JP2004235954A - 課金処理システム、および課金処理方法 - Google Patents

課金処理システム、および課金処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線LANを利用したインターネット接続において、無線障害等による無効な利用に対する課金を防止し、実際のサービス利用量に応じた課金を正確かつ容易に可能とする課金処理システム、および課金処理方法を提供する。
【解決手段】アクセスポイント60において、課金度数計測部61は、端末装置10と無線通信部68との間で行なわれるデータ接続状況を監視し、ACKフレームの度数を計測する。端末管理部63は、ACKフレームの度数に基づき課金のための課金データを集計し、課金サーバ装置30に通知する。課金サーバ装置30は、通知された課金データを用い、各ユーザごとに区分して課金DB33の課金データを更新する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線LANシステムのような無線回線を介してネットワークへと接続し、インターネットなどのデータ通信を行なうシステムにおいて、そのデータ通信の利用に基づいて課金処理を行なう課金処理システム、および課金処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークの高速化やパーソナルコンピュータ、デジタルテレビジョン受信機等の一般家庭への急速な普及により、様々な情報を提供するサービスが広く実用化されている。特に、インターネットの普及により、一般個人がネットワークを通じてこれらのサービスを利用するようになった。また、このようなインターネットの利用は、一般家庭内など屋内環境からネットワークへと接続する利用形態に加えて、最近では、屋外環境での利用も増加しつつある。屋外環境での利用の一例として、移動しながらの利用、あるいは、公衆スポットやホットスポットと呼ばれるインターネット環境を提供する公衆施設での利用も可能となっている。屋外環境、あるいは屋内であっても移動が可能なインターネットの利用形態の一つとしては、無線通信システムを利用してインターネットに接続を可能とする、無線LANシステムが知られている。
【0003】
このような一般個人のユーザがインターネットを利用する場合、ユーザは、通信事業者が所有する電話回線等によりプロバイダと呼ばれるインターネット接続事業者(Internet Service Provider、略してISPと呼ばれる)に接続し、そのプロバイダのネットワークを介してインターネットに接続する。また、上述の無線LANシステムを利用した公衆スポットにおいて、複数のプロバイダに接続可能としたアクセスポイントを設け、個人の端末装置をその個人が契約しているプロバイダに接続可能としたインターネット利用方法なども提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ところで、このようなインターネット接続に対して、ユーザはプロバイダよりその接続料金が課金される。このような接続料金は、大別すると、月ごとなど一定期間に決まった額を支払う固定料金制と、ユーザの利用に応じた額を支払う従量課金制がある。この従量課金制の場合、例えばユーザがインターネットを経由して送受信したパケット量に対して課金される。すなわち、ユーザが所有する各端末装置を収容するルータ装置が、端末装置とネットワークとの接続を各端末装置ごとに監視し、通過したパケット量を計測する。ルータ装置は、計測したパケット量を課金データとして、サービス業者が所有する課金サーバ装置に送出する。この課金サーバ装置は、この課金データの全てを収集し、各ユーザに関する課金処理を集中的に処理する。
【0005】
しかし、このような通信パケットを利用して課金する従量課金制の場合、例えば、昼夜別料金、サービス別料金、送受信パケット種別料金など、利用形態に応じた多様な課金方法に対応するには、課金サーバ装置での分析などの処理に対応する必要があるため、コスト高になるなどの課題があった。また、本来は通信階層構造におけるIP層のIPアドレスを参照して中継、転送処理を行なうルータ装置が、TCPなどの上位層での検出が必要なパケット量の計測を行なうこととなるため、ルータ装置の処理に対して負荷が大きく、ルータ装置本来の転送処理能力を低下させるという課題もあった。このため、よりサービスの詳細な利用状況に見合った従量課金を行なうことが可能な課金処理方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
図5は、このようなサービスの詳細な利用状況に見合った従量課金を可能とする課金処理方法を利用した、従来例としての課金処理装置の構成図である。図5において、本従来の課金処理装置は、端末装置10と、ルータ装置21と、サーバ装置30とを有する。ルータ装置21は、端末装置10の回線が収容されるネットワーク接続装置である。ルータ装置21は、端末装置10、およびネットワーク22相互のデータの中継処理を行ない、各データの送信先に応じてそのデータを振り分けて送信する。サーバ装置30は、課金に関する処理を行なうサーバ装置であり、ネットワーク22を介して、ルータ装置21と接続される。
【0007】
また、端末装置10は、課金データ測定部11、および送受信部19を有している。課金データ測定部11は、サービス利用に関する課金額を演算するために必要な情報である課金データを、端末装置10において測定するために設けられている。また、送受信部19は、インターネットを利用するための各種データを送受信するとともに、上記課金データ測定部11で測定された課金データをサービス提供者のサーバ装置30に送信する。一方、サーバ装置30は、課金データ収集部31、課金データ更新部32、課金データベース(以下、適宜、課金DBと呼ぶ)33、および送受信部39を有している。送受信部39は、端末装置10から送信された各種データとともに、端末装置10から送信された課金データを受信する。課金データ収集部31は、送受信部39で受信した各種データから、課金に関するデータである課金データを収集する。課金データ更新部32は、サーバ装置30が受け取った課金データに基づいて、課金DB33における該当の端末装置10の課金データを更新する。
