JP2004237608A - 記録剤カートリッジおよび印刷システム - Google Patents

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彰 高木
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Abstract

【課題】記録剤カートリッジの使用開始後であっても広告を行う。
【解決手段】印刷装置に交換可能に装着されて前記印刷装置に対して記録剤を供給するとともに、前記印刷装置により読み取り可能な情報を記憶する記憶部とを備えた記録剤カートリッジにおいて、前記記憶部に、広告に関する広告情報が記憶されている。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタなどの印刷装置に交換可能に装着される記録剤カートリッジおよびそれを用いた印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタやレーザービーム式プリンタなどをはじめとする印刷装置は、インクやトナーなど印刷に使用する記録剤を収容した記録剤カートリッジを備えている。この記録剤カートリッジは、印刷装置に交換可能に設けられていて、その内部の記録剤が無くなったときには、新しいカートリッジと交換するようになっている。
このような記録剤カートリッジにあっては、最近、不揮発性メモリ等の記憶素子が備えられている。この記憶素子は、記録剤の残量(使用量)や製造年月日などといった各種データの記憶に利用されており、記録剤カートリッジが印刷装置に装着されたときに、これらの情報を印刷装置側に伝えることで、記録剤の特性に合った印刷や記録剤の残量管理、寿命管理などを行えるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−229246号公報(第1−8頁、第1−5図)
【0004】
【特許文献2】
特開2001−347729号公報(第1−8頁、第1−7図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような記録剤カートリッジは、消耗品として店舗等において販売されている。その販売に際しては、その包装箱等のパッケージに広告が掲載される場合がある。これは、記録剤カートリッジの製造メーカに対して、その広告の広告主が広告料を支払って広告を掲載させてもらっているもので、製造メーカは、広告主が支払った広告料に見合った分だけ記録剤カートリッジの販売価格を下げて、消費者に還元するしくみになっている。
しかしながら、そのパッケージに広告が掲載されても、その広告効果は限られていた。つまり、そのパッケージに掲載された広告が消費者の目に入るのは、記録剤カートリッジが商品として販売店に陳列された時点から、その記録剤カートリッジの使用を開始するまでの間であり、その後は、パッケージが使用済みとして廃棄されてしまうから、その広告効果があるのはごく僅かな期間のみとなるのである。
このため、広告主からあまり高額な広告料を徴収することはできず、したがって、記録剤カートリッジの販売価格を大きく低下させることはできず、ユーザーに対してもあまり還元メリットはなかった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みたものであって、その目的は、カートリッジ使用開始後においても、広告を行えるような記録剤カートリッジと印刷システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための主たる発明は、印刷装置に交換可能に装着されて前記印刷装置に対して記録剤を供給するとともに、前記印刷装置により読み取り可能な情報を記憶する記憶部とを備えた記録剤カートリッジにおいて、前記記憶部に、広告に関する広告情報が記憶されていることを特徴とする記録剤カートリッジである。
本発明の他の特徴は、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【0008】
【発明の実施の形態】
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも以下の事項が明らかとなる。
印刷装置に交換可能に装着されて前記印刷装置に対して記録剤を供給するとともに、前記印刷装置により読み取り可能な情報を記憶する記憶部とを備えた記録剤カートリッジにおいて、
前記記憶部に、広告に関する広告情報が記憶されていることを特徴とする記録剤カートリッジ。
このような記録剤カートリッジにあっては、記憶部に広告に関する広告情報が記憶されていることで、記録剤カートリッジを通じて簡単に広告効果を得ることができる。
【0009】
かかる記録剤カートリッジにあっては、前記記憶部に、前記広告情報として、広告が掲載されたWebページのアドレスに関するアドレス情報が記憶されていたり、また、広告主が開設しているWebページのアドレスに関するアドレス情報が記憶されていたりしても良い。記録剤カートリッジの記憶部に、このようなアドレス情報が記憶されていることで、広告が掲載されたWebページや広告主が開設しているWebページをインターネットを通じて簡単に入手することができる。
【0010】
媒体に印刷をする印刷手段と、前記印刷手段に交換可能に装着され前記印刷に使用する記録剤を供給する記録剤カートリッジと、前記記録剤カートリッジに設けられ各種情報を記憶可能な記憶部と、前記記憶部から当該記憶部に記憶された情報を読み取る情報読み取り手段とを備えた印刷システムにおいて、
前記記憶部に、広告に関する広告情報が記憶されており、前記情報読み取り手段により前記記憶部から読み取られた前記広告情報に基づき広告を表示する表示手段を備えたことを特徴とする印刷システム。
【0011】
このような印刷システムにあっては、記録剤カートリッジを通じて簡単に広告効果を得ることができる。
【0012】
