JP2003330658A - 印刷システム - Google Patents

印刷システム

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JP2003330658A
JP2003330658A JP2002140190A JP2002140190A JP2003330658A JP 2003330658 A JP2003330658 A JP 2003330658A JP 2002140190 A JP2002140190 A JP 2002140190A JP 2002140190 A JP2002140190 A JP 2002140190A JP 2003330658 A JP2003330658 A JP 2003330658A
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Yukio Kanakubo
幸男 金窪
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、ドキュメントを更新し印刷を行う場
合、修正ページを覚えておき、修正ページを指定し印刷
を行い差し換えを行っていた。本発明では、プリンタド
ライバのUIで「差分印刷」を指定するだけで、簡単に
修正を行ったページのみ印刷を実行することを可能とす
る目的がある。 【解決手段】 ユーザが「差分印刷」を指定した場合、
プリンタドライバが生成したPDLオブジェクトデータ
を毎回保存しておく。次回の印刷時には、この保存され
ているデータと、今回プリンタドライバが生成したPD
Lオブジェクトデータをページ単位で比較し、データ内
容が異なるページのみ、プリンタへ送信することで、差
分印刷機能を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ホストコンピュータ上で動作
するアプリケーションソフト(ワープロなど)からの出
力情報を印刷装置が解析可能な印刷データに変換処理
し、その印刷データを印刷装置へ転送し印刷を実行する
印刷システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、PC(パーソナルコンピュータ)
や、そのPC上で動作する高性能なワープロなどのアプ
リケーションの普及により、オフィスにおいてはもちろ
んのこと家庭においてまで、さまざまなドキュメント
(文章)が電子化されてきている。これらのドキュメン
トの作成過程においては、実際に全ぺージ印刷をしてチ
ェックしては再び修正する、ということを繰り返し行い
完成度を高めていくことが多い。また、完成したドキュ
メントでも定期的に更新作業が行われるようなものもあ
る。このような修正(更新)作業後にドキュメントを印
刷する際には、修正ページや追加ページのみ印刷を行
い、ページの差し替えや追加を行うことが、コスト面や
環境面において用紙の無駄もなく理想的である。そのた
め従来、ユーザは修正ページを常に認識し、そのページ
を指定して印刷を行う必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、アプリケ
ーションで作成されたドキュメントを修正(更新)した
場合、ユーザは上記のような作業を毎回しなければ衣ら
ない。ページ数の少ないドキュメントであればよいが、
数百ページに及ぶドキュメントに対して、複数箇所修正
をした場合などは、ユーザが全ての修正ページを覚え、
1ページづつ印刷ページを指定するのは大変であり面倒
な作業である。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、ユーザは今後、修正(更新)が予定されるドキュメ
ントに対して、最初の全ページ印刷の時に「差分印刷を
行う」という指定をしておく。差分印刷が指定された場
合、そのドキュメントの印刷時に、プリンタドライバが
LIPSやPost ScriptのようなPDL(プ
リンタが解析可能なページ記述言語)に展開したPDL
オブジェクトデータを保存する。そして修正(更新)を
加えた次回のドキュメント印刷時には、前回保存してお
いたPDLオブジェクトデータと、今回プリンタドライ
バが生成したPDLオブジェクトデータを比較し、デー
タが異なるページのみをプリンタヘ転送し印刷を行うこ
とで、修正(更新)したページのみを印刷する差分印刷
機能をより簡単に実現可能とすることを目的とする。
【0005】また、その差分印刷機能をプリンタドライ
バに持たせることにより、各アプリケーションに依存せ
ず、すべてのアプリケーションで利用可能にすることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の印刷装置及び、外部装置は以下のような構成
を備える。
【0007】即ち、そのホストコンピュータは、ユーザ
が印刷を実行する際、差分印刷を行うかどうか指定する
手段と、差分印刷を行った場合、次回の差分印刷のため
に今回の印刷データを展開し、プリンタドライバが生成
したPDLオブジェクトデータ(これをデータAとす
る)を保存する手段と、前回の差分印刷で保存したPD
Lオブジェクトデータ(これをデータBとする)を検索
する手段と、前記データAとデータBを1ページ単位で
最初のページから順番に全データ内容を比較する手段
