JP2004240687A - 現金引出しシステム、移動体通信端末、店舗端末、方法、及びプログラム - Google Patents

現金引出しシステム、移動体通信端末、店舗端末、方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動体通信端末のディスプレイに表示された出金要求情報を、店舗端末に入力し、店舗端末から現金の出金要求を金融機関システムへ送信して現金の引出し処理を行う。
【解決手段】移動体通信端末がディスプレイに表示する出金要求情報を店舗端末に入力し、この店舗端末から出金要求を金融機関システムへ送信して現金の引出し処理を行う現金引出しシステムであって、口座情報、及び出金金額を有する出金要求情報を記号化して表示する移動体通信端末10と、移動体通信端末により表示された記号を読み取って、出金要求情報を入力し、この出金要求情報にもとづいて、現金の引出し要求を金融機関システムに送信する店舗端末20と、現金の引出し要求にもとづいて、現金の引出し処理を実行する金融機関システム40と、店舗端末及び金融機関システムを接続する通信回線50とを有する現金引出しシステム。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信端末のディスプレイに記号化して表示された入出金要求情報を、店舗端末に入力し、店舗端末から入出金要求を金融機関システムへ送信して現金の入出金処理を行う現金引出しシステム、現金引出し移動体通信端末、現金引出し店舗端末、現金引出し方法、及び現金引出しプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報処理技術、通信技術の発展に伴い、インターネットなどの通信回線と、携帯電話機などの移動体通信端末を使用して、現金を用いることなく商品等の代金の決済を可能とする電子決済システムなどが多く提案されている(例えば、特許文献1,特許文献2参照。)。
一方、商品等の代金の支払いに現金が必要となる場合も多くあることから、現金の引出しの利便性を向上させるべく、コンビニエンスストアなどにATM(Automatic Tellers Machine)が設置されることも多くなっている。
しかし、ATMの設置には、比較的多くの費用が必要であり、また、24時間利用可能とされていない場合も多く、夜間や祝祭日などに急に現金が必要となったような場合には不便なものであった。
このような問題を解決することの可能な発明として、例えば、移動体通信端末を用いてネットバンキングサービスを利用することにより、自己の口座から店舗の口座などに振込みを行い、店舗にてその振込みの確認を受けて、店舗から現金を引き出すシステムなどが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−74239号公報
【特許文献2】
特開2002−197399号公報
【特許文献3】
特開2002−298062号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシステムによれば、店舗の口座を媒介としなければならず、また、移動体通信端末を用いて、予め自己の口座から店舗の口座へ振込みを行う必要があった。このため、ATMを使用する場合には、自己の口座に対して直接引出しを要求することができることに比較すると、利用者にとり不便であるという問題があった。また、店舗側にとっても現金管理が複雑なものとなるという問題があった。
さらに、このような従来のシステムでは、入金を行うことができず、また、カードが必要であるという問題もあった。
このため、低コストで実現でき、ATMの代わりとして利用することができるとともに、さらにその利便性を向上させた簡易的な現金引出しシステムの提供が望まれていた。
【0005】
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、移動体通信端末のディスプレイに記号化して表示された入出金要求情報を、店舗端末に入力し、店舗端末から入出金要求を金融機関システムへ送信して現金の入出金処理を行う現金引出しシステム、現金引出し移動体通信端末、現金引出し店舗端末、現金引出し方法、及び現金引出しプログラムの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1記載の現金引出しシステムは、移動体通信端末がディスプレイに表示する出金要求情報を店舗端末に入力し、この店舗端末から出金要求を金融機関システムへ送信して現金の引出し処理を行う現金引出しシステムであって、口座情報、及び出金金額を有する出金要求情報を記号化して表示する移動体通信端末と、移動体通信端末により表示された記号を読み取って、出金要求情報を入力し、この出金要求情報にもとづいて、現金の引出し要求を金融機関システムに送信する店舗端末と、現金の引出し要求にもとづいて、現金の引出し処理を実行する金融機関システムと、店舗端末及び金融機関システムを接続する通信回線と、を有する構成としてある。
【0007】
現金引出しシステムをこのような構成にすれば、当該現金引出しシステムの利用者(以下、単に利用者と称する場合がある。)は、店舗端末を設置する店舗から、携帯電話機などの移動体通信端末を用いることによって、容易に現金を引き出すことが可能となる。
一方、従来のATMを用いた現金の引出しには、キャッシュカード等が必要である。多くの枚数のキャッシュカード等を所有する者が多くなっている現在においては、必要なキャッシュカード等を携帯せずに外出する場合も多く、このような場合に、急に現金が必要になっても、ATMから現金を引き出すことができない。
しかし、本発明によれば、キャッシュカード等を持ち歩かなくとも、携帯電話機などの移動体通信端末さえ所持していれば、現金を引き出すことが可能となる。
【0008】
また、キャッシュカード等は、一面に磁気記録帯を備えた磁気カードであるため、セキュリティ性が低く、カード情報が不正に読み取られて悪用される可能性もあるが、携帯電話機を利用すれば、このような問題を防止することができる。
