JP2004240556A - 印刷装置 - Google Patents

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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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Abstract

【課題】プリンタやプリンタドライバの評価を自動化して、省力化する。
【解決手段】ホスト上で、マウスカーソルの移動とボタンクリックをシミュレーションするプログラムを用いて、文書データの選択とアプリケーション起動、プリンタドライバの設定と変更、プリントコマンドのプリンタへの送信を自動化する。一方、コントローラからエンジンへのビデオ信号もトラップして、A/Dコンバータでデジタル化し、ホストに送信する。ホストでは、そのデジタル化データをページ画像に復元し、出力の比較を自動化して、印刷用紙の目視チェックの代りとする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータやワークステーション等のホストコンピュータと、プリンタが接続されている状況において、プリンタ本体の新規開発時、あるいはプリンタドライバの新規開発時のプリンタ本体、あるいはプリンタドライバの評価システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタ本体の新規開発時、あるいはプリンタドライバの新規開発時のプリンタ本体、あるいはプリンタドライバの評価方法としてはまったく人手に依存するものであった。
【0003】
例えば、パソコン上で文書データを作成して、開発中のプリンタドライバを用いて、印刷条件をいろいろ変えながらプリントコマンドデータを作成して開発中のプリンタに送信し、プリンタからの印刷出力を目で見て異常がないかチェックするというものである。
【0004】
自動化といえるのは、プリントコマンドデータをあらかじめ大量に作っておき、プリントコマンドデータをバッチファイルにしておいて、夜間に、大量にプリンタに流すと言った程度であった。この場合も、印刷出力チェックは目視に頼らざるを得なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例においては、文書データの作成、選定や印刷条件の設定は、すべて手動で行ない、最終的な印刷出力も目視で確認していたので、印刷ジステムの新規開発時の評価には、莫大な工数を必要とし、多くの場合プリンタ本体や、プリンタドライバのプログラム開発自体にかかる工数を大きく超えていた。
【0006】
本出願に係る第1の発明の目的は、まず、文書データの選定、プリンタドライバの印刷条件の設定、プリンタへのプリントコマンドデータの送信等を人手に頼ることから自動化を行ない次に印刷出力をデジタル画像化し、このデジタル画像をもとにして印刷出力のチェックを行ない、出力チェックも自動化することで、プリンタドライバ、プリンタ本体の評価システム全体の工数を小さくすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本出願に係る第1の発明では、まずホストコンピュータ上で手順データにしたがってマウスカーソルの移動とマウスボタンのクリックをシミュレーションする、マウス動作シュミレーションプログラムによって、文書データの選定、プリンタドライバの印刷条件の設定と変更、プリンタへのプリントコマンドデータの送信等を自動化する。
【0008】
次に、プリンタ内でプリンタコマンドデータをもとに1ページ分のページ画像を作成するコントローラ部と、コントローラ部からのビデオ信号を元に、レーザービームをスキャンして用紙に印刷するエンジン部との間のビデオ信号を抜き出してビデオ信号をA/Dコンバタータでデジタルデータ化して、ホストコンピュータに送る。
【0009】
そして、ホストコンピュータ上でデジタルデータからページ画像を復元する。このページ画像データを比較することで、目視チェックの代わりに印刷出力チェックを自動化する。
【0010】
