JP2004237106A - 歯科インプラント用延長部材、インプラントおよび延長部材の配置を転写するための転写補助具、および固定要素のための基部を作製する方法 - Google Patents

歯科インプラント用延長部材、インプラントおよび延長部材の配置を転写するための転写補助具、および固定要素のための基部を作製する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インプラントが互いに平行でなくとも代替歯を固定する延長部材を平行に取り付けできる歯科インプラント用延長部材を提供する。
【解決手段】歯科インプラント(1)のための延長部材(2)は固定要素(7)の基部である頭部(20)を有する。該延長部材は螺子切りステム(29)で歯科インプラント中に螺子止される。該延長部材は照合面(24)を有しそれにより円周方向の該延長部材の配置を該照合面と相補的な形状の転写面(42)を持つ転写補助具(4)に転写する。該延長部材の配置を該転写補助具を介してインプレッション(93)に転写する。その後該延長部材に操作用インプラント(5)を取り付け該インプレッション中に再配置する。これで該延長部材を所望の形状にする作業モデル(M)を形成する。所望の形状に機械加工した該延長部材をインプレッションを採取するために使用したのと同じトルクで該インプラント中に螺子止めする。
【選択図】図11

Description

本発明は、歯科インプラント用延長部材、歯科インプラントおよび延長部材の配置を作業モデルに転写するための転写補助具、および固定要素のための基部を作製する、また延長部材を伴う歯科インプラントの半径方向および軸方向の配置のインプレッションを採取する方法であって、個々の請求項の序文の特徴を有するものに関する。
患者の下顎骨中に埋め込まれた歯科インプラントに延長部材を適用し、前記延長部材が歯取付けのための支持構造として働くことは既知である。そのような延長部材はしばしば、橋脚歯または第二部材とも呼ばれる。
前記延長部材はまた、幾つかの歯と共に義歯を固定するためにも使用される。義歯は典型的に、インプラント上に保持された幾つかのそのような延長部材上に固着される。これに関し、取り付けられたインプラントが厳密に平行でないときでさえ、義歯が規定された適用方向で適用され得るように、該延長部材の軸方向が平行なことが重要である。規定された適用方向が達成され得るように延長部材を機械加工することは既に知られている(例えば、シュトラウマン社による技術情報“Die Anwendung des Fraszylinders fur das Octa-System[オクタシステムのための磨砕シリンダーの使用]”参照)。
延長部材に所謂球状アンカーを設けることも既知である。インプラント中に螺子止めされ得る延長部材は、この場合、その頂部面に球状の突出部が設けられ、対応する保持要素により該突出部上に義歯が押しボタン方式で保持され得る(例えば、シュトラウマン社による技術情報“Die Anwendung des retentiven Kugelankers[固定球状アンカーの使用]”またはシュトラウマン社による“Das Bone Graft System[骨グラフトシステム]”参照)。
患者の口腔内のインプラントおよび延長部材の状態を作業モデルに転写することもまた一般に知られている。歯科技工士はその後、該作業モデルにおけるインプラントおよび延長部材の配置を使用して義歯を作製する。該状態を該作業モデルに転写するために、インプラントおよび延長部材の軸方向および半径方向の配置をインプレッションコンパウンドに転写するインプレッション採取要素が使用される。該インプラントに螺子止めされるインプレッションキャップが既知である。しかしながら、インプレッションキャップはまた、インプラント肩部上に(例えば、欧州特許出願公開第879024号明細書参照)または延長部材上に(例えば、ドイツ国特許出願公開第4415670号明細書参照)、嵌め込みまたは締め付けされ得ることも既知である。国際公開第02/087461号パンフレットより、インプラントがインプレッションキャップにより保存容器中に固着されるインプラントも既知である。
欧州特許出願公開第879024号明細書 ドイツ国特許出願公開第4415670号明細書 国際公開第02/087461号パンフレット
前記インプレッションキャップは、患者の口腔内の状態のインプレッションが採取されるときに使用され、そしてインプレッションコンパウンドが患者から取り外されたとき、該インプレッションコンパウンド中に残存する。
しかしながら、これら全ての既知の延長部材および転写補助具は、該延長部材が義歯用
固定要素のための基部として働く場合、ある欠点を有する。特に、互いに正確に平行に取付けられていないインプラントの場合には、義歯の適用方向が全ての取り付けられた延長部材について平行となるように、多数の延長部材を機械加工および取り付けすることは困難であった。既知のインプレッション採取システムの使用は、この目的について不満足であった。既知のインプレッション採取システムは、螺子の開始点がインプラントに設けられた照合面、例えば内部八面体と所定の関係にないので、インプラント上の内部螺子の進行のインプレッションを可能にしていない。従って、そのような照合面を照合することにより、螺子進行のインプレッションを採取することは可能でなかった。
円周方向におけるインプラントの配置の決定は、中実の第二部材を使用すると、この第二部材/延長部材が円周方向の規定のためにインプラントの内部表面形状に設けられた照合面を覆ってしまうので可能ではない。
欧州特許出願公開第879924号明細書において開示される第二部材は、特に単一の代替歯を支持するために役立つ。該第二部材は固定要素のための基部として適していない。欧州特許出願公開第879024号明細書において示されるように、延長部材の非回転対称な照合面についてインプレッションを採取することは、固定要素のための基部としての延長部材の使用の見地から同様の欠点を有する。一方、軸方向および円周方向における延長部材の厳密な配置は、比較的急勾配なコーン表面における該延長部材と該インプラントの内面との相互支持のために厳密に規定されない。
欧州特許出願公開第879924号明細書
他方、延長部材の螺子の開始点と該延長部材上の照合面との関係は、固定要素のための基部として働きそして典型的には貴金属から作製される延長部材の場合には必ずしも正確に規定されていない。従って、延長部材と同一であって操作用インプラントと一体成形された要素を持つ操作用インプラント(欧州特許出願公開第879024号明細書に表されるもの)の使用も困難であった。