さらに、店舗端末として、店舗に既に導入されているネットワーク端末化されたキャッシュレジスタなどを用いることができるとともに、移動体通信端末による表示記号をバーコード等とすることによって、この記号を読み取るための装置としてバーコードリーダ等を利用することができる。
【0009】
すなわち、本発明の現金引出しシステムを導入するにあたっては、ハードウェアを増設する必要がなく、移動体通信端末及び店舗端末に本発明の現金引出しプログラムをインストールすることによって簡単に実現することができる。
このため、導入コストも比較的廉価なものとすることが可能となる。
また、本発明の現金引出しシステムによれば、必ずしも店舗の口座を利用する必要がなく、利用者の便宜を図るとともに、店舗側にとっての現金管理が複雑なものとなることを防止することが可能となる。
【0010】
なお、本発明を運用するにあたっては、例えば、上記現金の引出しの履歴情報を別途店舗端末又は店舗端末に接続された管理サーバなどに蓄積し、金融機関システムへ随時、又は所定のタイミングで送信し、あるいは蓄積された記憶装置などを金融機関へ搬送するようにすることもできる。
そして、金融機関から引出しのために必要な現金を店舗に用意しておくようにすることができる。
【0011】
また、本明細書において、「引出し」とは、金融機関からの「払出し」と「貸し出し」を含むものであり、そのいずれか一方であってもよい。
「移動体通信端末」とは、例えば、携帯電話機,PHS,PDA,モバイルツール,モバイルPC等を意味する。
「移動体通信端末がディスプレイに表示する」とは、移動体通信端末のディスプレイに表示するほか、移動体通信端末に接続されたモニタなどに表示することを含む。
この移動体通信端末が記号化する出金要求情報としては、あらかじめ移動体通信端末に記憶させておいたものを用いることも、記号化の直前に入力したものを用いることもできる。
【0012】
「店舗端末」とは、コンビニエンスストアや24時間営業のスーパー等に設置されたキャッシュレジスタなどを意味している。また、この店舗端末と金融機関システムとの情報の送受信にあたり、仲介する管理サーバ等を経由する場合がある。
「金融機関システム」は、銀行や信用金庫等において、現金の入出金を管理するシステムの総称である。
「口座情報」とは、口座番号などの口座識別情報と、パスワードなどの口座認証情報を含むものである。
【0013】
「記号化」とは、情報をバーコードや二次元コードなどに変換することを意味する。
「読み取り」とは、記号化された情報を、バーコードリーダや二次元コードリーダを用いて、電子情報として店舗端末に入力することを意味している。
「現金の引出し要求」とは、口座情報及び出金金額を有する出金要求情報と、出金処理を実行させるためのコマンドなどの情報を含むものである。
「現金の引出し処理を実行する」とは、金融機関システムにおいて、各顧客の取引情報を格納する記憶装置に、現金の引出しを登録することを意味する。
【0014】
本発明の請求項2記載の現金引出しシステムは、移動体通信端末が、通信回線を介して、金融機関システムから所定の口座の残高情報を受信して表示するとともに、出金金額として、残高情報における残高以上の金額が入力された場合は、出金要求情報の記号化を行わない構成としてある。
【0015】
現金引出しシステムをこのような構成にすれば、利用者は、現金の引出しにあたり、自己の口座の残高情報を参照することができるとともに、その残高以上の金額を出金金額として入力しても、出金要求情報を記号化することができない。
そして、このような場合に、例えば「残高以下の金額を入力してください。」などのメッセージを表示することによって、適切な金額の再入力を促すことも可能となる。
【0016】
本発明の請求項3記載の現金引出しシステムは、移動体通信端末が、口座情報を有する入金要求情報を記号化してディスプレイに表示するものであり、店舗端末が、移動体通信端末により表示された記号を読み取って、口座情報を入力するとともに、入金金額入力画面を表示し、この入金金額入力画面を用いて入力された入金金額と、口座情報にもとづいて、現金の入金要求を金融機関システムに送信するものであり、金融機関システムが、現金の入金要求にもとづいて、現金の入金処理を実行するものである構成としてある。
【0017】
現金引出しシステムをこのような構成にすれば、利用者は、移動体通信端末を用いて、店舗から容易に現金を入金することが可能となる。
なお、その運用において、店舗においても別途取引情報を店舗端末等に蓄積し、金融機関システムへの送信等を行うことが可能であることは、引出しの場合と同様である。また、金融機関が、入金として店舗が受け取った現金の引取りを行うようにすることができる。
なお、「入金」とは、自己の口座へ現金を入れることのみならず、他者の口座への振込みを含むものとして用いている。
「現金の入金要求」とは、口座情報、入金金額、及び入金処理を実行させるためのコマンドなどの情報を含むものである。
「現金の入金処理を実行する」とは、金融機関システムにおいて、各顧客の取引情報を格納する記憶装置に、現金の入金を登録することを意味する。
【0018】
本発明の請求項4記載の現金引出しシステムは、移動体通信端末が、振替元の口座情報、及び振替金額を有する振替要求情報を記号化してディスプレイに表示するものであり、店舗端末が、移動体通信端末により表示された記号を読み取って、振替要求情報を入力し、この振替要求情報と振替先の口座情報にもとづいて、振替要求を金融機関システムに送信するものであり、金融機関システムが、振替要求にもとづいて、現金の振替処理を実行するものである構成としてある。
【0019】
現金引出しシステムをこのような構成にすれば、利用者は、現金の入出金のみならず、自己の口座から他者の口座への振込みを行うことが可能となる。
したがって、店舗側が望む場合には、店舗が用意する所定の口座に、出金金額を利用者の口座から振り込むことによって、利用者に現金を提供することもできる。
なお、本明細書において、口座から口座への振込みを特に振替と称している。