本出願に係る第1の発明では、以上の仕組みによって文書データの選定、プリンタドライバの印刷条件の設定、プリンタへのプリントコマンドデータの送信等の自動化、出力チェックの自動化を行なうことで、プリンタドライバ、プリンタ本体の評価システム全体の工数を小さくすることができるとする手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)
次に、図を用いて第1の実施例を説明する。
【0012】
第1の実施例は、完成済みのプリンタドライバ、評価中のプリンタドライバの二つの印刷出力を比較しての評価を行なう場合を示している。使用するプリンタ1台は完成済み、製品化済みのプリンタである。印刷出力に違いがあるとすれば、完成済みプリンタドライバと、評価中のプリンタドライバの差ということになる。
【0013】
(a)
図1は、システム全体を説明するためのブロック構成図である。
【0014】
1は、ホストコンピュータとしてのパソコンである。2は、ホスト1に接続されたプリンタである。
【0015】
ホスト1のハードウェア構成は、図2で説明するがこのホスト1には、各種ソフトウェアが内蔵されており、プリントコマンドデータの自動作成と、プリンタ2への送信、プリンタ2からのデジタル化データの受信と、ページ画像データの復元と画像データの比較を行っている。
【0016】
マウス動作シミュレーションプログラム22は、手順データ21にしたがって、アプリケーションソフト23の起動と、文書データの選択と読み込み、プリンタドライバ24,25の各種設定と変更、そして印刷実行を行ないプリンタコマンドデータのプリンタ2への送信を行なう。
【0017】
プリンタドライバ24,25には、すでに製品として発売済みの、完成済みプリンタドライババージョン24と、プログラム開発は完了したものの、現在評価中のプリンタドライババージョン25が存在し、このふたつのプリンタドライバからの印刷出力としての復元画像データを比較することになる。
【0018】
画像データ復元プログラム26は、プリンタ2からのビデオ信号のデシタル化データを受信し、1ページ分のイメージ画像データに復元して保存する。画像データ比較プログラム27は、保存されている完成済みプリンタドライバ24の出力としてのページ画像データと、評価中のプリンタドライバ25の出力としてのページ画像データを比較し、その結果を表示あるいは記録する。
【0019】
プリンタ2は、大きくコントローラ部31とエンジン部41に分かれる。コントローラ部31は、プリンタドライバ24,25から受け取ったプリントコマンドデータからページイメージ画像を作成し、1ラインごとにビデオ信号に変換してエンジン部41に送信する。
【0020】
エンジン部41は、受け取った1ラインごとのビデオ信号をレーザービームに変えて、1ラインごとの用紙への転写画像とする。このレーザービームを用いた電子写真の技術は公知の技術なので詳細な説明は省略する。
【0021】
プリンタ2には、A/Dコンバータ3が付属していてコントローラ部31からエンジン部41へのビデオ信号をトラップ、つまり抜き出して一定のサンプリング周波数でサンプリングしてデジタル化データに変換する。A/Dコンバータ3は、データ圧縮回路が内蔵されていて1ラインごとのデジタル化データをデータ圧縮してから、ホスト1の画像データ復元プログラム26に送信する。画像データ復元プログラム26は、圧縮されたデジタル化データをデータ伸長してからページ画像データの復元を行なう。
【0022】
なお、A/Dコンバータ3のサンプリング周波数は、プリンタ2のプリンタとしての解像度の4倍の周波数を設定する。これは、通常のプリンタ2はビデオ信号を微調整して、ライン方向の解像度の4倍程度のスムージング処理を行っているからである。
【0023】
上記で、「ビデオ信号のトラップ」と記載したが、「ビデオ信号のトラップ」は、単にビデオ信号を盗み聞きしただけで、もちろんコントローラ部31からエンジン部41へのビデオ信号の送信は正常に行われエンジン部41からの用紙への印刷は通常どおりに行われる。
【0024】
図2は、ホストコンピュータ1としてのパソコンのブロック構成図である。
【0025】
11はホストコンピュータ1全体の制御を行なう中央処理装置(以下、CPUと呼ぶ)である。12はリードオンリーメモリ(以下、ROMと呼ぶ)であり、全体制御のためのプログラム(以下、OSと呼ぶ)や表示用のフォントが内蔵されている。