かかる印刷システムにあっては、前記広告情報が、広告が掲載されたWebページのアドレスに関するアドレス情報または広告主が開設しているWebページのアドレスに関するアドレス情報であっても良い。広告情報がこのようなアドレス情報であれば、広告が掲載されたWebページや広告主が開設しているWebページをインターネットを通じて簡単に知ることができる。
【0013】
また、かかる印刷システムにあっては、前記アドレス情報に基づき前記Webページをインターネットを通じて取得する通信手段を備えていても良い。このような通信手段を備えれば、広告が掲載されたWebページや広告主が開設しているWebページを簡単に入手することができる。
【0014】
また、かかる印刷システムにあっては、前記通信手段により取得されたWebページを表示する表示手段を備えていても良い。このような表示手段を備えれば、取得したWebページを簡単に閲覧することができる。
【0015】
また、かかる印刷システムにあっては、前記記憶部に情報を書き込む情報書込手段を備え、前記情報書込手段により、前記Webページの取得の有無に関する情報を前記記憶部に書き込んでも良い。また、前記情報書込手段により、前記Webページの取得回数に関する情報を前記記憶部に書き込んでも良い。また、前記情報書込手段により、前記Webページの印刷の有無に関する情報を前記記憶部に書き込んでも良い。また、前記情報書込手段により、前記Webページの印刷回数に関する情報を前記記憶部に書き込んでも良い。このようにWebページの取得の有無や取得回数、印刷の有無、印刷回数に関する情報を記憶部に書き込めば、広告効果を知ることができる。
【0016】
また、かかる印刷システムにあっては、前記情報書込手段により書き込まれた情報は、使用済みの前記記録剤カートリッジの前記記憶部から情報を取得する情報取得手段によって取得されるようにしても良い。これによって、記憶部に書き込まれた情報を簡単に取得することができる。
【0017】
また、かかる印刷システムにあっては、前記情報取得手段が店舗のレジや使用済みの前記記録剤カートリッジを回収する回収ボックスに設置されていても良い。このような場所に情報取得手段が設置されていれば、記憶部に書き込まれた情報を店舗のレジや回収ボックスにおいて簡単に取得することができる。
【0018】
また、かかる印刷システムにあっては、サービスクーポンを発行するクーポン発行手段により、前記情報取得手段により取得された前記情報に基づいてサービスクーポンが発行されるようにしても良い。このようにクーポン発行手段により、サービスクーポンが発行されることで、ユーザーに対してサービスクーポンによるサービスを提供することができる。
【0019】
===印刷装置の概要===
本発明の印刷装置の実施の形態について、インクジェットプリンタを例にとり、その概要について説明する。図1〜図3は、そのインクジェットプリンタの一実施形態の概要を説明するための図である。図1は、インクジェットプリンタの一実施形態の外観を示し、図2は、インクジェットプリンタのブロック構成を示す。図3は、そのインクジェットプリンタのキャリッジ及びその周辺部を示す。図4は、そのインクジェットプリンタの搬送機構を示す。
【0020】
このインクジェットプリンタ1は、図1に示すように、背面から供給された印刷用紙等の被印刷体を前面から排出する構造を備えており、その前面部には操作パネル2および排紙部3が設けられ、その背面部には給紙部4が設けられている。操作パネル2には、各種操作ボタン5および表示ランプ6が設けられている。また、排紙部3には、不使用時に排紙口を塞ぐ排紙トレー7が設けられている。給紙部4には、カット紙(図示しない)を保持する給紙トレー8が設けられている。なお、インクジェットプリンタ1は、カット紙など単票状の印刷紙のみならず、ロール紙などの連続した被印刷体にも印刷できるような給紙構造を備えていても良い。
このインクジェットプリンタ1は、その主要部として、図2に示すように、紙搬送ユニット10と、インク吐出ユニット20と、クリーニングユニット30と、キャリッジユニット40と、計測器群50と、制御ユニット60とを備えている。
【0021】
紙搬送ユニット10は、印刷媒体である例えば紙等の媒体を印刷可能な位置に送り込み、印刷時に所定の方向(図2において紙面に垂直な方向(以下、紙搬送方向という))に所定の移動量で紙を移動させるためのものである。すなわち、紙搬送ユニット10は、紙等の媒体を搬送する搬送機構として機能する。紙搬送ユニット10は、図4に示すように、紙挿入口11A及びロール紙挿入口11Bと、給紙モータ(不図示)と、給紙ローラ13と、プラテン14と、紙搬送モータ(以下、PFモータという)15と、紙搬送モータドライバ(以下、PFモータドライバという)16と、搬送ローラ17Aと排紙ローラ17Bと、フリーローラ18Aとフリーローラ18Bとを有する。ただし、紙搬送ユニット10が搬送機構として機能するためには、必ずしも、これらの構成要素を全て要するというわけではない。
【0022】
===キャリッジ周辺部の概要===
インク吐出ユニット20は、被印刷体である例えば紙にインクを吐出するためのものである。インク吐出ユニット20は、図2に示すように、ヘッド21と、ヘッドドライバ22とを有する。ヘッド21は、インク吐出部であるノズルを複数有し、各ノズルから断続的にインクを吐出する。ヘッドドライバ22は、ヘッド21を駆動して、ヘッド21から断続的にインクを吐出させるためのものである。
【0023】
クリーニングユニット30は、図3にも示すように、ヘッド21のノズルの目詰まりを防止するためのものである。クリーニングユニット30は、ポンプ装置31と、キャッピング装置35とを有する。ポンプ装置31は、ヘッド21のノズルの目詰まりを防止するため、ノズルからインクを吸い出すものであり、ポンプモータ32とポンプモータドライバ33とを有する。ポンプモータ32は、ヘッド21のノズルからインクを吸引する。ポンプモータドライバ33は、ポンプモータ32を駆動する。キャッピング装置35は、ヘッド21のノズルの目詰まりを防止するため、印刷を行わないとき(待機時)に、ヘッド21のノズルを封止する。
【0024】
