JP2004237222A - 膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法 - Google Patents

膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法 Download PDF

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誠亮 中田
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Abstract

【課題】活性汚泥処理槽において活性汚泥を含む廃液を固液分離する膜を有する膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ時の活性汚泥の性状を良好に保ち、それにより膜の目詰まりを防止することができる運転立上げ方法を提供する。
【解決手段】(1) 活性汚泥処理槽での活性汚泥濃度が6000mg/L( リットル)に到達するまでは膜自身の圧力損失が20kPa 以下となる状態を保ちつつろ過速度を上げることにより活性汚泥中の微生物を肥大化させることを特徴とする運転立上げ方法、(2) 活性汚泥処理槽での活性汚泥濃度が6000mg/Lに到達するまではBOD /SS負荷を0.05〜0.2kgBOD/kgMLSS/日に保持しつつろ過速度を上げていくことを特徴とする運転立上げ方法等。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法に関する技術分野に属するものであり、より詳細には、活性汚泥処理槽において活性汚泥を含む廃液を固液分離する膜を有する膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法に関する技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
微生物の働き(活性汚泥)を利用した廃水処理装置における固液分離(活性汚泥と処理水を分ける)手段として膜分離が利用されている。この方法(膜分離活性汚泥法)においては、既存処理施設の活性汚泥を種汚泥として膜分離活性汚泥処理槽に投入し、運転立上げを行っている。しかしながら、運転立上げ時の活性汚泥は膜分離に適した性状であるとは限らず、通常の活性汚泥と同様の運転方法で運転立上げを行った場合、膜が目詰まりを起こしやすいという問題があった。
【0003】
このような運転立上げ時の膜の目詰まりを防ぐ方法として、特開2001−104978号公報(特許文献1)には、馴養槽を別途設けて、馴養槽で膜分離に適した高濃度活性汚泥を調製し、馴養槽から引き抜いた活性汚泥を膜分離活性汚泥処理槽に投入して運転を開始する方法が示されている。しかしながら、この方法では、馴養槽を設けるためのコストや場所が必要である等の問題があった。
【0004】
また、特開2001−87790号公報(特許文献2)には、不織布エレメントまたはフロート式上澄み系外排出ポンプを設置することにより膜分離に適さない汚泥を除去する方法が示されている。しかしながら、この方法においては、不織布エレメントを用いる方法では不織布を定期的に交換しなければならず、フロート式上澄み系外排出ポンプを用いる方法では濁質を系外に排出してしまうなどの問題があった。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−104978号公報
【特許文献2】
特開2001−87790号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこの様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、前記従来技術の場合のような問題点を解消し、膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ時の活性汚泥の性状を良好に保ち、それにより膜の目詰まりを防止することができる膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法は、請求項1〜5記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法(第1発明〜第5発明に係る膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法)としており、それは次のような構成としたものである。
【0008】
即ち、請求項1記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法は、活性汚泥処理槽において活性汚泥を含む廃液を固液分離する膜を有する膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法であって、活性汚泥処理槽における活性汚泥濃度が6000mg/Lに到達するまでは膜自身の圧力損失が20kPa以下となる状態を保持しつつろ過速度を上げることにより活性汚泥中の微生物を肥大化させることを特徴とする膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法である〔第1発明〕。