【0026】
13は、ランダムアクセスメモリ(以下、RAMと呼ぶ)であり、各種プログラムが外部記憶装置20からロードされて動作する場所であり、OSや各種プログラムのワーク領域でもある。
【0027】
図2では、手順データ21がロードされマウス動作シミュレーションプログラム22、アプリケーション23、完成済みプリンタドライバ24、評価中プリンタドライバ25、画像データ復元プログラム26、画像データ比較プログラム27が動作中であることを示している。
【0028】
14は、ビデオRAM(以下、VRAMと呼ぶ)でここにセットされた画像表示データがCRT15に送られ、ユーザーはここから各種プログラムの画面表示を見ることができる。
【0029】
マウス動作シミュレーションプログラム22は、VRAM14上の表示データをOCR解析して、表示項目の位置を特定しておいて手順データ21に従いマウスカーソルの移動、マウスボタンのクリック処理をシミュレーションする。
【0030】
16は、文字入力デバイスとしてのキーボード、17はポインティングデバイスとしてのマウスである。
【0031】
18は、プリンタドライバ24,25で作成したプリントコマンドデータをプリンタ2に送信するための送信部、19はプリンタ2に付属しているA/Dコンバータ3からのデジタル化データを受信するための受信部である。
【0032】
20は外部記憶装置であるが、この中にはプログラムファイル群、データファイル群が存在する。プログラムファイル群としては、マウス動作シミュレーションプログラム22ファイル、アプリケーション23プログラムファイル、完成済みプリンタドライバ24プログラムファイル、評価中プリンタドライバ25プログラムファイル、画像データ復元プログラム26ファイル、画像データ比較プログラム27ファイル等が含まれ、データファイル群としては、手順データ21ファイル、マウス動作シミュレーションプログラム22の実行やエラー状況を記録するログファイル、画像データ復元プログラム26の保存先としての画像データファイル、画像データ比較プログラム27の結果出力先としての比較結果ファイル等が存在する。
【0033】
図3はプリンタ2のブロック構成図である。
【0034】
プリンタ2は、大きく分けてコントローラ部31とエンジン部41で構成されているが、コントローラ部31はホスト1から送られてきたプリントコマンドデータに基づいて、1ページごとの用紙イメージを作成しそのイメージをビデオ信号に変換してエンジン部41へ送る。するとエンジン部41は送られてきたビデオ信号により、用紙への画像の転写、定着を行なってプリンタ2から排紙する役目を持つ。
【0035】
次に、コントローラ部31の詳細を説明する。32はコントローラ部31全体を制御する中央処理装置(以下、CPUと呼ぶ。)、33はリードオンリーメモリ(以下、ROMと呼ぶ。)で、内部にコントローラ部31を制御する各種プログラムがセットされている。各種プログラムは、主要なものとして、受信するプログラム、解析プログラム、出力プログラムがある。
【0036】
受信プログラムはホスト1から送られてくるプリントコマンドデータを、受信部35を通して、受信バッファ36に蓄える役割を持つ。解析プログラムは、受信バッファ36に蓄えられているプリントコマンドを解析して、フレームメモリ37上に描画作業を行なう。出力プログラムはフレームメモリ37上のイメージを、ビデオ送信部38を用いて、ビデオ信号に変換してエンジン部41へ送信する役目を持つ。
【0037】
説明が逆になったが、34は、ランダムアクセスメモリ(以下、RAMと呼ぶ。)で、内部に受信バッファ36、フレームメモリ37、ワーク領域等を持つ。フレームメモリ37は、用紙1ページ分の画像メモリ領域である。
【0038】
ワーク領域は受信プログラム、解析プログラム、出力プログラム等がワーク用に使用する。
【0039】
次に、エンジン部41の説明を行なう。エンジン部41にもCPU42や、エンジン部41の制御プログムの入ったROM43や、プログラムのワーク領域としてのRAM44が含まれる。ビデオ受信部45はコントローラ部31からのビデオ信号を受信し、現像定着部47で用紙に画像を転写する。給紙部46は、用紙カセットから、未使用の白い用紙を取り込む役目をし、現像定着部47は、上述のように用紙に画像を転写して定着し、排紙部48は印刷済みの用紙を排出する。
