JP2004237066A - 耳掛け式脈拍計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】耳朶に装着した脈拍センサーの信号に基づき、同センサーと同じ場所に装着した多色発光素子を脈拍の状態に基づき点滅し、脈拍数に応じて発光素子の点滅する色を変えるようにし、周囲の人がこの装置を装着している人の心拍状態が容易に認識できるようにする。また、脈拍センサーを装着している人が、脈拍の状態に基づいた音を聞けるようにし、脈拍数が決められた範囲を超えた場合は警報音を聞けるようにする。また、心拍数が急に上昇した場合は、息をはく時間を吸う時間より長くし、急に下降した場合は、息を吸う時間をはく時間より長くする呼吸方法を指示し、冷静さをとりもどしたり、居眠りを防止できるようにする。この装置は耳に掛けた状態で上記の機能を実現できるようにする。
【選択図】 図4
Description
【発明が属する技術分野】
この発明は、脈拍を検出し、脈拍を表示または出力する装置に関するものであり、心拍数が急変した時の対応を指示する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
心拍または脈拍を検出し表示する装置としては、特開平8−317912号や特開平2−77234号に開示されているように、光を生体に照射し、その反射光または透過光の光量の変化から血液流の変化を検出し、その血液流の変化から脈拍を検出し、皮膚の電気抵抗の変化から体動を検出し、先に検出した脈拍を補正して出力または表示する装置がある。
【0003】
また、特開2001−189997号や特開平8−251698号や特開平5−115097号に開示されている耳掛け式補聴器のように電池で駆動される電子機器を耳介の裏に装着する技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
心拍または脈拍の状態は体調や感情の変化や緊張の度合に基づき変化し、脈拍数が異常に多くなった時や停止した時に、その人を介護する人や本人にその状態を緊急に知らせる装置が必要となる場合や、急に心拍数が上昇したために頭に血がのぼり冷静な判断を失いビジネスやスポーツの成果に良い結果を出せなくなるような時に、緊急に本人が冷静さを失いかけていることに気づかせ気を静める方法を指示する装置が必要となる場合や、急に心拍数が低下し脳に十分な血液が供給されなくなり居眠りをはじめたり、意識を失う恐れのある時に緊急に本人に居眠りまたは意識が薄れそうになっていることを気づかせ心拍数を上昇させる方法を指示してもらえる装置が必要となる場合があるが、従来の脈拍計のように数値で表示したり、特開平8−317912号や特開平2−77234号に開示されているように脈拍数を表示する装置を手などに装着して、容易にその数値が見えない場合には、心拍または脈拍の状態の変化にいち早く気づかないという問題や大掛かりな装置になると常に携行できないなどの問題がある。
【0005】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたものであり、従来から有り、携行性に優れた耳掛け式補聴器のケースと部品を利用して、そのケースの中に電池と電子回路基板を収納し、その電子回路基板に電気的に接続された脈拍センサーを耳朶に装着して脈拍を検出し、電子回路基板で脈拍の状態に応じて点滅し、かつ、脈拍数に基づいて発光色を変化するようにした多色発光体を耳朶に装着する脈拍センサーと同じ場所に設置して、本発明の耳掛け式脈拍計を装着している人の脈拍の状態を周囲の人がいつでも簡便にモニターできるようにし、また、前記電子回路基板で脈拍の状態をケースの中のスピーカに音として出力できるようにし、また、脈拍数が異常値を越えた場合や急に変化した場合や停止した場合には警報音や音声等をスピーカーに出力できるようにし、その音を本発明の耳掛け式脈拍計を装着している人が容易に聞けるようにする。
【0006】
また、健康な状態であれば人間が息を吸い込んでいる間には肺の中の新鮮な酸素を体内に送るため、前後の息を吐き出している間よりも心拍数が上昇し、息を吐き出している時は肺の中の酸素の量が減少するため前後の息を吸い込んでいる間よりも心拍数が下降する特性がある。この特性を利用して、急激に脈拍数が上昇した場合には頭に血がのぼり冷静な判断を失うことがあるので「息を吸い込む時間よりも息を吐き出す時間を長くする」という呼吸方法を意味する音声または警報音を出力して、本発明の耳掛け式脈拍計を装着している人の心拍数が上昇するのを抑制し、急激に脈拍数が下降した場合には脳内の血液量が減少して眠くなったり意識が薄くなることがあるので、「息を吐き出す時間よりも息を吸い込む時間を長くする」という呼吸方法を意味する音声または警報音を出力して、本発明の耳掛け式脈拍計を装着している人の心拍数が下降するのを抑制できるようにする。
