JP2002520085A - 万能印象用コーピングシステム - Google Patents

万能印象用コーピングシステム

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JP2002520085A
JP2002520085A JP2000558763A JP2000558763A JP2002520085A JP 2002520085 A JP2002520085 A JP 2002520085A JP 2000558763 A JP2000558763 A JP 2000558763A JP 2000558763 A JP2000558763 A JP 2000558763A JP 2002520085 A JP2002520085 A JP 2002520085A
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アジェイ クマー、
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Nobel Biocare AB
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 歯科修復部位の歯科印象を採得する、オープントレー印象法およびクローズドトレー印象法の両方に有効に利用できる万能印象用コーピングシステム(300)および印象用コーピング組立体(375、385)が提供される。安価なトランスファー印象ピン(302)およびコーピング組立体(375、385)は、クローズドトレー印象法を利用した場合に正確な歯の印象を保証するために、トランスファーコーピング(385)の固有の方向を示し、視覚および触覚フィードバックを与える位置合わせ手段(303、308)をさらに備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 (技術分野) 本発明は、インプラント歯科医療で歯科用インプラント部位の印象を採取する
ために使用される、正確な模型が製作できるタイプの歯科印象用コーピングに関
する。本発明は、特に、オープントレー法またはクローズドトレー法を利用して
正確な歯の印象を採取するための万能印象用コーピングシステムと方法に関する
【0002】 (背景技術) インプラント歯科医療は、インプラントフィクスチャー(すなわち歯根)と補
綴歯、および/またはインプラントフィクスチャーに固定される最終アバットメ
ントなど、人工的な構成部品を使用して患者の口内の1つまたは複数の歯を修復
することに関わる。現状技術によれば、歯およびその歯根を修復する工程は、一
般に3段階に実施されれる。
【0003】 段階Iは、歯科用インプラントフィクスチャーを患者の顎の骨に埋め込むこと
に関わる。口腔外科医は、最初に患者の歯肉組織から患者の顎骨に近づき、置換
しようとする歯の残存物があれば取り除く。次に、インプラントを固定させる患
者の顎の特定部位を、孔形成および/またはリーマ仕上げによって、植立しよう
とする歯科用インプラントフィクスチャーの幅に合うように広げる。その後、歯
科用インプラントフィクスチャーを、一般にねじ込むことによって顎骨の孔に挿
入するが、インプラントを顎骨に導入する他の技術も公知である。
【0004】 インプラントフィクスチャー自体は、一般に純チタンまたはチタン合金から作
製されている。そのような材料は、フィクスチャーと患者の顎骨との一体化(オ
ッセオインテグレーション)を生じさせることが知られている。一般に歯科用イ
ンプラントフィクスチャーは、その本体の少なくとも一部を貫通し、隆線の骨か
ら露出するその基端部まで通り、最終的な歯補綴物および/または種々の中間構
成部品またはアタッチメントを受け入れて支持する、中空のねじ孔も含んでいる
【0005】 最初に顎骨にインプラントを装着した後、内孔を密封するために、露出してい
る基端部の上に一時的治療用キャップを固定する。次に、インプラント部位が治
癒して所望のオッセオインテグレーションが生じることができるように、患者の
歯肉をインプラント上方で縫合する。いずれの部位であっても、完全なオッセオ
インテグレーションが得られるまでに一般に4〜10ヶ月を要する。
【0006】 段階IIにおいて、外科医は、患者の歯肉組織を切開することによってインプラ
ントフィクスチャーを再評価する。その後、キャップを取り外して、インプラン
トの基端部を露出させる。次に、口内のインプラントの位置と方向を正確に記録
するために患者の口の型すなわち印象を採取する。採取された印象は、口および
/またはインプラント部位の石膏模型すなわち相似物を作成するために使用され
、補綴置換歯ならびに所要の中間補綴構成部品の製作に必要な情報を提供する。
段階IIは、一時的治療用義歯、または患者の入れ歯部位(インプラント部位)の
周囲の歯肉組織の治癒および成長をコントロールする他の貫粘膜(transm
ucosal)構成部品を取り付けることによって一般に完了する。
【0007】 段階IIIは、補綴をする歯補綴物を製作して入れ歯固定具(インプラントフィ
クスチャー)に取り付けることに関わる。石膏相似物は、周囲の歯に対するイン
プラントフィクスチャーの方向を含む患者の口の模型を検査技師に提供する。技
師は、この模型に基づいて最終修復物を製作する。修復工程の最終段階は、一時
的治療用義歯(ヒーリングアバットメント)を最終修復物に置換することである
。歯修復物の総合的な審美性および生体機能能力の点で最適な結果を達成するた
めに、段階IIにおいて、石膏相似物が患者口内の入れ歯の正しい位置および方向
を正確に反映すること、また、段階IIIにおいて、最終歯修復物を入れ歯部位に
固定するときに、そのような位置と方向が忠実に再現されることが不可欠である
。この正確さおよび忠実な再現性の達成を助けるために、一般に、インプラント
部位の基端部に1つ以上の位置決め手段が設けられており、また、インプラント
部位に嵌合させるようになっている種々のはめ合わせ構成部品に、対応するはめ
合わせ用の位置決め手段が形成されている。そのような位置決め手段は、インプ
ラントとはめ合わせ構成部品の相互の望ましい方向を示し、また、望ましくない
回転を防止する。そのような位置決め手段は、隆線の骨から露出しているインプ
ラント基端部に形成される6角形の凸部または凹部(「6角部」)の形をしてい
ることが多い。外側にねじが切られているインプラントの場合、6角部は、患者
の顎骨(下顎骨または上顎骨)に形成された、内側にねじが切られている内腔、
すなわち截骨部にインプラントを送り進める駆動工具と係合させるために使用す
ることもできる。インプラントが患者の顎骨に完全に装着されたときに、一般に
6角部または他の位置決め手段が隆線の骨から露出するので、インプラントと最
終補綴物および/または種々の中間はめ合わせ補綴構成部品との間の正確な位置
決めが可能となる。
【0008】 前述のように、段階IIの歯の修復工程のとき、口内の位置決め手段の位置と方
向を正確に記録し、それによって修復置換物および/または中間義歯構成部品を
製作するために必要な情報を提供するために、患者の口から型すなわち印象が採
取される。現状技術によれば、これは、適切な印象用トレーを使ってインプラン
ト部位に押し付けることができ、原位置で硬化させることができる軟性レジン(
一般に、ポリビニルシロキサンまたはポリエーテル)から作られた鋳造材、すな
わち印象材を用いて行われる。印象材は十分に弾性があるので、硬化後(または