【0040】
なお、図3の中の太い矢印は、プリントコマンドデータやページイメージのデータ、ビデオ信号の流れ、あるいはエンジン部41では、用紙の流れを示している。また、細い矢印は各部分間の制御のやり取りを示している。図示されてはいないが、コントローラ部31のCPU32とエンジン部41のCPU42も、互いに情報のやり取りを行なう。ビデオ信号の転写や用紙の搬送等の印刷処理のタイミング制御に関わる情報である。
【0041】
図4は、マウス動作シミュレーションプログラム22で用いる。手順データの例を示している。
【0042】
まず、1行目ではプリンタドライバの一覧画面を呼び出して、2行目では、その中から、完成済みプリンタドライバを、これから使用するプリンタドライバとして選択し、3行目でプリンタドライバの選択画面を終了する。
【0043】
4行目では、文書データを指定してのアプリケーション23ソトを起動し、5行目でアプリケーション23画面のメニューから、印刷設定を選択し、6行目で用紙サイズにA4用紙を選択し、5行目で用紙の向きとして縦を選択して、7行目で以上の印刷条件で印刷を実行することを指示している。
【0044】
図5は、A/Dコンバータ3の動作の説明図である。
【0045】
1行目は、エンジン部41からコントローラ部に送られるBD信号である。この信号は1ライン分のビデオ信号をコントローラ部31に要求する印であって、BD信号の立ち上がりの一定時間後から1ライン分のビデオ信号を送る決まりになっている。
【0046】
2行目は、1ライン分のビデオ信号であってビデオ信号が発振されている部分は、レーザービームも発振を続け印刷用紙上は黒のライン部分を示し、ビデオ信号が発振されていない部分はレーザービームも発振されないので印刷用紙上は白のライン部分を示している。
【0047】
3行目は、A/Dコンバータ3のサンプリング信号を示している。前述のように、このサンプリング信号の周波数はプリンタ2のライン方向の解像度の4倍の周波数がセットされている。
【0048】
4行目は、サンプリング信号の立ち上がり部分において、ビデオ信号が発振中なら1とし、サンプリング信号の立ち上がり部分でビデオ信号が発振中でないなら0としてデジタル化したものである。
【0049】
この1ライン分のデジタル化データをデータ圧縮回路でデータ圧縮して、ホスト1の画像データ復元プログラム26に送信する。
【0050】
なお、A/Dコンバータ3は、動作が単純な電子回路で構成されており、プログラム等のソフトウェアは内蔵されていない。
【0051】
(b)
次に、本発明の第1の実施例の動作をフローチャートを用いて説明する。
【0052】
図6は、マウス動作シミュレーションプログラム22の動作を説明するフローチャートである。マウス動作シミュレーションプログム22は、ユーザーによって起動され、同時に指定された手順データ21に従って処理を行ない、処理がすべて完了すればプログラム動作を終了する。
【0053】
まず、ステップS1で変数mに手順データ21内に記述されている処理の総行数をセットし、変数nに0をセットする。そして、ステップS2で変数nが変数mより小さいかチェックし、NOならこのプログラムの処理を終了する。
【0054】
ステップS2でYESならステップS3でVRAM14上の表示データをOCR分析し、ステップS4で手順データのn行目に記載の項目がVRAM14上にあるかチェックし、YESならステップS5で手順データのn行目に記載の処理を実行する。具体的には、マウスカーソルを項目の上に移動し、マウスのボタンをクリックするなどの処理である。
【0055】
なお、上記で「手順データ21に記載の項目」とは、例えば図4の例の1行目では、「」で囲まれた「プリンタ設定」の文字列をさす。上記で「手順データ21に記載の処理」とは、例えば図4の例の1行目では、「プリンタ設定」のあとに「起動」と記載されているのがそれにあたる。
【0056】
具体的には、CRT15の表示上で「プリンタ設定」と文字列が表示された位置にマウスカーソルを移動しマウスの左ボタンをクリックする動作を示している。
【0057】