【0009】
請求項2記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法は、活性汚泥処理槽において活性汚泥を含む廃液を固液分離する膜を有する膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法であって、活性汚泥処理槽における活性汚泥濃度が6000mg/Lに到達するまではBOD/SS負荷を0.05〜0.2kgBOD/kgMLSS/日に保持しつつろ過速度を上げていくことを特徴とする膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法である〔第2発明〕。
【0010】
請求項3記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法は、上記活性汚泥処理槽中の溶存酸素濃度を1.0〜5.0mg/Lに保持する請求項2記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法である〔第3発明〕。
【0011】
請求項4記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法は、上記活性汚泥処理槽中の活性汚泥のろ紙ろ過量が10mL以上となった場合にろ過速度を高めるように制御する請求項2記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法である〔第4発明〕。
【0012】
請求項5記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法は、上記活性汚泥処理槽中の活性汚泥が下記(1) 〜(3) の条件の少なくとも一つを満足する場合にろ過速度を高めるように制御する請求項2記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法である〔第5発明〕。ただし、下記(2) 〜(3) の条件において、SV30は30分間静置時の活性汚泥沈殿率、SV30上澄み液SS濃度は30分間静置時の上澄み液中のSS濃度である。
(1) 活性汚泥の粘度が100mPa・sec以下
(2) 活性汚泥のSV30が45%以下
(3) 活性汚泥のSV30上澄み液SS濃度が20mg/L以下
【0013】
運転立上げ時には活性汚泥処理槽における活性汚泥濃度が低い。このとき、活性汚泥濃度が特に6000mg/L(リットル)になるまでの間においては、従来技術の場合には汚泥フロック(微生物)が小さく、このため膜の目詰まりを起こす。
【0014】
これに対し、本発明の第1発明では、活性汚泥処理槽における活性汚泥濃度が6000mg/Lに到達するまでは膜自身の圧力損失が20kPa以下となる状態を保持しつつ濾過(ろ過)速度を上げることにより活性汚泥中の微生物を肥大化させるようにしており、これにより、汚泥フロック(微生物)を膜目よりも大きくすることができ、ひいては、膜の目詰まりを防止することができる。
【0015】
本発明の第2発明では、活性汚泥処理槽における活性汚泥濃度が6000mg/Lに到達するまではBOD/SS負荷を0.05〜0.2kgBOD/kgMLSS/日に保持しつつろ過速度を上げていくようにしており、これにより、汚泥フロック(微生物)を肥大化させ(成長させ)、膜目よりも大きくすることができ、ひいては、膜の目詰まりを防止することができる。
【0016】
上記BOD/SS負荷を0.05〜0.2kgBOD/kgMLSS/日としているのは、0.05kgBOD/kgMLSS/日よりも小さくすると、活性汚泥が貧栄養状態となってフロックが解体し、このため汚泥フロック(微生物)の肥大化(馴養)が不充分となり、一方、0.2kgBOD/kgMLSS/日よりも大きくすると、活性汚泥が栄養過多状態となってフロックが分散し、このため汚泥フロック(微生物)の肥大化(馴養)が不充分となり、ひいては膜の目詰まりの防止が不充分となるからである。
【0017】
なお、上記BOD/SS負荷において、BODは生物化学的酸素要求量のことである。SSは活性汚泥処理槽内の被処理水と活性汚泥の混合液中の浮遊物質(懸濁物質ともいう)のことである。また、活性汚泥処理槽内の浮遊物質(SS)のことを特にMLSSと呼ぶ。
【0018】
BOD/SS負荷は、1日あたりの活性汚泥処理槽への流入BOD負荷量と活性汚泥処理槽内のSS量との比率のことである。なお、BOD/SS負荷におけるSSは、MLSSのことを意味する。一方、SSが単独で使用されている場合、そのSSは上述のとおり、浮遊物質を意味する。kgBOD/kgMLSS/日は、1日当たりの流入BOD量(kg)とMLSS(kg)との比率のことである。
【0019】
本発明の第3発明では、上記第2発明の運転立上げ方法において活性汚泥処理槽中の溶存酸素濃度を1.0〜5.0mg/Lに保持する。即ち、活性汚泥処理槽中の溶存酸素(以下、DOともいう)濃度を1.0〜5.0mg/Lの好気状態とするようにしている。そうすることにより、より確実に膜の目詰まりを防止することができる。上記DO濃度を1.0mg/L未満とした場合、活性汚泥への酸素供給量が不足してフロックが分散する傾向があり、DO濃度を5.0mg/L超とした場合、活性汚泥への酸素供給量が過多となり、フロックが解体する傾向がある。
