JP2004236528A - 水耕栽培装置および水耕栽培方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、有害物質の濃度を測定することなく、有害物質濃度を植物生長阻害濃度以下に抑えて、養液を植物生長に最適の状態に維持することが出来る水耕栽培装置を提供することを課題とする。
【解決手段】植物栽培パネル2を養液W上に浮かべた養液槽3と、該養液槽3に連絡する養液循環経路6と、該養液槽3および/または該養液循環経路6に連絡する養液補給経路8および養液抜取り経路7とからなる水耕栽培装置1を提供するとともに、該水耕栽培装置1を使用し、該養液循環経路6によって養液Wを循環させつつ該養液槽3内の植物栽培パネル2に植え付けた植物Pを栽培し、該養液補給経路8から新養液WN を所定量S補給し、かつ、該養液抜き取り経路から養液Wを所定量R抜取る水耕栽培方法が提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】植物栽培パネル2を養液W上に浮かべた養液槽3と、該養液槽3に連絡する養液循環経路6と、該養液槽3および/または該養液循環経路6に連絡する養液補給経路8および養液抜取り経路7とからなる水耕栽培装置1を提供するとともに、該水耕栽培装置1を使用し、該養液循環経路6によって養液Wを循環させつつ該養液槽3内の植物栽培パネル2に植え付けた植物Pを栽培し、該養液補給経路8から新養液WN を所定量S補給し、かつ、該養液抜き取り経路から養液Wを所定量R抜取る水耕栽培方法が提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は植物の水耕栽培装置および水耕栽培方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
水耕栽培では、養液中に植物根部から有機酸等の植物生長を妨げる有害物質が溶出し、植物の栽培中に該有害物質の濃度が高くなると、植物の順調な生長が妨げられる。
従来、養液中の有害物質により植物生長が妨げられるのを防止するために、栽培者の判断によって養液の一部または全部を更新していた。
【0003】
なお、上記従来の技術が記載された文献等であって特許を受けようとする者が特許出願の時に知っているものはないため、その先行技術文献情報の記載をすることはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の方法では、養液を更新するか否かについての判断は栽培者に委ねられるので、栽培者の経験の有無によって植物の生長にばらつきが生ずるという問題があり、また、養液の一部または全部を更新するのために多大な手間や労力を必要とするという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、植物栽培パネル(2) を養液W上に浮かべた養液槽(3) と、該養液槽(3) に連絡する養液循環経路(6) と、該養液槽(3) および/または該養液循環経路(6) に連絡する養液補給経路(8) および養液抜取り経路(7) とからなる水耕栽培装置(1) を提供するものである。
全養液量測定手段(10)と、該養液補給経路(8) に介在し該全養液量測定手段(10)によって測定された全養液量Qに応じて開閉が制御される養液補給弁(12)と、養液抜取り量測定手段(13)と、該養液抜取り経路(7) に介在し該養液抜取り量測定手段(13)によって測定された養液抜取り量Rに応じて開閉が制御される養液抜取り弁(14)とを有することが望ましい。
また本発明では、上記の水耕栽培装置(1) を使用し、該養液循環経路(6) によって養液Wを循環させつつ該養液槽(3) 内の植物栽培パネル(2) に植え付けた植物Pを栽培し、該養液補給経路(8) から新養液WN を所定量S補給し、かつ、該養液抜き取り経路から養液Wを所定量R抜取る水耕栽培方法が提供される。