また、振替先の口座情報は、あらかじめ店舗端末に保有させているものを利用するようにするほか、振替要求情報の入力の後に、店舗端末に振替先口座情報を確認し、又は入力、変更可能な画面を表示させて、振替先口座情報を確定させて利用するようにすることも好ましい。
【0020】
本発明の請求項5記載の現金引出しシステムは、店舗端末が、コンビニエンスストアに設置されたレジスタである構成としてある。
現金引出しシステムをこのような構成にすれば、店舗端末として、コンビニエンスストアに設置されたキャッシュレジスタを用いることにより、24時間現金の引出しを可能とすることができる。
このため、ATMを利用する場合に比べて、利用者の利便性を一層向上させることが可能となる。
【0021】
本発明の請求項6記載の現金引出し移動体通信端末は、金融機関システムへアクセスして口座の残高情報を受信するとともに、当該口座の口座情報又は出金要求情報を記号化してディスプレイに表示する移動体通信端末であって、利用者による入力情報にもとづいて、金融機関システムから口座の残高情報を受信して、この残高情報を表示する残高照会画面を表示し、この残高照会画面から選択入力された要求にもとづいて、口座の口座情報を記号化し、又は、出金金額入力画面を表示して、口座の口座情報と、この出金金額入力画面を用いて入力された出金金額を有する出金要求情報を記号化する構成としてある。
【0022】
現金引出し移動体通信端末をこのような構成にすれば、利用者は、コンビニエンスストアなどにおいて、現金の引出しや入金を行う場合に、必要な情報を簡単に記号化し、ディスプレイに表示することができる。
このため、本発明の現金引出しシステムを容易に使用することが可能となる。
【0023】
本発明の請求項7記載の現金引出し店舗端末は、移動体通信端末のディスプレイに表示された記号を読み取り、この読み取った情報にもとづいて金融機関システムへの要求を送信する現金引出し店舗端末であって、読み取った情報が、出金要求情報である場合に、この出金要求情報に含まれる口座情報及び出金金額にもとづいて、金融機関システムへ現金の引出し要求を送信し、読み取った情報が、入金要求情報である場合に、入金金額入力画面を表示し、入金要求情報に含まれる口座情報と、入金金額入力画面を用いて入力された入金金額にもとづいて、金融機関システムへ現金の入金要求を送信する構成としてある。
【0024】
現金引出し店舗端末をこのような構成にすれば、店舗側は、利用者の移動体通信端末に表示されたバーコードなどを、バーコードリーダ等によって読み取り、現金の引出しや入金への対応を容易に行うことが可能となる。
【0025】
本発明の請求項8記載の現金引出し方法は、移動体通信端末がディスプレイに表示する出金要求情報を店舗端末に入力し、この店舗端末から通信回線を介して出金要求を金融機関システムへ送信し、現金の引出し処理を行う現金引出し方法であって、移動体通信端末が、口座情報、及び出金金額を有する出金要求情報を記号化して表示し、店舗端末が、移動体通信端末により表示された記号を読み取って、出金要求情報を入力し、この出金要求情報にもとづいて、現金の引出し要求を金融機関システムに送信し、金融機関システムが、現金の引出し要求にもとづいて、現金の引出し処理を実行する方法としてある。
【0026】
現金引出し方法をこのような方法にすれば、利用者は、移動体通信端末に引き出したい現金の金額を入力し、これをバーコード表示等させることにより、店舗における店舗端末にこれを読み取らせ、この店舗端末を介して、金融機関システムへの現金引出し要求を行うことができる。
このため、利用者は、移動体通信端末を用いて、店舗から容易に現金を引き出すことが可能となる。
【0027】
本発明の請求項9記載の現金引出し方法は、移動体通信端末が、口座情報を有する入金要求情報を記号化してディスプレイに表示し、店舗端末が、移動体通信端末により表示された記号を読み取って、口座情報を入力するとともに、入金金額入力画面を表示し、この入金金額入力画面を用いて入力された入金金額と口座情報にもとづいて、現金の入金要求を、通信回線を介して金融機関システムに送信し、金融機関システムが、現金の入金要求にもとづいて、現金の入金処理を実行する方法としてある。
現金引出し方法をこのような方法にすれば、利用者は、移動体通信端末を用いて、店舗から容易に現金を入金することが可能となる。
【0028】
本発明の請求項10記載の現金引出しプログラムは、移動体通信端末に、金融機関システムへアクセスさせて口座の残高情報を受信させるとともに、出金要求情報を記号化してディスプレイに表示させる現金引出しプログラムであって、移動体通信端末に、利用者による入力情報にもとづいて、金融機関システムから口座の残高情報を受信させて、この残高情報を表示する残高照会画面を表示させ、この残高照会画面から選択入力された要求にもとづいて、出金金額入力画面を表示させ、口座の口座情報と、この出金金額入力画面を用いて入力された出金金額を有する出金要求情報を記号化させる構成としてある。
【0029】
現金引出しプログラムをこのような構成にすれば、移動体通信端末に残高照会画面を表示させることにより、利用者に最新の口座残高情報を提供することができるのみならず、この残高照会画面に例えば「コンビニエンスストアによる出金」などの選択ボタンを設けることにより、その選択入力にもとづいて出金金額を入力するための出金金額入力画面を、表示させることもできる。
そして、入力された出金金額と、事前入力等により移動体通信端末に保有させた口座情報を記号化させることができる。
このため、利用者は、自己の口座の残高の範囲内で出金金額を容易に入力することができるとともに、移動体通信端末のディスプレイに出金要求情報などをバーコード化して表示させ、容易に店舗端末に読み込ませるようにすることが可能となる。
【0030】
本発明の請求項11記載の現金引出しプログラムは、移動体通信端末に、金融機関システムへアクセスさせて口座の残高情報を受信させるとともに、出金要求情報を記号化してディスプレイに表示させる現金引出しプログラムであって、移動体通信端末に、利用者による入力情報にもとづいて、金融機関システムから残高情報を受信させて、この残高情報を表示する残高照会画面を表示させ、この残高照会画面から選択入力された要求にもとづいて、口座の口座情報を記号化させる構成としてある。
