JP2004240561A - 共同住宅警報複合盤、共同住宅警報システム及び共同住宅警報複合盤の試験プログラム - Google Patents
共同住宅警報複合盤、共同住宅警報システム及び共同住宅警報複合盤の試験プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】開示される共同住宅警報複合盤2は、住戸に設置された火災感知器からの火災感知信号と、共用部の各部に設置された火災感知器からの火災感知信号とに基づき火災警報を発する。この共同住宅警報複合盤2は、選択された火災感知器から火災感知信号が擬似的に供給されたとして自己が正常に動作しているか否かを確認する火災試験機能では、試験対象とする検知器が属する住戸部又は共用部のいずれかを選択し、住戸部が選択された場合には、各住戸に付与された住戸番号により対応した検知器を指定し、共用部が選択された場合には、検知器の設置場所に対応した回線により対応した検知器を指定するスクロール操作が可能である。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、共同住宅警報複合盤、共同住宅警報システム及び共同住宅警報複合盤の試験プログラムに関し、詳しくは、正常に動作しているか否かを確認する試験機能を備えた共同住宅警報複合盤、この共同住宅警報複合盤を備えた共同住宅警報システム及び共同住宅警報複合盤が正常に動作しているか否かを確認するための共同住宅警報複合盤の試験プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年建設されたビルには、自動火災報知設備が設けられているものが多い。この自動火災報知設備は、火災感知器が火災の発生を感知して火災感知信号を出力すると、制御盤である火災受信機が火災感知信号を受信し、火災が発生した旨を表示するとともに、ベル等の音響装置を鳴動させて建物の中にいる人々に報知する設備である。火災受信機には、火災試験機能を有しているものがある。ここで、火災試験機能とは、火災受信機の内部において、選択された火災感知器又は回線から火災感知信号が擬似的に供給されたとして、自己が正常に動作しているか否か、例えば、表示内容などのデータ設定に関する機能等が正常に動作しているか否かを確認する機能である。
【0003】
本出願人は、操作者が手動で上記火災試験を行う場合、火災試験の対象である火災検知器又は回線のアドレスの設定動作を容易かつ迅速に行うことができる火災受信機として以下に示すものを先に提案している。この例の火災受信機は、図18(1)に示すように、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)等からなるディスプレイ71と、操作スイッチ72とを有している。ディスプレイ71は、図18(2)に示すように、自動火災報知設備の動作を表示する動作表示部71aと、メニューを表示するメニュー表示部71bと、このメニュー表示部71bに表示されているメニューから選択された内容に関するキー操作の説明を表示する操作説明表示部71cとを有している。
【0004】
一方、操作スイッチ72は、上昇スクロールキー72aと、下降スクロールキー72bと、メニュー選択キー72cと、第1の機能キー72dと、第2の機能キー72eとを有している。
上昇スクロールキー72aは、メニューを選択する場合には、ディスプレイ71のメニュー表示部71bに表示されている「メニュー」の左側に表示されているカーソル(*のマークのカーソル)(図18(2)参照)の上方への移動を指示するためのキーとして機能する。すなわち、上昇スクロールキー72aが1回押下されるごとに、メニュー表示部71bにおいてカーソルが上に1段ずつ移動して表示される。また、上昇スクロールキー72aは、アドレスを選択する場合には、アドレスの値の1つずつの増加を指示するためのキーとして機能する。
【0005】
一方、下降スクロールキー72bは、メニューを選択する場合には、メニュー表示部71bに表示されている「メニュー」の左側に表示されているカーソルの下方への移動を指示するためのキーである。すなわち、下降スクロールキー72bが1回押下されるごとに、メニュー表示部71bにおいてカーソルが下に1段ずつ移動して表示される。また、下降スクロールキー72bは、アドレスを選択する場合には、アドレスの値の1つずつの減少を指示するためのキーとして機能する。
メニュー選択キー72cは、操作説明表示部71cに表示されている「メニュー」及び「メニュー終了」の表示に応じた動作の実行を指示するためのキーである。第1の機能キー72d及び第2の機能キー72eは、それらの上であって操作説明表示部71cに対応した表示に応じた動作の実行を指示するためのキーである。
【0006】
まず、火災受信機の正常監視状態では、図18(1)に示すように、ディスプレイ71に正常監視が行われている旨が表示されている。次に、メニュー選択キー72cが押下されると、図18(2)に示すように、動作表示部71aに正常監視中であることが表示され、メニュー表示部71bに「メニュー」画面が表示され、操作説明表示部71cに上昇スクロールキー72a及び下降スクロールキー72bを押下することにより「メニュー」画面から所望の内容を選択するように促す説明が表示される。ここで、下降スクロールキー72bが押下されると、図18(3)に示すように、動作表示部71aに正常監視中であることが表示され、メニュー表示部71bにおけるカーソル(*で示すカーソル)が1段下がり、メニュー表示部71bにおけるメニューの1つ目の項目である「火災試験」の左にカーソルが表示され、操作説明表示部71cに「選択キーを押すと火災試験の設定画面になります。」の説明が表示されるとともに、第1の機能キー72d上に「選択」が表示され、火災試験の設定画面を見たい場合には、選択キーとして機能する第1の機能キー72dの押下を促す説明が表示される。
【0007】
次に、第1の機能キー72dが押下されると、図18(4)に示すように、操作説明表示部71cに「△、▽キーでアドレスを選択し、実行キーを押して下さい。」の説明が表示され、上昇スクロールキー72a(△キー)及び下降スクロールキー72b(▽キー)の上であって、操作説明表示部71cに「アドレス=001」が表示される。このアドレスは火災感知器のアドレスであり、操作者は、このアドレスを変更することにより、火災試験を希望する火災感知器のアドレスを選択することができる。つまり、ディスプレイ71の表示が火災試験の設定画面に切り換えられた場合には、図18(4)に示すように、火災感知器のアドレスが「001」であるが、上昇スクロールキー72aが押下されると、アドレスが「001」から連続的に増加して表示され、下降スクロールキー72bが押下されると、アドレスが連続的に減少して表示される(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−282770号公報(第2−3頁、図2)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の自動火災報知設備においては、感知器又は回線にはこれらの区別なくアドレス(通し番号)が付与されている。
この点、複数のテナントが使用する一般のビルや学校又は病院等の公共施設の場合には、各テナントが使用する区域、学校の教室、あるいは病院の一般病室があまり隔離性を要求されていないため、これらの領域と共用部とは区別されていないので、上記従来の自動火災報知設備のように感知器又は回線に区別なくアドレスが付与されていても特に支障はない。ここで、共用部とは、集合玄関、ホール、集会室、廊下、階段、エレベータ、電気室、機械室等、ビルの利用者が共同で使用する部分である。
【0010】
これに対し、複数の住戸により構成される住戸部と上記共用部とからなる共同住宅の場合には、各住戸に高い隔離性が要求されるため、自動火災報知設備を構成する火災受信機における火災試験を行う場合には、住戸部と共用部とを明確に区別して行う必要がある。ところが、上記したように、従来の自動火災報知設備においては、感知器又は回線に区別なくアドレスが付与されているため、たとえ上昇スクロールキー72a又は下降スクロールキー72bを用いてアドレスを選択できたとしても、操作者は、所望の住戸又は回線を選択するだけで時間がかかり、火災試験に長時間を要することになる。特に、高層で各階の住戸数が多い大規模なマンション等に自動火災報知設備を設置した場合には、このような不都合は顕著に現れる。なお、共同住宅に自動火災報知設備を設置する場合、単に火災を報知するだけでなく、防火防排煙機能も付与されているため、火災受信機は、複合火災受信機(警報複合盤)と呼ばれる。以下では、共同住宅に設置されることを明確に示すために、複合火災受信機(警報複合盤)を共同住宅警報複合盤と呼ぶことにする。
なお、以上説明した不都合は、火災試験の場合だけでなく、住戸部及び共用部に設置されるガス漏れ検知器、防犯スイッチ又は非常呼出スイッチを試験する場合にも同様に当てはまる。
