JP2004236178A - 画像伸長装置、及び電子カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】他のカメラで記録されたファイルのサムネイル画像を容易に再生する。
【解決手段】画像伸長装置は、圧縮画像データを伸長する伸長部と、検出部と、算出部と、置換部と、転送指令部とを有する。検出部は、メモリにおける、画像データの伸長動作のスタート位置を示すスタートコードのアドレスを検出する。算出部は、スタートコードのアドレスより前のDMA転送の開始点のアドレスを算出する。置換部は、メモリにおけるスタートコードとDMA転送の開始点との間のデータを、置換用データに置き換える。転送指令部は、置換用データ及び画像データを、メモリから伸長部にDMA転送させる。置換用データは伸長部により読み飛ばされるため、サムネイル画像のSOIの先頭アドレスをDMA転送の開始点として転送したことと等価になる。従って、他のカメラで記録されたファイルのサムネイル画像も容易に伸長できる。
【選択図】 図1
【解決手段】画像伸長装置は、圧縮画像データを伸長する伸長部と、検出部と、算出部と、置換部と、転送指令部とを有する。検出部は、メモリにおける、画像データの伸長動作のスタート位置を示すスタートコードのアドレスを検出する。算出部は、スタートコードのアドレスより前のDMA転送の開始点のアドレスを算出する。置換部は、メモリにおけるスタートコードとDMA転送の開始点との間のデータを、置換用データに置き換える。転送指令部は、置換用データ及び画像データを、メモリから伸長部にDMA転送させる。置換用データは伸長部により読み飛ばされるため、サムネイル画像のSOIの先頭アドレスをDMA転送の開始点として転送したことと等価になる。従って、他のカメラで記録されたファイルのサムネイル画像も容易に伸長できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像伸長装置、及び画像伸長装置を備えた電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子カメラでは、撮影した静止画をJPEG圧縮して、メモリカードに記録することが多い。殆どの電子カメラで使われているExif(Exchangeable ImageFile For Digital Still Camera)形式の静止画のJPEGファイルの構造は、例えば、以下のようになっている。
【0003】
『SOI+APP1+DQT+DHT+SOF+SOS+ECS+EOI』
SOI(Start of Image)は、JPEGファイルの先頭を表すマーカコードである。APP1は、Exif形式特有の付属情報(JPEG圧縮されたサムネイル画像データを含む)を記録する領域である。DQTは、使用された量子化テーブルを記録する領域である。DHTは、ハフマン符号化において使用されたハフマンテーブルを記録する領域である。SOF(Start of Frame)は、JPEGの圧縮モードを示す情報や、画像データのサンプリング比等の情報を記録する領域である。SOS(Start of Scan)は、画像データのスキャン情報を記録する領域である。ECS(Entropy Coded Segment)は、圧縮されたメイン画像のデータを記録する領域である。EOI(End of Image)は、JPEGファイルの最後を表すマーカコードである。
【0004】
そして、メモリカードに記録されたJPEGファイル(静止画)は、電子カメラにより再生される場合、まず、MPU(Micro Processor Unit)により、DRAM等のメモリに読み込まれる。次に、ファイル内のメイン画像に対応するJPEG(圧縮)コードストリームは、メモリからDMA(Direct Memory Access)転送によりJPEG圧縮/伸長回路に入力されて、伸長処理(復号)を施される(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−261887号公報 (第4−10項、第1−18図)
【特許文献2】
特開2001−61058号公報 (第4−12項、第1−18図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近時、電子カメラのファイルフォーマット規格(Exif等)やファイルシステム規格(DCF:Design rule for Camera File system)が整備されている。このため、他の電子カメラで撮影されたJPEGファイルも、より高速に再生できることが望まれている。
【0007】
静止画のJPEGファイルのメイン画像については、ファイルをメモリカードからメモリに一旦読み込む(記憶する)時に、その電子カメラにとって都合の良いアドレスに記憶すれば、DMA転送を用いて再生できる。
一方、静止画のJPEGファイルのサムネイル画像は、ファイル内において、それを記録した電子カメラにとって都合の良いアドレスに配置されている。このアドレスは、再生する電子カメラには、都合の悪いアドレスということもある。例えば、記録側の電子カメラの1回のDMA転送のデータサイズが、再生側のものより小さい場合である。
【0008】
この場合、サムネイル画像のJPEGコードストリームより前の、DMA転送に都合の良いアドレスからデータを読み出せば、DMA転送によりこのデータをJPEG圧縮/伸長回路に入力できる。しかし、JPEGコードストリームの前に置かれたデータが任意のバイナリデータである場合、その中にSOIと同じコードが含まれていないとは限らない。含まれていた場合、JPEG伸長処理が正常に行われない可能性がある。なぜなら、JPEG圧縮/伸長回路は、SOIを検出するとJPEG伸長処理を開始するからである。
【0009】
また、他の電子カメラで記録されたモーションJPEGファイル(動画)を再生する場合も、以下の2つの理由により、JPEG伸長処理を正常に実行できない可能性がある。第1に、モーションJPEGファイルの再生は決められたフレームレートで行われなければならないので、高速であるDMA転送を利用する必要があるからである。第2に、モーションJPEGファイルがQuickTime等のフォーマットで記録されているからである。
【0010】
より詳細には、QuickTimeフォーマットでは、動画の各フレームに対応するJPEGコードストリームは、ATOMと呼ばれるブロックに記録されている。通常、各フレームに対応するJPEGコードストリームの前にも、他のATOMが置かれている。このため、各フレームに対応するJPEGコードストリームのスタートアドレスは、ファイル内において、それを再生する電子カメラのDMA転送に都合の良いものであるとは限らない。従って、サムネイル画像の場合と同様に、伸長処理を正常に実行できない可能性がある。
【0011】