【0031】
現金引出しプログラムをこのような構成にすれば、利用者は、残高照会画面を用いて口座残高を確認した後、入金を行うために、利用する口座情報を記号化し、店舗端末による読み取りを可能とすることができる。
すなわち、残高照会画面に、例えば「コンビニエンスストアによる入金」などの選択ボタンを設けることにより、その選択入力にもとづいて、事前入力等により移動体通信端末に保有させた口座情報を記号化させることができる。
そして、この記号を店舗において表示し、店舗端末に読み取らせることにより、容易に入金を行うことが可能となる。
【0032】
本発明の請求項12記載の現金引出しプログラムは、店舗端末に、移動体通信端末のディスプレイに表示された記号を読み取らせ、読み取られた情報にもとづいて金融機関システムへの要求を送信させる現金引出しプログラムであって、店舗端末に、読み取られた情報が、出金要求情報である場合に、この出金要求情報に含まれる口座情報及び出金金額にもとづいて、金融機関システムへ現金の引出し要求を送信させ、読み取られた情報が、入金要求情報である場合に、入金金額入力画面を表示させ、入金要求情報に含まれる口座情報と、入金金額入力画面を用いて入力された入金金額にもとづいて、金融機関システムへ現金の入金要求を送信させる構成としてある。
【0033】
現金引出しプログラムをこのような構成にすれば、店舗の店員は、移動体通信端末に表示されたバーコード等の記号をバーコードリーダ等により店舗端末に読み取ることにより、容易に現金の入出金作業を行うことができる。
すなわち、読み取られた情報が出金要求情報である場合には、店舗端末から金融機関システムに対して、現金の引出し要求が送信され、店員は、利用者に対して、この出金要求情報に含まれる金額の現金を引き渡すことができる。
また、読み取られた情報が入金要求情報である場合には、店舗端末が入金金額入力画面を表示するため、店員は、利用者から受け取った現金の金額を容易に入力して、店舗端末から金融機関システムへの現金の入金要求を送信させることが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態の概略について図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態における現金引出しシステムの概要を示す図である。図2は、本実施形態の現金引出しシステムにおける携帯電話機のバーコード表示及びその読み取りのようすを示す図である。
図1に示すように、携帯電話機は、銀行のネットワークバンキングサービスにアクセスし、口座番号及びパスワード等の口座情報を送信して、その口座の残高情報を受信し、残高照会画面を表示する。また、携帯電話機は、利用者の操作にもとづいて出金希望額を入力する。
さらに、携帯電話機は、口座情報及び入力された出金希望額をバーコード化してディスプレイに表示する。
【0035】
そして、コンビニエンスストアにおいて、バーコードリーダにより、携帯電話機のディスプレイに表示されたバーコードが読み取られ、キャッシュレジスタに入力される。
図2は、この携帯電話機におけるバーコード表示及びその読み取りのようすを示している。同図において、移動体通信端末10は携帯電話機を、店舗端末20はキャッシュレジスタを、記号読み取り装置30はバーコードリーダを、金融機関システム40はネットワークバンキングサービスを、そして通信回線50はインターネットを示している。
【0036】
さらに、キャッシュレジスタは、バーコードリーダを用いて入力された情報にもとづいて、ネットワークバンキングサービスに対して現金の引出し要求を送信し、利用者に対する現金の払出しを許可する。
なお、上記の説明においては、本発明の現金引出しシステムの構成要素として、利用者の携帯電話機、コンビニエンスストアのキャッシュレジスタ、バーコードリーダ、銀行のネットワークバンキングサービス、及びインターネットを用いているが、これらに限定されるものではなく、後述するように種々のものを用いることが可能である。
【0037】
次に、図3を参照して、本実施形態の現金引出しシステムの構成を説明する。同図は、本実施形態の現金引出しシステムの構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施形態の現金引出しシステムは、移動体通信端末10,店舗端末20,記号読み取り装置30,金融機関システム40、及び通信回線50を有している。
移動体通信端末10は、現金の引出しなどを行う利用者が使用するものであり、例えば、携帯電話機,PHS,PDA,モバイルツール,モバイルPC等を用いることができる。
この移動体通信端末10は、記憶部11,画面制御手段12,記号化手段13,認証手段14,表示部15,入力部16、及び送受信部17を有している。
【0038】
記憶部11は、移動体通信端末10に入力され、又は受信された各種情報を記憶するものであり、メモリやハードディスク等とすることができる。この記憶情報として、例えば、利用者の口座番号、口座の認証のためのパスワード、ネットワークバンキングサービスのアドレス等を記憶させることができる。
画面制御手段12は、移動体通信端末10のディスプレイに表示される各種画面を制御する。この画面としては、残高照会画面、出金金額入力画面等を挙げることができる。また、この画面の制御には、ネットワークバンキングサービスから受信した情報を表示するほか、利用者による入力情報を、送受信部17を介してネットワークバンキングサービスに送信することなども含まれる。
また、利用者により入力されたパスワード等を認証手段14へ出力し、認証を実行させる。
【0039】
記号化手段13は、画面制御手段12からの要求にもとづいて、所定の情報を記号化する。この記号化は、上述のようにバーコード変換や、二次元コード変換とすることができる。
例えば、出金金額入力画面に出金金額が入力され、確認ボタンが押された場合に、記号化手段13は、この出金金額と口座情報を合わせて、バーコード化することができる。
認証手段14は、画面制御手段12の要求にもとづいて、利用者の認証を実行する。この利用者の認証は、利用者ごとに設定されたIDと、パスワードによるもの等とすることができる。
