JP2004237738A - 遮光性積層材およびそれを使用した包装用容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 最内層を構成するヒ−トシ−ル性樹脂層と該ヒ−トシ−ル性樹脂層の外側に積層する遮光性を有する樹脂層との少なくとも二層からなるTダイ共押し出し多層製膜フィルムを含むことを特徴とする遮光性積層材、およびそれを使用した包装用容器に関するものである。
【選択図】 図1
Description
而して、近年、例えば、油脂分を多く含む菓子、スナック食品、油脂調理した冷凍食品等の飲食品、あるいは液体洗剤、柔軟剤、シャンプ−、リンス等の工業製品、ドリンク剤等の医薬品等においては、これらが、光による影響を受けて、その品質等が劣化し、内容物の品質が変化することがあり、そのために、これらの物品の充填包装には、遮光性を有する包装用材料を使用して充填包装されている。
ところで、上記の遮光性を有する包装用材料としては、一般的には、ボ−ル紙、クラフト紙等の紙基材、あるいは、アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着フィルム、更には、樹脂のフィルムに印刷インキないし塗料等による一層のコ−ティング膜を形成したもの等が使用されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4等参照。)。
例えば、紙基材等を使用する場合には、遮光性には最も優れているが、包装用容器としては、可撓性に劣り、また、嵩高くなり、その取扱いが不便であるという問題点がある。 また、アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着フィルム等を使用する場合には、これも遮光性には優れているが、金属探知機により、包装製品中に金属等の異物が混入しているか否かを検査する際に、金属探知機で検査することができないという問題点があり、その結果、金属等の異物の混入の検査を他の方法によらなければならないものである。
次にまた、樹脂のフィルムに印刷インキないし塗料等による一層のコ−ティング膜を形成したものを使用する場合には、通常、基材フィルムの裏面に裏刷り印刷により所望の絵柄印刷層を形成し、その上に印刷インキないし塗料等による一層、いわゆる、ベタの印刷層ないし塗布層等からなる遮光性層を形成してその効果を期待するものである。
しかし、このような場合、所望の絵柄印刷層とベタの印刷層ないし塗布層との調整が極めて困難であり、その両者が良好に調整することができればよいが、調整ができない場合には、その絵柄印刷層の色調とベタの印刷層ないし塗布層の色調とが相互に悪影響を及ぼし、包装製品としての意匠性、装飾性等に欠けることになり、時には、包装製品として店頭での陳列販売等に供さないということにもなり兼ねないものである。
通常、意匠性、装飾性等に悪影響を与えない着色剤を含む遮光性層を形成すると、逆に、十分な遮光性が得られないという場合が多いものである。
そこで本発明は、十分な遮光性を有し、かつ、その製造が簡便であり、更に、金属探知機による検査にも適する遮光性積層材、および包装用容器等を提供することである。
まず、上記の本発明にかかる遮光性積層材およびそれを使用した包装用容器の構成についてその具体例を例示して図面を用いて説明すると、図1、図2、図3および図4は、本発明にかかる遮光性積層材の層構成の一例を示す概略的断面図であり、図5は、図2に示す遮光性積層材を使用して製袋してなる本発明にかかる包装用容器の構成を示す概略的斜視図であり、図6は、図5に示す包装用容器内に内容物を充填包装した包装製品の構成を示す概略的斜視図である。
具体的には、本発明にかかる遮光性積層材としては、図2に示すように、上記の図1で示した遮光性積層材Aにおいて、遮光性を有する樹脂層2の面に、基材フィルム層4を積層した構成からなる遮光性積層材Bを使用することができる。
更に、本発明にかかる遮光性積層材としては、図3に示すように、上記の図2で示した遮光性積層材Bにおいて、遮光性を有する樹脂層2と、基材フィルム層4との間に、中間基材層5を積層した構成からなる遮光性積層材Cを使用することができる。
あるいは、本発明にかかる遮光性積層材としては、図4に示すように、上記の図3で示した遮光性積層材Cにおいて、基材フィルム層4の面に、更に、ヒ−トシ−ル性樹脂層1aを積層した構成からなる遮光性積層材Dを使用することができる。
上記の例示は、本発明にかかる遮光性積層材の代表的な二三を例示したものであり、本発明はこれによって限定されるものではないことは言うまでもないことである。
例えば、図示しないが、その使用目的、用途、充填包装する内容物、その流通形態、販売形態、その他等によって遮光性積層材としての層構成を設計し、最内層を構成するヒ−トシ−ル性樹脂層と該ヒ−トシ−ル性樹脂層の外側に積層する遮光性を有する樹脂層との少なくとも二層からなるTダイ共押し出し多層製膜フィルムを含むことを基本構成として、その他の素材の使用を含めて任意に積層させて遮光性積層材を製造することができるものである。
また、例えば、本発明においては、図示しないが、プラスチック製袋の形態としては、種々の形態のものを製造することができ、後述するように、例えば、自立性袋(スタンディングパウチ)、カゼット型袋、舟底型袋、その他等、種々の形態のものを製造することができるものである。また、本発明においては、開封のために、周辺端部のヒ−トシ−ル部であって、その開封部に相当する箇所に、例えば、開封用ノッチ、切り欠き部等を刻設することができるものである。
