選後実績蓄積テーブル)に記憶、管理している会員遊技者に関連する実績情報を集計する実績集計手段(CPU122)を備え、前記当選確率決定手段(CPU122)は、前記実績集計手段(CPU122)にて集計された集計実績に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率(当選倍率)を決定する。
【0145】
本発明の請求項5は、前記当選確率決定手段(CPU122)が前記実績集計手段(CPU122)にて集計された集計実績に基づいて決定する当選確率(当選倍率)は、前記集計実績のレベルに応じて段階的に異なる複数の当選確率(当選倍率)とされ、前記決定当選確率設定手段(抽選確率設定画面、入力装置126)は、前記集計実績のレベルに応じた各当選確率(当選倍率)の設定を含む。
【0146】
本発明の請求項6は、前記実績集計手段(CPU122)が集計する会員遊技者に関連する実績情報が会員遊技者の遊技における収支実績(当選後収支玉数累計)であり、前記当選確率決定手段(CPU122)は、前記実績集計手段(CPU122)にて集計された収支実績(当選後収支玉数累計)に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率(当選倍率)を決定する。
【0147】
本発明の請求項7は、前記実績集計手段(CPU122)が集計する会員遊技者に関連する実績情報が会員遊技者の遊技への投資実績(当選後投資金額累計)であり、前記当選確率決定手段(CPU122)は、前記実績集計手段(CPU122)にて集計された投資実績(当選後投資金額累計)に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率(当選倍率)を決定する。
【0148】
本発明の請求項8は、前記実績集計手段(CPU122)が集計する会員遊技者に関連する実績情報が会員遊技者の来店実績(当選後来店回数)であり、前記当選確率決定手段(CPU122)は、前記実績集計手段(CPU122)にて集計された来店実績(当選後来店回数)に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率(当選倍率)を決定する。
【0149】
本発明の請求項9は、前記実績集計手段(CPU122)が集計する会員遊技者に関連する実績情報が会員遊技者のダイレクトメールの送付実績(当選後DM送付回数)に対する来店実績(当選後来店回数)の割合(%)であり、前記当選確率決定手段(CPU122)は、前記実績集計手段(CPU122)にて集計されたダイレクトメールの送付実績に対する来店実績の割合(%)に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率(当選倍率)を決定する。
【0150】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0151】
例えば、前記実施例では、抽選確率設定画面において抽選対象とした各会員遊技者が該当する当選確率である当選倍率を受付けるようにしており、このようにすることは、当選確率である当選倍率を適宜に設定変更することができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら当選確率である当選倍率を設定変更不可な構成としても良い。
【0152】
また、前記実施例では、抽選イベントの抽選対象候補として抽出した各カードユニットの会員遊技者に対し、当該会員遊技者に適用される当選確率である当選倍率を通知して、カードユニット3にて当該通知された当選確率である当選倍率を表示することで、当該会員遊技者が自分の当選確率である当選倍率が向上されていることを知覚できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら当選確率の通知による会員遊技者に対する当選確率の報知を実施しない構成としても良い。
【0153】
また、前記実施例では、前記当選確率のカードユニット3への通知を、抽選への参加受付け指示の送信において実施し、該通知された当選確率である当選倍率を、抽選参加受付画面に表示することで、抽選参加受付け以前に会員遊技者に報知するようにしており、このようにすることは、会員遊技者は、当該抽選イベントにおいて自分に適用される当選倍率を抽選イベントへの参加以前に知覚できるようになり、これら自分に適用される当選倍率に基づいて抽選イベントへの参加/非参加を判断できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの当選確率の報知を、抽選イベントへの参加受付け後に報知するようにしても良い。
【0154】
また、前記実施例では、当選後実績蓄積テーブルにて、各会員遊技者の前回当選以降の遊技実績を蓄積集計し、該蓄積集計した各会員の遊技実績に基づいて各会員遊技者の当選確率である当選倍率を決定するようにしており、このようにすることは、前回当選以降において蓄積集計された遊技実績を当選確率に反映できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技実績の蓄積集計を実施、並びに該蓄積集計した遊技実績による当選確率の決定を実施しない構成としても良い。
【0155】
また、前記実施例では、遊技実績の蓄積集計を実施する所定期間を前回の当選以降の期間としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの期間を当該抽選イベントが実施される営業日当日の遊技実績としたり、当該抽選イベントが実施される実施日の1週間前、1ヶ月前等としても良く、これらの所定期間は適宜に選定すれば良い。
【0156】