【0040】
表示部15は、移動体通信端末10におけるディスプレイなどの表示装置である。
入力部16は、移動体通信端末10における操作ボタンなどの入力装置である。
送受信部17は、有線又は無線により、ネットワークバンキングサービスとの情報の送受信を仲介する装置である。
【0041】
店舗端末20は、コンビニエンスストアや24時間営業のスーパー等に設置され、ネットワーク端末化された装置であり、例えば、キャッシュレジスタ等とすることができる。
この店舗端末20は、記憶部21,画面制御部22,表示部23,入力部24,送受信部25を有している。
記憶部21は、店舗端末20に入力され、又は受信された情報を記憶するものであり、メモリやハードディスク等とすることができる。その記憶情報としては、例えば、バーコードの読み取りにより入力された出金要求情報にもとづいて、金融機関システムに対して行った現金の引出し要求等とすることができる。
【0042】
画面制御部22は、店舗端末20により表示される各種画面を制御するものである。例えば、金融機関システム40から現金の引出し処理の完了通知を受信した場合に、これを表示部23に表示することができる。
表示部23は、店舗端末20におけるディスプレイなどの表示装置である。
入力部24は、店舗端末20における入力ボタンなどの入力装置である。
送受信部25は、店舗端末20と外部装置との情報の送受信を仲介する装置である。
【0043】
記号読み取り装置30は、移動体通信端末10のディスプレイに表示された記号を読み取る装置であり、移動体通信端末10により行われる記号化に対応するものが用いられる。例えば、記号化がバーコード変換である場合は、記号読み取り装置30としてバーコードリーダを利用することができる。また、記号化が二次元コード変換である場合には、二次元コードリーダを用いることができる。
金融機関システム40は、銀行や信用金庫、クレジットカード会社等の各種金融機関において、取引等の情報を管理するシステムの総称である。
この金融機関システム40は、従来のネットワークバンキングサービス等により、ネットワークを介して払出し、入金、振込み等の処理を行うことの可能なものである。
【0044】
通信回線50は、従来公知の任意好適な公衆回線、商業回線又は専用回線を用いることができる。また移動体通信端末10、店舗端末20、金融機関システム40のそれぞれの間においては、同一又は別個の通信回線で構成することができる。
さらに、通信回線50は、移動体通信端末10、店舗端末20、金融機関システム40のそれぞれの間を、無線あるいは有線で接続可能な回線であり、例えば、公衆回線網、専用回線網、インターネット回線網及びイントラネット網により構成することができる。
【0045】
次に、本実施形態の現金引出しシステムにおける処理手順について、図4を参照して説明する。
同図は、本実施形態の現金引出しシステムにおける処理手順を示す動作手順図である。なお、同図において、点線で表示されている部分は、店舗により手作業にて行われる部分であり、以下の実施形態においても同様の形式で表示している。
【0046】
まず、移動体通信端末10は、金融機関システム40にアクセスし、口座番号、及びパスワード等からなる口座情報を金融機関システム40へ送信する(ステップ10)。
これに対し、金融機関システム40は、この口座番号に対応する口座の残高情報を移動体通信端末10に送信する(ステップ11)。
【0047】
次に、移動体通信端末10は、受信した残高情報の参照が可能な残高照会画面を表示する(ステップ12)。
この残高照会画面には、出金金額入力画面を表示させるための選択ボタンを設けておくことが好ましい。このボタンは、例えば「コンビニエンスストアにおける出金」などと表示させたものとすることができる。
これによって、残高照会画面と出金金額入力画面を連続表示することができ、操作性を向上させることができる。
【0048】
次に、利用者によって、この選択ボタンが押下されると、移動体通信端末10は、この選択されたという情報を入力して(ステップ13)、出金金額入力画面を表示する(ステップ14)。
そして、移動体通信端末10は、利用者からの出金金額を入力し(ステップ15)、この出金金額と口座情報を合わせて記号化して表示部15に表示する(ステップ16)。
【0049】
このようにして移動体通信端末10のディスプレイに表示されたバーコードなどの記号を店舗端末20は、バーコードリーダなどによって読み取り、出金金額、口座番号、パスワード等の出金要求情報を取得する(ステップ17)。
そして、店舗端末20は、これらの情報とともに、この口座番号の口座に対する払出しを要求するための情報を合わせて、現金の引出し要求として金融機関システム40へ送信する(ステップ18)。
【0050】
次に、金融機関システム40は、店舗端末20からの要求にもとづいて、現金の引出し処理を実行し、この取引の情報を金融機関システム40において管理されるデータベース等に登録する(ステップ19)。そして、店舗端末20に対して、現金の引出し処理が完了したことを通知する(ステップ20)。店舗端末20は、この通知にもとづいて、現金の払出しを許可するメッセージをディスプレイに表示することができる。
このようにして、店舗において、利用者に対し、現金の引き渡しを行うことが可能となる(ステップ21)。
【0051】
なお、上述のように、現金の引出しの履歴情報を別途店舗端末又は店舗端末に接続された管理サーバなどに蓄積し、金融機関システムへ随時、又は所定のタイミングで送信し、あるいは蓄積された記憶装置などを金融機関へ搬送するようにすることもできる。
そして、金融機関から引出しのために必要な現金を店舗に用意しておくようにすることができる。
【0052】
また、ステップ18において、金融機関システム40に対し、利用者の口座番号の口座から、店舗が用意する所定の口座に対する振込みを要求するための情報と、この所定の口座の口座番号等を合わせて、現金の引出し要求として金融機関システム40へ送信するようにすることもできる。