部分硬化後)に患者の口から取り外すことができ、このとき、患者の口、特にイ
ンプラント部位の正確な印象を保持している。
【0009】 しかしながら、インプラントの位置決め手段は一般に非常に小さく、患者の歯
肉下で部分的にくぼんでいることがあるため、インプラントの位置決め手段の方
向を正確に転写するのを助けるために二次的な、すなわち中間の印象用部品が一
般に使用される。この中間印象用部品は、一般に「コーピング」または「印象用
コーピング」と呼ばれている。従来技術にある印象用コーピングの例は、ラザー
ラ(Lazzara)他による米国特許第4,955,811号に示されている
(例えば、図5、6および9)。今日使用されるそのような印象用コーピングは
、いわゆる「トランスファー」印象用コーピングといわゆる「ピックアップ」印
象用コーピングの2種類が主として存在している。
【0010】 従来のトランスファー印象用コーピングは、印象材に独自のまたは位置決めさ
れた印象を形成するようになっている印象部と、インプラントの露出した位置決
め手段とはめ合わせるようになっているはめ合わせ用の位置決め手段を有する基
部とを有している。使用時、印象用コーピングは、印象用コーピングとインプラ
ントのはめ合わせ用の位置決め手段が互いに相互連結式にはめ合わされるように
、インプラントフィクスチャーの露出した基端部に仮着される。一般的に、ねじ
が切られているスクリューまたはボルトを使って印象用コーピングをインプラン
トフィクスチャーに仮着する。
【0011】 印象用コーピングがインプラントフィクスチャーに固定されると、周囲の歯に
対するコーピングの印象を採得する。印象材を盛ったU字形のトレーを、患者の
口のインプラント部位に配置する。患者はトレーを噛んで、印象材をインプラン
ト部位の内部および印象用コーピングの周囲に押し出す。印象材は、数分以内に
柔軟で弾力性のある粘稠度まで硬化、すなわち固まる。その後、印象用トレーを
患者の口から取り出し、インプラント部位および印象用コーピングの印象を露呈
させる。修復歯科医は、次に、患者の口から印象用コーピングを取り外し、位置
決め手段の正しい方向を維持するように注意しながらコーピングを印象材の中に
戻す。トランスファー印象用コーピングを使用した印象採取法は、一般に「クロ
ーズドトレー」法と呼ばれている。
【0012】 従来のピックアップ印象用コーピングは、印象用コーピングを印象材中に取り
外し不可能にしっかりと埋め込むようになっている埋込部を一般に含んでいるこ
とを除き、前述のトランスファーコーピングと同様である。この場合、印象が採
取されたらトレーを患者の口から取り出す。印象用コーピングは印象材の中に保
持されているので、「ピックアップして(持ち上げて)」、印象材と一緒に患者
の口から引き離す。印象用コーピングのそのようなピックアップ式取り出しを簡
単にするために、工具を挿入して各コーピングを固定しているスクリューまたは
ボルトを緩めることができる1つ以上のアパーチュア、すなわち開口部がトレー
に設けられている。したがって、この印象採得法は、一般に、「オープントレー
」法と呼ばれている。
【0013】 どちらの方法(オープントレー対クローズドトレー)を利用するかの選択は、
主として個々の患者の特性と臨床医の好みに基づいている。クローズドトレー法
の設計および実施の方が幾分か簡単であるが、印象用コーピングを印象材に挿入
する段階のときに十分な注意を払っていないと往々にして不正確になりやすい。
オープントレー法は概してより正確であるが、より複雑で、その結果、準備およ
び実施により多くの時間を要することが多い。患者適用の観点から言うと、オー
プントレー法は、多部位の歯科修復処置の場合、特に複数の隣接するインプラン
ト間の広がり角度が例えば30°より大きいとき、または、歯科医が使用ストー
ンモデルの精度を検査するために確認用ステントを使用することを希望するとき
に、特によく適している。
【0014】 従来、オープンおよびクローズドトレー装置は、それぞれの技術と組み合わせ
て利用する別々の印象用コーピングを必要としていた。クローズドトレー装置で
は、修復歯科医は、印象材を取り出した後に患者の口内に印象用コーピングが残
るようにトレーおよび印象材をトランスファー印象用コーピングとスクリューと
の組立体から取り外せなくてはならない。その結果、クローズドトレー法に使用
されるトランスファー印象用コーピングの形状は、コーピングがアバットメント
およびインプラント組立体と連結するコーピングの、歯冠面により小さな直径が
あり、基部すなわち歯根面により大きな直径がある、円錐すなわちテーパー形に
なりがちである。この円錐形状すなわちテーパーにより、コーピング組立体を患
者の口内に残しながら印象材を取り出すことが簡単になる。
【0015】 オープントレー装置では、修復歯科医は、印象用トレーを患者の口から取り出
すときに印象用コーピングを印象材の中にしっかりと保持し続ける必要がある。
したがって、オープントレー法に使用されるピックアップ印象用コーピングは、
一般に、その歯冠面に突出した「唇部」または同様な埋込突出部を有し、唇部の
直径がトランスファーコーピングのすぐ隣の(より歯根側の)領域の直径よりも
大きくなっている。これにより、患者の口から取り出されるときに、印象材に「
捉えられて」引っ張られることが可能になる。
【0016】 オープンおよびクローズドトレー装置で別々の印象用コーピングを使用すると
いう慣例は、歯科修復医療の費用を大幅に増大させるものである。補綴専門歯科
医は、修復治療当日の患者診察後まで、どちらの方法を利用するか最終判断を行
わない。そのときに判断決定が行われ、個々の現行の徴候に基づいて補綴専門歯
科医がクローズドトレー法を使用するかオープントレー法を使用するか決定する
こともある。例えば、ある補綴専門歯科医は、通常はクローズドトレー法を使用
することを好むが、インプラントまたは隣接する歯の長軸が過度または不規則な
角形成であるという理由で任意の患者に対してはオープントレー法を選択するか
もしれない。そのような臨床的な調整を行うことが可能であるためには、臨床医
は、オープンおよびクローズドトレー装置の両方を持っている必要がある。しか
し、ある範囲の患者に対する臨床用途に必要な種々のサイズおよびタイプのトラ
ンスファー印象用コーピングとピックアップ印象用コーピングの両方の個々の在
庫品を保持することにより、修復歯科医の持越費用、間接費、および管理費の負
担が増大する。
【0017】 また、従来のトランスファー(クローズドトレー)印象用コーピングは、製作
費が高くおよび/または不精密である。クローズドトレー法を使用して正確な印
象を得るための重要項目は、トランスファー印象用コーピングを印象材中に正し
い方向で再挿入できることを保証することである。印象材中の印象用コーピング
の角度方向の不正確さは、石膏相似物にそのまま転写されてしまう。石膏相似物
が鋳造されると、印象用コーピングの方向の不正確さは、最終修復物が製作され
て患者口内に試し装着されるまで分からない。
【0018】 最新のトランスファーコーピングは、補綴専門歯科医または歯科技工士が印象
材中にトランスファーコーピングを再挿入するときにトランスファーコーピング
の正しい方向を確認するのを助けるために、扁平等の何らかの形を位置合わせ手
段に与えている。それにもかかわらず、そのような改良型のトランスファーコー
ピングでさえも、十分な注意が払われなかったり、印象材が特に柔らかかった場