【0007】
また、難聴者が使用する場合には、耳朶に装着する脈拍センサーと同じ場所にマイクロフォンを設けて、補聴器としての機能も持たせるようにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の耳掛け式脈拍計は、耳朶部分に装着し該耳朶部分の血流量の変化を検出する脈拍検出素子と該脈拍検出素子の近傍に配置した多色発光素子とを一体に備えている耳朶クリップと、前記脈拍検出素子から検出した脈拍に従い前記多色発光素子を点滅し脈拍数に応じて前記多色発光素子の点滅させる色を変化させる機能を有する多色発光素子駆動機能と、前記多色発光素子駆動機能を具備し前記耳朶部分に近接して装着できるフック付きケースとを備えたことを特徴とするものであり、この発明により耳掛け式脈拍計を装着した人の脈拍の状態が耳朶部分に装着された耳朶クリップ上の多色発光素子の点滅状態と発光素子の色から容易にモニターすることができるようになるため、周囲の人がそれを装着している人の健康状態や心拍の状態の観察が容易にできるようになる
【0009】
また、請求項2に記載の前記脈拍検出素子から検出した脈拍に従い第一の音源の音を変調増幅して、前記フック付きケース内に設置されたスピーカを鳴動させるスピーカ駆動機能と、前記スピーカの音を前記フック付きケースを装着している側の耳で聞くことができる機能とを有することにより、耳掛け式脈拍計を装着した人が自分自身の脈拍の動きを音として聞くことができるようになるため、脈拍が速くなった場合は、安静にするようにする等の健康管理できるようになる。
【0010】
また、請求項3に記載の前記脈拍検出素子から検出した脈拍の脈拍数が第1の判定値より小さくなるか第2の判定値より大きくなる場合に、第二の音源の音または音声を変調増幅して前記のスピーカを鳴動させる機能を有することにより、脈拍数が異常に高くなった場合や低くなった場合には、安静をうながしたり覚醒のための警報音が発生することができるようになる。
【0011】
また、請求項4に記載の前記脈拍検出素子から検出した脈拍の脈拍数の一定の時間毎の増加分が第3の判定値より大きくなる場合または該脈拍数の一定の時間毎の減少分の絶対値が第4の判定値より大きくなる場合に第二の音源の音または音声を変調増幅して、前記スピーカを鳴動させる機能を有することにより、脈拍数が急に上昇または下降した場合、この耳掛け式脈拍計を装着している人が容易に脈拍数の急な変化に気づくことができるようになる。
【0012】
また、請求項5に記載の前記脈拍数の一定の時間毎の増加分が第3の判定値より大きくなる場合には、息を吸い込む時間よりも息を吐き出す時間を長くする呼吸方法を指示する意味の音または音声を前記第二の音源より発するか、または、該脈拍数の一定の時間毎の減少分の絶対値が第4の判定値より大きくなる場合には、息を吐き出す時間よりも息を吸い込む時間を長くする呼吸方法を指示する意味の音または音声を前記第二の音源より発する機能を有することにより、脈拍数が急に上昇した場合には、息を吸い込む時間よりも息を吐き出す時間を長くする呼吸方法に変更することにより脈拍の上昇を抑制し、脈拍数が急に減少した場合には、息を吐き出す時間よりも息を吸い込む時間を長くする呼吸方法に変更することにより脈拍の下降を抑制する効果をもたらすようにする。
【0013】
また、請求項6に記載の前記耳朶クリップの中にマイクロフォンを設置し、該マイクロフォンが集音した音を増幅して前記のスピーカを鳴動させる機能を有することにより、難聴者が使用する場合には、耳朶に装着する脈拍センサーと同じ場所にマイクロフォンを設けて、補聴器としての機能も持たせることもでき、マイクロフォンとスピーカの位置が遠くなるためハウリングの問題が少なくなる効果もある。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の耳掛け式脈拍計を具体化した実施の形態について説明する。
【0015】
図1は本発明の基本的なシステムブロック図であり、図4は本発明の基本的な部品構成図であり、図5は本発明に係る耳掛け式脈拍計の装着状態を示す図である。
【0016】
脈拍を検出する脈拍センサー500は、図5に示すように耳朶に装着し、図4に示すように耳朶クリップ12内に、発光ダイオード等の発光素子13とホトトランジスタ等の受光素子14とを露呈して配置形成し、受光素子14の電流の変化を図1の増幅フィルタ部501で電圧に変換するとともに、増幅、フィルタリングし、耳朶部分の血流量の変化に相当する値を電圧の変化として検出する。