本発明の目的は、従来の伸長回路及びDMA転送を用いて、他の電子カメラにより記録された静止画ファイルのサムネイル画像、動画ファイルなどを容易に再生する技術を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の画像伸長装置は、圧縮された画像データを伸長する伸長部と、検出部と、算出部と、置換部と、転送指令部とを備えていることを特徴とする。検出部は、圧縮された画像データを記憶しているメモリにおける、圧縮された画像データの伸長動作のスタート位置を示すスタートコードのアドレスを検出する。算出部は、スタートコードのアドレスに基づいて、このアドレスより前のDMA転送の開始点のアドレスを算出する。置換部は、メモリにおけるスタートコードのアドレスとDMA転送の開始点のアドレスとの間のデータを、スタートコードと異なる置換用データに置き換える。転送指令部は、メモリに記憶されている置換用データ及び圧縮された画像データを、DMA転送により伸長部に入力させる。
【0013】
請求項2の画像伸長装置は、請求項1記載の発明において、『検出部が検出するスタートコードのアドレスが、メモリに記憶されているメイン画像データを有するファイル内における、解像度縮小画像(メイン画像データの解像度を縮小した画像)の圧縮データの伸長動作のスタート位置である。』ことを特徴とする。
請求項3の画像伸長装置は、請求項1記載の発明において、『検出部が検出するスタートコードのアドレスが、メモリに記憶されている動画のファイル内における、圧縮された各コマの画像データの伸長動作のスタート位置である。』ことを特徴とする。
【0014】
請求項4の画像伸長装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の発明において、『置換部は、置換用データに置き換えられるデータを置き換えの前にメモリ内の別の記憶領域に待避させ、置換用データがDMA転送により伸長部に入力された後、待避させたデータを待避前のアドレス(メモリにおけるスタートコードのアドレスとDMA転送の開始点のアドレスとの間)に戻す。』ことを特徴とする。
【0015】
請求項5の電子カメラは、撮像部と、記録部と、メモリと、データ読み出し部と、画像伸長装置とを備えていることを特徴とする。撮像部は、被写体を撮像し、画像データを生成する。記録部は、撮像部により生成された画像データを圧縮して記録媒体に記録する。データ読み出し部は、記録媒体に記録された画像データを読み出してメモリに記憶する。画像伸長装置は、メモリに記憶された画像データを伸長する請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
<本実施形態の構成>
図1は、本発明の電子カメラのブロック図である。図において、電子カメラ12は、撮影レンズ16と、レンズモータドライブ20と、CCD(撮像素子)24と、A/D変換部28と、タイミングジェネレータ32と、CCDインターフェース36と、システムバス38と、シリアルポート40と、パラレルポート44と、画像処理部48と、ピクチャバス50と、JPEG圧縮/伸長部52と、カードインターフェース56と、USB(Universal Serial BUS)60と、DMAコントローラ64と、表示コントローラ68と、MPU(Micro Processor Unit)72と、バスインターフェース76と、LCDパネル80と、SDRAM84と、ROM88と、I/Oデバイス92(例えば、JPEG2000圧縮/伸長LSI等)とで構成されている。また、電子カメラ12には、メモリカード(記録媒体)96が接続されている。
【0017】
MPU72は、システムバス38を介して、電子カメラ12のシステム制御を行う。
DMAコントローラ64は、MPU72の指令に従って、DMA転送を制御する。
SDRAM84は、不図示のSDRAMコントローラにより制御される。
本実施形態の電子カメラ12は、後述するようにMPU72の機能が異なることを除いて、従来の電子カメラと同様である。このため、他の各部の説明を省略する。
【0018】
<本実施形態の動作説明>
図2は、上述した電子カメラ12による、画像伸長の動作を示す流れ図である。以下、図に示すステップ番号に従って、画像伸長の動作を説明する。なお、以下の説明では、メモリカード96には、他の電子カメラにより記録されたJPEGファイルが記憶されているものとし、このJPEGファイルを再生する動作のみを説明する。
【0019】
[ステップS1]
MPU72は、メモリカード96に記録されたJPEGファイルを読み出し、SDRAM84に記憶する。なお、DMAコントローラ64を利用して、DMA転送によってJPEGファイルを読み出し、SDRAM84に記憶してもよい。このとき、MPU72は、SDRAM84におけるJPEGファイルのSOIを記憶するアドレスが、DMA転送の開始点となるように記憶する。ここでのDMA転送の開始点とは、例えば、SDRAM84のページの先頭位置である。
なお、この動作は、Exif形式等の静止画のJPEGファイルを再生する場合も、QuickTime形式等の動画のJPEGファイルを再生する場合も同じである。
【0020】
[ステップS2]
MPU72は、SDRAM84に記憶させたJPEGファイルが静止画ファイルであるか、或いは動画ファイルであるかを判定する。静止画ファイルである場合、ステップS3に進み、動画ファイルである場合、ステップS10に進む。
【0021】
[ステップS3]
サムネイル画像を伸長する場合、ステップS5に進み、メイン画像を伸長する場合、ステップS4に進む。
【0022】
[ステップS4]
MPU72は、JPEGファイルをその先頭のデータから順にJPEG圧縮/伸長部52にDMA転送するように、DMAコントローラ64に指令する。DMAコントローラ64は、SDRAM84からバスインターフェース76及びピクチャバス50を介して、JPEGファイルを(ステップS1で述べたようにSOIを開始点として)JPEG圧縮/伸長部52にDMA転送する。
一般に、電子カメラのJPEG圧縮/伸長部は、その圧縮コード入出力口(不図示)より入力されたデータの中からSOIマーカコードを検出すると、その時点からJPEG伸長処理を開始するように構成されている。従って、JPEG圧縮/伸長部52は、DMA転送されたデータの先頭(SOIマーカコード)を検出した時点から、JPEG伸長処理を実行する。これにより、メイン画像のJPEG伸長は完了する。
【0023】
[ステップS5]
MPU72は、JPEGファイルにおけるSOIのマーカコード及びAPP1のマーカコードを探す。
[ステップS6]
MPU72は、Exif付属情報を読み出して、JPEGファイルにおけるアプリケーションセグメント(APP1セグメント)の中に格納されたサムネイル画像(JPEG形式)のSOIの先頭アドレスと、サムネイル画像のJPEGコードストリームのサイズを求める。
【0024】
[ステップS7]
MPU72は、サムネイル画像のSOIのアドレスから前に辿って、最も近いDMA転送の開始点のアドレスを求める。MPU72は、サムネイル画像のSOIとDMA転送の開始点との間のデータを、SDRAM84の別領域に待避させる。ここでの別領域は、SDRAM84におけるJPEGファイルを記憶している領域とは別の領域であり、待避データ専用の領域を予め設けておくことが望ましい。
【0025】