【0011】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、高層で各階の住戸数が多い大規模なマンション等に設置した場合であっても、操作性良くかつ短時間で試験を行うことができる共同住宅警報複合盤、共同住宅警報システム及び共同住宅警報複合盤の試験プログラムを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、共同住宅を構成する複数の住戸からなる住戸部と共用部との各部に設置され異状を検知する複数の検知器からの検知信号に基づいて、上記異状に応じて警報する共同住宅警報複合盤に係り、上記検知器を選択して試験を行う試験機能が選択された場合に、試験対象とする上記検知器が属する上記住戸部又は上記共用部のいずれかを選択する選択手段と、上記選択手段により上記住戸部が選択された場合には、上記各住戸に付与された住戸番号により対応した上記検知器を指定する住戸指定手段と、上記選択手段により上記共用部が選択された場合には、上記検知器の設置場所に対応した回線により対応した上記検知器を指定する回線指定手段とを備えていることを特徴としている。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の共同住宅警報複合盤に係り、上記住戸指定手段及び上記回線指定手段は、上記住戸番号又は上記回線を順次先後に更新させるスクロール手段からなることを特徴としている。
【0014】
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の共同住宅警報複合盤に係り、上記住戸指定手段は、上記住戸が属する階の階数及び上記住戸番号を順次先後に更新させるスクロール手段からなることを特徴としている。
【0015】
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1に記載の共同住宅警報複合盤に係り、上記住戸部に関する上記試験の結果を上記住戸番号とともに表示する、あるいは、上記共用部に関する上記試験の結果を上記検知器の上記設置場所とともに表示する結果表示手段を備えていることを特徴としている。
【0016】
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1に記載の共同住宅警報複合盤に係り、上記試験機能では、少なくとも、表示部に上記共用部に関する上記試験又は上記住戸部に関する上記試験のいずれかを選択するための表示を行う第1の処理と、操作部の操作により上記共用部に関する上記試験が選択された場合には、上記表示部に上記回線により対応した上記検知器を選択するための表示を行う第2の処理と、上記操作部の操作により上記住戸部に関する上記試験が選択された場合には、上記表示部に上記住戸番号により対応した上記検知器を選択するための表示を行う第3の処理とを実行することを特徴としている。
【0017】
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の共同住宅警報複合盤に係り、上記第2の処理又は上記第3の処理では、上記操作部によるスクロール操作に応じて選択すべき上記回線又は上記住戸番号がスクロール表示されることを特徴としている。
【0018】
また、請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載の共同住宅警報複合盤に係り、上記第3の処理では、上記操作部によるスクロール操作に応じて選択すべき上記住戸番号が上下階に更新されてスクロール表示されることを特徴としている。
【0019】
また、請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか1に記載の共同住宅警報複合盤に係り、上記検知器は、火災の発生を感知する火災感知器、ガス漏れを検知するガス漏れ検知器、窓の開放を検知する防犯スイッチ、緊急時に操作される非常呼出スイッチのいずれかであることを特徴とする。
【0020】
また、請求項9記載の発明に係る共同住宅警報システムは、請求項1乃至8のいずれか1に記載の共同住宅警報複合盤を備えていることを特徴としている。
【0021】
また、請求項10記載の発明に係る共同住宅警報複合盤の試験プログラムは、コンピュータに請求項1乃至8のいずれか1に記載の機能を実現させることを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行う。
図3は、この発明の一実施例である共同住宅警報複合盤を適用した共同住宅警報システムの構成を示す概略図である。
この例の共同住宅警報システムは、集合玄関機1と、共同住宅警報複合盤2と、住宅情報盤3と、火災感知器4及び5と、ガス漏れ検知器6と、防犯スイッチ7と、非常呼出スイッチ8と、ドアホン9と、映像アダプタ10と、制御装置11と、伝送線12〜14と、通話線15〜17及び21と、映像線18〜20と、制御線22と、信号線23〜28と、制御信号線29とから構成されている。
集合玄関機1は、共同住宅の集合玄関等に設置され、共同住宅を構成する各住戸の居住者を訪問する者(訪問者)が操作して、所望の住戸の居住者又は管理室に駐在する管理員を呼び出すためのものである。この集合玄関機1は、詳細に示さないが、マイクとスピーカとからなる通話器、訪問者の顔や姿等を撮影するカメラ、各住戸に付与されている住戸番号を入力するためのテンキー等を有している。集合玄関機1は、伝送線12及び13、通話線15並びに、映像線18を介して共同住宅警報複合盤2と接続されている。
【0023】
共同住宅警報複合盤2は、例えば、共同住宅の管理室等に設置され、集合玄関ドア解錠機能と、インターホン制御機能と、モニタ制御機能と、セキュリティ監視機能と、各種の試験機能とを有している。共同住宅警報複合盤2は、伝送線13及び14、通話線16及び17並びに、映像線19、映像アダプタ10及び映像線20を介して各住宅情報盤3と接続されている。
集合玄関ドア解錠機能は、集合玄関に設置されているオートロック型の集合玄関ドアを解錠させる機能である。インターホン制御機能は、集合玄関機1と、共同住宅警報複合盤2、あるいは各住戸の内部に設置された住宅情報盤3との間及び、各住戸の玄関のドア等に設置されたドアホン9と対応する住宅情報盤3との間における通話及び通信を制御する機能である。モニタ制御機能は、集合玄関機1に備えられたカメラにより撮影された訪問者の顔や姿等の映像を、訪問者に指定された住戸に設置されている住宅情報盤3を構成するテレビモニタ46(図4参照)や共同住宅警報複合盤2を構成するテレビモニタ35(図1参照)に表示するための制御を行う機能である。セキュリティ監視機能は、各住戸に設置された火災感知器4、ガス漏れ検知器6、防犯スイッチ7、非常呼出スイッチ8の各検知信号が各住宅情報盤3を介して供給されるとともに、共用部の各所に設置された火災感知器5からの火災感知信号が供給されることにより、発生した異状に応じて警報する機能である。ここで、共用部とは、集合玄関、ホール、集会室、廊下、階段、エレベータ、電気室、機械室等、共同住宅の居住者が共同で使用する部分である。
【0024】
各種の試験機能としては、例えば、遠隔試験機能や火災試験機能がある。遠隔試験機能とは、作業者が試験的に、火災感知器4並びに5に熱源を近づける、あるいは煙代替物を噴出したり、ガス漏れ検知器6に液化天然ガス等を噴霧したり、防犯スイッチ7が取り付けられた窓を開けたり、あるいは非常呼出スイッチ8を操作したりする代わりに、これらの検知器が自己の機能を作動させて、これらが正常に火災感知信号等の各種検知信号を出力するか否か、出力された各検知信号が伝送線13並びに14及び信号線23〜28を介して共同住宅警報複合盤2に正常に伝送されるか否かを確認する機能である。一方、火災試験機能とは、共同住宅警報複合盤2の内部において、選択された住戸又は回線から火災感知信号が擬似的に供給されたとして、自己が正常に動作しているか否か、例えば、選択された住戸又は回線で火災が発生したことを表示する機能や表示内容などのデータ設定に関する機能などが正常に動作しているか否かを確認する機能である。ここで、回線とは、共用部における火災感知器5の設置場所をいい、例えば、信号線27に接続された複数個の火災感知器5は1回線に属し、信号線28に接続された複数個の火災感知器5は2回線に属する。なお、火災試験機能として、火災感知信号を擬似的に供給されたとされるのは、住宅情報盤3であっても良く、この場合には、共同住宅警報複合盤2と住宅情報盤3との伝送の可否についても確認することができる。
【0025】
住宅情報盤3は、各住戸内部に設置されている。各住宅情報盤3は、対応する住戸内部に設置された、火災感知器4、ガス漏れ検知器6、防犯スイッチ7及び非常呼出スイッチ8とそれぞれ信号線23〜26を介して接続されている。住宅情報盤3は、火災感知器4からの火災感知信号、ガス漏れ検知器6からのガス漏れ検知信号、防犯スイッチ7からの窓開放検知信号、非常呼出スイッチ8からの非常呼出信号に、住戸番号を付加して伝送線13及び14を介して共同住宅警報複合盤2に供給する。また、住宅情報盤3は、住戸の玄関のドア等に設置されたドアホン9と通話線21及び制御線22と接続され、住戸内部の居住者とドアの外にいる訪問者との通話を制御する。さらに、住宅情報盤3は、共同住宅警報複合盤2と通話線16及び17を介して接続されており、共同住宅警報複合盤2がインターホン制御機能を実行することにより制御され、住戸内部の居住者と集合玄関にいる訪問者とを通話させる。また、住宅情報盤3は、共同住宅警報複合盤2と映像線19及び映像アダプタ10を介して接続されており、共同住宅警報複合盤2がモニタ制御機能を実行することにより制御され、集合玄関機1に備えられたカメラ(図示略)により撮影された訪問者の顔や姿等の映像に対応した映像信号が供給されてテレビモニタ46(図4参照)に訪問者の顔や姿等の映像を表示する。