従って、従来技術の欠点を回避すること、特に、取付けられたインプラントが互いに平行でないときでさえ、延長部材上に固着される代替歯の平行な適用方向を可能にする歯科インプラント用延長部材を考案することが本発明の目的である。本発明のさらなる目的は、患者の口腔内のインプラントおよび延長部材の配置が、簡単な方法で作業モデルに確実に転写され得る転写補助具および方法を利用可能にすることである。インプレッション採取方法およびインプレッション採取システムおよび延長部材は、使用が単純であり、かつ製造が可能な限り安価であるべきである。
本発明によれば、これらの目的は、個々の特許請求項の定義部分において説明された特徴を有する延長部材、転写補助具および方法で達成される。
本発明に従う歯科インプラント用延長部材は頭部を有する。該頭部は固定要素のための基部として働く。該固定要素は、代替歯を固着するために使用される。該延長部材は加えて螺子切りステムが設けられ、該螺子切りステムにより歯科インプラント中に螺子止めされ得る。本発明によれば、該延長部材は少なくとも一つの照合形態を有し、該照合形態により、円周方向において観察される延長部材の配置が作業モデルに転写され得る。使用される照合形態は、該円周方向において観察される該延長部材の配置の転写を可能にする該延長部材上のあらゆる所望の形状であることができる。該照合形態は典型的に、非回転対称な照合面であることができる。しかしながら、該形態は、例えば、延長部材上に適当に
配置された小孔により形成されることもできる。ここで、また以下で、用語:照合面は、円周方向における延長部材の配置の転写を可能にするあらゆる考えられる種類の幾何形態を指すために一般的に使用される。少なくとも一つの照合面のおかげで、円周方向における延長部材の配置は厳密に決定され、そして作業モデルに転写され得る。各個々の延長部材について、照合面の配置と螺子切りステム上の螺子の開始点との関係は正確に規定されている。この関係は、該延長部材が転写補助具として使用される場合に、下記するような方法で、作業モデルに転写され得る。典型的に、照合面は回転対称ではない。
本発明の好ましい態様によれば、前記延長部材は噛み合い肩部を有し、該噛み合い肩部を介して該延長部材はインプラントの肩部上に支持され得る。例えば欧州特許出願公開第879024号明細書のように二つの鋭角なコーン表面との間の接触により規定されないので、噛み合い肩部とインプラント肩部との間の接触のために、該延長部材の配置は軸方向に正確に規定され得る。円周方向の配置が前記照合面により照合され、軸方向の配置が該肩部の接触により照合される。
さらに好ましい態様によれば、前記延長部材は第一表面形状を有し、該第一表面形状上に、相補的に形作られた第二表面形状を持つ転写補助具が締め付けおよび/または嵌め込みされ得る。この転写補助具で、インプレッションが採取される間に、インプレッションコンパウンド中の延長部材の配置が、下記するようにより厳密に規定および保存され得る。
特に好ましい説明的な態様によれば、前記頭部は実質的に円筒状の設計を有する。この場合における照合面は、延長部材がその上端部で半分の円筒により形成されるように、延長部材の螺子軸に平行に延びる切断端部により有利に形成される。そのような照合面は特に作製するのが単純である。前記インプラントへの延長部材の最終的な適用においてもはや必要とされないこの照合面はまた、固定要素を受けるために、該延長部材の機械加工の間に容易に取り除かれ得る。加えて、この方法で設計された照合面は、単純に設計された転写補助具と一緒の使用のために特に適している。
さらに好ましい態様によれば、前記延長部材は螺子込み面を持つ非円筒状の外表面形状をさらに有する。該延長部材は、該螺子込み面に嵌合するツールにより、インプラント中に容易に螺子止めされ得る。このように、下記する方法で螺子込み力を厳密に制御することが可能である。
前記照合面から前記半円形の円筒の外面への移行の領域にベベルを設けることも考えられ、そして好ましい。一方で、該ベベルは下記するプラスチック製の転写補助具が損傷することを防ぐ。この種の転写補助具の適用はまたベベルのおかげで容易になる。
上記したように、前記延長部材は固定要素のための基部として働く。そのような固定要素は例えば、ハンダ付けにより固着され得る。好ましい態様によれば、該延長部材の材料は金属性、非酸化性、高融点の合金からなる。例えば、組成は60%Au、19%Pt、20%Pd、1%Irを含むことができる。この合金の融解範囲は典型的に、1400℃と1490℃の間である。
本発明に従う転写補助具は、軸方向および円周方向におけるインプラントの配置、およびそれに固着された延長部材の配置を、作業モデルに転写するために使用される。該転写補助具は、延長部材上の照合形態に相補的に設計された転写形態を有する。使用される転写形態は、円周方向における転写補助具の配置の規定を可能にするあらゆる所望の形状であることができる。転写形態は典型的に、円筒表面から切り抜いた照合面として設計され得る。しかしながら、例えば該転写補助具上の突出部または凹部のような他の形態もまた
考えられる。ここで、また以下の説明で、用語:転写面は、円周方向において照合することを可能にするあらゆる形状についての一般的な定義として使用される。従って、該転写面はまた、例えば多角形により形成されるような、部分的に回転対称な形態の一部であることもできる。しかしながら、明瞭にする理由で、一つの配置でのみ一致させることができる非回転対称な面が好ましい。
本発明に従う転写補助具は、転写面が配置される基部プレートを有する。該転写補助具はまた、締め付けおよび/または嵌め込み手段が設けられ、該手段により延長部材に固着され得る。該基部プレートは、インプレッションコンパウンド中に錨着され得る形状を有する。該形態は、該インプレッションコンパウンド中での該転写補助具の回転が防止されるように選択されるべきである。該基部プレートは典型的に非回転対称な外表面形状を有することができ、および/またはインプレッションコンパウンドが通過でき、そして同様に転写補助具の回転を防止する穴が設けられ得る。該延長部材上へのインプレッション補助具の適用の間の引き込み防止するために、インプレッション補助具は螺子で固着され得る。