【0020】
また、本発明の第4発明では、上記第2発明の運転立上げ方法において活性汚泥処理槽中の活性汚泥のろ紙ろ過量が10mL以上となった場合にろ過速度を高めるように制御するようにしている。そうすることにより、より確実に膜の目詰まりを防止することができる。上記活性汚泥のろ紙ろ過量が10mL未満の場合には、膜の目詰まりを防止することは可能であるが、その確実性が低下する傾向がある。
【0021】
さらに、本発明の第5発明では、上記第2発明の運転立上げ方法において活性汚泥処理槽中の活性汚泥が下記(1) 〜(3) の条件の少なくとも一つを満足する場合にろ過速度を高めるように制御するようにしている。そうすることにより、より確実に膜の目詰まりを防止することができる。なお、下記(2) 〜(3) の条件において、SV30は30分間静置時の活性汚泥沈殿率、SV30上澄み液SS濃度は30分間静置時の上澄み液中のSS濃度である。
(1) 活性汚泥の粘度が100mPa・sec以下
(2) 活性汚泥のSV30が45%以下
(3) 活性汚泥のSV30上澄み液SS濃度が20mg/L以下
【0022】
上記活性汚泥の粘度が100mPa・sec超、SV30が45%超、SV30上澄み液SS濃度が20mg/L超の場合には、膜の目詰まりを防止することは可能であるが、その確実性が低下する傾向がある。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明を実施するための装置の一例を示す。本装置は活性汚泥法により廃水処理を行うものであり、膜分離装置1と散気装置2を備えた活性汚泥処理槽3で廃水を浄化処理するものである。廃水原水は配管4を通って活性汚泥処理槽3に流入し、浄化処理された後、処理水は膜分離装置1で濾過(ろ過)されて配管5に設けたポンプ6によって吸引されて排出される。また、配管7から供給される空気が散気装置2を通って活性汚泥処理槽3に曝気されており、活性汚泥処理槽3は好気状態に保たれている。
【0024】
膜分離装置1に使用される膜としては、精密膜(MF膜)、限外ろ過膜(UF膜)などが一般的であるが、不織布など目の粗い膜上に微生物ケーキ層を形成してろ過を行ういわゆるダイナミックろ過によることもできる。
【0025】
処理対象廃水を活性汚泥処理槽3に導き、散気装置2で曝気処理を行い、処理水を膜ろ過により系外に取り出しながら活性汚泥を馴養する。なお、馴養とは、汚泥フロック(微生物)を肥大化させる(成長させる)という意味である。かかる馴養に伴い、活性汚泥濃度は徐々に高まっていく。このとき、活性汚泥濃度が6000mg/Lに到達するまでの間においては、膜自身の圧力損失が20kPa以下となる状態を保持しつつろ過速度を上げることにより馴養させる。そうすると、膜の目詰まりを起こし難くなって良好な運転を行うことができる。
【0026】
上記馴養の際、流入廃水のBOD濃度、MLSS、膜面積、ろ過速度、槽内液量の関係から、BOD/SS負荷を求めることができる。即ち、下記の式によりBOD/SS負荷を求めることができる。なお、下記の式において、ろ過速度(m/m/日)は、1日当たりの単位膜面積(m)当たりのろ過量(m)のことである。
【0027】
Figure 2004237222
【0028】
このBOD/SS負荷が0.05〜0.2kgBOD/kgMLSS/日の範囲に収まるように、ろ過速度を徐々に上げながら活性汚泥濃度を高めて馴養する運転立上げを行うことにより、膜目詰まりを起こすことなく良好な運転を行うことができる。活性汚泥濃度が低い段階では活性汚泥の汚泥フロック(微生物)が小さいまま多数存在し、膜表面を詰まらせる結果となるため、活性汚泥フロックが膜に適した状態(大きさ)に育つまでの間、最低でも活性汚泥の濃度が6000mg/Lになるまで、BOD/SS負荷を0.05〜0.2kgBOD/kgMLSS/日に保つ。最終的に到達させる活性汚泥濃度にもよるが、好ましくは活性汚泥濃度8000mg/L以上、更に好ましくは10000mg/L以上となるまで、BOD/SS負荷を0.05〜0.2kgBOD/kgMLSS/日に保ちながら濾過(ろ過)速度を上げることが望ましい。
【0029】
廃水処理において、定常運転時のろ過速度は一般に0.2〜2.0m/m/日程度である。具体的な運転立ち上げ方法の一例を図2に示す。図2は、定常運転時においてMLSSが10000mg/Lの時にろ過速度が1.0m/m/日となる場合の運転立ち上げ方法を示したものである。図2に示すグラフに沿って段階的にろ過速度を上げる運転を行うことにより、BOD/SS負荷を0.05〜0.2kgBOD/kgMLSS/日の範囲に保つことができ、膜の目詰まりを防ぐことができる。なお、定常運転時においてMLSSが10000mg/Lの時にろ過速度が0.2〜2.0m/m/日となる場合の運転立ち上げ方法においても、同様に、図2に示すグラフに沿って段階的にろ過速度を上げる運転を行うことにより、膜の目詰まりを防ぐことができる。この例では、MLSS濃度が1000mg/Lずつ上がるタイミングでろ過速度を上げる運転を行っているが、より細かく制御してもよいし(例えば、500mg/Lずつ)、より粗くすることもできる(例えば、2000mg/Lずつ)。また、この際、活性汚泥処理槽のDO濃度(溶存酸素濃度)は1.0〜5.0mg/Lに保持することが望ましい。また、ろ過速度を上げる時に活性汚泥のろ紙ろ過量を測定し、その値が10mL以上であればろ過速度を上げる、あるいは、活性汚泥が下記(1) 〜(3) の条件の少なくとも一つを満足する場合にろ過速度を上げることにより、より確実に膜目詰まりの防止をすることができる。
