JP2004238030A - Icタグ付食品容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ICタグ付食品容器の製造や管理を簡単にする。
【解決手段】ICタグ付食品容器を、ICタグを埋め込んだプラスチック積層体で構成する。プラスチックのシートにICタグ用のチップを載せ、溶融プラスチックを積層してチップを埋め込み、ICタグを埋め込んだプラスチック積層体を形成する。プラスチック積層体をプレスして、ICタグ付食品容器を成形する。具体的には、ポリプロピレン・シートにICタグ用のチップを載せ、ポリプロピレンを混合した溶融ポリエチレン・テレフタレートを、ダイスからシート状に押し出す。シート状の溶融ポリエチレン・テレフタレートをポリプロピレン・シートとともに冷却ローラの間を通過させて積層シートを成形する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICタグ付食品容器に関し、特に、ICタグを埋め込んだプラスチック積層体で構成したICタグ付食品容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
卵ケースのような食品容器に、バーコード付ラベルを貼付することにより、包装されている食品の種類などを識別している。また、非接触ICタグを食品容器に貼付して、食品の種類などを識別することも行なわれている。
【0003】
従来の食品容器は、特許文献1に開示された「積層シートを成形した薄壁容器」のように、PETシートとポリプロピレン・シートとの積層体を成形して製造している。例えば、ポリプロピレンを混合した溶融PETをダイスからシート状に押し出し、これとポリプロピレン・シートとを重ねて冷却ローラで圧着して、積層体を成形する。この積層シートを軟化温度まで加熱して真空成形またはブロー成形して耐熱性薄壁容器を製造する。このような食品容器に、バーコード付ラベルや非接触ICタグを貼付して、商品を識別している。例えば、図3に示すように、非接触ICタグ(ICチップ1)を封じたプラスチックシート(ICタグシート12)を、食品容器2などの表面に貼り付けて使用している。
【0004】
従来の非接触ICタグの装着方法の例としては、特許文献2に開示された「ICタグ装着方法」がある。プラスチックの包装容器等の所定位置に、小型サイズのICメモリタグを装着するために、ロールの表面にICタグを載せ、ラミネートフィルムに埋め込む。具体的には、第1フィルムを、ダイより加熱溶融状態で押し出して、一方から供給する。第2フィルムを、他方から供給する。これらを、プレスロールと冷却ロールとの間に導入して重ね合わせ、ラミネートする。その際に、冷却ロールの外周面の規則的位置に備えてあるICタグ保持手段に保持したICタグを、第1フィルムの面に押圧する。このようにして、ラミネートフィルムにICタグを装着する。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−62969号公報
【特許文献2】
特開2003−16405号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のラベルやICタグでは、食品容器に貼付する手間がかかるし、汚れたり、剥がれたりすることがあり、製造や管理にコストがかかるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の問題を解決して、食品容器にICタグを簡単かつ確実に取り付けられるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、ICタグ付食品容器を、ICタグを埋め込んだプラスチック積層体で構成した。このように構成したことにより、ICタグ付食品容器の製造や管理が簡単になる。
【0009】
また、ICタグ付食品容器の製造方法を、プラスチックの薄い板にICタグ用のチップを載せ、溶融プラスチックを積層してチップを埋め込み、ICタグを埋め込んだプラスチック積層体を形成し、プラスチック積層体をプレスしてICタグ付食品容器を成形する方法としたので、ICタグ付食品容器の製造が簡単になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1と図2を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
(実施の形態)
本発明の実施の形態は、ICタグを埋め込んだプラスチック積層体をプレスして成形したICタグ付食品容器である。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態におけるICタグ付食品容器の概念図である。図1(a)は、外観斜視図である。図1(b)は、一部拡大断面図である。図1において、ICチップ1は、非接触ICタグのチップである。食品容器2は、プラスチックの容器である。プラスチック積層体11は、ICチップ1を埋め込んだ積層体である。
【0013】
図2は、本発明の実施の形態におけるICタグ付食品容器の製造方法の概念図である。図2において、プラスチックシート3は、ポリプロピレンなどのシートである。ロール4は、プラスチックシート3を巻いたロールである。チップ供給装置5は、ICチップ1をプラスチックシート3に1つずつ載せる装置である。溶融プラスチック6は、ポリエチレン・テレフタレート(PET)などに、ポリプロピレンなどを混合して溶融したものである。ダイス7は、溶融プラスチック6をシート状に押し出す手段である。第1ローラ8と第2ローラ9は、プラスチックシート3と溶融プラスチック6を重ねて圧着し、冷却するローラである。第3ローラ10は、プラスチック積層体11を誘導するローラである。
【0014】