該養液抜取りは植物栽培開始後n日目から行ない、養液抜取り量Rは1日当り全養液量Qの1/nに設定し、新養液補給量Sは養液Wの蒸散による減少量Eと養液抜取りによる減少量Rとの和(E+R)に設定することが望ましく、また、該nは、通常、2〜10に設定され、望ましくは3〜5に設定される。
【0006】
【作用】
本発明の水耕栽培装置(1) および水耕栽培方法では、養液槽(3) に養液Wを循環させ、植物栽培パネル(2) に植え付けた植物Pを栽培する。養液Wは植物Pに根から吸収され、あるいは直接外界に蒸散するが、このような蒸散等による減少に応じてを養液補給経路(8) から新養液WN を補給することにより、装置内の養液量Qを一定にすることができる。
また、植物Pの栽培中、養液W中には植物Pの根から溶出した有害物質が蓄積し、該有害物質がある程度の量蓄積するとその時点から植物Pの生長が阻害されるため、装置内の養液Wを養液抜取り経路(7) から所定量抜取り、抜取った量に応じて新養液補給量Sを増加させることにより、全養液量Qを一定にしつつ養液W中の有害物質濃度を希釈することが出来る。
【0007】
更に、該水耕栽培装置(1) が、全養液測定手段(10)、養液補給弁(12)、養液抜取り量測定手段(13)および養液抜取り弁(14)を有している場合には、養液抜取り量測定手段(13)によって養液抜取り量Rを測定して養液抜取り弁(14)を開閉して所定量の養液Wを抜取り、かつ、全養液量測定手段(10)によって装置内の全養液量Qを測定し、全養液量Qの変化量(すなわち養液蒸散量E)に応じて養液補給経路(8) の養液補給弁(12)を開いて新養液WN を補給することによって、新養液WN の補給と養液Wとの抜取りを自動的に行なうことが出来る。
【0008】
該養液Wは、水耕栽培開始後、徐々に植物生長に適する状態に馴化していくが、一方では、植物Pの根部から養液W中に溶出する有害物質の濃度が高くなる。ここで、馴化とは、養液Wを寝かせることをいう。このような養液Wの馴化の程度と養液W中の有害物質の濃度とがバランスした最適状態になるために要する日数をnとする。通常、nは、2〜10の範囲、望ましくは3〜5の範囲であることが経験的に確かめられている。
したがって、養液Wを水耕栽培開始後n日目の状態に維持すれば、植物Pにとって最適な条件で栽培することが出来る。ここで、水耕栽培開始(植物栽培開始)とは、植物栽培パネル(2) に植付けた植物Pを水耕栽培装置(1) を用いて水耕栽培するのを開始することをいう。
そこで、該養液Wをn日目の状態に維持するには、n日目に全養液量Qの1/n、すなわちQ/nを抜き取り、養液蒸散量Eと抜取り量Q/nとの和E+Q/nだけ新養液WN を補充する。以後、1日当り養液WをQ/nだけ抜き取り、新養液WN をE+Q/nだけ補充していけば、全養液量Qを一定に維持しつつ、有害物質濃度を水耕栽培開始後n日目の濃度に維持して水耕栽培を行なうことが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】
〔実施例1〕
本発明を図1に示す一実施例によって説明する。
図1に示すように、水耕栽培装置(1) は、植物栽培パネル(2) を養液W上に浮かべた養液槽(3) と、該養液槽(3) に連絡しかつ養液調整槽(4) と養液循環ポンプ(5) とが設けられている養液循環経路(6) と、該養液槽(3) に連絡する養液抜取り経路(7) と、該養液循環経路(6) の養液調整槽(4) に連絡する養液補給経路(8) と、制御ユニット(9) とからなる。
【0010】
該養液槽(3) には、全養液量測定手段としての水位センサ(10)が設けられており、該水位センサ(10)によって測定された全養液量Qの測定データは、該制御ユニット(9) へ送られる。
【0011】
また、該養液補給経路(8) は、新養液WN が蓄えられている新養液槽(11)に連絡している。
該養液補給経路(8) には、該制御ユニット(9) からの制御信号によって開閉が制御される養液補給弁(12)が設けられており、該養液補給弁(12)は、該養液槽(3) の水位センサ(10)によって測定された全養液量Qに応じて開閉が制御されている。
