JP2004239968A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが、ネットワーク上で行われるテレビ会議や遠隔プレゼンテーションに適宜参加したり、これを適宜閲覧することができるプロジェクタを提供する。
【解決手段】ネットワークを介して、1以上のプロジェクタと接続されたプロジェクタであって、映像信号の入力を受ける入力手段と、入力手段における映像信号の入力の有無を判定する判定手段と、映像信号に基づいて、画像を投射する投射手段と、判定手段の判定結果に基づき、サーバモード、クライアントモードを選択するモード選択手段と、クライアントモードを選択した場合、ネットワーク上のサーバモードのプロジェクタから、このプロジェクタが投影する映像データを受信して、受信した映像データを投射手段に出力し、サーバモードを選択した場合、ネットワーク上のクライアントモードのプロジェクタに対して、投射手段が投影する映像データを送信する。
【選択図】 図7
【解決手段】ネットワークを介して、1以上のプロジェクタと接続されたプロジェクタであって、映像信号の入力を受ける入力手段と、入力手段における映像信号の入力の有無を判定する判定手段と、映像信号に基づいて、画像を投射する投射手段と、判定手段の判定結果に基づき、サーバモード、クライアントモードを選択するモード選択手段と、クライアントモードを選択した場合、ネットワーク上のサーバモードのプロジェクタから、このプロジェクタが投影する映像データを受信して、受信した映像データを投射手段に出力し、サーバモードを選択した場合、ネットワーク上のクライアントモードのプロジェクタに対して、投射手段が投影する映像データを送信する。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にテレビ会議や遠隔プレゼンテーションに使用するプロジェクタであって、CCDカメラ、マイク、スピーカを搭載しており、ネットワークに接続され、サーバクライアント機能を実装するプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プロジェクタを使ってスクリーンやホワイトボードヘ映像を写しながら、プレゼンテーションや会議を行うことが一般的になっている。また、プロジェクタの小型化、低価格化に伴い、大規模、かつ、フォーマルな会議だけでなく、少人数のアイデア会議等にも積極的に用いられるようになってきている。
一方、テレビ会議システムと呼ばれる、大型テレビ、カメラ、マイク、スピーカを組み合わせた製品も販売されている。遠隔地との会議に便利であり、大手企業の一部などに採用されている。
しかし、テレビ会議システムは、一般に複数の機器に分かれており、また、大型テレビのように一度設置すると動かすのが大変な装置もあり、実際の運用ではテレビ会議専用の部屋が設けられることが多い。
結果、テレビ会議システムの装置自体が高価であり、また、専用の会議室を用意することになるため、コストがかかるという問題があった。また、専用の部屋を用いるため、会議参加者が普段の雰囲気で自由にアイデアを出し合うような場には相応しくなかった。
この問題を解決する技術として、特許文献1に、搬送容易なテレビ会議装置が記載されている。このテレビ会議装置は、プロジェクタ、カメラ、マイク、スピーカ、ネットワーク装置を一体化し、気軽に持ち運べるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−262250号公報
【特許文献2】
特開2000−244884号公報
【特許文献3】
特開平8−32948号公報
【特許文献4】
特開平6−205410号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなテレビ会議装置を用いて会議を行う場合、搬送先の会議室毎で、ユーザが再度ネットワーク設定をやり直す必要が生じるなど、ネットワークの設定が煩雑であるという問題点があった。
また、会議内容をネットワーク上で公開したい場合、一部の限られた参加者にのみ公開したい場合等、アクセス権限の設定操作が煩雑であるという問題点があった。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ユーザが、ネットワーク上で行われるテレビ会議や遠隔プレゼンテーションに適宜参加したり、これを適宜閲覧することができるプロジェクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の課題を解決すべくなされたもので、本発明のプロジェクタは、ネットワークを介して、1以上のプロジェクタと接続されたプロジェクタであって、映像信号の入力を受ける入力手段と、該入力手段における映像信号の入力の有無を判定する判定手段と、該映像信号に基づいて、画像を投射する投射手段と、前記判定手段の判定結果が有の場合は、サーバモードを選択し、該判定結果が無の場合は、クライアントモードを選択するモード選択手段と、該クライアントモードを選択した場合、前記ネットワークに接続されたプロジェクタであって、前記サーバモードを選択している第1のプロジェクタから、該第1のプロジェクタが投影する映像データを受信して、該受信した映像データを前記投射手段に出力し、該サーバモードを選択した場合、前記ネットワークに接続されたプロジェクタであって、前記クライアントモードを選択している第2のプロジェクタに対して、前記投射手段が投影する映像データを送信する通信手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
また、本発明のプロジェクタは、前記判定手段は、当該プロジェクタの電源入力時又は電源リセット時において、前記映像入力信号の有無を判定することを特徴とする。
【0008】
また、本発明のプロジェクタは、前記通信手段は、さらに、前記サーバモードを選択した場合、前記第2のプロジェクタから前記映像データの要求を受けて、該第2のプロジェクタとの間でクライアント認証を行い、該認証結果に基づいて、前記投射手段が投影する映像データを送信することを特徴とする。
【0009】
また、本発明のプロジェクタは、当該プロジェクタを用いて行われる会議に関する会議情報を記憶する記憶手段をさらに有し、前記通信手段は、さらに、前記サーバモードを選択した場合、前記第2のプロジェクタから前記会議情報の要求を受けて、前記記憶手段より該会議情報を読み出して送信し、前記クライアントモードを選択した場合、前記ネットワークに接続されたプロジェクタであって、前記サーバモードを選択している1以上のプロジェクタから前記会議情報を受信して前記投射手段に出力し、該投射手段が投射する会議情報に基づいて当該プロジェクタのユーザが選択した会議の映像データの要求を、該映像データを投影するプロジェクタに対して送信し、該映像データを受信して前記投射手段に出力することを特徴とする。
【0010】