キャリッジユニット40は、図3にも示すように、ヘッド21を所定の方向(図2において紙面の左右方向(以下、走査方向という))に走査移動させるためのものである。キャリッジユニット40は、キャリッジ41と、キャリッジモータ(以下、CRモータという)42と、キャリッジモータドライバ(以下、CRモータドライバという)43と、プーリ44と、タイミングベルト45と、ガイドレール46とを有する。キャリッジ41は、走査方向に移動可能であって、ヘッド21を固定している(したがって、ヘッド21のノズルは、走査方向に沿って移動しながら、断続的にインクを吐出する)。また、キャリッジ41のカートリッジ装着部47には、インクを収容するインクカートリッジ48、49が着脱可能に保持されている。なお、インクカートリッジ48は、ブラックインクが収容されたブラックインクカートリッジであり、インクカートリッジ49は、シアン(C)、マゼンダ(M)およびイエロ(Y)の各色のインクがそれぞれ個別に収容されたカラーインクカートリッジである。本実施形態では、これらのインクカートリッジ48、49が本発明の記録剤カートリッジに相当する。CRモータ42は、キャリッジ41を走査方向に移動させるモータであり、DCモータで構成される。CRモータドライバ43は、CRモータ42を駆動するためのものである。プーリ44は、CRモータ42の回転軸に取付けられている。タイミングベルト45は、プーリ44によって駆動される。ガイドレール46は、キャリッジ41を走査方向に案内する。
【0025】
計測器群50には、リニア式エンコーダ51と、ロータリー式エンコーダ52と、紙検出センサ53と、紙幅センサ54とがある。リニア式エンコーダ51は、キャリッジ41の位置を検出するためのものである。ロータリー式エンコーダ52は、搬送ローラ17Aの回転量を検出するためのものである。なお、エンコーダの構成等については、後述する。紙検出センサ53は、印刷される紙の先端の位置を検出するためのものである。この紙検出センサ53は、給紙ローラ13が搬送ローラ17Aに向かって紙を搬送する途中で、紙の先端の位置を検出できる位置に設けられている。なお、紙検出センサ53は、機械的な機構によって紙の先端を検出するメカニカルセンサである。詳しく言うと、紙検出センサ53は紙搬送方向に回転可能なレバーを有し、このレバーは紙の搬送経路内に突出するように配置されている。そのため、紙の先端がレバーに接触し、レバーが回転させられるので、紙検出センサ53は、このレバーの動きを検出することによって、紙の先端の位置を検出する。紙幅センサ54は、キャリッジ41に取付けられている。紙幅センサ54は、発光部541と受光部543を有する光学センサであり、紙によって反射された光を検出することにより、紙幅センサ54の位置における紙の有無を検出する。そして、紙幅センサ54は、キャリッジ41によって移動しながら紙の端部の位置を検出し、紙の幅を検出する。また、紙幅センサ54は、キャリッジ41の位置によって、紙の先端を検出できる。紙幅センサ54は、光学センサなので、紙検出センサ53よりも位置検出の精度が高い。
【0026】
制御ユニット60は、プリンタの制御を行うためのものである。制御ユニット60は、CPU61と、タイマ62と、インターフェース部63と、ASIC64と、メモリ65と、DCコントローラ66とを有する。CPU61は、プリンタ全体の制御を行うためのものであり、DCコントローラ66、PFモータドライバ16、CRモータドライバ43、ポンプモータドライバ32およびヘッドドライバ22に制御指令を与える。タイマ62は、CPU61に対して周期的に割り込み信号を発生する。インターフェース部63は、プリンタの外部に設けられたホストコンピュータ67との間でデータの送受信を行う。ASIC64は、ホストコンピュータ67からインターフェース部63を介して送られてくる印刷情報に基づいて、印刷の解像度やヘッドの駆動波形等を制御する。メモリ65は、ASIC64及びCPU61のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶手段を有する。DCコントローラ66は、CPU61から送られてくる制御指令と計測器群50からの出力に基づいて、PFモータドライバ16及びCRモータドライバ43を制御する。
【0027】
印刷時には、用紙Sが搬送ローラ17Aにより間欠的に所定の搬送量で搬送され、その間欠的な搬送の合間にキャリッジ41が、搬送ローラ17Aによる搬送方向に対して交差する方向に沿って移動しながら、ヘッド21から用紙Sに向けてインクを吐出して印刷が施されるようになっている。
【0028】
===インクカートリッジおよびカートリッジ装着部の構成===
図5A及び図5Bは、インクカートリッジ48およびプリンタ本体10のカートリッジ装着部47の概略構造を示す斜視図である。図6は、このインクカートリッジ48の内部構造、キャリッジ40上のカートリッジ装着部47の内部構造、およびインクカートリッジ48がカートリッジ装着部47に装着された状態を示す断面図である。
【0029】
図5Aにおいて、インクカートリッジ48は、内部にインクを収容するインク収容部117Kを構成する合成樹脂製のカートリッジ本体171と、このカートリッジ本体171の側枠部172に内蔵された記憶素子80とを備えている。この記憶素子80は、インクカートリッジ48をプリンタ本体1のカートリッジ装着部47に装着したときに、インクジェットプリンタ(CPU61)1との間で各種のデータを授受する素子であり、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリなど、各種データの格納可能な素子により構成される。この記憶素子80は、インクカートリッジ48の側枠部172に対して下側が開放状態にある凹部173に装着されているので、複数の接続端子174のみが露出している。なお、本実施形態では、この記憶素子80が本発明の記憶部に相当する。
【0030】
