JP2004235779A - インターネット電話装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】公衆回線のアナログ電話機の機能を持った電話回路と電話回路をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの切替を行う選択接続回路と、電話回路の音声等のアナログ信号をインターネットへの接続するためのデジタル処理とインターネット回路網からの信号を受信する機能を持ったVOIPアダプターと、電話機をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの選切替制御と電話回路のアナログ信号をインターネットへの接続する場合に信号処理を行う制御回路を具備したインターネット電話装置を実現にすることにより、従来のインターネット電話の問題点を解決したものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット回線を介して通話を行うようにしたインターネット電話装置に関するものである。
本発明のインターネット電話装置は、パソコン等のインターネット端末機器を使用せずにインターネット回線に直接接続することにより複雑な設定をしないでインターネットプロバイダに接続された電話機の間で通話が行え、又、公衆回線の電話機にも直接通話が行えるようにして、インターネット電話の使い勝手と、汎用性を高めたものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットを使用した電話は、インターネットの回線網を電話回線として用いることにより通信コストが低減されるために急速に普及しつつあり、各種の方式が提案され実用化されている。
このインターネットを使用した電話の方式には、専用ソフトを入れたパソコンを使って通信する方式と、電話機を使用してIP用の専用回線を使って通信を行う方式がある。(特開2000−50474号公報,特開2000−358101号公報,特開2001−251440号公報)
【0003】
一般の電話機を使用してIP用の専用回線を使って通信を行う方式は、図8の(a)に示すように、電話機をVOIPアダプターと、パソコンの接続されたルーターを介して、ターミナルアダプター,LANアダプター又はADSLモデム等の各種モテムのLAN端子に接続し、モデムを介してインターネット回線に接続する方式である。
又、インターネット専用電話機を使用してIP用の専用回線を使って通信を行う方式は、図8の(b)に示すように、VOIPアダプターを内蔵したインターネット専用電話機を、パソコンの接続されたルーターを介して、ターミナルアダプター、LANアダプター又はADSLモデム等の各種モテムのLAN端子に接続し、モデムを介してインターネット回線に接続する方式である。
この電話機を使用する方式は、利用者が通話時にインターネット電話であることを意識しないですむため、パソコンやインターネットに手を出しかねている層にも利用が広がっているが
【0004】
1.電話機、ルーター、VOIPアダプター、インターネットに接続するターミナルアダプター(TA)、ADSL、CATV、ルーター等の機器を個別に購入する必要があり、おのおのに設定が必要なために、利用者にとっては複雑でかつ割高となっている。
2.現状の電話機とVOIPアダプターを使用した製品では、インターネット通話と一般電話を同時に使用することが出来ない。
3.電話機を使用しているがターミナルアダプター(TA)、ADSL、CATV等の接続されている専用回線内でしか使用することが出来ないため汎用性が乏しい。
4.インターネット電話を利用するためにはお互いが同一のインターネットプロバイダーのサービスに加入することが必要である。
等の制約があるため汎用性の低い使い勝手の悪いものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のインターネット専用電話機を使用した電話は、個別のLANアダプター、ルーター、VOIPアダプターを組み合わせてシステムを構成するようにしているために、これらの機器を個別に購入し各々に設定を行う必要があり、利用者にとっては複雑で割高な装置となっていた。
又、その取扱いも相手の呼出し手順が煩雑であったり、公衆回線の電話と異なる電話番号やIPアドレスを入力して接続する必要があった。又、電話の発信、受信が出来るネットワーク間の組み合わせも限られており、公衆回線の電話への接続が困難である等の問題があり、電話費用は削減できるが、汎用性に乏しく使い勝手が悪い汎用性の少ないシステムである。
このため、インターネットを使用した使い勝手が良く、汎用性のあるインターネット電話装置の実現が求められている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、公衆回線のアナログ電話機の機能を持った電話回路と、電話回路をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの識別信号を発生する設定手段と、インターネットの回路網に接続されたデジタル通信回線が接続されるネットワーク端子と公衆回線のアナログ電話回線が接続される電話端子を有する入出力インターフェイスと、設定手段の識別信号に応じて電話回路のアナログ信号をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの切替を行う選択接続回路と、電話回路の音声等のアナログ信号をインターネット回路網へ送信するためのパケット信号に変換するデジタル処理とインターネット回路網から受信したパケット信号をアナログ信号に変換する機能を持ったVOIPアダプターと、設定手段の識別信号に応じてアナログ信号をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの選択接続回路の切替制御と電話回路のアナログ信号をインターネットへの接続する場合にVOIPアダプターの制御を行う制御回路とを具備したインターネット電話装置を実現することにより、従来のインターネット電話の問題点を解決したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のインターネット電話装置の一実施例の外部構成を示す説明図である。
