JP2004237268A - 酸素水生成装置 - Google Patents

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Yukimasa Akiba
幸応 秋葉
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Fukuda Sangyo Co Ltd
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Fukuda Sangyo Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、家庭内で容易に使用者が必要な時に、必要な量の酸素水を得ることができる酸素水生成装置を提供する。
【解決手段】酸素ガス供給源と、前記酸素ガス供給源からの酸素ガスを水に溶存させて酸素水を生成する酸素水生成部とを具備したことを特徴とする酸素水生成装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、酸素水発生装置、特に酸素ガスを原料水に溶存させて、酸素水を生成するための酸素水発生装置に関する。
【0002】
さらに詳しくは、本発明は、この種の酸素水発生装置の重要な構成要素である酸素ガスを原料水に溶存するための酸素水生成部の効率を高めることのできる酸素水発生装置である。
【0003】
【従来の技術】
人間の生活において、酸素摂取は不可欠のものである。酸素摂取の方法としては、呼吸により体内(肺)に取り込まれる。酸素の含有する水・食物として口より摂取する。体表面(肌)より摂取される。があげられる。
【0004】
この内、体表面より摂取は、いわゆる肌からの呼吸であり、女性における化粧は、肌を油成分等が覆い、毛穴等を埋めるため呼吸を阻害する。このため、通常、就寝前においては顔等を洗浄することにより化粧を落とす。しかし、不十分な洗浄の場合は、化粧の残留物により肌の呼吸は不十分状態になる。その結果、肌にはシミ、ソバカス、吹出物等が現われ、肌の健康状態は維持できなくなる。
【0005】
近年、肌からの呼吸を促進し肌の健康状態を維持するために、酸素を多く含む水あるいはクリームが発売されている。これら、酸素を多く含む水あるいはクリームは、メーカーにおいてボトルあるいはチューブに封入されて販売されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記したように、販売されている酸素を多く含む水あるいはクリームは加工品であり、また、女性にとって毎日化粧等で使用するには価格が高すぎるという欠点があった。また家庭において原料水を準備し、酸素濃縮器等の装置をもちいて酸素水を生成することは難しく、しかも面倒なことであった。
【0007】
【発明を解決するための手段】
本発明を概説すれば、本発明は、酸素ガス供給源と、前記酸素ガス供給源からの酸素ガスを水に溶存させて酸素水を生成する酸素水生成部を具備した酸素水生成装置を提供する。
【0008】
また、かかる本発明の装置には、酸素ガス供給源と酸素水生成部とさらには、生成された酸素水を貯蔵する貯蔵槽を具備した酸素水生成装置が含まれる。
【0009】
さらに、本発明の装置には、酸素ガス供給源が、吸着型(PSA)酸素濃縮装置、あるいは膜型酸素濃縮装置、あるいは化学反応による酸素発生装置、あるいは酸素ガスボンベ、あるいは液化酸素供給装置である酸素水生成装置が含まれる。
【0010】
さらに、本発明の装置には、酸素水生成部が、酸素ガス供給源からの酸素ガスを水中でバブリング、あるいはミキシング、あるいはバイブレートすることにより、水に溶存させる手段を有する酸素水生成装置が含まれる。
【0011】
さらに、本発明の装置には、酸素水生成部が、ガス分離膜を隔膜とする中空糸に酸素ガスを通過させることにより水に酸素ガス溶存させる手段を有する酸素水生成装置が含まれる。
【0012】