これに対して、カートリッジ装着部47には、図5Bに示すように、インクカートリッジ48を装着する空間の底部187に設けられた開孔183から、このカートリッジ装着部47の下側に装着されるヘッド21のインク導入管181が上向きに突出されることになる。前記開孔183には、インクカートリッジ48に形成されているインク供給部175が挿入され、その内壁には、カートリッジガイド182が3箇所に形成されている。カートリッジ装着部47の内壁184には、コネクタ186が配置され、このコネクタ186には、カートリッジ装着部47にインクカートリッジ48を装着したときに記憶素子80の複数の接続端子174がそれぞれ電気的に接続する複数の電極185が形成されている。なお、本実施形態では、これら電極185が本発明の情報読み取り手段を構成している。
【0031】
次に、カートリッジ装着部47に対してインクカートリッジ48を装着する手順を説明する。まず、図6に示すように、カートリッジ装着部18にインクカートリッジ48を配置する。カートリッジ装着部47の後壁部188には、支持軸191を介して固定レバー192が取り付けられており、この固定レバー192をインクカートリッジ48に被さるように倒すと、インクカートリッジ48が下方に押されてインク供給部175が開孔183に嵌る。このとき、インクカートリッジ装着部47に装着されている印刷ヘッドユニット60のインク導入管181がインク供給部175に突き刺さってインクの供給が可能になる。さらに、固定レバー192を倒すと、固定レバー192の先端に形成した係止部193がカートリッジ装着部18に形成した係合具189に係合し、インクカートリッジ48が固定される。この状態で、インクカートリッジ48の記憶素子80の複数の接続端子174と、カートリッジ装着部47の複数の電極185とがそれぞれ電気的に接続して、インクジェットプリンタ(CPU61)1と記憶素子80との間においてデータの授受が可能となる。
【0032】
インクカートリッジ48の構造は、基本的にはカラーインクカートリッジ49と同様であるため、カラーインクカートリッジ49の説明を省略する。ただし、カラー用のインクカートリッジ49では、3色分のインクが各インク収容室に充填され、かつ、これらのインクがそれぞれ別々の経路を辿ってヘッド21に供給される必要がある。したがって、カラー用のインクカートリッジ49では、インク供給部175がインクの色数分だけ形成されている。なお、インクカートリッジ49では、3色分のインクが収容されているが、そこに内蔵されている記憶素子80は1つだけであり、この一つの記憶素子80に、インクカートリッジ49の情報および各色のインクの情報が一括して記憶される。
【0033】
===記憶素子80に記憶される情報===
記憶素子80には、例えば、このインクカートリッジ48、49に収容されているインクの濃度、粘性や揮発性等の特性を示すユニット情報、このユニット情報に基づくとともに、このインクを用いて印刷した場合における各種印刷ヘッドや各種用紙との組合せに適した複数の印刷制御プログラムを示す適合データテーブル、及び、各種の印刷制御プログラムなどが記憶されている。また、ユニット情報としては、前記印刷制御プログラムの他に、染料インクであるか又は顔料インクであるかというインクの種類に関する情報、インクの濃度、粘性や揮発性等のインク特性情報、残量情報、製造年月日等のインク情報などが記憶される場合もある。この場合には、記憶素子80は、前記インク情報を記憶するデータの読み込み及び書き換えが可能な書き換え可能領域と、前記印刷制御プログラムを記憶する書き換えが不可能な書き換え不可能領域とを有していてもよい。
【0034】
この他に、本実施形態のインクカートリッジ48、49にあっては、記憶素子80に広告に関する広告情報が記憶されている。この広告情報は、当該インクカートリッジの製造メーカなどが、広告主から広告料を徴収して記憶させるものであり、そこで徴収した広告料は、例えば、インクカートリッジ48、49の販売価格を下げるなどして消費者に還元される。
【0035】
ここで記憶される広告情報としては、例えば、商品等が掲載されたJPEG形式等で記録された画像データや、商品等を紹介する映像等を収録したMPEG形式等で記録された動画データなど、広告を行うための各種データをはじめ、商品等の広告が掲載されたWebページの『URL(Uniform Resource Locator)』(本発明のアドレス情報に相当)や、その広告の広告主が開設しているホームページの『URL』(本発明のアドレス情報に相当)などがある。
【0036】
このような広告情報は、同じく記憶素子80に記憶されるインク情報などといった情報と同様、当該インクカートリッジ48、49が、インクジェットプリンタ1に装着されたときに、当該インクジェットプリンタ(CPU61)1により記憶素子80から読み出し可能となる。
【0037】
===印刷システム===
図7〜図9は、本発明に係る印刷システムの一実施形態を示したものである。ここでは、インクジェットプリンタ1106とコンピュータ本体1102とを具備したコンピュータシステム1000を例にとり説明する。図7は、このコンピュータシステム1000の外観を示した斜視図であり、図8は、このコンピュータシステム1000のシステム構成を示したブロック構成図であり、図9は、このコンピュータ本体1102の処理システムを概略的に示した説明図である。
【0038】
このコンピュータシステム1000は、図7に示すように、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、プリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
【0039】
このコンピュータシステム1000のシステム構成は、図8に示すように、コンピュータ本体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリ、さらに、インターネットをはじめとする通信ネットワークや通信回線を通じて通信を行うためのモデムやLANカードなどの外部通信インターフェース(本発明の通信手段に相当)1206を備えている。
【0040】