また、前記実施例では、前記蓄積集計された遊技実績に基づき特定される当選倍率を、遊技実績値の大きさに応じて段階的に複数の当選倍率を設定しており、このようにすることは、蓄積集計された遊技実績の度合いを当選確率に反映できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら段階的に複数の当選倍率を設定しない構成としても良い。
【0157】
また、前記実施例では、前記蓄積集計する遊技実績を、当選後来店回数(来店実績)、当選後投資金額累計(投資実績)、当選後収支玉数累計(収支実績)、DM来場比率(ダイレクトメールの送付実績に対する来店実績の割合)としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら蓄積集計する遊技実績は、適宜に選定すれば良く、例えば、遊技時間等であっても良い。
【0158】
また、前記実施例では、遊技用装置であるカードユニット3に画像表示手段であるカラー液晶パネル303を設けて抽選用画像並びに抽選結果画像を表示して抽選演出並びに抽選結果演出を行なうようにしており、このようにすることは、前記カラー液晶パネル303に抽選用画像が表示されて抽選演出がなされるようになるため、遊技者に抽選中であることともに、抽選結果を画像にて判りやすく報知できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらカラー液晶パネル303を設けずに、例えば抽選開始や抽選結果である当たりを抽選LEDや抽選ランプ、当選LEDや当選ランプの点灯にて報知するようにしても良い。
【0159】
また、前記実施例では、前記管理コンピュータ120の抽選設定画面において当たり数を受け付け、該受付けた当たり数に基づいて前記抽選用カウンタの当選数が設定されて、抽選が実施されるようになっており、このようにすることは、遊技場側は、それぞれの抽選に対して、当たり数を任意に設定することができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら当たり数の設定を実施しない構成としても良い。
【0160】
また、前記実施例では、前記管理コンピュータ120の抽選設定画面において開始時間を受付けて設定し、該設定時間において抽選が開始されるようになっており、このようにすることは、遊技場は、抽選の実施により集客効果を高めたい時間を前記抽選の開始時刻に設定することができ、これら抽選の開始時刻の管理労力を省けるばかりか、抽選の実施忘れの発生も解消できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら抽選の開始時刻の設定を実施しない構成としても良い。
【0161】
また、前記実施例では、前記管理コンピュータ120の抽選設定画面において、抽選によって付与される付与特典を設定するとともに、該設定された付与特典がカードユニット3に送信されてカラー液晶パネル303に表示されることで、会員遊技者に報知されるようになっており、このようにすることは、会員遊技者は、当選により付与される特典が予め画像表示手段であるカラー液晶パネル303に表示されるようになるため、抽選に対する期待感を高めることができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら付与特典の設定や、報知を実施しない構成としても良い。
【0162】
また、前記実施例では、前記画像表示手段であるカラー液晶パネル303は、抽選結果画像を表示させる際に、該抽選結果画像の表示に到るまでに、所定の演出画像であるリーチ画像を表示するようになっており、このようにすることは、抽選中の表示に、所定の演出画像が表示されることで変化が与えられ、抽選における興趣が向上することから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら所定の演出画像の表示を行わない構成としても良い。
【0163】
また、前記実施例では、会員管理コンピュータ120は、記憶装置125の抽選イベントテーブルに抽選の結果を記憶するようにしており、このようにすることは、抽選結果を会員管理コンピュータ120にて確認できるため、特典の付与間違い等を極力回避できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら抽選結果を記憶しない構成としても良い。
【0164】
また、前記実施例のカードユニット3では、テレビチューナーユニット344を設けることで、テレビ映像を前記カラー液晶パネル303に表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらテレビ映像の表示機能を有しない構成としても良い。
【0165】
また、前記実施例のカードユニット3では、前記カラー液晶パネル303には、対応するパチンコ機2に関する遊技情報である台データを表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらパチンコ機2に関する情報として、該パチンコ機2の遊技方法等の説明等を表示するようにしても良いし、更には、これら台データ等のパチンコ機2に関する情報を表示しない構成としても良い。
【0166】
また、前記実施例では実施していないが、前記LAN上にインターネット網への接続ゲート機器を設けるとともに、前記表示操作ユニット321にインターネット接続機能を付与して、該表示操作ユニット321を前記LANに接続することで、該表示操作ユニット321にてインターネット網上の各種コンテンツを表示できるようにすること等は任意とされる。
【0167】
また、前記実施例のカードユニット3では、テレビ映像の聴取を会員カードの挿入中或いは残度数が存在するビジターカードの挿入中においてのみ利用できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの機能を常時利用できる形態としても良い。