この場合は、ステップ19の現金の引出し処理において、金融機関システム40は、利用者の口座から店舗が用意する所定の口座への振替を実行することになる。この所定の口座の口座番号等は、予め記憶部21に記憶させておいたり、ステップ18の送信に先立って、この口座番号の入力画面を店舗端末20に表示させ、この入力画面を用いて入力可能とすることができる。
【0053】
さらに、本実施形態における引出しは、銀行や信用金庫等から現金を貸し出す場合にも同様の手順により、適用することができる。
また、クレジット会社などから現金を引き出す場合にも同様の手順により、適用することが可能である。
【0054】
以上説明したように、本実施形態の現金引出しシステムによれば、利用者は、携帯電話機などの移動体通信端末を用いて、コンビニエンスストアなどにおいて、容易に現金を引き出すことが可能となる。
また、このような現金引出しシステムの導入は、既存のネットワーク端末化されたキャッシュレジスタ及び携帯電話機等に本発明の現金引出しプログラムをインストールすることで簡単に実行することが可能である。このため、新たなハードウェアの追加を行う必要がなく、比較的廉価に実現することが可能である。
さらに、店舗の口座を用いることなく実現することも可能なため、店舗における負担を軽減することも可能である。
【0055】
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図5を参照して説明する。同図は、本実施形態の現金引出しシステムの概要を示す図である。
同図に示すように、本実施形態における現金引出しシステムは、現金の入金を行うことができる点で、第一実施形態における現金引出しシステムと異なっている。
すなわち、本実施形態では、携帯電話機などに残高照会画面を表示した後に、この画面に表示された「コンビニエンスストアによる入金」を示すボタンを選択押下することによって、入金したい口座の情報が、バーコード変換され、携帯電話機などのディスプレイに表示される。
そして、コンビニエンスストアにおいて、この口座情報がバーコードリーダにより読み取られてキャッシュレジスタに入力され、キャッシュレジスタは、入金金額入力画面を表示する。さらに、コンビニエンスストア側が受け取った現金の金額を、この入金金額入力画面を用いて入力するとともに、この入金金額と、口座情報にもとづいて、ネットワークバンキングサービスに対して、現金の入金要求を送信する。
【0056】
また、本実施形態の現金引出しシステムの構成は、図3に示す第一実施形態におけるものと同様のものを用いることができるが、各構成要素の機能として、入金に対する機能が追加される。
すなわち、本実施形態における移動体通信端末10の画面制御手段12は、残高照会画面において、入金対象である口座の情報をバーコード表示等にするための選択入力ボタンを表示し、この選択入力ボタンの押下に対して、記憶部11に格納されている当該口座の番号及びパスワード等を記号化する。
また、選択入力ボタンの押下に対して、入金する口座の番号やパスワード等を入力するための画面を表示させ、この入力情報を記号化するようにすることも好ましい。
【0057】
さらに、本実施形態における店舗端末20の画面制御手段12は、記号読み取り装置30により読み込まれた入金要求情報にもとづいて、入金金額入力画面を表示する。そして、入金要求情報に含まれる口座番号及びパスワード等と、入力された入金金額と、この口座番号の口座に対する入金を要求するための情報を合わせて、現金の入金要求として金融機関システム40へ送信する。
【0058】
次に、本実施形態の現金引出しシステムにおける処理手順について、図6を参照して説明する。
同図は、本実施形態の現金引出しシステムにおける処理手順を示す動作手順図である。
まず、移動体通信端末10が金融機関システム40に残高情報を要求し、金融機関システム40から残高情報の送信を受ける動作(ステップ30,31)については、第一実施形態における動作(ステップ10,11)と同様である。
【0059】
次に、移動体通信端末10は、残高照会画面を表示するが、この残高照会画面には、コンビニエンスストアなどにおいて入金を行う場合に押下すべき選択入力ボタンが表示されている(ステップ32)。
この選択入力ボタンが押下されると、移動体通信端末10は、この選択されたという情報を入力し(ステップ33)、入金を行う口座情報をバーコード等に記号化してディスプレイに表示する(ステップ34)。
【0060】
店舗端末20は、表示された記号をバーコードリーダ等の記号読み取り装置30により読み取って、入金要求情報を入力し(ステップ35)、入金金額を入力するための入金金額入力画面を表示する(ステップ36)。
そして、コンビニエンスストア等側が、利用者から現金を受け取ると(ステップ37)、このコンビニエンスストア等側により、入金金額が入金金額入力画面を用いて打ち込まれ、店舗端末20がこれを入力する(ステップ38)。
さらに、店舗端末20は、入金対象である口座の情報と、入金金額と、入金を要求するための情報を合わせて、現金の入金要求として金融機関システム40へ送信する(ステップ39)。
【0061】
金融機関システム40は、この要求にもとづいて、入金金額を指定された口座に入金する処理を実行する(ステップ40)。そして、この処理が終了すると、現金の入金処理完了通知を店舗端末20に送信する(ステップ41)。
なお、本実施形態における入金は、残高照会を行った自己の口座に対する入金に限定されるものではなく、他人の口座に対して行うものであってもかまわない。この場合、上述のように、ステップ33の選択入力に対して、入力対象である口座番号等の口座情報の入力画面を表示させて、この画面を用いて入力された情報を記号化するようにすることができる。
以上説明したように、本実施形態の現金引出しシステムによれば、利用者は、携帯電話機などの移動体通信端末を用いて、コンビニエンスストアなどにおいて、容易に入金を行うことが可能となる。
【0062】
上記の実施形態における出金要求情報・入金要求情報の記号化や、読み取り情報にもとづく金融機関システムに対する現金の引出し要求又は入金要求の送信等は、現金引出しプログラムにより実行される。