上述したプリンタの動作を制御するコンピュータプログラム、例えば、プリンタドライバ等は、例えばインターネット等の通信回線を経由して、プリンタ1106に接続されたコンピュータ本体1102等にダウンロードさせることができるほか、コンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録して配布等することもできる。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクFD、CD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスクMO、ハードディスク、メモリ等の各種記録媒体を用いることができる。なお、このような記憶媒体に記憶された情報は、各種の読取装置1110によって、読み取り可能である。
【0041】
プリンタの動作を制御するコンピュータプログラム(プリンタドライバ)は、図9に示すように、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーションプログラム95からは、これらのドライバを介して、インクジェットプリンタ1106に転送するための印刷データPDが出力される。画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム95は、処理対象の画像に対して所望の処理を行い、また、ビデオドライバ91を介して表示装置1104に画像を表示している。
【0042】
アプリケーションプログラム95が印刷命令を発すると、コンピュータ本体1102のプリンタドライバ96が、画像データをアプリケーションプログラム95から受け取り、これをインクジェットプリンタ1106に供給する印刷データPDに変換する。プリンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール98と、ハーフトーンモジュール99と、ラスタライザ100と、ユーザインターフェース表示モジュール101と、UIプリンタインターフェースモジュール102と、色変換ルックアップテーブルLUTと、が備えられている。
【0043】
解像度変換モジュール97は、アプリケーションプログラム95で形成されたカラー画像データの解像度を、印刷解像度に変換する役割を果たす。こうして解像度変換された画像データは、まだRGBの3つの色成分からなる画像情報である。色変換モジュール98は、色変換ルックアップテーブルLUTを参照しつつ、各画素毎に、RGB画像データを、インクジェットプリンタ1106が利用可能な複数のインク色の多階調データに変換する。
【0044】
色変換された多階調データは、例えば256階調の階調値を有している。ハーフトーンモジュール99は、いわゆるハーフトーン処理を実行してハーフトーン画像データを生成する。このハーフトーン画像データは、ラスタライザ100によりインクジェットプリンタ1106に転送すべきデータ順に並べ替えられ、最終的な印刷データPDとして出力される。印刷データPDは、各主走査時のドットの形成状態を示すラスタデータと、副走査送り量を示すデータと、を含んでいる。
【0045】
ユーザインターフェース表示モジュール101は、印刷に関係する種々のユーザインターフェースウィンドウを表示する機能と、それらのウィンドウ内におけるユーザの入力を受け取る機能とを有している。
UIプリンタインターフェースモジュール102は、ユーザインターフェース(UI)とインクジェットプリンタ1106間のインターフェースを取る機能を有している。ユーザがユーザインターフェースにより指示した命令を解釈して、インクジェットプリンタ1106へ各種コマンドCOMを送信したり、逆に、インクジェットプリンタ1106から受信したコマンドCOMを解釈して、ユーザインターフェースへ各種表示を行ったりする。
【0046】
なお、プリンタドライバ96は、各種コマンドCOMを送受信する機能、印刷データPDをインクジェットプリンタ1106に供給する機能等を実現する。このようなプリンタドライバ96の機能を実現するためのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で供給される。このような記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータ本体1102の内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等の、コンピュータ本体1102が読み取り可能な種々の媒体を利用できる。また、このようなコンピュータプログラムを、インターネットを介してコンピュータ本体1102にダウンロードすることも可能である。
【0047】
===広告情報の表示===
本実施形態のプリンタドライバ96は、インクカートリッジに搭載された記憶素子からこれに記憶された広告情報を取得して、当該広告情報に基づき広告を表示する機能を有している。図10は、本インクジェットプリンタのプリンタドライバにより表示装置1104に表示された広告の一実施形態を示したものである。ここでは、プリンタドライバ96の各種設定を行うための「プリンタのプロパティ」と呼ばれる画面において広告が表示された場合の一例を示す。なお、この画面は、プリンタドライバ96のユーザインターフェース表示モジュール101により表示される。すなわち、本実施形態では、表示装置1104等が本発明の表示手段として機能する。
【0048】
この広告画面には、同図に示すように、実際の商品の画像やその商品の紹介メッセージ等の広告文が掲載されるとともに、その商品を詳しく紹介したWebページの『URL』が掲載される。
【0049】
ユーザーは、この『URL』が掲載された部分200をクリックすると、自動的にコンピュータ本体1102に搭載されたブラウザ(例えば、「InternetExplore」(商品名)や「Netscape」(商品名)などのインターネット閲覧用アプリケーションプログラム)が起動して、そのブラウザがインターネットを通じてその『URL』に対応するWebページを取得する。表示装置1104の表示画面には、広告を掲載した画面が表示される。ユーザーは、当該画面に表示された広告を見てその広告にかかる商品に関する情報を取得することができる。またユーザーは、その広告が掲載されたWebページをプリンタ1106を通じて紙などの記録媒体に印刷出力することができる。