なお、図3中、6、E等は、前述と同じ意味である。
而して、本発明においては、上記のような包装製品Fは、同じく、図6に示すように、開封用ノッチ9、9等の部分を手に持って、袋体を引き裂いて開封し、これによって内容物を取り出して食することができる。
具体的には、メタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、例えば、二塩化ジルコノセンとメチルアルモキサンの組み合わせによる触媒等のメタロセン錯体とアルモキサンとの組み合わせによる触媒、すなわち、メタロセン触媒を使用して重合してなるエチレン−α・オレフィン共重合体を使用することができる。
メタロセン触媒は、現行の触媒が、活性点が不均一でマルチサイト触媒と呼ばれているのに対し、活性点が均一であることからシングルサイト触媒とも呼ばれているものである。
例えば、三菱化学株式会社製の商品名「カ−ネル」、三井石油化学工業株式会社製の商品名「エボリュ−」、米国、エクソン・ケミカル(EXXON CHEMICAL)社製の商品名「エクザクト(EXACT)」、米国、ダウ・ケミカル(DOW CHEMICAL)社製の商品名「アフィニティ−(AFFINITY)、商品名「エンゲ−ジ(ENGAGE)」等のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体を使用することができる。
本発明において、上記のようなヒ−トシ−ル性樹脂として、メタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体を使用する場合には、袋体を製造するときに、低温ヒ−トシ−ル性が可能であるという利点を有するものである。
また、本発明において、上記以外の樹脂としては、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、フッ素系樹脂、ジエン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロ−ス、その他等の公知の樹脂を任意に選択して使用することもができる。
上記において、Tダイ共押し出し多層製膜フィルムを製造するに際しては、本発明においては、少なくとも、上記の2層からなる多層製膜フィルムを基本構成とし、必要ならば、ヒ−トシ−ル性樹脂層、あるいは、遮光性を有する樹脂層それ自身を2層ないしそれ以上として多層化することもでき、あるいは、更に、上記の2層からなる多層製膜フィルムを基本構成とし、これに、他の共押し出し可能な樹脂等を使用し、3層ないしそれ以上からなる多層製膜フィルムとすることもできる。
また、上記において、ヒ−トシ−ル性樹脂層を構成するヒ−トシ−ル性樹脂、または遮光性を有する樹脂層を構成する樹脂には、予め、例えば、安定剤、可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤、その他等の成形助剤の1種ないしそれ以上を任意に添加して、溶融、混練することができる。
また、本発明において、本発明に係る遮光性積層材の製造法としては、例えば、共押し出し多層インフレ−ション成形法によっても製造することがてきるものである。
而して、本発明において、上記の着色剤としては、染料、顔料等の着色剤の1種ないしそれ以上を使用することができ、具体的には、例えば、チタンイエロ−、ハンザイエロ−、黄色酸化鉄、黄鉛等の黄色系顔料、ベンガラ、バ−ミリオン等の赤色系、橙色系ないし茶色系顔料、群青、紺青、酸化クロム等の青色ないし緑色系顔料、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛等の白色系顔料、カ−ボンブラック等の黒色系顔料、炭酸カルシウム、沈降性硫酸バリウム、クレ−、タルク等の体質系顔料、レ−キレッド、パ−マネントレッド等のアゾ系染料・顔料、フタロシアニンブル−、フタロシアニングリ−ン等のフタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、チオインジゴ系顔料、アントラキノン系染料・顔料、その他等の染料、顔料等の着色剤の1種ないしそれ以上の混合物を使用することができる。
また、本発明において、上記の着色剤の添加量としては、遮光性を有する樹脂層を構成する樹脂100重量部に対し着色剤0.1〜30重量部位、好ましくは、1〜20重量部位の割合で配合することが望ましい。
ところで、本発明において、遮光性を有する樹脂層としては、着色剤を含有する一層の樹脂層で基本的には構成することができるが、更に、二種ないしそれ以上の着色剤を使用し、それに応じた着色剤を含有する二層ないしそれ以上からなる樹脂層で構成することもできる。
例えば、本発明においては、遮光性を有する樹脂層として、白色系顔料を含有する樹脂層と、赤色、茶色、または青色系顔料等の有彩色の顔料を含有する樹脂層との2層から構成してなる遮光性を有する樹脂層を使用することができる。
上記の場合、白色系顔料を含有する樹脂層としては、全光線透過率が70%以下、望ましい遮光を得るためには、0〜50%位の範疇とすることが好ましく、また、有彩色の顔料を含有する樹脂層としては、全光線透過率が40%以下、望ましい遮光を得るためには、0〜20%以の範疇とすることが好ましい。