【0026】
火災感知器4及び5は、例えば、赤外線センサや温度センサ等のように熱式に火災が発生したことを感知したり、光センサやイオン化式センサ等のように煙式に火災が発生したことを感知して、火災感知信号を出力する。火災感知器4は、各住戸の部屋ごと等に複数個設置されており、信号線23を介して対応する住宅情報盤3に接続されている。一方、火災感知器5は、共用部に複数個設置されており、信号線27又は28を介して共同住宅警報複合盤2に接続されている。ガス漏れ検知器6は、例えば、接触燃焼式ガスセンサや半導体式ガスセンサからなり、対応する住戸内の液化天然ガスやプロパンガスの漏れを検知して、ガス漏れ検知信号を出力する。ガス漏れ検知器6は、各住戸内の例えば、ガスレンジ近傍に設置されており、信号線24を介して対応する住宅情報盤3に接続されている。
【0027】
防犯スイッチ7は、例えば、リードスイッチからなり、対応する住戸の窓に設置され、窓が開いていることを検知して、窓開放検知信号を出力する。防犯スイッチ7は、信号線25を介して住宅情報盤3に接続されている。非常呼出スイッチ8は、各住戸内の所定の場所に設置されており、緊急時に居住者等により操作されることにより、非常呼出信号を出力する。非常呼出スイッチ8は、信号線26を介して住宅情報盤3に接続されている。ドアホン9は、マイクとスピーカ等からなり、各住戸の玄関等に設置され、訪問者が対応する住戸内の居住者と通話をするために用いられる。映像アダプタ10は、各住戸外の玄関近傍に設置され、対応する住宅情報盤3に接続された映像線20と映像線19との接続及び切断を制御するものである。映像アダプタ10が対応する住宅情報盤3に接続された映像線20を映像線19と接続した場合には、集合玄関機1からの映像信号が映像線20を介して対応する住宅情報盤3に供給される。制御装置11は、例えば、火災の発生を住民等に報知する地区ベル装置、共用部等に充満している煤煙を屋外に排気する防排煙装置、共用部の天井から放水して火災を消火する消火装置等からなり、火災発生時に共同住宅警報複合盤2によって制御される。制御装置11は、共用部の所定の場所にそれぞれ設置されており、制御信号線29を介して共同住宅警報複合盤2に接続されている。
【0028】
次に、共同住宅警報複合盤2の構成について図1を参照して説明する。
共同住宅警報複合盤2は、図1に示すように、監視制御部31と、表示部32と、操作部33と、映像制御部34と、テレビモニタ35と、通話回路36と、入出力制御回路37と、送受話器38と、スピーカ39とから構成されている。監視制御部31は、CPU(中央処理装置)31aと記憶部31bとを有し、CPU31aが記憶部31bに記憶された各種プログラムを実行することにより、上記した集合玄関ドア解錠機能、インターホン制御機能、モニタ制御機能、セキュリティ監視機能、各種の試験機能を実行し、共同住宅警報複合盤2の内部及び共同住宅警報システム全体を制御する。すなわち、例えば、この発明の実施例の特徴である火災試験機能を例にとると、火災試験プログラムが記憶部31bから読み出されてCPU31aに読み込まれ、CPU31aの動作を制御する。CPU31aは、火災試験プログラムが起動されると、火災試験プログラムの制御により、後述する火災試験処理を実行するのである。記憶部31bは、ROM、RAM、あるいはフラッシュメモリ等の半導体メモリである。
【0029】
表示部32は、発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)や電球等からなる複数個の表示灯(図示略)と、LCDやエレクトロルミネセンス(EL:electroluminescence)ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイパネル(PDP;Plasma Display Panel)等からなるディスプレイ32a(図2参照)とを有している。複数個の表示灯及びディスプレイ32aには、監視制御部31の制御の下、インターホン制御機能及びセキュリティ監視機能に関する各種の表示がなされる。操作部33は、ディスプレイ32a近傍に設けられたテンキー(図示略)や、図2に示すように、ディスプレイ32aの下部に設けられた、実行/メニュースイッチ33a、終了/選択スイッチ33b、下降スイッチ33c、上昇スイッチ33d、諸警報スイッチ33e、火災警報スイッチ33f等を有し、インターホン制御機能及びセキュリティ監視機能を実行する際に用いられる。なお、上記各スイッチの機能については後述する。また、操作部33における各スイッチをディスプレイ32a上に設けたタッチパネルとしても良く、このタッチパネルには、光学式タッチパネル、接触式タッチパネル等がある。光学式タッチパネルは、上記ディスプレイ32aの表示面外周上部に取り付けられた枠体の各辺に、複数の発光素子と複数の受光素子とが対向して設けられ、発光素子から出射され、対向する受光素子に入射される光の遮断状態を検出することにより、表示面への入力位置を認識するものである。一方、接触式タッチパネルは、上記ディスプレイ32aの上部に設けられたガラス基板あるいはポリエステルフィルム基板上にドット付きの第1の透明電極を設け、その上面に、下面に第2の透明電極が設けられたハードコート層付きフィルムを設け、第1及び第2の透明電極によってタッチスイッチを構成するものである。
【0030】
映像制御部34は、監視制御部31がモニタ制御機能を実行することにより制御され、接続制御処理及び映像表示処理を行う。接続制御処理とは、集合玄関機1に備えられたカメラ(図示略)により撮影された訪問者の顔や姿等の映像に対応した映像信号を映像線18を介して受信して、各住宅情報盤3に映像線19及び映像アダプタ10を介して送信する処理である。一方、映像表示処理とは、共同住宅警報複合盤2の盤面に設けられているテレビモニタ35に上記映像信号に基づいた映像を表示する処理である。テレビモニタ35は、CRTディスプレイ、LCD、ELディスプレイ、PDP等からなり、訪問者の顔や姿等の映像等が表示される。
【0031】
通話回路36は、監視制御部31がインターホン制御機能を実行することにより制御され、通話線15及び16上を伝送される音声信号及び送受話器38から供給される音声信号を処理して、この共同住宅警報複合盤2が設置された管理室等に駐在し送受話器38を操作する管理員を、集合玄関にいる訪問者又は各住戸に在宅している居住者と通話させる。入出力制御回路37は、共用部の各部に設置された火災感知器5から信号線27又は28を介して供給される火災感知信号の受信を制御するとともに、共用部の各部に設置された制御装置11に制御信号線29を介して供給する制御信号の送信を制御する。スピーカ39は、監視制御部31がセキュリティ監視機能を実行することにより供給される音響信号に基づいて、火災の発生、泥棒の侵入、ガス漏れ発生等の異状をアラーム又は音声で報知する。
【0032】
次に、住宅情報盤3及びドアホン9の構成について図4を参照して説明する。住宅情報盤3は、図4に示すように、制御部41と、表示部42と、操作部43と、映像切換制御回路44と、映像回路45と、テレビモニタ46と、警報音響回路47と、通話切換回路48と、通話回路49と、送受話器50と、警報受信回路51と、スピーカ52とから構成されている。制御部41は、CPU41aと記憶部41bとを有し、CPU41aが記憶部41bに記憶された各種プログラムを実行することにより、各種伝送制御機能及び監視機能を実行する。各種伝送制御機能とは、住宅情報盤3が伝送線13及び14を介して共同住宅警報複合盤2に各種検知信号や自己が設置されている住戸に付与されている住戸番号を伝送したり、共同住宅警報複合盤2から伝送線13及び14を介して伝送される各種制御信号を受信する機能である。一方、監視機能とは、住宅情報盤3全体の動作を監視する機能である。制御部41では、上記した監視制御部31の場合と同様、例えば、ある伝送制御プログラムが記憶部41bから読み出されてCPU41aに読み込まれ、CPU41aの動作を制御する。CPU41aは、その伝送制御プログラムが起動されると、伝送制御プログラムの制御により、上記した伝送制御機能を実行するのである。記憶部41bは、ROM、RAM、あるいはフラッシュメモリ等の半導体メモリである。
【0033】