と、前記比較手段で、そのページのデータが全く同一で
ある場合、そのページの印刷を実行しないことを決定す
る手段と、前記比較手段で、そのページに少なくとも一
部のデータが異なる場合、そのページの印刷を実行する
ことを決定する手段と、前記決定手段で、印刷すること
が決定したページの印刷を実行する手段と、を有する。
【0008】上記目的を達成するために本発明の印刷装
置及び、外部装置は以下のような構成を備える。
【0009】即ち、そのホストコンピュータは、ユーザ
が印刷を実行する際、差分印刷を行うかどうか指定する
手段と、差分印刷を行った場合、次回の差分印刷のため
に今回の印刷データを展開し、プリンタドライバが生成
したPDLオブジェクトデータ(これをデータAとす
る)を保存する手段と、前回の差分印刷で保存したPD
Lオブジェクトデータ(これをデータBとする)を検索
する手段と、前記データBの各ページとデータAの全ペ
ージ内容を比較する手段と、前記比較手段で、データB
のページで、データAの中に同一のページ内容があった
場合、そのページの印刷を実行しないことを決定する手
段と、前記比較手段で、データBのページで、データA
の中には同一のページ内容が無い場合、そのページの印
刷を実行することを決定する手段と、前記決定手段で、
印刷することが決定したページの印刷を実行する手段
と、を有する。
【0010】上記目的を達成するために本発明の印刷装
置及び、外部装置は以下のような構成を備える。
【0011】即ち、前記請求項1、請求項2では、差分
印刷のために扱うデータは、印刷データをプリンタドラ
イバがPDLデータに展開処理したもの(たとえば、P
CL,Post Script,LIPS etc.)
であったが、ホストベースプリンタにおいては、そのデ
ータはビットマップ展開されたデータであることを有す
る。
【0012】上記目的を達成するために本発明の印刷装
置及び、外部装置は以下のような構成を備える。
【0013】即ち、前記請求項では、差分印刷処理をホ
ストコンピュータのプリンタドライバで実現したが、そ
れらの機能をプリンタのコントローラ内で実現する手段
有する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面にしたがって本発
明の実施形態を詳細に説明する。
【0015】(実施形態1) 「印刷システム構成の説明(図1)」図1は本発明実施
の形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図であ
る。本発明の第一の実施の形態に係る印刷システムは、
上位装置であるホストコンピュータ3000と、印刷装
置であるプリンタ1000とか双方向性インタフェース
21を介して接続された構成となっている。尚、本発明
の機能が実行されるのであれば、単体の機器であって
も、複数の機器からなるシステムであっても、LAN
(Loca1 Area Net work)等のネッ
トワークを介して処理が行われるシステムであっても、
本発明を適用できることは言うまでもない。
【0016】図において、3000はホストコンピュー
タ(外部装置)で、ROM3のプログラム用ROMに記
憶された文書処理プログラム等に基づいて図形,イメー
ジ,文字,表(表計算等を含む)等が混在した文書処理
を実行するCPU1を備え、システムデバイス4に接続
される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
【0017】また、このROM3のプログラム用ROM
には、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3
のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフ
ォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMは
上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶す
る。2はRAMで、CPU1の主メモリ,ワークエリア
等として機能する。5はキーボードコントローラ(KB
C)で、キーボード9や不図示のポインティングデバイ
スからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ
(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の
表示を制御する。7はメモリコントローラ(MC)で、
ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォント
データ、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶するハ
ードディスク(HD)、フロッピー(R)ディスク(F
D)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。8は
プリンタコントローラ(PRTC)で、所定の双方向性
インタフェース(インタフェース)21を介してプリン
タ1000に接続されて、プリンタコントローラ部10
01との通信制御処理を実行する。なお、CPU1は、
例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウ
トラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行
し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としてい
る。また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウス
カーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された
種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行す
る。
【0018】プリンタ1000において、12はプリン
タCPUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶さ
れた制御プログラム等に基づいてシステムバス20に接
続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御
し、印刷部インタフェース16を介して接続される印刷
機構部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画
像信号を出力する。また、このROM13のプログラム
ROMには、図8〜図11のフローチャートで示される
ようなCPU12の制御プログラム等を記憶する。CP
U12は入出力部15を介してホストコンピュータとの
通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホ
ストコンピュータ3000に通知可能に構成されてい
る。14はCPU12の主メモリ、ワークエリア等とし
て機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続され
るオプションRAMによりメモリ容量を拡張することが
できるように構成されている。なお、RAM14は、ホ
ストコンピュータより受信した印刷データや画像ビット
マップデータを格納しておくための描画メモリ、ビデオ
信号ON/OFF情報格納領域、その他のワーク領域等
に用いられる。18は前述した操作パネルで操作のため
のスイッチおよびLED表示器等が配されている。
【0019】図2は、図1に示したホストコンピュータ
の制御部1とプリンタの制御部12における印刷機能の
処理構成を説明するブロック図であり、図1と同一のも
のには同一の符号を付してある。
【0020】図2において、200は例えばサーバまた
はクライアントとして機能するホストコンピュータであ
る、印刷データおよび制御コードからなる印刷情報をプ
リンタ1000に出力するものである。
【0021】プリンタ1000は、機能的に大きく分け
てコントローラ部100、オペレーションパネル部11
0、印刷機構部17より構成されている。本実施形態で
はプリンタ1000として、具体的にはレーザビームプ
リンタ(以下LBPと記述)を想定している。尚、本発
明を適用可能柱プリンタはLBPに限られるものではな
く、インクジェットプリンタ、サーマル(熱転写)プリ
ンタなど他のプリント方式のプリンタでも良いことは言
うまでもない。
【0022】プリンタ1000において、コントローラ
部100は、ホストコンピュータ200との接続手段で
あるところのインタフェース(I/F)部15、受信デ
ータ等を一時的に保持管理するための受信バッファ10
1、送信データ等を一時的に保持管理するための送信バ
ッファ102、印刷データの解析を司るコマンド解析部
104、印刷制御処理実行部105、画像処理解析実行
部103、ページメモリ106、出力制御部107など
より構成されている。インタフェース(I/F)部15
はホストコンピュータ200との印刷データの送受信を
行う通信手段である。このインタフェース(I/F)部
15を通して受信した印刷データは、そのデータを一時
的に保持する記憶手段である受信バッファ101に遂次
蓄積され、必要に応じてコマンド解析部104または画
像処理解析実行部103によって読み出され処理され
る。
【0023】コマンド解析部104は、各印刷制御コマ
ンド体系や印刷ジョブ制御言語に準じた制御プログラム
により構成されており、このコマンド解析部104で解
析されたコマンドは、文字印字、図形、イメージ等の描
画に関する印刷データの解析結果は、画像処理解析実行
部103に指示を与えて処理し、給紙選択やリセット命
令などの描画以外のコマンドは、印刷制御処理実行部1
05に指示を出し処理する。
【0024】画像処理解析実行部103では、文字やイ
メージの各オブジェクトをページメモリ106に遂次展
開して行く。また、圧縮されたイメージデータを展開す
る際には、この画像処理解析実行部103にて伸長処理
がなされる。この展開処理と印刷機構部(プリンタエン
ジン)17へのビデオ信号の出力の追いかけっこ、つま
りバンディング制御によってページメモリ106は管理
されていてもよいし、十分なメモリがある場合は、1ペ
ージ分が展開可能な領域を確保してもよい。
【0025】オペレーションパネル110は、プリンタ
の各種状態を設定・表示するためのものである。出力制
御部107は、ページメモリ106の内容をビデオ信号
に変換処理し、印刷機構部(プリンタエンジン)17へ
画像転送を行う。印刷機構部17は受け取ったビデオ信