【0012】
更に、該養液抜取り経路(7) には、養液抜取り量測定手段としての流量計(13)が設けられており、該流量計(13)によって測定された養液抜取り量Rの測定データは、該制御ユニット(9) へ送られる。
また、該養液抜取り経路(7) には、該制御ユニット(9) からの制御信号によって開閉が制御される養液抜取り弁(14)が設けられており、該養液抜取り弁(14)は、該養液抜取り経路(7) の流量計(13)によって測定された養液抜取り量Rに応じて開閉が制御されている。
【0013】
上記水耕栽培装置(1) を使用して植物Pの水耕栽培を行なう場合には、植物栽培パネル(2) に植物Pを植え付け、養液循環経路(6) の養液循環ポンプ(5) を作動させて養液槽(3) に養液Wを循環させる。
【0014】
養液槽(3) 内の養液Wは植物Pに根から吸収され、あるいは直接外界に蒸散するが、このような蒸散等による減少分に応じて養液補給経路(8) から養液調整槽(4) に新養液WN を補給することによって、装置内の養液量Q(養液槽(3) 内の水位)を一定にする。
【0015】
また、植物Pの栽培中、養液W中には植物Pの根から溶出した有害物質が蓄積し、該有害物質がある程度の量蓄積するとその時点から植物Pの生長が阻害されるため、装置内の養液Wを養液抜取り経路(7) から所定量抜取り、抜取った量に応じて新養液補給量Sを増加させることにより、全養液量Qを一定にしつつ養液W中の有害物質濃度を希釈する。
【0016】
このような新養液WN の補給と養液Wとの抜取りを自動的に行なうには、全養液量測定手段である水位センサ(10)によって装置内の全養液量Q(養液槽(3) 内の水位)を測定し、養液Wの蒸散による減少量Eに応じて養液補給経路(8) の養液補給弁(12)を開いて養液調整槽(4) に新養液WN を補給する。
【0017】
また、養液抜取り量測定手段である流量計(13)によって養液抜取り量Rを測定し、該養液抜取り量Rに応じて養液抜取り弁(14)を開閉して所定量の養液Wを抜取る場合には、例えば、栽培開始n+1日目で養液W中の有害物質濃度が植物成長阻害濃度に達するとすると、n日目から養液Wの抜取りを開始する。
この場合、養液抜取り量Rを1日当り全養液量Qの1/n(すなわち、Q/n)に設定するとともに、1日当りの新養液補給量SをE+Q/nに設定することにより、全養液量Qを一定に保ちつつ養液W中の有害物質濃度を植物生長阻害濃度以下の濃度に希釈することが出来る。
【0018】
該養液Wは、水耕栽培開始後、徐々に植物生長に適する状態に馴化していくが、一方では、植物Pの根部から養液W中に溶出する有害物質の濃度が高くなる。このような養液Wの馴化の程度と養液W中の有害物質の濃度とがバランスした最適状態になるために要する日数をnとする。通常、nは、2〜10の範囲、望ましくは3〜5の範囲であることが経験的に確かめられている。
したがって、養液Wを水耕栽培開始後n日目の状態に維持すれば、植物Pにとって最適な条件で栽培することが出来る。
そこで、該養液Wをn日目の状態に維持するには、n日目に全養液量Qの1/n、すなわちQ/nを抜き取り、養液蒸散量Eと抜取り量Q/nとの和E+Q/nだけ新養液WN を補充する。以後、1日当り養液WをQ/nだけ抜き取り、新養液WN をE+Q/nだけ補充していけば、全養液量Qを一定に維持しつつ、有害物質濃度を水耕栽培開始後n日目の濃度に維持して水耕栽培を行なうことが出来る。
【0019】
本実施例では、全養液量Qは10トンであり、1日当りの蒸散量Eは1〜2(トン/日)である。nは経験的に導かれるものであり、栽培する植物Pの種類によっても異なるが、通常、nは、2〜10の範囲、望ましくは3〜5の範囲である。したがって、nを5に設定すれば、養液抜取り量RはQ/n=10/5=2トン/日であり、更に、1日当りの蒸散量Eを2トン/日とすれば、1日当りの新養液補給量SはE+Q/n=2+2=4トン/日である。