また、上記の場合、白色系顔料を含有する樹脂層としては、390nm以下の各光波長において、透過率が1%以下であり、また、有彩色の顔料を含有する樹脂層としては、400〜600nmの各波長において、透過率が5%以下であることが好ましい。
具体的には、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリルまたはメタクリル系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリビニ−ルアルコ−ル系樹脂、その他等の強靱な樹脂のフィルムないしシ−ト、その他等を使用することができる。
而して、上記の樹脂のフィルムないしシ−トとしては、縦方向または横方向のいずれかの一軸方向に延伸した延伸フィルムを使用することができる。
その延伸方法としては、例えば、フラット法、インフレ−ション法等の公知の方法で行うことができ、その延伸倍率としては、約2〜10倍位のものを使用することができる。 また、そのフィルムの厚さとしては、1μmないし100μm位、好ましくは、5μmないし50μm位が望ましい。
なお、本発明においては、上記のような樹脂のフィルムには、例えば、文字、図形、記号、絵柄、模様等の所望の印刷絵柄を通常の印刷法で表刷り印刷あるいは裏刷り印刷等が施されていてもよい。
具体的には、例えば、水蒸気、ガス等に対するバリア−性を有する酸化珪素、酸化アルミニュウム等の無機酸化物の蒸着膜を有する樹脂のフィルム、水蒸気、水等のバリア−性を有する低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等の樹脂のフィルムないしシ−ト、ガスバリア−性を有するポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等の樹脂のフィルムないしシ−ト、その他等を使用することができる。
これらの材料は、一種ないしそれ以上を組み合わせて使用することができる。
上記のフィルムないしシ−トの厚さとしては、任意であるが、通常、5μmないし300μm位、更には、10μmないし100μm位が望ましい。
また、上記において、無機酸化物の蒸着膜としては、厚さ100Åないし3000Å位のものを使用することができる。
また、上記の蒸着膜を支持する樹脂のフィルムとしては、例えば、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカ−ボネ−トフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコ−ルフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、その他等を使用することができる。
更に、本発明においては、無機酸化物としては、一酸化ケイ素と二酸化ケイ素との混合物、あるいはケイ素酸化物と酸化アルミニウムとの混合物であってもよい。
而して、本発明において、無機酸化物の薄膜層を形成する方法としては、イオンビ−ム法、電子ビ−ム法等の真空蒸着法、スパッタリング法等によって蒸着膜を構成することによって形成することができる。
上記において、無機酸化物の薄膜層の厚さとしては、十分なバリア−性を得るために、通常、100Åないし3000Å位であることが好ましく、特に、本発明においては、200Åないし2000Å位が望ましい。
上記において、無機酸化物の薄膜層の厚さが、2000Åを超えると、特に、3000Åを超えると、無機酸化物の薄膜層にクラック等が入りやすくなり、そりによりバリア−性が低下するという危険性があると共に、材料コストが高くなるという問題点であるので好ましくなく、また、200Å以下、更には、100Å以下になると、バリア−性の効果を奏することが困難になり好ましくない。
そのフィルムないしシ−トの厚さとしては、2μmないし500μm位、好ましくは、5μmないし200μm位が望ましい。
ところで、本発明においては、上記のようなヒ−トシ−ル性樹脂層を最外層にも設け、而して、その最内層面と最外層面どうしを重ね合わせて、その重合面の端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成することによって、本発明にかかる包装用容器を製造することができる。
その他、例えば、セロハン等のフィルム、合成紙等も使用することができる。
本発明において、上記の樹脂のフィルムないしシ−トは、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等のいずれのものでも使用することができる。
また、その厚さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲から選択して使用することができる。更に、本発明においては、樹脂のフィルムないしシ−トとしては、押し出し成膜、インフレ−ション成膜、コ−ティング膜等のいずれの性状の膜でもよい。