【0008】
このように、本従来例の課金処理装置では、端末装置10がサービス利用に関する課金額の算出に必要な情報である課金データを測定し、その課金データがネットワーク22を経由してサービス提供者のサーバ装置30に送信され、サーバ装置30が、受け取った課金データに基づいて、課金DB33における該当の端末装置10の課金データを更新する。すなわち、本従来例の課金処理装置は、課金額の基になるユーザの利用量が、ユーザの端末装置10上において測定される。よって、端末装置10の実際のサービス利用量に応じた課金ができ、またルータ装置21への負荷をかけることもない。特に、利用量の測定方法として、例えば、利用に際して使用したパケット量を測定することにより、実際に転送したデータ量に見合った課金が為される。このため、パケット落ち等で実際には利用できなかったサービスまで課金されるというような不都合をも防ぐことが可能となる。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−152276号公報
【特許文献2】
特開平10−190737号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例のように課金データを端末装置にて測定するような方法では、無線LANシステムのような無線回線を介してネットワークへと接続するシステムの場合、通信断や端末強制電源断によって正確な課金データを通知できないことが生じるという課題があった。
【0011】
すなわち、無線LANシステムにおいては、端末装置から無線によりインターネット接続を行なうため、この無線接続を提供するアクセスポイントと呼ばれる基地局が設置される。端末装置は、このアクセスポイント、ルータ装置を介してインターネット網へと接続される。しかし、このアクセスポイントの電波有効範囲は比較的狭い範囲であるため、移動環境や電波状態が不安定な環境で端末装置を使用した場合、インターネット接続の連続性を確保できないことがある。このように、無線回線を利用した場合には、無線障害などが発生する可能性が高く、ユーザが利用するデータの転送とともに、従来例のような場合には課金データまでもが正確に転送できないような状況も考えられる。
【0012】
一方、この無線LANシステムによるインターネット接続は、ワイアレス、高速などの利点から、今後、需要が増大しアクセスポイントの設置数も増加することが予測される。特に、道路周辺にて住宅、店舗、オフィスなどに基地局を設置すれば、歩行者や車からの利用も可能となる。また、このような無線LANシステムの需要増大とともに、上述したような複数のプロバイダが一つのアクセスポイントを共有するような運用形態が増加することも予測される。
【0013】
なお、無線障害などの対応として、ルータ装置にて課金データを測定する方法が考えられる。しかし、上述したようにルータ装置の処理に対して負荷が大きく、ルータ装置本来の転送処理能力を低下させるという課題がある。また、アクセスポイントを複数のプロバイダで共有した場合、ルータ装置は各端末装置に対応した課金サーバ装置に振り分けてデータを転送する必要があり、これによってもルータ装置本来の転送処理能力の低下を招くこととなる。
【0014】
本発明は、上述したような事情に鑑みて為されたものであり、無線LANシステムのような無線回線を利用したインターネット接続においても、無線障害等による無効な利用に対する課金を防止し、複数のプロバイダがアクセスポイントを共有するような環境であっても、インターネット利用に見合う、実際のサービス利用量に応じた課金を正確かつ容易に可能とする課金処理システム、および課金処理方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、無線LANを利用したインターネットシステムにおいて、複数の端末装置と、複数の端末装置とデータ通信が可能なアクセスポイントとを含む複数の無線LANシステムと、端末装置からのインターネット接続に際してユーザ認証を行なう認証サーバ装置と、端末装置からのインターネット接続に対して課金データベースの更新処理を行なう課金サーバ装置と、複数の無線LANシステムに含まれるそれぞれのアクセスポイント、認証サーバ装置、および課金サーバ装置を回線接続するネットワークとを有する。さらに、上記アクセスポイントは、認証サーバ装置から所定の条件を満たすと認証されたユーザが利用する端末装置とアクセスポイントとのデータ通信における通信データ量を計測し、計測された通信データ量に基づき認証されたユーザに対する課金データを計算し、上記課金サーバ装置に対して課金データを通知する。さらに、上記課金サーバ装置は、通知された課金データに基づき、認証されたユーザに対する課金データベースの更新処理を行なう。
【0016】
このような構成により、無線LANシステムを利用したインターネット接続サービスに関する課金額の算出に必要な情報である課金データを、アクセスポイントにおいて集計する。また、この課金データは、アクセスポイントで計測された通信データ量に基づき計算され、集計される。すなわち、アクセスポイントにおいて通信データ量を計測しているため、無線通信障害等が生じた場合であっても、それまでにユーザが利用した通信データ量を保持可能であり、その通信データ量に基づく課金データを課金サーバ装置に正確に通知できる。また、アクセスポイントにおいては、物理層に対して容易にアクセス可能であるため、処理負荷を増大させることなく通信データ量を計測することが可能となる。また、端末装置が移動し複数のアクセスポイントを利用するような場合に対しても、それぞれの移動先でのアクセスポイントで課金データを計測するため、移動による課金もれを防ぐことも可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0018】