好ましい説明的な態様によれば、前記転写補助具の転写面は、基部プレート中の半円筒状の開口部の壁部の一部である。前記半円筒状の開口部は、該転写補助具の軸に垂直に延び、そして上記したような延長部材の頭部上の半円筒状の切断端部と相補的でありかつ接触するように設計された切断端部を有する。凹部がまた、転写面と開口部の半円筒状の内面との間の移行領域に設けられ得る。該転写補助具は典型的に、プラスチック射出成形により作製される。これは、完全に厳密に規定されていない角部を生じることがある。移行の領域における丸みは、該転写補助具が対応する延長部材に不十分に取付けられ得ることを意味する。この問題はさらなる凹部により解消される。
本発明に従う転写補助具の締め付けおよび/または嵌め込み手段は、基部プレート上に配置され、かつ、特に溝として設計された前記延長部材の第一表面形状と相補的に設計された第二表面形状、特にビードを有し、そしてそれに締め付けおよび/または嵌め込みされ得る環状リップにより特に好ましく形成され得る。当然に、転写補助具上に溝を設け、そして該延長部材上にビードを設けることも可能である。
前記転写補助具は、好ましくは一体型に設計され、典型的には弾性プラスチック材料より作製される。一方で、そのような転写補助具は、例えば射出成形により製造することが容易かつ安価である。他方、そのような材料の選択は、単純な嵌め込み取付けを可能にする。
さらに好ましい説明的な態様において、前記転写補助具における開口部は、特に基部プレートを通してに直角に横断して延びることができる。一方側で、前記延長部材は、前記照合面で該開口部中に挿入され得る。他方側で、インプレッションコンパウンドは、該基部プレート中の開口部を通して通過し、そして転写補助具中に挿入された延長部材まで到達し、そしてそれ故、転写補助具を伴う延長部材の配置を正確に規定することができる。
さらに好ましい説明的な態様によれば、前記転写補助具の基部プレートは、上記したように引き込みに対して保護するために役立つ穴が設けられる。
本発明のさらなる観点は、軸方向および円周方向における歯科インプラント上での配置を転写するための転写部材としての、および固定要素のための基部としての、歯科インプラントのために機械加工され得る、特に研削され得る延長部材の使用にある。本発明によれば、従って延長部材は固定要素のための基部としてだけでなく、該インプラント上に堅固に螺子止めされた状態にあるそれ自身の配置を転写するために使用される。このように
、例えば欧州特許出願公開第879024号明細書に記載されるような、さらなる転写部材なしですますことが可能である。誤差の原因は最小限となる。特に、各延長部材について特有の転写面と螺子の開始点との関係が厳密に保たれる。
本発明のさらなる観点は、上記されたような転写補助具と、上記されたような延長部材との組み合わせにある。該転写補助具の転写面は、この場合、該延長部材の照合面に相補的に設計される。
本発明に従う方法は、第一に、患者の下顎骨中に埋め込まれた歯科インプラントの円周方向および軸方向における配置、および該歯科インプラントに固着された延長部材の配置のインプレッションを採取し、そしてこれを作業モデルに転写するために役立つ。本発明に従う方法はさらに、固定要素のための、該インプラント中に螺子止めされ得る基部の作製に関する。口腔内の状態のインプレッションを採取することは、該方法の最初の工程である。
本発明に従う方法において、最初に、固定要素のための基部としての延長部材が、この目的のために患者の口腔内に設けられた各インプラント中に螺子止めされる。ここで、および以下の文中で、該方法は、延長部材を伴うインプラントを参照して説明される。当然に、該方法は、特に幾つかのインプラントおよび/または橋脚歯(例えば、インプラントに加え、固定要素のための基部を支持する歯根を持つ残存する生歯)と共に有利に使用される。該螺子止めは、所定の第一トルクでなされる。このように、該インプラント中での延長部材の配置が正確に再現され得ることを確実にすることが可能である。
次ぎの工程において、患者の口腔内のインプラントおよび延長部材の状態のインプレッションが作製される。こうするために、インプレッションコンパウンドがインプラントにそれ自体は既知の方法で適用される。該インプレッションコンパウンドは硬化後に取り外される。口腔からのインプレッションコンパウンドの取り外し後、錨着部材が該インプラントに接続したままとなる。前記延長部材の形状、特に頭部の外表面形状は、インプレッションコンパウンド中に維持される。
前記延長部材はその後、前記インプラントから螺子戻され、そしてインプレッションコンパウンド中の正しい配置に再配置される。好ましくは、前記照合面の完全に非回転対称な配置によって、該インプレッション中での該延長部材の不明瞭でない再配置が可能である。
部分的に回転対称、例えば180°対称では、当然に幾つかの配置が可能である。にも関わらず、取り付けの知識に基き、使用者は適当な配置で前記延長部材を厳密に再配置できる。
前記延長部材が前記インプレッション中で再配置される前後で、該延長部材は第二トルクで操作用インプラント中に螺子止めされる。この手順は、理論的には、該延長部材が既にインプレッションコンパウンド中に再配置されたときになされることができる。しかしながら、好ましくは、該延長部材が該インプレッションコンパウンド中に再配置される前に接続が行われる。これは、操作用インプラントを用いると、言わば取付具が延長部材について利用可能となり、前記延長部材の取り扱いが容易になるという理由のために特に有利であり得る。さらに、操作用インプラントの螺子戻しにより、該延長部材がインプレッション中でその後に回転することの惧れをなくす。
インプレッション採取は、全てのインプラントおよび全ての延長部材について慣用になされる。該インプラントからの該延長部材の取り外しおよび該インプレッション中での該
延長部材の再配置は個々になされる。
最終工程において、作業モデルが、インプレッション中の延長部材に固着された操作用インプラントまたはインプラント群を、モデルコンパウンド、例えば石膏中にキャスティングすることにより作製される。
キャスティングした操作用インプラントおよび延長部材からのインプレッションコンパウンドの取り外し後、円周方向および軸方向における延長部材の配置が患者の口腔内での該延長部材の配置に厳密に対応した作業モデルが利用可能となる。歯科技工士は今や、それに応じて該延長部材を機械加工できる。特に、該機械加工は、全ての延長部材および全てのインプラントについて適用方向が同一となるように固定要素が延長部材上に固定され得るように行われる。
