JP2004241346A - 防水コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】安定したシール性を発揮しつつ、簡易な構成で、ケーブル同士の電気的接続を行うことのできる防水コネクタを提供する。
【解決手段】電線露出部を有する第1ケーブル21及び第2ケーブル22を、これら電線露出部を含む範囲で、各電線露出部が対向するように収めるハウジング10と、自己の弾性反発力によって対向する電線露出部にそれぞれ当接して、両者を電気的に接続する端子31,32と、これらの端子31,32の周囲を取り囲み、かつ、第1ケーブル21及び第2ケーブル22に密着する第1シール部材51,第2シール部材52とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブル同士を電気的に接続する防水コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な防水コネクタは、オスコネクタとメスコネクタとから構成され、これらを嵌合することによって、オスコネクタ側のケーブルとメスコネクタ側のケーブルを電気的に接続する構成である。そして、通常、オスコネクタハウジング内にケーブル先端の端子を係止する構造を備え、メスコネクタハウジング内にも同様にケーブル先端の端子を係止する構造を備え、かつ、オスコネクタハウジングとメスコネクタハウジングとを嵌合する構造を備えている。従って、コネクタに防水機能を持たせるためには、これらの係止構造部分及び嵌合構造部分からの水の浸入を防ぐ必要がある。そのため、オスコネクタハウジングとオスコネクタ側のケーブル間と、メスコネクタハウジングとメスコネクタ側のケーブル間と、オスコネクタハウジングとメスコネクタハウジング間の少なくとも3箇所にシールを配設するのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このように、従来、一般的な防水コネクタにおいては、少なくとも2箇所の係止構造と少なくとも1箇所の嵌合構造、及び、少なくとも3箇所に配設されるシールを要するため構造が複雑化していた。
【0004】
また、ケーブルがフレキシブルプリント回路基板(以下、FPCと称する)やフレキシブルフラットケーブル(以下、FFCと称する)などのフラットケーブルの場合には、通常の電線に比べて、防水性能が低くなったり、防水構造が複雑になったりする傾向にある。つまり、通常の電線の場合には、コネクタハウジングに設けられた電線用の円形の挿通孔と電線との間に円環状のシールを配設すれば、シールは径方向に圧縮されて、その弾性反発力によって挿通孔内周と電線外周にそれぞれシール面を形成する。この場合、周方向に対して略均一な弾性反発力が発生するため安定したシール性を得ることが可能である。
【0005】
これに対して、フラットケーブルの場合に、コネクタハウジングに設けられたケーブル用の挿通孔とケーブルとの間に環状のシールを配設する構成を採用した場合には、ケーブルの両端付近では、その形状に沿ってシールを変形させるのは困難であり、シールをケーブルに十分に密着させることが難しく、安定した防水性能を発揮させることは困難である。
【0006】
そこで、例えば、特許文献2には、環状のシールを用いて、シール部分の密着度を高めるように、ハウジングの構造を工夫した技術が開示されている。また、特許文献3には、環状のシールは用いずに、フラットケーブルの両面側からそれぞれシールを挟み込む技術が開示されている。前者の場合には構造の複雑化をもたらす欠点がある。後者の場合には、未だシール性が十分でないという欠点がある。この点について図8を用いて簡単に説明する。図8は従来技術に係るフラットケーブルのシール部分を示す模式的断面図である。図示のように、フラットケーブル200の両面側に、それぞれ一対の弾性シール301,302が配設される。このように、一対の弾性シール301,302によってフラットケーブル200を挟み込むことでフラットケーブル200の全周をシールするというものである。しかしながら、フラットケーブル200の両側面の部分を完全に密着させることは困難であり、図示のように隙間Sが生じてしまう。従って、この隙間Sから水が浸入してしまうためシール性が十分ではない。
【0007】
なお、特許文献2及び特許文献3に記載の技術は、いずれも一対のコネクタのうち一方のみのコネクタに関する技術である。従って、いずれの技術についても、防水コネクタ全体において、上述した少なくとも2箇所の係止構造と少なくとも1箇所の嵌合構造、及び、少なくとも3箇所に配設されるシールを要するため構造が複雑化するという問題を解消するものではない。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−5327号公報