表示部42は、LEDや電球等からなる複数個の表示灯と、LCDやELディスプレイ、あるいはPDP等からなるディスプレイとを有している。複数個の表示灯及びディスプレイには、制御部41の制御の下、伝送制御機能及び監視機能に関する各種の表示がなされる。操作部43は、呼出スイッチ、集合玄関ドア解錠スイッチ等を有している。呼出スイッチは、共同住宅警報複合盤2が設置されている管理室に駐在している管理員を呼び出す際に操作される。集合玄関ドア解錠スイッチは、集合玄関に設置されているオートロック型のドアの解錠を指示する際に操作される。映像切換制御回路44は、制御部41の制御の下、映像アダプタ10に対して映像線19と映像線20との接続/切断を切り換える切換信号を供給する。映像回路45は、映像アダプタ10が映像切換制御回路44からの切換信号に基づき映像線19と映像線20とを接続した場合には、共同住宅警報複合盤2からの映像信号に基づいて、集合玄関機1のカメラで撮影された訪問者の顔や姿等の映像をテレビモニタ46に表示する。テレビモニタ46は、CRTディスプレイ、LCD、ELディスプレイ、PDP等からなり、訪問者の顔や姿等の映像等が表示される。
【0034】
警報音響回路47は、図示せぬ記憶部、音声合成回路、デジタル・アナログ変換器、アンプ等を有しており、火災、ガス漏れ等の各種の警報を発すべき内容に対応した種類の音響信号、音声信号、音声合成信号を発生して、制御部41及び通話切換回路48に供給する。記憶部は、例えば、ROM、RAM、あるいはフラッシュメモリ等の半導体メモリからなり、火災、ガス漏れ等の各種の警報を発すべき内容に対応した種類の音響データ及び音声データが記憶されている。音声合成回路は、記憶部から読み出される音声データに基づいて音声合成を行い音声合成データを出力する。デジタル・アナログ変換器は、記憶部から読み出される音響データ又は音声データ、あるいは音声合成回路から供給される音声合成データをアナログの音響信号、音声信号、音声合成信号に変換する。アンプは、音響信号、音声信号、音声合成信号を増幅する。
【0035】
通話切換回路48は、制御部41の制御の下、通話線17又は通話線21と通話回路49との接続/切断を切り換えるとともに、警報音響回路47から供給される音響信号、音声信号、音声合成信号や通話回路49から供給される音声信号を通話線21を介してドアホン9に供給する。通話回路49は、通話切換回路48が通話線17と通話回路19とを接続した場合には、通話線16及び17上を伝送される音声信号及び送受話器50から供給される音声信号を処理して、この住宅情報盤3が設置された住戸に在宅していて送受話器50を操作する居住者を、集合玄関にいる訪問者と通話させる。一方、通話切換回路48が通話線21と通話回路49とを接続した場合には、通話回路49は、通話線21上を伝送される音声信号及び送受話器50から供給される音声信号を処理して、当該居住者を当該住戸のドアの外にいる訪問者と通話させる。警報受信回路51は、当該住戸の各部に設置された火災感知器4、ガス漏れ検知器6、防犯スイッチ7、非常呼出スイッチ8から信号線23〜26を介してそれぞれ供給される火災感知信号、ガス漏れ検知信号、窓開放検知信号又は非常呼出信号の受信を監視し、受信した場合にはその旨を制御部41に通知する。スピーカ52は、制御部41から供給される音響信号、音声信号、音声合成信号に基づいて、火災の発生、泥棒の侵入、ガス漏れ発生等の異状をアラーム又は音声で報知する。
【0036】
また、ドアホン9は、図4に示すように、呼出スイッチ61と、マイク62と、スピーカ63と、通電表示灯64とから構成されている。呼出スイッチ61は、訪問者等により操作されることにより、呼出信号を出力する。マイク62は、訪問者等が発生する音声を音声信号に変換する。スピーカ63は、住宅情報盤3から供給される音響信号、音声信号、音声合成信号に基づいて、居住者の音声を放出するとともに、火災の発生、泥棒の侵入、ガス漏れ発生等をアラーム又は音声で報知する。通電表示灯64は、例えば、LEDや電球等からなり、ドアホン9に電源が投入されていることを表示する。
【0037】
次に、上記構成の共同住宅警報システムにおける共同住宅警報複合盤2が実行する各種機能の概略について説明する。
(1)インターホン制御機能
訪問者が、例えば、共同住宅の801号室の居住者を呼び出すために、集合玄関機1を構成するテンキーの「8」、「0」、「1」を順次操作した上で、図示しない呼出スイッチを操作すると、集合玄関機1は、801号室を呼び出すための呼出信号を共同住宅警報複合盤2に送信する。上記呼出信号を受信した共同住宅警報複合盤2が上記呼出信号を伝送線13を介して801号室の住戸に設置された住宅情報盤3に送信すると、当該住宅情報盤3は、上記呼出信号を受信したことを示す応答信号を伝送線13を介して共同住宅警報複合盤2に送信する。上記応答信号を受信した共同住宅警報複合盤2は、集合玄関機1及び801号室の住宅情報盤3に対して、これらを通話線15、16及び17を介して接続するための接続信号を送信する。この結果、上記接続信号を受信した集合玄関機1と801号室の住宅情報盤3とが通話線15、16及び17を介して接続され、通話経路が形成される。これにより、訪問者は、801号室の居住者と話をすることができる。
【0038】
(2)モニタ制御機能
上記インターホン制御機能が実行されることにより上記接続信号を受信した801号室の住宅情報盤3は、映像線20及び映像アダプタ10を介して映像線19と接続する。この結果、集合玄関機1と801号室の住宅情報盤3とが映像線18、共同住宅警報複合盤2、映像線19、映像アダプタ10及び映像線20を介して接続され、映像信号経路が形成される。これにより、訪問者の顔や姿等の映像に対応した映像信号が集合玄関機1から上記映像信号経路を介して801号室の住宅情報盤3に送信されるので、801号室の居住者は、訪問者の顔や姿等の映像を視ることができる。
【0039】
(3)セキュリティ監視機能
▲1▼ 火災警報制御機能
ある住戸(例えば、503号室)内に設置されている火災感知器4が作動して火災感知信号を対応する住宅情報盤3に送信したとする。これにより、上記火災感知信号を受信した当該住宅情報盤3は、上記火災感知信号に住戸番号(今の場合、「503」)を付加した火災信号を伝送線13及び14を介して共同住宅警報複合盤2に送信する。上記火災信号を受信した共同住宅警報複合盤2は、上記火災信号に含まれている住戸番号(今の場合、「503」)及び火災が発生している旨を表示部32に表示したり、スピーカ39等により警報を発したりするとともに、上記住戸番号(今の場合、「503」)を付加した警報信号を伝送線13を介して送信する。これにより、上記警報信号を受信した、共同住宅を構成する各住戸に設置されている住宅情報盤3は、上記警報信号に付加されている住戸番号(今の場合、「503」)を読みとる。そして、火災が発生している階(今の場合、5階)に存在するすべての住戸及び、その直上階(今の場合、6階)に存在するすべての住戸にそれぞれ設置されている住宅情報盤3は、上記住戸番号(今の場合、「503」)に基づいて、スピーカ52から火災警報を発する。
【0040】
▲2▼ 諸警報制御機能
ある住戸(例えば、302号室)内に設置されているガス漏れ検知器6、防犯スイッチ7、あるいは非常呼出スイッチ8が作動してガス漏れ検知信号、窓開放検知信号、あるいは非常呼出信号を対応する住宅情報盤3に送信したとする。これにより、上記ガス漏れ検知信号、上記窓開放検知信号、あるいは上記非常呼出信号を受信した当該住宅情報盤3は、上記ガス漏れ検知信号、上記窓開放検知信号、あるいは上記非常呼出信号に住戸番号(今の場合、「302」)を付加したセキュリティ信号を伝送線13及び14を介して共同住宅警報複合盤2に送信する。上記セキュリティ信号を受信した共同住宅警報複合盤2は、上記セキュリティ信号に含まれている住戸番号(今の場合、「302」)及び上記セキュリティ信号の種別等を表示部32に表示したり、スピーカ39等により警報を発したりする。
【0041】
次に、共同住宅警報複合盤2が実行する火災試験機能の詳細について、図5〜図7並びに図13に示すフローチャート及び図2、図8〜図12並びに図14〜図17に示す画面表示例を参照して説明する。
まず、図5に示すステップSP1では、共同住宅警報複合盤2を構成する監視制御部31は、共同住宅警報複合盤2を構成する表示部32のディスプレイ32aに、図2に示すメニュー画面を表示した後、ステップSP2へ進む。図2の例では、表示画面の右端から約3分の1の領域に、メニューの選択項目として、「試験」、「保守SW」、「保守機能」、「連動遮断」、「移報遮断」、「手動制御」、「呼出音量」、「試験結果」が表示されている。これらの選択項目のうち、選択項目「試験」以外の選択項目はこの発明と直接関係しないので、その説明を省略する。また、図2に示す表示画面例の下辺近傍には、白抜きの上向き三角マーク△及び下向き三角マーク▽が並べて表示されているとともに、「実行」及び「終了」という文字が白抜きで表示されている。これは、図2に示す、ディスプレイ32aの下部に設けられた各種スイッチのうち、実行/メニュースイッチ33a、終了/選択スイッチ33b、下降スイッチ33c、上昇スイッチ33dの機能のみが有効であって、かつ、機能が兼用されている実行/メニュースイッチ33aについては実行スイッチとして機能し、機能が兼用されている終了/選択スイッチ33bについては終了スイッチとして機能することを表している。図2に示す表示画面例下辺近傍の表示の意味については、図8〜図10及び図14において同様である。