本発明に従う方法の好ましい説明的な態様によれば、延長要素のインプレッションの取り外しの前に、転写補助具が延長要素に適用される。該転写補助具は典型的には、締め付けまたは嵌め込み取付けにより適用され得る。インプレッションの作製後、即ち硬化したインプレッションコンパウンドの取り外し後、該転写補助具は該インプレッションコンパウンド中に残存する。使用された転写補助具により、該インプレッション中の延長部材の再配置はより厳密かつ単純になる。
さらに好ましい説明的な態様によれば、所定の第一トルクは第二トルクより大きい。典型的には、該第一トルクは凡そ35Ncmである。該第二トルクは前記操作用インプラントへの延長部材の手動による螺子止めに凡そ相当する。インプレッション採取前の延長部材と、インプレッション採取および機械加工後の機械加工された延長部材とが、該インプラント中で正確に同じ配置で取付けられることを確実にするために、該インプラント中に螺子止めするために使用されるトルクは、両時点で正確に同じく選択されることが重要である。この目的のために、回転器具が好ましく使用され、それによりトルクが両時点で同じく選択され得る。35Ncmのトルクは延長部材をインプラント中に固着するために特に適していることが実際に示されている。該操作用インプラントが延長部材に螺子止めされるトルクはあまり重要でない。円周方向での延長部材の正確な配置は、該インプレッションにより設定される。従って、操作用インプラントが手により螺子止めされれば、即ち特別なツールが使用されずに十分である。
本発明に従う方法のさらに好ましい説明的な態様によれば、第一工程において、延長部材がインプラント中で二回続けて回転させられる。新規に作製された延長部材において、螺子切りステム上の螺子は、バリまたは他の凹凸を有するかもしれない。これらの凹凸は、最初の螺子込みにおいて解消される。正確な所定トルクでの第二の螺子込みにおいて、同じトルクでの機械加工された延長部材のその後の螺子込みの場合と、同じ条件がその後もたらされる。
前記作業モデルが作製された後、前記延長部材はその後、有利に機械加工、特に研削される。前記保持要素のための基部はこのように形成される。該延長部材は、例えば、最初に作業モデル上に固着された延長部材上に配置マーキングを配置することにより機械加工される。機械加工のために、該延長部材はその後、該作業モデルから取り外され得る。該機械加工のために、該延長部材は、特に、この目的のために設けられたホルダー上に取り付けられ、そしてホルダー上で機械加工され得る。しかしながら、該作業モデル上で直接に延長部材を機械加工することも、理論上は可能である。
さらに、着脱可能な代替歯を保持するための固定要素が、機械加工された延長部材に好ましく適用される。該固定要素は、例えばハンダ付け、レーザー加工またはキャスティン
グにより固着され得る。しかしながら、他の固着方法もまた考えられる。これに関し、該延長部材の機械加工直後に固定要素が該延長部材に適用されることが考えられる。しかしながら、延長部材のみが作成され、そして固定要素は他の使用者により適用されることも可能である。
機械加工された延長部材がインプレッションを採取したときとインプラント中で正確に同じ配置にあることを確実にするために、該機械加工された延長部材は、インプレッションを取る前と同じ所定の第一トルクでインプラント中に螺子止めされる。該インプラントに関する螺子込みされた延長部材の厳密な規定は、該延長部材が適用されたときにインプラント肩部上で支持することとなる上記したような肩部を設けることによりさらに高められる。
本発明に従う方法のさらに好ましい説明的な態様によれば、前記延長部材の前記インプラント中への最終的な螺子止めにおいて、拡張コーンが、インプラントのそれ自体は既知である内部コーンと該延長部材との間に挿入される。該拡張コーンは、特にインプラント上での延長部材の横方向の安定性を増加することができる。インプラント肩部およびコーンを介した圧力嵌め接続は最適な力の分散を導く。
本発明は、説明的な態様および図面を参照してより詳細に説明され、
図1は、部分的に断面である、それ自体は既知のインプラントの斜視図を表し、
図2aは、上から見た、本発明に従う延長部材の斜視図を表し、
図2bは、下から見た、本発明に従う延長部材の斜視図を表し、
図3aは、延長部材をインプラント/操作用インプラント中に螺子止めするための螺子込みツールの斜視図であり、
図3bは、図3aに従う螺子込みツールのさらなる斜視図を表し、
図4aは、本発明に従う転写補助具の斜視図を表し、
図4bは、図4aに従う転写補助具のさらなる斜視図を表し、
図5は、操作用インプラントの斜視図を表し、
図6は、延長部材を保持するためのホルダーの斜視図を表し、
図7は、固定要素の斜視図を表し、
図8は、拡張コーンの斜視図を表し、
図9a〜20cは、インプレッション採取、延長部材の機械加工、固定基部の適用、およびインプラント上の延長部材の固着を伴う方法の主な概略を図示し、
図9aは、インプラント中への延長部材の螺子止めを図示し、
図9bは、インプラント中に螺子止めされた延長部材を図示し、
図10aは、延長部材への転写補助具の適用を図示し、
図10bは、延長部材に適用された転写補助具を図示し、
図10c〜eは、転写補助具と延長部材との間の接続の異なる斜視図を表し、
図11は、インプラントおよびインプラントに螺子止めされた延長部材のインプレッションを採取する方法を図示し、
図12は、インプラントおよび延長部材からのインプレッションの取り外しを図示し、
図13aは、延長部材をどのように操作用インプラント中で回転させるかを図示し、
図13bは、操作用インプラント中で回転させられた延長部材を図示し、
図14aは、操作用インプラントを伴う延長部材のインプレッション中への再配置を図示し、
図14bは、インプレッション中に再配置された操作用インプラントを伴う延長部材を図示し、
図15aは、配置マーキングの適用のための埋め込まれた操作用インプラントおよび延長部材を有する作業モデルの斜視図を表し、
図15bは、延長部材の操作用インプラントからの取り外しを図示し、
図16aは、延長部材がどのようにホルダー中に螺子止めされるかを図示し、
図16bは、ホルダー中に螺子止めされた延長部材を図示し、
図17aは、ホルダーを伴う延長部材を図示し、
図17bは、ホルダーを伴う機械加工された延長部材を図示し、
図18aおよびbは、固定要素の固着を図示し、
図19aは、延長部材の螺子切りステムへの拡張コーンの適用を図示し、
図19bは、適用された拡張コーンおよび固着された固定要素を伴う延長部材を図示し、図20a〜cは、仕上られた延長部材がどのようにインプラント中に螺子止めされるかを図示する。