[ステップS8]
MPU72は、サムネイル画像のSOIとDMA転送の開始点との間の全てのデータを、「置換用データ」に置き換える。「置換用データ」は、例えば、”00h”や”FFh”のように区別しやすいコードであることが望ましいが、JPEGファイルのSOIのマーカコード(”FFD8h”)と異なれば何でもよい。
【0026】
図3は、上述のデータの置換が行われた後の、SDRAM84におけるJPEGファイル内のサムネイル画像を記憶している領域を示している。図中のパッディングデータは、JPEG圧縮/伸長部52によるJPEG伸長処理の際に、DMA転送によってEOIとDMA転送の終了点との間に付加されるダミーのデータである。JPEG圧縮/伸長部52は、その圧縮コード入出力口(不図示)より入力されたデータの中からEOIマーカコードを検出すると、JPEG伸長処理を停止(終了)する。従って、上述のダミーのデータは、JPEG圧縮/伸長部52のJPEG伸長処理に影響を与えない。
【0027】
図のように、SDRAM84内において、(他のカメラで記録されたJPEGファイルの)サムネイル画像のSOIのアドレスは、それを再生する電子カメラ12のDMA転送の開始点と異なる場合が多い。
なお、置き換えられるデータはメモリカードに残っているため、ステップS7で、置き換えられるデータを待避させなくても問題は少ない。このようなデータの待避を行っても、画像再生速度が低下することは殆どない。なぜなら、置き換えられるバイト数は、少なくともDMA転送1回分のバイト数より小さく、数10バイト程度で済むと考えられるからである。
【0028】
[ステップS9]
MPU72は、置き換えられたデータ(置換用データ)を含め、メイン画像の場合と同じようにJPEGコードストリームをDMA転送によって、JPEG圧縮/伸長部52に入力させる。
JPEG圧縮/伸長部52は、置換用データを全て読み飛ばす。なぜなら、置換用データには、SOIのマーカコードが含まれていないからである。このため、サムネイル画像のSOIの先頭アドレスをDMA転送の開始点として、JPEG圧縮/伸長部52にDMA転送したことと等価になる。従って、JPEG圧縮/伸長部52は、サムネイル画像を正常にJPEG伸長する。
【0029】
また、MPU72は、置換用データがJPEG圧縮/伸長部52に入力された後、待避させたデータを、待避前のアドレス(SDRAM84におけるサムネイル画像のSOIとDMA転送の開始点との間)に戻す。これにより、サムネイル画像のJPEG伸長動作は完了する。
【0030】
[ステップS10]
MPU72は、動画のJPEGファイルにおけるATOMの先頭位置を探す。次に、MPU72は、動画の各フレーム(各コマ)に対応するJPEGコードストリームの先頭アドレスをフレーム毎に調べる(各フレームの先頭アドレスは、ファイルヘッダ情報から検出できる)。
【0031】
[ステップS11]
各フレームの先頭アドレスがDMA転送の開始点のアドレスと異なる場合、MPU72は、各フレームの先頭アドレスから前に辿って、最も近いDMA転送の開始点のアドレスを求める。そして、MPU72は、各動画フレームのJPEGコードストリームの先頭アドレスとDMA転送の開始点との間のデータを、置換用データに置き換える。
【0032】
なお、動画のJPEGファイルを時間順に通常の速度で再生する場合、ステップS7で述べた置き換えられるデータの待避動作をしない方が望ましい。理由は、以下の3つである。
第1に、決められたフレームレートに従って、遅滞なく各フレームのJPEGコードストリームを再生する必要がある。このため、余計な時間を要する動作をしない方が望ましい。
第2に、動画のJPEGファイルの場合、各フレームの間に重要なデータが置かれていることは少ないので、それらのデータを置き換えても問題ないと考えられる。前のフレームの最後のデータが置き換えられる可能性もあるが、前のフレームは既に再生されているはずなので、データの置き換えが行われても差し支えない。
第3に、メモリカード96には、再生されるJPEGファイルが残っている。
【0033】
[ステップS12]
MPU72は、ステップS9と同様に、動画の各フレームのJPEGコードストリームをDMA転送によって、JPEG圧縮/伸長部52に入力させる。
JPEG圧縮/伸長部52は、置換用データを全て読み飛ばす。このため、ステップS9と同様の理由で、動画の各フレーム画像は正常にJPEG伸長される。これにより、動画のJPEGファイルの伸長動作は完了する。
【0034】
<本実施形態の効果>
本実施形態では、静止画のJPEGファイル内のサムネイル画像を再生する場合、MPU72は、サムネイル画像のSOIとDMA転送の開始点との間のデータを、JPEG圧縮/伸長部52により読み飛ばされるデータに置き換える。この後、置き換えられたデータと共に、サムネイル画像のJPEGコードストリームは、JPEG圧縮/伸長部52にDMA転送される。従って、JPEGファイルが他のカメラで記録されたものであっても、その中のサムネイル画像を、DMA転送を利用して高速に、且つ正常にJPEG伸長できる。
【0035】
動画のJPEGファイルを再生する場合も、上述と同様に、MPU72は、各フレームの伸長動作の開始点とDMA転送の開始点との間のデータを置き換える。従って、他のカメラで記録された動画のJPEGファイルも、DMA転送を利用して高速に、且つ正常にJPEG伸長できる。
このように、他のカメラで記録されたJPEGファイルを正常に且つ容易に再生できるため、カメラ間の互換性を高めることができる。この結果、ユーザの利便性を向上できる。
【0036】
また、本実施形態の伸長動作は、JPEGコードストリーム全体を、その伸長動作の開始点のアドレスがDMA転送の開始点のアドレスになるように移動する方法よりも、高速に再生できる。なぜなら、本実施形態の伸長動作により置き換えられるデータのバイト数は、JPEGコードストリーム全体のバイト数より小さいからである(ステップS8)。
【0037】
従来のJPEGファイルの再生動作との主な違いは、DMA転送前に、サムネイル画像(または動画の各フレーム)の伸長動作の開始点とDMA転送の開始点との間のデータを置き換えることである。このため、MPU72の機能(ソフトウェア処理)を変更するだけで、本実施形態の伸長処理を実現できる。また、DMA転送におけるデータ転送の1単位(データサイズ)は、限定されない。従って、そのカメラ固有のものである1回のDMA転送のバイト数に拘わらず、従来の電子カメラにも容易に実装できる。即ち、JPEG圧縮/伸長部52も含めて、電子カメラ12の各部は従来と同じでよいため、余分なコストは掛からない。
【0038】
一般に、サムネイル画像は、多数のJPEGファイルからそれぞれ読み出されて一覧表示されることが多く、高速に再生することが要求される。このような場合にも、本実施形態の伸長動作を適用すれば高速且つ正常に伸長できるので、ユーザの利便性を多いに向上できる。