また、本発明のプロジェクタは、当該プロジェクタを用いて行われる会議の様子を撮影する撮影手段と、該会議における音声を取得する音声取得手段と、音声を再生する音声再生手段とをさらに有し、前記通信手段は、さらに、前記サーバモードを選択した場合、前記第2のプロジェクタから前記映像データの要求を受けて、前記撮影手段が撮影する会議の映像データ及び前記音声取得手段が取得した音声データとを送信し、前記クライアントモードを選択した場合、前記第1のプロジェクタが投影する映像データ及び該第1のプロジェクタが撮影する会議の映像データを受信して、前記投射手段に出力し、該第1のプロジェクタが取得する音声データを受信して、前記音声再生手段に出力するとともに、該第1のプロジェクタに対して、前記撮影手段が撮影する会議の映像データ及び前記音声取得手段が取得した音声データを送信することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明のプロジェクタの一実施形態について説明する。図1は、本実施形態のプロジェクタの構成を示す構成図である。本実施形態のプロジェクタは、CPU・1、ROM・2、RAM・3、CODEC・4、画像処理エンジン5、投射映像受信I/F・6、投射エンジン7、CCDカメラ8−1〜8−3、マイク9、スピーカ10、ネットワークI/F・11をバス12を介して接続して構成される。
【0012】
CPU・1は、プロジェクタの中で、ROM・2に記憶されたプログラム、あるいは、RAM・3に書き出されたプログラムを実行し、各装置の制御やデータ演算・加工処理を行う中央演算装置である。ここで、RAM・3に書き出されるプログラムは、OS、サーバプログラム(後述する)、クライアントプログラム(後述する)を記憶する補助記憶装置であるHDD(図示せず)に記憶されているものである。
ROM・2は、読み出し専用の半導体メモリであり、CPUが最初に実行するコードやOSをHDDからロードするためのコードなどを予め記憶している。
RAM・3は、任意のアドレスを指定して読み書きすることが可能な半導体メモリである。
CODEC・4は、CCDカメラ8−1〜8−3で撮影され、画像処理エンジン5で必要な画像処理なされたストリームデータの圧縮及びネットワークI/F・11を経由して入力されるストリームデータを展開する圧縮/展開エンジンである。
画像処理エンジン5は、CCDカメラ8−1〜8−3から入力されるストリームデータの画像処理として、明度、色調補正等を行う。
【0013】
投射映像受信I/F・6は、外部のPCやVideoなどが出力する映像信号の入力インターフェイスである。
投射エンジン7は、例えば、投射映像受信I/F・6に入力された映像信号やCCDカメラ8−1〜8−3が撮影し、画像処理エンジン5が画像処理を行った、補正後のストリームデータ等に基づいて、液晶パネルなどの表示素子を制御することで、光源から放射される白色光をR(赤)、G(緑)、B(青)に分離し、投射レンズを用いてホワイトボード20に映像を投射する光学エンジンである。
【0014】
CCDカメラ8−1〜8−3は、投射エンジン7の近傍に設けられ、会議の様子を撮影するカメラである。図2は、本実施形態のプロジェクタにおけるCCDカメラ8−1〜8−3の配置位置の例を示す図である。図2に示すようなテーブルをコの字型に配置して会議を行うケースを想定した場合、CCDカメラ8−1はプロジェクタの右側に、CCDカメラ8−2はプロジェクタの後方に、CCDカメラ8−3はプロジェクタの左側にそれぞれ搭載される。CCDカメラ8−1〜8−3は、固定式あるいは回転式のいずれであってもよい。
【0015】
このとき、プロジェクタ本体は、CCDカメラ8−1〜8−3が撮影する参加者の映像が傾くことを防ぐため、設置される台等に対して水平に設置され、CCDカメラ8−1〜8−3は、このプロジェクタ本体に対して、同様に水平に設置される。
この場合、本体を水平に保ったまま、ホワイトボード20へ投射する映像の投射角度を調整する方法として、図3又図4に示すように投射映像をミラーで反射させて所望の投射角度を実現することが考えられる。すなわち、例えば、図3に示すように、プロジェクタの投射エンジンから出力される映像光の出力口に、投射角度を調整するためのジョイント部30を設ける。ジョイント部30は、外装の防護筒31と内部のミラー32とからなる。
図3に示すように、水平に対するジョイント部の回転角をα、ミラーの回転角をβとした場合、図5に示す減速ギアを用いて、ミラー32の回転角(α)が防護筒31の回転角(β)の1/2となるように構成される。
【0016】
減速ギアは、防護筒用歯車40、ミラー用歯車41及び回転角伝達用の歯車2枚から構成される。
防護筒31は防護筒用歯車40と、ミラー32はミラー用歯車41とそれぞれ連結されており、ミラー用歯車41と防護筒用歯車40は同心軸上に配置される。また、回転角伝達用の歯車が防護筒用歯車40、ミラー用歯車41それぞれに噛み合せられており、連結用棒42によって固定される。
したがって、ユーザが、ジョイント部30を可動させると、ジョイント部30の傾斜角度αがミラー32の傾斜角度βの1/2の速度で連動して角度が変わる。
【0017】
また、図4に示す場合、プロジェクタの投射エンジンから出力される映像光の出力口に、投射角度を調整するためのジョイント部30を設ける点では、図3に示す場合と同様であり、ジョイント部30がプロジェクタの上面に設置される点が異なっている。すなわち、図4に示すように、ジョイント部30は、図3に示す場合と同様に、防護筒31とミラー32とからなり、さらに、投影映像を垂直上方に反射させるためのミラー33が設置される。垂直に対するジョイント部の回転角をα、ミラーの回転角をβとした場合、図5に示す減速ギアを用いて、ミラー32の回転角(α)が防護筒31の回転角(β)の1/2となるように構成される。
したがって、ユーザが、ジョイント部30を可動させると、ジョイント部30の傾斜角度αがミラー32の傾斜角度βの1/2の速度で連動して角度が変わる。
【0018】
このように、本実施形態のプロジェクタによれば、プロジェクタ本体を傾けることをせずに、ホワイトボード20へ投射する映像の投射角度を調整することができる効果が得られる。
【0019】
マイク9は、会議における参加者の音声を取得するための音声入力インターフェイスである。
スピーカ10は、ネットワークI/F・11を介して受信した音声信号を音声に変換する音声出力インターフェイスである。
なお、マイク9、スピーカ10は固定式、回転式のいずれであってもよい。
ネットワークI/F・11は、社内LAN等の外部ネットワーク21と接続するための入出力インターフェイスである。ネットワーク21は、有線・無線いずれであってもよい。また、本実施形態においては、通信プロトコルとしてTCP/IPを採用する。
ネットワーク21には、図6に示すように、1以上のプロジェクタ(本実施形態においては、7台)、1以上のPC(本実施形態においては2台)、PDA(図示せず)、携帯電話端末(図示せず)が接続される。
なお、PC、PDA、携帯電話端末は、ネットワーク21に直接接続される、あるいは、プロジェクタを介して、ネットワーク21に接続される。
また、これらのネットワーク機器は、後述するプロジェクタのサーバ機能を利用することで、プロジェクタが記憶する画像データ等のデータにブラウザを介してアクセスする。
なお、本実施形態のプロジェクタの操作は、ユーザが把持するリモコンによって行う。すなわち、当該プロジェクタには、受信部(図示せず)が設けられる。
【0020】
次に、本実施形態のプロジェクタの動作について、図面を参照して説明する。図7は、当該プロジェクタがサーバモードの場合、又はクライアントモードの場合における動作を示すフローチャートである。
以下、まず当該プロジェクタがサーバモードの場合における動作の流れを説明する。図2に示すように、ユーザが、ホワイトボードを使ってプロジェクタに画像を投影しながら、プレゼンテーションを行う場合、ユーザがプロジェクタの電源を投入する、あるいは、電源をリセットすると(図7のステップS1)、プロジェクタは起動処理を開始する。すなわち、CPU・1は、まず映像入力信号の有無を確認する(ステップS2)。