【0042】
ステップSP2では、監視制御部31は、上記した選択項目「試験」が選択されたか否かを判断する。この判断は以下に示すように行われる。すなわち、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dが操作されるごとに、上記した各選択項目の左側に表示されている菱形マーク「◇」のいずれか1つが順次反転表示となり、対応する選択項目が選択可能な状態であることが示される。そこで、操作者が、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して、選択項目「試験」の左側に表示されている菱形マーク「◇」を反転表示させた後、実行/メニュースイッチ33aを操作すると、監視制御部31は、上記した選択項目「試験」が選択されたと判断する。ステップSP2の判断結果が「YES」の場合には、監視制御部31は、ステップSP3へ進む。
一方、ステップSP2の判断結果が「NO」の場合、すなわち、上記した選択項目「試験」が選択されなかった場合には、監視制御部31は、一連の処理を終了する。なお、実際の処理においては、監視制御部31は、操作者による選択項目の選択に応じて各種機能を実行するのであるが、火災試験機能以外の機能についてはこの発明と直接関係しないので、ここでは単に処理を終了するとして説明する。後述するステップSP4の判断結果が「NO」の場合にも同様である。
【0043】
ステップSP3では、監視制御部31は、ディスプレイ32aに、図8に示す試験メニュー画面を表示した後、ステップSP4へ進む。図8の例では、表示画面の右端から約3分の1の領域に、試験メニューの選択項目として、「火災試験」、「保守SW」、「遠隔試験」、「予備電源」、「移報遮断」、「表示部試験」が表示されている。これらの選択項目のうち、選択項目「火災試験」以外の試験機能に関わらない選択項目はこの発明と直接関係しないので、その説明を省略する。例えば、選択項目「遠隔試験」は、上記したように試験機能の一つであり、「火災試験」と同様に操作される。
ステップSP4では、監視制御部31は、上記した選択項目「火災試験」が選択されたか否かを判断する。この判断は以下に示すように行われる。すなわち、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dが操作されるごとに、上記した各選択項目の左側に表示されている菱形マーク「◇」のいずれか1つが順次反転表示となり、対応する選択項目が選択可能な状態であることが示される。そこで、操作者が、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して、選択項目「火災試験」の左側に表示されている菱形マーク「◇」を反転表示させた後、実行/メニュースイッチ33aを操作すると、監視制御部31は、上記した選択項目「火災試験」が選択されたと判断する。ステップSP4の判断結果が「YES」の場合には、監視制御部31は、ステップSP5へ進む。
一方、ステップSP4の判断結果が「NO」の場合、すなわち、上記した選択項目「火災試験」が選択されなかった場合には、その他の選択項目が選択された場合であり、監視制御部31は、選択された項目について必要な処理を行った後、一連の処理を終了する。
【0044】
ステップSP5では、監視制御部31は、ディスプレイ32aに、図9に示す火災試験メニュー画面を表示した後、ステップSP6へ進む。図9の例では、表示画面の右端から約3分の1の領域に、火災試験メニューの選択項目として、「共用部」、「住戸部」が表示されている。
ステップSP6では、監視制御部31は、上記した選択項目「共用部」が選択されたか否かを判断する。この判断は以下に示すように行われる。すなわち、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dが操作されるごとに、上記した各選択項目の左側に表示されている菱形マーク「◇」のいずれか1つが順次反転表示となり、対応する選択項目が選択可能な状態であることが示される。そこで、操作者が、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して、選択項目「共用部」の左側に表示されている菱形マーク「◇」を反転表示させた後、実行/メニュースイッチ33aを操作すると、監視制御部31は、上記した選択項目「共用部」が選択されたと判断する。ステップSP6の判断結果が「YES」の場合には、監視制御部31は、ステップSP7へ進む。
一方、ステップSP6の判断結果が「NO」の場合、すなわち、上記した選択項目「共用部」が選択されなかった場合には、監視制御部31は、図6に示すステップSP13へ進む。
【0045】
ステップSP7では、監視制御部31は、操作者に共用部に設置されているいずれかの回線を選択させるための回線表示選択処理を行った後、ステップSP8へ進む。この回線表示選択処理について、図7に示すフローチャート及び図10〜図12に示す画面表示例を参照して説明する。まず、図7に示すステップSP21では、監視制御部31は、ディスプレイ32aに、図10に示す回線選択画面を表示した後、ステップSP22へ進む。図10の例では、表示画面の右端から約3分の1の領域の上部には、2段にわたって「*火災試験*」及び「*共用部 *」と表示されており、共用部の火災試験であることが示されている。また、表示画面の右端から約3分の1の領域の略中央部に、「■■回線」と表示されており、回線が未選択状態であることが示されている。さらに、表示画面の右端から約3分の1の領域の中央よりやや下部に、2段にわたって「◇前回線」及び「◇後回線」と表示されており、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して「◇前回線」又は「◇後回線」の菱形マーク「◇」を反転表示させた後、さらに終了/選択スイッチ33bを操作すると、現在選択されている回線に付与されている番号より1つずつ小さい番号が付与されている回線又は1つずつ大きい番号が付与されている回線が選択可能であることが示されている。また、表示画面の右端から約3分の1の領域の下部に、「◇終了」と表示されており、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して選択し終了/選択スイッチ33bを操作することによりこの共用部の火災試験処理が終了可能であることが示されている。
【0046】
ステップSP22では、監視制御部31は、回線を移動するスイッチ操作としての、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dに加え、終了/選択スイッチ33bが操作されたか否かを判断する。この判断結果が「YES」の場合には、監視制御部31は、ステップSP23へ進む。ステップSP23では、監視制御部31は、上記操作者による下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dの操作に応じた新たな回線選択画面(図11参照)を表示した後、ステップSP24へ進む。図11の例では、表示画面の右端から約3分の1の領域の上部には、2段にわたって「*火災試験*」及び「*共用部 *」と表示されており、共用部の火災試験であることが示されている。また、表示画面の右端から約3分の1の領域の略中央部に、「1回線」と表示されており、1回線が選択可能状態であることが示されている。さらに、表示画面の右端から約3分の1の領域の中央よりやや下部から下端までの表示項目自体は図10の場合と同様であるが、選択項目「後回線」の左側に表示されている菱形マーク「◇」が反転表示されており、操作者が下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して選択項目「後回線」を選択可能状態として、さらに終了/選択スイッチ33bを操作したことをステップSP22の処理において検出したことが示されている。また、図11に示す表示画面例の下辺近傍には、白抜きの上向き三角マーク△及び下向き三角マーク▽が並べて表示されているとともに、「選択」及び「実行」という文字が白抜きで表示されている。これは、図11に示す、ディスプレイ32aの下部に設けられた各種スイッチのうち、実行/メニュースイッチ33a、終了/選択スイッチ33b、下降スイッチ33c、上昇スイッチ33dの機能のみが有効であって、かつ、機能が兼用されている実行/メニュースイッチ33aについては実行スイッチとして機能し、機能が兼用されている終了/選択スイッチ33bについて選択スイッチとして機能することを表している。図11に示す表示画面例下辺近傍の表示の意味については、図12、図15〜図17において同様である。
【0047】