而して、本発明においては、上記のラミネ−トを行う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理等の前処理をフィルムに施すことができ、また、例えば、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン系、有機チタン系等のアンカ−コ−ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の公知のアンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用することができる。
また、本発明において、ドライラミネ−トする際の接着剤層を構成する接着剤としては、具体的には、ドライラミネ−ト等において使用される2液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエ−テルウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリ酢酸ビニル系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤、その他等を使用することができる。
上記において、周辺端部をヒ−トシ−ルする形態としては、例えば、側面シ−ル型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、封筒貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル型)、ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、舟底シ−ル型、その他等のヒ−トシ−ル形態をあげることができ、これに合った種々の形態の包装用容器を製造することができる。
その他、例えば、自立性包装袋(スタンディングパウチ)等も製造することが可能である。上記において、ヒ−トシ−ルの方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことができる。
特に、本発明にかかる包装用容器は、例えば、油脂分を多く含む菓子、スナック食品、油脂調理した冷凍食品等の飲食品、あるいは液体洗剤、柔軟剤、シャンプ−、リンス等の工業製品、ドリンク剤等の医薬品等の物品の充填包装に適し、これにより、上記のような内容物が、光による影響を受けて、その品質等が劣化し、内容物の品質が変化することを防止することができるものである。
また、本発明においては、上記のような物品を充填包装してなる包装製品は、金属探知機等を使用して、その中に金属等の異物の混入の有無を簡単に検査することができるものである。
上記の本発明について次に実施例を挙げて更に具体的に説明する。
(2)、線状低密度ポリエチレン100重量部に茶色顔料10重量部を加えた樹脂組成物
(3)、線状低密度ポリエチレン100重量部に白色顔料10重量部を加えた樹脂組成物
上記の三つの樹脂組成物を使用し、Tダイ共押し出し法を利用して、下記の層構成からなる3層多層製膜フィルムを製造した。
(最内層面)厚さ10μmの線状低密度ポリエチレン層/厚さ20μmの茶色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ10μmの白色の線状低密度ポリエチレン層
(2)、線状低密度ポリエチレン100重量部に灰色顔料10重量部を加えた樹脂組成物
(3)、線状低密度ポリエチレン100重量部に白色顔料10重量部を加えた樹脂組成物
上記の三つの樹脂組成物を使用し、Tダイ共押し出し法を利用して、下記の層構成からなる3層多層製膜フィルムを製造した。
(最内層面)厚さ10μmの線状低密度ポリエチレン層/厚さ20μmの灰色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ10μmの白色の線状低密度ポリエチレン層
(2)、線状低密度ポリエチレン100重量部に茶色顔料10重量部を加えた樹脂組成物
(3)、線状低密度ポリエチレン100重量部に白色顔料10重量部を加えた樹脂組成物
上記の三つの樹脂組成物を使用し、Tダイ共押し出し法を利用して、下記の層構成からなる3層多層製膜フィルムを製造した。
(最内層面)厚さ30μmの線状低密度ポリエチレン層/厚さ60μmの茶色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ30μmの白色の線状低密度ポリエチレン層
(2)、線状低密度ポリエチレン100重量部に灰色顔料10重量部を加えた樹脂組成物
(3)、線状低密度ポリエチレン100重量部に白色顔料10重量部を加えた樹脂組成物
上記の三つの樹脂組成物を使用し、Tダイ共押し出し法を利用して、下記の層構成からなる3層多層製膜フィルムを製造した。
(最内層面)厚さ30μmの線状低密度ポリエチレン層/厚さ60μmの灰色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ30μmの白色の線状低密度ポリエチレン層
(最内層面)厚さ30μmの線状低密度ポリエチレン層/厚さ60μmの茶色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ30μmの白色の線状低密度ポリエチレン層/接着剤層/厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルム層
(最内層面)厚さ30μmの線状低密度ポリエチレン層/厚さ60μmの灰色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ30μmの白色の線状低密度ポリエチレン層/接着剤層/厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルム層
厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムの片面に、2液硬化型のポリウレタン系接着剤を3g/m2 (dry)塗布し、次いで、該塗布面に、厚さ7μmのアルミニウム箔を重ね合わせてその両者をドライラミネ−トし、更に、該アルミニウム箔面に、上記と同様にして、2液硬化型のポリウレタン系接着剤を3g/m2 (dry)塗布し、次いで、該塗布面に、厚さ120μmの線状低密度ポリエチレンフィルムを重ね合わせてその両者をドライラミネ−トして、下記の層構成からなる積層材を製造した。
(最内層面)厚さ120μmの線状低密度ポリエチレン層/接着剤層/厚さ7μmのアルミニウム箔層/接着剤層/厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルム層
厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムの片面に、2液硬化型のポリウレタン系接着剤を3g/m2 (dry)塗布し、次いで、該塗布面に、厚さ120μmの線状低密度ポリエチレンフィルムを重ね合わせてその両者をドライラミネ−トして、下記の層構成からなる積層材を製造した。
(最内層面)厚さ120μmの線状低密度ポリエチレン層/接着剤層/厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルム層
上記の実施例1〜6で製造した3層多層製膜フィルムおよび積層材、比較例1〜2で製造した積層材の各々について、全光線透過率を測定した。
測定法は、スガ試験機、SMカラ−コンピュ−タ−(スガ試験機株式会社製、機種名、SM−5−1S−2B型)にて測定した。
測定の結果を下記の表1に示す。
┌────┬─────────┐ │ │全光線透過率(%)│ ├────┼─────────┤ │実施例1│ 6.0 │ ├────┼─────────┤ │実施例2│ 9.4 │ ├────┼─────────┤ │実施例3│ 0.0 │ ├────┼─────────┤ │実施例4│ 0.1 │ ├────┼─────────┤ │実施例5│ 0.0 │ ├────┼─────────┤ │実施例6│ 0.1 │ ├────┼─────────┤ │比較例1│ 0.0 │ ├────┼─────────┤ │比較例2│ 36.1 │ └────┴─────────┘
上記の実施例5〜6で製造した積層材、比較例1〜2で製造した積層材の各々を使用してパウチを作成し、次に、該パウチ内に標準金属片(鉄製およびステンレス製)をいれ、金属探知機(一般タイプとアルミニウム蒸着兼用タイプ)でオ−トセンスした。
標準金属片の大きさを変え、探知の可否によって検知感度を測定した。
探知の可否および検知感度について、その結果を下記の表2に示す。
┌────┬───┬─────┬───────────────────┐ │ │探知機│ 金属片 │ 標準金属片直径(φ、mm) │ │ │の種類│ の種類 ├───┬───┬───┬───┬───┤ │ │ │ │0.5│0.7│0.9│1.2│1.5│ ├────┼───┼─────┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ │ 鉄 │ ○ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ │実施例5│ A ├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ │ステンレス│ × │ × │ × │ ○ │ ◎ │ ├────┼───┼─────┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ │ 鉄 │ ○ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ │実施例6│ A ├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ │ステンレス│ × │ × │ × │ ○ │ ◎ │ ├────┼───┼─────┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ │ 鉄 │ × │ × │ × │ × │ × │ │ │ A ├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ │ステンレス│ × │ × │ × │ × │ × │ │比較例1├───┼─────┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ │ 鉄 │ × │ × │ × │ × │ × │ │ │ B ├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ │ステンレス│ × │ × │ × │ × │ × │ ├────┼───┼─────┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ │ 鉄 │ ○ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ │比較例2│ A ├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ │ステンレス│ × │ × │ × │ ○ │ ◎ │ └────┴───┴─────┴───┴───┴───┴───┴───┘