以下の文において、各場合で同一の参照番号は同一の部材を指す。参照番号が図面中で表されるが、詳細な説明中の直接関連した文において説明されていない場合、先行する図の説明におけるその言及に注目されたい。後続の図において構成部材を繰り返し示すことは、関連した部材が既に記載されている構成成分であることが図面から明らかな場合、避けられている。
図1は、中実の螺子切りインプラントとして設計されたそれ自体は既知のインプラント1を図示する。インプラント1は、インプラント先端部16を持つシャンク部19と、インプラント頭部18を有する。シャンク部19は下顎骨中に螺子止めされることを意図される。インプラント頭部18は、少なくとも部分的に該下顎骨から突出している。シャンク部19は外部螺子17が設けられている。インプラント頭部は、既知の方法で、傾斜したインプラント肩部10で終わっている。インプラント頭部18の高さに沿って延びる盲ボア11は、前記インプラント頭部18で開口している。盲ボア11は内部コーン12、および内部コーン12の上側に配置された内部多角形部13を有する。インプラント1の標準的な使用において、内部多角形部13は、円周方向におけるインプラント1の配置を規定するために役立つ。内部コーン12の下に配置されるのは内部螺子14であり、該内部螺子中に延長部材が螺子止めされ得る。該インプラント中の開口部は、ボア底部15により規定される。
図2aは、本発明に従う延長部材2の斜視図を表す。延長部材2は、基本的に、頭部20と、頭部20の一端に配置された螺子切りステム29とからなる。明瞭にするために、螺子切りステム29の螺子は図示されていない。頭部20は幾つかの多角形形態で配置された螺子込み面21を有する。螺子込み面21で、延長部材2は適したツールを使用して堅固に螺子止めされ得る。頭部20に設けられるのは、周縁の溝の形態にある第一表面形状22である。該第一表面形状は、転写補助具上に対応して形作られた第二表面形状45との嵌合のために役立つ(図4aおよび4b参照)。
螺子切りステム29から離れた頭部20の端部は、半円形の円筒部分23として設計されている。円筒部分23は実質的に対角線状に延びる照合面24を有する。照合面24は、インプレッションが採取されるときに、前記延長部材の配置を規定するために役立つ(図10aおよび10bの説明参照)。
ベベル27aが、半円形の円筒状部分23上、照合面24と円筒部分23の半円筒状の外面27bとの間の移行領域に設けられる。
延長部材2は、図2bにおいて下から図示される。前記インプラントとの接触のために意図された側で、延長部材2は、該延長部材が適用されたときにインプラント肩部10と接触する噛み合い肩部25を有する。噛み合い肩部25の傾斜角はインプラント肩部10の傾斜角と対応するように選択され、そして典型的には45°である。螺子切りステム2
9はさらに、拡張コーンとの接触のために役立つ肉厚部26に接続されている(図8参照)。
図3aは、延長部材2の螺子込みに適した螺子込みツール3を図示する。螺子込みツール3は、ドライバー表面形状31を持つ頭部30を有する。ドライバー表面形状31は溝として設計されている。回転器具がドライバー表面形状31中に嵌合することができる。該螺子込みツールはまた、頸部32およびシャンク部33も有する。シャンク部33中に設けられるのは、延長部材2の螺子込み面21に対応する内部表面形状34である(図3b参照)。内部表面形状34は頭部20を受けるための空洞35の一部である。開口部36がシャンク部33に設けられる。開口部36は、固定要素および/または固定基部が螺子込みツール3の自由内径より大きい円周を一部で有するときでさえ、その上に固着された固定要素を持つ延長部材への螺子込みツールの取り付けを可能にする。(例えば図20a参照)。
図4aおよび4bは、本発明に従う転写補助具4の斜視図を表す。転写補助具4は、基本的に、その上に環状リップ44が配置された基部プレート40からなる。開口部41が基部プレート40中に配置されている。開口部41は延長部材2の半円形の円筒部分23を受けるために役立つ。開口部41は、実質的に対角線状に延びる転写面42により、また半円筒状の内部壁47により境界付けされている。さらに、凹部46が半円筒状の内面47と転写面42との間の移行領域に設けられている。移行の領域において、該転写補助具が対応する延長部材に容易に適用される得ることを確実にするために十分な空間を、凹部46は生じさせる。
穴43もまた基部プレート40に配置される。穴43は、螺子を固着するために、引き込みに対する安全処置として働く。半径方向のビードの形態にある第二表面形状がさらに、環状リップ44の内側に形成される。該半径方向のビードは、延長部材2上の第一表面形状22と嵌合するために役立つ。
転写補助具は、例えばPEEK、POMのようなプラスチック材料から作製される。延長部材2は、典型的には60%Au、19%Pt、20%Pd、1%Irである金属性、非酸化性、高融点合金から作製される。この合金の融解範囲は1400℃と1490℃との間にある。
図5は、それにより延長部材が作業モデル中に配置され得る操作用インプラントを図示する。操作用インプラント5はインプラント2のように設計されており、そして脚部56を持つシャンク部59と、肩部50を持つ頭部58とを有する。盲ボア51および内部螺子54が頭部58に配置されている。シャンク部59は、100%回転対称でなく、かつ該操作用インプラントの捩れを防止するために意図された外表面形状57が設けられる。
図6は、延長部材2を保持および機械加工するためのホルダー6を図示する。該ホルダーは、同様に、基本的にインプラント2のように設計され、そして特に肩部60と、内部螺子64を持つ盲ボア61とを有する。ホルダー6はシャンク部69を有し、該シャンク部を介して、該ホルダーは保持および/または固着され得る。シャンク部69は脚部66で終了する。シャンク部69は、頭部68の領域において、肩部60に向けて外側に広がっている。
図7は、固定要素7の一例を図示する。固定要素7は、その上に頭部71が配置された円盤70からなる。頭部71は、代替歯を受けるために役立つ。
図8は、拡張コーン8を図示する。該拡張コーンは頭部80を有する。広がりスリット
81が頭部80に配置される。頭部80の下に延びるのは円錐壁部82であり、その内側上に螺子が配置されている。拡張コーン8は軸方向に延びる通路83を有し、そして該通路を通して延長部材2の螺子切りステム29が通され得る。