また、上記水耕栽培装置(1) を使用して水耕栽培を行なう植物Pは、例えば、ミツバ、レタス、サンチュ、トマト、キュウリ、ルッコラ、ほうれん草、イチゴである。特に、ほうれん草とイチゴは、根からの有害物質が多く出る植物であるため、nを小さく設定する(例えば、nを3に設定する)必要がある。
【0020】
上記のように水耕栽培装置(1) を使用して植物Pの水耕栽培を行なうことにより、有害物質濃度を植物生長阻害濃度以下に抑えて、植物生長を順調に行なうことが出来る。また、有害物質の濃度を測定することなく、経験的に植物生長阻害濃度に達する日数を割り出し、その1日前から養液Wの抜取りを行なうことにより、有害物質濃度測定の手間を省くことが出来る。
【0021】
〔実施例2〕
図2には他の実施例が示される。
図2に示すように、水耕栽培装置(1) は、植物栽培パネル(2) を養液W上に浮かべた養液槽(3) と、該養液槽(3) に連絡しかつ養液循環ポンプ(5) とが設けられている養液循環経路(6) と、該養液槽(3) に連絡する養液抜取り経路(7) と、該養液槽(3) に連絡する養液補給経路(8) と、制御ユニット(9) とからなる。
【0022】
該養液槽(3) には、全養液量測定手段としての水位センサ(10)が設けられており、該水位センサ(10)によって測定された全養液量Qの測定データは、該制御ユニット(9) へ送られる。
【0023】
また、該養液補給経路(8) は、新養液WN が蓄えられている新養液槽(11)に連絡している。
該養液補給経路(8) には、該制御ユニット(9) からの制御信号によって開閉が制御される養液補給弁(12)が設けられており、該養液補給弁(12)は、該養液槽(3) の水位センサ(10)によって測定された全養液量Qに応じて開閉が制御されている。
【0024】
更に、該養液抜取り経路(7) には、養液抜取り量測定手段としての流量計(13)が設けられており、該流量計(13)によって測定された養液抜取り量Rの測定データは、該制御ユニット(9) へ送られる。
また、該養液抜取り経路(7) には、該制御ユニット(9) からの制御信号によって開閉が制御される養液抜取り弁(14)が設けられており、該養液抜取り弁(14)は、該養液抜取り経路(7) の流量計(13)によって測定された養液抜取り量Rに応じて開閉が制御されている。
【0025】
該水耕栽培装置(1) を使用しても、実施例1と同様に、植物Pの水耕栽培を行なうことができるが、この場合には、蒸散等による減少分に応じて養液補給経路(8) から養液槽(3) に新養液WN を補給することによって、装置内の養液量Q(養液槽(3) 内の水位)を一定にする。
【0026】
以上、本発明の実施の形態を実施例1および実施例2により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
例えば、新養液WN の補給および/または養液Wの抜取りは、連続的または断続的(例えば1日1回)に行なってもよい。
また、養液Wの抜取りを断続的に行なう場合には、流量計(13)を用いることなく、水位センサ(10)を用いて養液抜取り量Rを測定してもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明では、有害物質濃度を植物生長阻害濃度以下に抑えて、養液を植物生長に最適の状態に維持して、植物生長を順調に行なうことが出来る。また、有害物質の濃度を測定せず、経験的に植物生長阻害濃度に達する日数を割り出し、1日前から抜取りを行なうことにより、有害物質濃度測定の手間を省くことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の水耕栽培装置の説明図である。
【図2】実施例2の水耕栽培装置の説明図である。
【符号の説明】
1 水耕栽培装置
2 植物栽培パネル
3 養液槽
6 養液循環経路
7 養液抜取り経路
8 養液補給経路
10 水位センサ(全養液量測定手段)
12 養液補給弁
13 流量計(養液抜取り量測定手段)
14 養液抜取り弁
W 養液
WN 新養液
P 植物
Q 全養液量
R 抜取り量
S 補給量
E 蒸散等による減少量