最近のデジタルカメラは、再生時のレスポンスを向上させるため、モニタ表示用の画像(モニタ画面に表示するのに適したサイズの画像)をJPEG圧縮して、APP1セグメントの独自領域に記録することがある。このようなモニタ表示用の画像を再生(伸長)する場合にも、本実施形態の伸長動作を利用することができる。このモニタ表示用画像は、一般にサムネイル画像よりも大きいため、DMA転送による高速JPEG伸長の効果はより大きいものとなる。
【0039】
<本実施形態の補足事項>
[1] なお、本実施形態では、JPEGファイルを再生する例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。本発明は、JPEG2000等の、他の形式のファイルを再生する場合にも適用できる。この場合も、DMA転送前に、画像データの伸長動作の開始点とDMA転送の開始点との間のデータを、伸長回路により読み飛ばされるデータに置き換えれば、正常に再生できる。
【0040】
[2] 静止画ファイルのサムネイル画像を再生する場合、ステップS7で述べたように、置き換えられるデータを待避させる例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。待避させなくてもよい。なぜなら、メモリカード96には、この静止画ファイルが残っているからである。
【0041】
[3] 動画ファイルを時間順に通常の速度で再生する場合、置き換えられるデータを待避しない例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。待避させてもよい。
但し、動画ファイルを巻き戻し再生する場合、ステップS7及びS9と同様に待避復元動作をすることが望ましい。なぜなら、巻き戻し再生では、時間的に後から転送されたコマから再生されると考えられるからである。即ち、再生中のコマに対して直前(ファイルの先頭に近い方)のコマが次に再生されるので、直前のコマのデータが失われてはならないからである。
【0042】
同様の理由で、動画ファイルを繰り返し再生する場合も、待避復元動作をすることが望ましい。
また、高速巻き戻し再生の場合は、待避復元動作をしないことが望ましい。なぜなら、直前のコマは再生されないので、そのデータが失われても問題ないため、待避復元動作に余分な時間及びメモリを費やさない方がよいからである。
【0043】
<請求項との対応関係>
最後に、請求項と本実施形態との対応関係を説明する。なお、以下に示す対応関係は、参考のために示した一解釈であり、本発明を限定するものではない。
【0044】
請求項記載のメモリは、SDRAM84に対応する。
請求項記載の伸長部は、圧縮された画像データを伸長するJPEG圧縮/伸長部52の機能に対応する(ステップS4、S9、S12を参照)。
請求項記載のスタートコードのアドレスは、ステップS5で検出するJPEGファイルのSOI、ステップS6で検出するサムネイル画像のSOI、及びステップS10で検出する各フレームに対応するJPEGコードストリームの先頭アドレスに対応する。
【0045】
請求項記載の検出部は、前記したスタートコードのアドレスを検出するMPU72の機能に対応する。
請求項記載の算出部は、スタートコードのアドレスに基づいて、前記アドレスより前のDMA転送の開始点を算出するMPU72の機能に対応する(ステップS7、S11を参照)。
【0046】
請求項記載の置換部は、サムネイル画像のSOIとDMA転送の開始点との間のデータを置換用データに置き換えるMPU72の機能に対応する(ステップS8を参照)。
請求項記載の転送指令部は、JPEGコードストリームをDMA転送によりJPEG圧縮/伸長部52に入力させるMPU72及びDMAコントローラ64の機能に対応する(ステップS4、S9、S12を参照)。
【0047】
請求項記載の解像度縮小画像は、サムネイル画像、及びモニタ表示用画像に対応する。
請求項記載の画像伸長装置は、上述した検出部、算出部、置換部、転送指令部としてのMPU72及びDMAコントローラ64の機能と、圧縮された画像データを伸長するJPEG圧縮/伸長部52の機能に対応する。
【0048】
請求項記載の撮像部は、撮影レンズ16、レンズモータドライブ20、CCD24、A/D変換部28、CCDインターフェース36、画像処理部48に対応する。なお、請求項記載の『被写体を撮像し、画像データを生成する』動作は、公知なので、説明を省略した。
請求項記載の記録部は、JPEG圧縮/伸長部52に画像データを圧縮させて、圧縮後の画像データをメモリカード96に記録させるMPU72の機能に対応する。なお、この動作も公知なので、説明を省略した。
【0049】
請求項記載のデータ読み出し部は、メモリカード96に記録されたJPEGファイルを読み出してSDRAM84に記憶するMPU72の機能、及びSDRAM84に対応する(ステップS1を参照)。
【0050】
【発明の効果】
本発明では、静止画ファイル内における解像度縮小画像を再生する場合、この解像度縮小画像の圧縮データの伸長動作の開始点とDMA転送の開始点との間のデータを、伸長部により読み飛ばされるデータに置き換える。この後、置き換えられたデータと共に、解像度縮小画像の圧縮データは、伸長部にDMA転送される。従って、静止画ファイルが他のカメラで記録されたものであっても、その中の解像度縮小画像を、伸長部により正常に且つ容易に再生できる。
【0051】
動画ファイルを再生する場合も、上述と同様に、各コマの伸長動作の開始点とDMA転送の開始点との間のデータを置き換える。従って、他のカメラで記録された動画ファイルも、正常に且つ容易に再生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子カメラのブロック図である。
【図2】本発明の電子カメラによる、画像伸長の動作を示す流れ図である。
【図3】データの置換が行われた後の、SDRAMにおけるJPEGファイル内のサムネイル画像を記憶している領域を示す説明図である。
【符号の説明】
12 電子カメラ
16 撮影レンズ
20 レンズモータドライブ
24 CCD
28 A/D変換部28
32 タイミングジェネレータ
36 CCDインターフェース
38 システムバス
40 シリアルポート
44 パラレルポート
48 画像処理部
50 ピクチャバス
52 JPEG圧縮/伸長部
56 カードインターフェース
60 USB
64 DMAコントローラ
68 表示コントローラ
72 MPU
76 バスインターフェース
80 LCDパネル
84 SDRAM
88 ROM
92 I/Oデバイス
96 メモリカード
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像伸長装置、及び画像伸長装置を備えた電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子カメラでは、撮影した静止画をJPEG圧縮して、メモリカードに記録することが多い。殆どの電子カメラで使われているExif(Exchangeable ImageFile For Digital Still Camera)形式の静止画のJPEGファイルの構造は、例えば、以下のようになっている。
【0003】
『SOI+APP1+DQT+DHT+SOF+SOS+ECS+EOI』