さらに、本発明の装置には、貯蔵槽が、ガス供給源および、または酸素水生成部から分離可能な酸素水生成装置が含まれる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の技術的構成及び実施態様例について、図面を参照して詳しく説明する。なお、本発明は図示のものに限定されない事はいうまでもない事である。
【0014】
本発明の酸素水生成装置は、前記した[従来技術]の説明の項で説明したように、従来技術においては、ボトルあるいはチューブ等の容器に封入された製品ではコストが高いという欠点を改良し、さらに、家庭内で酸素水の生成を容易にしようとするものである。
【0015】
さらには酸素水を気軽に生成することにより酸素の含有する水・食物として口より摂取することも可能となる。なお、ここでいう家庭内での生成とは、工場で酸素水の生成以外をいい、オフィースや酸素水を必要とする施設での生成を含むものとする。
【0016】
図1は本発明の酸素水生成装置の好ましい実施態様例を示したものである。同図における酸素水生成装置には、酸素ガス供給1と、酸素水生成部2が具備されている。また酸素ガス供給源1と酸素水生成部2には両者を接続する連結部11を有し、酸素ガス供給源11から酸素水生成部2に原料ガスが供給される。また酸素水生成部2には原料水供給口4から原料水が供給され、酸素水生成部2において酸素水が生成される。生成された酸素水は酸素水排出口6より使用者に供給される。
【0017】
酸素ガス供給源1としては、吸着型(PSA)酸素濃縮装置、あるいは膜型酸素濃縮装置、あるいは化学反応による酸素発生装置、あるいは酸素ガスボンベ、あるいは液化酸素供給装置がもちいられ、連結部11を通って酸素水生成部2に酸素ガスが供給される。
【0018】
また、酸素水生成部2としては、原料水と酸素ガスを効率よく混合し、溶存酸素量を大ならしめるため、バブリング、あるいはミキシング、あるいはバイブレートする手段が用いられる。
【0019】
原料水供給口4は、直接水道管に接続してもよいが、酸素水生成部2への供給を制御するため蛇口41を具備する。酸素水生成部2への原料水の供給の制御方法としては、手動でも良いが、酸素水生成部2の水位をフロートあるいは電気的に感知し、蛇口41の開閉を制御してもよい。
生成された酸素水は、酸素水排出口6よりそのまま使用者に供給するが、経済的には供給量を制御のため蛇口61を設けて供給するのが好ましい。
【0020】
図2は本発明の酸素水生成装置の他の実施態様例を示したものである。同図における酸素水生成装置には、酸素ガス供給源1と、酸素水生成部2と、貯蔵槽3が具備されている。この実施態様例は、酸素ガス供給源1と酸素水生成部2との態様は図1と基本的に同様であるが、酸素ガス供給源1にはタイマースイッチ8を設けており、酸素ガスの供給時間により酸素ガスの供給を制御する。あわせて後述する酸素水生成部2の生成時間の制御を兼ねてもよい。
【0021】
また、酸素水生成部2には、溶存酸素量センサー9を配備し、生成された酸素水の溶存酸素量の値を感知し、予め設定した設定値に溶存酸素量が達しない場合は、酸素ガスの供給量あるいは原料水の供給量等を制御することができる。
【0022】
また、酸素水生成部2と貯蔵槽3は、接続部21が設けられ生成された酸素水が貯蔵槽3に貯蔵される。貯蔵槽3には、水位計31が設けられ酸素水の貯蔵量が確認できるようになっている。水位計31の水位が適正な貯蔵水位以上になった時は、酸素ガス供給源1からの酸素ガスの供給を止め、また、酸素水生成部2への原料水の供給を止めることにより酸素水の生成を止める。また、水位が適正な貯蔵水位より下がった場合は、酸素水生成部2への酸素ガスの供給と、原料水の供給を開始することにより、常に適正な水位の酸素水を貯蔵することが可能である。
【0023】
また、貯蔵された酸素水は、酸素水排出口6よりそのまま使用者に供給するが、経済的には供給量を制御のため蛇口61を設けて供給するのが好ましい。
【0024】