【発明の属する技術分野】
本発明は植物の水耕栽培装置および水耕栽培方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
水耕栽培では、養液中に植物根部から有機酸等の植物生長を妨げる有害物質が溶出し、植物の栽培中に該有害物質の濃度が高くなると、植物の順調な生長が妨げられる。
従来、養液中の有害物質により植物生長が妨げられるのを防止するために、栽培者の判断によって養液の一部または全部を更新していた。
【0003】
なお、上記従来の技術が記載された文献等であって特許を受けようとする者が特許出願の時に知っているものはないため、その先行技術文献情報の記載をすることはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の方法では、養液を更新するか否かについての判断は栽培者に委ねられるので、栽培者の経験の有無によって植物の生長にばらつきが生ずるという問題があり、また、養液の一部または全部を更新するのために多大な手間や労力を必要とするという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、植物栽培パネル(2) を養液W上に浮かべた養液槽(3) と、該養液槽(3) に連絡する養液循環経路(6) と、該養液槽(3) および/または該養液循環経路(6) に連絡する養液補給経路(8) および養液抜取り経路(7) とからなる水耕栽培装置(1) を提供するものである。
全養液量測定手段(10)と、該養液補給経路(8) に介在し該全養液量測定手段(10)によって測定された全養液量Qに応じて開閉が制御される養液補給弁(12)と、養液抜取り量測定手段(13)と、該養液抜取り経路(7) に介在し該養液抜取り量測定手段(13)によって測定された養液抜取り量Rに応じて開閉が制御される養液抜取り弁(14)とを有することが望ましい。
また本発明では、上記の水耕栽培装置(1) を使用し、該養液循環経路(6) によって養液Wを循環させつつ該養液槽(3) 内の植物栽培パネル(2) に植え付けた植物Pを栽培し、該養液補給経路(8) から新養液WN を所定量S補給し、かつ、該養液抜き取り経路から養液Wを所定量R抜取る水耕栽培方法が提供される。
該養液抜取りは植物栽培開始後n日目から行ない、養液抜取り量Rは1日当り全養液量Qの1/nに設定し、新養液補給量Sは養液Wの蒸散による減少量Eと養液抜取りによる減少量Rとの和(E+R)に設定することが望ましく、また、該nは、通常、2〜10に設定され、望ましくは3〜5に設定される。
【0006】
【作用】
本発明の水耕栽培装置(1) および水耕栽培方法では、養液槽(3) に養液Wを循環させ、植物栽培パネル(2) に植え付けた植物Pを栽培する。養液Wは植物Pに根から吸収され、あるいは直接外界に蒸散するが、このような蒸散等による減少に応じてを養液補給経路(8) から新養液WN を補給することにより、装置内の養液量Qを一定にすることができる。
また、植物Pの栽培中、養液W中には植物Pの根から溶出した有害物質が蓄積し、該有害物質がある程度の量蓄積するとその時点から植物Pの生長が阻害されるため、装置内の養液Wを養液抜取り経路(7) から所定量抜取り、抜取った量に応じて新養液補給量Sを増加させることにより、全養液量Qを一定にしつつ養液W中の有害物質濃度を希釈することが出来る。
【0007】
更に、該水耕栽培装置(1) が、全養液測定手段(10)、養液補給弁(12)、養液抜取り量測定手段(13)および養液抜取り弁(14)を有している場合には、養液抜取り量測定手段(13)によって養液抜取り量Rを測定して養液抜取り弁(14)を開閉して所定量の養液Wを抜取り、かつ、全養液量測定手段(10)によって装置内の全養液量Qを測定し、全養液量Qの変化量(すなわち養液蒸散量E)に応じて養液補給経路(8) の養液補給弁(12)を開いて新養液WN を補給することによって、新養液WN の補給と養液Wとの抜取りを自動的に行なうことが出来る。
【0008】