図1は、本発明が適用されるインターネットシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。本インターネットシステムは、複数の無線LANシステム20、各無線LANシステム20と接続される複数のルータ装置21、複数のインターネットサービスプロバイダ(以下、適宜、ISPと呼ぶ)23、各ルータ装置21と各ISP23が所有する各種サーバ装置とを接続するネットワーク22、および各ISP23から接続されるインターネット網29により構成される。無線LANシステム20は、例えば、公衆スポットやホットスポットと呼ばれるインターネット環境を提供する公衆施設、あるいは移動体を対象とした駅構内や道路周辺などに設けられ、無線LANを利用してインターネット接続サービスを行なう。無線LANシステム20は、各ユーザが所有、あるいは利用する複数の端末装置10と、これらの端末装置10と通信を行なうアクセスポイント60とを含む構成である。各端末装置10とアクセスポイント60とは無線回線によりデータ接続されており、アクセスポイント60を中心として無線LANシステム20が構成される。各無線LANシステム20における各アクセスポイント60は、それぞれのルータ装置21に接続され、ネットワーク22を経由して、各ISP23が所有する各種サーバ装置とデータ接続される。各ISP23は、インターネット接続サービスに対して課金を行なうための課金サーバ装置30、ユーザの認証を行なうための認証サーバ装置40、およびインターネット網29とデータ接続を行なうための接続サーバ装置50を有する。各ISP23は、これらのサーバ装置を利用して、各端末装置10からインターネット網29に接続するサービスを行なう。
【0019】
本インターネットシステムはこのような構成により、無線LANを利用して、複数の端末装置10が一つのアクセスポイント60を共有するとともに、複数のISP23が一つのアクセスポイント60をも共有するような運用形態でインターネットの接続サービスが行なわれる。すなわち、例えば、ユーザは公衆スポットなどの移動先において、あるいは駅構内を移動中であっても契約を行なったISPの接続サービスを利用でき、ユーザは、移動先であっても自宅と同様にインターネットを利用することができる。
【0020】
図2は、本発明の実施の形態における課金処理システムの構成を示すブロック図である。本課金処理システムは、図1を用いて説明したインターネットシステム上において、端末装置10からのインターネット利用に対して課金を行なうシステムである。本課金処理システムは、無線LANを利用したインターネット接続に対して課金処理が行なわれ、特に、無線LANシステム20のアクセスポイント60において課金データの集計が行なわれ、この課金データに基づき課金処理が行なわれることを特徴とする。
【0021】
以下、図2を参照しながら、本実施の形態における課金処理システムの構成について説明する。なお、図2において、図1と同一の構成要素については同一の符号を付している。また、複数の無線LANシステム20、複数のルータ装置21、および複数のISP23に対して、図2ではそれぞれ一つのみの無線LANシステム20、ルータ装置21、およびISP23を代表して示し、説明する。
【0022】
図2において、本課金処理システムは、各ユーザが利用する複数の端末装置10と、これらの端末装置10との通信を行なうアクセスポイント60と、アクセスポイント60とのデータの中継を行なうルータ装置21と、インターネット網29とのデータ接続を行なうための接続サーバ装置50と、ユーザの認証を行なう認証サーバ装置40と、課金に関する処理を行なう課金サーバ装置30とを有する。さらに、ルータ装置21、接続サーバ装置50、認証サーバ装置40、課金サーバ装置30、および図示しないサービス提供のための各種サーバ装置等が、ネットワーク22を介して接続される。上記接続サーバ装置50、認証サーバ装置40、および課金サーバ装置30は、図2のISP23で示すように、インターネット接続のサービスを行なうインターネット接続事業者、すなわちプロバイダが所有しており、プロバイダは、これらのサーバ装置を利用してインターネット接続サービスを行なう。一方、各端末装置10とアクセスポイント60とは無線回線によりデータ接続が可能であり、アクセスポイント60を中心として無線LANシステム20が構成されている。
【0023】
図2の無線LANシステム20において、端末装置10は、インターネット接続サービスの提供を受けるユーザの端末装置である。本端末装置10は、無線LANを利用してインターネット接続を行なうため、例えば、無線LANカードと呼ばれるような無線通信手段を有している。アクセスポイント60は、各端末装置10に対して無線LANを利用したインターネット接続を提供するために設けられ、ネットワーク22に接続するための受け口として機能する。言い換えれば、アクセスポイント60は無線親機であり、各端末装置10は無線子機に相当する。
【0024】
図2において、ルータ装置21は、端末装置10の回線がアクセスポイント60を経由してネットワーク22へと収容されるネットワーク接続装置である。ルータ装置21は、各端末装置10、およびネットワーク22相互のデータの中継処理を行ない、各データの送信先に応じてそのデータを振り分けて送信する。
【0025】