図1の実施例は、本発明のインターネット電話装置をADSLモデムを介してインターネットに接続する場合の例を示したものである。
図1において、10はインターネット電話装置である。インターネット電話装置10において、P1,P2は、インターネット電話装置10のインターネット電話の発信を設定する設定ボタン、TLは公衆回線を使用する一般電話の発信を設定する設定ボタンである。11はインターネット電話装置10のダイヤルボタン、ANは公衆回線への接続端子、NTはインターネット回路への接続端子、DGはインターネット回路に接続されるコンピュータPCの接続端子である。
12はインターネット電話装置10の子機で、インターネット電話装置10と同様のインターネット電話の発信を設定する設定ボタンP1,P2、公衆回線を使用する一般電話の発信を設定する設定ボタンTL、ダイヤルボタン11を持っている。30はADSLモデムで、インターネット電話装置10の音声のパケット信号を高周波の信号に変換しインターネット回路網中の特定のゲートキーバーに送信し、ユーザーのWAN側のIPをゲートキーバーに送信し、又インターネット回路よりパケット信号を受信する機能を持っている。
40はスプリッターで、インターネット回路のデジタル信号と一般電話のアナログ信号の結合分離を行う。TELはインターネットに接続された電話回線である。
【0008】
インターネット電話装置10の接続端子NTはADSLモデム30を介してスプリッター40に接続され、又接続端子ANはスプリッター40に接続されている。スプリッター40はインターネット回路と一般電話が共通に使用している電話回線TELに接続されている。
本発明のインターネット電話装置10は、デジタル回線に接続できる端子NTと公衆電話回線に接続できる端子ANを持ち、インターネット電話と一般公衆電話回線を利用した電話ともに通話を行えるようにした機器である。インターネット電話装置10の具体的な構成については、図2により詳細に説明する。
インターネット電話装置10は、設定ボタンP1,P2,TLによりインターネットへの接続とするか、一般公衆電話回線を利用した電話を利用するかの選択機能を持っており、一般電話1回線、インターネット電話2回線を同時に利用(通話)することができる。
【0009】
インターネット電話装置10の電話端子ANはスプリッター40を介して公衆電話回線TELに接続され、又ネットワーク端子NTはADSLモデム30及びスプリッター40を介して公衆電話回線TELに接続されている。
このように本発明のインターネット電話装置10をADSLモデム30を介して接続することにより、インターネット電話装置10は設定ボタンP1,P2、TLから送られる識別信号に応じて電話回路21をインターネットへの接続とするか、公衆回線への接続とするかの選択接続を行い、それぞれの通信がインターネットに接続された公衆電話回線TELを介して行われる。
インターネット電話装置10は、インターネットへ接続時に受信者側がインターネットに接続されていない場合、もしくはインターネット電話装置10にインターネット電話装置10をインターネット回路に接続するための信号処理を行うADSLモデム等が接続されていない場合は、その旨の音声ガイダンスを流し、その後一般公衆回線を利用した電話を利用してリダイヤルし受信者側を呼出すようになっている。
【0010】
インターネット電話装置10が、一般電話通話中にインターネット電話の着信があった場合、子機12で受けることができる。また、インターネット電話通話中に一般電話着信があった場合、子機12で受けることができ、インターネット電話通話中に一般電話着信があり、受けることができない場合は、識別番号(例えば*#)を押すことにより、相手に現在電話に出られない旨のガイダンスを流し、もしくは、そのまま受話器をおけば、呼び出し音が鳴り、一般電話を受けることができる。
インターネット電話装置10を特定する電話番号は、インターネット電話装置10の接続された電話番号を使用する。
インターネット電話装置10は、転送先の設定を行うことによりつぎの二つの優れた機能を持っている。
【0011】
1.インターネット電話着信時に、インターネット電話装置10に一般電話転送の設定をすることにより一般公衆回線を利用し携帯電話への転送も可能である。この設定はユーザーID、パスワードをあらかじめインターネット電話装置10に設定しておくことにより、インターネット回線から一般公衆回線へ中継し、任意の一般公衆回線を利用して着信させることにより出来る。
これはインターネット電話装置10がインターネット電話着信すると、ユーザーID、パスワードの入力を求める音声ガイダンスが流れ、ユーザーID、パスワードが合致すれば、相手の電話番号を入力することにより任意の相手を一般公衆回線を利用して呼出すことが出来る。また、特定の相手にのみ転送することも可能である。
【0012】
2.外出時にインターネット電話装置10から相手に対して、インターネット通話を行いたい場合に、インターネット電話装置10にインターネット電話転送の設定をすることにより、相手へのインターネット通話が可能になる。
この設定は、ユーザーID、パスワードをあらかじめインターネット電話装置10に設定しておくことにより、一般公衆回線からインターネット回線へ中継して、任意のインターネット電話へ着信させることにより出来る。
これはインターネット電話装置10が一般電話着信すると、ユーザーID、パスワードの入力を求める音声ガイダンスが流れ、ユーザーID、パスワードが合致すれば、相手の電話番号を入力することにより任意の相手をインターネット回線を利用して呼出すことが出来る。また、特定の相手にのみ転送することも可能である。