【0168】
また、前記実施例においては、会員遊技者を個別に特定可能な会員識別情報として会員カードID並びに会員IDの双方を使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのいずれか一方のみでも良いし、これら会員カードID並びに会員IDが同一のものであっても良い。
【0169】
また、前記実施例の遊技用システムでは、管理コンピュータ100並びに会員管理コンピュータ120と各カードユニット3とを有線のLANにて接続しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの通信形態は無線でも赤外線であっても電源ケーブルを用いたものであっても良く、双方向のデータ通信が可能なものであれば適用可能なことは言うまでもない。
【0170】
また、前記実施例では、遊技用装置として、挿入された会員カードやビジターカードの度数、並びに会員カードの貯玉を使用してカードリーダ式パチンコ機2にパチンコ玉の払出(払戻)を実施させるカードユニット3を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技用装置としては、これら貯玉の再プレイ機能を有しないもの、例えば会員カードを挿入可能とされた呼び出しランプ等や、各種遊技情報を表示可能な表示部を備える情報表示装置等であっても良い。
【0171】
また、前記実施例では、カードユニット3が遊技用価値を用いた前記貸出処理を実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら貸出処理の機能を有しないものとしても良い。
【0172】
また、前記実施例のカードユニット3では、会員カードにより特定される貯蓄玉数を再プレイに使用する際に、暗証番号の入力を受付けて本人確認を実施するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、暗証番号を受付けずに貯蓄玉数を再プレイに使用できるようにしても良い。
【0173】
また、前記実施例のカードユニット3では、1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣、を受付け、会員カード並びにビジターカードへの追加入金処理が実施できるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、100円硬貨、500円硬貨を受け付けてこれら追加入金処理や発行貸与処理ができるようになっていても良いし、1回の追加入金処理において複数の貨幣を受付けて追加入金できるようにしてもよいし、単一金種の硬貨または紙幣を受付けて追加入金処理や発行貸与処理ができるようになっていても良い。更には、これら追加入金機能を有しない構成としても良い。
【0174】
また、前記実施例では実施していないが、前記カードユニット3に新規のビジターカードの発行機能を付与すること等は任意とされる。
【0175】
また、前記実施例のカードユニット3では、会員カード並びにビジターカードを受付けた際に、これらカードの度数等の各記録情報を前記RAM330の読み出しデータ記憶領域に一時記憶し、対応する読み出しデータをカードID記憶領域や度数データ記憶領域等に記憶した情報を前記貸出処理や入金処理に基づき更新しておき、カード返却或いは残度数「0」において前記カードリーダライタ327に受付中のカードに記録するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら前記度数データ等の記憶内容に変更が生じた都度毎に、該変更データを前記カードリーダライタ327に受付中のカードに記録するようにしても良い。
【0176】
また、前記実施例では、記録媒体(会員カード、ビジターカード)として非接触型のICカードを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これを磁気カードや接触型のICカードとしても良いし、バーコード等の所定の情報記録シンボル等が読み取り可能にプリントされた記録媒体等であっても良い。
【0177】
また、前記実施例に用いた記録媒体(会員カード、ビジターカード)の形状はカード状とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばコイン形状、円盤形状や球状、チップ状等その他の形状とされていても良い。
【0178】
また、前記実施例に用いた会員カードおよびビジターカードは、所定の遊技場内においてのみ使用可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の遊技場において使用可能とされた共通プリペイドカードとして使用するようにしても良い。
【0179】
また前記実施例では、遊技機であるパチンコ機2において使用される遊技用価値の形態として度数や該度数に相当する金額を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技用価値を所定のポイントや相当するパチンコ玉数やコイン数としても良く、その形態は任意に選択すれば良い。
【0180】
また前記実施例では、遊技機であるパチンコ機2に使用される遊技媒体としてパチンコ玉を用いているが、これら遊技媒体をコインや点数、更には後述する画像式のパチンコ機やスロットマシン等における画像にて形成されたパチンコ玉やコイン等としても良く、これら遊技媒体は遊技において使用される媒体であれば、本発明の遊技媒体に含まれるものであり、その形態が限定されるものではない。
【0181】