ステップS5のあとは、ステップS6でループを形成し、ステップS5で行った処理が完了するまで待ち、そのあとはステップS7でエラーが表示されたかチェックし、YESならステップS10で、ログファイルにエラー発生を記録する。具体的には、エラー発生時間やエラーの種類等である。そしてエラーを解除する。
【0058】
ステップS4でNOの場合、あるいはステップS7でNOの場合はステップS8で実行した処理をログファイルに記録する。
【0059】
ステップS8あるいは、ステップS10のあとはステップS9に移り、変数nに1を加算したあと、ステップS2の直前に戻り、手順データ21の次の行の処理を続行する。
【0060】
図7は、A/Dコンバータ3の動作を説明するフローチャートである。A/Dコンバータ3は、単純な電子回路で構成されたハードウェアで、プログラムは内蔵されていないが、動作の説明上フローチャートを用いる。
【0061】
A/Dコンバータ3は、プリンタ3の電源オンと同時に起動されるが、まずステップS11でユーザーがプリンタ2を電源オフしたかチェックし、YESならA/Dコンバータ3の処理を終了する。
【0062】
NOならステップS12でBD信号が立ち上がったかチェックし、NOならステップS11の直前に戻ってループを形成し、BD信号が立ち上がるまで待つことになる。
【0063】
ステップS12でYESなら、ステップS13でサンプリング信号を発して、ビデオ信号をサンプリングしてデジタル化する。つまり、サンプリング信号の立ち上がり時点で、ビデオ信号が発振中なら1とし、ビデオ信号が発振していない状態なら0とする。
【0064】
1ライン分のサンプリングが終了したなら、ステップS14でデジタル化データをデータ圧縮してホスト1に送信する。送信が完了したらステップS11の直前に戻って次のBD信号の立ち上がりを待つ形になる。
【0065】
図8は画像データ復元プログラム26の動作を説明するフローチャートである。このプログラムは、ユーザーによって起動されるが、これはプリンタ2に付属しているA/Dコンバータ3からのビデオ信号をデジタル化した1ラインデータを繰り返して受信して、1ページ分の画像データに再構成する役目を持つ。
【0066】
まず、ステップS21ではユーザーがプログラムの終了を指示したかチェックし、YESならこのプログラムの動作を終了する。
【0067】
NOならステップS22で、A/Dコンバータ3からの1ライン分のデジタル化データが到着したかチェックし、NOならステップS21の直前に戻ってループを形成し、1ライン分のデータが到着するまで待つことになる。YESならステップS23で1ライン分の圧縮されたデジタル化データをデータ伸張し、ステップS24で1ページ分のラインデータがたまったかチェックし、NOならステップS21の直前に戻ってループを形成し、次のラインのデジタル化データの受信を続けることになる。
【0068】
ステップS24でYESならステップS25ですべてのラインデータを集めて1ページ分のイメージ画像とし、ページイメージ画像はかなり大きいサイズになっているので、全体をイメージ圧縮して外部記憶装置20内に画像データファイルとして保存する。
【0069】
その後は、ステップS21の直前に戻りループを形成して、次のページのラインごとのデジタル化データの受信を続けることになる。
【0070】
図9は、画像データ比較プログラム27の動作を説明するフローチャートである。このプログラムはユーザーの指示によって起動される。
【0071】
まず、ステップS31でユーザーが比較するふたつの画像データファイルを指示する。この画像データファイルは、画像データ復元プログラム26によって作成されたものである。複数ページにわたって比較処理を続ける指示もできる。
【0072】
ステップS31のあとは、ステップS32で、比較するふたつの画像データファイルの圧縮されたページイメージ画像を、データ伸張しステップS3で文字画像の有無の差、同じ文字画像が並んでいるとしてその位置の差、位置の差の程度、等をチェックし、ステップS34でチェック結果を外部記憶装置20上の比較結果ファイルに記録する。
【0073】
そしてステップS35で指示された画像データファイルの比較作業がすべて完了したかチェックし、YESならこのプログラムの動作を終了し、NOなら、ステップS32の直前に戻ってループを形成し、ユーザーが指示済みの次の二つの画像データファイルの比較処理を行なう。