図2のISP23で示すプロバイダにおいて、認証サーバ装置40は、端末装置10を利用するユーザが正当なユーザであるかどうかを認証するためのサーバ装置である。認証サーバ装置40は、ISP23で示すプロバイダと契約したユーザに関するユーザ情報を各ユーザごとにデータベースとして保管しており、ユーザ認証の依頼に対してこのデータベースを参照して認証処理を行ない、その認証結果を依頼元に通知する。なお、認証サーバ装置40は複数あってもよい。接続サーバ装置50は、端末装置10とインターネット網29とのデータ接続を行なうサーバ装置である。課金サーバ装置30は、各ユーザの利用に応じた課金処理を行なうサーバ装置であり、詳細については後述する。接続サーバ装置50、認証サーバ装置40、および課金サーバ装置30は、ネットワーク22を介して、ルータ装置21と接続される。アクセスポイント60は、ユーザからのインターネット接続要求を受けると、一つまたは複数の認証サーバ装置40に、その接続要求による認証要求を転送することにより端末装置10を利用するユーザの認証を行なう。この認証結果において正当なユーザであると判断された場合には、端末装置10へ認証許可通知とともに課金サーバ装置30へのアドレスが送られる。アクセスポイント60は、この通知を検出し、端末装置10と課金サーバ装置30との関連づけを行なう。また、課金サーバ装置30は、この接続サービスに対する接続料金を計算し、プロバイダは、この接続料金をユーザに課金する。
【0026】
また、図2に示すように、アクセスポイント60は、各端末装置10と無線通信を行なう無線通信部68、ルータ装置21とデータの送受信を行なう送受信部69、ユーザ認証に関する処理を行なうユーザ認証部62、各端末装置10の管理を行なう端末管理部63、および課金処理を行なうための課金データの基となる通信データ量を計測する課金度数計測部61を有している。
【0027】
無線通信部68は、各端末装置10との間で、インターネット通信のためのデータ通信とともに、各端末装置10からユーザ認証のためのユーザ情報などを受信し、各端末装置10に対して付与するIPアドレスなどを送信する。ユーザ認証部62は、端末装置10から送信されたユーザ情報等を受け取り、認証サーバ装置40に対してこのユーザ情報に基づく認証要求を行なう。また、ユーザ認証部62は、認証サーバ装置40からの認証結果を受け取り、その認証結果を端末管理部63に通知する。端末管理部63は、利用状態にある各端末装置10の管理を行なう。すなわち、端末管理部63は、利用されている端末装置10における、利用しているユーザのユーザ情報、割り当てたIPアドレス、課金サーバ装置30のアドレス、課金度数計測部61からの計測した通信データ量等を対応づけて保持し、管理する。
【0028】
課金度数計測部61は、端末装置10と無線通信部68との間で行なわれるデータ接続状況を監視し、正しくデータ通信が行なわれた通信データ量を計測する。すなわち、課金度数計測部61は、例えば、端末装置10と無線通信部68との間で通信障害等によりデータ通信が正しく行なわれなかった場合、このときの通信データ量は計測せず、通信での有効なデータ量のみを計測する。課金度数計測部61は、このような機能を有することにより、ユーザが実際に利用したデータ量をより正確に計測している。本発明は、このように無線LANシステム20のアクセスポイント60において、課金度数計測部61が課金データの基となる通信データ量を計測することを特徴としており、ユーザ利用に見合った課金データの集計を可能としている。
【0029】
特に、本発明の課金度数計測部61では、このような通信データ量を計測する手法として、ACK(Acknowledgment、受け取り通知)フレームを利用していることを特徴とする。無線LANのような無線接続を利用したシステムでは、複数の端末装置10が同じ周波数帯域を使って通信した場合、各端末装置10からのデータ衝突が問題となる。さらに、このような衝突が発生したことを検出できないこともあるため、無線LANの規格802.11では、衝突発生の検出に変えて受信に成功したことを送信元に通知する方式が用いられている。この送信元に通知する信号が、ACKフレームである。送信元は、自分あてのACKフレームを受け取った場合、データ送信が成功し、再送信の必要がないと判断する。無線LANシステム20では、このようなACKフレームを利用しながら、各端末装置10とアクセスポイント60とがデータ通信を行なう。すなわち、ACKフレームはデータ送信が成功した場合にのみ通知されるため、このようなACKフレームの通知を計測していくことにより、ユーザが実際に通信に利用したデータ量を正確に計測できる。言い換えれば、通信障害等により正しくデータ送信が行なわれなかった場合には、このACKフレームが通知されないため、無効なデータ量までを課金データに含めてしまうような不都合を防止できる。本課金度数計測部61では、課金のための通信データ量として、このようなACKフレームの度数を計測し、計測したACKフレームの度数を端末管理部63に通知する。
【0030】
課金度数計測部61により計測されたACKフレームの度数は、端末管理部63に通知される。端末管理部63は、通知されたACKフレームの度数に基づき課金のための課金データを集計する。さらに、端末管理部63は、利用されている端末装置10のユーザ情報、割り当てたIPアドレス、および課金サーバ装置30のアドレスと、集計された課金データとを対応づけて保持する。端末管理部63は、例えば、端末装置10の使用が終了したこと検知することにより、課金データ、およびユーザが契約するプロバイダの課金サーバ装置30のアドレスを送受信部69に通知する。送受信部69は、この課金データをユーザが契約するプロバイダの課金サーバ装置30に送信する。
【0031】
また、図2に示すように、課金サーバ装置30は、ネットワーク22とのデータの送受信を行なう送受信部39、アクセスポイント60から送信された各種データの中から課金データを収集する課金データ収集部31、収集した課金データに基づいて課金データを更新する課金データ更新部32、および課金データを蓄積保管する課金データベース(以下、適宜、課金DBと呼ぶ)33を有している。課金データ収集部31は、収集した課金データを各ユーザごとに振り分けて課金データ更新部32に通知する。課金データ更新部32は、課金データが通知されると課金DB33にアクセスし、課金DB33に蓄積されたそのユーザの課金データに対して、通知された課金データを用いて更新する。課金サーバ装置30はこのような構成により、アクセスポイント60から送信された課金データを用い、各ユーザごとに区分して課金DB33の課金データを更新する。