これらの方法により、主に長距離や国際電話の際に通信コストを大幅に下げることが可能になる。
尚、この二つの電話転送の機能は、インターネット電話装置10に必要不可欠のものではないので、必要のない場合にはこのプログラムを除いて装置を簡略化しコストを下げることが可能である。
停電時にはインターネット電話装置10は、識別信号の有無にかかわらず、一般公衆回線を利用した電話を利用して接続することが出来る。
インターネット電話装置10をインターネット回路に接続するための信号処理を行う機器はADSLモデムに限定されるものではなく、ISDNモデム、CATV回線に接続されたCATVモデムやFTTH等の信号処理装置を使用することが出来るが、この具体的な構成については図3,4により説明する。
【0013】
図2は、インターネット電話装置10の具体的な構成の一実施例を示す説明図である。
図2において、21は公衆回線のアナログ電話機の機能を持った電話回路である。電話回路21は公衆回線のアナログ電話機と同様に、FAX付電話機や指定した相手に電話を転送する転送先の設定等の機能を持たせることが出来る。
22は入出力インターフェイスである。入出力インターフェイス22は、インターネットの回路網に接続されたデジタル通信回線が接続されるネットワーク端子NTと、パソコン等の接続されるデジタル端子DGと公衆回線のアナログ電話機回線が接続される電話端子AN及び子機の接続端子CTを有する。23は選択接続回路である。選択接続回路23は、設定ボタンP1,P2、TLから送られる識別信号に応じて電話回路21をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの切替を行い、又インターネットへの接続が行われなかった場合には公衆電話回線へのリダイヤル機能を持っている。
【0014】
24はVOIPアダプターである。VOIPアダプター24は、入力インターフェイス22のアナログ端子に入力される音声等のアナログ信号をインターネットへの接続するための信号処理を行う回路で、入力される音声等のアナログ信号をインターネットへ送信するためのパケット信号に変換するデジタル処理と、インターネットから受信したパケット信号をアナログ信号に変換して出力する処理を行う。VOIPアダプター24は、インターネット電話装置10のインターネット電話の発信を設定する設定ボタンP1,P2の信号に応じて、入力される音声等のアナログ信号を設定ボタンP1,P2の信号の区別を付けたパケット信号に変換する。
26はルーターである。ルーターで26は、VOIPアダプター24と入出力インターフェイス22のデジタル端子DGとの信号を切り替えるローカルなIP管理を行い、音声のパケットを特定のポートで通す機能を持っている。
27は制御回路である。制御回路27は、設定ボタンP1,P2、TLから送られる識別信号に応じて電話回路21をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの選択接続回路23の切替制御と、電話回路21のアナログ信号をインターネットへの接続する場合にVOIPアダプター24の通信処理の制御を行う。
【0015】
電話回路21は、選択接続回路23を介してVOIPアダプター24に接続されている。VOIPアダプター24はルーター26を介して入出力インターフェイス22のネットワーク端子NTに接続されている。電話回路21は、選択接続回路23を介して入出力インターフェイス22の電話端子ANに接続され、又直接入出力インターフェイス22の子機の接続端子CTに接続されている。入出力インターフェイス22のデジタル端子DGはコンピュータPCに接続される。
インターネット電話装置10は、設定ボタンP1,P2、TLから送られる識別信号に応じて電話回路21を入出力インターフェイス22の電話端子ANに接続するか、VOIPアダプター24に接続するかの選択を行う。
インターネット電話装置10は電話回路21を、インターネットへの接続する場合には電話回路21の音声信号をVOIPアダプター24においてVOIP(Voice over IP)に対応した信号処理を行った後、設定ボタンP1,P2の信号の区別を付けてルーター26を介して入出力インターフェイス22のネットワーク端子NTに送り出し、ADSLモデム及びスプリッターを通してインターネット回路に接続された公衆回線に接続する。
【0016】
又、インターネット電話装置10は電話回路21を公衆回線に接続する場合は入出力インターフェイス22の電話端子ANに送り出し、スプリッターを通して公衆回線に接続する。このようにして、インターネット電話装置10は設定ボタンP1,P2、TLから送られる識別信号に応じて電話回路21をインターネットへの接続とするか、公衆回線への接続とするかの選択接続を行う。
インターネットへの接続を行う場合には、VOIPアダプター24はインターネット電話の発信を設定する設定ボタンP1,P2の信号に応じて、入力される音声等のアナログ信号を設定ボタンP1,P2の信号の区別を付けたパケット信号に変換するのでインターネット電話が2回線設定されることになる。このため、インターネット電話装置10の設定ボタンの数を増加することによりインターネット電話の回線数が増加するので従来のアナログ電話のビジネスホンの機能を簡単な構成で付加することが出来る。
【0017】
図3は、図2に示した本発明のインターネット電話装置を、ADSLモデム以外の接続装置を介してインターネットに接続する場合の例を示したものである。図3の(a)は、インターネット電話装置をターミナルアダプターを介して、インターネットに接続する場合の構成を示したものである。図3の(a)において、図1,2と同一の部分には同一の符合を付けてその説明を省略する。図3の(a)において、31はターミナルアダプターである。