図9aは、患者の下顎骨K中の穴K1中に取り付けられ、そして組み込まれているインプラント1を図示する。下顎骨Kは、インプラント1の領域において周辺の表面形状K3を規定する骨の隆部K2を有する。図9aにおいて、螺子込みツール3、インプラント1および延長部材2は別々に図示されている。図9bにおける図では、延長部材2は、最初の工程において、螺子込みツール3を使用してインプラント1中に螺子止めされている。こうするために、回転器具がそれ自体は既知の方法で螺子込みツール3に適用されることができ、その結果、延長部材2が正確に規定されたトルク(典型的には35Ncm)で螺子止めされ得る。最初の螺子込み後、延長部材2は取り外され、そして二度目に同じトルクで螺子止めされる。これは、螺子上のバリまたは凹凸により引き起こされる、インプラント中で延長部材2の端部の配置が不正確に規定されることを避ける。延長部材2がインプラント1に堅固に適用されたとき、螺子込みツール3は取り外される(図9b参照)。
図10aによれば、転写補助具4が、延長部材2上の半円形の円筒部分23が半円形の円筒状開口部41中に嵌合するように、延長部材2に取り付けられる。
転写補助具4は第二表面形状45で延長部材2の第一表面形状22と嵌め合い、そしてその上に固定して保持される。
図10bは、適用された配置での転写補助具4を図示する。
延長部材2上に嵌め合わされた転写補助具4は、図10cおよび10dにおいて詳細に図示される。半円筒部分23と開口部41との間の嵌合により、円周方向に関する延長部材2の配置は転写補助具4に転写される。該転写補助具は、該延長部材上のベベル27aおよび該転写補助具上の凹部46のおかげで、該延長部材上に容易に取り付けられ得る。該延長部材に対する該転写補助具の円周方向の配置は、一方で、転写面42と照合面24との間、そして転写補助具4の半円筒状の内面47と延長部材2の半円筒状の外面27bとの間の接触により厳密に規定される。転写補助具4の環状リップ44は、延長部材2の頭部20の上部を本質的に取り囲む。
延長部材2と転写補助具4との嵌合は、図10eにおいて詳細かつ断面で図示される。第二表面形状45が半径方向のビードにより形成される。該ビードは、溝として設計されている延長部材2の第一表面形状22中に嵌め合う。半円形の円筒部分23は開口部41中にあり、その結果、該延長部材の照合面24は転写補助具4の転写面42を支持する。
インプレッションを採取するために、インプレッショントレイ9中のインプレッションコンパウンド90が、インプラント1と、その上に取り付けられた転写補助具4を伴う延長部材2とを持つ口腔内の状態に押し付けられる(図11参照)。このように、インプレッション93が形成される。ゴム弾性を有するインプレッションコンパウンドは、典型的にはビニルポリシロキサン/ポリエーテルゴムである。
インプレッションコンパウンド90が硬化した後、インプレッション93は延長部材2から取り外される。この方法において、転写補助具4は、特に基部プレート40ゆえにインプレッションコンパウンド90中に残存し、そしてインプレッション93の取り外しの間に、嵌め合い接続のおかげで延長部材2から分離する。
図12は、取り付けられた延長部材2を伴うインプラント1からのインプレッション9
の取り外しを図示する。転写補助具4は、インプレッションコンパウンド90中に残存する。
次ぎの工程において、延長部材2は前記インプラントから螺子込みツール3(図示しない)で螺子戻される。該螺子込みツールはその後、延長部材2を操作用インプラント上に螺子止めするために使用される(図13a参照)。図13bは、操作用インプラント5上に螺子止めされた延長部材2を図示する。次ぎの工程において(図14a)、その上に螺子止めされた延長部材2を伴う操作用インプラント5が、インプレッション93中に再配置される。こうするために、半円形の円筒状部材23が、該インプレッションに依然として保持されている転写補助具4の開口部41中に挿入されなければならない。そのような再配置を可能にするために、図14aに記載の延長部材2を伴う操作用インプラント5は、図14bに図示されるように挿入され得るように、延長部材2の軸Aについて180°回転されなければならない。もう一つの態様において、最初に延長部材2を再配置し、そしてその後、操作用インプラント5中への螺子止めのみを行うことが考えられる。
前記操作用インプラントは、比較的小さなトルクで回転器具を用いずに螺子止めされる。典型的に、該操作用インプラントは、手によりツールを使用することなしに堅固に螺子止めされる。
図14bは、操作用インプラント5を伴う単一の延長部材2のインプレッションを図示する。当然に、一つのインプレッションにおいて、全てのインプラント1または存在する橋脚歯についてのすべての延長部材2のインプレッションが採取される。単純化のために、延長部材2を伴う唯一つのインプラント/操作用インプラント5が図示されている。固定された操作用インプラント5を伴うインプレッション93(図14b参照)から始めて、作業モデルMが、操作用インプラント5をモデル作成材料M4中にキャスティングすることにより作製される。作業モデルMにおいて(図15a参照)、操作用インプラント5の頭部58は、患者の口腔内でのインプラント1の頭部18と同じように配置されれいる。作業モデルMは、患者の顎領域における周辺の表面形状K3に対応する陽型の表面形状M3を再現する。インプレッション93および転写補助具4での延長部材2の転写のゆえに、作業モデルMにおける延長部材2の配置は、所定の第一トルク、典型的には35Ncmでインプラント1上に堅固に螺子止めされている延長部材の配置に正確に対応する。これを保証するために、図14aに記載の再配置工程において、各個々の延長部材2を正しい位置で再配置すること、即ち、二つの延長部材を混同しないことを確実にするのが重要である。
次ぎの工程において、配置マーキングLが作業モデルM上に配置される。配置マーキングLは、延長部材2が機械加工されるべき形態を規定する。配置マーキングLは、その後の構造が正確に規定された適用方向での代替歯の取付けを可能にするように、各個々の延長部材2について個々に選択される。配置マーキングLが全ての延長部材2について配置された後に、図15bで図示されるように、該延長部材が螺子込みツール3を使用して作業モデルMから取り外される。その後、図16aおよび16bで図示されるように、延長部材2(または延長部材群2)は、ホルダー(ホルダー群)6上に螺子止めされる。ホルダー6は、機械加工操作において、延長部材2を厳密に保持するために役立つ。ホルダー6は該延長部材の螺子を保護し、そしてまた指を保護する。また、延長部材の機械加工の間のより良好な保持をも与える。
