JP2004242831A - 紙幣・硬貨分別収容具 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は紙幣と硬貨を分別して収容できると共に、硬貨も500円硬貨〜1円硬貨の各種類を分別して収容できる装置を提供する。
【解決手段】本発明の紙幣・硬貨分別収容具50は、紙幣収容部51の下部に隣接する硬貨を収容する硬貨収容部53を有し、紙幣収容部と硬貨収容部との境界部には硬貨を通過させる開口部510を備えている。そして、硬貨収容部530はもっとも直径寸法の大きな500円硬貨を収容する収容部531から順次直径寸法の小さい硬貨を収容する収容部を複数形成し、隣接する硬貨収容部を区画する区画部61には上部に位置する収容部に収容される硬貨の直径寸法よりわずかに開口寸法を小さくした硬貨通貨孔610を形成する構成を具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の紙幣・硬貨分別収容具50は、紙幣収容部51の下部に隣接する硬貨を収容する硬貨収容部53を有し、紙幣収容部と硬貨収容部との境界部には硬貨を通過させる開口部510を備えている。そして、硬貨収容部530はもっとも直径寸法の大きな500円硬貨を収容する収容部531から順次直径寸法の小さい硬貨を収容する収容部を複数形成し、隣接する硬貨収容部を区画する区画部61には上部に位置する収容部に収容される硬貨の直径寸法よりわずかに開口寸法を小さくした硬貨通貨孔610を形成する構成を具備する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙幣や硬貨の収容具に関し、特に、紙幣と硬貨を分別して収容できる収容具に関する。
【0002】
【従来の技術】
貨幣には紙幣と硬貨があって、貨幣の収容に際しては、紙幣と硬貨の収容場所を異ならせることにより分別させていた。たとえば特許文献1参照。
しかし、硬貨は混在して収容されるので、必要とする硬貨を取り出すに不便であった。この不便を解消するために、特許文献2に、硬貨をずらして半重ね状態で並べて収容する構成が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
登録実用新案第3060862号公報
【特許文献2】
特開平11−137319号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの貨幣の収容においては、支払い時には硬貨を取り出していくらの硬貨であるかを確認する必要があった。
そこで、本発明は紙幣と硬貨を分別して収容できると共に、硬貨も500円硬貨〜1円硬貨の各種類を分別して収容できる装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の紙幣と硬貨を別々に収容する紙幣・硬貨分別収容具は、紙幣収容部の下部に隣接する硬貨を収容する硬貨収容部とを有し、紙幣収容部と硬貨収容部との境界部には硬貨を通過させる開口部を備えている。そして、硬貨収容部はもっとも直径寸法の大きな500円硬貨を収容する収容部から順次直径寸法の小さい硬貨を収容する収容部を複数形成し、隣接する硬貨収容部を区画する区画部には上部に位置する収容部に収容される硬貨の直径寸法よりわずかに開口寸法を小さくした硬貨通貨孔を形成する構成を具備する。
また各硬貨収容部の端縁には収容部を開閉する開閉手段を備えている。
【0006】
本発明の注文表と連結した紙幣・硬貨分別収容具は、紙幣を収容する紙幣収容部と、紙幣収容部の下部に隣接する硬貨を収容する硬貨収容部とを有し、紙幣収容部と硬貨収容部との境界部には硬貨を通過させる開口部を備え、硬貨収容部はもっとも直径寸法の大きな硬貨を収容する収容部から順次直径寸法の小さい硬貨を収容する収容部を複数形成し、隣接する硬貨収容部を区画する区画部には上部に位置する収容部に収容される硬貨の直径寸法よりわずかに開口寸法を小さくした硬貨通貨孔を形成している。そして、紙幣収容部の上部には注文表への連結手段を有し、注文表に対応する紙幣と硬貨を紙幣収容部に投入することにより、紙幣は紙幣収容部に収容され、硬貨は直径寸法の大きい順に各収容部に収容されるよう構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の紙幣・硬貨分別収容具の実施の形態を図面を参照して詳述する。
図1は本発明に係る紙幣・硬貨分別収容具の斜視説明図である。なお、説明の都合で片面を透視した形態を示している。