ターミナルアダプター31はアナログの公衆電話の接続端子Tとデジタル信号端子Dを持ち、アナログの電話信号とデジタル信号とをインターネットに接続された電話回線TELを介して送受信する機能を持っている。インターネット電話装置10の入出力インターフェイス22のデジタル端子DGにはコンピュータPCが接続されている。
インターネット電話装置10の入出力インターフェイス22の電話端子ANはターミナルアダプター31のアナログの公衆電話の接続端子Tに接続され、入出力インターフェイス22のネットワーク端子NTはターミナルアダプター31のデジタル端子Dに接続されている。
【0018】
このように本発明のインターネット電話装置10をターミナルアダプター31を介して接続することにより、インターネット電話装置10は設定ボタンP1,P2、TLから送られる識別信号に応じて電話回路21をインターネットへの接続とするか、公衆回線への接続とするかの選択接続を行い、ターミナルアダプター31により、それぞれの通信がインターネットに接続された電話回線TELを介して行われる。
図3の(b)は図2に示した本発明のインターネット電話装置をCATVモデムを介してインターネットに接続する場合の構成を示したものである。
図3の(b)において、図1,2と同一の部分には同一の符合を付けてその説明を省略する。図3の(b)において、32はCATVモデムである。
CATVモデム32は、デジタル信号をCATV回線を介して送受信する機能を持っている。インターネット電話装置10の入出力インターフェイス22のデジタル端子DGにはコンピュータPCが接続されている。
インターネット電話装置10の入出力インターフェイス22の電話端子ANは公衆電話回線TELに接続され、入出力インターフェイス22のネットワーク端子NTはCATVモデム32を介してインターネットに接続されたCATV回線LINEに接続されている。
【0019】
このようにインターネット電話装置10をCATVモデム32を介して接続することにより、インターネット電話装置10は設定ボタンP1,P2、TLから送られる識別信号に応じて電話回路21をインターネットへの接続とするか、公衆回線への接続とするかの選択接続を行い、それぞれの通信がインターネットに接続されたCATV回線LINE及び公衆電話回線TELを介して行われる。
上記の図1,2,3に示した本発明のインターネット電話装置10は、装置内にルーター26を具備し、入出力インターフェイス22のデジタル端子DGにパーソナルコンピュータPCを接続することによりパーソナルコンピュータを使用したインターネット通信を行うことが出来るように構成されている。しかしながら、このパーソナルコンピュータの接続機能は、本発明のインターネット電話装置に必要不可欠の物ではないので、インターネット電話の接続だけに使用する場合は、ルーター26及び入出力インターフェイス22のデジタル端子DGを削除し装置を簡略化することが可能である。
パーソナルコンピュータの接続機能を除去した本発明のインターネット電話装置でも独立のルーターを使用することによりパーソナルコンピュータPCを使用したインターネット通信を行うことが可能である。
【0020】
図4は、パーソナルコンピュータの接続機能を除去した本発明のインターネット電話装置に独立のルーターを使用することによりパーソナルコンピュータPCを使用したインターネット通信を行う場合の実施例を示したものである。
図4において、図1,2,3と同一の部分には同一の符合を付けてその説明を省略するが、図4におけるインターネット電話装置10はパーソナルコンピュータの接続機能を除去した本発明のインターネット電話装置を示す。
図4の(a)は、パーソナルコンピュータの接続機能を除去した本発明のインターネット電話装置10をターミナルアダプターを介して、インターネットに接続する場合の構成を示したものである。
図4の(a)において、33はルーター機能を内蔵したターミナルアダプターである。ターミナルアダプター33は、アナログの公衆電話の接続端子Tと、デジタル信号の接続端子Dに接続されたルーターを内蔵し、アナログの電話信号とデジタル信号とパーソナルコンピュータの信号とをインターネットに接続された電話回線TELを介して送受信する機能を持っている。
インターネット電話装置10の電話端子ANはターミナルアダプター33のアナログの公衆電話の接続端子Tに接続され、ネットワーク端子NTはターミナルアダプター33のデジタル信号の接続端子Dに接続されている。
【0021】
このように本発明のインターネット電話装置10をルーター機能を内蔵したターミナルアダプター33を介して接続することにより、インターネット電話装置10は設定ボタンP1,P2、TLから送られる識別信号に応じて電話回路21をインターネットへの接続とするか、公衆回線への接続とするかの選択接続を行い、それぞれの通信がインターネットに接続された公衆電話回線TELを介して行われる。
図4の(b)はADSLモデムを介してインターネットに接続する場合の構成を示したものである。図4の(b)において、30はADSLモデム、35はルーターである。ADSLモデム30は、デジタル信号を公衆電話回線を介して送受信する機能を持っている。
本発明のインターネット電話装置10の電話端子ANはスプリッター40を介して公衆電話回線TELに接続され、ネットワーク端子NTはルーター35、ADSLモデム30及びスプリッター40を介してインターネットに接続された公衆電話回線TELに接続されている。ルーター35にはパーソナルコンピュータPCが接続されている。
【0022】
このように本発明のインターネット電話装置10をルーター35及びADSLモデム30を介して接続することにより、インターネット電話装置10は設定ボタンP1,P2、TLから送られる識別信号に応じて電話回路21をインターネットへの接続とするか、公衆回線への接続とするかの選択接続を行い、又パーソナルコンピュータPCを使用したインターネット通信を行う。