合には、まだ往々にして再挿入中に誤った方向を向きがちである。
【0019】 別の方法では、中心軸のまわりに対称に配置された多数の位置合わせ手段を有
するトランスファー印象用コーピングが提供されている。このように、印象材中
に形成されたネガ型の印象の中でコーピングがどのように回転されようとも、デ
ザインの対称性により、位置決めされた多数の方向のうちのいずれか1つにコー
ピングを進ませることができる。例えば、ラザーラ(Lazzara)他による
米国特許第5,685,715号を参照されたい。この「自己位置決め式」のコ
ーピングのデザインにより、「位置決めされた」方向が得られる確率が確実に高
くなるが、位置決め方向がインプラントの方向を忠実に再現する確率は必ずしも
増大しない。特に、コーピングのそれぞれの可能位置決め方向が所望のインプラ
ント方向を忠実に再現することを保証するために、これらのコーピングのデザイ
ンの自己位置決め機能は、コーピング作製時に厳密な対称性と許容誤差が維持さ
れることを要する。種々の可能位置決め方向の結果、これらの小型部品のマッチ
ング精度が比較的に小さい場合でさえも、最終修復物の方向に顕著な誤差が生じ
ない。許容誤差および対称性の要求が厳しくなると、そのような自己位置決め式
トランスファー印象用コーピングの製造費用が増大する。
【0020】 (発明の開示) したがって、本発明の根源の目的および利点は、これらの制限のいくつかまた
は全部を克服し、製造に比較的費用がかからず、オープンおよびクローズドトレ
ー印象採得法の両方に有効に使用でき、歯科修復治療用の正確な歯科印象が得ら
れる万能印象用コーピングシステムを提供することである。
【0021】 一実施形態によれば、本発明は、患者の顎骨に装着されたインプラントの正確
な歯科印象を採取するのに用いる印象用コーピングを組み立てるためのキットを
提供する。キットは、基端部と末端部を有する本体部を含む印象ピンを含んでい
る。基端部はインプラントに固定されるように構成され適合させられており、イ
ンプラント上に形成された対応するはめ合わせ位置決め用の凸部または凹部と相
互連結式に係合する、位置決め用の凸部または凹部をさらに有している。印象ピ
ンは、印象ピンを実質的に完全に貫通して前記基端部および末端部に通じている
中心孔を有する。1つ以上のはめ合わせキャップがさらに用意されており、修復
歯科医の特定の必要に応じて、印象ピンの末端部に選択的に固定され、ピックア
ップ印象用コーピング組立体またはトランスファー印象用コーピング組立体を形
成するようになっている。
【0022】 別の実施形態によれば、本発明は、ねじが切られたソケットと、フィクスチャ
ーに非回転式に取り付けられた構成部品を拘束する回転拘束手段とを併せ持つ種
類の歯科印象用フィクスチャーに、非回転式に固定できる補綴修復物を製作する
ための構成部品から成るシステムおよびそのような補綴修復物を製作する方法を
提供する。このシステムは、オープントレー装置とクローズドトレー装置の両方
に使用されるようになっている単一のトランスファーコーピングを利用する。オ
ープントレー構成の場合、本発明は、オープントレーのスクリューと印象用コー
ピングキャップを装備したピックアップコーピングを提供する。印象用コーピン
グキャップは、患者の対象部の印象を作製する歯科医が使用する印象材中のトラ
ンスファーコーピングの位置を維持しやくする。本発明のクローズドトレー構成
の場合、万能印象用コーピングにクローズドトレー用のスクリューキャップが装
備される。本願明細書に記載のねじが切られたクローズドトレー用のスクリュー
を備えたトランスファーコーピングの形状により、印象用コーピングが患者の歯
科インプラントおよび/またはアバットメントに固定されたままで、患者の対象
部からの印象材の取り外しが容易になる。
【0023】 さらに別の実施形態によれば、本発明は、患者の顎骨に装着されたインプラン
トの正確な歯科印象を、クローズドトレー印象法またはオープントレー印象法を
利用して採取するのに使用される万能印象用コーピングシステムを提供する。当
該システムは、基端部と末端部を有する本体部を含む印象ピンを有している。基
端部は、インプラントに固定されるように構成され適合させられており、インプ
ラント上に形成された対応するはめ合わせ位置決め用の凸部または凹部と相互連
結式に係合する、位置決め用の凸部または凹部をさらに有している。印象ピンは
、印象ピンを実質的に完全に貫通して基端部および末端部に通じている中心孔も
有する。キャップ部とねじが切られた軸部とを有するキャップスクリューが用意
される。ねじが切られた軸部は、印象ピンを貫通する孔を通って、インプラント
のねじ孔にねじ嵌めされるようになっている。さらにキャップ部は、印象ピンの
末端部に選択的に嵌合または当接させられるようになっている。また、1つ以上
の印象把持要素を有する埋込キャップも用意される。埋込キャップは、印象ピン
の末端部に選択的に嵌合または当接させられるようになっており、実質的に貫通
している中心孔をさらに有する。好都合なことに、クローズドトレー印象法で使
用する場合はキャップスクリューを印象ピンに選択的に係合または当接させ、オ
ープントレー印象法で使用する場合は埋込キャップを印象ピンに選択的に係合ま
たは当接させることができる。
【0024】 さらに別の実施形態によれば、本発明は、トランスファー印象用コーピングを
提供する。トランスファー印象用コーピングは、基端部と末端部を有する本体部
を有する印象ピンを含んでいる。基端部は、インプラントに固定されるように構
成され適合させられている。基端部は、インプラント上に形成された対応するは
め合わせ位置決め用の凸部または凹部と相互連結式に係合する、内部に形成され
た位置決め用の凸部または凹部をさらに有している。印象ピンは、印象ピンを実
質的に完全に貫通して基端部および末端部に通じている中心孔を有する。キャッ
プ部とねじが切られた軸部とを有するキャップスクリューがさらに用意される。
ねじが切られた軸部は、印象ピンを貫通する孔を通って、インプラントのねじ孔
にねじ嵌めされるようになっている。さらにキャップ部は、印象ピンの末端部に
選択的に嵌合または当接させられるようになっている。
【0025】 さらに別の実施態様によれば、本発明は、患者の顎骨に装着されたインプラン
トの正確な歯科印象を採取するのに用いるピックアップ印象用コーピングを提供
する。ピックアップ印象用コーピングは、基端部と末端部を有する本体部を有す
る印象ピンを含んでいる。基端部は、インプラントに固定されるように構成され
適合させられている。基端部は、インプラント上に形成された対応するはめ合わ
せ位置決め用の凸部または凹部と相互連結式に係合する、内部に形成された位置
決め用の凸部または凹部をさらに有している。印象ピンは、印象ピンを実質的に
完全に貫通して基端部および末端部に通じている中心孔を有する。1つ以上の印
象把持要素を有し、印象ピンの末端部に選択的に嵌合または当接させられるよう
になっている埋込キャップも用意されている。埋込キャップは、実質的に貫通し
ている中心孔を有する頭部とねじが切られた軸部とを有するボルトまたはスクリ
ューが用意されている。ボルトまたはスクリューは、埋込キャップを貫通する孔
を通ってインプラントのねじ孔にねじ嵌めされるようなサイズに作られ、そのよ
うにねじ嵌めされるようになっている。
【0026】 以上、本発明と、従来技術を越える達成利点との概略を述べるために、本発明
のある目的と利点について説明した。もちろん、必ずしもそのような目的または