【0032】
このように、本実施の形態の課金処理システムは、インターネット接続サービス利用に関する課金額を演算するために必要な課金データをアクセスポイント60において集計し、その課金データをプロバイダが所有する課金サーバ装置30に送信し、課金サーバ装置30は、受け取った課金データに基づいて、課金DB33における該当ユーザの課金データを更新する。
【0033】
以上のように構成された本課金処理システムの詳細な動作について、以下順を追って説明する。
【0034】
図3は、本課金処理システムにおける課金処理方法の各手続の一例を示すシーケンス図である。以下、図3に示すシーケンス図を参照しながら、本課金処理システムの動作について説明する。
【0035】
ここでは、各端末装置10は、固定のIPアドレスが与えられておらず、インターネット接続ごとにアクセスポイント60から指定されるIPアドレスが付与されるような場合について説明する。このような、利用形態は、インフラストラクチャモードとして利用される。また、端末装置10に固定のIPアドレスが与えられていないため、インターネットを利用するユーザの識別のために、プロバイダが所有する認証サーバ装置40が利用される。ユーザは、あらかじめこのプロバイダと利用契約しておくことにより、この認証サーバ装置40に正式なユーザとして登録される。このとき、認証サーバ装置40にはユーザ情報として、例えば、ユーザID、パスワード等が登録される。ユーザは、このような契約を行なうことにより、例えば駅やホテルなどに設けられたインターネット環境を提供する公衆スポットなどを、容易に利用することができる。ユーザは、このような公衆スポットなどを利用し、ユーザが契約したプロバイダからのインターネット接続サービスを受けることができ、ユーザ自身が所有する端末装置を持ち歩く必要がなくなる。なお、プロバイダとの契約において、利用可能なアクセスポイント60を含めたような契約であってもよい。すなわち、ユーザはこのような契約により、利用できるアクセスポイント60が制限される。また、この場合、ユーザがそのアクセスポイント60を利用可能かどうかを判定するため、認証サーバ装置40がユーザ認証時にそのアクセスポイント60の利用に関する判定を行なってもよい。
【0036】
図3で示す、ステップS10において、まず端末装置10からアクセスポイント60に対して、インターネットへの接続要求が通知される。また、このとき、接続要求とともに、この端末装置10を利用するユーザのユーザ情報等がアクセスポイント60に通知される。すなわち、ユーザは、例えば公衆スポット等に設置された端末装置10を利用して、インターネット接続を行なうとき、まず、端末装置10に対してパスワード、ユーザID等を入力し、端末装置10からアクセスポイント60に接続要求を指示する。このようにして、アクセスポイント60は、接続要求、ユーザ情報等を端末装置10から受け取る。アクセスポイント60においては、ユーザ認証部62が、通知されたユーザ情報等を一時保管する。
【0037】
次に、ステップS11において、アクセスポイント60から認証サーバ装置40に対して、端末装置10を利用するユーザの認証要求が、ユーザ情報とともに通知される。すなわち、アクセスポイント60において、ユーザ認証部62は、まず、ユーザ認証を依頼する認証サーバ装置40のアドレスを検索する。次に、ユーザ認証部62は、検索により抽出したアドレス、およびユーザ情報を送受信部69に通知する。送受信部69は、通知されたアドレスに、通知されたユーザ情報を送信する。このようにして、認証サーバ装置40は、アクセスポイント60からの認証要求、および認証のためのユーザ情報を受け取る。なお、複数のプロバイダが存在し、それにより複数の認証サーバ装置40が存在する場合には、アクセスポイント60から複数の認証サーバ装置40に対して認証要求を発行し、該当の認証サーバ装置40が認証要求等を受け取るような形態であってもよい。また、ユーザ認証部62の検索により該当するプロバイダが存在しない、あるいはプロバイダから応答がない場合は、アクセスポイント60が端末装置10に対してその旨通知するようにすればよい。
【0038】
次に、ステップS12において、認証サーバ装置40は、ユーザ情報に基づいて、そのユーザが登録されたユーザであるかどうかを認証する。すなわち、認証サーバ装置40は、認証サーバ装置40に登録済みユーザ情報と通知されたユーザ情報との比較により、正式ユーザであるかどうかの認証を行なう。ユーザが該当のプロバイダと契約を行なっている場合、ユーザ情報が認証サーバ装置40に既に登録されているため、正式ユーザであると判定される。逆にユーザが契約を行なっていない場合は、正式ユーザでないと判定される。この判定結果は、次のステップS13において、認証結果としてアクセスポイント60に通知される。
なお、認証サーバ装置40によるユーザ認証加えて、認証サーバ装置40が、利用期限に対する判定や、そのアクセスポイント60の利用の可否に関する判定などを行なうようにしてもよい。また、このような認証処理は、例えば、リモートダイヤルイン・ユーザの認証を行なうためのプロトコルとして提案されている、Radius(Remote Authentication Dial−in
User Service)プロトコルを利用することも可能である。
【0039】
次に、ステップS13において、認証サーバ装置40からアクセスポイント60に対して、認証結果が通知される。アクセスポイント60は、まず、この認証結果に基づき、端末装置10のインターネットへの接続の可否を制御する。この認証結果において正式ユーザであると通知されたとき、アクセスポイント60は、インターネット接続のための処理を継続する。すなわち、図3のステップS14へと進む。この認証結果において正式ユーザではないと通知されたとき、アクセスポイント60は、例えばその旨端末装置10に通知するとともに、処理を終了する。