SOI(Start of Image)は、JPEGファイルの先頭を表すマーカコードである。APP1は、Exif形式特有の付属情報(JPEG圧縮されたサムネイル画像データを含む)を記録する領域である。DQTは、使用された量子化テーブルを記録する領域である。DHTは、ハフマン符号化において使用されたハフマンテーブルを記録する領域である。SOF(Start of Frame)は、JPEGの圧縮モードを示す情報や、画像データのサンプリング比等の情報を記録する領域である。SOS(Start of Scan)は、画像データのスキャン情報を記録する領域である。ECS(Entropy Coded Segment)は、圧縮されたメイン画像のデータを記録する領域である。EOI(End of Image)は、JPEGファイルの最後を表すマーカコードである。
【0004】
そして、メモリカードに記録されたJPEGファイル(静止画)は、電子カメラにより再生される場合、まず、MPU(Micro Processor Unit)により、DRAM等のメモリに読み込まれる。次に、ファイル内のメイン画像に対応するJPEG(圧縮)コードストリームは、メモリからDMA(Direct Memory Access)転送によりJPEG圧縮/伸長回路に入力されて、伸長処理(復号)を施される(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−261887号公報 (第4−10項、第1−18図)
【特許文献2】
特開2001−61058号公報 (第4−12項、第1−18図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近時、電子カメラのファイルフォーマット規格(Exif等)やファイルシステム規格(DCF:Design rule for Camera File system)が整備されている。このため、他の電子カメラで撮影されたJPEGファイルも、より高速に再生できることが望まれている。
【0007】
静止画のJPEGファイルのメイン画像については、ファイルをメモリカードからメモリに一旦読み込む(記憶する)時に、その電子カメラにとって都合の良いアドレスに記憶すれば、DMA転送を用いて再生できる。
一方、静止画のJPEGファイルのサムネイル画像は、ファイル内において、それを記録した電子カメラにとって都合の良いアドレスに配置されている。このアドレスは、再生する電子カメラには、都合の悪いアドレスということもある。例えば、記録側の電子カメラの1回のDMA転送のデータサイズが、再生側のものより小さい場合である。
【0008】
この場合、サムネイル画像のJPEGコードストリームより前の、DMA転送に都合の良いアドレスからデータを読み出せば、DMA転送によりこのデータをJPEG圧縮/伸長回路に入力できる。しかし、JPEGコードストリームの前に置かれたデータが任意のバイナリデータである場合、その中にSOIと同じコードが含まれていないとは限らない。含まれていた場合、JPEG伸長処理が正常に行われない可能性がある。なぜなら、JPEG圧縮/伸長回路は、SOIを検出するとJPEG伸長処理を開始するからである。
【0009】
また、他の電子カメラで記録されたモーションJPEGファイル(動画)を再生する場合も、以下の2つの理由により、JPEG伸長処理を正常に実行できない可能性がある。第1に、モーションJPEGファイルの再生は決められたフレームレートで行われなければならないので、高速であるDMA転送を利用する必要があるからである。第2に、モーションJPEGファイルがQuickTime等のフォーマットで記録されているからである。
【0010】
より詳細には、QuickTimeフォーマットでは、動画の各フレームに対応するJPEGコードストリームは、ATOMと呼ばれるブロックに記録されている。通常、各フレームに対応するJPEGコードストリームの前にも、他のATOMが置かれている。このため、各フレームに対応するJPEGコードストリームのスタートアドレスは、ファイル内において、それを再生する電子カメラのDMA転送に都合の良いものであるとは限らない。従って、サムネイル画像の場合と同様に、伸長処理を正常に実行できない可能性がある。
【0011】
本発明の目的は、従来の伸長回路及びDMA転送を用いて、他の電子カメラにより記録された静止画ファイルのサムネイル画像、動画ファイルなどを容易に再生する技術を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の画像伸長装置は、圧縮された画像データを伸長する伸長部と、検出部と、算出部と、置換部と、転送指令部とを備えていることを特徴とする。検出部は、圧縮された画像データを記憶しているメモリにおける、圧縮された画像データの伸長動作のスタート位置を示すスタートコードのアドレスを検出する。算出部は、スタートコードのアドレスに基づいて、このアドレスより前のDMA転送の開始点のアドレスを算出する。置換部は、メモリにおけるスタートコードのアドレスとDMA転送の開始点のアドレスとの間のデータを、スタートコードと異なる置換用データに置き換える。転送指令部は、メモリに記憶されている置換用データ及び圧縮された画像データを、DMA転送により伸長部に入力させる。
【0013】
請求項2の画像伸長装置は、請求項1記載の発明において、『検出部が検出するスタートコードのアドレスが、メモリに記憶されているメイン画像データを有するファイル内における、解像度縮小画像(メイン画像データの解像度を縮小した画像)の圧縮データの伸長動作のスタート位置である。』ことを特徴とする。
請求項3の画像伸長装置は、請求項1記載の発明において、『検出部が検出するスタートコードのアドレスが、メモリに記憶されている動画のファイル内における、圧縮された各コマの画像データの伸長動作のスタート位置である。』ことを特徴とする。
【0014】
請求項4の画像伸長装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の発明において、『置換部は、置換用データに置き換えられるデータを置き換えの前にメモリ内の別の記憶領域に待避させ、置換用データがDMA転送により伸長部に入力された後、待避させたデータを待避前のアドレス(メモリにおけるスタートコードのアドレスとDMA転送の開始点のアドレスとの間)に戻す。』ことを特徴とする。
【0015】
請求項5の電子カメラは、撮像部と、記録部と、メモリと、データ読み出し部と、画像伸長装置とを備えていることを特徴とする。撮像部は、被写体を撮像し、画像データを生成する。記録部は、撮像部により生成された画像データを圧縮して記録媒体に記録する。データ読み出し部は、記録媒体に記録された画像データを読み出してメモリに記憶する。画像伸長装置は、メモリに記憶された画像データを伸長する請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
<本実施形態の構成>