図1の実施態様例においては、酸素ガス供給源1と酸素水生成部2を接続部11で接続する態様で説明し、図2の他の実施態様例においては、酸素ガス供給源1と酸素水生成部2と貯蔵槽3を接続部11あるいは接続部21で接続する態様で説明したが、これら個々の構成要素を一体的に構成してもよい。特に図2の実施態様例においては、酸素ガス供給源1と酸素水生成部2を一体となし、貯蔵槽3を接続部21で着脱自在とし、取っ手10を配備することにより、この取っ手10を持ち、使用目的の容器等に生成された酸素水を供給することができる。また酸素ガス供給源1と酸素水生成部2と貯蔵槽3を一体的に構成し、ポンプ式にして使用目的の容器等に生成された酸素水を供給してもよい。
【0025】
図3〜図8は、本発明に係わる酸素水生成部2を説明する図である。
図3は、酸素水生成部2であり上部には原料水供給口4が、下部には酸素水排出口6具備されている。また、酸素水生成部2には、酸素ガス供給源1から酸素ガスを導入するための導管12が酸素水生成部2の内低部に配置され、その先端には、多孔質素材からなるエアーストーン13が接続されている。
【0026】
酸素水生成部2に原料水供給口4から原料水が供給され、酸素ガス供給源1から酸素ガスが導入されると、エアーストーン13の多孔質部からは微細な酸素ガスの気泡となり原料水に放出される。酸素ガスの気泡は原料水に拡散され溶存酸素量の多い酸素水が出来上がる。酸素ガスの気泡は微細なほど原料水に溶け込み易く、多孔質部の細孔の大きさが小さい程、気泡は微細となる。
出来上がった酸素水は、1図に示す酸素水排出口6より使用者に供給されるか、2図に示す接続部21を通り貯蔵槽3に供給される。
【0027】
図4は、酸素水生成部2であり上部には原料水供給口4が、下部には酸素水排出口6具備されている。酸素水生成部2には、酸素ガス供給源1と酸素水生成部2とを接続する連結部11を有し、酸素ガス供給源1から酸素水生成部2に原料ガスが供給される。
【0028】
酸素水生成部2下方には、撹拌羽根14が設けられ、モータMにより回転される。この撹拌羽根14の回転により、原料水供給口4から供給された原料水と、酸素ガス供給源1からの酸素ガスがミキシングされる。酸素ガスの原料水への拡散の効率は、ミキシングの際の撹拌羽根14の回転数が多い程、および撹拌時間が長い程良くなり溶存酸素量も多くなる。かくして、出来上がった酸素水は、1図に示す酸素水排出口6より使用者に供給されるか、2図に示す接続部21を通り貯蔵槽3に供給される。
【0029】
図5は、酸素水生成部2であり上部には原料水供給口4が、下部には酸素水排出口6具備されている。酸素水生成部2には、酸素ガス供給源1から酸素水生成部2に原料ガスが供給される。
【0030】
酸素水生成部2下方には、振動板15が設けられ、この振動板の振動により、原料水供給口1から供給された原料水と、酸素ガス供給源1からの酸素ガスがバイブレートされる。酸素ガスの原料水への拡散の効率は、振動板の振動数が多く、振幅が大きい程、良くなり溶存酸素量も多くなる。かくして、出来上がった酸素水は、1図に示す酸素水排出口6より使用者に供給されるか、2図に示す接続部21を通り貯蔵槽3に供給される。
【0031】
図6は、酸素水生成部2であり上部には原料水供給口4と、上部の横には酸素ガス供給源1と酸素水生成部2には両者を接続する連結部11を有し、下部には酸素水排出口6具備されている。酸素水生成部2には、螺旋状に流体を混合するスタッテックミキサ16が内設され、原料水供給口4から供給された原料水と、酸素ガス供給源1からの酸素ガスが、このスタッテックミキサ16の中を通過することにより酸素ガスが原料水に混合し拡散され酸素水が出来上がる。酸素ガスの原料水への拡散の効率は、スタッテックミキサ16の長さが長く、螺旋の数が多い程、良くなり溶存酸素量も多くなる。出来上がった酸素水は、1図に示す酸素水排出口6より使用者に供給されるか、2図に示す接続部21を通り貯蔵槽3に供給される。
【0032】