号を記録紙に永久可視画像形成するための機構である。
【0026】以上、プリンタ1000について説明した
が、次にホストコンピュータ200の構成について説明
する。
【0027】ホストコンピュータ200は、入力デバイ
スであるところのキーボード9やポインティングデバイ
スであるところのマウス220と、表示デバイスである
ディスプレイモニタを合わせた一つのコンピュータシス
テムとして構成されている。ホストコンピュータ200
は、Windows(R)、UNIX(R),MacO
S等の基本OSの下で動作しているものとする。
【0028】ホストコンピュータ側について本発明に関
する機能的な部分にのみ着目して基本OS上での機能を
大きく分類すると、アプリケーションソフト201、基
本OSの一部であるグラフィックデバイスインタフェー
ス(以後、GDIと記す)202、そして本発明の差分
印刷機能205を有するプリンタドライバ203、プリ
ンタドライバの生成したデータを一時的に格納するプリ
ントスプーラ204と分けて考えることができる。
【0029】なお、基本OSによってこれらの名称や機
能的な枠組みは若干異なる場合があるが、本発明で言う
各技術的手段が実現できるモジュールであれば、それら
の名称や枠組みは本発明にとってあまり大きな問題では
ない。GDIやプリンタドライバと呼ばれるモジュール
は、Windows(R)98やWindows(R)
NT固有のものであり、他の基本OSにおいては、たと
えば、グラフィックカーネルやプリント・フィルタなど
呼ばれるモジュールで実現可能である。同様にプリント
・スプーラ204においても、プリント・キューと呼ば
れるモジュールに処理を組み込むことによって実現可能
である。
【0030】なお、一般的に、これらの構成要素からな
るホスト・コンピュータ200は、図1で示したCPU
1,RAM2,ROM3、外部メモリ11などのハード
ウェアの下で、基本ソフトと呼ばれるソフトウェア(B
IOS)がその制御を司り、その基本ソフトの下で応用
ソフトが動作するような構成になっている。
【0031】差分印刷機能205も有するプリンタ・ド
ライバ203も、この応用ソフトの一つと位置付けられ
るものである。また、アプリケーションソフト201
は、例えば、ワープロや表計算などの基本ソフトウェア
上で動作する応用ソフトウェアを指すものである。ま
た、アプリケーション・ソフトは任意のタイミングで複
数起動(主メモリ容量により変動する)であり、それら
をアプリ206として図示してある。
【0032】次に、アプリケーション201として任意
のイメージ編集ソフトを使用した場合を例に取り説明す
る。
【0033】アプリケーション201で、イメージの編
集作業を中心に行い、そのイメージを印刷する時には、
マウス220などによってディスプレイモニタ10上に
表示される印刷メニューを選択して印刷を実行する。次
に、アプリケーション201は、基本OSの一部の機能
であるGDI202をコールする。このGDI202
は、画面表示や印刷出力などの表示デバイスや印刷デバ
イスを司る基本関数群であり、各社各様のアプリケーシ
ョンソフトウェアは、この基本関数群を利用すること
で、機種(ハードウェア)に依存する部分を意識するこ
となく、アプリケーションソフトウェアを動作させるこ
とが可能である。
【0034】次にGDI202では、それぞれの印刷装
置の機種に依存する情報を管理するプリンタドライバ2
03から印刷デバイス(この場合はプリンタ1000)
の持つ描画能力や印刷解像度などの情報を取り込み、ア
プリケーション・ソフト201からコールされたAPI
関数を処理し、その処理内容に応じてプリンタドライバ
がGDI202に対して提供する関数をコールする。こ
の関数はあらかじめ決められたインタフェース(Dev
ice Driver Interface通称DD
I)になっており、プリンタドライバの作成者はこのイ
ンタフェースから実際の印刷装置へのデータ変換を中心
にプリンタドライバを作成することとなる。
【0035】プリンタ・ドライバ203は、GDI20
2より受け取ったDDI情報と、それ自信が持つグラフ
ィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)によって設
定された印刷環境設定をもとに、印刷データ(描画デー
タ)の生成処理207と、プリンタ制御コマンドの生成
処理208を行いプリントスプーラ204に対して送出
される。さらにこれらのデータは、プリントスプーラ2
04を経由し、さらにホスト・コンピュータ200の接
続手段であるところのI/F部8を経てプリンタ100
0へ送出されることになる。
【0036】次に、本実施の形態の差分印刷機能につい
て説明する。
【0037】
【発明の効果】図5は、本実施の形態の差分印刷制御部
の制御手順を示すフローチャートである。
【0038】この差分印刷制御部は、コンピュータの起
動と同時に実行され、常駐プログラムとして存在する。
まず、ステップS11で印刷が実行されたかどうか監視
し、なんらかの印刷が実行された場合、ステップ12で
差分印刷が設定されているかどうか確認する。この差分
印刷を行うかどうかの設定方法としては、図4に示すよ
うにプリンタドライバの設定画面に「差分印刷」という
チェックボックス項目を作り、ユーザの判断で簡単に設
定可能とする方法がある。ただし、設定方法はこれに限