【0017】
増幅フィルタ部501の出力は脈拍に相当する電気信号であり、多色発光素子駆動部504に接続され、多色発光素子15を耳朶部分の血流量の変化すなわち脈拍状態に応じて点滅する。
【0018】
また、増幅フィルタ部501の出力は、F−Vコンバータ502に接続され、脈拍数を電圧値に換算し、その出力を電圧比較器503に接続し、設定された電圧値に応じて多色発光素子の発光させる色を選択するように多色発光素子駆動部504に制御信号を送る。
【0019】
例えば、多色発光素子15が緑、橙、赤の3色を発光する3色LEDであれば、発光素子内の赤色LEDのみに通電すると赤色を発光し、緑色LEDに通電すると緑色を発光し、赤色LEDと緑色LEDとに通電すると橙色を発光するように構成されている。
【0020】
図2のタイムチャート図と、図3の脈拍数に対する出力の関係を示す図とに示すように、例えば脈拍数が100(拍/分)未満であれば、3色LEDの色を緑色で発光するようにする。図3に示すように100(拍/分)の時のF−Vコンバータ502の出力電圧がVbであれば、図1の電圧比較器503の中で、F−Vコンバータ502の出力電圧が設定電圧Vb以下の時、電圧比較器503は多色発光素子駆動部504の中で3色LEDの色を緑色で発光するような制御信号を多色発光素子駆動部504に送る。
【0021】
同じようにして、脈拍数が100(拍/分)以上、140(拍/分)未満であれば、3色LEDの赤色LEDと緑色LEDの両方に通電して橙色で発光し、脈拍数が140(拍/分)以上であれば、3色LEDを赤色で発光して、脈拍数に応じて3色LEDを点滅する。もちろん上記の電圧比較器の基準電圧は、使用する人の年齢等により変更できるようにしても良い。
【0022】
図5の装着状態を示す図に示されるように耳朶部分に装着した耳朶クリップ12の多色発光素子15が装着している人の脈拍状態と同じテンポで点滅し、脈拍数が早くなるのに従って、点滅する色が変化するので、その色や点滅の早さ等から、装着している人の鼓動状態を知ることができるようになる。
【0023】
次に、図1の増幅フィルタ部501の出力は、変調部A506に接続され、第1の音源A505の音を耳朶部分の血流量すなわち脈拍状態に応じて変調して、心臓の鼓動と同じテンポでスピーカ駆動部507を介して、スピーカ4を鳴動させる。スピーカ4の出力音は、図4に示すように導音管6とフック2内の音道7を経由して、図5の装着状態を示す図に示されるように耳穴の付近に達し、これを装着する人は、自分の脈拍状態のテンポを耳で聞くことができる。
【0024】
また、電圧比較器503において、例えば、脈拍数が30(拍/分)未満または140(拍/分)以上であれば、変調部B508の中のスイッチ回路をONにして、第2の音源B507の音をスピーカ駆動部507を介して、スピーカ4を鳴動させ、装着する人に警報音を出力するように構成する。ここで、多色発光素子15の色を赤色に切り換える判定値と同じ140(拍/分)以上としたが、この判定値は多色発光素子15の色を赤色に切り換える判定値と異なっても良い。また、第2の音源B507の音は、「しっかりして」や「だいじょうぶですか」等の音声であってよく、意識が薄くなりつつある時の覚醒に役立つものであっても良い。
【0025】
図1または図4に示されるモード切換スイッチ9は、電子回路の電源のON/OFFや、多色発光素子15の点滅のON/OFF状態を切り換えるためのスイッチであり、音量ボリューム8は、スピーカ4の出力音量を調整するボリュームである。ただし、第2の音源B507の音を出力する場合は、この音量ボリューム8を介さずにスピーカ4を鳴動させるように構成しても良い。
【0026】
図4は、本発明の基本的な部品構成図であるが、ケース1、フック2、電池3、スピーカ4、導音管6、音道7、音量ボリューム8、モード切換スイッチ9は、従来の耳掛け式補聴器と同じものであるが、ケース1内の電子回路基板5を従来の補聴器用の電子回路基板から図1または図6に示す電子回路基板5に変更し、従来の補聴器用のマイクロフォンが装着されていた部分にコネクタ10を設けて、外部の耳朶クリップ12に設置された発光素子13と、受光素子14と、多色発光素子15と、マイクロフォン16とをケーブル11を介して電子回路基板5に電気的に接続する。
【0027】