ステップSP24では、監視制御部31は、実行/メニュースイッチ33aが操作されたか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、監視制御部31は、ステップSP22へ戻り、上記したステップSP22及びSP23の処理を繰り返す。一方、ステップSP24の判断結果が「YES」の場合、すなわち、実行/メニュースイッチ33aが操作された場合には、監視制御部31は、図5に示すステップSP8へ進む。また、ステップSP22の判断結果が「NO」の場合、すなわち、選択項目「前回線」又は「後回線」の選択がなされなかった場合には、監視制御部31は、ステップSP25へ進む。ステップSP25では、監視制御部31は、終了に関する操作が行われたか否かを判断する。すなわち、監視制御部31は、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dの操作によって、選択項目「終了」の左側に表示されている菱形マーク「◇」を反転表示させて選択項目「終了」を選択可能状態とした後、終了/選択スイッチ33bが操作されたか否かを判断する。この判断結果が「YES」の場合には、監視制御部31は、一連の処理を終了する。一方、ステップSP25の判断結果が「NO」の場合、すなわち、終了に関する操作が行われなかった場合には、監視制御部31は、ステップSP24へ進む。
今の場合、ディスプレイ32aに図10に示す回線選択画面が表示されている状態において、操作者が下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作してディスプレイ32aを図11に示す回線選択画面の状態とし、この回線選択画面の状態において、選択項目「前回線」又は「後回線」のいずれかを選択可能状態にした後、終了/選択スイッチ33bを操作することにより、図11に示される「1回線」の選択状態から別の共用部の回線に任意に移動させた後、実行/メニュースイッチ33aを操作すると、ステップSP24の判断結果が「YES」となり、この回線表示選択処理においては、1回線が選択され、監視制御部31は、図5のステップSP8へ進む。
【0048】
図5に示すステップSP8では、監視制御部31は、選択された回線の火災試験を実行した後、ステップSP9へ進む。この火災試験では、実際の火災(以下実火災と呼ぶ)の場合と同様、表示部32を構成する図示せぬ火災灯が点灯するとともに、ディスプレイ32aには、例えば、図12に示すように、火災試験が実行中である旨が表示され、さらにスピーカ39から警報が発せられる。図12の例では、表示画面の右端から約3分の1の領域及び下辺近傍については、図11の例と同様である。一方、図12において、表示画面の左端から約3分の2の領域の上部第1段目には、「●感知器」及び「発報」と表示されており、火災感知器5の火災試験であって警報が発せられていることが示されている。また、表示画面の左端から約3分の2の領域の上部第2段目には、「1階」及び「集会室」と表示されており、1階の共用部の1つである集会室に設置された火災感知器5の火災試験であることが示されている。
【0049】
ステップSP9では、監視制御部31は、ステップSP8において火災試験を実行した結果、異常が発生したか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、監視制御部31は、ステップSP10へ進む。ステップSP10では、監視制御部31は、表示部32を構成するディスプレイ32aや表示灯に、実火災の場合と同様の表示を行った後、ステップSP12へ進む。一方、ステップSP9の判断結果が「YES」の場合、すなわち、ステップSP8において火災試験を実行した結果、異常が発生した場合には、監視制御部31は、ステップSP11へ進む。ステップSP11では、監視制御部31は、表示部32を構成するディスプレイ32aや表示灯に、異常が発生した旨の表示を行った後、ステップSP12へ進む。ステップSP12では、監視制御部31は、ディスプレイ32aに表示された選択項目「終了」(例えば、図12参照)が選択される操作が行われたか否かを判断する。この判断は以下に示すように行われる。すなわち、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dが操作されるごとに、上記した各選択項目の左側に表示されている菱形マーク「◇」のいずれか1つが順次反転表示となり、対応する選択項目が選択可能な状態であることが示される。そこで、操作者が、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して、選択項目「終了」の左側に表示されている菱形マーク「◇」を反転表示させた後、実行/メニュースイッチ33aを操作すると、監視制御部31は、上記した選択項目「終了」が選択されたと判断する。ステップSP12の判断結果が「YES」の場合には、監視制御部31は、一連の処理を終了する。
一方、ステップSP12の判断結果が「NO」の場合、すなわち、上記した選択項目「終了」が選択される操作が行われなかった場合には、監視制御部31は、ステップSP7へ戻り、上記したステップSP7及びSP8の処理を繰り返す。つまり、操作者が別の回線の火災試験を行う場合には、ステップSP7及びSP8の処理が繰り返される。
【0050】
図6に示すステップSP13では、監視制御部31は、ディスプレイ32aに表示された選択項目「住戸部」(図9参照)が選択されたか否かを判断する。この判断は以下に示すように行われる。すなわち、操作者が、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して、選択項目「住戸部」の左側に表示されている菱形マーク「◇」を反転表示させた後、実行/メニュースイッチ33aを操作すると、監視制御部31は、上記した選択項目「住戸部」が選択されたと判断する。ステップSP13の判断結果が「YES」の場合には、監視制御部31は、ステップSP14へ進む。
一方、ステップSP13の判断結果が「NO」の場合、すなわち、上記した選択項目「住戸部」が選択されなかった場合には、監視制御部31は、ステップSP20へ進む。
【0051】
ステップSP14では、監視制御部31は、操作者に各住戸のいずれかを選択させるための住戸表示選択処理を行った後、ステップSP15へ進む。この住戸表示選択処理について、図13に示すフローチャート及び図14〜図16に示す画面表示例を参照して説明する。まず、図13に示すステップSP31では、監視制御部31は、ディスプレイ32aに、図14に示す住戸選択画面を表示した後、ステップSP32へ進む。図14の例では、表示画面の右端から約3分の1の領域の上部には、2段にわたって「*火災試験*」及び「*住戸部 *」と表示されており、住戸部の火災試験であることが示されている。また、表示画面の右端から約3分の1の領域の略中央部に、「■■■■号室」と表示されており、各住戸に付与されている住戸番号が未選択状態であることが示されている。さらに、表示画面の右端から約3分の1の領域の中央よりやや下部から下端まで5段にわたって、「◇上階」、「◇下階」、「◇前号室」、「◇後号室」及び「◇終了」と表示されている。これらの表示のうち、選択項目「◇上階」及び「◇下階」については、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して「◇上階」又は「◇下階」の菱形マーク「◇」を反転表示させた後、さらに終了/選択スイッチ33bを操作すると、現在選択されている火災試験を実行すべき住戸が属する階の階数より1つずつ小さい階数又は1つずつ大きい階数が選択可能であることが示されている。同様に、選択項目「◇前号室」及び「◇後号室」については、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して「◇前号室」又は「◇後号室」の菱形マーク「◇」を反転表示させた後、さらに終了/選択スイッチ33bを操作すると、現在選択されている住戸番号より1つずつ小さい住戸番号が付与されている住戸又は1つずつ大きい住戸番号が付与されている住戸が選択可能であることが示されている。さらに、選択項目「◇終了」については、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して選択可能状態とした後、終了キーとして機能する終了/選択スイッチ33bを操作することにより、この住戸部の火災試験処理が終了可能であることが示されている。
【0052】
ステップSP32では、監視制御部31は、住戸番号を移動するスイッチ操作としての、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dに加え、終了/選択スイッチ33bが操作されたか否かを判断する。この判断結果が「YES」の場合には、監視制御部31は、ステップSP33へ進む。ステップSP33では、監視制御部31は、上記操作者による下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dの操作に応じた新たな住戸選択画面(図15参照)を表示した後、ステップSP34へ進む。図15の例では、表示画面の右端から約3分の1の領域の上部には、2段にわたって「*火災試験*」及び「*住戸部 *」と表示されており、住戸部の火災試験であることが示されている。また、表示画面の右端から約3分の1の領域の略中央部に、「101号室」と表示されており、1階の101号室が選択可能状態であることが示されている。さらに、表示画面の右端から約3分の1の領域の中央よりやや下部から下端までの表示項目自体は図14の場合と同様であるが、選択項目「後号室」の左側に表示されている菱形マーク「◇」が反転表示されており、操作者が下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して選択項目「後号室」を選択可能状態として、さらに終了/選択スイッチ33bを操作したことをステップSP32の処理において検出したことが示されている。