【0074】
(c)
(第1の実施例特有の効果)
(1)本実施例では、プリンタ2内のコントローラ部31からエンジン部41へのビデオ信号をトラップして、つまり盗み聞きの形で取り出しているので、エンジン部41へのビデオ信号送信は通常どおり行われ、印刷出力も正常に行われるので、画像データによるチェック以外に、従来どおり用紙上での目視チェックも可能である。
【0075】
(2)本実施例では、1台のホスト上でマウス動作シミュレーションプログラム22によるプリンタドライバ24,25からのプリントコマンドデータ作成とプリンタ2への送信、および画像データ比較プログラム27によるプリンタ2からの出力としてのページ画像データの比較作業が両方できる形になっている。ホスト1が1台なので経済的。
【0076】
(3)本実施例では、1台のホスト1内に完成済みのプリンタドライバ24、評価中のプリンタドライバ25の、二つのプリンタドライバを持っていて、それぞれからプリントコマンドデータを出力出来るので経済的。
【0077】
(4)本実施例ではA/Dコンバータ3からホスト1への1ライン分のデジタル化データは、データ圧縮されているのでホスト1への送信は短時間で済む。
【0078】
(5)本実施例では画像データ復元プログラム26によって復元されたページ画像データは、データ圧縮されて外部記憶装置20内に画像データファイルとして保存されるので外部記憶装置20内での容量の消費は小さい。
【0079】
(第2の実施例)
第1の実施例では、プリンタ2は1台のみで、完成済みプリンタドライバ24の出力と、評価中のプリンタドライバ25の出力を比較していた。つまり、新旧プリンタドライバ24,25の出力比較である。
【0080】
第2の実施例を示す図10では、プリンタドライバは完成済みプリンタドライバ24ただひとつであり、反対にプリンタ2は完成済みプリンタ2と、評価中のプリンタ2のふたつが並び、この例では完成済みプリンタ2の出力と評価中のプリンタ2の出力を比較している。つまり、新旧プリンタ2の出力比較である。
【0081】
この場合、完成済みプリンタ2と評価中のプリンタ2が同一のプリンタ解像度、印字領域を持ったものであれば、復元された画像データの比較も容易である。しかし、解像度がまったく異なったり、印字領域に違いがあったり、あるいはコントローラ部31からエンジン部41へのビデオ信号の送信手順が異なっていたりすると、画像データの比較は容易ではない。
【0082】
その他の細かな構成要素については第1の実施例と同一である。
【0083】
(第3の実施例)
第1の実施例ではプリンタドライバ24,25がふたつで、プリンタ2がひとつ、第2の実施例ではプリンタドライバがひとつで、プリンタ2がふたつだったが、第3の実施例ではプリンタドライバ24,25がふたつで、プリンタ2もふたつである。
【0084】
図11が第3の実施例を示しているが、完成済みプリンタドライバ24から出力されたプリントコマンドデータは、完成済みプリンタ2に送信、印刷され、評価中のプリンタドライバ25から出力されたプリントコマンドデータは、評価中のプリンタ2に送信、印刷される。
【0085】
この場合は、完成済みプリンタドライバ24、完成済みプリンタ2の組の出力のページ画像データと、評価中のプリンタドライバ25、評価中のプリンタ2の組の出力のページ画像データを比較することになる。
【0086】
現実の印刷システムでは、プリンタ2の新規開発時に、同時にプリンタドライバ25も新規に開発されることが多いので、多くの場合、第3の実施例の形で、評価が行われるものと思われる。
【0087】
その他の細かな構成要素については、第1の実施例と同一である。
【0088】
(第4の実施例)
第1の実施例では、マウス動作シミュレーション22、プリンタドライバ24,25によるプリントコマンドデータ作成、送信部分とA/Dコンバータ3からのデジタル化データを受信し、ページ画像データに復元して、比較する部分が、1台のホスト1上に同居していたが、第4の実施例では、図12に示すように、上記二つの部分を、別々のホスト1に分離している。
【0089】
これによって、マウス動作シミュレーションプログラム22によるプリントコマンドデータ出力作業とは別に、同時並行で画像データの比較作業ができる。