紙幣・硬貨分別収容具50は、紙幣収容部51、硬貨収容部53、および取り付け部55を備えている。
紙幣収容部51は上部を開口514とする収容袋体をなしている。紙幣収容部51と硬貨収容部との境界部分の中央部分は開口されており、硬貨を通過させる開口部510が形成されている。硬貨の通過開口部510の両側は連結した紙幣支持部512を設けている。
【0008】
硬貨収容部53は区画部により、内部を第一の収容部531、第二の収容部532、第三の収容部533、第四の収容部534、第五の収容部535に区画されている。
第一の収容部531と第二の収容部532との境界部には第1の区画部61が配設されている。第1の区画部61には孔幅寸法W1とする硬貨通過孔610が設けられている。硬貨通過孔610の孔幅寸法W1は500円硬貨の直径寸法よりわずかに小さい寸法とし、複数配設される。第二の収容部532と第三の収容部533との境界部には第2の区画部62が配設されている。第2の区画部62には孔幅寸法W2とする硬貨通過孔620が設けられている。硬貨通過孔620の孔幅寸法W2は10円硬貨の直径寸法よりわずかに小さい寸法とし、複数配設される。同様にして、第三の収容部533と第四の収容部534との境界部には第3の区画部63が配設され、第3の区画部63には孔幅寸法W3とする硬貨通過孔630が設けられている。硬貨通過孔630の孔幅寸法31は100円硬貨の直径寸法よりわずかに小さい寸法とし、複数配設される。第四の収容部534と第五の収容部535との境界部には第4の区画部64が配設され、孔幅寸法W4とする硬貨通過孔640が複数設けられている。硬貨通過孔640の孔幅寸法W4は5円硬貨の直径寸法よりわずかに小さい寸法とし、複数配設される。
【0009】
このように構成される紙幣・硬貨分別収容具50は、開口514より紙幣を開いた状態で入れると紙幣の下端縁が紙幣支持部512に支持されて収容部51内に収容される。
また、同じように開口514より硬貨を入れると、重量のある硬貨は、硬貨の通過開口部510から第一の収容部531に落下する。第一の収容部531に落下した硬貨のうち、孔幅寸法W1より大きな直径を有する硬貨は第一の収容部531にとどまり、孔幅寸法W1より直径の小さい硬貨は硬貨通貨孔610から第二の収容部532内に落下する。第二の収容部532に落下した硬貨のうち、孔幅寸法W2より大きな直径を有する硬貨は第二の収容部532にとどまり、孔幅寸法W2より直径の小さい硬貨は硬貨通貨孔620から第三の収容部533内に落下する。同様にして、第三の収容部533には孔幅寸法W3より大きな直径を有する硬貨が収容され、孔幅寸法W3より直径の小さい硬貨は硬貨通貨孔630から第四の収容部534内に落下する。第四の収容部534に落下した硬貨は、孔幅寸法W4より大きな直径を有する硬貨が第四の収容部534に収容され、孔幅寸法W4より直径の小さい硬貨が硬貨通貨孔640から第五の収容部535内に落下して収容される。
【0010】
このように、紙幣・硬貨分別収容具50の開口514より入れられた紙幣と硬貨において、紙幣は紙幣収容部51に収容される。硬貨は、孔幅寸法W1より大きな直径を有する硬貨、たとえば500円硬貨は第一の収容部531に、孔幅寸法W2より大きな直径を有する硬貨、たとえば10円硬貨は第二の収容部532に、孔幅寸法W3より大きな直径を有する硬貨、たとえば100円硬貨は第三の収容部533に、孔幅寸法W4より大きな直径を有する硬貨、たとえば5円硬貨は第四の収容部534に、その他の孔幅寸法W4より小さい硬貨、たとえば50円硬貨、1円硬貨は第五の収容部535に収容される。
【0011】
以上のように、この紙幣・硬貨分別収容具50は紙幣と硬貨を混在した状態で開口514から収容するだけで、紙幣と500円硬貨、100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨、5円および1円硬貨が分別されて収容される。
そして、各収容部531〜収容部535の片側に収容部を開閉できる開閉部70を設けることにより、分別されている硬貨を別々に集金できる。
また、紙幣・硬貨分別収容具50の上端に取り付け部55を延設し、止め具73を取り付けることにより、収容部に紙幣や硬貨を分別収容した状態で、巻き取って止め具73で係止すると、図2に示すように持ち運びが容易となる。
【0012】
実施例1
本発明の紙幣・硬貨分別収容具50は、集金作業において有効である。
そこで、この実施例では、旅行先における電車やバスなどの乗り物内での小口の集金を例として説明する。