┌────┬───────────────────────────┐ │ │ 標準金属片直径(φ、mm) │ │ ├───┬───┬───┬───┬───┬───┬───┤ │ │2.0│2.4│2.8│3.4│3.8│4.2│4.8│ ├────┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ │実施例5├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ├────┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ │実施例6├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ├────┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ × │ × │ × │ × │ × │ ○ │ ◎ │ │ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ × │ × │ × │ × │ × │ × │ × │ │比較例1├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ × │ × │ × │ × │ × │ ○ │ ◎ │ │ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ × │ × │ × │ × │ × │ × │ × │ ├────┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ │比較例2├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ └────┴───┴───┴───┴───┴───┴───┴───┘
┌────┬───────────┐ │ │ │ │ ├───┬───┬───┤ │ │5.2│5.8│6.0│ ├────┼───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ │実施例5├───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ├────┼───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ │実施例6├───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ ├────┼───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ │ ├───┼───┼───┤ │ │ × │ × │ × │ │比較例1├───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ │ ├───┼───┼───┤ │ │ × │ × │ × │ ├────┼───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ │比較例2├───┼───┼───┤ │ │ ◎ │ ◎ │ ◎ │ └────┴───┴───┴───┘ 上記の表2中、Aは、一般タイプの金属検知機を表し、Bは、アルミニウム蒸着兼用タイプの金属検知機を表し、×は、検知不可能を表し、○は、検出限界を表し、◎は、検出可能を表す。
上記の実施例5〜6で製造した積層材、比較例1〜2で製造した積層材の各々を使用してパウチを作成し、次に、該パウチについて目視検査で内容物の隠蔽性および外観チェックを行った。
その結果を下記の表3に示す。
┌────┬──────┬────┐ │ │内容物隠蔽性│ 外観 │ ├────┼──────┼────┤ │実施例5│ ○ │ ○ │ ├────┼──────┼────┤ │実施例6│ ○ │ ○ │ ├────┼──────┼────┤ │比較例1│ ○ │ ○ │ ├────┼──────┼────┤ │比較例2│ × │ ○ │ └────┴──────┴────┘ 上記の表3中、○は、良を表し、×は、悪を表す。
上記の実施例5〜6で製造した積層材、比較例1〜2で製造した積層材の各々を使用してパウチを作成し、次に、該パウチ内に、内容物として市販のシャンプ−、リンス液を充填包装した。
次に、上記で製造した充填包装製品について、白色蛍光灯下(1500Lx)、37℃で光照射保存試験を行った。
その測定は、内容物の色変化を目視により検査した。
その結果を下記の表4に示す。