【0090】
さらに言えば、完成済みプリンタドライバ24を内蔵したホスト1と、評価中のプリンタドライバ25を内蔵したホスト1とを、別々のホスト1に分離したほうが良い場合がある。なぜなら、完成済みプリンタドライバ24のモジュールと、評価中のプリンタドライバ25のモジュールが1台のホスト1に同居すると、互いに干渉して正常に動作しない場合があるからである。
【0091】
その他の細かな構成要素については、第1の実施例と同一である。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願に係る第1の発明では、まずホストコンピュータ上で、手順データにしたがってマウスカーソルの移動とマウスボタンのクリックをシミュレーションする、マウス動作シミュレーションプログラムによって、文書データの選定、プリンタドライバの印刷条件の設定と変更、プリンタへのプリントコマンドデータの送信等を自動化する。
【0093】
次に、プリンタ内で、プリンタコマンドデータをもとに1ページ分のページ画像を作成するコントローラ部と、コントローラ部からのビデオ信号を元に、レーザービームをスキャンして用紙に印刷するエンジン部との間のビデオ信号を抜き出して、ビデオ信号をA/Dコンバータでデジタルデータ化して、ホストコンピュータに送る。
【0094】
そして、ホストコンピュータ上で、デジタルデータからページ画像を復元する。このページ画像データを比較することで、目視チェックの代わりに印刷出力チェックを自動化する。
【0095】
本出願に係る第1の発明では、以上の仕組みによって文書データの選定、プリンタドライバの印刷条件の設定、プリンタへのプリントコマンドデータの送信等の自動化、出力チェックの自動化を行なうことで、プリンタドライバ、プリンタ本体の評価システム全体の工数を小さくすることができると言う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のシステム全体を説明するためのブロック構成図
【図2】ホストコンピュータのブロック構成図
【図3】プリンタのブロック構成図
【図4】手順データの例
【図5】A/Dコンバータの動作の説明図
【図6】マウス動作シミュレーションプログラムの動作を説明するフローチャート
【図7】A/Dコンバータの動作を説明するフローチャート
【図8】画像データ復元プログラムの動作を説明するフローチャート
【図9】画像データ比較プログラムの動作を説明するフローチャート
【図10】第2の実施例のシステム全体を説明するためのブロック構成図
【図11】第3の実施例のシステム全体を説明するためのブロック構成図
【図12】第4の実施例のシステム全体を説明するためのブロック構成図
【符号の説明】
1 ホスト
2 プリンタ
3 A/Dコンバータ
11,32,42 CPU
12,33,43 ROM
13,34,44 RAM
14 VRAM
15 CRT
16 キーボード
17 マウス
18 送信部
19 受信部
20 外部記憶装置
21 手順データ
22 マウス動作シミュレーションプログラム
23 アプリケーション
24 完成済みプリンタドライバ
25 評価中のプリンタドライバ
26 画像データ復元プログラム
27 画像データ比較プログラム
31 コントローラ部
35 受信部
36 受信バッファ
37 フレームメモリ
38 ビデオ送信部
41 エンジン部
45 ビデオ受信部
46 給紙部
47 現像定着部
48 排紙部

Claims (6)

  1. パーソナルコンピュータやワークステーション等のホストコンピュータと、それに接続されたプリンタで構成された印刷システムにおいて、
    プリンタにおいて、
    ホストコンピュータからのプリントコマンドデータを解析して、ページイメージ画像データに変換する手段と、
    上記ページイメージ画像データをビデオ信号に変換する手段、
    上記ビデオ信号を送信する手段、
    上記ビデオ信号を受信する手段、
    上記受信したビデオ信号に基づき、ページイメージ画像を用紙に現像・定着する手段、上記印刷済みの用紙を排出する手段、
    さらに、プリンタ側において、
    前記ビデオ信号を送信する手段と受信する手段の間に、ビデオ信号を抜き出す手段、