図4の(c)はCATV回線を介してインターネットに接続する場合の構成を示したものである。図4の(c)において、35はルーターである。
本発明のインターネット電話装置10の電話端子ANは公衆電話回線TELに接続され、ネットワーク端子NTはルーター35及びCATVモデム32を介してインターネットに接続されたCATV回線LINEに接続されている。ルーター35にはパーソナルコンピュータPCが接続されている。
このように本発明のインターネット電話装置10をルーター35及びCATVモデム32を介して接続することにより、インターネット電話装置10は設定ボタンP1,P2、TLから送られる識別信号に応じて電話回路21をインターネットへの接続とするか、公衆回線への接続とするかの選択接続を行い、又パーソナルコンピュータPCを使用したインターネット通信を行う。
【0023】
図5は、本発明のインターネット電話装置を使用したインターネット電話システムの一実施例の構成例を示す説明図である。
図5において、VOIP1,VOIP2,VOIP3,VOIP4は、図1乃至図4に示したような各種のインターネット接続装置を介してインターネットに接続された本発明のインターネット電話装置である。
AP1,AP2,AP3,AP4はインターネットプロバイダのアクセスポイントである。アクセスポイントAP1,AP2,AP3,AP4は、インターネットプロバイダのアクセスサーバーやルーターなどに接続されており、すべてのユーザーはアクセスポイントを通してインターネットプロバイダに接続されている。
インターネットプロバイダはネットワークオペレーションセンター(NOC)と複数のアクセスポイントAP1,AP2,AP3,AP4とそれらを相互に接続する高速デジタル回線から構成されており、専用線で他のインターネットサービスプロバイダと接続することによりインターネット回路網上の通信を実現している。
【0024】
50は、インターネットプロバイダ間を接続するインターネット回路網である。インターネット回路網50は複数のインターネットプロバイダが接続されている。60は、公衆回線のアナログ電話網である。
70は、VOIPサーバーである。VOIPサーバーは、各インターネット電話装置VOIP1,VOIP2,VOIP3,VOIP4に割り当てられた電話番号(ユーザーID)と、インターネット電話装置が接続されているWAN側のIPアドレスと、インターネット電話装置のIPアドレスと機器識別のMacアドレスのデータテーブルを持ち、電話番号(ユーザーID)とWAN側のIPアドレスとインターネット電話装置のIPアドレスの対応テーブルなどの管理を行うゲートキーパー機能を持っている。
図6は、VOIPサーバーのデータテーブルの構成を示したものである。図6に示すように、VOIPサーバーのデータテーブルは、VOIPサーバーが管理しているすべてのインターネット電話装置の電話番号(ユーザーID)と、プロバイダーが割り当てたIPアドレス(WAN側のIPアドレス)と、インターネット電話装置のIPアドレス,機器識別のMacアドレスが対で登録されており、発信先電話番号がこのサーバーに入力された時、このデータテーブルを検索することにより、発信先のインターネット電話装置のWAN側のIPアドレス,機器識別のMacアドレスとインターネット電話装置のIPアドレスが容易に得られる構成となっている。
【0025】
WAN側のIPアドレスは、接続しているアクセスポイントに対して割り当てられているが、常時接続型のインターネット接続であっても、接続が中断後、再開した時に新たなWAN側のIPアドレスが割り当てられる場合や、ダイヤルアップ時にWAN側のIPアドレス,機器識別のMacアドレスが割り当てられる場合には、インターネット電話装置とVOIPサーバー70の自動更新プログラムによりその更新処理が行われる。
VOIPサーバー70の中央処理装置は、メインメモリ中の制御プログラムの指令を受け、インターネット電話装置から受信したVOIPアダプターのパケットを読み出す。パケットは電話番号と更新されたWAN側のIPアドレス,機器識別のMacアドレスを含んでいる。中央処理装置は、メインメモリ中の制御プログラムの指令を受け、データテーブルをインターネット電話装置の電話番号で検索し、該当した電話番号に対応するWAN側のIPアドレスを、新しいWAN側のIPアドレス,機器識別のMacアドレスで更新する。
【0026】
電話機は、それぞれインターネット電話装置VOIP1,VOIP2,VOIP3,VOIP4を介してインターネットプロバイダのアクセスポイントAP1,AP2,AP3,AP4に接続され、アクセスポイントAP1,AP2,AP3,AP4を通してインターネット回路網50に接続されている。又、各電話機はそれぞれインターネット電話装置VOIP1,VOIP2,VOIP3,VOIP4を介して公衆回線のアナログ電話網60に接続されている。インターネット回路網50にはVOIPサーバー70が接続されている。
このように構成された本発明のインターネット電話装置を使用したインターネット電話システムでは、各電話装置VOIP1,VOIP2,VOIP3,VOIP4がインターネット回路網50に接続されインターネット通話装置として利用可能になる。
【0027】
インターネット通話を行う場合における、電話装置VOIP1の通話要求から接続までの処理手順例を、図7の接続フローチャートを使用して説明する。
本発明のインターネット電話装置では、インターネット電話の接続を行う場合の電話番号(ユーザーID)には、インターネット電話装置に付けられた公衆電話回線の電話番号をそのまま使用し、公衆電話の回線網に接続し通話を行う場合には、設定ボタンP1,P2,TLを押して相手の公衆電話の電話番号をダイヤルすることにより、インターネット電話と公衆電話回線網を使用する電話との識別を行うようにしている。
*ダイヤル