利点のすべてが本発明の任意の特定態様によって実現されうるものでないことを
理解されたい。したがって、例えば、当業者は、必ずしも本願明細書で教示また
は提案される別の目的または利点を実現しなくとも、本願明細書に教示されてい
る1つの利点または利点群を実現または最適化するように本発明を具現または実
施できることを認識するであろう。
【0027】 これら実施態様はいずれも、本願明細書に開示されている本発明の範囲を越え
ないようになっている。添付図面を参照した以下の好適実施形態の詳細な説明か
ら、当業者には、本発明の前述および他の実施態様が容易に明らかになるであろ
う。また、本発明は、開示されている特定の好適実施形態を何ら制限するもので
はない。
【0028】 (発明を実施するための最良の形態) 歯修復物を作製するために患者の口の印象を採取する2種類の選択可能な印象
法が修復歯科医に知られており、利用されている。これらは、クローズドトレー
法とオープントレー法である。クローズドトレー法では、図1A、Bに記載され
ているように、略U字状の印象用トレー102に印象材104が盛られ、患者の
口内のインプラント部位、この場合は下顎骨106に取り付けられる。患者はト
レーを噛み下げて、印象材をインプラント部位の内部およびトランスファー印象
用コーピング110および隣接する歯(図示せず)の周囲に押し出す。印象材は
、数分以内に柔軟で弾力性のある粘稠度まで硬化、すなわち固まる。
【0029】 その後、印象用トレー102は患者の口から取り出され(図1B)、インプラ
ント部位および印象用コーピング110の印象を露呈する。患者口内におけるト
レー102のそのような取付けおよび取外しを容易にするために、印象用トレー
102には一般に取っ手108が設けられている。印象用コーピング110の位
置と方向は、このように圧痕すなわち印象112の形で印象材中に記録される。
周知の技術によれば、修復歯科医は、次に、患者の口からトランスファー印象用
コーピング110を取り出し、それらの正しい方向を維持するように注意しなが
ら、それらを印象材の形成圧痕112に再挿入する。
【0030】 図2A、Bに、従来のオープントレー印象法の適用例を示す。この場合、内部
に開口部204を有する印象用トレー202が用意されている。印象用トレー2
02に印象材104が盛られ、患者の口のインプラント部位、再び下顎骨106
に取り付けられる。患者はトレーを噛み下げて、印象材をインプラント部位の内
部およびピックアップ印象用コーピング210および隣接する歯(図示せず)の
周囲に押し出す。各印象用コーピング210を固定する保持スクリューまたはボ
ルト216が、印象用トレー202に設けられた開口部204を貫通する。印象
材104は、数分以内に柔軟で弾力性のある粘稠度まで硬化、すなわち固まる。
その後、各印象用コーピング210を固定しているスクリューまたはボルト21
6を緩めるために工具が使用され、患者の口から印象用トレー202と開口部2
10とを含む組立体全体が取りだされる(図2B)。このように、印象用コーピ
ング210は、印象材104と一緒に患者の口から取りだされる。そのようなオ
ープントレー法は、多部位の歯科修復、特に隣接するインプラントの広がり角度
が、例えば30°より大きい場合に特に有用である。そのような大きな広がり角
度では、末広に隣接する印象コーピングを含むインプラント部位から印象用トレ
ーと印象材とを分離することが本質的に困難なため、不可能でないにせよ、クロ
ーズドトレー法を難しくする。
【0031】 前述のように、オープントレー法とクローズドトレー法のどちらを利用するか
の選択は、個々の患者のニーズと臨床医の好みに基づいている。しかしながら、
修復歯科医または臨床医は、患者およびインプラント部位の最終診察後までは、
どちらの方法を利用するか最終判断しないことが多い。そのときに判断決定が行
われ、臨床医は、現行の患者の徴候に基づいて一方の方法または他方を選択する
。しかし、通常実施されているそれぞれの方法は別々の印象用コーピングを要す
るため、修復歯科医は、ある範囲の患者および治療で使用することが必要となる
であろう種々のサイズおよびタイプを含む、トランスファー(好適実施形態)印
象用コーピングおよびピックアップ(オープントレー)印象用コーピングの両方
の在庫品を保有していることが要求される。これにより、修復歯科医の間接費お
よび管理費の負担が増大し、最終的に歯科修復治療がより高価になる。
【0032】 一実施形態によれば、本発明は、オープントレーおよびクローズドトレー印象
法の両方に有効に利用できるようになっている万能印象用コーピングシステムを
提供することによって、これらの費用および管理の負担を減少させる。図3に、
本発明による特徴と利点を有する万能印象用コーピングシステム300の好適実
施形態の1つを示す。当該システムは、上部305と下部307を有する中央本
体部、すなわち印象ピン302を一般に有する。印象ピンは、好ましくは、長さ
約6.35〜12.7mm(0.25〜0.5インチ)、直径約2.54〜5.
08mm(0.10〜0.20インチ)である。印象ピンは、さらに好ましくは
、長さ約10.9mm(0.43インチ)、直径約4.06mm(0.16イン
チ)である。
【0033】 印象ピン302の上部305から下部307まで縦に貫通孔(図示せず)が通
っている。下部307には、インプラントフィクスチャー(図示せず)の従来の
雄型の6角部位置決め手段とはめ合わせる、くぼんだ雌型の6角部309の形の
位置決め手段がさらに設けられている。本発明を実施するために、位置決め手段
309の特定のサイズおよび形状は重要ではなく、はめ合い構成部品の位置決め
再現性および非回転性を提供するという目標を考慮して、代わりに広範囲な他の
適切な形状を有効利用することもできる。
【0034】 印象ピン302の長さのほぼ大部分に沿って縦に延びる一対のキー溝308が
印象ピン302に形成されており、印象ピン302を印象材に再挿入するときに
印象ピンの正確な方向を維持するのを助ける位置合わせ手段となっている。同様
に、浅い環状の帯、すなわち中央くびれ部306が中央部の印象ピンのまわりの
少なくとも一部分に設けられており、印象ピンが印象材に完全に再挿入された時
点を知らせる、感覚的に触知できるフィードバックを臨床医に与える(クローズ
ドトレー法)。
【0035】 クローズドトレー構成(トランスファー印象用コーピング)用に、キャップ部
313と、その末端部にねじ山317が形成された軸部315とを有するキャッ
プスクリュー311が用意されている。使用時、キャップスクリュー311は、
キャップ部313のショルダ319が印象ピン302の上部305にぶつかるま
で、印象ピン302の中心孔(図示せず)に挿通される。その後、軸315のね
じ山317がインプラントフィクスチャーの中心ねじ孔の中に達し、そのように
して得られた印象用コーピング組立体をインプラントに仮着できる。所望である
ならば、印象用コーピング組立体の固定を助けるために、雌型6角部(図示せず
)などの適切な駆動手段を、キャップスクリュー311のキャップ部313に設
けてもよい。あるいは、この特徴を省いて、キャップスクリュー311を手で締
め付けてもよいし、あるいは、好都合または便利であるだろう他の手段で締め付
けてもよい。キャップスクリュー311の軸315は、好ましくは長さ約6.3
5〜19.1mm(0.25〜0.75インチ)、最も好ましくは長さ約12.