    上記抜き出したビデオ信号を、所定のサンプリング周波数でサンプリングし、ビデオ信号発振中を1、ビデオ信号を発振していない状態を0、として、デジタル化する手段、
    上記デジタルデータを、ホストコンピュータに送信する手段、
    ホストコンピュータにおいて、
    文書データを作成する手段、
    上記文書データを保存する手段、
    上記文書データを、印刷のためのプリントコマンドデータに変換する手段、
    上記プリントコマンドデータをプリンタに送信する手段、
    さらに、
    上記保存した文書データを、ユーザーの直接の手動による指示なしに、自動的に呼び出す手段、
    上記文書データを、ユーザーの直接の手動による指示なしに、自動的に、印刷のためのプリントコマンドデータに変換する手段、
    上記プリントコマンドデータへの変換を、条件を変えながら、繰り返し行なう手段、
    上記自動的に変換したプリントコマンドデータを、そのつど、プリンタへ送信する手段、
    またさらには、
    前記プリンタからのデジタルデータを受信する手段、
    上記受信したデジタルデータから、ページイメージ画像データを復元する手段、
    上記ページイメージ画像データを保存する手段、
    上記保存したページイメージ画像データのうち、ふたつ分のページを選んで、ページイメージ画像の内容の差や、それぞれの要素の位置の差を比較する手段、
    上記比較結果を表示、あるいは、記録する手段、
    で構成されたことを特徴とする、印刷装置。
  2. 請求項1の、プリンタ側における、
    上記デジタルデータを、ホストコンピュータに送信する手段の記述を、
    上記デジタル化したデータをデータ圧縮する手段、
    上記圧縮したデジタルデータを、ホストコンピュータに送信する手段に変え、ホストコンピュータにおける、
    前記プリンタからのデジタルデータを受信する手段、上記受信したデジタルデータから、ページイメージ画像データを復元する手段
    を、
    前記プリンタからの圧縮されたデジタルデータを受信する手段、
    上記圧縮されたデジタルデータを復元する手段、
    上記復元したデジタルデータから、ページイメージ画像データを復元する手段
    に変えたことを特徴とする、印刷装置。
  3. 請求項1、請求項2で、ホストコンピュータにおける、
    文書データを、印刷のためのプリントコマンドデータに変換する手段を複数そなえたことを特徴とする、印刷装置。
  4. 請求項1、請求項2、請求項3において、プリンタ装置を複数備えたことを特徴とする、印刷装置。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4において、ホストコンピュータを複数備えたことを特徴とする、印刷装置。
  6. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4,請求項5において、ホストコンピュータ上の、
    プリンタからのデジタルデータを受信する手段、
    上記受信したデジタルデータから、ページイメージ画像データを復元する手段、
    上記ページイメージ画像データを保存する手段、
    上記保存したページイメージ画像のうち、ふたつ分のページを選んで、ページイメージ画像の内容の差や、それぞれの要素の位置の差を比較する手段、
    上記比較結果を表示、あるいは、記録する手段
    を、他の手段とは分離して、別のコンピュータにセットしたことを特徴とする、印刷装置。
JP2003027149A 2003-02-04 2003-02-04 印刷装置 Withdrawn JP2004240556A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006285976A (ja) * 2005-03-10 2006-10-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不揮発性記憶システム、不揮発性記憶装置、データ読出方法及び読出プログラム

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