【0040】
次に、ステップS14において、アクセスポイント60は、接続要求のあった端末装置10に対して、任意のIPアドレスを割り当てる。すなわち、アクセスポイント60において、端末管理部63は、あらかじめいくらかの個数のIPアドレスを準備しており、例えば、各端末装置10が使用されるごとに、順次このIPアドレスを端末装置10に割り当てていく。また、端末管理部63は、インターネット接続に対するユーザごとの課金を行なうため、IPアドレス、課金サーバ装置30のアドレス、ユーザ情報、およびACKフレームを区分するための物理層アドレスの関連づけを行ない、課金処理の準備を行なう。
【0041】
図4は、端末管理部63が各端末装置10を管理するために利用する端末管理テーブルの一例を示す図である。端末管理部63は、利用状態にある端末装置10に割り当てたIPアドレス、その端末装置10を利用しているユーザのユーザ情報、インターネット利用に対しての課金に関する情報などを、図4に示すようなテーブル形式で保持することにより、各端末装置10を管理している。端末管理テーブルは、IPアドレス、課金サーバアドレス、ユーザID、物理層アドレス、ACKフレームの度数、および課金データに区分されている。IPアドレスは、ステップS14にて端末装置10に割り当てたIPアドレスである。課金サーバアドレスは、ユーザが契約したプロバイダの課金サーバ装置30のアドレスである。ユーザIDは、端末装置10を使用しているユーザの識別情報である。
課金サーバアドレス、およびユーザIDは、ステップS13において認証結果が通知されたとき、ユーザ情報として通知される。物理層アドレスは、各端末装置10とアクセスポイント60とがデータ通信を行なうため、それぞれの端末装置ごとに物理的に割り当てられたアドレスである。この物理層アドレスは、端末装置10とアクセスポイント60との通信において、各端末装置10それぞれのACKフレームを区別して検出するために利用される。すなわち、例えば図4において、IPアドレスとして「0001@AAA」が割り当てられた端末装置10は、物理層アドレス「10」にてアクセスポイント60とデータ通信を行なう。
よって、物理層アドレス「10」のACKフレームを検出し、その度数を計測することで、ユーザIDが「aaaaa」のユーザへの課金データを生成することができる。ACKフレームの度数は、その物理アドレスにおいて、所定の期間内に検出したACKフレーム数の計測値である。課金データは、ACKフレームの度数から演算、集計した課金データであり、この課金データは課金サーバ装置30に通知される。
【0042】
次に、ステップS15において、アクセスポイント60は、認証許可、および設定したIPアドレスを接続要求のあった端末装置10に通知する。これにより、この端末装置10は、IPアドレスが割り当てられる。
【0043】
次に、ステップS16において、アクセスポイント60は、ACKフレームの度数の計測を開始する。すなわち、アクセスポイント60において、課金度数計測部61は、無線通信部68から通信を開始した物理層アドレスのACKフレームの度数の計測を開始する。
【0044】
次に、ステップS17において、端末装置10はインターネット網29に回線接続され、ユーザによるインターネットの利用が行なわれる。すなわち、端末装置10とアクセスポイント60との回線が接続されデータ通信が可能となるとともに、プロバイダの接続サーバ装置50においても回線接続が実行される。これにより、端末装置10とインターネット網29とが接続されることとなる。
【0045】
次に、ステップS18において、アクセスポイント60は、ACKフレームの計測を行なう。すなわち、アクセスポイント60において、課金度数計測部61は、端末装置10とアクセスポイント60との間で通信が行なわれる通信データを、無線通信部68から監視し、このとき、該当の物理層アドレスにおいて転送されるACKフレームの度数を計測する。なお、通常は、既にデータ通信が行なわれている物理層アドレスもあるため、課金度数計測部61は、各利用中の物理層アドレスごとにそれぞれのACKフレームの度数を計測する。また、所定の期間が経過した時点で、課金度数計測部61は、端末管理部63に対して、計測したACKフレーム数を通知する。なお、ACKフレームの度数の計測として、無線通信部68から端末装置10に対するデータ転送については、端末装置10からのACKフレームを計測し、端末装置10から無線通信部68に対するデータ転送については、無線通信部68がその端末装置10に送信するACKフレームを計測すればよい。また、端末管理部63による課金データの集計は、この両者のACKフレームの合計した度数から計算してもよく、どちらか一方のACKフレームの度数から計算してもよく、また両者の度数に異なった重み付けを行なって計算してもよい。
【0046】
次に、ステップS19において、アクセスポイント60は、課金データの集計を行ない、課金サーバ装置30に課金データを通知する。すなわち、アクセスポイント60において、端末管理部63は、課金度数計測部61から通知されたACKフレームの度数を用いて、管理テーブルのACKフレームの度数を更新するとともに、ACKフレームの度数に基づき課金データを計算し、集計する。端末管理部63は、集計した課金データ、および管理テーブルから該当の課金サーバアドレスを抽出し、送受信部69に通知する。送受信部69は、課金サーバアドレスに対応する課金サーバ装置30に課金データを送信する。
【0047】
次に、ステップS20において、課金サーバ装置30は、送受信部69から送信された課金データを受信し、該当する課金データの更新処理を行なう。すなわち、課金サーバ装置30において、課金データ収集部31は、各アクセスポイント60から送信される課金データを、送受信部39が受信したデータの中から収集する。課金データ収集部31は、収集した課金データを各ユーザごとに振り分けて課金データ更新部32に通知する。課金データ更新部32は、課金データが通知されると課金DB33にアクセスし、課金DB33に蓄積されたそのユーザの課金データに対して、通知された課金データを用いて更新する。