ユーザーAが電話装置VOIP1からインターネット通話を行う場合には、
設定ボタンP1を押して相手の電話番号(ユーザーID)を「ダイヤル」する。例えば、03−1234−5678とダイヤルする。
*発信
インターネット通話要求元のインターネット電話装置は、インターネット通話の識別を確認すると、インターネット通話要求を、VOIPサーバー70のディレクトリサーバーシステムに「発信」する。
インターネット電話装置の通話要求の発信データは、相手のユーザーBの電話の番号(ユーザーID)と、ユーザーAの電話の番号(ユーザーID)、WAN側のIPアドレス、インターネットに接続されている機器を識別するMacアドレス、インターネット電話装置のIPアドレスのデータである。
インターネット電話装置の発信データは、インターネットプロバイダのアクセスポイントAP1を通してインターネット回路網50に接続されているVOIPサーバー70のIPアドレスに送信することによってVOIPサーバー70に通知される。
【0028】
*相手の検索
インターネット電話装置の通話要求を受け取ったVOIPサーバー70の中央処理装置は、メインメモリ中の制御プログラムの指令を受け、受信した通話要求の発信データを読み出す。発信データはユーザーBのインターネット電話装置の電話の番号(ユーザーID)とユーザーAの電話の番号(ユーザーID)、WAN側のIPアドレス、インターネット電話装置のIPアドレス,機器識別のMacアドレス等のデータから構成されている。中央処理装置は、メインメモリ中の制御プログラムの指令により、登録されているデータテーブルから発信データに示された電話番号のデータを検索する。
*相手の呼出
VOIPサーバー70の中央処理装置は、データテーブルを検索した結果、ユーザーB電話番号と一致するデータを特定すると、データテーブルから読み出し、ユーザーBの電話番号に対応するWAN側のIPアドレス、インターネット電話装置のIPアドレス,機器識別のMacアドレスに変換し、これを使用してインターネット回路網50を通して通話相手のユーザーBのインターネット電話装置に「接続」し、「呼出」す。
「呼出」を受けたユーザーBのインターネット電話装置は、ユーザーBの電話番号(ユーザーID)とこれに対応するWAN側のIPアドレス、インターネット電話装置のIPアドレスと、通話要求先のユーザーAの電話番号(ユーザーID)をVOIPサーバー70に返信することにより「応答」(受話器を取る)する。VOIPサーバー70はユーザーBのインターネット電話装置のVOIPアダプターからの返信データを発信者のユーザーAのインターネット電話装置に転送することにより相手との通話が確立される。
【0029】
VOIPサーバー70は、データテーブルを検索した結果、登録されている電話番号(ユーザーID)に該当するものが無い場合には、未加入電話であると判断して相手の番号が登録されていないことを音声のガイダンスで通話要求先のユーザーAに返信する。
このガイダンスを受けると、通話要求先のインターネット電話装置は、一般電話の識別信号を付して相手の公衆電話の電話番号をリダイヤルし、公衆電話の回線網に接続しの公衆電話網を通して通話が行われる。
このように、本発明のインターネット電話装置を使用した電話システムでは、識別信号をチェツクすることにより、インターネット電話と一般の電話とを識別して、インターネット電話の場合にはユーザーIDとして使用される公衆電話の番号をVOIPサーバー70の中央処理装置に送ることにより、VOIPサーバー70は登録されているデータテーブルを検索し、検索の結果、電話番号と一致するものがある場合には、その電話番号に対応して登録されている発信先のインターネット電話装置のIPアドレスに発信することにより、インターネットプロバイダに接続された電話機の間で公衆電話回線を使用せずに通話を行うことが出来る。
【0030】
又、インターネット電話装置が識別信号をチェツクしてインターネット電話ではないと判断した場合や、VOIPサーバー70が登録されているデータテーブルを検索した結果、電話番号と一致するものが無い場合には、インターネット電話装置を介して公衆電話回線に接続された電話機とも通話が可能となり、発信元や発信先が加入電話かインターネット通話装置かにかかわらず従来の加入電話と同じ操作性により通話を行うことができる。
本発明のインターネット電話装置では、お互いがインターネット電話装置を持っていれば、通話料はインターネット接続料金のみとなり、又転送機能を使えば遠隔地のインターネット電話装置同志を組み合わせて使用することにより遠距離電話料金を大幅に節約できる。例えばA企業の支店Bがアメリカにあり、アメリカの取引先に電話する場合には通常は高額の国際料金が発生するが、A企業と支店Bに転送先指定機能を持ったインターネット電話装置を設置し、支店Bまでインターネットを使用し支店Bのインターネット電話装置にアメリカの取引先への転送を設定することにより、アメリカ本土のみの通話料金でA企業からアメリカの取引先に電話をかけることが出来るので電話料金を大幅に節約できる。このような使用方法は海外への電話に限らず、国内においても例えば四国や九州から東京や北海道への長距離電話を行う場合には転送先指定機能を持ったインターネット電話装置を使用することにより、遠距離に出張中の従業員や取引先に安い通話料金で電話をかけることが可能になる。