【特許文献2】
特開平6−203910号公報
【特許文献3】
特開2000−58185号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、その目的の一つとして、簡易な構成で、ケーブル同士の電気的接続を可能とすることが挙げられる。特に、本発明は、FPCやFFCなどのフラットケーブル同士を、簡易な構成で電気的に接続可能とする。
【0010】
また、本発明は、その目的の一つとして、安定したシール性を発揮させることが挙げられる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
【0012】
すなわち、本発明の防水コネクタは、電線露出部を有する第1ケーブル及び第2ケーブルを、これら電線露出部を含む範囲で、各電線露出部が対向するように収めるハウジングと、
自己の弾性反発力によって対向する前記電線露出部にそれぞれ当接して、両者を電気的に接続する端子と、
該端子の周囲を取り囲み、かつ、前記第1ケーブル及び第2ケーブルのうちの少なくともいずれか一方に密着するシール部材と、を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の構成によれば、一対のコネクタが不要となり、1つのコネクタ内で2つのケーブルの電気的接続が可能となる。また、シール部材は、端子の周囲を取り囲むようにしてケーブルに密着させることでシール性を確保する構成であるため、特に、ケーブルがFPCやFFCなどのフラットケーブルの場合には、フラットケーブルの平面部分に密着してシールするため安定したシール性が発揮される。
【0014】
また、前記第1ケーブルと第2ケーブルとの間に配設され、前記端子配置用の孔が形成されたスペーサを備えると共に、
前記シール部材には、該スペーサと前記第1ケーブルにそれぞれ密着する第1シール部材と、該スペーサと前記第2ケーブルにそれぞれ密着する第2シール部材が含まれるとよい。
【0015】
ここで、上記第1ケーブル及び第2ケーブルとしては、たとえば、FPCやFFCなどのフラットケーブルを好適に適用可能である。そして、上記「電線露出部」とは、絶縁部材によっては被覆されておらず、電線が露出している部分を意味するものである。
【0016】
また、上記「端子」としては、例えば、導電部材によって構成される板状バネやコイル状バネ等のバネを好適に適用できる。
【0017】
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0019】
(第1の実施の形態)
図1〜図4を参照して、第1の実施の形態に係る防水コネクタについて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る防水コネクタの概略構成図であり、(A)は上面透視図であり、(B)は(A)中BB断面図であり、(C)は(A)中AA断面図である。図2は図1中(C)においてハウジングの蓋を開いた状態を示した図である。図3は本発明の第1の実施の形態に係る防水コネクタにおけるハウジングの蓋を開いた状態を示す平面図である。図4は本発明の第1の実施の形態に係る防水コネクタにおける端子の概略図であり、(A)は斜視図であり、(B)は上面図であり、(C)は正面図である。
【0020】
本実施の形態に係る防水コネクタ100は、ハウジング10と、ハウジング10内に収められる第1ケーブル21及び第2ケーブル22と、ケーブル同士を電子的に接続する端子31,32と、第1ケーブル21と第2ケーブル22との間に配設されるスペーサとしてのハウジングボディ40と、端子31,32による電気的接続部に水が浸入することを防止する第1シール部材51及び第2シール部材52と、を備えている。
【0021】
ハウジング10は、対向する一対の平面部11,12と、これらの一端をそれぞれ接続する接続部13とを備えている。これら平面部11,12と接続部13との接合部分は屈曲可能に構成されている。例えば、この接合部分を屈曲可能な部材で繋げることができる。また、平面部11,12と接続部13を樹脂で一体成形し、接合箇所を薄肉とすることで屈曲可能に構成することもできる。このような構成により、平面部11,12を蓋として利用することができる。例えば、図2に示すように、平面部11を開いた状態で、ハウジング10内に、各種部材を組み立てることが可能となる。
【0022】