該養液Wは、水耕栽培開始後、徐々に植物生長に適する状態に馴化していくが、一方では、植物Pの根部から養液W中に溶出する有害物質の濃度が高くなる。ここで、馴化とは、養液Wを寝かせることをいう。このような養液Wの馴化の程度と養液W中の有害物質の濃度とがバランスした最適状態になるために要する日数をnとする。通常、nは、2〜10の範囲、望ましくは3〜5の範囲であることが経験的に確かめられている。
したがって、養液Wを水耕栽培開始後n日目の状態に維持すれば、植物Pにとって最適な条件で栽培することが出来る。ここで、水耕栽培開始(植物栽培開始)とは、植物栽培パネル(2) に植付けた植物Pを水耕栽培装置(1) を用いて水耕栽培するのを開始することをいう。
そこで、該養液Wをn日目の状態に維持するには、n日目に全養液量Qの1/n、すなわちQ/nを抜き取り、養液蒸散量Eと抜取り量Q/nとの和E+Q/nだけ新養液WN を補充する。以後、1日当り養液WをQ/nだけ抜き取り、新養液WN をE+Q/nだけ補充していけば、全養液量Qを一定に維持しつつ、有害物質濃度を水耕栽培開始後n日目の濃度に維持して水耕栽培を行なうことが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】
〔実施例1〕
本発明を図1に示す一実施例によって説明する。
図1に示すように、水耕栽培装置(1) は、植物栽培パネル(2) を養液W上に浮かべた養液槽(3) と、該養液槽(3) に連絡しかつ養液調整槽(4) と養液循環ポンプ(5) とが設けられている養液循環経路(6) と、該養液槽(3) に連絡する養液抜取り経路(7) と、該養液循環経路(6) の養液調整槽(4) に連絡する養液補給経路(8) と、制御ユニット(9) とからなる。
【0010】
該養液槽(3) には、全養液量測定手段としての水位センサ(10)が設けられており、該水位センサ(10)によって測定された全養液量Qの測定データは、該制御ユニット(9) へ送られる。
【0011】
また、該養液補給経路(8) は、新養液WN が蓄えられている新養液槽(11)に連絡している。
該養液補給経路(8) には、該制御ユニット(9) からの制御信号によって開閉が制御される養液補給弁(12)が設けられており、該養液補給弁(12)は、該養液槽(3) の水位センサ(10)によって測定された全養液量Qに応じて開閉が制御されている。
【0012】
更に、該養液抜取り経路(7) には、養液抜取り量測定手段としての流量計(13)が設けられており、該流量計(13)によって測定された養液抜取り量Rの測定データは、該制御ユニット(9) へ送られる。
また、該養液抜取り経路(7) には、該制御ユニット(9) からの制御信号によって開閉が制御される養液抜取り弁(14)が設けられており、該養液抜取り弁(14)は、該養液抜取り経路(7) の流量計(13)によって測定された養液抜取り量Rに応じて開閉が制御されている。
【0013】
上記水耕栽培装置(1) を使用して植物Pの水耕栽培を行なう場合には、植物栽培パネル(2) に植物Pを植え付け、養液循環経路(6) の養液循環ポンプ(5) を作動させて養液槽(3) に養液Wを循環させる。
【0014】
養液槽(3) 内の養液Wは植物Pに根から吸収され、あるいは直接外界に蒸散するが、このような蒸散等による減少分に応じて養液補給経路(8) から養液調整槽(4) に新養液WN を補給することによって、装置内の養液量Q(養液槽(3) 内の水位)を一定にする。
【0015】
また、植物Pの栽培中、養液W中には植物Pの根から溶出した有害物質が蓄積し、該有害物質がある程度の量蓄積するとその時点から植物Pの生長が阻害されるため、装置内の養液Wを養液抜取り経路(7) から所定量抜取り、抜取った量に応じて新養液補給量Sを増加させることにより、全養液量Qを一定にしつつ養液W中の有害物質濃度を希釈する。
【0016】