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明は、公衆回線のアナログ電話機の機能を持った電話回路と、電話回路をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの識別信号を発生する設定手段と、インターネットの回路網に接続されたデジタル通信回線が接続されるネットワーク端子と公衆回線のアナログ電話回線が接続される電話端子を有する入出力インターフェイスと、設定手段から送られる識別信号に応じて電話回路をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの切替を行う選択接続回路と、電話回路の音声等のアナログ信号をインターネット回路網へ送信するためのパケット信号に変換するデジタル処理とインターネット回路網から受信したパケット信号をアナログ信号に変換して入出力インターフェイスのアナログ端子に送り出す処理を行うVOIPアダプターと、設定手段から送られる識別信号に応じて電話回路のアナログ信号をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの選択接続回路の切替制御と電話回路のアナログ信号をインターネットへの接続する場合にVOIPアダプターへの通信機能処理を行う制御回路、とによりインターネット電話装置を構成したことにより、接続先の電話番号を指定することにより、指定したインターネットのIPアドレスが設定されている接続先の電話機に接続するようにして、インターネットプロバイダに接続された電話機の間で公衆電話回線を使用せずに通話を行うことが出来る。又、インターネット電話装置を介して公衆電話回線に接続された電話機とも通話を行うことが出来る。
【0032】
このために、本発明のインターネット電話装置は、公衆回線の電話番号とネットワークアドレスを対応させることが出来るので、加入電話からインターネット通話装置への発信、インターネット通話装置から加入電話への発信、インターネット通話装置からインターネット通話装置への発信、が容易になり、発信元、発信先が加入電話かインターネット通話装置かをまったく意識する必要が無く、かつ従来の加入電話とまったく同じ操作性を実現出来る。
さらにインターネット電話装置間での通話料は、インターネットサービスプロバイダの接続料金を除けば、距離にかかわらず、基本的に無料であるため通信経費の大幅節減が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターネット電話装置10の一実施例の外部構成を示す説明図である。
【図2】本発明のインターネット電話装置10の具体的な構成の一実施例を示す説明図である。
【図3】本発明のインターネット電話装置をADSLモデム以外の接続装置を介してインターネットに接続する場合の実施例を示したものである。
【図4】パーソナルコンピュータの接続機能を除去した本発明のインターネット電話装置に独立のルーターを使用することによりパーソナルコンピュータPCを使用したインターネット通信を行う場合の実施例を示したものである。
【図5】本発明のインターネット電話装置を使用したインターネット電話システムの一実施例の構成例を示す説明図である。
【図6】VOIPサーバーのデータテーブルの構成を示したものである。
【図7】インターネット通話を行う場合における、電話装置VOIP1の通話要求から接続までの処理手順例の接続フローチャートを示したものである。
【図8】従来の一般の電話機を使用してIP用の専用回線を使って通信を行う方式を示したものである。
【符号の説明】
10・・・インターネット電話装置,
P1、P2・・・インターネット電話の発信を設定する設定ボタン,
TL・・・公衆回線を使用する一般電話の発信を設定する設定ボタン,
11・・・インターネット電話装置10のダイヤルボタン,
AN・・・公衆回線への接続端子,
NT・・・インターネット回路への接続端子,
DG・・・コンピュータPCの接続端子,
CT・・・子機の接続端子,
12・・・インターネット電話装置10の子機,
21・・・公衆回線のアナログ電話機の機能を持った電話回路,
22・・・入出力インターフェイス,
23・・・選択接続回路,
24・・・VOIPアダプター,
26・・・ルーター,
27・・・制御回路,
30・・・ADSLモデム,
31・・・ターミナルアダプター,
32・・・CATVモデム,
33・・・ルーター機能を内蔵したターミナルアダプター,
35・・・ルーター,
40・・・スプリッター,
VOIP1,VOIP2,VOIP3,VOIP4・・・本発明のインターネット電話装置,
AP1,AP2,AP3,AP4・・・インターネットプロバイダのアクセスポイント,
50・・・インターネット回路網,
60・・・公衆回線のアナログ電話網,
70・・・VOIPサーバー,
Claims (10)
- 公衆回線のアナログ電話機の機能を持った電話回路、
電話回路をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの識別信号を発生する設定手段、
インターネットの回路網に接続されたデジタル通信回線が接続されるネットワーク端子と公衆回線のアナログ電話回線が接続される電話端子を有する入出力インターフェイス、
設定手段から送られる識別信号に応じて電話回路のアナログ信号をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの切替を行う選択接続回路、
電話回路の音声等のアナログ信号をインターネット回路網へ送信するためのパケット信号に変換するデジタル処理とインターネット回路網から受信したパケット信号をアナログ信号に変換する機能を持ったVOIPアダプター、
設定手段から送られる識別信号に応じてアナログ信号をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの選択接続回路の切替制御と電話回路のアナログ信号をインターネット回路網への接続する場合にVOIPアダプターへの通信機能処理を行う制御回路、
とを具備したインターネット電話装置。 - 公衆回線のアナログ電話機の機能を持った電話回路、
電話回路をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの識別信号を発生する設定手段、
インターネットの回路網に接続されたデジタル通信回線が接続されるネットワーク端子とコンピュータの接続されるインターフェイスと、公衆回線のアナログ電話回線が接続される電話端子を有する入出力インターフェイス、
