JP2004237440A - 切断装置に特に適した直線運動用支持具 - Google Patents

Abstract

【課題】刃物台の移動時に発生する不正確な動きや摩耗を防止する。
【解決手段】工作機械のビームまたは摺動ガイド１８に接続されたフィルムまたは紙、プラスチック、布フィルムなどの層状材料を連続切断するための工作機械の切断群１２と特に結合することができる直線運動用支持具１０は、第１台座２０および第２台座２６を備えた加工した金属ブロックを含み、第１台座２０にはブレーキ２２が配置され、第２台座２６には、ビーム１８に固定された加工した摺動軌道３０’に接続されたボールモノレールガイダンスシステムによって少なくとも構成された摺動装置３０が収容される。
【選択図】図１

Description

本発明は、切断群に特に適した直線運動用支持具に関する。

さらに詳しくは、本発明は、切断群が一般的に結合された台車の直線運動に特に適した支持具であって、ブレード保持器およびカウンタブレード保持器を備え、紙、プラスチック、布フィルムなどのフィルム状の様々な種類の層状材料の連続切断を実行する支持具に関する。

この切断を実行するために、様々な切断群が配置され、上述した台車によって縦方向に伸長するビームまたは摺動ガイドに沿って配置された特定の工作機械を使用することが知られている。同一ガイド上で、前記切断群は一般的に、リールから繰り出される層状材料から得られるバンドおよび帯のサイズ幅に従って正確な相互間隔が得られるように、自動制御によって移動する。

ビームまたは摺動ガイドに沿っての様々な切断群の動きおよび位置合わせは、それらが形状からなる機械的結合に従って行われるという事実のため、深刻な欠点をもたらす。

実際、単一切断群および摺動ガイドを担持する台車は伝統的に加工した連結部、一般的に鳩尾形の連結部を備え、必然的に摩擦を含む。スラグまたは小さい異物を除去するための定期的な給油およびクリーニング作業にもかかわらず、台車はしばしば不正確かつ不均質に摺動し、刃または切断装置間の予側され計画された相互間隔に変化を引き起こす。さらに、摺動部材の擦れ摩擦はやがてバックラッシュを引き起こし、多数の再始動操作を招き、その後のコストを発生させ、それゆえ生産サイクルの中断が必要になる。

本発明の目的は、前記欠点を解決することである。

さらに詳しくは、本発明の目的は、層状材料の連続切断を実行する工作機械と組み合わされた切断群に特に適した直線運動用の支持具であって、均質かつ一定した摺動および関連摺動ガイドに沿った前記群のその後の正確な配置を可能にする支持具を提供することである。

本発明のさらなる目的は、摺動部材の摩擦およびやがて形成されるその後のバックラッシュを実質的に低減することができ、こうして多数の再始動操作の必要性を省く、前記支持具を提供することである。

本発明のさらなる目的は、高い抵抗および信頼性レベルを確保し、容易にかつ低コストで製造することのできる、直線運動用支持具を提供することである。

これらおよび以下の記述から生じる他の目的は、前記工作機械のビームまたは摺動ガイドに接続された層状材料を連続的に切断するために工作機械のガイド上を摺動する切断群に特に適用することができる直線運動用支持具によって達成され、前記支持具は第１台座および第２台座を備えた加工した金属ブロックを備えており、第１台座にブレーキが配置され、摺動加工した軌道と組み合わされるボールモノレールガイダンスシステムによって少なくとも構成される摺動装置が、前記第２台座に収容される。

本発明の直線運動用支持具の製造および機能上の特徴は、添付の図面の図１に関連する以下の詳細な説明から、よりよく理解されるであろう。

前記図に関連して説明すると、全体を１０で表わす本発明の支持具は、層状材料の連続切断を実行する工作機械（詳しくは図示せず）と組み合わせることが有利であり、それは、公知のブレード１４およびそれが垂直運動してカウンタブレード（図示せず）に接近するための公知の適切な手段１６を備えた、１２で示す各切断群に固定される。好ましくは不規則な角柱形金属ブロックから作られた支持具１０は、摺動するように工作機械のビーム１８に接続され、それは前記ビームに対向して第１台座２０を備えており、そこに従来のブレーキ２２が配置される。

前記ブレーキ２２は、各群１２の作動手段１６内まで伸長し、かつブレード１４の作動ができるように部分的にそれらの外部に伸長するダクト２４内に展開する作動流体により空気圧または油圧により作動する。本発明の主な特徴によると、支持具１０は、好ましくは台座２０の上のその付近に形成された第２台座２６であって、少なくとも部分的にビームまたはガイド１８と適合する摺動装置またはユニット３０を収容するのに適切な第２台座を含む。前記装置または摺動ユニット３０は、例えばＩＮＡ／ＫＵＶＥの名称で市場で公知の型のボールモノレールガイダンスシステムを少なくとも一つ備えており、それは１個またはそれ以上のねじ３２または同等の手段によって、支持具１０に固定される。前記ボールモノレールガイダンスシステムは加工した軌道３０’と組み合わされ、それに沿ってシステムは摺動する。前記軌道３０’は実質的に、それがねじまたは同等の手段（図示せず）によって固定されているビーム１８の全長に沿って伸びている。ねじまたは同等の固定手段によって、単一支持具１０は関連切断群１２に接続される。

したがって、前記支持具１０はボールモノレールガイダンスシステム３０と一緒に軌道３０’に沿って相互に独立に摺動し、各々が単一支持具１０と一体的な様々な切断群１２の直線運動を可能にする。

実行した実験による検証は、本発明による解決策が、摺動または直線運動状態および単一切断群１２の適切な位置決めを間違いなく改善し、その平行移動は絶えず均質かつ連続的になり、摩擦が低減されることを実証した。これにより、同一群の正確な位置決めが可能になり、同時にバックラッシュおよびその後の再始動操作の危険性が回避される。

本発明を、非限定的な例として取り上げた実施形態に関連して上述したが、上述した説明に従って結果的に様々な変更および変形が技術者には明瞭になるであろう。したがって本発明は、請求の範囲に記載する精神および保護の範囲内に該当する全ての変化および変形を含むものである。

本発明の直線運動用支持具の好適かつ非限定的な実施形態の部分断面側面図である。

Claims (4)

1. フィルムまたは紙、プラスチック、布フィルムなどの層状材料を連続切断するための工作機械の切断群（１２）と特に組み合わせることができ、前記工作機械のビームまたは摺動ガイド（１８）に接続される直線運動用支持具（１０）であって、前記支持具（１０）が第１台座（２０）および第２台座（２６）を設けた加工した金属ブロックを備えており、前記第１台座（２０）内にブレーキ（２２）が配置され、前記第２台座（２６）内に、前記ビーム（１８）に固定された加工した摺動軌道（３０’）に接続されたボールモノレールガイダンスシステムによって少なくとも構成される摺動装置（３０）が収容されることを特徴とする支持具。
2. 前記加工した軌道（３０’）が実質的に前記ビーム（１８）の全長に沿って伸びており、それがねじまたは同等の固定手段によって前記ビーム（１８）に固定されることをことを特徴とする、請求項１に記載の支持具。
3. 切断群（１２）と連携するブレーキ（２２）が配置された前記第１台座（２０）の隣に前記第２台座（２６）が形成され、前記ブレーキ（２２）が空気圧または油圧によって作動することを特徴とする、請求項１または２に記載の支持具。
4. 前記摺動装置（３０）がねじ（３２）または同様の固定手段によって前記支持具に固定されることを特徴とする、請求項１ないし３のいずれかに記載の支持具。
   

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