PC、Video等から投射映像受信I/F・6に対して、映像入力信号が入力されている場合、CPU・1は、映像入力信号有りと判定して、動作モードとして設定可能なクライアントモードとサーバモードからサーバモードを選択する。
すなわち、CPU・1は、HDDよりサーバプログラムをRAM・3に読み出して、これを実行する(ステップS3)。以下、当該プロジェクタをサーバAとし、サーバAに対して、クライアントモードを選択中のプロジェクタをクライアントA1、A2とする(図6を参照)。
【0021】
CPU・1は、サーバプログラムに基づいて、HDDに記憶されたサーバモードの設定プロファイルを読み出して、これをセットする。設定プロファイルには、以下の情報が書き込まれている。
・ IPアドレス(当該サーバAのIPアドレス)
・ 会議名
・ 開催者名
・ 組織名(部課名)
・ 設置場所(事業所名、会議室名)
・ 一般公開の有無
・ パスワード
なお、設定プロファイルにおける会議名、開催者名、組織名(部課名)、一般公開の有無やパスワードは、サーバプログラム起動後、ユーザが入力できるようにしてよい。
【0022】
サーバプログラム実行後、CPU・1は、投射エンジン7の入力を投射映像受信I/F・6から入力される映像入力信号に切り替える。投射エンジン7は、入力信号の切替を受けて、投射映像受信I/F・6から入力される映像入力信号に基づいて、映像投射を行う(ステップS4)。
【0023】
また、CPU・1は、サーバプログラム実行後、CCDカメラ8−1〜8−3から取り込まれる参加者の映像のストリームデータに対して、画像処理エンジン5で画像処理を、CODEC・4でストリームデータの圧縮を行い、RAM・3、HDDに書き込む。また、CPU・1は、マイク9から取り込まれる参加者の音声のストリームデータに対して、CODEC・4でストリームデータの圧縮を行い、RAM・3、HDDに書き込む。
【0024】
今、サーバAが、クライアントA1からサーバ検索信号を受信した場合、自身にセットされたIPアドレス及び会議名等のパラメータを、クライアントA1に対して送信する。また、サーバAにセットされた一般公開の有無が有である場合、サーバAは、さらに会議中の画像、映像、音声等を送信する(ステップS5)。
【0025】
また、サーバAにセットされた一般公開の有無が無である場合において、クライアントA1から接続要求信号(クライアントA1のIPアドレスを含む)を受信した場合、サーバAは、クライアント認証を行う。すなわち、サーバAは、クライアントA1に対して、認証用パスワードを要求する(ステップS6)。
サーバAからの要求に基づいて、クライアントA1が、予め設定された認証用パスワードを送信すると、サーバAはこれを受信して、パスワードが正しいか否かを確認する(ステップS7)。
すなわち、サーバAは、受信したパスワードと、自己にセットされたパスワードとを比較して、これらが一致すれば、クライアントA1の接続を許可し、この会議に参加しているプロジェクタの一覧(例えば、クライアントA2等)及びそのパラメータ(クライアントA2のIPアドレス及び組織名、設置場所等のパラメータ)を送信する。また、サーバAは、PCから投射映像受信I/F・6に入力されている映像入力信号をCODEC・4で圧縮してクライアントA1に送信する(ステップS8)とともに、CCDカメラ8−1〜8−3から取り込まれ、画像処理エンジン5で画像処理され、CODEC・4で圧縮されたストリームデータも同様にクライアントA1に送信する(ステップS9)。
なお、マイク9から取り込まれ、CODEC・4で圧縮されるストリームデータも同様にクライアントA1に送信してもよい。
【0026】
次に、当該プロジェクタがクライアントモードの場合における動作の流れを説明する。図2に示すように、ユーザが、ホワイトボードを使ってプロジェクタに画像を投影しながら、プレゼンテーションに参加・閲覧を行う場合、ユーザがプロジェクタの電源を投入する、あるいは、電源をリセットすると(図7のステップS11)、プロジェクタは起動処理を開始する。すなわち、CPU・1は、まず映像入力信号の有無を確認する(ステップS12)。
PC、Video等から投射映像受信I/F・6に対して、映像入力信号が入力されていない場合、CPU・1は、映像入力信号無しと判定して、動作モードとしてクライアントモードを選択する。
すなわち、CPU・1は、HDDよりクライアントプログラムをRAM・3に読み出して、これを実行する(ステップS13)。以下、当該プロジェクタをクライアントA1とし、クライアントA1が接続するプロジェクタであって、サーバモードを選択中のプロジェクタをサーバAとし、クライアントモードを選択中のプロジェクタであって、同様にサーバAに接続するプロジェクタをクライアントA2とする(図6を参照)。
【0027】
CPU・1は、クライアントプログラムに基づいて、HDDに記憶されたクライアントモードの設定プロファイルを読み出して、これをセットする。設定プロファイルには、以下の情報が書き込まれている。
・ IPアドレス(当該クライアントA1のIPアドレス)
・ 参加者名(複数可)
・ 組織名(部課名)
・ 設置場所(事業所名、会議室名)
なお、設定プロファイルにおける参加者名、組織名(部課名)は、サーバプログラム起動後、ユーザが入力できるようにしてよい。
【0028】
クライアントプログラム実行後、クライアントA1は、サーバ検索処理を行う。すなわち、クライアントA1は、サーバ検索信号(自己にセットされたIPアドレスを含む)をネットワーク21に対してブロードキャストする(ステップS14)。
これに対して、ネットワーク21上のサーバ(サーバAを含む)が、のIPアドレス及び会議名等のパラメータをクライアントA1に対して送信し、クライアントA1がこれを受信すると、投射エンジン7によって、ホワイトボード20に会議名、開催者名、組織名(部課名)、設置場所(事業所名、会議室名)、一般公開の有無を含む開催会議一覧が投射される(図7のステップS15;図8を参照)。
ネットワーク21上のうち、いくつかのサーバにセットされた一般公開の有無が有である場合(図8に示す例においては、一般公開となっている会議は1つである)、クライアントA1は、さらに、このサーバを用いて行われている会議の画像、映像、音声等を受信し、これを投射エンジン7によって、ホワイトボード20に投影する。
【0029】
今、ユーザが、リモコン等によって、参加・閲覧等したい会議を選択すると(ステップS16)、クライアントA1は、この選択された会議を開催中のサーバAに対して接続要求信号(クライアントA1のIPアドレスを含む)を送信する(ステップS17)。
これに対し、サーバAにセットされた一般公開の有無が無である場合、クライアントA1は、サーバAから認証用パスワードの要求を受信し、パスワード入力画面を投射エンジン7を介してホワイトボード20に投射する(ステップS18)。
ユーザが、リモコンにより、パスワードを入力すると、クライアントA1は、入力された認証用パスワードを送信する。
サーバAにより、このパスワードが確認されると、クライアントA1は、サーバAへの接続が許可されて、この会議に参加しているプロジェクタの一覧(例えば、クライアントA2等)及びそのパラメータ(クライアントA2のIPアドレス及び組織名、設置場所等のパラメータ)を受信する。