7mm(0.5インチ)である。キャップスクリュー311のキャップ部313
は、好ましくは長さ約2.54〜5.08mm(0.10〜0.20インチ)、
最も好ましくは長さ約3.81mm(0.15インチ)である。キャップ部31
3は、直径が約10〜20%狭められ、その上部に滑らかな丸みを有する直径短
縮部312をさらに有することが好ましい。
【0036】 また、オープントレー構成(ピックアップ印象用コーピング)用に、埋込キャ
ップ325が用意されている。埋込キャップ325は、埋込キャップ325を、
印象ピン302の中心孔(図示せず)の内面に摩擦係合することによって印象ピ
ン302の上部305に摩擦固定するようになっている複数の可撓性の指部32
7を含むことが好ましい。埋込キャップ325の上部には、軸を中心として互い
に45°回転された約4.32mm(0.17インチ)四方の一対の略正方形の
プレート329、331が形成さている。これらのプレート329、331は、
埋込キャップ325が印象材を把持するのを助ける。埋込キャップは、ボルト3
35を受け入れるためにそれを貫いて形成されている中心孔(図示せず)をさら
に含んでいる。
【0037】 ボルト335は、長さが好ましくは約2.54〜7.62mm(0.10〜0
.30インチ)、最も好ましくは約5.06mm(0.20インチ)の、延長さ
れた頭部337を含んでいる。アレンレンチまたはねじ回しなどのはめ合わせ駆
動工具(図示せず)を受け入れる駆動手段339が、頭部337に形成されてい
ることが好ましい。ボルト335は、インプラントフィクスチャー(図示せず)
の中心ねじ孔と係合するねじ部347をその表面に有する長さ約12.7mm(
0.5インチ)の軸345をさらに含んでいる。使用時、ボルト335は、ボル
ト335の延長頭部337のショルダ351が埋込キャップ325の上部正方形
プレート329にぶつかるまで、埋込キャップ325および印象ピン302の両
方の中央孔(図示せず)に挿通される。その後、軸345のねじ山347がイン
プラントフィクスチャーの中心ねじ孔の中に達し、そのようにして得られた印象
用コーピング組立体をインプラントに仮着できる。
【0038】 図4Aに、オープントレー印象法で使用するように構成された図3の万能印象
ピンシステムを示す。この場合、印象ピン302と、埋込キャップ325と、ボ
ルト335とを有する、ピックアップ印象用コーピング組立体375を形成する
。前述のように、埋込キャップ325は、埋込キャップ325を、印象ピン30
2のくぼみ穴364の内面に摩擦係合することによって印象ピン302の上部3
05に摩擦固定するようになっている複数の可撓性の指部327を含むことが好
ましい。埋込キャップ325の上部には、軸を中心として互いに45°回転され
た約4.32mm(0.17インチ)四方の一対の略正方形のプレート329、
331が形成さている。これらのプレート329、331は、埋込キャップ32
5が印象材を把持するのを助ける。埋込キャップは、ボルト335を受け入れる
ためにそれを貫いて形成されている中心孔332をさらに含んでいる。これらの
特徴を、図5にさらにはっきりと示す。
【0039】 ボルト335のねじ部347と係合させるために、印象ピン302の中心孔3
63の中に内側捕捉ねじ部361が設けられていることが好ましい。これにより
、コーピング組立体375から不用意に外れることが出来ないようにボルト33
5を有利に捕捉することができる。使用時、ボルト335は、コーピング組立体
375を、インプラントフィクスチャー365の中心ねじ孔を介してインプラン
トフィクスチャー365に仮着するために使用される。
【0040】 図示の好適実施形態では、ピックアップ印象用コーピング組立体375は、約
1.27mm(0.50インチ)の内部6角駆動手段を備えた長さ約16ミリメ
ートルのボルト335を使用している。スクリュー、コーピングキャップ、およ
びコーピングの寸法、6角部の形状および直径は、広範囲に変更でき、当業者に
公知の要因に基づいて調節または修正することもできる。患者の口からトレー1
02を引き出し、それによって印象による印象用コーピング組立体375の持ち
上げおよび/または捕捉ができるようになる前にボルト335に近づいて緩める
ことができるように、ボルト335の延長頭部337の長さは、頭部337が埋
込キャップ325を通り、オープントレー202の上部から突出できる十分なも
のであることが好ましい(図2A)。
【0041】 図4Bに、クローズドトレー印象法で使用するように構成された図3の万能印
象ピンシステムを示す。この場合、印象ピン302とキャップスクリュー311
を有するピックアップ印象用コーピング組立体385を形成する。さらにまた、
キャップスクリューの軸315のねじ部317と係合させるために、印象ピン3
02の中心孔363の中に内側捕捉ねじ部361が設けられていることが好まし
い。再び、これにより、コーピング組立体385から不用意に外れることが出来
ないようにキャップスクリュー311が印象ピン302に捕捉される有利な状況
が得られる。使用時、キャップスクリュー311は印象ピン302に挿通され、
コーピング組立体385を、インプラントフィクスチャー365の中心ねじ孔3
67を介してインプラントフィクスチャー365に仮着するために使用される。
【0042】 図示の好適実施形態では、トランスファー印象用コーピング組立体385は、
長さ約12.7mm(0.50インチ)の軸と、高さ約3.81mm(0.15
インチ)、最も広い部分の直径3.30mm(0.13インチ)のキャップ部と
を有するキャップスクリュー311を使用している。再び、キャップスクリュー
311および印象ピン302の個々の寸法は広範囲に変更でき、当業者に公知の
要因に基づいて確定される。浅い帯、すなわち中央くびれ部306が、印象ピン
302の中央部の周囲の少なくとも一部に設けられており、クローズドトレー印
象を採取するときにコーピング組立体385の正しい再挿入を保証するのを助け
るために、感覚として触知できるフィードバックを臨床医に与える。
【0043】 図6は、図4Bのトランスファー印象用コーピング組立体385の正面斜視図
であり、その好適な位置合わせおよび感覚的に触知できる特徴をさらに詳細に示
している。図6に示されているように、トランスファーコーピング組立体385
は、万能印象ピン302を有する下方本体部と、キャップスクリューの頭部31
1を有する上方キャップ313とを含んでいる。キャップスクリュー311は、
コーピング組立体385を貫通する軸315と、インプラントフィクスチャー(
図示せず)の中心ねじ孔に係合させる、その付随する端部にあるねじ部317と
を有する。
【0044】 印象ピン302には、印象ピン302の長さのほぼ大部分に沿って、間に縦に
延ばされた突出部303を形成する、縦に延びる一対のキー溝308が形成され
ている。キー溝308および突出部303は、印象材中の組立体385の固有(
一方向のみ)の位置合わせを形成し、それによって、クローズドトレー印象採得
後に印象用コーピング組立体385を印象材に再挿入するときに、印象用コーピ
ング組立体385の正確で正しい方向を保証する。キー溝308および突出部3
03の図示されている特定のサイズ、形状、および構成は、印象材に残された印
象におけるコーピングの、ある正しい方向を臨床医が判断できるように視覚およ
び触覚による手掛かりを提供するものである。したがって、コーピング自体が完
全に対称でない場合でさえも、また、キー溝が印象ピン302に対して正確に配
置および配向されていなない場合でさえも、印象の精密さおよび正確さが保証さ
れる。
【0045】 浅い環状の帯、すなわち中央くびれ部306が、印象ピン302の中央部に沿
って設けられ、図示のように、印象ピン302の外周のまわりにおおむね180
°にわたって延びている。中央くびれ部306は、、クローズドトレー印象法の
転写段階のときに印象用コーピング組立体385が印象材に完全に再挿入された
時点を知らせる、感覚的に触知できるフィードバックを臨床医に与える。印象用
コーピング組立体385が、残っているコーピングの印象に対して誤った方向で