また前記実施例においては、前記カードユニット3のRAM330に再プレイ回数記憶領域を設け、貯蓄価値の大きさとして再プレイ回数を記憶するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら貯蓄価値の大きさの形態を貯蓄玉数とし、該貯蓄玉数を前記RAM330の所定領域に記憶するようにして、該貯蓄玉数から減算するようにしても良い。
【0182】
また、前記実施例では、貯蓄価値の形態としては遊技媒体として遊技球を用いているために貯蓄玉数としているが、使用される遊技機がスロットマシン等でコインを用いている場合には貯コインとしたり、さらには、これら遊技媒体にかかわらずポイント形態としても良い。
【0183】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
(a)請求項1の発明によれば、各会員遊技者の状況を示す各会員遊技者に関連する情報に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率を決定する当選確率設定手段を有し、該当選確率設定手段にて決定された当選確率に基づいた抽選が実施されるようになるため、会員遊技者の状況に応じて抽選の確率を変更でき、よって抽選において常連会員や、大きく負けている会員遊技者、多くの投資をしている会員遊技者等の心証を悪くすることを回避することができる。
【0184】
(b)請求項2の発明によれば、前記当選確率決定手段において決定される当選確率を適宜に設定変更することができる。
【0185】
(c)請求項3の発明によれば、当選確率が向上する会員遊技者に対して、その旨が抽選前に事前に報知されるようになるため、会員遊技者は、自分の当選確率が向上されていることを知覚できるようになり、抽選において常連会員や、大きく負けている会員遊技者、多くの投資をしている会員遊技者等の会員遊技者が心証を悪くすることを、より確実に回避することができる。
【0186】
(d)請求項4の発明によれば、所定期間中における会員遊技者に関連する実績情報が集計され、該集計実績に対応した当選確率が決定されるようになるため、会員遊技者の実績を当選確率に反映できる。
【0187】
(e)請求項5の発明によれば、前記集計実績が対応するレベルの当選確率が、複数の当選確率から選出されて決定されるようになるため、集計実績の度合いを当選確率に反映できる。
【0188】
(f)請求項6の発明によれば、所定期間中における会員遊技者の収支実績が集計され、該集計された収支実績に対応した当選確率が決定されるようになるため、会員遊技者の収支実績を当選確率に反映できる。
【0189】
(f)請求項7の発明によれば、所定期間中における会員遊技者の投資実績が集計され、該集計された投資実績に対応した当選確率が決定されるようになるため、会員遊技者の投資実績を当選確率に反映できる。
【0190】
(f)請求項8の発明によれば、所定期間中における会員遊技者の来店実績が集計され、該集計された来店実績に対応した当選確率が決定されるようになるため、会員遊技者の来店実績を当選確率に反映できる。
【0191】
(g)請求項9の発明によれば、所定期間中における会員遊技者のダイレクトメールの送付実績に対する来店実績が集計され、該集計されたダイレクトメールの送付実績に対する来店実績の割合に対応した当選確率が決定されるようになるため、会員遊技者のダイレクトメールの送付実績に対する来店実績を当選確率に反映できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における遊技用システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例において用いたパチンコ機並びにカードユニット3の正面図である。
【図3】本発明の実施例におけるパチンコ機の操作部を示す上面図である。
【図4】本発明の実施例に用いたカードリーダライタの構成を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例におけるカードユニット3の側面図である。
【図6】本発明の実施例におけるカードユニット並びにパチンコ機の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例における会員管理コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図8】(a)は、本発明の実施例における会員情報テーブルの構成を示す図であり、(b)は、本発明の実施例における抽選イベントテーブルの構成を示す図であり、(c)は、本発明の実施例における会員来店履歴データベースの構成を示す図である。
【図9】(a)は、本発明の実施例におけるユニット管理テーブルの構成を示す図であり、(b)は、本発明の実施例における遊技情報テーブルの構成を示す図である。
【図10】本発明の実施例における本日の遊技履歴テーブルの構成を示す図である。
【図11】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される会員詳細情報画面を示す図である。
【図12】本発明の実施例に用いた当選後実績蓄積テーブルの構成を示す図である。
【図13】本発明の実施例に用いた遊技用システムを構成する各機器の処理状況を示す図である。
【図14】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される表示画面の構成を示す図である。
【図15】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される抽選設定画面を示す図である。
【図16】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される抽選確率設定画面を示す図である。
【図17】本発明の実施例の遊技用システムにおける抽選処理の流れを説明する図である。
【図18】本発明の実施例のカードユニットのカラー液晶パネルに表示されるメニュー画面を示す図である。