【0050】
なお、前記広告画面には、商品を紹介するWebページの『URL』の他に、サービスクーポン券が掲載されたWebページの『URL』や、広告主が開設しているWebページ(ホームページを含む)の『URL』が掲載されても良い。
【0051】
===プリンタドライバ96の処理===
前記広告画面に表示された『URL』がユーザによりクリックされると、これをプリンタドライバ96が検出する。すなわち、プリンタドライバ96は、その『URL』がユーザによりクリックされたか否かチェックしている。さらに、プリンタドライバ96は、ユーザによりその『URL』がクリックされた回数(クリック回数)を計数する。
【0052】
クリック後、ブラウザによりその『URL』に対応するWebページがインターネットを通じて取得されて表示装置1104の表示画面に表示され、ユーザを通じてそのWebページの印刷命令がなされると、これをプリンタドライバ96が検出する。すなわち、プリンタドライバ96は、ブラウザからの印刷命令を受けるとともに、ブラウザから印刷の対象となっているWebページの『URL』を取得する。そして、プリンタドライバ96は、取得した『URL』が、広告情報としてプリンタ1106のインクカートリッジ48、49の記憶素子80に記憶された『URL』と一致しているかを確認し、一致していた場合には、ユーザによりその広告情報として記憶されたWebページの印刷命令があったと判別する。またさらに、プリンタドライバ96は、記憶素子80に広告情報として記憶された各『URL』について、それぞれ個別にユーザからあった印刷命令の回数をカウントする。
【0053】
そして、プリンタドライバ96は、図11に示すように、広告画面に表示された『URL』のユーザによるクリックの検知結果、すなわちクリックの有無やクリック回数に関する情報をプリンタ1106に送信して、プリンタに装着されたインクカートリッジ48、49に設けられた記憶素子80に書き込む。また、プリンタドライバ96は、広告情報として記憶素子80に記憶された『URL』に対応するWebページのユーザによる印刷の有無、また印刷回数に関する情報をプリンタ1106に送信して、インクカートリッジ48,49の記憶素子80に書き込む。
【0054】
これらの情報をインクカートリッジ48,49の記憶素子80に書き込むにあたっては、予め記憶素子80に、『URL』のクリックの有無やクリック回数、Webページの印刷の有無や印刷回数等を記憶するための専用の記憶領域を設けておき、その記憶領域にユーザからクリックまたは印刷命令があったときやそれらのクリックまたは印刷命令があった都度、逐次更新するようにすると良い。
【0055】
===使用済みカートリッジの回収===
プリンタ1106に搭載されたインクカートリッジ48、79のインクが無くなった場合、当該インクカートリッジ48、49を新しいインクカートリッジに交換しなければならない。この場合、インクの無くなった古いインクカートリッジは、使用済みカートリッジとして、図12に示すように、ユーザにより販売店等の店舗210や回収ボックス212などに持ち込まれて回収される。
【0056】
本実施形態では、このようにして使用済みのインクカートリッジがユーザにより店舗210や回収ボックス212に持ち込まれた際に、その使用済みのインクカートリッジ48、49の記憶素子80からその記憶素子80に記憶された情報を取得して、その取得した情報に基づいたサービスをユーザに対して提供することができる。すなわち、店舗210の例えばレジ端末や回収ボックス212には、使用済みのインクカートリッジ48、49の記憶素子80から情報を取得する情報取得装置214が設置されており、この情報取得装置214により記憶素子80に書き込まれた情報、例えば、広告情報として記憶素子80に記憶された『URL』に対応するWebページのユーザによる取得の有無や印刷の有無、またはその取得回数や印刷回数に関する情報を取得する。
【0057】
店舗210のレジ端末や回収ボックス212には、これら記憶素子80から取得した情報に基づき、ユーザに対してサービスクーポンを発行するクーポン発行機能またはクーポン発行装置(図示外)が設けられており、使用済みカートリッジ48、49の回収後、直ちにサービスクーポンを発行して提供することができる。ここでは、例えば、次回のインクカートリッジの購入時の割引サービスやプリンタの無料メンテナンスサービス、広告主が販売する商品の購入割引サービス、その他、景品の交換といったサービスを提供することができる。
【0058】
これらのサービスの提供にあっては、ユーザによるWebページの取得の有無や取得回数、また印刷の有無や印刷回数に関する情報に基づき、これらに応じたサービスを提供することができる。例えば、Webページの取得回収や印刷回数が多いユーザに対しては、割引率を高くしたり、無料メンテナンスサービスの回数を増やしたり、印刷に使用したインクの代金分還元したりすることができる。
【0059】
以上このようなインクカートリッジ48、49または印刷システムにあっては、インクカートリッジ48、49の記憶素子80に、広告に関する広告情報が記憶されていることで、インクカートリッジ48,49の使用開始後であっても、ユーザに対して広告を行うことができる。これによりインクカートリッジ48、49を利用した広告効果を高めることができる。
【0060】
また、広告情報として、広告が掲載されたWebページや広告主が開設しているWebページのURLがインクカートリッジ48、49の記憶素子80に記憶されていることで、インターネットを使った広告を行うことができる。
【0061】
また、インクカートリッジ48、49の記憶素子80に、広告が掲載されたWebページの取得の有無や取得回数、またそのWebページの印刷の有無や印刷回数に関する情報が記憶されることで、後にユーザに対する広告効果を知ることができる。また、ユーザ側にも広告のメリットを認識させることができる。インクカートリッジ48、49の回収の促進を図ることができ、リサイクル率の向上を図ることができる。
【0062】