この現金引出しプログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の処理、例えば、出金要求情報・入金要求情報の記号化処理や、読み取り情報にもとづく金融機関システムに対する現金の引出し要求又は入金要求の送信処理等を行わせる。
これによって、これらの処理は、現金引出しプログラムとコンピュータとが協働した移動体通信端末10や店舗端末20等により実現される。
【0063】
なお、現金引出しプログラムは、コンピュータのROMやハードディスクに記憶させる他、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、たとえば、外部記憶装置及び可搬記録媒体等に格納することができる。
外部記憶装置とは、磁気ディスク等の記録媒体を内蔵し、例えば店舗端末20などに外部接続される記憶増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、たとえば、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカード、光磁気ディスク等をいう。
【0064】
そして、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータのRAMにロードされて、CPUにより実行される。この実行により、上述した本実施形態の移動体通信端末10や店舗端末20等の機能が実現される。
さらに、コンピュータで現金引出しプログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有された現金引出しプログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。
このダウンロードされた現金引出しプログラムも、CPUにより実行され、本実施形態の出金要求情報・入金要求情報の記号化処理や、読み取り情報にもとづく金融機関システムに対する現金の引出し要求又は入金要求の送信処理等を実現する。
【0065】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記各実施形態における現金引出しシステムの構成要素を併合したり、又はその機能毎に分離するなど適宜変更することが可能である。
【0066】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、利用者は、携帯電話機などの移動体通信端末を用いて、コンビニエンスストアなどにおいて、容易に現金を引き出すことが可能となる。
また、このような現金引出しシステムの導入は、既存のネットワーク端末化されたキャッシュレジスタ及び携帯電話機等に本発明の現金引出しプログラムをインストールすることで簡単に実行することが可能である。このため、新たなハードウェアの追加を行う必要がなく、比較的廉価に実現することが可能である。
さらに、店舗の口座を用いることなく実現することも可能なため、店舗における負担を軽減することも可能である。
加えて、利用者は、携帯電話機などの移動体通信端末を用いて、コンビニエンスストアなどにおいて、容易に入金を行うことも可能となる。
【0067】
また、現金引出しプログラムは、コンピュータの各構成要素へ所定の指令を送ることにより、この出金要求情報・入金要求情報の記号化機能や、読み取り情報にもとづく金融機関システムに対する現金の引出し要求又は入金要求の送信機能等を実現させることができる。
これによって、これらの機能等は、現金引出しプログラムとコンピュータとが協働した移動体通信端末や店舗端末等により実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の現金引出しシステムの概要を示す図である。
【図2】本発明の第一実施形態の現金引出しシステムにおける携帯電話機のバーコード表示及びその読み取りのようすを示す図である。
【図3】本発明の第一実施形態の現金引出しシステムの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第一実施形態の現金引出しシステムにおける処理手順を示す動作手順図である。
【図5】本発明の第二実施形態の現金引出しシステムの概要を示す図である。
【図6】本発明の第二実施形態の現金引出しシステムにおける処理手順を示す動作手順図である。
【符号の説明】
10 移動体通信端末
11 記憶部
12 画面制御手段
13 記号化手段
14 認証手段
15 表示部
16 入力部
17 送受信部
20 店舗端末
21 記憶部
22 画面制御手段
23 表示部
24 入力部
25 送受信部
30 記号読み取り装置
40 金融機関システム
50 通信回線

Claims (12)

  1. 移動体通信端末がディスプレイに表示する出金要求情報を店舗端末に入力し、この店舗端末から出金要求を金融機関システムへ送信して現金の引出し処理を行う現金引出しシステムであって、
    口座情報、及び出金金額を有する前記出金要求情報を記号化して表示する前記移動体通信端末と、
    前記移動体通信端末により表示された前記記号を読み取って、前記出金要求情報を入力し、この出金要求情報にもとづいて、現金の引出し要求を前記金融機関システムに送信する前記店舗端末と、
    前記現金の引出し要求にもとづいて、現金の引出し処理を実行する前記金融機関システムと、
    前記店舗端末及び前記金融機関システムを接続する通信回線と、を有する
    ことを特徴とする現金引出しシステム。
  2. 前記移動体通信端末が、前記通信回線を介して、前記金融機関システムから所定の口座の残高情報を受信して表示するとともに、前記出金金額として、前記残高情報における残高以上の金額が入力された場合は、前記出金要求情報の記号化を行わない
    ことを特徴とする請求項1記載の現金引出しシステム。
  3. 前記移動体通信端末が、口座情報を有する入金要求情報を記号化してディスプレイに表示するものであり、