不注意に印象材に挿入された場合に、適切な衝突と触感のフィードバックが維持
されるように、中央くびれ部306が突出部303を通らないことが好ましい。
【0046】 図7A〜Hは、本発明による特徴と利点を有する万能印象ピンの特に好適な一
実施形態を大まかに縮尺して描き、特に好適な寸法構成と好適な公称寸法を示す
詳細機構図である。いずれの寸法もインチ表示されている。
【0047】 図8と9は、それぞれ、本発明の特徴と利点を有する万能印象ピン400の別
の実施形態の正面および背面斜視図である。印象ピン400は、一般に、上部4
01、中央部402、および下部403を有している。上部401の基端部40
5は、中央部402の末端部406に接合されている。中央部402の基端部4
07は、下部403の末端部408に接合されている。孔410が、印象ピン4
00の内側を、その縦軸に沿って完全に貫通している。
【0048】 図10および11Aに示されているように、下部403の基端部409は、歯
科インプラントフィクスチャー450の末端部451の隆起した6角部453に
対応する幾何学形状を有する、くぼんだ6角形の領域416を含んでいる。図1
0および11Aに示されているくぼみ領域は、インプラントフィクスチャー45
0の末端部451の隆起した6角部453に対応させるために6角形に形成され
ているが、当業者には、歯科インプラントフィクスチャーの隆起部の形状に応じ
て、印象用コーピングのくぼみ領域に種々の幾何学形状(5角形、正方形、非対
称形等)も利用できることが分かるであろう。また、くぼみ領域416は、イン
プラントフィクスチャーの対応する隆起部を収容する必要があれば、印象用コー
ピング400の下部403を通って中央部402まで延びていてもよいことも分
かるであろう。
【0049】 図11Bに示されているように、印象用コーピング400が歯科インプラント
フィクスチャー450の上部にあるとき、インプラントフィクスチャー450の
末端部451の隆起した6角部453は、印象用コーピング400の下部403
のくぼみ領域416に嵌っている。任意の個々の実施形態にかかわらず、インプ
ラントフィクスチャーに対する印象用コーピングの、その共通の縦軸に沿った回
転を防止するとともに、印象用コーピングの下部の基端部が印象用コーピングの
末端部に接触できるように、インプラントフィクスチャーの末端部の隆起部の寸
法と印象用コーピングの下部の基端部のくぼみ領域の寸法が、おおむね同様であ
ることが望ましい。
【0050】 中央孔454は、隆起した6角部453を貫通し、少なくともある程度まで歯
科インプラントフィクスチャー450の内部に入り込んでいる。本体471とね
じ部472と頭部473とを有する、ねじが切られたスクリュー470が、印象
用コーピング400の孔410を通って、歯科インプラントフィクスチャー45
0の中心孔454に達している。スクリュー470のねじ部472は、インプラ
ントフィクスチャー450の適切な大きさのねじが切られた内部454に結合さ
れる。頭部473の基端部474が印象用コーピング400の上部401の末端
部404に接し、それにより、印象用コーピング400がインプラントフィクス
チャー450から外れるのを防止している。頭部473の末端部475のスリッ
ト476は、スクリュー470を歯科インプラントフィクスチャー450に取り
付ける装置(図示せず)を受け入れる。
【0051】 再び図8および9を参照すると、印象用コーピング400の中央部402は、
より広い基端部407からより狭い末端部406に向かって次第に細くなってい
る略截頭円錐の形を有している。中央部402を通るテーパの角度は、希望また
は便宜に応じて、印象用コーピングの表面に1つ以上の角部が形成されるように
急激に変化していてもよいし、徐々に連続して変化していてもよい。また、中央
部402の1箇所以上の部分が、おおむね垂直をなしていてもよいし、外に向か
ってわずかに先細になっていてもよい。
【0052】 印象用コーピング400の上部401および中央部402には、種々の溝がほ
ぼ長さ方向に切られている。図12は、図8および9の印象用コーピングの上面
図であり、この特徴をさらに詳細に示している。交わっている2つの平面417
および418によって画定される、上部401および中央部492の該当部分を
取り除くことによって溝411が作られている。図8および12に示されている
好適実施形態では、平面418は、印象用コーピング400の縦軸を通り、平面
417は、平面418に対しておおむね垂直であるとともに、印象用コーピング
400の縦軸に対して平行でもある。この2平面の交差によって形成される角は
、好ましくは約30〜120°、最も好ましくは約90°である。溝411は、
印象用コーピング400の中央部402と下部403の接合部の付近で終端して
いる。溝412は、実質的に溝411の鏡像である。
【0053】 溝411と412は、中央部402のある区分413を画定する。図12にさ
らに明瞭に示されているように、区分413の横断面の形状は、台形の底辺の形
状が印象用コーピング400の略円周形によって構成されていることを除き、略
台形である。図12に示されているように、例えば、印象用コーピング400の
形が略円形の場合、「台形」の底辺がわずかに凸状であることが好ましい。その
おおよその形状により、本願明細書では、区分413を「ダブテールキー」と呼
ぶこともある。区分413の表面の水平方向の幅は、好ましくは、印象用コーピ
ング400の中央部402の円周全体の約3分の1〜20分の1である。区分4
13の表面の水平方向の幅は、さらに好ましくは、中央部402の円周全体の約
4分の1〜8分の1である。区分413の表面の幅は、最も好ましくは、中央部
402の円周全体の約6分の1である。
【0054】 区分413すなわちダブテールキーの両側は、印象用コーピング402の縦軸
を通る平面と共面であることが好ましい。図9に示されているように、任意に印
象用コーピング400の中央部402の後ろ側に2つの円形の溝414と415
を切り込むこともできる。円形の溝414と415の中心は、それぞれ、印象用
コーピング400の円周の外部にある。しかしながら、当業者は、希望に応じて
、いずれかの中心が印象用コーピング400の円周内にある、すなわち円周と同
一線上にあってもよいことが分かるであろう。これらの円形の溝の中間点は約6
0°離れているが、希望に応じて、もっと狭くてもよいし、もっと離れていても
よい。
【0055】 図13に示されているように、本発明の特徴を有するトランスファー印象用コ
ーピング400が印象材480に埋め込まれるときに、印象500が作られる。
印象材480は、印象用コーピング400の周囲にある患者の歯によって作られ
た印象600も含んでいる。印象材には、印象用コーピング400の区分413
による空間501が形成されている。区分413と空間501の両方の一般的な
「ダブテールキー」の形状のために、印象用コーピング400が印象材480に
再挿入されるとき、区分413と空間501があり継ぎを構成する。印象500
の他の部分は、印象材480への再挿入時に印象用コーピング400の区分41
3を受け入れるようになっていない。
【0056】 図13には、印象用コーピング400の任意の円形溝414および415によ
ってそれぞれ作られた、印象材480の膨らみ部503および504も記載され
ている。印象500に印象用コーピング400を再挿入するとき、円形溝414
と415は膨らみ部503と504をそれぞれ受け入れて、確実なはめ合いを形
成する。ダブテールキーおよび円形溝のこの特有の配置により、印象用コーピン
グ400と印象材480との間に確実なはめ合いが行われる。
【0057】 図8〜13に記載の実施形態は、1つのダブテールキーと2つの円形溝を有し
ているが、本発明は、1つまたは複数のダブテールキーと、0、1つ、または複
数の円形溝とを組み合わせて、印象材への再挿入時の位置ずれの見逃しに対抗す
る適切な印象用コーピングを作成することを考えるものである。また、図13に
示されているように、1つまたは複数のダブテールキーと円形溝を印象用コーピ
ングの本体の周囲に配置することにより、ユーザは、印象用コーピングの種々の