図1は、本発明の電子カメラのブロック図である。図において、電子カメラ12は、撮影レンズ16と、レンズモータドライブ20と、CCD(撮像素子)24と、A/D変換部28と、タイミングジェネレータ32と、CCDインターフェース36と、システムバス38と、シリアルポート40と、パラレルポート44と、画像処理部48と、ピクチャバス50と、JPEG圧縮/伸長部52と、カードインターフェース56と、USB(Universal Serial BUS)60と、DMAコントローラ64と、表示コントローラ68と、MPU(Micro Processor Unit)72と、バスインターフェース76と、LCDパネル80と、SDRAM84と、ROM88と、I/Oデバイス92(例えば、JPEG2000圧縮/伸長LSI等)とで構成されている。また、電子カメラ12には、メモリカード(記録媒体)96が接続されている。
【0017】
MPU72は、システムバス38を介して、電子カメラ12のシステム制御を行う。
DMAコントローラ64は、MPU72の指令に従って、DMA転送を制御する。
SDRAM84は、不図示のSDRAMコントローラにより制御される。
本実施形態の電子カメラ12は、後述するようにMPU72の機能が異なることを除いて、従来の電子カメラと同様である。このため、他の各部の説明を省略する。
【0018】
<本実施形態の動作説明>
図2は、上述した電子カメラ12による、画像伸長の動作を示す流れ図である。以下、図に示すステップ番号に従って、画像伸長の動作を説明する。なお、以下の説明では、メモリカード96には、他の電子カメラにより記録されたJPEGファイルが記憶されているものとし、このJPEGファイルを再生する動作のみを説明する。
【0019】
[ステップS1]
MPU72は、メモリカード96に記録されたJPEGファイルを読み出し、SDRAM84に記憶する。なお、DMAコントローラ64を利用して、DMA転送によってJPEGファイルを読み出し、SDRAM84に記憶してもよい。このとき、MPU72は、SDRAM84におけるJPEGファイルのSOIを記憶するアドレスが、DMA転送の開始点となるように記憶する。ここでのDMA転送の開始点とは、例えば、SDRAM84のページの先頭位置である。
なお、この動作は、Exif形式等の静止画のJPEGファイルを再生する場合も、QuickTime形式等の動画のJPEGファイルを再生する場合も同じである。
【0020】
[ステップS2]
MPU72は、SDRAM84に記憶させたJPEGファイルが静止画ファイルであるか、或いは動画ファイルであるかを判定する。静止画ファイルである場合、ステップS3に進み、動画ファイルである場合、ステップS10に進む。
【0021】
[ステップS3]
サムネイル画像を伸長する場合、ステップS5に進み、メイン画像を伸長する場合、ステップS4に進む。
【0022】
[ステップS4]
MPU72は、JPEGファイルをその先頭のデータから順にJPEG圧縮/伸長部52にDMA転送するように、DMAコントローラ64に指令する。DMAコントローラ64は、SDRAM84からバスインターフェース76及びピクチャバス50を介して、JPEGファイルを(ステップS1で述べたようにSOIを開始点として)JPEG圧縮/伸長部52にDMA転送する。
一般に、電子カメラのJPEG圧縮/伸長部は、その圧縮コード入出力口(不図示)より入力されたデータの中からSOIマーカコードを検出すると、その時点からJPEG伸長処理を開始するように構成されている。従って、JPEG圧縮/伸長部52は、DMA転送されたデータの先頭(SOIマーカコード)を検出した時点から、JPEG伸長処理を実行する。これにより、メイン画像のJPEG伸長は完了する。
【0023】
[ステップS5]
MPU72は、JPEGファイルにおけるSOIのマーカコード及びAPP1のマーカコードを探す。
[ステップS6]
MPU72は、Exif付属情報を読み出して、JPEGファイルにおけるアプリケーションセグメント(APP1セグメント)の中に格納されたサムネイル画像(JPEG形式)のSOIの先頭アドレスと、サムネイル画像のJPEGコードストリームのサイズを求める。
【0024】
[ステップS7]
MPU72は、サムネイル画像のSOIのアドレスから前に辿って、最も近いDMA転送の開始点のアドレスを求める。MPU72は、サムネイル画像のSOIとDMA転送の開始点との間のデータを、SDRAM84の別領域に待避させる。ここでの別領域は、SDRAM84におけるJPEGファイルを記憶している領域とは別の領域であり、待避データ専用の領域を予め設けておくことが望ましい。
【0025】
[ステップS8]
MPU72は、サムネイル画像のSOIとDMA転送の開始点との間の全てのデータを、「置換用データ」に置き換える。「置換用データ」は、例えば、”00h”や”FFh”のように区別しやすいコードであることが望ましいが、JPEGファイルのSOIのマーカコード(”FFD8h”)と異なれば何でもよい。
【0026】
図3は、上述のデータの置換が行われた後の、SDRAM84におけるJPEGファイル内のサムネイル画像を記憶している領域を示している。図中のパッディングデータは、JPEG圧縮/伸長部52によるJPEG伸長処理の際に、DMA転送によってEOIとDMA転送の終了点との間に付加されるダミーのデータである。JPEG圧縮/伸長部52は、その圧縮コード入出力口(不図示)より入力されたデータの中からEOIマーカコードを検出すると、JPEG伸長処理を停止(終了)する。従って、上述のダミーのデータは、JPEG圧縮/伸長部52のJPEG伸長処理に影響を与えない。
【0027】
図のように、SDRAM84内において、(他のカメラで記録されたJPEGファイルの)サムネイル画像のSOIのアドレスは、それを再生する電子カメラ12のDMA転送の開始点と異なる場合が多い。
なお、置き換えられるデータはメモリカードに残っているため、ステップS7で、置き換えられるデータを待避させなくても問題は少ない。このようなデータの待避を行っても、画像再生速度が低下することは殆どない。なぜなら、置き換えられるバイト数は、少なくともDMA転送1回分のバイト数より小さく、数10バイト程度で済むと考えられるからである。
【0028】
[ステップS9]
MPU72は、置き換えられたデータ(置換用データ)を含め、メイン画像の場合と同じようにJPEGコードストリームをDMA転送によって、JPEG圧縮/伸長部52に入力させる。
JPEG圧縮/伸長部52は、置換用データを全て読み飛ばす。なぜなら、置換用データには、SOIのマーカコードが含まれていないからである。このため、サムネイル画像のSOIの先頭アドレスをDMA転送の開始点として、JPEG圧縮/伸長部52にDMA転送したことと等価になる。従って、JPEG圧縮/伸長部52は、サムネイル画像を正常にJPEG伸長する。
【0029】
また、MPU72は、置換用データがJPEG圧縮/伸長部52に入力された後、待避させたデータを、待避前のアドレス(SDRAM84におけるサムネイル画像のSOIとDMA転送の開始点との間)に戻す。これにより、サムネイル画像のJPEG伸長動作は完了する。
【0030】