このような新養液WN の補給と養液Wとの抜取りを自動的に行なうには、全養液量測定手段である水位センサ(10)によって装置内の全養液量Q(養液槽(3) 内の水位)を測定し、養液Wの蒸散による減少量Eに応じて養液補給経路(8) の養液補給弁(12)を開いて養液調整槽(4) に新養液WN を補給する。
【0017】
また、養液抜取り量測定手段である流量計(13)によって養液抜取り量Rを測定し、該養液抜取り量Rに応じて養液抜取り弁(14)を開閉して所定量の養液Wを抜取る場合には、例えば、栽培開始n+1日目で養液W中の有害物質濃度が植物成長阻害濃度に達するとすると、n日目から養液Wの抜取りを開始する。
この場合、養液抜取り量Rを1日当り全養液量Qの1/n(すなわち、Q/n)に設定するとともに、1日当りの新養液補給量SをE+Q/nに設定することにより、全養液量Qを一定に保ちつつ養液W中の有害物質濃度を植物生長阻害濃度以下の濃度に希釈することが出来る。
【0018】
該養液Wは、水耕栽培開始後、徐々に植物生長に適する状態に馴化していくが、一方では、植物Pの根部から養液W中に溶出する有害物質の濃度が高くなる。このような養液Wの馴化の程度と養液W中の有害物質の濃度とがバランスした最適状態になるために要する日数をnとする。通常、nは、2〜10の範囲、望ましくは3〜5の範囲であることが経験的に確かめられている。
したがって、養液Wを水耕栽培開始後n日目の状態に維持すれば、植物Pにとって最適な条件で栽培することが出来る。
そこで、該養液Wをn日目の状態に維持するには、n日目に全養液量Qの1/n、すなわちQ/nを抜き取り、養液蒸散量Eと抜取り量Q/nとの和E+Q/nだけ新養液WN を補充する。以後、1日当り養液WをQ/nだけ抜き取り、新養液WN をE+Q/nだけ補充していけば、全養液量Qを一定に維持しつつ、有害物質濃度を水耕栽培開始後n日目の濃度に維持して水耕栽培を行なうことが出来る。
【0019】
本実施例では、全養液量Qは10トンであり、1日当りの蒸散量Eは1〜2(トン/日)である。nは経験的に導かれるものであり、栽培する植物Pの種類によっても異なるが、通常、nは、2〜10の範囲、望ましくは3〜5の範囲である。したがって、nを5に設定すれば、養液抜取り量RはQ/n=10/5=2トン/日であり、更に、1日当りの蒸散量Eを2トン/日とすれば、1日当りの新養液補給量SはE+Q/n=2+2=4トン/日である。
また、上記水耕栽培装置(1) を使用して水耕栽培を行なう植物Pは、例えば、ミツバ、レタス、サンチュ、トマト、キュウリ、ルッコラ、ほうれん草、イチゴである。特に、ほうれん草とイチゴは、根からの有害物質が多く出る植物であるため、nを小さく設定する(例えば、nを3に設定する)必要がある。
【0020】
上記のように水耕栽培装置(1) を使用して植物Pの水耕栽培を行なうことにより、有害物質濃度を植物生長阻害濃度以下に抑えて、植物生長を順調に行なうことが出来る。また、有害物質の濃度を測定することなく、経験的に植物生長阻害濃度に達する日数を割り出し、その1日前から養液Wの抜取りを行なうことにより、有害物質濃度測定の手間を省くことが出来る。
【0021】
〔実施例2〕
図2には他の実施例が示される。
図2に示すように、水耕栽培装置(1) は、植物栽培パネル(2) を養液W上に浮かべた養液槽(3) と、該養液槽(3) に連絡しかつ養液循環ポンプ(5) とが設けられている養液循環経路(6) と、該養液槽(3) に連絡する養液抜取り経路(7) と、該養液槽(3) に連絡する養液補給経路(8) と、制御ユニット(9) とからなる。
【0022】
該養液槽(3) には、全養液量測定手段としての水位センサ(10)が設けられており、該水位センサ(10)によって測定された全養液量Qの測定データは、該制御ユニット(9) へ送られる。
【0023】
また、該養液補給経路(8) は、新養液WN が蓄えられている新養液槽(11)に連絡している。
該養液補給経路(8) には、該制御ユニット(9) からの制御信号によって開閉が制御される養液補給弁(12)が設けられており、該養液補給弁(12)は、該養液槽(3) の水位センサ(10)によって測定された全養液量Qに応じて開閉が制御されている。