また、クライアントA1は、サーバA側のPCの映像入力信号とともに、サーバA側のCCDカメラ8−1〜8−3から取り込まれたストリームデータ、マイク9から取り込まれたストリームデータも同様に受信する。
また、クライアントA1は、サーバAへの接続許可に基づいて、サーバAに対し、クライアントA1側のCCDカメラ8−1〜8−3から取り込まれたストリームデータ、マイク9から取り込まれたストリームデータを送信する(ステップS20)。
【0030】
クライアントA1は、これらの受信データに基づいて、映像投射、音声再生処理を行う。すなわち、投射エンジン7は、サーバA側のPCの映像入力信号とサーバA側のCCDカメラ8−1〜8−3から取り込まれたストリームデータとに基づいて、図9に示すように、PCの映像、サーバAのCCD映像を投射する。このとき、クライアントA2からも、クライアントA2側のCCDカメラ8−1〜8−3から取り込まれたストリームデータ、マイク9から取り込まれたストリームデータも同様に受信する場合、図9に示すように、これらも同様に投射することもできる。
また、会議データとして、保存しておくために、クライアントA1のCCD映像も同様に投射してもよい。
【0031】
なお、クライアントA1が、受信データに基づいて、投影する表示状態(画像配置、構成等)は、図9に示す配置形式に限られず、図10、図11に示すように映像を自由に変更できるようにしてもよい。また、CCD映像とともに表示される情報を、会議名、開催者名、組織名(部課名)、設置場所(事業所名、会議室名)等より適宜選択できるようにしてもよい。
【0032】
以上説明したように、本実施形態のプロジェクタによれば、ユーザが、ネットワーク上で行われるテレビ会議や遠隔プレゼンテーションに適宜参加したり、これを適宜閲覧することができる効果が得られる。また、映像の合成と再配置を行うことによって、設置が簡単で、表示状態を自由に切り替えられ、遠隔地との気軽な打ち合せを再現できる効果が得られる。
【0033】
なお、本実施形態のプロジェクタにおいて、マイク9の数は1つとしたが、本発明は、これに限られるものではない。すなわち、プロジェクタに、例えばCCDカメラの数と同数の複数のマイクを設け、最も強い音声を検知した方向のカメラの映像を大きくすることもできる。
また、本実施形態のプロジェクタにおいて、ネットワーク21は特に限定されないものとして説明したが、例えば、プロジェクタ本体に電話番号を入力するための入力部及びモデムを設け、アナログ電話回線またはISDN回線と接続できるようにしてもよい。
【0034】
また、本実施形態のプロジェクタにおける、入力操作は、リモコンによって行う場合の例を示したが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、当該プロジェクタにPCとの通信ポート(例えば、シリアルポート、USBポート、イーサネット(登録商標)ポート等)を設け、この通信ポートを用いて接続されたPCから入力操作を行ってもよい。また、この通信ポートは、ネットワークI/F・11と共用してもよい。
また、図9〜図11に示すように、本実施形態のプロジェクタにおける、プレゼンテーション表示の動作モードは、プロジェクタ本体ボタン、リモコン、PC等の操作により変更可能である。
また、ユーザの扱いやすさを考慮して、当該動作モードをそれぞれプロジェクタモード、テレビ会議モード、プレゼンテーションモードというように設定してもよい。具体的には、PC、Video等の入力映像を表示するプロジェクタモード、CCDカメラで撮影した映像を表示するテレビ会議モード、PC、Video等の入力映像とCCDカメラで撮影した映像を表示するプレゼンテーションモードといった形で個々動作モードを設定することが考えられる。
また、プレゼンテーションモードでは、接続されたPC上のアプリケーションを用いることによって、遠隔コラボレーションツールとしても使用してもよい。
【0035】
また、本実施形態のプロジェクタが投射する映像には、台形歪みが発生するので、ソフトウェアで予め投射映像を補正することが考えられる。すなわち、HDDに予め台形歪み補正処理プログラムを記憶させておき、CPU・1が、この台形歪み補正処理プログラムをRAM・3に読み出して、これを実行することによって、投射する映像に対して、上下方向又は左右方向の画像伸縮処理を行うことによって、台形から四角形に変形する補正を行う。
なお、当該補正の際に必要なプロジェクタの傾きを検出する方法として、例えば、本体の傾きを検出する角度センサを設けてプロジェクタの傾きを検出する方法が考えられる。あるいは、この方法とは別の方法として、本体を傾けるための高さ調節可能な「足」の設定情報を検出し、この設定情報に基づいて、プロジェクタの傾きを検出する方法が考えられる。また、CCDカメラから取り込まれた人物映像に対して、画像認識処理を行い、この認識結果から垂直方向を判断する方法が考えられる。
【0036】
上述のプロジェクタは内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した画像処理、画像投影処理、ネットワーク設定処理等に関する一連の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のプロジェクタの構成を示す構成図である。
【図2】本実施形態のプロジェクタにおけるCCDカメラ8−1〜8−3の配置位置の例を示す図である。
【図3】本実施形態のプロジェクタのジョイント部30の構成を示す構成図である。
【図4】本実施形態のプロジェクタのジョイント部30の構成を示す構成図である。
【図5】ミラー32と防護筒31とを連動させる減速ギアの構成を示す構成図である。
【図6】ネットワーク21のネットワーク構成を示す構成図である。
【図7】プロジェクタがサーバモードの場合、又はクライアントモードの場合における動作を示すフローチャートである。
【図8】クライアントA1が開催会議一覧を投射表示する様子を示す図である。
【図9】クライアントA1がPCの映像、サーバAのCCD映像を投射表示する様子を示す図である。
【図10】クライアントA1がPCの映像、サーバAのCCD映像を投射表示する様子を示す図である。
【図11】クライアントA1がPCの映像、サーバAのCCD映像を投射表示する様子を示す図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…CODEC、5…画像処理エンジン、6…投射映像受信I/F、7…投射エンジン、8−1〜8−3…CCDカメラ、9…マイク、10…スピーカ、11…ネットワークI/F、12…バス、21…ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にテレビ会議や遠隔プレゼンテーションに使用するプロジェクタであって、CCDカメラ、マイク、スピーカを搭載しており、ネットワークに接続され、サーバクライアント機能を実装するプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プロジェクタを使ってスクリーンやホワイトボードヘ映像を写しながら、プレゼンテーションや会議を行うことが一般的になっている。また、プロジェクタの小型化、低価格化に伴い、大規模、かつ、フォーマルな会議だけでなく、少人数のアイデア会議等にも積極的に用いられるようになってきている。
一方、テレビ会議システムと呼ばれる、大型テレビ、カメラ、マイク、スピーカを組み合わせた製品も販売されている。遠隔地との会議に便利であり、大手企業の一部などに採用されている。