【0053】
ステップSP34では、監視制御部31は、実行/メニュースイッチ33aが操作されたか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、監視制御部31は、ステップSP32へ戻り、上記したステップSP32及びSP33の処理を繰り返す。一方、ステップSP34の判断結果が「YES」の場合、すなわち、実行/メニュースイッチ33aが操作された場合には、監視制御部31は、図6に示すステップSP15へ進む。また、ステップSP32の判断結果が「NO」の場合、すなわち、選択項目「上階」、「下階」、「前号室」又は「後号室」の選択がなされなかった場合には、監視制御部31は、ステップSP35へ進む。ステップSP35では、監視制御部31は、終了に関する操作が行われたか否かを判断する。すなわち、監視制御部31は、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dの操作によって、選択項目「終了」の左側に表示されている菱形マーク「◇」を反転表示させて選択項目「終了」を選択可能状態とした後、終了/選択スイッチ33bが操作されたか否かを判断する。この判断結果が「YES」の場合には、監視制御部31は、一連の処理を終了する。一方、ステップSP35の判断結果が「NO」の場合、すなわち、終了に関する操作が行われなかった場合には、監視制御部31は、ステップSP34へ進む。
今の場合、ディスプレイ32aに図14に示す住戸選択画面が表示されている状態において、操作者が下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作してディスプレイ32aを図15に示す住戸選択画面の状態とし、この住戸選択画面の状態において、選択項目「上階」、「下階」、「前号室」又は「後号室」のいずれかを選択可能状態にした後、終了/選択スイッチ33bを操作することにより、図15に示される「101号室」に移動させた後、実行/メニュースイッチ33aを操作すると、ステップSP34の判断結果が「YES」となり、この住戸表示選択処理においては、101号室が選択され、監視制御部31は、図6のステップSP15へ進む。
【0054】
図6に示すステップSP15では、監視制御部31は、選択された住戸の火災試験を実行した後、ステップSP16へ進む。この火災試験では、実火災の場合と同様、表示部32を構成する図示せぬ火災灯が点灯するとともに、ディスプレイ32aには、例えば、図16に示すように、火災試験が実行中である旨が表示され、さらにスピーカ39から警報が発せられる。図16の例では、表示画面の右端から約3分の1の領域及び下辺近傍については、図15の例と同様である。一方、図16において、表示画面の左端から約3分の2の領域の上部第1段目には、「●火災」及び「発報」と表示されており、火災感知器4の火災試験であって警報が発せられていることが示されている。また、表示画面の左端から約3分の2の領域の上部第2段目には、「101号室」と表示されており、1階の住戸の1つである101号室に設置された火災感知器4の火災試験であることが示されている。
【0055】
ステップSP16では、監視制御部31は、ステップSP15において火災試験を実行した結果、異常が発生したか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、監視制御部31は、ステップSP17へ進む。ステップSP17では、監視制御部31は、表示部32を構成するディスプレイ32aや表示灯に、実火災の場合と同様の表示を行った後、ステップSP19へ進む。一方、ステップSP16の判断結果が「YES」の場合、すなわち、ステップSP15において火災試験を実行した結果、異常が発生した場合には、監視制御部31は、ステップSP18へ進む。ステップSP18では、監視制御部31は、表示部32を構成するディスプレイ32aや表示灯に、例えば、図17に示すように、異常が発生した旨の表示を行った後、ステップSP19へ進む。図17の例では、表示画面の右端から約3分の1の領域の第1段目に、「異常発生」という語が点滅表示又は反転表示されており、火災試験において何らかの異常が発生したことが示されている。なお、図17の例では、表示画面の右端から約3分の1の領域の第2段目から下端まで及び下辺近傍については、図16の例と同様である。一方、図17において、表示画面の左端から約3分の2の領域の上部第1段目には、「●火災」及び「試験異常」と表示されており、火災感知器4の火災試験において何らかの異常が発生したことが示されている。また、表示画面の左端から約3分の2の領域の上部第2段目には、「101号室」と表示されており、1階の住戸の1つである101号室に設置された火災感知器4の火災試験であることが示されている。
【0056】
ステップSP19では、監視制御部31は、ディスプレイ32aに表示された選択項目「終了」(例えば、図17参照)が選択される操作が行われたか否かを判断する。この判断は以下に示すように行われる。すなわち、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dが操作されるごとに、上記した各選択項目の左側に表示されている菱形マーク「◇」のいずれか1つが順次反転表示となり、対応する選択項目が選択可能な状態であることが示される。そこで、操作者が、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して、選択項目「終了」の左側に表示されている菱形マーク「◇」を反転表示させた後、実行/メニュースイッチ33aを操作すると、監視制御部31は、上記した選択項目「終了」が選択されたと判断する。ステップSP19の判断結果が「YES」の場合には、監視制御部31は、一連の処理を終了する。
一方、ステップSP19の判断結果が「NO」の場合、すなわち、上記した選択項目「終了」が選択される操作が行われなかった場合には、監視制御部31は、ステップSP14へ戻り、上記したステップSP14及びSP15の処理を繰り返す。つまり、操作者が別の住戸の火災試験を行う場合には、ステップSP14及びSP15の処理が繰り返される。
また、ステップSP20では、監視制御部31は、終了に関する操作が行われたか否かを判断する。すなわち、監視制御部31は、下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dの操作によって、選択項目「終了」の左側に表示されている菱形マーク「◇」を反転表示させて選択項目「終了」を選択可能状態とした後、終了/選択スイッチ33bが操作されたか否かを判断する。この判断結果が「YES」の場合には、監視制御部31は、一連の処理を終了する。
一方、ステップSP20の判断結果が「NO」の場合、すなわち、終了に関する操作が行われなかった場合には、監視制御部31は、図5に示すステップSP6へ戻り、上記したステップSP6以下の処理を繰り返す。
【0057】
このように、この例の構成によれば、火災試験の際には、図9に示すように、共用部と住戸部とが別個に選択できるとともに、下降スイッチ33c及び上昇スイッチ33dと終了/選択スイッチ33bとの組み合わせにより各住戸又は各回線をそれぞれ選択でき、しかも、住戸部に関する火災試験の際には、上階又は下階も下降スイッチ33c及び上昇スイッチ33dと終了/選択スイッチ33bとの組み合わせにより同様に選択することができる。
したがって、高層で各階の住戸数が多い大規模なマンション等にこの例の共同住宅警報システム設置した場合であっても、操作性良くかつ短時間で火災試験を行うことができる。
また、この例の構成によれば、火災試験の結果が図12及び図17に示すように、火災感知器の設置場所や住戸番号とともに表示されるので、操作者は、データ設定として火災発生箇所を正確に認識することができるとともに、火災試験において発生した異常の発生箇所を正確に認識することができる。
【0058】
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述の実施例においては、回線の火災試験を実行する例を示したが、これに限定されず、この発明は蓄積回線の火災試験を実行する場合にも適用することができる。この場合、操作者が共同住宅警報複合盤2の操作部33を構成する実行/メニュースイッチ33aを操作して蓄積回線の火災試験の実行を指示すると、表示部32の一部である蓄積中であることを示す蓄積中灯(図示略)が一旦、例えば、緑色に点灯する。そして、蓄積中灯が、例えば、赤色に切り替わった時点で操作者が実行/メニュースイッチ33aを再度操作すると、火災試験が開始されるように構成すれば良い。