┌────┬─────┬────┬────┬─────┐ │ │ 内容物 │2週間後│9週間後│30週間後│ ├────┼─────┼────┼────┼─────┤ │実施例5│シャンプ−│ ○ │ ○ │ ○ │ │ │リンス │ ○ │ ○ │ ○ │ ├────┼─────┼────┼────┼─────┤ │実施例6│シャンプ−│ ○ │ ○ │ △ │ │ │リンス │ ○ │ ○ │ △ │ ├────┼─────┼────┼────┼─────┤ │比較例1│シャンプ−│ ○ │ ○ │ ○ │ │ │リンス │ ○ │ ○ │ ○ │ ├────┼─────┼────┼────┼─────┤ │比較例2│シャンプ−│ △ │ × │ × │ │ │リンス │ △ │ × │ × │ └────┴─────┴────┴────┴─────┘ 上記の表4中、○は、良を表し、×は、悪を表す。
これに対し、比較例1のそれは、金属探知機での検査が不可能であり、また、比較例2のそれは、遮光性に劣り内容物の保護適性に欠けていた。
(最内層面)厚さ10μmの線状低密度ポリエチレン層/厚さ20μmの茶色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ10μmの白色の線状低密度ポリエチレン層/接着剤層/酸化ケイ素の蒸着膜を有する厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/接着剤層/厚さ20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム層
(最内層面)厚さ10μmの線状低密度ポリエチレン層/厚さ20μmの灰色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ10μmの白色の線状低密度ポリエチレン層/接着剤層/酸化ケイ素の蒸着膜を有する厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/接着剤層/厚さ20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム層
(最内層面)厚さ10μmの線状低密度ポリエチレン層/厚さ20μmの茶色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ10μmの白色の線状低密度ポリエチレン層/接着剤層/酸化アルミニウムの蒸着膜を有する厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/接着剤層/厚さ20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム層
(最内層面)厚さ10μmの線状低密度ポリエチレン層/厚さ20μmの灰色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ10μmの白色の線状低密度ポリエチレン層/接着剤層/酸化アルミニウムの蒸着膜を有する厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/接着剤層/厚さ20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム層
上記の実施例7〜10で製造した積層材について、酸素透過度と水蒸気透過度を測定した。
上記の酸素透過度は、米国、モコン(MOCON)社製、測定機種名、オクストラン(OXTRAN)にて、測定条件JIS−K7126に準拠して測定し、また、水蒸気透過度は、同じく、米国、モコン(MOCON)社製、測定機種名、パ−マトラン(MERMATRAN)にて、測定条件JIS−K7129に準拠して測定した。
上記の測定結果について、下記の表5に示す。
┌─────┬──────────────┬───────────────┐ │ │ 酸素透過度 │ 水蒸気透過度 │ │ │(g/m2 /day・atm)│(cc/m2 /day・atm)│ ├─────┼──────────────┼───────────────┤ │実施例7 │ 0.6 │ 0.5 │ ├─────┼──────────────┼───────────────┤ │実施例8 │ 0.9 │ 0.6 │ ├─────┼──────────────┼───────────────┤ │実施例9 │ 1.6 │ 2.7 │ ├─────┼──────────────┼───────────────┤ │実施例10│ 2.0 │ 2.8 │ └─────┴──────────────┴───────────────┘
(2)、線状低密度ポリエチレン100重量部に白色顔料(TiO2 )20重量部を加えた樹脂組成物
(3)、線状低密度ポリエチレン100重量部に灰色顔料(白色顔料、TiO2 、25重量部と黒色顔料、カ−ボンブラック0.6重量部とからなる混合顔料)20重量部を加えた樹脂組成物
(4)、線状低密度ポリエチレン100重量部からなる樹脂組成物
上記の四つの樹脂組成物を使用し、Tダイ共押し出し法を利用して、下記の層構成からなる4層多層製膜フィルムを製造した。
(最内層面)厚さ30μmの線状低密度ポリエチレン層/厚さ20μmの白色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ20μmの灰色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ60μmの線状低密度ポリエチレン層
(2)、線状低密度ポリエチレン100重量部に白色顔料(TiO2 )20重量部を加えた樹脂組成物