しかし、テレビ会議システムは、一般に複数の機器に分かれており、また、大型テレビのように一度設置すると動かすのが大変な装置もあり、実際の運用ではテレビ会議専用の部屋が設けられることが多い。
結果、テレビ会議システムの装置自体が高価であり、また、専用の会議室を用意することになるため、コストがかかるという問題があった。また、専用の部屋を用いるため、会議参加者が普段の雰囲気で自由にアイデアを出し合うような場には相応しくなかった。
この問題を解決する技術として、特許文献1に、搬送容易なテレビ会議装置が記載されている。このテレビ会議装置は、プロジェクタ、カメラ、マイク、スピーカ、ネットワーク装置を一体化し、気軽に持ち運べるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−262250号公報
【特許文献2】
特開2000−244884号公報
【特許文献3】
特開平8−32948号公報
【特許文献4】
特開平6−205410号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなテレビ会議装置を用いて会議を行う場合、搬送先の会議室毎で、ユーザが再度ネットワーク設定をやり直す必要が生じるなど、ネットワークの設定が煩雑であるという問題点があった。
また、会議内容をネットワーク上で公開したい場合、一部の限られた参加者にのみ公開したい場合等、アクセス権限の設定操作が煩雑であるという問題点があった。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ユーザが、ネットワーク上で行われるテレビ会議や遠隔プレゼンテーションに適宜参加したり、これを適宜閲覧することができるプロジェクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の課題を解決すべくなされたもので、本発明のプロジェクタは、ネットワークを介して、1以上のプロジェクタと接続されたプロジェクタであって、映像信号の入力を受ける入力手段と、該入力手段における映像信号の入力の有無を判定する判定手段と、該映像信号に基づいて、画像を投射する投射手段と、前記判定手段の判定結果が有の場合は、サーバモードを選択し、該判定結果が無の場合は、クライアントモードを選択するモード選択手段と、該クライアントモードを選択した場合、前記ネットワークに接続されたプロジェクタであって、前記サーバモードを選択している第1のプロジェクタから、該第1のプロジェクタが投影する映像データを受信して、該受信した映像データを前記投射手段に出力し、該サーバモードを選択した場合、前記ネットワークに接続されたプロジェクタであって、前記クライアントモードを選択している第2のプロジェクタに対して、前記投射手段が投影する映像データを送信する通信手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
また、本発明のプロジェクタは、前記判定手段は、当該プロジェクタの電源入力時又は電源リセット時において、前記映像入力信号の有無を判定することを特徴とする。
【0008】
また、本発明のプロジェクタは、前記通信手段は、さらに、前記サーバモードを選択した場合、前記第2のプロジェクタから前記映像データの要求を受けて、該第2のプロジェクタとの間でクライアント認証を行い、該認証結果に基づいて、前記投射手段が投影する映像データを送信することを特徴とする。
【0009】
また、本発明のプロジェクタは、当該プロジェクタを用いて行われる会議に関する会議情報を記憶する記憶手段をさらに有し、前記通信手段は、さらに、前記サーバモードを選択した場合、前記第2のプロジェクタから前記会議情報の要求を受けて、前記記憶手段より該会議情報を読み出して送信し、前記クライアントモードを選択した場合、前記ネットワークに接続されたプロジェクタであって、前記サーバモードを選択している1以上のプロジェクタから前記会議情報を受信して前記投射手段に出力し、該投射手段が投射する会議情報に基づいて当該プロジェクタのユーザが選択した会議の映像データの要求を、該映像データを投影するプロジェクタに対して送信し、該映像データを受信して前記投射手段に出力することを特徴とする。
【0010】
また、本発明のプロジェクタは、当該プロジェクタを用いて行われる会議の様子を撮影する撮影手段と、該会議における音声を取得する音声取得手段と、音声を再生する音声再生手段とをさらに有し、前記通信手段は、さらに、前記サーバモードを選択した場合、前記第2のプロジェクタから前記映像データの要求を受けて、前記撮影手段が撮影する会議の映像データ及び前記音声取得手段が取得した音声データとを送信し、前記クライアントモードを選択した場合、前記第1のプロジェクタが投影する映像データ及び該第1のプロジェクタが撮影する会議の映像データを受信して、前記投射手段に出力し、該第1のプロジェクタが取得する音声データを受信して、前記音声再生手段に出力するとともに、該第1のプロジェクタに対して、前記撮影手段が撮影する会議の映像データ及び前記音声取得手段が取得した音声データを送信することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明のプロジェクタの一実施形態について説明する。図1は、本実施形態のプロジェクタの構成を示す構成図である。本実施形態のプロジェクタは、CPU・1、ROM・2、RAM・3、CODEC・4、画像処理エンジン5、投射映像受信I/F・6、投射エンジン7、CCDカメラ8−1〜8−3、マイク9、スピーカ10、ネットワークI/F・11をバス12を介して接続して構成される。
【0012】
CPU・1は、プロジェクタの中で、ROM・2に記憶されたプログラム、あるいは、RAM・3に書き出されたプログラムを実行し、各装置の制御やデータ演算・加工処理を行う中央演算装置である。ここで、RAM・3に書き出されるプログラムは、OS、サーバプログラム(後述する)、クライアントプログラム(後述する)を記憶する補助記憶装置であるHDD(図示せず)に記憶されているものである。
ROM・2は、読み出し専用の半導体メモリであり、CPUが最初に実行するコードやOSをHDDからロードするためのコードなどを予め記憶している。
RAM・3は、任意のアドレスを指定して読み書きすることが可能な半導体メモリである。
CODEC・4は、CCDカメラ8−1〜8−3で撮影され、画像処理エンジン5で必要な画像処理なされたストリームデータの圧縮及びネットワークI/F・11を経由して入力されるストリームデータを展開する圧縮/展開エンジンである。
画像処理エンジン5は、CCDカメラ8−1〜8−3から入力されるストリームデータの画像処理として、明度、色調補正等を行う。
【0013】
投射映像受信I/F・6は、外部のPCやVideoなどが出力する映像信号の入力インターフェイスである。
投射エンジン7は、例えば、投射映像受信I/F・6に入力された映像信号やCCDカメラ8−1〜8−3が撮影し、画像処理エンジン5が画像処理を行った、補正後のストリームデータ等に基づいて、液晶パネルなどの表示素子を制御することで、光源から放射される白色光をR(赤)、G(緑)、B(青)に分離し、投射レンズを用いてホワイトボード20に映像を投射する光学エンジンである。
【0014】