【0048】
次に、ステップS21において、アクセスポイント60は、例えば、端末装置10からの通信が一定時間経過しても行なわれないことを検出し、端末装置10からのアクセスポイント60の回線接続利用が終了したかどうかを判定する。
【0049】
次に、ステップS22において、アクセスポイント60は、端末装置10からのアクセスポイント60の回線接続利用が終了したと判断したとき、課金サーバ装置30に対して、該当ユーザの課金処理を終了してもよい旨を通知する。課金サーバ装置30は、この通知を受け該当ユーザの課金処理を終了する。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の課金処理システム、および課金処理方法は、無線LANシステムを利用したインターネット接続サービスに関する課金額の算出に必要な情報である課金データを、アクセスポイントにおいて集計する。また、この課金データは、アクセスポイントで計測された通信データ量に基づき計算され、集計される。すなわち、アクセスポイントにおいて通信データ量を計測しているため、無線通信障害等が生じた場合であっても、それまでにユーザが利用した通信データ量を保持可能であり、その通信データ量に基づく課金データを課金サーバ装置に正確に通知できる。また、アクセスポイントにおいては、物理層に対して容易にアクセス可能であるため、処理負荷を増大させることなく通信データ量を計測可能である。
【0051】
さらに、本発明の課金処理システム、および課金処理方法は、課金データを計算するための通信データ量として、アクセスポイントにおける課金度数計測部により計測されたACKフレームの度数を利用し、このACKフレームの度数に基づき課金データの計算、集計を行なう。すなわち、本発明の課金処理システム、および課金処理方法は、アクセスポイントにおいてACKフレームの度数を計測し、ACKフレームの度数に基づき課金処理を行なうことで、無線通信障害等によりユーザが実際に利用できなかったデータに対しては無効なデータとすることができ、ユーザが実際に通信に利用したデータのみを有効なデータとすることができるため、ユーザが利用した正確なデータ量に基づいて、インターネット接続サービスに関する課金額が算出される。
【0052】
したがって、本発明によれば、無線LANシステムのような無線回線を利用したインターネット接続においても、無線障害等による無効な利用に対する課金を防止し、複数のプロバイダがアクセスポイントを共有するような環境であっても、インターネット利用に見合う、実際のサービス利用量に応じた課金を正確かつ容易に可能とする課金処理システム、および課金処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるインターネットシステムの全体構成の一例を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態における課金処理システムの構成を示すブロック図
【図3】本課金処理システムにおける課金処理の各手続の一例を示すシーケンス図
【図4】各端末装置を管理するために利用する端末管理テーブルの一例を示す図
【図5】従来例の課金処理装置の構成図
【符号の説明】
10 端末装置
11 課金データ測定部
19,39,69 送受信部
20 無線LANシステム
21 ルータ装置
22 ネットワーク
23 インターネットサービスプロバイダ(ISP)
29 インターネット網
30 課金サーバ装置
31 課金データ収集部
32 課金データ更新部
33 課金データベース(課金DB)
40 認証サーバ装置
50 接続サーバ装置
60 アクセスポイント
61 課金度数計測部
62 ユーザ認証部
63 端末管理部
68 無線通信部

Claims (14)

  1. 無線LANを利用したインターネットシステムにおいて、
    複数の端末装置と、前記複数の端末装置とデータ通信が可能なアクセスポイントとを含む複数の無線LANシステムと、
    前記端末装置からのインターネット接続に際してユーザ認証を行なう認証サーバ装置と、
    前記端末装置からのインターネット接続に対して課金データベースの更新処理を行なう課金サーバ装置と、
    前記複数の無線LANシステムに含まれるそれぞれの前記アクセスポイント、前記認証サーバ装置、および前記課金サーバ装置を回線接続するネットワークとを有し、
    前記アクセスポイントは、前記認証サーバ装置から所定の条件を満たすと認証されたユーザが利用する端末装置と前記アクセスポイントとのデータ通信における通信データ量を計測し、前記計測された通信データ量に基づき前記認証されたユーザに対する課金データを計算し、前記課金サーバ装置に対して前記課金データを通知し、
    前記課金サーバ装置は、前記通知された課金データに基づき、前記認証されたユーザに対する前記課金データベースの更新処理を行なうことを特徴とする課金処理システム。
  2. 前記ネットワークには、複数の前記課金サーバ装置が回線接続され、
    前記アクセスポイントは、前記認証されたユーザが契約するプロバイダの前記課金サーバ装置に振り分けて前記課金データを通知することを特徴とする請求項1記載の課金処理システム。
  3. 前記アクセスポイントは、
    前記複数の端末装置と無線通信によるデータ通信を行なう無線通信部と、
    前記ネットワークと回線接続を行なう送受信部と、
    前記複数の端末装置の管理を行なう端末管理部と、
    前記複数の端末装置と前記アクセスポイントとのデータ通信における通信データ量を計測する課金度数計測部とを具備し、