たとえば旅行会社が催す旅行におけるオプションツアーの注文・費用の集計・集金などの場合。
添乗員は回覧板10に注文表100を取り付け、顧客に回覧する。回覧板10には電卓20、筆記用具30などを取り付けている。符号31は筆記用具の押さえ具である。
【0013】
注文表100は、たとえば、縦欄に旅行参加者の氏名(A,B,C・・・)、横欄にはオプションに行うツアーの名称(O,P,Q,R・・・)と、費用などを記入する欄を設けている。
回覧される注文表100を見て、顧客は参加を希望するツアーを選択する。たとえば図面に示すように、顧客AはツアーPを、顧客BはツアーOを、顧客CはツアーQをそれぞれ選択し、筆記用具30にて相当する欄に丸印を記入する。また、顧客Dは、所要時間が短いツアーOと、ツアーRを選択した。
顧客全員に回覧され、ツアーの選択が終了したとき、添乗員は各顧客に対する費用を計算する。このとき、回覧板10に取り付けてある電卓20を利用しても良い。
【0014】
添乗員はツアーごとの人数を携帯電話などの通信手段でツアーの主催者に連絡予約をする。予約の終了が確認できると、顧客ごとに注文表100に記入されているツアー代金の徴収を実行する。
このとき、回覧板10にはその下端縁に紙幣・硬貨分別収容具50の取り付け具(図示せず)を配設しておく。そして、紙幣・硬貨分別収容具50に延設されている取り付け部55を回覧板10の取り付け具に取り付け、連結する。添乗員(集金員)は注文表100に記入されている選択事項に沿って、顧客AからはツアーOに参加する代金6300円を徴収する。このとき、添乗員は5千円札、千円札、百円硬貨が混在した状態の代金を、紙幣・硬貨分別収容具50の開口514から入れると、紙幣は51に収容され、100円硬貨は硬貨通過路510から第一の収容部531に落下し、さらに、硬貨通貨孔610、硬貨通貨孔620を通過して第三の収容部533に落下し収容される。
同様にして、顧客B,C,Dからの集金においても、紙幣は紙幣収容部51に硬貨は分別されてそれぞれの収容部に収容される。
【0015】
つり銭が必要なときは、所望する硬貨が収容されている収容部の開閉部70を開き、必要とする枚数の硬貨を取り出すことができる。また、集金が終了した紙幣・硬貨分別収容具50は回覧板10に取り付けた状態で巻き、収納する(図6参照)。あるいは回覧板から外して、回覧板とは別体として図2に示すように巻き取ることにより、持ち運びが容易となる。
【0016】
以上のように、バスや電車など車体の振動により集金人の行動が不安定な中での集金作業において、本発明の紙幣・硬貨分別収容具を注文表などと合体させて利用することにより、作業を容易に安全に行うことができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の紙幣・硬貨分別収容具は、紙幣と硬貨を分別して収容できると共に、硬貨は500円硬貨〜1円硬貨の各種類を分別して収容できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙幣・硬貨分別収容具の斜視説明図。
【図2】本発明の紙幣・硬貨分別収容具を巻き取った斜視図。
【図3】注文表を取り付けた回覧板の平面図。
【図4】注文表の説明図。
【図5】回覧板に紙幣・硬貨分別収容具を取り付けた平面図。
【図6】回覧板に取り付けた紙幣・硬貨分別収容具を巻き取った状態を示す平面図。
【符号の説明】
10 回覧板
50 支配・硬貨分別収容具
51 紙幣収容部
53 硬貨収容部
55 取り付け部
61,62,63,64 区画部
70 開閉手段
510 通貨の通過開口部
514 開口部
531,532,533,534,535 硬貨の収容部
610,620,630,640 硬貨通過孔
【発明の属する技術分野】
本発明は紙幣や硬貨の収容具に関し、特に、紙幣と硬貨を分別して収容できる収容具に関する。
【0002】
【従来の技術】
貨幣には紙幣と硬貨があって、貨幣の収容に際しては、紙幣と硬貨の収容場所を異ならせることにより分別させていた。たとえば特許文献1参照。
しかし、硬貨は混在して収容されるので、必要とする硬貨を取り出すに不便であった。この不便を解消するために、特許文献2に、硬貨をずらして半重ね状態で並べて収容する構成が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
登録実用新案第3060862号公報
【特許文献2】