CCDカメラ8−1〜8−3は、投射エンジン7の近傍に設けられ、会議の様子を撮影するカメラである。図2は、本実施形態のプロジェクタにおけるCCDカメラ8−1〜8−3の配置位置の例を示す図である。図2に示すようなテーブルをコの字型に配置して会議を行うケースを想定した場合、CCDカメラ8−1はプロジェクタの右側に、CCDカメラ8−2はプロジェクタの後方に、CCDカメラ8−3はプロジェクタの左側にそれぞれ搭載される。CCDカメラ8−1〜8−3は、固定式あるいは回転式のいずれであってもよい。
【0015】
このとき、プロジェクタ本体は、CCDカメラ8−1〜8−3が撮影する参加者の映像が傾くことを防ぐため、設置される台等に対して水平に設置され、CCDカメラ8−1〜8−3は、このプロジェクタ本体に対して、同様に水平に設置される。
この場合、本体を水平に保ったまま、ホワイトボード20へ投射する映像の投射角度を調整する方法として、図3又図4に示すように投射映像をミラーで反射させて所望の投射角度を実現することが考えられる。すなわち、例えば、図3に示すように、プロジェクタの投射エンジンから出力される映像光の出力口に、投射角度を調整するためのジョイント部30を設ける。ジョイント部30は、外装の防護筒31と内部のミラー32とからなる。
図3に示すように、水平に対するジョイント部の回転角をα、ミラーの回転角をβとした場合、図5に示す減速ギアを用いて、ミラー32の回転角(α)が防護筒31の回転角(β)の1/2となるように構成される。
【0016】
減速ギアは、防護筒用歯車40、ミラー用歯車41及び回転角伝達用の歯車2枚から構成される。
防護筒31は防護筒用歯車40と、ミラー32はミラー用歯車41とそれぞれ連結されており、ミラー用歯車41と防護筒用歯車40は同心軸上に配置される。また、回転角伝達用の歯車が防護筒用歯車40、ミラー用歯車41それぞれに噛み合せられており、連結用棒42によって固定される。
したがって、ユーザが、ジョイント部30を可動させると、ジョイント部30の傾斜角度αがミラー32の傾斜角度βの1/2の速度で連動して角度が変わる。
【0017】
また、図4に示す場合、プロジェクタの投射エンジンから出力される映像光の出力口に、投射角度を調整するためのジョイント部30を設ける点では、図3に示す場合と同様であり、ジョイント部30がプロジェクタの上面に設置される点が異なっている。すなわち、図4に示すように、ジョイント部30は、図3に示す場合と同様に、防護筒31とミラー32とからなり、さらに、投影映像を垂直上方に反射させるためのミラー33が設置される。垂直に対するジョイント部の回転角をα、ミラーの回転角をβとした場合、図5に示す減速ギアを用いて、ミラー32の回転角(α)が防護筒31の回転角(β)の1/2となるように構成される。
したがって、ユーザが、ジョイント部30を可動させると、ジョイント部30の傾斜角度αがミラー32の傾斜角度βの1/2の速度で連動して角度が変わる。
【0018】
このように、本実施形態のプロジェクタによれば、プロジェクタ本体を傾けることをせずに、ホワイトボード20へ投射する映像の投射角度を調整することができる効果が得られる。
【0019】
マイク9は、会議における参加者の音声を取得するための音声入力インターフェイスである。
スピーカ10は、ネットワークI/F・11を介して受信した音声信号を音声に変換する音声出力インターフェイスである。
なお、マイク9、スピーカ10は固定式、回転式のいずれであってもよい。
ネットワークI/F・11は、社内LAN等の外部ネットワーク21と接続するための入出力インターフェイスである。ネットワーク21は、有線・無線いずれであってもよい。また、本実施形態においては、通信プロトコルとしてTCP/IPを採用する。
ネットワーク21には、図6に示すように、1以上のプロジェクタ(本実施形態においては、7台)、1以上のPC(本実施形態においては2台)、PDA(図示せず)、携帯電話端末(図示せず)が接続される。
なお、PC、PDA、携帯電話端末は、ネットワーク21に直接接続される、あるいは、プロジェクタを介して、ネットワーク21に接続される。
また、これらのネットワーク機器は、後述するプロジェクタのサーバ機能を利用することで、プロジェクタが記憶する画像データ等のデータにブラウザを介してアクセスする。
なお、本実施形態のプロジェクタの操作は、ユーザが把持するリモコンによって行う。すなわち、当該プロジェクタには、受信部(図示せず)が設けられる。
【0020】
次に、本実施形態のプロジェクタの動作について、図面を参照して説明する。図7は、当該プロジェクタがサーバモードの場合、又はクライアントモードの場合における動作を示すフローチャートである。
以下、まず当該プロジェクタがサーバモードの場合における動作の流れを説明する。図2に示すように、ユーザが、ホワイトボードを使ってプロジェクタに画像を投影しながら、プレゼンテーションを行う場合、ユーザがプロジェクタの電源を投入する、あるいは、電源をリセットすると(図7のステップS1)、プロジェクタは起動処理を開始する。すなわち、CPU・1は、まず映像入力信号の有無を確認する(ステップS2)。
PC、Video等から投射映像受信I/F・6に対して、映像入力信号が入力されている場合、CPU・1は、映像入力信号有りと判定して、動作モードとして設定可能なクライアントモードとサーバモードからサーバモードを選択する。
すなわち、CPU・1は、HDDよりサーバプログラムをRAM・3に読み出して、これを実行する(ステップS3)。以下、当該プロジェクタをサーバAとし、サーバAに対して、クライアントモードを選択中のプロジェクタをクライアントA1、A2とする(図6を参照)。
【0021】
CPU・1は、サーバプログラムに基づいて、HDDに記憶されたサーバモードの設定プロファイルを読み出して、これをセットする。設定プロファイルには、以下の情報が書き込まれている。
・ IPアドレス(当該サーバAのIPアドレス)
・ 会議名
・ 開催者名
・ 組織名(部課名)
・ 設置場所(事業所名、会議室名)
・ 一般公開の有無
・ パスワード
なお、設定プロファイルにおける会議名、開催者名、組織名(部課名)、一般公開の有無やパスワードは、サーバプログラム起動後、ユーザが入力できるようにしてよい。
【0022】
サーバプログラム実行後、CPU・1は、投射エンジン7の入力を投射映像受信I/F・6から入力される映像入力信号に切り替える。投射エンジン7は、入力信号の切替を受けて、投射映像受信I/F・6から入力される映像入力信号に基づいて、映像投射を行う(ステップS4)。
【0023】
また、CPU・1は、サーバプログラム実行後、CCDカメラ8−1〜8−3から取り込まれる参加者の映像のストリームデータに対して、画像処理エンジン5で画像処理を、CODEC・4でストリームデータの圧縮を行い、RAM・3、HDDに書き込む。また、CPU・1は、マイク9から取り込まれる参加者の音声のストリームデータに対して、CODEC・4でストリームデータの圧縮を行い、RAM・3、HDDに書き込む。
【0024】
今、サーバAが、クライアントA1からサーバ検索信号を受信した場合、自身にセットされたIPアドレス及び会議名等のパラメータを、クライアントA1に対して送信する。また、サーバAにセットされた一般公開の有無が有である場合、サーバAは、さらに会議中の画像、映像、音声等を送信する(ステップS5)。
【0025】
また、サーバAにセットされた一般公開の有無が無である場合において、クライアントA1から接続要求信号(クライアントA1のIPアドレスを含む)を受信した場合、サーバAは、クライアント認証を行う。すなわち、サーバAは、クライアントA1に対して、認証用パスワードを要求する(ステップS6)。