さらにこれらの情報をインクカートリッジ回収の際に読み取られることで、ユーザに対するサービスに反映させることができる。このとき、Webページの取得の有無や取得回数、印刷の有無、印刷回数に応じたサービスをユーザに提供することができる。
【0063】
また、これらの情報を取得する情報取得装置214が店舗210のレジ端末やインクカートリッジ48、49の回収ボックス212に設置されていることで、使用済みカートリッジを持ち込んだユーザに対して簡単にサービスを提供することができる。
【0064】
なお、プリンタ1106に装着されたインクカートリッジ48、49の記憶素子80から各種情報を読み取るプリンタ1106に搭載された情報読取部にあっては、前述した電気的に接続されて情報を読み取る手段に限らず、無線等により情報を読み取る手段により構成されていても良い。また、使用済みのインクカートリッジ48、49の記憶素子80から情報を取得する情報取得装置214にあっては、例えばコネクタ等を介して記憶素子80に接続して情報を取得しても良く、また無線により情報を取得しても良い。
【0065】
===その他の実施の形態===
以上、一実施形態に基づき、本発明に係るプリンタ等の印刷装置について説明したが、上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更または改良され得るとともに、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に係る印刷装置に含まれるものである。
【0066】
また、本実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部又は全部をソフトウェアによって置き換えてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアによって置き換えてもよい。
また、被印刷体は、印刷紙の他に、布やフィルムなどであってもよい。
また、印刷装置側にて行っていた処理の一部をホスト側にて行ってよく、また印刷装置とホストの間に専用の処理装置を介設して、この処理装置にて処理の一部を行わせるようにしてもよい。
【0067】
<記録剤カートリッジについて>
本発明の記録剤カートリッジには、前述したインクカートリッジの他に、トナーカートリッジ等も含まれる。この他に、本発明の記録剤カートリッジとしては、記録剤を収容可能なものであれば、どのようなものであっても構わない。
なお、本発明のカートリッジとは、記録剤を収容する可搬可能な記録剤供給体などを含む。
【0068】
<印刷装置及び印刷手段について>
本発明の印刷装置は、前述したインクジェットプリンタ以外に、他のインク吐出方式を利用したプリンタ、例えばバブルジェット方式のプリンタであってもよく、さらにこの他に、インクを吐出しないタイプのプリンタとして、ドットインパクトプリンタや熱転写プリンタ、またレーザービーム式プリンタをはじめとする各種ページプリンタなど、印刷可能な装置であれば、どのような印刷装置であっても構わない。
また、本発明の印刷手段は、このような印刷装置が有する印刷機能を持っていれば良い。
【0069】
<媒体について>
媒体については、前述した用紙として、普通紙やマット紙、カット紙、光沢紙、ロール紙、用紙、写真用紙、ロールタイプ写真用紙等をはじめ、これらの他に、OHPフィルムや光沢フィルム等のフィルム材や布材、金属板材などであっても構わない。すなわち、液体の吐出対象となり得るものであれば、どのような媒体であっても構わない。
【0070】
<記録剤カートリッジ>
前述した実施の形態では、記録剤カートリッジとして、インクジェットプリンタに搭載されるインクカートリッジ48,49を例にして説明したが、本発明にあっては、このようなカートリッジに限らず、例えばカートリッジにレーザービーム式プリンタであれば、トナーカートリッジが用いられるなど、カートリッジに収容される記録剤に応じて適当な記録剤カートリッジが使用される。
したがって、本発明の記録剤にあっては、印刷に使用されるものであれば、どのようなものであっても良い。
【0071】
<記憶素子について>
本実施形態にあっては、本発明の記憶部が、不揮発メモリ等の各種メモリからなる記憶素子により構成されていたが、本発明にあってはこれに限らず、ハードディスク装置の外部メモリなど、その他、情報の記憶が可能であれば、どのような形態であっても構わない。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、記録剤カートリッジを利用して広告効果の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタの外観を示す斜視図。
【図2】インクジェットプリンタの全体構成の説明図。
【図3】インクジェットプリンタのキャリッジ等を示す図。
【図4】インクジェットプリンタの搬送機構を示す図。
【図5】インクカートリッジおよびプリンタ本体側のカートリッジ装着部の概略を示す斜視図。
【図6】インクカートリッジ内部および装着部の装着構造を示す断面図。
【図7】コンピュータシステム(印刷システム)の概要を説明する図。
【図8】コンピュータシステムの構成を示すブロック図。
【図9】プリンタドライバの処理を示す説明図。
【図10】広告情報表示画面の一例を示す図。
【図11】インクカートリッジの記憶素子への書き込みを説明する図。
【図12】インクカートリッジの回収方法を説明する図。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ、2 操作パネル、3 排紙部、4 給紙部、
5 操作ボタン、6 表示ランプ、7 排紙トレー、8 給紙トレー、
10 紙搬送ユニット、 13 給紙ローラ、 14 プラテン、
15 紙搬送モータ(PFモータ)、
16 紙搬送モータドライバ(PFモータドライバ)、
17A 搬送ローラ、 17B 排紙ローラ、
18A・18B フリーローラ、 20 インク吐出ユニット、
21 ヘッド、 22 ヘッドドライバ、 30 クリーニングユニット、
31 ポンプ装置、 32 ポンプモータ、 33 ポンプモータドライバ、