区分と溝を、印象材の対応空間に対して、再挿入前に視覚的に位置合わせするこ
とができる。図13では、印象用コーピング400の区分413を、印象材48
0の空間401に対して、再挿入前に、簡単に位置合わせすることができる。
【0058】 図14に、印象材480への再挿入前に印象用コーピング400の位置関係が
合っていないときの、印象用コーピング400と印象材480の横断面図を示す
。点線700は、印象用コーピング400によって印象材480に残された本来
の印象の形を示している。実線701は、再挿入前に位置関係が合っていないと
きの印象用コーピング400の形状を示している。図14において、印象用コー
ピング400は、再挿入前に180°ずれている。領域702は、印象用コーピ
ングが誤って再挿入された場合の印象用コーピング400と印象材480の空間
との間の干渉の度合いを示す。このパターンの干渉は、印象用コーピングが印象
材に再挿入されるときに明敏な触覚を与える。この特徴により、印象用コーピン
グ400の位置ずれ見逃しの危険が大幅に減少する。
【0059】 例示された本発明の好適実施形態において、印象用コーピング400は、印象
材480への再挿入時にただ1つの可能方向しか有しない。単方向の印象用コー
ピングは、多方向、すなわち、いわゆる「自己位置決め式」印象用コーピング固
有のいくつかの欠点を克服する。自己位置決め式コーピングでは、印象用コーピ
ングが印象材に、本来の位置決め方向以外の「位置決め」方向に再挿入された場
合には、必ず、対称な平面にある不正確さが石膏相似物に(最終的に、最終修復
物に)転写される。
【0060】 例えば、印象用コーピング800が6角形のくぼんだ位置決め手段を有し、コ
ーピングが、印象材中に3種類の可能「位置決め」方向に挿入されうる自己位置
決めタイプである場合を図15に示す。この場合、印象材の印象用コーピング8
00の再挿入および位置合わせにわずかな誤差を生じるうる潜在的な不正確が、
位置合わせ手段および/またはコーピング自体の対称性に生じることがある。例
えば、図15に記載されているように、印象用コーピングの本体を分割している
対称な平面が等間隔に配置されていない程度の固有の不正確さが存在すると仮定
する。印象用コーピング800の本体は、印象材802中のポイントA’、B’
、およびC’に一致するA、B、およびCの方向ポイントを有する。ポイントA
またはCを通る対称な平面は、6角形のくぼみ領域801を分割する対称な面の
うちの2つと共面である。しかしながら、ポイントBを通る対称な平面は、6角
形のくぼみ領域801の対称面のうちの1つと共面でない。図15Aの印象用コ
ーピング800が、印象材802に、その本来の方向(すなわち、ポイントAが
印象材中のポイントA’に位置合わせされる方向)に再挿入されれば、コーピン
グの位置が合う。しかしながら、印象用コーピング800が、例えばポイントB
と印象材802中のポイントA’が位置合わせされるような別の位置決め方向に
再挿入されると、6角形のくぼみ領域801の角部が、ポイントBと適切に位置
合わせされない。この不正確さは、最終的に、最終修復物に転写される。
【0061】 多方向自己位置決め機能を維持しながらこの固有の誤差原因を克服するために
は、印象用コーピング800製作時にきわめて厳密な許容誤差を守らなくてはな
らない。したがって、このデザインの多方向印象用コーピングは制作費が高くな
り、また、本発明のような単方向トランスファー印象用コーピングよりも不正確
になりやすい。
【0062】 第2に、印象用コーピングが、本来の位置決め方向と異なる位置決め方向に印
象材に再挿入されるときには必ず、6角形のくぼみ領域の縦軸が印象用コーピン
グの本体の縦軸と正確に平行でなく同一直線上にないという程度の不正確が、石
膏相似物の構造に生じる。多方向印象用コーピングにおけるこの固有の不正確さ
の原因は、図16A〜16Dを参照することによってはっきりする。図16Aに
、6角形のくぼみ領域902の縦軸904が、印象用コーピング900の本体9
01の縦軸903と正確に平行でない印象用コーピング900を示す。図9Bに
示されているように、図9Aの印象用コーピング900がインプラントフィクス
チャー905の上方に位置するときに、本体901の縦軸903は、6角形のく
ぼみ領域902およびインプラントフィクスチャー905の縦軸からわずかに外
れている。図9Cを参照すると、図9Bのように配置された印象用コーピング9
00の印象を採得すると、印象材907の中に印象906が作られる。印象90
6は、やはりインプラントフィクスチャー905の縦軸の方向からわずかに外れ
ている縦軸908を有する。印象用コーピング900が、図9Dに示されている
ように、印象材907中に、その本来の方向と異なる位置決め方向に再挿入され
ると、本体901の縦軸は、印象材906の縦軸と共線になるが、6角形のくぼ
み領域902の縦軸904の方向は、インプラントフィクスチャー905を通る
縦軸と共線にならない。むしろ、6角形のくぼみ領域902の縦軸904は、イ
ンプラントフィクスチャー905の軸から外れたずっと急な角度をなす。その結
果、石膏相似物は、患者口内のインプラントフィクスチャーの方向に関して不正
確な情報を伝達する。繰り返すが、くぼみ領域に対する印象用コーピングの本体
のこの可能「傾斜」による、自己位置決めコーピング固有の不正確さを最小限に
するためには、製造工程のあいだ厳密な許容誤差を守らなくてはならず、繰り返
すが、それによって多方向印象用コーピングの製作費が増加する。
【0063】 本発明の印象用コーピングは、そのような厳密な寸法公差を要しないので、多
方向印象用コーピングを製造するのに少ない費用で済む。石膏相似物の可能方向
が1つしか存在しないので、本発明の単一方向の印象用コーピングにおける生来
の不正確さは、印象材に転写されたとしても、石膏装置物を作るときに取り消さ
れる。
【0064】 以上、本発明を、ある好適な実施形態および実施例の関係において開示したが
、当業者には、本発明が具体的に開示された実施形態を越えて、本発明の他の代
わりの実施形態および/または用途、およびその自明の変更物ならびに等価物に
まで及ぶことが理解できるであろう。したがって、本願明細書に開示されている
本発明の範囲は、前述の特定の開示実施形態によって限定されるものではなく、
記載請求項を公正に閲読することによってのみ判断されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
このように本発明の全般的な実体ならびにその本質的な特徴ならびに利点の概
要を述べた。当業者は、以下の図面を参照する本願明細書の詳細な説明から、本
発明のある好適実施形態および変更物が明らかになるであろう。
【図1A】 患者の顎骨に押し当てられた印象材付きのクローズド印象トレーの概略斜視図
である。
【図1B】 患者の顎骨に押し当てられた印象材付きのクローズド式印象トレーの概略側面
斜視図である。
【図2A】 患者顎骨に押し当てられた印象材付きのオープン式印象トレーの概略側面斜視
図である。
【図2B】 患者顎骨に押し当てられた印象材付きのオープン式印象トレーの概略斜視図で
ある。
【図3】 本発明による特徴と利点を有する万能印象用コーピングシステムの分解組立図
である。
【図4A】 オープントレー印象法で使用するために構成された図3の万能印象用コーピン
グシステムの正面部分破断図である。
【図4B】 クローズドトレー印象法で使用するために構成された図3の万能印象用コーピ
ングシステムの正面部分破断図である。
【図5】 図4の万能印象用コーピングシステムにより使用される埋込キャップの斜視図
である。
【図6】 クローズドトレー印象法で使用するために構成された図3の万能印象用コーピ
ングシステムの正面斜視図である。
【図7A】 本発明による特徴と利点を有する万能印象ピンの特に好適な一実施形態の特に
好適な寸法構成と好適な公称寸法を示す詳細機構図である。
【図7B】 本発明による特徴と利点を有する万能印象ピンの特に好適な一実施形態の特に
好適な寸法構成と好適な公称寸法を示す詳細機構図である。
【図7C】 本発明による特徴と利点を有する万能印象ピンの特に好適な一実施形態の特に