特開平11−137319号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの貨幣の収容においては、支払い時には硬貨を取り出していくらの硬貨であるかを確認する必要があった。
そこで、本発明は紙幣と硬貨を分別して収容できると共に、硬貨も500円硬貨〜1円硬貨の各種類を分別して収容できる装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の紙幣と硬貨を別々に収容する紙幣・硬貨分別収容具は、紙幣収容部の下部に隣接する硬貨を収容する硬貨収容部とを有し、紙幣収容部と硬貨収容部との境界部には硬貨を通過させる開口部を備えている。そして、硬貨収容部はもっとも直径寸法の大きな500円硬貨を収容する収容部から順次直径寸法の小さい硬貨を収容する収容部を複数形成し、隣接する硬貨収容部を区画する区画部には上部に位置する収容部に収容される硬貨の直径寸法よりわずかに開口寸法を小さくした硬貨通貨孔を形成する構成を具備する。
また各硬貨収容部の端縁には収容部を開閉する開閉手段を備えている。
【0006】
本発明の注文表と連結した紙幣・硬貨分別収容具は、紙幣を収容する紙幣収容部と、紙幣収容部の下部に隣接する硬貨を収容する硬貨収容部とを有し、紙幣収容部と硬貨収容部との境界部には硬貨を通過させる開口部を備え、硬貨収容部はもっとも直径寸法の大きな硬貨を収容する収容部から順次直径寸法の小さい硬貨を収容する収容部を複数形成し、隣接する硬貨収容部を区画する区画部には上部に位置する収容部に収容される硬貨の直径寸法よりわずかに開口寸法を小さくした硬貨通貨孔を形成している。そして、紙幣収容部の上部には注文表への連結手段を有し、注文表に対応する紙幣と硬貨を紙幣収容部に投入することにより、紙幣は紙幣収容部に収容され、硬貨は直径寸法の大きい順に各収容部に収容されるよう構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の紙幣・硬貨分別収容具の実施の形態を図面を参照して詳述する。
図1は本発明に係る紙幣・硬貨分別収容具の斜視説明図である。なお、説明の都合で片面を透視した形態を示している。
紙幣・硬貨分別収容具50は、紙幣収容部51、硬貨収容部53、および取り付け部55を備えている。
紙幣収容部51は上部を開口514とする収容袋体をなしている。紙幣収容部51と硬貨収容部との境界部分の中央部分は開口されており、硬貨を通過させる開口部510が形成されている。硬貨の通過開口部510の両側は連結した紙幣支持部512を設けている。
【0008】
硬貨収容部53は区画部により、内部を第一の収容部531、第二の収容部532、第三の収容部533、第四の収容部534、第五の収容部535に区画されている。
第一の収容部531と第二の収容部532との境界部には第1の区画部61が配設されている。第1の区画部61には孔幅寸法W1とする硬貨通過孔610が設けられている。硬貨通過孔610の孔幅寸法W1は500円硬貨の直径寸法よりわずかに小さい寸法とし、複数配設される。第二の収容部532と第三の収容部533との境界部には第2の区画部62が配設されている。第2の区画部62には孔幅寸法W2とする硬貨通過孔620が設けられている。硬貨通過孔620の孔幅寸法W2は10円硬貨の直径寸法よりわずかに小さい寸法とし、複数配設される。同様にして、第三の収容部533と第四の収容部534との境界部には第3の区画部63が配設され、第3の区画部63には孔幅寸法W3とする硬貨通過孔630が設けられている。硬貨通過孔630の孔幅寸法31は100円硬貨の直径寸法よりわずかに小さい寸法とし、複数配設される。第四の収容部534と第五の収容部535との境界部には第4の区画部64が配設され、孔幅寸法W4とする硬貨通過孔640が複数設けられている。硬貨通過孔640の孔幅寸法W4は5円硬貨の直径寸法よりわずかに小さい寸法とし、複数配設される。
【0009】
このように構成される紙幣・硬貨分別収容具50は、開口514より紙幣を開いた状態で入れると紙幣の下端縁が紙幣支持部512に支持されて収容部51内に収容される。