本発明に係る耳掛け式脈拍計を耳掛け式補聴器としての機能を持たせるのであれば、耳朶クリップ12の中にマイクロフォン16を設置して外部の音を集音できるようにし、図1の電子回路基板の中の増幅部510とスピーカ駆動部509を介してスピーカ4に増幅した音を出力できるように構成しても良い。
【0028】
本発明に係る耳掛け式脈拍計は、図5の装着状態を示す図に示すように、耳朶クリップ12は、弾性体等の力を用いて耳朶部分に取り付け、フック2を耳介上部に引っ掛け、ケース1を耳介の裏側と頭部の間に設置するようにして用いる。
【0029】
上記の説明で、図1の電子回路はアナログ回路での実施例を示したが、図6に示すようなデジタル回路を用いて実施しても良い。例えば、増幅フィルタ部501の出力波形をパルス波形に整形するパルス整形器511に通し、図1のF−Vコンバータ502の代わりにクロック回路513から出力されるクロック信号を用い、パルス整形器511から出力されるパルスの周期を計測するパルス周期測定器512を設け、その出力である脈拍のパルス周期を図1の電圧比較器503の代わりにパルス周期比較器514を設けても同様の機能を実現できる。例えば、脈拍数が30(拍/分)未満となった状態を判定する場合は、パルス周期比較器514において脈拍パルス周期が2秒を越えたことをもって判断することができる。ここで、脈拍パルス周期(秒)は60を脈拍数で除した値として計算できる。また、すべての機能をマイクロプロセッサを用いて実行プログラムに基づき実施しても良い。また、耳介または耳朶に複数の電極を設けて、皮膚電気抵抗の変化から体動を検出して脈拍数や脈拍周期の値を補正するように構成しても良い。
【0030】
次に、脈拍数が急に変化した場合に心拍数をコントロールするための呼吸方法を指示する機能の実施の形態を示す。
【0031】
図7のシステムブロック図に示すように、図6のシステムブロック図に対して、クロック回路513の信号をパルス周期比較器514に入力し、パルス周期比較器514の出力を507の音源Bに入力するように回路を変更する。514のパルス周期比較器の内部のブロック図は図8に示すようにクロック回路513の信号をカウンタ601で分周して、その分周した周期を一定時間として、その一定時間毎にメモリ604にパルス周期測定器512の信号をセットするようにし、そのメモリ604にセットされた「前回のパルス周期」とパルス周期測定器512から出力される現在のパルス周期を演算器605で差をとり、その差分を「パルス周期の変化」として606のコンパレータ3のバッファにセットし、第3の判定値に相当するパルス周期(P3)と第4の判定値に相当するパルス周期(P4)とそれぞれ比較して一定時間の間に第3の判定値よりも脈拍数の増加分よりも大きければ507の音源Bより、「息を長くはいて」の音声が出力できるようにし、一定の時間の間に第4の判定値よりも脈拍数の減少分の絶対値が大きければ507の音源Bより、「息をゆっくりすって」の音声が出力できるようにして、それぞれの場合に508の変調部Bのスイッチング回路が接続状態になるようにして、それぞれの音声がスピーカ4より出力されるようにする。
【0032】
図9のタイムチャート図は、心拍数が急に上昇した場合に音源Bより「息を長くはいて」という音声が出力され、心拍数が急に下降した場合に音源Bより「息をゆっくりすって」という音声が出力される例を示している。
【0033】
上記の説明では、音声で出力する例を示したが、音色の異なるメロディで出力してもよく、同じ音色のブザー音で出力して、使用する人の判断で呼吸方法を変化させるようにしても良い。また、上記の説明でメモリ604にセットされた「前回のパルス周期」として、カウンタ601より一定の時間間隔ごとにサンプリングしたパルス周期測定器512の信号を用いる例を示したが、CPUを用いて、パルス周期測定器512の信号の移動平均値やフィルター処理した値を用いてもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、本発明に係る耳掛け式脈拍計を装着した人の脈拍の状態が耳朶部分に装着された耳朶クリップ上の多色発光素子の点滅状態と多色発光素子の色から容易にモニターすることができるようになるため、周囲の人がそれを装着している人の健康状態や心拍の状態の観察が容易にできるようになる効果がある。
また、本発明に係る耳掛け式脈拍計を装着した人が自分自身の脈拍の動きを音として聞くことができるようになるため、脈拍が速くなった場合は、安静にするようにする等の健康管理の点で効果があり、また、脈拍数が異常に高くなった場合や停止した場合は、安静をうながしたり覚醒のための警報音が発生することができるようになる。