設定手段から送られる識別信号に応じて電話回路のアナログ信号をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの切替を行う選択接続回路、
電話回路の音声等のアナログ信号をインターネットへの接続するためのパケット信号に変換するデジタル処理とインターネット回路網から受信したパケット信号をアナログ信号に変換する機能を持ったVOIPアダプター、
VOIPアダプターと入出力インターフェイスのネットワーク端子間に接続されたルーター、
設定手段から送られる識別信号に応じて電話回路をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの選択接続回路の切替制御と電話回路のアナログ信号をインターネット回路網への接続する場合にVOIPアダプターの通信機能処理を行う制御回路、
とを具備したインターネット電話装置。 - 公衆回線のアナログ電話機の機能を持った電話回路、
電話回路をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの識別信号を発生する設定手段、
インターネットの回路網に接続されたデジタル通信回線が接続されるネットワーク端子と公衆回線のアナログ電話回線が接続される電話端子を有する入出力インターフェイス、
設定手段から送られる識別信号に応じてアナログ端子の信号をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの切替を行う選択接続回路、
電話回路の音声等のアナログ信号をインターネット回路網へ送信するためのパケット信号に変換するデジタル処理と、インターネット回路網から受信したパケット信号をアナログ信号に変換する機能を持ったVOIPアダプター、
設定手段から送られる識別信号に応じて電話回路のアナログ信号をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの選択接続回路の切替制御と電話回路のアナログ信号をインターネット回路網への接続する場合にVOIPアダプターの通信機能処理を行う制御回路、
とを具備し、電話番号に対応するインターネットのIPアドレスを対にして設定された登録データを持ち、電話番号とIPアドレスの登録データの管理を行うゲートキーパー機能を持ったインターネット回路網の中のVOIPサーバーにアクセスして、接続先の電話番号を指定することにより、指定したインターネットのIPアドレスが設定されている接続先の電話機に接続するようにして、インターネットプロバイダに接続された電話機の間で公衆電話回線を使用せずに通話を行えるようにするとともに、識別信号に応じて接続先の電話番号を指定することによりアナログ端子に接続された電話機等を公衆電話回線に接続して公衆電話回線に接続された電話機とも通話を行えるようにしたインターネット電話装置。 - 請求項1乃至請求項3において、インターネット電話装置を特定する電話番号にはインターネット電話装置に接続された電話機の公衆電話回線の電話番号を使用することを特徴とするインターネット電話装置。
- 請求項1乃至請求項3において、インターネット電話装置に子機を設けることによりインターネット電話と一般公衆電話回線を利用した通話が同時に行えるようにしたことを特徴とするインターネット電話装置。
- 請求項1乃至請求項3において、インターネット電話中に一般公衆電話着信があった場合に、一般公衆電話に出られない時に特定のボタンを押すことにより、一般公衆電話の相手に電話に出られない旨のガイダンスを流すことを特徴とするインターネット電話装置。
- 請求項1乃至請求項3において、電話機を公衆電話回線とインターネット回路網との識別信号に、特定のボタンを押すか又は識別番号を付けることを特徴とするインターネット電話装置。
- 請求項1乃至請求項3において、電話回路はFAX付電話機の機能を持っているとを特徴とするインターネット電話装置。
- 請求項1乃至請求項3において、電話回路は転送先の指定機能を持っているとを特徴とするインターネット電話装置。
- 請求項1乃至請求項3において、選択接続回路は入出力インターフェイスのアナログ端子から送られる識別信号に応じてアナログ端子をインターネットへの接続とするか、公衆電話回線への接続とするかの切替を行い、又インターネットへの接続が行われなかった場合には公衆電話回線へのリダイヤル機能を持つことを特徴とするインターネット電話装置。
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
AU2004200255B2 (en) * | 2003-01-27 | 2005-09-22 | Nec Platforms, Ltd. | Internet Telephone System, Call Connection Controller, Terminal Association Method Used Therein and Its Program |
-
2003
- 2003-01-29 JP JP2003019668A patent/JP2004235779A/ja active Pending
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AU2004200255B2 (en) * | 2003-01-27 | 2005-09-22 | Nec Platforms, Ltd. | Internet Telephone System, Call Connection Controller, Terminal Association Method Used Therein and Its Program |
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