[ステップS10]
MPU72は、動画のJPEGファイルにおけるATOMの先頭位置を探す。次に、MPU72は、動画の各フレーム(各コマ)に対応するJPEGコードストリームの先頭アドレスをフレーム毎に調べる(各フレームの先頭アドレスは、ファイルヘッダ情報から検出できる)。
【0031】
[ステップS11]
各フレームの先頭アドレスがDMA転送の開始点のアドレスと異なる場合、MPU72は、各フレームの先頭アドレスから前に辿って、最も近いDMA転送の開始点のアドレスを求める。そして、MPU72は、各動画フレームのJPEGコードストリームの先頭アドレスとDMA転送の開始点との間のデータを、置換用データに置き換える。
【0032】
なお、動画のJPEGファイルを時間順に通常の速度で再生する場合、ステップS7で述べた置き換えられるデータの待避動作をしない方が望ましい。理由は、以下の3つである。
第1に、決められたフレームレートに従って、遅滞なく各フレームのJPEGコードストリームを再生する必要がある。このため、余計な時間を要する動作をしない方が望ましい。
第2に、動画のJPEGファイルの場合、各フレームの間に重要なデータが置かれていることは少ないので、それらのデータを置き換えても問題ないと考えられる。前のフレームの最後のデータが置き換えられる可能性もあるが、前のフレームは既に再生されているはずなので、データの置き換えが行われても差し支えない。
第3に、メモリカード96には、再生されるJPEGファイルが残っている。
【0033】
[ステップS12]
MPU72は、ステップS9と同様に、動画の各フレームのJPEGコードストリームをDMA転送によって、JPEG圧縮/伸長部52に入力させる。
JPEG圧縮/伸長部52は、置換用データを全て読み飛ばす。このため、ステップS9と同様の理由で、動画の各フレーム画像は正常にJPEG伸長される。これにより、動画のJPEGファイルの伸長動作は完了する。
【0034】
<本実施形態の効果>
本実施形態では、静止画のJPEGファイル内のサムネイル画像を再生する場合、MPU72は、サムネイル画像のSOIとDMA転送の開始点との間のデータを、JPEG圧縮/伸長部52により読み飛ばされるデータに置き換える。この後、置き換えられたデータと共に、サムネイル画像のJPEGコードストリームは、JPEG圧縮/伸長部52にDMA転送される。従って、JPEGファイルが他のカメラで記録されたものであっても、その中のサムネイル画像を、DMA転送を利用して高速に、且つ正常にJPEG伸長できる。
【0035】
動画のJPEGファイルを再生する場合も、上述と同様に、MPU72は、各フレームの伸長動作の開始点とDMA転送の開始点との間のデータを置き換える。従って、他のカメラで記録された動画のJPEGファイルも、DMA転送を利用して高速に、且つ正常にJPEG伸長できる。
このように、他のカメラで記録されたJPEGファイルを正常に且つ容易に再生できるため、カメラ間の互換性を高めることができる。この結果、ユーザの利便性を向上できる。
【0036】
また、本実施形態の伸長動作は、JPEGコードストリーム全体を、その伸長動作の開始点のアドレスがDMA転送の開始点のアドレスになるように移動する方法よりも、高速に再生できる。なぜなら、本実施形態の伸長動作により置き換えられるデータのバイト数は、JPEGコードストリーム全体のバイト数より小さいからである(ステップS8)。
【0037】
従来のJPEGファイルの再生動作との主な違いは、DMA転送前に、サムネイル画像(または動画の各フレーム)の伸長動作の開始点とDMA転送の開始点との間のデータを置き換えることである。このため、MPU72の機能(ソフトウェア処理)を変更するだけで、本実施形態の伸長処理を実現できる。また、DMA転送におけるデータ転送の1単位(データサイズ)は、限定されない。従って、そのカメラ固有のものである1回のDMA転送のバイト数に拘わらず、従来の電子カメラにも容易に実装できる。即ち、JPEG圧縮/伸長部52も含めて、電子カメラ12の各部は従来と同じでよいため、余分なコストは掛からない。
【0038】
一般に、サムネイル画像は、多数のJPEGファイルからそれぞれ読み出されて一覧表示されることが多く、高速に再生することが要求される。このような場合にも、本実施形態の伸長動作を適用すれば高速且つ正常に伸長できるので、ユーザの利便性を多いに向上できる。
最近のデジタルカメラは、再生時のレスポンスを向上させるため、モニタ表示用の画像(モニタ画面に表示するのに適したサイズの画像)をJPEG圧縮して、APP1セグメントの独自領域に記録することがある。このようなモニタ表示用の画像を再生(伸長)する場合にも、本実施形態の伸長動作を利用することができる。このモニタ表示用画像は、一般にサムネイル画像よりも大きいため、DMA転送による高速JPEG伸長の効果はより大きいものとなる。
【0039】
<本実施形態の補足事項>
[1] なお、本実施形態では、JPEGファイルを再生する例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。本発明は、JPEG2000等の、他の形式のファイルを再生する場合にも適用できる。この場合も、DMA転送前に、画像データの伸長動作の開始点とDMA転送の開始点との間のデータを、伸長回路により読み飛ばされるデータに置き換えれば、正常に再生できる。
【0040】
[2] 静止画ファイルのサムネイル画像を再生する場合、ステップS7で述べたように、置き換えられるデータを待避させる例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。待避させなくてもよい。なぜなら、メモリカード96には、この静止画ファイルが残っているからである。
【0041】
[3] 動画ファイルを時間順に通常の速度で再生する場合、置き換えられるデータを待避しない例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。待避させてもよい。
但し、動画ファイルを巻き戻し再生する場合、ステップS7及びS9と同様に待避復元動作をすることが望ましい。なぜなら、巻き戻し再生では、時間的に後から転送されたコマから再生されると考えられるからである。即ち、再生中のコマに対して直前(ファイルの先頭に近い方)のコマが次に再生されるので、直前のコマのデータが失われてはならないからである。
【0042】
同様の理由で、動画ファイルを繰り返し再生する場合も、待避復元動作をすることが望ましい。
また、高速巻き戻し再生の場合は、待避復元動作をしないことが望ましい。なぜなら、直前のコマは再生されないので、そのデータが失われても問題ないため、待避復元動作に余分な時間及びメモリを費やさない方がよいからである。
【0043】
<請求項との対応関係>
最後に、請求項と本実施形態との対応関係を説明する。なお、以下に示す対応関係は、参考のために示した一解釈であり、本発明を限定するものではない。
【0044】
請求項記載のメモリは、SDRAM84に対応する。