また、同じように開口514より硬貨を入れると、重量のある硬貨は、硬貨の通過開口部510から第一の収容部531に落下する。第一の収容部531に落下した硬貨のうち、孔幅寸法W1より大きな直径を有する硬貨は第一の収容部531にとどまり、孔幅寸法W1より直径の小さい硬貨は硬貨通貨孔610から第二の収容部532内に落下する。第二の収容部532に落下した硬貨のうち、孔幅寸法W2より大きな直径を有する硬貨は第二の収容部532にとどまり、孔幅寸法W2より直径の小さい硬貨は硬貨通貨孔620から第三の収容部533内に落下する。同様にして、第三の収容部533には孔幅寸法W3より大きな直径を有する硬貨が収容され、孔幅寸法W3より直径の小さい硬貨は硬貨通貨孔630から第四の収容部534内に落下する。第四の収容部534に落下した硬貨は、孔幅寸法W4より大きな直径を有する硬貨が第四の収容部534に収容され、孔幅寸法W4より直径の小さい硬貨が硬貨通貨孔640から第五の収容部535内に落下して収容される。
【0010】
このように、紙幣・硬貨分別収容具50の開口514より入れられた紙幣と硬貨において、紙幣は紙幣収容部51に収容される。硬貨は、孔幅寸法W1より大きな直径を有する硬貨、たとえば500円硬貨は第一の収容部531に、孔幅寸法W2より大きな直径を有する硬貨、たとえば10円硬貨は第二の収容部532に、孔幅寸法W3より大きな直径を有する硬貨、たとえば100円硬貨は第三の収容部533に、孔幅寸法W4より大きな直径を有する硬貨、たとえば5円硬貨は第四の収容部534に、その他の孔幅寸法W4より小さい硬貨、たとえば50円硬貨、1円硬貨は第五の収容部535に収容される。
【0011】
以上のように、この紙幣・硬貨分別収容具50は紙幣と硬貨を混在した状態で開口514から収容するだけで、紙幣と500円硬貨、100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨、5円および1円硬貨が分別されて収容される。
そして、各収容部531〜収容部535の片側に収容部を開閉できる開閉部70を設けることにより、分別されている硬貨を別々に集金できる。
また、紙幣・硬貨分別収容具50の上端に取り付け部55を延設し、止め具73を取り付けることにより、収容部に紙幣や硬貨を分別収容した状態で、巻き取って止め具73で係止すると、図2に示すように持ち運びが容易となる。
【0012】
実施例1
本発明の紙幣・硬貨分別収容具50は、集金作業において有効である。
そこで、この実施例では、旅行先における電車やバスなどの乗り物内での小口の集金を例として説明する。
たとえば旅行会社が催す旅行におけるオプションツアーの注文・費用の集計・集金などの場合。
添乗員は回覧板10に注文表100を取り付け、顧客に回覧する。回覧板10には電卓20、筆記用具30などを取り付けている。符号31は筆記用具の押さえ具である。
【0013】
注文表100は、たとえば、縦欄に旅行参加者の氏名(A,B,C・・・)、横欄にはオプションに行うツアーの名称(O,P,Q,R・・・)と、費用などを記入する欄を設けている。
回覧される注文表100を見て、顧客は参加を希望するツアーを選択する。たとえば図面に示すように、顧客AはツアーPを、顧客BはツアーOを、顧客CはツアーQをそれぞれ選択し、筆記用具30にて相当する欄に丸印を記入する。また、顧客Dは、所要時間が短いツアーOと、ツアーRを選択した。
顧客全員に回覧され、ツアーの選択が終了したとき、添乗員は各顧客に対する費用を計算する。このとき、回覧板10に取り付けてある電卓20を利用しても良い。
【0014】
添乗員はツアーごとの人数を携帯電話などの通信手段でツアーの主催者に連絡予約をする。予約の終了が確認できると、顧客ごとに注文表100に記入されているツアー代金の徴収を実行する。
このとき、回覧板10にはその下端縁に紙幣・硬貨分別収容具50の取り付け具(図示せず)を配設しておく。そして、紙幣・硬貨分別収容具50に延設されている取り付け部55を回覧板10の取り付け具に取り付け、連結する。添乗員(集金員)は注文表100に記入されている選択事項に沿って、顧客AからはツアーOに参加する代金6300円を徴収する。このとき、添乗員は5千円札、千円札、百円硬貨が混在した状態の代金を、紙幣・硬貨分別収容具50の開口514から入れると、紙幣は51に収容され、100円硬貨は硬貨通過路510から第一の収容部531に落下し、さらに、硬貨通貨孔610、硬貨通貨孔620を通過して第三の収容部533に落下し収容される。
同様にして、顧客B,C,Dからの集金においても、紙幣は紙幣収容部51に硬貨は分別されてそれぞれの収容部に収容される。
【0015】
つり銭が必要なときは、所望する硬貨が収容されている収容部の開閉部70を開き、必要とする枚数の硬貨を取り出すことができる。また、集金が終了した紙幣・硬貨分別収容具50は回覧板10に取り付けた状態で巻き、収納する(図6参照)。あるいは回覧板から外して、回覧板とは別体として図2に示すように巻き取ることにより、持ち運びが容易となる。