また、平面部11,12の接続部13と反対側の端部には、それぞれ係止突起14,15が設けられている。これら係止突起14,15をハウジング10内に収められたハウジングボディ40に形成された係止穴45に係止させることで、平面部11,12を正規の位置に固定させることが可能となる。このような係止構造を採用することで、ケーブル交換等、ケーブルの着脱が可能となる。ただし、ケーブルの着脱が不要である場合には、係止構造を採用せずに、接着剤等を用いて単純に接着する構成を採用することも可能である。
【0023】
また、図3に示すように、平面部12の平面部分には、各種部材を位置決めするための円柱形状の位置決め凸部16,17が設けられている。そして、平面部11の平面部分にはこれら凸部16,17が嵌め込まれる凹部18,19が設けられている。
【0024】
第1ケーブル21及び第2ケーブル22は、フレキシブルプリント回路基板(FPC)やフレキシブルフラットケーブル(FFC)などのフラットケーブルである。これら第1ケーブル21及び第2ケーブル22における電線(電気配線)部分は外部に露出しないように絶縁部材によっておおよそ被覆されているが、一部に露出した部分が設けられ、この露出した部分がハウジング10内に収められる。そして、第1ケーブル21における電線露出部と第2ケーブル22における電線露出部とがそれぞれ対向するように、これらのケーブルはハウジング10内に収められる。また、各ケーブルには、図1に示すように位置決め用の貫通孔23,24が設けられており、これら貫通孔23,24に上記凸部16,17が挿通されることによってハウジング10に対する各ケーブルの位置決めがなされる。
【0025】
このように各ケーブルの電線露出部が対向して配置された位置に端子31,32が配設される。端子31,32は、図4に示すように、平板部31a,32aと、平板部31a,32aの一端部から一方の面側に湾曲して突き出された第1接触面部31b,32bと、平板部31a,32aの他端部から他方の面側に湾曲して突き出された第2接触面部31c,32cとを備えている。これにより、全体としては略S字形状となっている。このように構成される端子31,32は、第1接触面部31b,32bが一方のケーブルの電線露出部に接触し、第2接触面部31c,32cが他方のケーブルの電線露出部に接触することによって両者を電気的に接続する。
【0026】
また、端子31,32における第1接触面部31b,32bと第2接触面部31c,32cは平面と垂直方向(図4(C)中上下方向)に対して弾性変形が可能である。そして、ハウジング10内に配設された端子31,32は、第1ケーブル21及び第2ケーブル22によって、第1接触面部31b,32bと第2接触面部31c,32cが平板部31a,32aに向かって圧縮された状態となるように構成されている。従って、第1接触面部31b,32b及び第2接触面部31c,32cは自己の弾性復元力によって各ケーブルの電線露出部に対して押圧する状態で接触することになり、振動等の衝撃を受けた場合であっても常に電気的接触を確保している。
【0027】
第1ケーブル21と第2ケーブル22との間には、これらの間の間隔が規定されるハウジングボディ40が設けられている。このハウジングボディ40は略直方体形状であり、上面側から見た輪郭部分の寸法は、ハウジング10における平面部11,12の外径と略等しい。そして、ハウジングボディ40には、端子31,32を配設するための貫通孔41,42が設けられている。これら貫通孔41,42の孔形状及び寸法は、図1,3に示すように、端子31,32の上面から見た形状及び寸法に略等しい。従って、端子31,32を、これら貫通孔41,42に嵌め込むことで、端子31,32の位置決めを行うことができる。
【0028】
また、ハウジングボディ40の両面には、それぞれ端子31,32を取り囲むように円形の環状溝43,44が設けられている。これらの環状溝43,44には、それぞれ第1シール部材51,第2シール部材52が装着される。また、ハウジングボディ40の一端には、上記の通り、ハウジング10の係止突起14,15が係止される係止穴45が設けられている。また、ハウジングボディ40にも上記凸部16,17が挿通される貫通孔が設けられており、これによりハウジング10に対する位置決めがなされる。
【0029】
環状溝43,44にそれぞれ装着される第1シール部材51,第2シール部材52は、本実施の形態においてはシールリング、更に具体的にはOリングを採用した。これら第1シール部材51,第2シール部材52は、それぞれ環状溝43,44の溝底面と第1ケーブル21の表面及び第2ケーブル22の表面にそれぞれ密着してシールしている。これにより、各ケーブルとハウジングボディ40との間の隙間から端子31,32に向かって水が浸入することを防止できる。