ホルダー6に取り付けられた延長部材2(図17a参照)はその後、所定の傾斜平面28が形成されるように、配置マーキングLに沿って研削される(図17b参照)。次ぎの工程において(図18a参照)、固定要素が、例えばハンダ付け、レーザー加工またはキャスティングにより傾斜平面28上に固着される。
図18bは、平面28上に固着された固定要素70を伴う延長部材2を図示する。延長部材2は今やホルダー6から取り外され、そして患者の口腔内のインプラント1への最終的な固着の準備ができている(図19a参照)。この固着の前に、拡張コーン8が、機械加工された延長部材2の頭部20に隣接する肉厚部26上の内面を支持するように、通路83で螺子切りステム29上に案内される(図19aおよび19b参照)。このように拡張コーン8を設けられた延長部材2は、図20aで図示されるように、患者の口腔内のインプラント1中に螺子止めされる。該螺子止めは、もう一度、適した回転器具が設けられた螺子込みツール3を使用して行われる。延長部材2は、第一所定トルク、典型的には35Ncmで螺子止めされる。これは、インプラント1中での機械加工された延長部材2の配置が、インプレッション採取の間の位置に正確に対応することを確実にする。図20cは、該延長部材の取り付け後の口腔内の状態を図示する。各個々の延長部材2の傾斜平面28の個々の機械加工のおかげで、インプラントのあらゆる平行性の不足を補うことが可能となる。異なる延長部材2の異なって傾斜した平面28は平行な平面内にある。このように、代替歯は単一の適用方向で取り付けられ得る。
図1は、部分的に断面である、それ自体は既知のインプラントの斜視図である。 図2aは、上から見た、本発明に従う延長部材の斜視図である。 図2bは、下から見た、本発明に従う延長部材の斜視図である。 図3aは、延長部材をインプラント/操作用インプラント中に螺子止めするための螺子込みツールの斜視図である。 図3bは、図3aに従う螺子込みツールのさらなる斜視図である。 図4aは、本発明に従う転写補助具の斜視図である。 図4bは、図4aに従う転写補助具のさらなる斜視図である。 図5は、操作用インプラントの斜視図である。 図6は、延長部材を保持するためのホルダーの斜視図である。 図7は、固定要素の斜視図である。 図8は、拡張コーンの斜視図である。 図9aは、インプラント中への延長部材の螺子止めを表す図である。 図9bは、インプラント中に螺子止めされた延長部材を表す図である。 図10aは、延長部材への転写補助具の適用を表す図である。 図10bは、延長部材に適用された転写補助具を表す図である。 図10cは、転写補助具と延長部材との間の接続の異なる斜視図である。 図10dは、転写補助具と延長部材との間の接続の異なる斜視図である。 図10eは、転写補助具と延長部材との間の接続の異なる斜視図である。 図11は、インプラントおよびインプラントに螺子止めされた延長部材のインプレッションを採取する方法を表す図である。 図12は、インプラントおよび延長部材からのインプレッションの取り外しを表す図である。 図13aは、延長部材がどのように操作用インプラント中で回転させるかを表す図である。 図13bは、操作用インプラント中で回転させられた延長部材を表す図である。 図14aは、操作用インプラントを伴う延長部材のインプレッション中への再配置を表す図である。 図14bは、インプレッション中で再配置された操作用インプラントを伴う延長部材を表す図である。 図15aは、配置マーキングの適用のための埋め込まれた操作用インプラントおよび延長部材を有する作業モデルの斜視図である。 図15bは、延長部材の操作用インプラントからの取り外しを表す図である。 図16aは、延長部材がどのようにホルダー中に螺子止めされるかを表す図である。 図16bは、ホルダー中に螺子止めされた延長部材を表す図である。 図17aは、ホルダーを伴う延長部材を表す図である。 図17bは、ホルダーを伴う機械加工された延長部材を表す図である。 図18aは、固定要素の固着を表す図である。 図18bは、固定要素の固着を表す図である。 図19aは、延長部材の螺子切りステムへの拡張コーンの適用を表す図である。 図19bは、適用された拡張コーンおよび固着された固定要素を伴う延長部材を表す図である。 図20aは、仕上られた延長部材がどのようにインプラント中に螺子止めされるかを表す図である。 図20bは、仕上られた延長部材がどのようにインプラント中に螺子止めされるかを表す図である。 図20cは、仕上られた延長部材がどのようにインプラント中に螺子止めされるかを表す図である。

Claims (25)

  1. 歯科インプラント(1)のための延長部材(2)であって、固定要素(7)のための基部として働く頭部(20)と、螺子切りステム(29)とを持ち、該ステムにより延長部材(2)が歯科インプラント(1)中に螺子止めされる延長部材において、延長部材(2)は少なくとも一つの照合形態、特に照合面(27b、24)を有し、該照合形態は延長部材(2)の円周方向の配置を規定し、そして該照合形態を介して延長部材(2)の円周方向の配置が作業モデル(M)に転写され得る延長部材(2)。
  2. 延長部材(2)は噛み合い肩部(25)を有し、該噛み合い肩部を介して延長部材(2)はインプラント(1)のインプラント肩部(10)上に支持されることができ、それにより軸方向における該延長部材の配置が転写され得る、請求項1記載の延長部材(2)。
  3. 延長部材(2)は第一表面形状(22)を有し、該第一表面形状(22)上に、相補的な形状の第二表面形状(45)を持つ転写補助具(4)が締め付けおよび/または嵌め込みされ得る、請求項1または2に記載の延長部材(2)。
  4. 頭部(20)は実質的に円筒状の設計であり、そして照合面(24)は、延長部材(2)の螺子軸(A)に平行に延びる半円形の円筒(23)の切断面により形成される、請求項1ないし3のうちのいずれか一項に記載の延長部材。
  5. 延長部材(2)は、螺子込み面(21)を持つ非円筒状の外表面形状を有し、該螺子込み面を介して、延長部材(2)は、それに嵌合するツール(3)でインプラント(1)中に螺子止めされ得る、請求項1ないし4のうちのいずれか一項に記載の延長部材。
  6. ベベル(27a)が、照合面(24)から半円形の円筒(23)の外面(27b)への移行の領域中に設けられる、請求項4または5に記載の延長部材。