図7は、酸素水生成部2であり上部には原料水供給口4と、下部には酸素水排出口6が具備されている。さらに、酸素水生成部2には、中空糸分離膜モジュール17が配設されている。中空糸分離膜モジュール17の上方には、酸素ガス供給源1からの酸素ガスを流すための連結部11を、下方には酸素ガス供給源1からの酸素ガスを排出するための排出口71が設けられている。原料水供給口4から原料水が供給され、酸素ガス供給源1から連結部11を通り酸素ガスが中空糸分離膜モジュール17を流れる時、原料水は中空糸分離膜モジュール17を透過する原料ガスを吸収する。
【0033】
酸素ガスの原料水への拡散の効率は、酸素ガスの圧力、酸素濃度、流量と、中空糸分離膜膜モジュール17の性能、本数、長さ等により左右され、出来上がった酸素水に含まれる溶存酸素量も左右される。出来上がった酸素水は、1図に示す酸素水排出口6より使用者に供給されるか、2図に示す接続部21を通り貯蔵槽3に供給される。
【0034】
図8は、酸素水生成部2であり上部には原料水供給口4と、上部の横には酸素ガス供給源1と酸素水生成部2には両者を接続する連結部11を有し、下部には酸素水排出口6が具備されている。
酸素水生成部2には、撹拌羽根18が設けられ、モータMにより回転される。この撹拌羽根18の回転により、原料水供給口4から供給された原料水と、酸素ガス供給源1からの酸素ガスがミキシングされる。酸素ガスの原料水への拡散の効率は、ミキシングの際の撹拌羽根18の回転数が多い程、および撹拌時間が長い程良くなり溶存酸素量も多くなる。なお、図8においては撹拌羽根18をモータMにより回転しているが、原料水供給口4からの原料水の流れを利用して撹拌羽根18を回転させてもよく、この場合はモータMの使用は必要なく、経済的なものとなる。かくして、出来上がった酸素水は、1図に示す酸素水排出口6より使用者に供給されるか、2図に示す接続部21を通り貯蔵槽3に供給される。
【0035】
【発明の効果】
本発明の酸素水生成装置は、濃縮酸素ガスを水に溶存させて酸素水を生成する酸素水生成部を具備するものであって、家庭内で容易に使用者が必要な時に、必要な量の酸素水を得ることができるものであるので、特に酸素を飲食により体内に摂取することが可能となり、さらに化粧の前後の化粧水として使用することにより、体表面より酸素を摂取することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の酸素水生成装置の実施態様例の概略フロー図である。
【図2】本発明の酸素水生成装置の他の実施態様例の概略フロー図である。
【図3】〜
【図8】
本発明の酸素水生成部の構造を説明する図である。

Claims (6)

  1. 酸素ガス供給源と、前記酸素ガス供給源からの酸素ガスを原料水に溶存させて酸素水を生成する酸素水生成部とを具備したことを特徴とする酸素水生成装置。
  2. 酸素ガス供給源と、前記酸素ガス供給源からの酸素ガスを原料水に溶存させて酸素水を生成する酸素水生成部と、生成された酸素水を貯蔵する貯蔵槽とを具備したことを特徴とする酸素水生成装置。
  3. 前記酸素ガス供給源が、吸着型(PSA)酸素濃縮装置、あるいは膜型酸素濃縮装置、あるいは化学反応による酸素発生装置、あるいは酸素ガスボンベ、あるいは液化酸素供給装置である請求項1又は請求項2記載の酸素水生成装置。
  4. 前記酸素水生成部が、酸素ガス供給源からの酸素ガスを水中でバブリング、あるいはミキシング、あるいはバイブレートすることにより、水に溶存させる手段を有する請求項1又は請求項2の酸素水生成装置。
  5. 前記酸素水生成部が、ガス分離膜を隔膜とする中空糸に濃縮酸素ガスを通過させることにより原料水に濃縮酸素ガス溶存させる手段を有する請求項1又は請求項2の酸素水生成装置。
  6. 前記貯蔵槽が、酸素ガス供給源および、または酸素水生成部から分離可能な請求項2〜5の酸素水生成装置。
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