また、本発明に係る耳掛け式脈拍計を装着した人が自分自身の心拍数が急に上昇した場合には、「息を吸い込む時間より吐き出す時間を長くする」ように呼吸方法を指示されることにより、心拍数の上昇を抑制でき、心拍数の上昇を抑制することにより頭に血がのぼる状態を避けられようになり、心拍数が急に下降した場合には、「息を吐き出す時間より吸い込む時間を長くする」ように呼吸方法を指示されることにより心拍数の減少を抑制でき、心拍数の減少を抑制するこよにより脳内の血液量の減少を防止し、居眠り状態にはいることを避けられるようになる。
また、難聴者が使用する場合には、耳朶に装着する脈拍センサーと同じ場所にマイクロフォンを設けて、補聴器としての機能も持たせることもでき、マイクロフォンとスピーカの位置が遠くなるためハウリングの問題が少なくなる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る耳掛け式脈拍計のシステムブロック図
【図2】本発明に係る耳掛け式脈拍計のタイムチャート図
【図3】本発明に係る耳掛け式脈拍計の脈拍数に対する出力の関係を示す図
【図4】本発明に係る耳掛け式脈拍計の部品構成図
【図5】本発明に係る耳掛け式脈拍計の装着状態を示す図
【図6】本発明に係る耳掛け式脈拍計の別の実施の形態でのシステムブロック図
【図7】本発明に係る耳掛け式脈拍計の心拍数変化抑制機能を持たせた場合のシステムブロック図
【図8】本発明に係る耳掛け式脈拍計のパルス周期比較器のブロック図
【図9】本発明に係る耳掛け式脈拍計の心拍数が急に変化した場合のタイムチャート図
【符号の説明】
1 ケース
2 フック
5 電子回路基板
10 コネクタ
11 ケーブル
12 耳朶クリップ
15 多色発光素子
500 脈拍センサー
503 電圧比較器
504 多色発光素子駆動部
512 パルス周期測定器
514 パルス周期比較器
604 パルス周期メモリ
605 演算器
606 コンパレータ3
図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (6)
- 耳朶部分に装着し該耳朶部分の血流量の変化を検出する脈拍検出素子と該脈拍検出素子の近傍に配置した多色発光素子とを一体に備えている耳朶クリップと、前記脈拍検出素子から検出した脈拍に従い前記多色発光素子を点滅し脈拍数に応じて前記多色発光素子の点滅させる色を変化させる機能を有する多色発光素子駆動機能と、前記多色発光素子駆動機能を具備し前記耳朶部分に近接して装着できるフック付きケースとを有することを特徴とする耳掛け式脈拍計。
- 前記脈拍検出素子から検出した脈拍に従い第一の音源の音を変調増幅して、前記フック付きケース内に設置されたスピーカを鳴動させるスピーカ駆動機能と、前記スピーカの音を前記フック付きケースを装着している側の耳で聞くことができる機能とを有することを特徴とする耳掛け式脈拍計。
- 前記脈拍検出素子から検出した脈拍の脈拍数が第1の判定値より小さくなるか第2の判定値より大きくなる場合に、第二の音源の音または音声を変調増幅して、前記スピーカを鳴動させる機能を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の耳掛け式脈拍計。
- 前記脈拍検出素子から検出した脈拍の脈拍数の一定の時間毎の増加分が第3の判定値より大きくなる場合または該脈拍数の一定の時間毎の減少分の絶対値が第4の判定値より大きくなる場合に第二の音源の音または音声を変調増幅して、前記スピーカを鳴動させる機能を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の耳掛け式脈拍計。
- 前記脈拍数の一定の時間毎の増加分が第3の判定値より大きくなる場合には、息を吸い込む時間よりも息を吐き出す時間を長くする呼吸方法を指示する意味の音または音声を前記第二の音源より発するか、または、該脈拍数の一定の時間毎の減少分の絶対値が第4の判定値より大きくなる場合には、息を吐き出す時間よりも息を吸い込む時間を長くする呼吸方法を指示する意味の音または音声を前記第二の音源より発する機能を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の耳掛け式脈拍計。
- 前記耳朶クリップの中にマイクロフォンを設置し、該マイクロフォンが集音した音を増幅して前記のスピーカを鳴動させる機能を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の耳掛け式脈拍計。
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