サーバAからの要求に基づいて、クライアントA1が、予め設定された認証用パスワードを送信すると、サーバAはこれを受信して、パスワードが正しいか否かを確認する(ステップS7)。
すなわち、サーバAは、受信したパスワードと、自己にセットされたパスワードとを比較して、これらが一致すれば、クライアントA1の接続を許可し、この会議に参加しているプロジェクタの一覧(例えば、クライアントA2等)及びそのパラメータ(クライアントA2のIPアドレス及び組織名、設置場所等のパラメータ)を送信する。また、サーバAは、PCから投射映像受信I/F・6に入力されている映像入力信号をCODEC・4で圧縮してクライアントA1に送信する(ステップS8)とともに、CCDカメラ8−1〜8−3から取り込まれ、画像処理エンジン5で画像処理され、CODEC・4で圧縮されたストリームデータも同様にクライアントA1に送信する(ステップS9)。
なお、マイク9から取り込まれ、CODEC・4で圧縮されるストリームデータも同様にクライアントA1に送信してもよい。
【0026】
次に、当該プロジェクタがクライアントモードの場合における動作の流れを説明する。図2に示すように、ユーザが、ホワイトボードを使ってプロジェクタに画像を投影しながら、プレゼンテーションに参加・閲覧を行う場合、ユーザがプロジェクタの電源を投入する、あるいは、電源をリセットすると(図7のステップS11)、プロジェクタは起動処理を開始する。すなわち、CPU・1は、まず映像入力信号の有無を確認する(ステップS12)。
PC、Video等から投射映像受信I/F・6に対して、映像入力信号が入力されていない場合、CPU・1は、映像入力信号無しと判定して、動作モードとしてクライアントモードを選択する。
すなわち、CPU・1は、HDDよりクライアントプログラムをRAM・3に読み出して、これを実行する(ステップS13)。以下、当該プロジェクタをクライアントA1とし、クライアントA1が接続するプロジェクタであって、サーバモードを選択中のプロジェクタをサーバAとし、クライアントモードを選択中のプロジェクタであって、同様にサーバAに接続するプロジェクタをクライアントA2とする(図6を参照)。
【0027】
CPU・1は、クライアントプログラムに基づいて、HDDに記憶されたクライアントモードの設定プロファイルを読み出して、これをセットする。設定プロファイルには、以下の情報が書き込まれている。
・ IPアドレス(当該クライアントA1のIPアドレス)
・ 参加者名(複数可)
・ 組織名(部課名)
・ 設置場所(事業所名、会議室名)
なお、設定プロファイルにおける参加者名、組織名(部課名)は、サーバプログラム起動後、ユーザが入力できるようにしてよい。
【0028】
クライアントプログラム実行後、クライアントA1は、サーバ検索処理を行う。すなわち、クライアントA1は、サーバ検索信号(自己にセットされたIPアドレスを含む)をネットワーク21に対してブロードキャストする(ステップS14)。
これに対して、ネットワーク21上のサーバ(サーバAを含む)が、のIPアドレス及び会議名等のパラメータをクライアントA1に対して送信し、クライアントA1がこれを受信すると、投射エンジン7によって、ホワイトボード20に会議名、開催者名、組織名(部課名)、設置場所(事業所名、会議室名)、一般公開の有無を含む開催会議一覧が投射される(図7のステップS15;図8を参照)。
ネットワーク21上のうち、いくつかのサーバにセットされた一般公開の有無が有である場合(図8に示す例においては、一般公開となっている会議は1つである)、クライアントA1は、さらに、このサーバを用いて行われている会議の画像、映像、音声等を受信し、これを投射エンジン7によって、ホワイトボード20に投影する。
【0029】
今、ユーザが、リモコン等によって、参加・閲覧等したい会議を選択すると(ステップS16)、クライアントA1は、この選択された会議を開催中のサーバAに対して接続要求信号(クライアントA1のIPアドレスを含む)を送信する(ステップS17)。
これに対し、サーバAにセットされた一般公開の有無が無である場合、クライアントA1は、サーバAから認証用パスワードの要求を受信し、パスワード入力画面を投射エンジン7を介してホワイトボード20に投射する(ステップS18)。
ユーザが、リモコンにより、パスワードを入力すると、クライアントA1は、入力された認証用パスワードを送信する。
サーバAにより、このパスワードが確認されると、クライアントA1は、サーバAへの接続が許可されて、この会議に参加しているプロジェクタの一覧(例えば、クライアントA2等)及びそのパラメータ(クライアントA2のIPアドレス及び組織名、設置場所等のパラメータ)を受信する。
また、クライアントA1は、サーバA側のPCの映像入力信号とともに、サーバA側のCCDカメラ8−1〜8−3から取り込まれたストリームデータ、マイク9から取り込まれたストリームデータも同様に受信する。
また、クライアントA1は、サーバAへの接続許可に基づいて、サーバAに対し、クライアントA1側のCCDカメラ8−1〜8−3から取り込まれたストリームデータ、マイク9から取り込まれたストリームデータを送信する(ステップS20)。
【0030】
クライアントA1は、これらの受信データに基づいて、映像投射、音声再生処理を行う。すなわち、投射エンジン7は、サーバA側のPCの映像入力信号とサーバA側のCCDカメラ8−1〜8−3から取り込まれたストリームデータとに基づいて、図9に示すように、PCの映像、サーバAのCCD映像を投射する。このとき、クライアントA2からも、クライアントA2側のCCDカメラ8−1〜8−3から取り込まれたストリームデータ、マイク9から取り込まれたストリームデータも同様に受信する場合、図9に示すように、これらも同様に投射することもできる。
また、会議データとして、保存しておくために、クライアントA1のCCD映像も同様に投射してもよい。
【0031】
なお、クライアントA1が、受信データに基づいて、投影する表示状態(画像配置、構成等)は、図9に示す配置形式に限られず、図10、図11に示すように映像を自由に変更できるようにしてもよい。また、CCD映像とともに表示される情報を、会議名、開催者名、組織名(部課名)、設置場所(事業所名、会議室名)等より適宜選択できるようにしてもよい。
【0032】
以上説明したように、本実施形態のプロジェクタによれば、ユーザが、ネットワーク上で行われるテレビ会議や遠隔プレゼンテーションに適宜参加したり、これを適宜閲覧することができる効果が得られる。また、映像の合成と再配置を行うことによって、設置が簡単で、表示状態を自由に切り替えられ、遠隔地との気軽な打ち合せを再現できる効果が得られる。
【0033】
なお、本実施形態のプロジェクタにおいて、マイク9の数は1つとしたが、本発明は、これに限られるものではない。すなわち、プロジェクタに、例えばCCDカメラの数と同数の複数のマイクを設け、最も強い音声を検知した方向のカメラの映像を大きくすることもできる。
また、本実施形態のプロジェクタにおいて、ネットワーク21は特に限定されないものとして説明したが、例えば、プロジェクタ本体に電話番号を入力するための入力部及びモデムを設け、アナログ電話回線またはISDN回線と接続できるようにしてもよい。
【0034】