    前記店舗端末が、前記移動体通信端末により表示された前記記号を読み取って、前記口座情報を入力するとともに、入金金額入力画面を表示し、この入金金額入力画面を用いて入力された入金金額と、前記口座情報にもとづいて、現金の入金要求を前記金融機関システムに送信するものであり、
    前記金融機関システムが、前記現金の入金要求にもとづいて、現金の入金処理を実行するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の現金引出しシステム。
  4. 前記移動体通信端末が、振替元の口座情報、及び振替金額を有する振替要求情報を記号化してディスプレイに表示するものであり、
    前記店舗端末が、前記移動体通信端末により表示された前記記号を読み取って、前記振替要求情報を入力し、この振替要求情報と振替先の口座情報にもとづいて、振替要求を前記金融機関システムに送信するものであり、
    前記金融機関システムが、前記振替要求にもとづいて、現金の振替処理を実行するものである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の現金引出しシステム。
  5. 前記店舗端末が、コンビニエンスストアに設置されたレジスタであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の現金引出しシステム。
  6. 金融機関システムへアクセスして口座の残高情報を受信するとともに、当該口座の口座情報又は出金要求情報を記号化してディスプレイに表示する移動体通信端末であって、
    利用者による入力情報にもとづいて、前記金融機関システムから前記口座の残高情報を受信して、この残高情報を表示する残高照会画面を表示し、
    この残高照会画面から選択入力された要求にもとづいて、
    前記口座の口座情報を記号化し、又は、
    出金金額入力画面を表示して、前記口座の口座情報と、この出金金額入力画面を用いて入力された出金金額を有する前記出金要求情報を記号化する
    ことを特徴とする現金引出し移動体通信端末。
  7. 移動体通信端末のディスプレイに表示された記号を読み取り、この読み取った情報にもとづいて金融機関システムへの要求を送信する現金引出し店舗端末であって、
    前記読み取った情報が、出金要求情報である場合に、この出金要求情報に含まれる口座情報及び出金金額にもとづいて、金融機関システムへ現金の引出し要求を送信し、
    前記読み取った情報が、入金要求情報である場合に、入金金額入力画面を表示し、前記入金要求情報に含まれる口座情報と、前記入金金額入力画面を用いて入力された入金金額にもとづいて、金融機関システムへ現金の入金要求を送信する
    ことを特徴とする現金引出し店舗端末。
  8. 移動体通信端末がディスプレイに表示する出金要求情報を店舗端末に入力し、この店舗端末から通信回線を介して出金要求を金融機関システムへ送信し、現金の引出し処理を行う現金引出し方法であって、
    前記移動体通信端末が、口座情報、及び出金金額を有する前記出金要求情報を記号化して表示し、
    前記店舗端末が、前記移動体通信端末により表示された前記記号を読み取って、前記出金要求情報を入力し、この出金要求情報にもとづいて、現金の引出し要求を前記金融機関システムに送信し、
    前記金融機関システムが、前記現金の引出し要求にもとづいて、現金の引出し処理を実行する
    ことを特徴とする現金引出し方法。
  9. 前記移動体通信端末が、口座情報を有する入金要求情報を記号化してディスプレイに表示し、
    前記店舗端末が、前記移動体通信端末により表示された前記記号を読み取って、前記口座情報を入力するとともに、入金金額入力画面を表示し、この入金金額入力画面を用いて入力された入金金額と前記口座情報にもとづいて、現金の入金要求を、通信回線を介して前記金融機関システムに送信し、
    前記金融機関システムが、前記現金の入金要求にもとづいて、現金の入金処理を実行する
    ことを特徴とする請求項8記載の現金引出し方法。
  10. 移動体通信端末に、金融機関システムへアクセスさせて口座の残高情報を受信させるとともに、出金要求情報を記号化してディスプレイに表示させる現金引出しプログラムであって、
    前記移動体通信端末に、
    利用者による入力情報にもとづいて、前記金融機関システムから前記口座の残高情報を受信させて、この残高情報を表示する残高照会画面を表示させ、
    この残高照会画面から選択入力された要求にもとづいて、出金金額入力画面を表示させ、
    前記口座の口座情報と、この出金金額入力画面を用いて入力された出金金額を有する前記出金要求情報を記号化させる
    ことを実行させるための現金引出しプログラム。
  11. 移動体通信端末に、金融機関システムへアクセスさせて口座の残高情報を受信させるとともに、出金要求情報を記号化してディスプレイに表示させる現金引出しプログラムであって、
    前記移動体通信端末に、
    利用者による入力情報にもとづいて、前記金融機関システムから前記残高情報を受信させて、この残高情報を表示する残高照会画面を表示させ、
    この残高照会画面から選択入力された要求にもとづいて、前記口座の口座情報を記号化させる
    ことを実行させるための現金引出しプログラム。
  12. 店舗端末に、移動体通信端末のディスプレイに表示された記号を読み取らせ、読み取られた情報にもとづいて金融機関システムへの要求を送信させる現金引出しプログラムであって、
    前記店舗端末に、
    前記読み取られた情報が、出金要求情報である場合に、この出金要求情報に含まれる口座情報及び出金金額にもとづいて、金融機関システムへ現金の引出し要求を送信させ、
    前記読み取られた情報が、入金要求情報である場合に、入金金額入力画面を表示させ、前記入金要求情報に含まれる口座情報と、前記入金金額入力画面を用いて入力された入金金額にもとづいて、金融機関システムへ現金の入金要求を送信させる
    ことを実行させるための現金引出しプログラム。
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