【0030】
このように、本実施の形態においては、各ケーブルの電線露出部が対向するようにケーブルを配設して、バネ状の端子を弾性的に各電線露出部に当接させて電気的接続を行う構成とした。そして、端子の周囲を囲むようにシール部材を設けて、ケーブルの平面部分にシール部材を密着させることで防水機能を発揮させる構成とした。
【0031】
以上のように、本実施の形態に係る防水コネクタによれば、一般的なコネクタのようにオス・メス一対のコネクタが不要となり一つのコネクタのみで、ケーブル同士の電気的接続が可能となる。また、本実施の形態では、端子はハウジングボディに設けた貫通孔に嵌め込むだけでよく、ハウジングと端子との係止機構は不要である。このように、本実施の形態に係る防水コネクタは、一般的な防水コネクタでは必要とされる、コネクタ同士(オスハウジングとメスハウジング)の嵌合機構やハウジングと端子との係止機構が不要となり、構成が極めて簡略化される。これにより、部品点数の削減やコストの削減を図ることも可能となる。また、防水コネクタ全体の小型化を図ることも可能となる。
【0032】
また、端子を取り囲むように配設されたシール部材が、フラットケーブルの平面部分に密着してシールする構成であるため、シール部材に無理な変形等が生じる恐れはなく、全体的に均一な力でフラットケーブルに密着する。従って、安定したシール性を確保することができる。勿論、ハウジングボディの環状溝に対する密着性についても同様のことが言える。
【0033】
なお、上記説明においては端子を2個配設する構成を示したが、1個のみ配設する構成を採用することもできるし、3個以上配設する構成を採用できることは言うまでもない。また、上記説明においては、ケーブルを2本のみ収容する構成を示したが、3本以上のケーブルを収容する構成を採用することもできる。例えば、3本のケーブルを収容する場合には、3本重ねるうちの真中には、両面に電線露出部を備えたケーブルが配置されることで、他の2本との間でそれぞれ電気的接続がなされる構成となる。この場合、各ケーブル間にハウジングボディが配設されることは言うまでもない。また、4本以上のケーブルが収容される場合には、2組の一対のケーブル同士で電気的接続が行われるようにすることもできるし、隣接するケーブル同士間それぞれで電気的接続が行われるようにすることもできる。5本以上についても同様である。
【0034】
(第2の実施の形態)
図5には、本発明の第2の実施の形態が示されている。上記第1の実施の形態では、ハウジング内に収容される各種部材の位置決めを行うための凸部が円柱形状であったものを示したが、本実施の形態では、この凸部が帯状である場合を示す。その他の構成および作用については第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。図5は本発明の第2の実施の形態に係る防水コネクタにおけるハウジングの蓋を開いた状態を示す平面図である。ただし、ケーブルについては図示していない。
【0035】
本実施の形態に係る防水コネクタにおけるハウジング10aにおいては、不図示の第1ケーブル及び第2ケーブルと、ハウジングボディ40の位置決めを行うための凸部16a,17aを帯形状として、コ字状に配列した。そして、これら凸部16a,17aが嵌め込まれる凹部18a,19aを、凸部16a,17aの配列に応じた位置に設けた。勿論、第1ケーブル及び第2ケーブルと、ハウジングボディ40に設ける貫通孔も、凸部16a,17aの配列に応じた位置にそれぞれ設けた。
【0036】
本実施の形態においても、ハウジング内に各種部材を適切に位置決めすることができる。
【0037】
(第3の実施の形態)
図6及び図7には、本発明の第3の実施の形態が示されている。上記各実施の形態においては端子として略S字形状の板状バネを用いた場合を示したが、本実施の形態では、端子としてコイル状のバネを用いる場合を示す。また、位置決めを行うための凸部に関しては、第2の実施の形態で示した構成を採用した。その他の基本的構成等については第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0038】
図6は本発明の第3の実施の形態に係る防水コネクタにおける端子の概略図であり、(A)は上面図、(B)は正面図である。図7は本発明の第3の実施の形態に係る防水コネクタにおけるハウジングの蓋を開いた状態を示す平面図である。
【0039】