好適な寸法構成と好適な公称寸法を示す詳細機構図である。
【図7D】 本発明による特徴と利点を有する万能印象ピンの特に好適な一実施形態の特に
好適な寸法構成と好適な公称寸法を示す詳細機構図である。
【図7E】 本発明による特徴と利点を有する万能印象ピンの特に好適な一実施形態の特に
好適な寸法構成と好適な公称寸法を示す詳細機構図である。
【図7F】 本発明による特徴と利点を有する万能印象ピンの特に好適な一実施形態の特に
好適な寸法構成と好適な公称寸法を示す詳細機構図である。
【図7G】 本発明による特徴と利点を有する万能印象ピンの特に好適な一実施形態の特に
好適な寸法構成と好適な公称寸法を示す詳細機構図である。
【図7H】 本発明による特徴と利点を有する万能印象ピンの特に好適な一実施形態の特に
好適な寸法構成と好適な公称寸法を示す詳細機構図である。
【図8】 本発明による特徴と利点を有する万能印象ピンの別の実施形態の正面斜視図で
ある。
【図9】 図3の万能印象ピンの背面斜視図である。
【図10】 図3の万能印象ピンの底面斜視図である。
【図11A】 本発明による特徴と利点を有する万能印象用コーピングシステムの別の実施形
態の斜視分解組立図である。
【図11B】 図11の万能印象用コーピングシステムの斜視組立図である。
【図12】 図8の万能印象ピンの上面図である。
【図13】 印象材を含む印象用トレーの部分概略斜視図であり、図1記載の印象用コーピ
ングによる印象が印象材に残り、印象材に再挿入するために印象用コーピングが
正しく位置合わせされている。
【図14】 本発明の特徴を有する印象ピンと前記ピンによって印象材に残された印象との
間の干渉の略図である。
【図15A】 本体の対称平面が、くぼんだ6角形領域の対称平面と共面でない、3方向印象
用コーピングの上面略図である。
【図15B】 本体の対称平面が、くぼんだ6角形領域の対称平面と共面でない、3方向印象
用コーピングの上面略図である。
【図16A】 印象用コーピングの本体を通る軸とくぼみ領域を通る軸とが平行でない、多方
向印象用コーピングの略図である。
【図16B】 歯科インプラントフィクスチャーの上に位置する図16Aの多方向印象用コー
ピングの略図である。
【図16C】 図16Bの多方向印象用コーピングによって残された印象の略図である。
【図16D】 図16Aの多方向印象用コーピングが再挿入された図16C記載の印象材の略
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 60/128,356 (32)優先日 平成11年4月8日(1999.4.8) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の顎骨に装着されたインプラントの正確な歯科印象を採
    取するために使用される印象用コーピングを組み立てるキットであって、 基端部と末端部とを有する本体部を含み、前記基端部が前記インプラントに固
    定されるように構成されており、前記インプラントに形成された対応するはめ合
    わせ位置決め用の凸部または凹部と相互にかみ合わされて係合する、内部に形成
    された位置決め用の凸部または凹部をさらに有し、ほぼ完全に貫通して前記基端
    および末端部に通じる中心孔を有し、かつ1または2以上のほぼ縦方向のキー溝
    または溝を有する印象ピンと、 前記印象ピンの末端部に選択的に固定されて、ピックアップ印象用コーピング
    組立体またはトランスファー印象用コーピング組立体を形成する1または2以上
    のはめ合わせキャップと、 を有するキット。
  2. 【請求項2】 キャップのうちの少なくとも1つが、キャップ部とねじが切
    られた軸部とを有するキャップスクリューを有し、前記ねじが切られた軸部が、
    印象ピンを貫通する孔を通り、インプラントのねじ孔にねじ嵌めされるようにな
    っており、前記キャップ部が、前記印象ピンの末端部と選択的にはめ合わせ式に
    係合または接触して、トランスファー印象用コーピング組立体を形成する、請求
    項1に記載のキット。
  3. 【請求項3】 キャップスクリューのキャップ部とキャップスクリューのね
    じが切られた軸部が、一緒にはめ合わされて前記キャップスクリューを形成する
    独立した構成部品である、請求項2に記載のキット。
  4. 【請求項4】 キャップのうちの少なくとも1つが、1または2以上の印象
    把持要素を有し、印象ピンの末端部に選択的にはめ合わせ係合されるようになっ
    ており、埋込キャップには中央孔が実質的に貫通しており、また、頭部とねじが
    切られた軸部とを有するボルトまたはスクリューをさらに有し、前記ボルトまた
    はスクリューが、埋込キャップを貫通している孔と、印象ピンを貫通している孔
    とを通って、ピックアップ印象用コーピング組立体を形成するようにインプラン
    トのねじ孔にねじ嵌めされるように大きさ調整されている、請求項1に記載のキ
    ット。
  5. 【請求項5】 キャップ部とねじを切られた軸部とを有するキャップスクリ
    ューと組み合わせられて、ねじが切られた軸部が、印象ピンを貫通する孔を通り
    、インプラントのねじ孔にねじ嵌めされるようになっており、前記キャップ部が
    、前記印象ピンの末端部と選択的にはめ合わせ式に係合または接触するようにな
    っており、埋込キャップが1または2以上の印象把持要素を有し、前記印象ピン
    の末端部に選択的にはめ合わせ係合または接触させられるようになっており、埋
    込キャップには中央孔が実質的に貫通しており、それにより、クローズドトレー
    印象法で使用する場合にキャップスクリューを前記印象ピンに選択的に係合また
    は接触させることができ、また、それにより、オープントレー印象法で使用する
    場合に前記埋込キャップを前記印象ピンに選択的に係合または接触させることが
    できる、請求項1に記載のキットを有する万能印象用コーピングシステム。
  6. 【請求項6】 頭部とねじが切られた軸部とを有するボルトまたはスクリュ
    ーをさらに有し、前記ボルトまたはスクリューが、埋込キャップを貫通している
    孔と、印象ピンを貫通している孔とを通って、インプラントのねじ孔にねじ嵌め
    される大きさに調整されている請求項5に記載の万能印象用コーピングシステム
  7. 【請求項7】 インプラント部位を診察して、オープントレーまたはクロー
    ズドトレー歯科印象法を選択する段階と、 クローズドトレー印象法が選択された場合は、前記キャップスクリューを前記
    印象ピンに係合させて、前記キャップスクリューと前記印象ピンとをインプラン
    トに固定して、前記印象を採取する段階と、 オープントレー法が選択された場合には、前記埋込キャップを前記印象ピンに
    係合させて、前記印象ピンと前記埋込キャップとを前記インプラントに固定して
    、前記印象を採取する段階と からなる、請求項6に記載の万能印象用コーピングシステムの使用法。
  8. 【請求項8】 印象ピンの本体部が、前記印象ピンの本体のまわりに少なく
    とも途中まで延びる中央くびれ部をさらに含んでいる、請求項1に記載のキット
  9. 【請求項9】 印象ピンの本体部が、概して末端部よりも基端部の方が広く
    なるように先細になっている、請求項1に記載のキット。
  10. 【請求項10】 キャップのうちの少なくとも1つが、印象材を把持する1
    または2以上のプレートを含む埋込キャップを有している、請求項1に記載のキ
    ット。
  11. 【請求項11】 キャップのうちの少なくとも1つが、印象ピンの孔と摩擦
    係合する複数の可撓性の指部を含む埋込キャップを有している、請求項1に記載
    のキット。
  12. 【請求項12】 キー溝または溝が、互いにほぼ直角で、その間にダブテー
    ルキーを形成する一対の平面によって形成されている、請求項1に記載のキット
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