  7. 前記延長部材が金属性、非酸化性、高融点の合金、特に60%Au、19%Pt、20%Pd、1%Irの組成の合金で、融解範囲が1400℃と1490℃との間の合金から作製される、請求項1ないし6のうちのいずれか一項に記載の延長部材。
  8. インプラント(1)の配置、および特に請求項1ないし7のうちのいずれか一項に記載の延長部材(2)の配置を作業モデル(M)に転写する転写補助具(4)であって、転写補助具(4)の円周方向の配置を規定する転写面(42)を持ち、転写面(42)は、延長部材(2)上の照合形態(27b、24)と相補的に形作られる転写補助具において、転写補助具(4)は、転写面(42)が配置された基部プレート(40)を有し、転写補助具(4)は、締め付けおよび/または嵌め込み手段(45)により延長部材(2)に固着されることができ、そして基部プレート(40)は、インプレッション(93)中での回転に対して堅固に錨着され得る形状、特に非円筒状の外表面形状を有する転写補助具(4)。
  9. 転写面(42)は、基部プレート(40)中の半円筒状の開口部(41)の一部である、請求項8記載の転写補助具。
  10. 凹部(46)が、転写面(42)と半円筒状の内面(47)との間の移行領域に配置されている、請求項9記載の転写補助具。
  11. 前記締め付けおよび/または嵌め込み手段は環状リップ(44)により形成され、該リップは基部プレート上に配置され、かつ第二表面形状(45)を有し、該第二表面形状を介
    して、転写補助具(4)は、延長要素(2)の第一表面形状(22)上に締め付けおよび/または嵌め込みされ得る、請求項8ないし10のうちのいずれか一項に記載の転写補助具。
  12. 転写補助具(4)は一体型であり、好ましくはプラスチック材料より作製される、請求項8ないし11のうちのいずれか一項に記載の転写補助具(4)。
  13. 開口部(41)は基部プレート(40)を通して直角に延びる、請求項8ないし12のうちのいずれか一項に記載の転写補助具。
  14. 基部プレート(40)は穴(43)が設けらている、請求項8ないし13のうちのいずれか一項に記載の転写補助具。
  15. それ自身の軸方向および円周方向の配置を転写する転写部材として、および固定要素(7)のための基部としての、機械加工、特に研削できる、歯科インプラント(1)のための延長部材(2)の、特に請求項1ないし7のうちのいずれか一項に記載される延長部材(2)の使用。
  16. 請求項8ないし14のうちのいずれか一項に記載の転写補助具(4)と、請求項1ないし8のうちのいずれか一項に記載の延長部材(2)と、好ましくは歯科インプラント(1)との組み合わせにあって、転写補助具(4)上の転写面(42)が延長部材(2)の照合面(24)と相補的に設計されている組み合わせ。
  17. 取り付けられた延長部材(2)を伴う下顎骨(K)中に埋め込まれた少なくとも一つの歯科インプラント(1)の半径方向の配置および軸方向の配置のインプレッションを作業モデルに採取し、および/または固定要素(7)のための基部を作製する方法であって、
    a)固定要素(7)のための基部として、照合面(24)を持つ少なくとも一つの延長部材(2)を、所定の第一トルクでインプラントまたはインプラント群(1)中に螺子止めする工程と、
    b)インプレッションコンパウンド(90)を適用することにより、患者の口腔内のインプラント(1)および延長部材(2)の状態のインプレッション(93)を作製する工程であって、延長部材(2)はコンパウンド中にインプレッションを残し、そして口腔からのインプレッションコンパウンド(90)の取り外し後にインプラント(1)に接続したままとなる工程と、
    c)延長部材(2)をインプラントから取り外す工程と、
    d)延長部材(2)をインプレッション(93)中の正しい配置に再配置する工程と、
    e)工程d)の前後で、インプレッション(93)中に再配置された延長部材または延長部材群(2)を操作用インプラント(5)中に第二トルクで螺子止めする工程と、
    f)操作用インプラントまたはインプラント群(5)をモデルコンパウンド(M4)中にキャスティングすることにより、作業モデル(M)を作製する工程
    からなる方法。
  18. 延長部材(2)のインプレッション(93)からの取り外し前に、特に締め付けおよび/または嵌め込みにより、転写補助具(4)を延長部材(2)に適用し、そして、インプレッション(93)が作製されるとき、転写補助具(4)がインプレッションコンパウンド(90)中に残存する、請求項17記載の方法。
  19. 所定の第一トルクは第二トルクより大きく、特に該第一トルクは凡そ35Ncmであり、そして該第二トルクは操作用インプラント(5)への延長部材(2)の手動による螺子止めに凡そ相当する、請求項17または18に記載の方法。
  20. 工程a)において、延長部材(2)はインプラント(1)中で二回続けて回転させられる、請求項17ないし19のうちのいずれか一項に記載の方法。
  21. 延長部材(2)は、前記インプレッションが採取された後に、機械加工、特に研削される、請求項17ないし20のうちのいずれか一項に記載の方法。
  22. 配置マーキング(L)が機械加工前に延長部材(2)上に配置され、そして機械加工のために、延長部材(2)は作業モデル(M)から取り外され、そして特にホルダー(6)に取り付けられ、そして該ホルダー上で機械加工される、請求項21記載の方法。
  23. 着脱可能な代替歯を取り付けるための固定要素(7)が、機械加工された延長部材(2)に平面(28)上で適用されている、請求項17ないし22のうちのいずれか一項に記載の方法。
  24. 機械加工された延長部材(2)は、所定の第一トルクでインプラント(1)中に螺子止めされる、請求項23記載の方法。
  25. 機械加工された延長部材(2)のインプラント(1)中への最終的な螺子止めにおいて、拡張コーン(8)が、インプラント(1)の内部コーン(12)と延長部材(2)との間に挿入される、請求項23または24に記載の方法。
JP2004029772A 2003-02-05 2004-02-05 歯科インプラント用延長部材、インプラントおよび延長部材の配置を転写するための転写補助具、および固定要素のための基部を作製する方法 Ceased JP2004237106A (ja)

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