【0024】
更に、該養液抜取り経路(7) には、養液抜取り量測定手段としての流量計(13)が設けられており、該流量計(13)によって測定された養液抜取り量Rの測定データは、該制御ユニット(9) へ送られる。
また、該養液抜取り経路(7) には、該制御ユニット(9) からの制御信号によって開閉が制御される養液抜取り弁(14)が設けられており、該養液抜取り弁(14)は、該養液抜取り経路(7) の流量計(13)によって測定された養液抜取り量Rに応じて開閉が制御されている。
【0025】
該水耕栽培装置(1) を使用しても、実施例1と同様に、植物Pの水耕栽培を行なうことができるが、この場合には、蒸散等による減少分に応じて養液補給経路(8) から養液槽(3) に新養液WN を補給することによって、装置内の養液量Q(養液槽(3) 内の水位)を一定にする。
【0026】
以上、本発明の実施の形態を実施例1および実施例2により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
例えば、新養液WN の補給および/または養液Wの抜取りは、連続的または断続的(例えば1日1回)に行なってもよい。
また、養液Wの抜取りを断続的に行なう場合には、流量計(13)を用いることなく、水位センサ(10)を用いて養液抜取り量Rを測定してもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明では、有害物質濃度を植物生長阻害濃度以下に抑えて、養液を植物生長に最適の状態に維持して、植物生長を順調に行なうことが出来る。また、有害物質の濃度を測定せず、経験的に植物生長阻害濃度に達する日数を割り出し、1日前から抜取りを行なうことにより、有害物質濃度測定の手間を省くことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の水耕栽培装置の説明図である。
【図2】実施例2の水耕栽培装置の説明図である。
【符号の説明】
1 水耕栽培装置
2 植物栽培パネル
3 養液槽
6 養液循環経路
7 養液抜取り経路
8 養液補給経路
10 水位センサ(全養液量測定手段)
12 養液補給弁
13 流量計(養液抜取り量測定手段)
14 養液抜取り弁
W 養液
WN 新養液
P 植物
Q 全養液量
R 抜取り量
S 補給量
E 蒸散等による減少量
Claims (6)
- 植物栽培パネルを養液上に浮かべた養液槽と、該養液槽に連絡する養液循環経路と、該養液槽および/または該養液循環経路に連絡する養液補給経路および養液抜取り経路とからなることを特徴とする水耕栽培装置。
- 全養液量測定手段と、該養液補給経路に介在し該全養液量測定手段によって測定された全養液量に応じて開閉が制御される養液補給弁と、養液抜取り量測定手段と、該養液抜取り経路に介在し該養液抜取り量測定手段によって測定された養液抜取り量に応じて開閉が制御される養液抜取り弁とを有する請求項1に記載の水耕栽培装置。
- 請求項1または請求項2に記載の水耕栽培装置を使用し、該養液循環経路によって養液を循環させつつ該養液槽内の植物栽培パネルに植え付けた植物を栽培し、該養液補給経路から新養液を所定量補給し、かつ、該養液抜き取り経路から養液を所定量抜取ることを特徴とする水耕栽培方法。
- 該養液抜取りは植物栽培開始後n日目から行ない、養液抜取り量は1日当り全養液量の1/nに設定し、新養液補給量は養液の蒸散による減少量と養液抜取りによる減少量との和に設定する請求項3に記載の水耕栽培方法。
- 該nは2〜10である請求項4に記載の水耕栽培方法。
- 該nは3〜5である請求項4に記載の水耕栽培方法。
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- 2003-02-04 JP JP2003027217A patent/JP2004236528A/ja active Pending
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