上記のように構成された本発明の実施の形態におけるICタグ付食品容器の機能と製造方法を説明する。図1に示すように、ICチップ1は、食品容器2を構成しているプラスチック積層体11の境界面に埋め込まれている。食品容器2は、1枚のプラスチック積層体11をプレス成形したものなどである。ICチップ1が、食品容器2と一体になっているので、剥がれることはない。ICチップ1に識別データを書き込んでおき、それを読み出すことにより、食品容器2とその内容を識別することができる。ICチップ1と通信する場合は、ICタグリーダライタを接近させて、マイクロ波などの電磁波を当てて電力を供給するとともに、信号を送受信する。この点は、従来の非接触ICタグと同じであるので、詳しい説明は省略する。
【0015】
図2を参照しながら、ICチップ1をプラスチック積層体11に埋め込む方法を説明する。図2の右方から、プラスチックシート3を供給する。プラスチックシート3は、ロール4に巻かれている。ICタグとなるICチップ(ベアチップ)1を、チップ供給装置5から供給し、プラスチックシート3の上に載せて軽く接着する。ICチップ1は、食品容器1つ分のシートの領域に1つ配置する。このICチップ1は、従来の非接触ICタグのチップであり、1mm×1mm×0.1mm程度の大きさである。
【0016】
図2の左方から、溶融プラスチック6を供給する。ICタグ用のICチップ1を載せたプラスチックシート3に、まだ固まっていない溶融プラスチック6のシートを積層して圧着し、チップ1を埋め込む。このようにして、ICチップ1を埋め込んだプラスチック積層体11を形成する。このプラスチック積層体11をプレスして、ICタグ付食品容器を成形する。
【0017】
具体的には、例えば、ポリプロピレン・シート(プラスチックシート3)を、図2の右から供給し、ICタグ用のチップ1を載せる。一方、PETペレットにポリプロピレンを混合した原材料を加熱・溶融させて、図2の左から溶融プラスチック6を供給する。ポリプロピレンを混合した溶融ポリエチレン・テレフタレート(溶融プラスチック6)を、ダイス7から連続的にシート状に押し出す。シート状の溶融ポリエチレン・テレフタレート(溶融プラスチック6)を、ICチップ1を載せたポリプロピレン・シート(プラスチックシート3)に重ねて、チップ1を挟み込み、冷却ローラ(第1ローラ8、第2ローラ9)の間を通過させて、プラスチック積層体11を成形する。このときローラ8,9は冷却されているので、ICチップ1を載せたポリプロピレン・シート3は、溶融PET6と接触しても、溶融することはない。溶融PET6にはポリプロピレンが混入されているので、ポリプロピレン・シート3は溶融PET6と接着性が良く、2つの層の間に接着剤を介在させなくても剥離することはない。
【0018】
ICチップ1を埋め込んだプラスチック積層体11は、ロール状に巻き取られるか、シート状にカッティングされる。カットされた1枚のシートには1つのICチップ1が埋め込まれているようにする。この積層体11をプレスして食品容器を成形する。食品容器の製造手順は、ICチップ1を埋め込む点を除いて、従来の方法と同じである。
【0019】
上記のように、本発明の実施の形態では、ICタグ付食品容器を、ICタグを埋め込んだプラスチック積層体をプレスして成形したので、ICタグ付食品容器の製造や管理が簡単になる。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、ICタグ付食品容器を、ICタグを埋め込んだプラスチック積層体で構成したので、ICタグ付食品容器の製造や管理が簡単になるという効果が得られる。
【0021】
また、ICタグ付食品容器の製造方法を、プラスチックのシートにICタグ用のチップを載せ、溶融プラスチックを積層してチップを埋め込み、ICタグを埋め込んだプラスチック積層体を形成し、プラスチック積層体をプレスしてICタグ付食品容器を成形する方法としたので、ICタグ付食品容器の製造が簡単になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるICタグ付食品容器の概念図、
【図2】本発明の実施の形態におけるICタグ付食品容器の製造方法の概念図、
【図3】従来のICタグ付食品容器の概念図である。
【符号の説明】
1 ICチップ
2 食品容器
3 プラスチックシート
4 ロール
5 チップ供給装置
6 溶融プラスチック
7 ダイス
8 第1ローラ
9 第2ローラ
10 第3ローラ
11 プラスチック積層体
12 ICタグシート

Claims (3)

  1. 1つのICタグ用のチップを埋め込んだ1枚のプラスチック積層体をプレス成形して構成したことを特徴とするICタグ付食品容器。
  2. プラスチックのシートにICタグ用のチップを載せ、溶融プラスチックを前記シートに積層して前記チップを埋め込むことにより、ICタグを埋め込んだプラスチック積層体を形成し、前記プラスチック積層体をプレスしてICタグ付食品容器を成形することを特徴とするICタグ付食品容器の製造方法。
  3. ポリプロピレン・シートにICタグ用のチップを載せ、ポリプロピレンを混合した溶融ポリエチレン・テレフタレートを、ダイスからシート状に押し出し、シート状の前記溶融ポリエチレン・テレフタレートを前記ポリプロピレン・シートに重ねて前記チップを挟み込み、冷却ローラの間を通過させて積層シートを成形することを特徴とするICタグ付積層シートの製造方法。
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JP2006153432A (ja) * 2004-11-04 2006-06-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器および情報媒体およびプログラム
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