【図19】本発明の実施例のカードユニットのカラー液晶パネルに表示される台データ画面を示す図である。
【図20】本発明の実施例のカードユニットのカラー液晶パネルに表示される抽選参加受付画面を示す図である。
【図21】(a)〜(e)は、本発明の実施例のカードユニットのカラー液晶パネルに表示される抽選中の表示推移を示す図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機
3 カードユニット
120 会員管理コンピュータ
122 CPU
125 記憶装置
126 入力装置
127 表示装置
129 通信部
303 カラー液晶パネル
327 カードリーダライタ
334 通信部

Claims (9)

  1. 遊技機に対応して設けられ、
    会員遊技者を個別に特定可能な会員識別情報が記録された会員用記録媒体を受付けて、該会員用記録媒体の記録情報を読み取る記録媒体読み取り手段と、前記会員用記録媒体の受付け又は返却に基づいて、前記記録媒体読み取り手段にて読み取った前記会員識別情報と、各遊技用装置に個別に付与された装置識別情報と前記会員用記録媒体の受付けの有無を含む受付け情報を送信する情報送受信手段と、を少なくとも備える遊技用装置と、
    該遊技用装置とデータ通信可能であって、前記会員識別情報に対応付けて、各会員遊技者に関連する情報を記憶、管理する会員遊技者管理装置と、
    から成る遊技用システムであって、
    前記会員遊技者管理装置は、
    前記情報送受信手段により送信される前記受付情報に基づいて前記会員用記録媒体を受付け中の前記遊技用装置を特定する受付け中装置特定手段と、該受付け中装置特定手段にて前記会員用記録媒体を受付け中と特定された前記遊技用装置の装置識別情報に対応する前記遊技用装置を抽選対象とした抽選を実施する抽選手段と、前記会員遊技者に関連する情報に基づいて当該会員遊技者の当該抽選手段による抽選における当選確率を決定する当選確率決定手段と、該当選確率決定手段にて特定された当選確率を前記抽選手段による抽選における当該遊技者の当選確率として設定する当選確率設定手段と、前記抽選手段による抽選の結果を示す抽選結果情報を抽選対象とされた前記各遊技用装置に対して送信する抽選結果送信手段と、を備え、
    前記遊技用装置は、前記抽選結果送信手段からの抽選結果情報の受信に基づき、遊技者に対して抽選結果を報知する抽選結果報知手段を備えることを特徴とする遊技用システム。
  2. 前記会員遊技者管理装置は、前記当選確率決定手段において決定される当選確率を設定するための決定当選確率設定手段を備える請求項1に記載の遊技用システム。
  3. 前記会員遊技者管理装置は、前記当選確率決定手段において決定された当選確率が、通常の当選確率よりも高い当選確率であるときに、当該高い当選確率に決定された会員遊技者の会員用記録媒体を受付け中の遊技用装置を特定する遊技用装置特定手段と、該遊技用装置特定手段にて特定された遊技用装置に対して通常よりも高い当選確率が設定された旨の当選確率設定情報を送信する当選確率設定情報送信手段と、を備え、
    前記遊技用装置は、前記当選確率設定情報送信手段からの当選確率設定情報の受信に基づき、遊技者に対して通常よりも高い当選確率が設定された旨を報知する当選確率設定情報報知手段を備える請求項1または2に記載の遊技用システム。
  4. 前記会員遊技者管理装置は、当該会員遊技者管理装置に記憶、管理している会員遊技者に関連する実績情報を集計する実績集計手段を備え、前記当選確率決定手段は、前記実績集計手段にて集計された集計実績に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率を決定する請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用システム。
  5. 前記当選確率決定手段が前記実績集計手段にて集計された集計実績に基づいて決定する当選確率は、前記集計実績のレベルに応じて段階的に異なる複数の当選確率とされ、前記決定当選確率設定手段は、前記集計実績のレベルに応じた各当選確率の設定を含む請求項4に記載の遊技用システム。
  6. 前記実績集計手段が集計する会員遊技者に関連する実績情報が会員遊技者の遊技における収支実績であり、前記当選確率決定手段は、前記実績集計手段にて集計された収支実績に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率を決定する請求項4または5に記載の遊技用システム。
  7. 前記実績集計手段が集計する会員遊技者に関連する実績情報が会員遊技者の遊技への投資実績であり、前記当選確率決定手段は、前記実績集計手段にて集計された投資実績に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率を決定する請求項4〜6のいずれかに記載の遊技用システム。
  8. 前記実績集計手段が集計する会員遊技者に関連する実績情報が会員遊技者の来店実績であり、前記当選確率決定手段は、前記実績集計手段にて集計された来店実績に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率を決定する請求項4〜7のいずれかに記載の遊技用システム。
  9. 前記実績集計手段が集計する会員遊技者に関連する実績情報が会員遊技者のダイレクトメールの送付実績に対する来店実績の割合であり、前記当選確率決定手段は、前記実績集計手段にて集計されたダイレクトメールの送付実績に対する来店実績の割合に基づいて当該会員遊技者の当該抽選における当選確率を決定する請求項8に記載の遊技用システム。
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