また、上述の実施例においては、回線や住戸は下降スイッチ33c又は上昇スイッチ33dを操作して選択する例を示したが、これに限定されない。例えば、図10において「◇前回線」及び「◇後回線」を左右に並べてディスプレイ32aに表示するとともに、下降スイッチ33c及び上昇スイッチ33dに換えて左スイッチ及び右スイッチを設けて、左右にスクロール表示するように構成しても良い。
また、上述の実施例においては、この発明を火災感知器4及び5を試験する火災試験に適用する例を示したが、これに限定されず、この発明は、ガス漏れ検知器6、防犯スイッチ7又は非常呼出スイッチ8を試験する場合にも適用することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の請求項1記載の構成によれば、共同住宅を構成する複数の住戸からなる住戸部と共用部との各部に設置され異状を検知する複数の検知器からの検知信号に基づいて、異状に応じて警報する共同住宅警報複合盤は、検知器を選択して試験を行う試験機能が選択された場合に、試験対象とする検知器が属する住戸部又は共用部のいずれかを選択する選択手段と、選択手段により住戸部が選択された場合には、各住戸に付与された住戸番号により対応した検知器を指定する住戸指定手段と、選択手段により共用部が選択された場合には、検知器の設置場所に対応した回線により対応した検知器を指定する回線指定手段とを備えている。したがって、共同住宅に共同住宅警報複合盤を設置した場合であっても、操作性良くかつ短時間で火災試験を行うことができる。
【0060】
また、この発明の請求項2記載の構成によれば、住戸指定手段及び回線指定手段は、住戸番号又は回線を順次先後に更新させるスクロール手段からなる。したがって、感知器を簡便に指定することができる。
また、この発明の請求項3記載の構成によれば、住戸指定手段は、住戸が属する階の階数及び住戸番号を順次先後に更新させるスクロール手段からなる。したがって、高層で各階の住戸数が多い大規模なマンション等に共同住宅警報複合盤を設置した場合であっても、操作性良くかつ短時間で複数階にわたる火災試験を行うことができる。
また、この発明の請求項4記載の構成によれば、住戸部に関する試験の結果を住戸番号とともに表示する、あるいは共用部に関する試験の結果を検知器の設置場所とともに表示する結果表示手段を備えている。したがって、操作者は、データ設定として異状発生箇所を正確に認識することができるとともに、試験において発生した異常の発生箇所を正確に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である共同住宅警報複合盤の構成を示す概略図である。
【図2】同複合盤を構成する表示部及び操作部の一部の構成例を示す正面図である。
【図3】同複合盤を適用した共同住宅警報システムの構成を示す概略図である。
【図4】同システムを構成する住宅情報盤及びドアホンの構成を示す概略図である。
【図5】同複合盤の火災試験処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】同複合盤の火災試験処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】同複合盤の火災試験処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】同複合盤の火災試験処理を説明するための画面表示例及び操作部の一部構成例を示す図である。
【図9】同複合盤の火災試験処理を説明するための画面表示例及び操作部の一部構成例を示す図である。
【図10】同複合盤の火災試験処理を説明するための画面表示例及び操作部の一部構成例を示す図である。
【図11】同複合盤の火災試験処理を説明するための画面表示例及び操作部の一部構成例を示す図である。
【図12】同複合盤の火災試験処理を説明するための画面表示例及び操作部の一部構成例を示す図である。
【図13】同複合盤の火災試験処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】同複合盤の火災試験処理を説明するための画面表示例及び操作部の一部構成例を示す図である。
【図15】同複合盤の火災試験処理を説明するための画面表示例及び操作部の一部構成例を示す図である。
【図16】同複合盤の火災試験処理を説明するための画面表示例及び操作部の一部構成例を示す図である。
【図17】同複合盤の火災試験処理を説明するための画面表示例及び操作部の一部構成例を示す図である。
【図18】従来の火災受信機の動作を説明するための画面表示例及び操作スイッチの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 集合玄関機、2 共同住宅警報複合盤、3 住宅情報盤、4,5 火災感知器、6 ガス漏れ検知器、7 防犯スイッチ、8 非常呼出スイッチ、9 ドアホン、10 映像アダプタ、11 制御装置、12〜14 伝送線、15〜17,21 通話線、18〜20 映像線、22 制御線、23〜28 信号線、29 制御信号線、31 監視制御部、31a,41a CPU、31b,41b 記憶部、32,42 表示部、32a ディスプレイ、33,43 操作部、33a 実行/メニュースイッチ、33b 終了/選択スイッチ、33c 下降スイッチ、33d 上昇スイッチ、33e 諸警報スイッチ、33f 火災警報スイッチ、34 映像制御部、35,46 テレビモニタ、36,49 通話回路、37 入出力制御回路、38,50 送受話器、39,52、63 スピーカ、41 制御部、44 映像切換制御回路、45 映像回路、47 警報音響回路、48 通話切換回路、51 警報受信回路、61 呼出スイッチ、62 マイク、64 通電表示灯。
Claims (10)
- 共同住宅を構成する複数の住戸からなる住戸部と共用部との各部に設置され異状を検知する複数の検知器からの検知信号に基づいて、前記異状に応じて警報する共同住宅警報複合盤であって、
前記検知器を選択して試験を行う試験機能が選択された場合に、試験対象とする前記検知器が属する前記住戸部又は前記共用部のいずれかを選択する選択手段と、
前記選択手段により前記住戸部が選択された場合には、前記各住戸に付与された住戸番号により対応した前記検知器を指定する住戸指定手段と、
前記選択手段により前記共用部が選択された場合には、前記検知器の設置場所に対応した回線により対応した前記検知器を指定する回線指定手段と
を備えていることを特徴とする共同住宅警報複合盤。 - 前記住戸指定手段及び前記回線指定手段は、前記住戸番号又は前記回線を順次先後に更新させるスクロール手段からなることを特徴とする請求項1記載の共同住宅警報複合盤。
- 前記住戸指定手段は、前記住戸が属する階の階数及び前記住戸番号を順次先後に更新させるスクロール手段からなることを特徴とする請求項1記載の共同住宅警報複合盤。
- 前記住戸部に関する前記試験の結果を前記住戸番号とともに表示する、あるいは、前記共用部に関する前記試験の結果を前記検知器の前記設置場所とともに表示する結果表示手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の共同住宅警報複合盤。
- 前記試験機能では、少なくとも、表示部に前記共用部に関する前記試験又は前記住戸部に関する前記試験のいずれかを選択するための表示を行う第1の処理と、操作部の操作により前記共用部に関する前記試験が選択された場合には、前記表示部に前記回線により対応した前記検知器を選択するための表示を行う第2の処理と、前記操作部の操作により前記住戸部に関する前記試験が選択された場合には、前記表示部に前記住戸番号により対応した前記検知器を選択するための表示を行う第3の処理とを実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の共同住宅警報複合盤。
- 前記第2の処理又は前記第3の処理では、前記操作部によるスクロール操作に応じて選択すべき前記回線又は前記住戸番号がスクロール表示されることを特徴とする請求項5記載の共同住宅警報複合盤。
- 前記第3の処理では、前記操作部によるスクロール操作に応じて選択すべき前記住戸番号が上下階に更新されてスクロール表示されることを特徴とする請求項5又は6記載の共同住宅警報複合盤。
- 前記検知器は、火災の発生を感知する火災感知器、ガス漏れを検知するガス漏れ検知器、窓の開放を検知する防犯スイッチ、緊急時に操作される非常呼出スイッチのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の共同住宅警報複合盤。
- 請求項1乃至8のいずれか1に記載の共同住宅警報複合盤を備えていることを特徴とする共同住宅警報システム。
- コンピュータに請求項1乃至8のいずれか1に記載の機能を実現させるための共同住宅警報複合盤の試験プログラム。
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