また、本実施形態のプロジェクタにおける、入力操作は、リモコンによって行う場合の例を示したが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、当該プロジェクタにPCとの通信ポート(例えば、シリアルポート、USBポート、イーサネット(登録商標)ポート等)を設け、この通信ポートを用いて接続されたPCから入力操作を行ってもよい。また、この通信ポートは、ネットワークI/F・11と共用してもよい。
また、図9〜図11に示すように、本実施形態のプロジェクタにおける、プレゼンテーション表示の動作モードは、プロジェクタ本体ボタン、リモコン、PC等の操作により変更可能である。
また、ユーザの扱いやすさを考慮して、当該動作モードをそれぞれプロジェクタモード、テレビ会議モード、プレゼンテーションモードというように設定してもよい。具体的には、PC、Video等の入力映像を表示するプロジェクタモード、CCDカメラで撮影した映像を表示するテレビ会議モード、PC、Video等の入力映像とCCDカメラで撮影した映像を表示するプレゼンテーションモードといった形で個々動作モードを設定することが考えられる。
また、プレゼンテーションモードでは、接続されたPC上のアプリケーションを用いることによって、遠隔コラボレーションツールとしても使用してもよい。
【0035】
また、本実施形態のプロジェクタが投射する映像には、台形歪みが発生するので、ソフトウェアで予め投射映像を補正することが考えられる。すなわち、HDDに予め台形歪み補正処理プログラムを記憶させておき、CPU・1が、この台形歪み補正処理プログラムをRAM・3に読み出して、これを実行することによって、投射する映像に対して、上下方向又は左右方向の画像伸縮処理を行うことによって、台形から四角形に変形する補正を行う。
なお、当該補正の際に必要なプロジェクタの傾きを検出する方法として、例えば、本体の傾きを検出する角度センサを設けてプロジェクタの傾きを検出する方法が考えられる。あるいは、この方法とは別の方法として、本体を傾けるための高さ調節可能な「足」の設定情報を検出し、この設定情報に基づいて、プロジェクタの傾きを検出する方法が考えられる。また、CCDカメラから取り込まれた人物映像に対して、画像認識処理を行い、この認識結果から垂直方向を判断する方法が考えられる。
【0036】
上述のプロジェクタは内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した画像処理、画像投影処理、ネットワーク設定処理等に関する一連の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のプロジェクタの構成を示す構成図である。
【図2】本実施形態のプロジェクタにおけるCCDカメラ8−1〜8−3の配置位置の例を示す図である。
【図3】本実施形態のプロジェクタのジョイント部30の構成を示す構成図である。
【図4】本実施形態のプロジェクタのジョイント部30の構成を示す構成図である。
【図5】ミラー32と防護筒31とを連動させる減速ギアの構成を示す構成図である。
【図6】ネットワーク21のネットワーク構成を示す構成図である。
【図7】プロジェクタがサーバモードの場合、又はクライアントモードの場合における動作を示すフローチャートである。
【図8】クライアントA1が開催会議一覧を投射表示する様子を示す図である。
【図9】クライアントA1がPCの映像、サーバAのCCD映像を投射表示する様子を示す図である。
【図10】クライアントA1がPCの映像、サーバAのCCD映像を投射表示する様子を示す図である。
【図11】クライアントA1がPCの映像、サーバAのCCD映像を投射表示する様子を示す図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…CODEC、5…画像処理エンジン、6…投射映像受信I/F、7…投射エンジン、8−1〜8−3…CCDカメラ、9…マイク、10…スピーカ、11…ネットワークI/F、12…バス、21…ネットワーク
Claims (5)
- ネットワークを介して、1以上のプロジェクタと接続されたプロジェクタであって、
映像信号の入力を受ける入力手段と、
該入力手段における映像信号の入力の有無を判定する判定手段と、
該映像信号に基づいて、画像を投射する投射手段と、
前記判定手段の判定結果が有の場合は、サーバモードを選択し、該判定結果が無の場合は、クライアントモードを選択するモード選択手段と、
該クライアントモードを選択した場合、前記ネットワークに接続されたプロジェクタであって、前記サーバモードを選択している第1のプロジェクタから、該第1のプロジェクタが投影する映像データを受信して、該受信した映像データを前記投射手段に出力し、該サーバモードを選択した場合、前記ネットワークに接続されたプロジェクタであって、前記クライアントモードを選択している第2のプロジェクタに対して、前記投射手段が投影する映像データを送信する通信手段と
を具備することを特徴とするプロジェクタ。 - 前記判定手段は、当該プロジェクタの電源入力時又は電源リセット時において、前記映像入力信号の有無を判定する
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。 - 前記通信手段は、さらに、前記サーバモードを選択した場合、前記第2のプロジェクタから前記映像データの要求を受けて、該第2のプロジェクタとの間でクライアント認証を行い、該認証結果に基づいて、前記投射手段が投影する映像データを送信する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプロジェクタ。 - 当該プロジェクタを用いて行われる会議に関する会議情報を記憶する記憶手段
をさらに有し、
前記通信手段は、さらに、前記サーバモードを選択した場合、前記第2のプロジェクタから前記会議情報の要求を受けて、前記記憶手段より該会議情報を読み出して送信し、前記クライアントモードを選択した場合、前記ネットワークに接続されたプロジェクタであって、前記サーバモードを選択している1以上のプロジェクタから前記会議情報を受信して前記投射手段に出力し、該投射手段が投射する会議情報に基づいて当該プロジェクタのユーザが選択した会議の映像データの要求を、該映像データを投影するプロジェクタに対して送信し、該映像データを受信して前記投射手段に出力する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載のプロジェクタ。 - 当該プロジェクタを用いて行われる会議の様子を撮影する撮影手段と、
該会議における音声を取得する音声取得手段と、
音声を再生する音声再生手段と
をさらに有し、
前記通信手段は、さらに、前記サーバモードを選択した場合、前記第2のプロジェクタから前記映像データの要求を受けて、前記撮影手段が撮影する会議の映像データ及び前記音声取得手段が取得した音声データとを送信し、前記クライアントモードを選択した場合、前記第1のプロジェクタが投影する映像データ及び該第1のプロジェクタが撮影する会議の映像データを受信して、前記投射手段に出力し、該第1のプロジェクタが取得する音声データを受信して、前記音声再生手段に出力するとともに、該第1のプロジェクタに対して、前記撮影手段が撮影する会議の映像データ及び前記音声取得手段が取得した音声データを送信する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの項に記載のプロジェクタ。
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