ったものではなく、例えば、プリンタドライバの「印刷
実行」ボタンの隣にもう一つ「差分印刷実行」ボタンを
配置するなど、ユーザが簡単に決定可能なものであれば
いかなるものでもよい。ここで、「差分印刷」を実行し
ない設定であればステップS114へ進み、そのドキュ
メントの全ページ印刷を実行する。一方、「差分印刷」
を実行する設定である場合、ステップS13で前回印刷
時のPDLオブジェクトデータが保存されているかどう
か判定する。PDLオブジェクトデータが保存されてい
ない場合は、次回の差分印刷に備えてステップS115
で今回のPDLオブジェクトデータをファイルとして保
存し、ステップS116でドキュメントの全ページ印刷
を実行する。また、PDLオブジェクトデータが保存さ
れていた場合は、ステップS14へ進む。ステップS1
4では、その前回の印刷時に保存されたPDLオブジェ
クトデータファイルをオープンし、データを閲覧可能な
状態にする。そしてステップS15で、プリンタドライ
バが生成した今回の印刷データのPDLオブジェクトデ
ータを取得し、ファイルをオープンしてデータを閲覧可
能な状態にする。以降、前回の印刷時のPDLオブジェ
クトデータをデータA、今回の印刷時のPDLオブジェ
クトデータをデータBと記述する。
【0039】ステップS16では、データ比較で参照す
るページカウンタを1に初期化しておく。ステップS1
7でデータA、データBともに次のページがまだ存在す
るか確認し、存在する場合はステップ18でデータAと
データBのページカウンタで示されるページのデータ内
容を比較する。ここで、データA、データBの各ページ
の区切りが判からなければ、1ページ分のデータ比較を
行うことができないが、それは図3に示したように印刷
ジョブコマンドのページ開始コマンドをサーチすれば、
そのページの印刷データを取り出すことが可能となる。
このようにどんなPDLでもページの区切りを示すよう
なデータ(コマンド)があるはずなのでそれを利用すれ
ばよい。そして、ステップS19でそのページがデータ
AとデータBで同一内容(完全に一致)であれば、その
ページの印刷は行わず、ステップS111でページカウ
ンタを更新(1進める)。また、そのページが同一内容
でなければ、ステップS110において、ページカウン
タで示されるページの印刷を実行する。印刷実行方法と
しては、単にそのページのPDLオブジェクトデータを
プリントスプールヘ転送すればよい。その後、ステップ
S111でページカウンタを更新し(1進める)、ステ
ップS17へ戻る。ステップS17で比較するページが
無くなるまで上記のページ比較を行い、ページが無くな
ったら、ステヅプS112へ進む。S112ではデータ
Bに残りのページがあるかどうかチェックし、残りぺー
ジがあれば、ステップS113で残りページの印刷を行
う。そして、最後にステップS114で今回の印刷にお
けるPDLオブジェクトデータ(データB)を保存して
おき、次回の差分印刷に備えておく。
【0040】以上説明したように本実施形態1では、ユ
ーザがドキュメントの印刷実行時に「差分印刷を実行す
る」と指定しておけば、修正したページを覚えておいた
り、修正したページを指定して印刷を実行する、といっ
たことをしないでも誰でも簡単に差分印刷を実行するこ
とを可能とする効果がある。
【0041】また、この差分印刷機能をプリンタドライ
バに内蔵することにより、各アプリケーションに依存せ
ず、どのようなアプリケーションで作成したドキュメン
トに対しても差分印刷が実行可能とする効果もある。
【0042】実施形態1ではページカウンタを1つだけ
持ち、同一ページの比較のみ行っていたが、通常ドキュ
メントの修正や更新を行う際は、新しいページをドキュ
メントの途中に挿入するといったこともよく発生する。
ここでは実施形態2として、新たなぺージが挿入された
場合も差分印刷を可能としたものを説明する。
【0043】図5は実施形態2における差分印刷制御部
の制御手順を示すフローチャートである。
【0044】ステップS21からステップS25までは
実施形態1と同様の手順であるためステップS26から
説明をする。実施形態1ではデータA、データB共通の
ページカウンタを1つだけ持っていたが、本実施形態2
ではデータA、データBに対して別々のページカウンタ
をもっており、それぞれページカウンタA、ページカウ
ンタBとする。まず、ステップS26でページカウンタ
Bを1に初期化する。そしてステップS27でページカ
ウンタAを1に初期化する。ステップ28でページカウ
ンタBのページが存在するかチェックし、存在した場合
はステップS29へ進みページカウンタA,Bで示され
るページの印刷データを比較する。ステップS211に
おいて、同一のデータであればそのページの印刷は行わ
ず、ステップS214でページカウンタBを更新(1進
める)する。一方、同一のデータで無かった場合は、ス
テップ211でデータAの次のページが存在するかチェ
ックし、存在した場合はステップS212でページカウ
ンタAを更新(1進める)し、ステップS29へ戻り再
度ページ比較を行う。データAのページが続く限り比較
を行い、最終ページまで比較しても同一データのページ
が無かった場合は、ステップS213へ進み、ページカ
ウンタBで示されるページの印刷を実行する。そしてス
テップS214でページカウンタBを更新(1進める)