35 キャッピング装置、 40 キャリッジユニット、 41 キャリッジ、
42 キャリッジモータ(CRモータ)、
43 キャリッジモータドライバ(CRモータドライバ)、
44 プーリ、 45 タイミングベルト、 46 ガイドレール、
47 カートリッジ装着部、 48 インクカートリッジ、
49 インクカートリッジ、 50 計測器群、
51 リニア式エンコーダ、 511 リニアスケール、
52 ロータリー式エンコーダ、 53 紙検出センサ、 54 紙幅センサ、
60 制御ユニット、 61 CPU、 62 タイマ、
63 インターフェース部、 64 ASIC、 65 メモリ、
66 DCコントローラ、 67 ホストコンピュータ、
80 記憶素子、 90 コンピュータ、 91 ビデオドライバ、
95 アプリケーションプログラム、 96 プリンタドライバ、
97 解像度変換モジュール、 98 色変換モジュール、
99 ハーフトーンモジュール、 100 ラスタライザ、
101 ユーザインターフェース表示モジュール、
102 UIプリンタインターフェースモジュール
117K インク収容部、 171 本体カートリッジ、
172 側枠部、 173 凹部、 174 接続端子、
175 インク供給部、 181 インク導入管、
182 カートリッジガイド、 183 開孔、 184 内壁、
185 電極、 186 コネクタ、 187 底部、 188 後壁部、
189 係合具、 191 支持軸、 192 固定レバー、
193 係止部、 210 店舗、 212 回収ボックス、
214 情報取得装置、
1000 コンピュータシステム、 1102 コンピュータ本体、
1104 表示装置、 1106 プリンタ、 1108 入力装置、
1108A キーボード、 1108B マウス、 1110 読取装置、
1110A フレキシブルディスクドライブ装置、
1110B CD−ROMドライブ装置、 1202 内部メモリ、
1204 ハードディスクドライブユニット、

Claims (15)

  1. 印刷装置に交換可能に装着されて前記印刷装置に対して記録剤を供給するとともに、前記印刷装置により読み取り可能な情報を記憶する記憶部とを備えた記録剤カートリッジにおいて、
    前記記憶部に、広告に関する広告情報が記憶されていることを特徴とする記録剤カートリッジ。
  2. 前記記憶部に、前記広告情報として、広告が掲載されたWebページのアドレスに関するアドレス情報が記憶されていることを特徴とする請求項1に記載の記録剤カートリッジ。
  3. 前記記憶部に、前記広告情報として、広告主が開設しているWebページのアドレスに関するアドレス情報が記憶されていることを特徴とする請求項1または2に記載の記録剤カートリッジ。
  4. 媒体に印刷をする印刷手段と、前記印刷手段に交換可能に装着され前記印刷に使用する記録剤を供給する記録剤カートリッジと、前記記録剤カートリッジに設けられ各種情報を記憶可能な記憶部と、前記記憶部から当該記憶部に記憶された情報を読み取る情報読み取り手段とを備えた印刷システムにおいて、
    前記記憶部に、広告に関する広告情報が記憶されており、前記情報読み取り手段により前記記憶部から読み取られた前記広告情報に基づき広告を表示する表示手段を備えたことを特徴とする印刷システム。
  5. 前記広告情報が、広告が掲載されたWebページのアドレスに関するアドレス情報または広告主が開設しているWebページのアドレスに関するアドレス情報であることを特徴とする請求項4に記載の印刷システム。
  6. 前記アドレス情報に基づき前記Webページをインターネットを通じて取得する通信手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の印刷システム。
  7. 前記通信手段により取得されたWebページを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の印刷システム。
  8. 前記記憶部に情報を書き込む情報書込手段を備え、当該情報書込手段により、前記Webページの取得の有無に関する情報を前記記憶部に書き込むことを特徴とする請求項6または7に記載の印刷システム。
  9. 前記記憶部に情報を書き込む情報書込手段を備え、当該情報書込手段により、前記Webページの取得回数に関する情報を前記記憶部に書き込むことを特徴とする請求項6または7のいずれか1項に記載の印刷システム。
  10. 前記記憶部に情報を書き込む情報書込手段を備え、当該情報書込手段により、前記Webページの印刷の有無に関する情報を前記記憶部に書き込むことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の印刷システム。
  11. 前記記憶部に情報を書き込む情報書込手段を備え、当該情報書込手段により、前記Webページの印刷回数に関する情報を前記記憶部に書き込むことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の印刷システム。
  12. 前記情報書込手段により書き込まれた情報は、使用済みの前記記録剤カートリッジの前記記憶部から情報を取得する情報取得手段によって取得されることを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の印刷システム。
  13. 前記情報取得手段が、店舗のレジに設置されていることを特徴とする請求項12に記載の印刷システム。
  14. 前記情報取得手段が、使用済みの前記記録剤カートリッジを回収する回収ボックスに設置されていることを特徴とする請求項12または13に記載の印刷システム。
  15. サービスクーポンを発行するクーポン発行手段により、前記情報取得手段により取得された前記情報に基づいてサービスクーポンが発行されることを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載の印刷システム。
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