【0030】
(1) 活性汚泥の粘度が100mPa・sec以下
(2) 活性汚泥のSV30が45%以下
(3) 活性汚泥のSV30上澄み液SS濃度が20mg/L以下
【0031】
上記活性汚泥のろ紙ろ過量の測定は、例えば次のようにして行う。1μm の孔径を有するろ紙をロートにセットし、50mLの活性汚泥を投入する。ろ過液が出始めてから5分間ろ過し、ろ過量(mL)を測定する。このろ過量(mL)をろ紙ろ過量とする。
【0032】
上記活性汚泥のSV30(30分間静置時の活性汚泥沈殿率)は、次のようにして測定する。活性汚泥を300mg/Lとなるように調整した後、ここから1L(1000mL)を取って1L容量メスシリンダーに投入する。この時点から30分間静置した時の沈殿汚泥の体積(mL)を測定する。そして、下記式よりSV30(%)を求める。
【0033】
SV30(%)=100×沈殿汚泥の体積(mL)/1000(mL)
【発明の効果】
本発明に係る膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法によれば、膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ時の活性汚泥の性状を良好に保ち、それにより膜の目詰まりを防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための装置の一例の概要を示す模式図である。
【図2】本発明の実施例に係るMLSSとろ過速度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1−−膜分離装置、2−−散気装置、3−−活性汚泥処理槽、4−−配管、5−−配管、6−−ポンプ、7−−配管。

Claims (5)

  1. 活性汚泥処理槽において活性汚泥を含む廃液を固液分離する膜を有する膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法であって、
    活性汚泥処理槽における活性汚泥濃度が6000mg/Lに到達するまでは膜自身の圧力損失が20kPa以下となる状態を保持しつつろ過速度を上げることにより活性汚泥中の微生物を肥大化させることを特徴とする膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法。
  2. 活性汚泥処理槽において活性汚泥を含む廃液を固液分離する膜を有する膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法であって、
    活性汚泥処理槽における活性汚泥濃度が6000mg/Lに到達するまではBOD/SS負荷を0.05〜0.2kgBOD/kgMLSS/日に保持しつつろ過速度を上げていくことを特徴とする膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法。
  3. 上記活性汚泥処理槽中の溶存酸素濃度を1.0〜5.0mg/Lに保持する請求項2記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法。
  4. 上記活性汚泥処理槽中の活性汚泥のろ紙ろ過量が10mL以上となった場合にろ過速度を高めるように制御する請求項2記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法。
  5. 上記活性汚泥処理槽中の活性汚泥が下記(1) 〜(3) の条件の少なくとも一つを満足する場合にろ過速度を高めるように制御する請求項2記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転立上げ方法。
    (1) 活性汚泥の粘度が100mPa・sec以下
    (2) 活性汚泥のSV30が45%以下
    (3) 活性汚泥のSV30上澄み液SS濃度が20mg/L以下
    ただし、上記(2) 〜(3) の条件において、SV30は30分間静置時の活性汚泥沈殿率、SV30上澄み液SS濃度は30分間静置時の上澄み液中のSS濃度である。
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JP2013022548A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Kubota Corp 膜分離活性汚泥処理装置の立上げ方法

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