し、ステップ27へ戻る。
【0045】以上説明したように本実施形態2では、部
分修正されたぺージのみならず、新たな挿入ぺージも、
差分印刷を可能とする効果がある。
【0046】前記実施形態1,2においては比較データ
として、プリンタドライバが生成したPDLオブジェク
トデータ(例えば、PCL,Post Scsrip
t,LIPS etc.)であったが、印刷データをホ
スト側ですべてビットマップ展開してしまうホストベー
スプリンタにおいては、PDLオブジェクトデータでは
なく、そのビットマップデータを保存しておき、同様の
ページ比較を行えばよい。
【0047】前記実施形態においては比較データをホス
トコンピュータに保存し、差分印刷機能をプリンタドラ
イバ、つまりホストコンピュータで実現したが、比較デ
ータをプリンタに保存し、差分印刷機能をプリンタに搭
載しても同様の効果を期待することが可能である。この
場合、差分印刷を実行するときは、ホストからプリンタ
ヘ差分印刷を指定するコマンドと印刷ファイル名を転送
し、それを受信したプリンタは対応するPDLオブジェ
クトファイルを取り出し差分印刷を実行するようにすれ
ばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホストコンピュータとプリンタから構成される
印刷システムのブロック図である。
【図2】図1におけるホストコンピュータの制御部とプ
リンタの制御部における印刷機能の処理構成を説明する
ブロック図である。
【図3】PDLオブジェクトデータの内部構造を簡略表
示した図である。
【図4】本発明における実施形態1,2のドライバ設定
表示のUIを表す図である。
【図5】本発明実施形態1の図2における差分印刷制御
部の制御処理を示すチャートである。
【図6】本発明実施形態2の図における差分印刷制御部
の制御処理を示すチャートである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータ上で動作するアプリ
    ケーションソフト(ワープロなど)で作成されたデータ
    をプリンタヘ転送し、印刷を実行する印刷システムにお
    いて、 そのホストコンピュータは、ユーザが印刷を実行する
    際、差分印刷を行うかどうか指定する手段と、 差分印刷を行った場合、次回の差分印刷のために今回の
    印刷データを展開し、プリンタドライバが生成したPD
    Lオブジェクトデータ(これをデータAとする)を保存
    する手段と、 前回の差分印刷で保存したPDLオブジェクトデータ
    (これをデータBとする)を検索する手段と、 前記データAとデータBを1ページ単位で最初のページ
    から順番に全データ内容を比較する手段と、 前記比較手段で、そのページのデータが全く同一である
    場合、そのページの印刷を実行しないことを決定する手
    段と、 前記比較手段で、そのページに少なくとも一部のデータ
    が異なる場合、そのページの印刷を実行することを決定
    する手段と、 前記決定手段で、印刷することが決定したページの印刷
    を実行する手段と、を有することを特徴とする印刷シス
    テム。
  2. 【請求項2】 ホストコンピュータ上で動作するアプリ
    ケーションソフト(ワープロなど)で作成されたデータ
    をプリンタヘ転送し、印刷を実行する印刷システムにお
    いて、 そのホストコンピュータは、ユーザが印刷を実行する
    際、差分印刷を行うかどうか指定する手段と、 差分印刷を行った場合、次回の差分印刷のために今回の
    印刷データを展開し、プリンタドライバが生成したPD
    Lオブジェクトデータ(これをデータAとする)を保存
    する手段と、 前回の差分印刷で保存したPDLオブジェクトデータ
    (これをデータBとする)を検索する手段と、 前記データBの各ページとデータAの全ページ内容を比
    較する手段と、 前記比較手段で、データBのページで、データAの中に
    同」のページ内容があった場合、そのページの印刷を実
    行しないことを決定する手段と、 前記比較手段で、データBのページで、データAの中に
    は同一のページ内容が無い場合、そのページの印刷を実
    行することを決定する手段と、 前記決定手段で、印刷することが決定したページの印刷
    を実行する手段と、を有することを特徴とする印刷シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1、請求項2では、差分印刷
    のために扱うデータは、印刷データをプリンタドライバ
    がPDLデータに展開処理したもの(たとえば、PC
    L,Post Script,LIPS etc.)で
    あったが、ホストベースプリンタにおいては、そのデー
    タはビットマップ展開されたデータであることを特徴と
    する印刷システム。
  4. 【請求項4】 前記請求項では、差分印刷処理をホスト
    コンピュータのプリンタドライバで実現したが、それら
    の機能をプリンタのコントローラ内で実現する手段を有
    することを特徴とする印刷システム。
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