【0016】
以上のように、バスや電車など車体の振動により集金人の行動が不安定な中での集金作業において、本発明の紙幣・硬貨分別収容具を注文表などと合体させて利用することにより、作業を容易に安全に行うことができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の紙幣・硬貨分別収容具は、紙幣と硬貨を分別して収容できると共に、硬貨は500円硬貨〜1円硬貨の各種類を分別して収容できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙幣・硬貨分別収容具の斜視説明図。
【図2】本発明の紙幣・硬貨分別収容具を巻き取った斜視図。
【図3】注文表を取り付けた回覧板の平面図。
【図4】注文表の説明図。
【図5】回覧板に紙幣・硬貨分別収容具を取り付けた平面図。
【図6】回覧板に取り付けた紙幣・硬貨分別収容具を巻き取った状態を示す平面図。
【符号の説明】
10 回覧板
50 支配・硬貨分別収容具
51 紙幣収容部
53 硬貨収容部
55 取り付け部
61,62,63,64 区画部
70 開閉手段
510 通貨の通過開口部
514 開口部
531,532,533,534,535 硬貨の収容部
610,620,630,640 硬貨通過孔
Claims (3)
- 紙幣と硬貨を別々に収容する紙幣・硬貨分別収容具であって、
紙幣を収容する紙幣収容部と、紙幣収容部の下部に隣接する硬貨を収容する硬貨収容部とを有し、紙幣収容部と硬貨収容部との境界部には硬貨を通過させる開口部を備え、
硬貨収容部はもっとも直径寸法の大きな硬貨を収容する収容部から順次直径寸法の小さい硬貨を収容する収容部を複数形成し、隣接する硬貨収容部を区画する区画部には上部に位置する収容部に収容される硬貨の直径寸法よりわずかに寸法を小さくした硬貨通過孔を形成してなる紙幣・硬貨分別収容具。 - 前記硬貨収容部の端縁には収容部を開閉する開閉手段を備えてなる請求項1記載の紙幣・硬貨分別収容具。
- 注文表と注文表との連結手段を備えた紙幣・硬貨分別収容具において、
前記紙幣・硬貨分別収容具は 紙幣を収容する紙幣収容部と、紙幣収容部の下部に隣接する硬貨を収容する硬貨収容部とを有し、紙幣収容部と硬貨収容部との境界部には硬貨を通過させる開口部を備え、
硬貨収容部はもっとも直径寸法の大きな硬貨を収容する収容部から順次直径寸法の小さい硬貨を収容する収容部を複数形成し、隣接する硬貨収容部を区画する区画部には上部に位置する収容部に収容される硬貨の直径寸法よりわずかに開口寸法を小さくした硬貨通貨孔を形成し、
紙幣収容部の上部の連結手段を注文表に連結し、注文表に対応する紙幣と硬貨を紙幣収容部に投入することにより、紙幣は紙幣収容部に収容され、硬貨は直径寸法の大きい順に各収容部に収容されるよう構成されてなる注文表に連結する紙幣・硬貨分別収容具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003034726A JP2004242831A (ja) | 2003-02-13 | 2003-02-13 | 紙幣・硬貨分別収容具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004242831A true JP2004242831A (ja) | 2004-09-02 |
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ID=33020332
Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4861526B1 (ja) * | 2011-07-09 | 2012-01-25 | 忍 日高 | 分別コインケース |
JP2012016635A (ja) * | 2011-10-27 | 2012-01-26 | Shinobu Hidaka | 分別コインケース |
JP2013077334A (ja) * | 2013-01-27 | 2013-04-25 | Shinobu Hidaka | 分別コインケース |
-
2003
- 2003-02-13 JP JP2003034726A patent/JP2004242831A/ja active Pending
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