本実施の形態における端子33は、コイルバネ部33aと、このコイルバネ部33aの両端にそれぞれ設けられる平板形状の第1接触面部33b及び第2接触面部33cと、を備える。このように構成される端子33は、第1接触面部33bが一方のケーブルの電線露出部に接触し、第2接触面部33cが他方のケーブルの電線露出部に接触することによって両者を電気的に接続する。
【0040】
また、コイルバネ部33aは弾性変形が可能であり、このコイルバネ部33aが第1ケーブル及び第2ケーブルにより圧縮された状態で、端子33はこれらのケーブル間に配設されるように構成される。従って、コイルバネ部33aによる自己の弾性復元力によって、第1接触面部33b及び第2接触面部33cは各ケーブルの電線露出部に対して押圧する状態で接触することになり、振動等の衝撃を受けた場合であっても常に電気的接触を確保している。
【0041】
本実施の形態では、端子33を多数(具体的には17個)配設する構成としており、ハウジングボディ40bには、端子33の配設位置に応じて多数の貫通孔41bを設けている。貫通孔41bの形状は端子33の形状に合わせて円形としている。また、ケーブルにも、これらの配設位置に応じた箇所に電線露出部が設けられている。また、本実施の形態では、全ての端子を取り囲むように、シール部材51bが配設されており、シール部材51bの形状は、上面からみると四角形のものを採用している。
【0042】
本実施の形態の場合にも、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、安定したシール性を発揮しつつ、簡易な構成で、ケーブル同士の電気的接続を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る防水コネクタの概略構成図である。
【図2】図1中(C)においてハウジングの蓋を開いた状態を示した図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る防水コネクタにおけるハウジングの蓋を開いた状態を示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る防水コネクタにおける端子の概略図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る防水コネクタにおけるハウジングの蓋を開いた状態を示す平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る防水コネクタにおける端子の概略図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る防水コネクタにおけるハウジングの蓋を開いた状態を示す平面図である。
【図8】従来技術に係るフラットケーブルのシール部分を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
10,10a ハウジング
11,12 平面部
13 接続部
14,15 係止突起
16,17,16a,17a 凸部
18,19,18a,19a 凹部
21 第1ケーブル
22 第2ケーブル
23,24 貫通孔
31a,32a 平板部
31b,32b 第1接触面部
31c,32c 第2接触面部
31,32,33 端子
33a コイルバネ部
33b 第1接触面部
33c 第2接触面部
40,40b ハウジングボディ
41,42,41b 貫通孔
43,44 環状溝
45 係止穴
51,51b,52 シール部材

Claims (2)

  1. 電線露出部を有する第1ケーブル及び第2ケーブルを、これら電線露出部を含む範囲で、各電線露出部が対向するように収めるハウジングと、
    自己の弾性反発力によって対向する前記電線露出部にそれぞれ当接して、両者を電気的に接続する端子と、
    該端子の周囲を取り囲み、かつ、前記第1ケーブル及び第2ケーブルのうちの少なくともいずれか一方に密着するシール部材と、を備えることを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記第1ケーブルと第2ケーブルとの間に配設され、前記端子配置用の孔が形成されたスペーサを備えると共に、
    前記シール部材には、該スペーサと前記第1ケーブルにそれぞれ密着する第1シール部材と、該スペーサと前記第2ケーブルにそれぞれ密着する第2シール部材が含まれることを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
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