(3)、線状低密度ポリエチレン100重量部に灰色顔料(白色顔料、TiO2 、25重量部と黒色顔料、カ−ボンブラック1.5重量部とからなる混合顔料)20重量部を加えた樹脂組成物
(4)、線状低密度ポリエチレン100重量部に白色顔料(TiO2 )20重量部を加えた樹脂組成物
(5)、線状低密度ポリエチレン100重量部からなる樹脂組成物
上記の五つの樹脂組成物を使用し、Tダイ共押し出し法を利用して、下記の層構成からなる5層多層製膜フィルムを製造した。
(最内層面)厚さ5μmの線状低密度ポリエチレン層/厚さ19μmの白色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ8μmの灰色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ7μmの白色の線状低密度ポリエチレン層/厚さ11μmの線状低密度ポリエチレン層
上記の実施例11〜12で製造した4、5層多層製膜フィルムについて、全光線透過率および遮光性について測定した。
上記の全光線透過率については、スガ試験機、SMカラ−コンピュ−タ−(スガ試験機株式会社製、機種名、SM−5−1S−2B型)にて測定した。
また、上記の遮光性については、島津製作所株式会社製、機種名、UV−2400PC、分光光度計を用いて、220〔nm〕〜800〔nm〕の領域の光線透過率を測定して評価して測定した。
上記の測定の結果を下記の表6に示す。
┌─────┬────┬──────┬─────────────────┐ │ │ 膜厚 │全光線透過率│ 遮光性(%) │ │ │(μm)│ (%) ├─────┬─────┬─────┤ │ │ │ │500nm│550nm│650nm│ ├─────┼────┼──────┼─────┼─────┼─────┤ │実施例11│130 │ 0.6 │ 0.3 │ 0.5 │ 1.0 │ ├─────┼────┼──────┼─────┼─────┼─────┤ │実施例12│ 50 │ 0.4 │ 0.2 │ 0.3 │ 0.7 │ └─────┴────┴──────┴─────┴─────┴─────┘
厚さ12μmの2軸延伸ポリエステルフィルムの片面に、文字、絵柄の印刷を施し、更に、2液硬化型のポリウレタン系接着剤を3g/m2 (dry)塗布し、次いで、該塗布面に、厚さ15μmの2軸延伸ポリアミドフィルムをドライラミネ−トし、次いで、更に、上記の2軸延伸ポリアミドフィルム面に、上記と同様に、2液硬化型のポリウレタン系接着剤を3g/m2 (dry)塗布し、次いで、該塗布面に、上記の実施例11で製造した4層多層製膜フィルムを重ね合わせて、しかる後、その両者をドライラミネ−トして、積層材を製造した。
次に、上記の積層材を使用し、常法により、自立性のパウチを作製し、しかる後、そのパウチ内に、内容物として、市販のシャンプ−リ−ス液を充填包装して、包装製品を製造した。
厚さ15μmの2軸延伸ポリアミドフィルムの片面に、文字、絵柄の印刷を施し、更に、2液硬化型のポリウレタン系接着剤を3g/m2 (dry)塗布し、次いで、該塗布面に、上記の実施例12で製造した5層多層製膜フィルムを重ね合わせて、しかる後、その両者をドライラミネ−トして、積層材を製造した。
次に、上記の積層材を使用し、常法により、ピロ−型のパウチを作製し、しかる後、そのパウチ内に、内容物として、冷凍食品を充填包装して、包装製品を製造した。
1a ヒ−トシ−ル性樹脂層
2 遮光性を有する樹脂層
3 Tダイ共押し出し多層製膜フィルム
4 基材フィルム層
5 中間基材層
6 ヒ−トシ−ル部
7 内容物
8 上端シ−ル部
9 開封用ノッチ
A 遮光性積層材
B 遮光性積層材
C 遮光性積層材
D 遮光性積層材
E 包装用容器
F 包装製品
Claims (8)
- 白色系顔料を含有する樹脂層と灰色系顔料を含有する樹脂層との2層からなる遮光性樹脂層で構成されることを特徴とする遮光性積層材。
- 白色系顔料を含有する樹脂層と灰色系顔料を含有する樹脂層との2層共押出多層積層フィルムからなる遮光性樹脂層で構成されることを特徴とする遮光性積層材。
- 白色系顔料を含有する樹脂層と灰色系顔料を含有する樹脂層との2層からなる遮光性樹脂層と、ヒ−トシ−ル性樹脂層との3層から構成されることを特徴とする遮光性積層材。
- 白色系顔料を含有する樹脂層と灰色系顔料を含有する樹脂層とヒ−トシ−ル性樹脂層との3層共押出多層積層フィルムから構成されることを特徴とする遮光性積層材。
- 白色系顔料を含有する樹脂層の面に、基材フィルム層を積層することを特徴とする上記の請求項1〜4のいずれか1項に記載する遮光性積層材。
- 白色系顔料を含有する樹脂層の面に、中間基材層および基材フィルム層を順次に積層したことを特徴とする上記の請求項1〜4のいずれか1項に記載する遮光性積層材。
- 白色系顔料を含有する樹脂層の面に、中間基材層、基材フィルム層、およびヒ−トシ−ル性樹脂層を順次に積層したことを特徴とする上記の請求項1〜4のいずれか1項に記載するる遮光性積層材。
- 上記の請求項5〜7のいずれか1項に記載する遮光性積層材を使用し、これを製袋して包装用袋を構成することを特徴とする包装用容器。
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