請求項記載の伸長部は、圧縮された画像データを伸長するJPEG圧縮/伸長部52の機能に対応する(ステップS4、S9、S12を参照)。
請求項記載のスタートコードのアドレスは、ステップS5で検出するJPEGファイルのSOI、ステップS6で検出するサムネイル画像のSOI、及びステップS10で検出する各フレームに対応するJPEGコードストリームの先頭アドレスに対応する。
【0045】
請求項記載の検出部は、前記したスタートコードのアドレスを検出するMPU72の機能に対応する。
請求項記載の算出部は、スタートコードのアドレスに基づいて、前記アドレスより前のDMA転送の開始点を算出するMPU72の機能に対応する(ステップS7、S11を参照)。
【0046】
請求項記載の置換部は、サムネイル画像のSOIとDMA転送の開始点との間のデータを置換用データに置き換えるMPU72の機能に対応する(ステップS8を参照)。
請求項記載の転送指令部は、JPEGコードストリームをDMA転送によりJPEG圧縮/伸長部52に入力させるMPU72及びDMAコントローラ64の機能に対応する(ステップS4、S9、S12を参照)。
【0047】
請求項記載の解像度縮小画像は、サムネイル画像、及びモニタ表示用画像に対応する。
請求項記載の画像伸長装置は、上述した検出部、算出部、置換部、転送指令部としてのMPU72及びDMAコントローラ64の機能と、圧縮された画像データを伸長するJPEG圧縮/伸長部52の機能に対応する。
【0048】
請求項記載の撮像部は、撮影レンズ16、レンズモータドライブ20、CCD24、A/D変換部28、CCDインターフェース36、画像処理部48に対応する。なお、請求項記載の『被写体を撮像し、画像データを生成する』動作は、公知なので、説明を省略した。
請求項記載の記録部は、JPEG圧縮/伸長部52に画像データを圧縮させて、圧縮後の画像データをメモリカード96に記録させるMPU72の機能に対応する。なお、この動作も公知なので、説明を省略した。
【0049】
請求項記載のデータ読み出し部は、メモリカード96に記録されたJPEGファイルを読み出してSDRAM84に記憶するMPU72の機能、及びSDRAM84に対応する(ステップS1を参照)。
【0050】
【発明の効果】
本発明では、静止画ファイル内における解像度縮小画像を再生する場合、この解像度縮小画像の圧縮データの伸長動作の開始点とDMA転送の開始点との間のデータを、伸長部により読み飛ばされるデータに置き換える。この後、置き換えられたデータと共に、解像度縮小画像の圧縮データは、伸長部にDMA転送される。従って、静止画ファイルが他のカメラで記録されたものであっても、その中の解像度縮小画像を、伸長部により正常に且つ容易に再生できる。
【0051】
動画ファイルを再生する場合も、上述と同様に、各コマの伸長動作の開始点とDMA転送の開始点との間のデータを置き換える。従って、他のカメラで記録された動画ファイルも、正常に且つ容易に再生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子カメラのブロック図である。
【図2】本発明の電子カメラによる、画像伸長の動作を示す流れ図である。
【図3】データの置換が行われた後の、SDRAMにおけるJPEGファイル内のサムネイル画像を記憶している領域を示す説明図である。
【符号の説明】
12 電子カメラ
16 撮影レンズ
20 レンズモータドライブ
24 CCD
28 A/D変換部28
32 タイミングジェネレータ
36 CCDインターフェース
38 システムバス
40 シリアルポート
44 パラレルポート
48 画像処理部
50 ピクチャバス
52 JPEG圧縮/伸長部
56 カードインターフェース
60 USB
64 DMAコントローラ
68 表示コントローラ
72 MPU
76 バスインターフェース
80 LCDパネル
84 SDRAM
88 ROM
92 I/Oデバイス
96 メモリカード
Claims (5)
- 圧縮された画像データを伸長する伸長部と、
圧縮された画像データを記憶しているメモリにおける、圧縮された画像データの伸長動作のスタート位置を示すスタートコードのアドレスを検出する検出部と、
前記スタートコードのアドレスに基づいて、前記アドレスより前のDMA転送の開始点のアドレスを算出する算出部と、
前記メモリにおける前記スタートコードのアドレスと前記開始点のアドレスとの間のデータを、前記スタートコードと異なる置換用データに置き換える置換部と、
前記メモリに記憶されている前記置換用データ及び前記圧縮された画像データを、前記DMA転送により前記伸長部に入力させる転送指令部と
を備えていることを特徴とする画像伸長装置。 - 請求項1記載の画像伸長装置において、
前記検出部が検出するスタートコードのアドレスは、前記メモリに記憶されているメイン画像データを有するファイル内における、解像度縮小画像(前記メイン画像データの解像度を縮小した画像)の圧縮データの伸長動作のスタート位置である
ことを特徴とする画像伸長装置。 - 請求項1記載の画像伸長装置において、
前記検出部が検出するスタートコードのアドレスは、前記メモリに記憶されている動画のファイル内における、圧縮された各コマの画像データの伸長動作のスタート位置である
ことを特徴とする画像伸長装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の画像伸長装置において、
前記置換部は、
前記置換用データに置き換えられるデータを、置き換えの前に前記メモリ内の別の記憶領域に待避させ、
前記置換用データが前記DMA転送により前記伸長部に入力された後、前記待避させたデータを、待避前のアドレス(前記メモリにおける前記スタートコードのアドレスと前記開始点のアドレスとの間)に戻す
ことを特徴とする画像伸長装置。 - 被写体を撮像し、画像データを生成する撮像部と、
前記撮像部により生成された画像データを圧縮して記録媒体に記録する記録部と、
メモリを有し、前記記録媒体に記録された画像データを読み出して前記メモリに記憶するデータ読み出し部と、
前記メモリに記憶された画像データを伸長する請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の画像伸長装置と
を備えていることを特徴とする電子カメラ。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008092292A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | 静止画像送信装置、静止画像受信装置、静止画像送受信装置、静止画像送信方法、静止画像受信方法、静止画像送受信方法、カメラ装置、及び携帯端末装置 |
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2003
- 2003-01-31 JP JP2003024636A patent/JP2004236178A/ja active Pending
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