    前記課金度数計測部は、前記認証されたユーザが利用する端末装置と前記無線通信部とのデータ通信における通信データ量を計測し、
    前記端末管理部は、前記課金度数計測部により計測された通信データ量に基づき前記認証されたユーザに対する前記課金データを計算し、
    前記送受信部により、前記端末管理部で計算された前記課金データが前記ネットワークを経由して前記課金サーバ装置に通知されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の課金処理システム。
  4. 前記課金度数計測部は、前記通信データ量として、前記端末装置と前記無線通信部との間で通信された通信データの中で、無効とする通信データは計測せず、有効とする通信データの量のみを計測することを特徴とする請求項3記載の課金処理システム。
  5. 前記課金度数計測部は、前記端末装置と前記無線通信部との間で転送されたACKフレームの度数を、前記通信データ量として計測することを特徴とする請求項3記載の課金処理システム。
  6. 前記課金度数計測部は、前記端末装置から前記無線通信部へと転送されたACKフレーム、または前記無線通信部から前記端末装置へと転送されたACKフレームの、少なくともどちらか一方の度数を、前記通信データ量として計測することを特徴とする請求項3記載の課金処理システム。
  7. 複数の端末装置と、前記複数の端末装置とデータ通信が可能なアクセスポイントとを含む複数の無線LANシステムと、
    前記端末装置からのインターネット接続に際してユーザ認証を行なう認証サーバ装置と、
    前記端末装置からのインターネット接続に対して課金データベースの更新処理を行なう課金サーバ装置と、
    前記複数の無線LANシステムに含まれるそれぞれの前記アクセスポイント、前記認証サーバ装置、および前記課金サーバ装置を回線接続するネットワークとを有するインターネット課金処理システムの課金処理方法であって、
    前記アクセスポイントが、前記認証サーバ装置から所定の条件を満たすと認証されたユーザが利用する端末装置と前記アクセスポイントとのデータ通信における通信データ量を計測するステップと、
    前記アクセスポイントが、前記計測された通信データ量に基づき前記認証されたユーザに対する課金データを計算するステップと、
    前記アクセスポイントが、前記課金サーバ装置に対して前記課金データを通知するステップと、
    前記課金サーバ装置が、前記通知された課金データに基づき、前記認証されたユーザに対する前記課金データベースの更新処理を行なうステップとを有することを特徴とする課金処理方法。
  8. 前記ネットワークには、複数の前記課金サーバ装置が回線接続され、
    前記アクセスポイントは、前記認証されたユーザが契約するプロバイダの前記課金サーバ装置に振り分け、前記振り分けた課金サーバ装置に対して前記課金データを通知することを特徴とする請求項7記載の課金処理方法。
  9. 前記アクセスポイントは、前記端末装置と前記アクセスポイントとの間で転送されたACKフレームの度数を、前記通信データ量として計測することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の課金処理方法。
  10. 無線LANを利用したインターネットシステムにおいて、
    複数の端末装置と、前記複数の端末装置とデータ通信が可能なアクセスポイントとを含む複数の無線LANシステムと、
    前記端末装置からのインターネット接続に際してユーザ認証を行なう認証サーバ装置と、
    前記端末装置からのインターネット接続に対して課金データベースの更新処理を行なう課金サーバ装置と、
    前記複数の無線LANシステムに含まれるそれぞれの前記アクセスポイント、前記認証サーバ装置、および前記課金サーバ装置を回線接続するネットワークとを有した課金処理システムにおけるアクセスポイントであって、
    前記複数の端末装置と無線通信によるデータ通信を行なう無線通信部と、
    前記ネットワークと回線接続を行なう送受信部と、
    前記複数の端末装置の管理を行なう端末管理部と、
    前記複数の端末装置とのデータ通信における通信データ量を計測する課金度数計測部とを具備し、
    前記課金度数計測部は、前記認証されたユーザが利用する端末装置と前記無線通信部とのデータ通信における通信データ量を計測し、
    前記端末管理部は、前記課金度数計測部により計測された通信データ量に基づき前記認証されたユーザに対する前記課金データを計算し、
    前記送受信部により、前記端末管理部で計算された前記課金データを、前記ネットワークを経由して前記課金サーバ装置に通知することを特徴とするアクセスポイント。
  11. 前記ネットワークには、複数の前記課金サーバ装置が回線接続され、
    前記課金データを、前記認証されたユーザが契約するプロバイダの前記課金サーバ装置に振り分けて通知することを特徴とする請求項10記載のアクセスポイント。
  12. 前記課金度数計測部は、前記通信データ量として、前記端末装置と前記無線通信部との間で通信された通信データの中で、無効とする通信データは計測せず、有効とする通信データの量のみを計測することを特徴とする請求項10または請求項11に記載のアクセスポイント。
  13. 前記課金度数計測部は、前記端末装置と前記無線通信部との間で転送されたACKフレームの度数を、前記通信データ量として計測することを特徴とする請求項10または請求項11に記載のアクセスポイント。
  14. 前記課金度数計測部は、前記端末装置から前記無線通信部へと転送されたACKフレーム、または前記無線通信部から前記端末装置へと転送されたACKフレームの、少なくともどちらか一方の度数を、前記通信データ量として計測することを特徴とする請求項10または請求項11に記載のアクセスポイント。
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