JP2004235655A - 半導体装置の作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ゲイト電極・配線、キャパシタ用電極、画素電極等が形成された半導体装置を作製することを目的とする。
【解決手段】 前記ゲイト電極は、不純物領域の一方と重なり、前記不純物領域の他方と重ならず、前記キャパシタ用電極は、前記不純物領域の他方と重なり、前記キャパシタ用電極、前記ゲート絶縁膜及び前記不純物領域の他方によって、前記画素電極に電気的に接続される容量が形成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、絶縁表面上に形成された薄膜トランジスタを有する半導体装置の作製方法に関する。本発明において、絶縁表面とは、絶縁基板や、その上に形成された絶縁被膜、あるいは半導体や金属材料上に形成された絶縁被膜のことである。本発明は特に、アルミニウムを主成分とする金属材料をゲイト電極・配線材料として用いた集積回路で、液晶ディスプレー等に用いられるアクティブマトリクス回路等の半導体装置の作製方法に関する。
従来、薄膜トランジスタ(TFT)は、単結晶半導体集積回路技術を援用して、自己整合法(セルフアライン法)を用いて作製されてきた。この方法は半導体被膜上にゲイト絶縁膜を介してゲイト電極を形成し、このゲイト電極をマスクとして、前記半導体被膜中に不純物を導入するものである。不純物を導入する手段としては、熱拡散法、イオン注入法、プラズマドーピング法、レーザードーピング法が用いられる。
従来、TFTはゲイト電極材料として、単結晶半導体集積回路技術を援用して、ドーピングによって導電率を高めたシリコンを用いていた。これは耐熱性が高く、高温処理をおこなう場合には理想的な材料であった。しかしながら、近年になると、シリコンゲイトを用いることが適切でないことが明らかになった。
第1は、導電率が低いということである。これは、それまで比較的、小さな面積のデバイスにおいては目立たなかったが、液晶ディスプレーが大型化するにつれて、アクティブマトリクス回路も大型化し、しかも、デザインルール(ゲイト配線の幅)が据え置かれたために、顕著になった。
第2は基板材料に関連する問題で、デバイスの大型化に伴って、用いられる基板材料が石英やシリコンウェハーのような耐熱性の高い高価な材料ではなく、コーニング社の7059番ガラスやNHテクノグラス社のNA−35、NA−45等の硼珪酸ガラスのように、安価だが耐熱性に劣る低廉な材料を用いる必要が生じた。シリコンゲイトの形成には少なくとも650℃以上の熱処理が必要であるので、このような材料を基板とすることは適切ではなかった。
このような問題から、シリコンゲイトに代えてアルミニウムゲイトを用いることが必要とされた。この場合、純粋なアルミニウムを用いてもよいが、耐熱性が極端に劣るために、通常はシリコンや銅、スカンジウム(Sc)等の材料が微量添加される。それでも、アルミニウムは耐熱性の点で問題があるので、例えば、イオン注入等の加速したイオンを利用したドーピング工程の後の不純物の活性化には熱アニールを用いることはできず、レーザー照射のような光アニールが用いられた。その際も、アルミニウムゲイトが光照射によって、ダメージを受けないように照射する光の強度等は大きな制約が課せられた。
鏡面を有するアルミニウム自体は紫外線から赤外線まで、広い波長域にわたって、光を反射するのであるが、例えば、フラッシュランプ・アニールでは、光照射の持続時間が長いため、シリコン膜等に吸収された光によってシリコン膜が昇温し、それが熱伝導によってアルミニウムに伝わり、アルミニウムが溶融・変形するので適切でなかった。レーザー・アニールでも、連続発振のレーザー光を照射する方式でも同様の問題が生じた。極めて短いパルス発振のレーザーを照射する場合にはシリコン膜に吸収された光はシリコン膜のアニールのみに使用され、アルミニウムは昇温せず、利用することができた。
図4に示すのは、上記の思想に基づいたアルミニウムゲイトを有する薄膜トランジスタの作製工程である。まず、基板401上に下地絶縁膜402を堆積し、さらに、島状の結晶性半導体領域403、404を形成する。そして、これを覆って、ゲイト絶縁膜として機能する絶縁膜405を形成する。(図4(A))
そして、アルミニウムを主成分とする材料を用いてゲイト電極・配線406、407を形成する。(図4(B))
次に、ゲイト電極・配線406、407をマスクとして、イオン注入法、イオンドーピング法等の手段によって、自己整合的に不純物(例えば、燐(P)や硼素(B))を注入し、不純物領域408、409を形成する。ここでは、不純物領域408には燐が注入され、同408には硼素が注入されるので、前者はN型、後者はP型になるとする。(図4(C))
その後、上面からパルスレーザー光を照射することによって不純物の導入された領域の活性化をおこなう。(図4(D))
最後に、層間絶縁物411を堆積し、各不純物領域にコンタクトホールを形成して、これに接続する電極・配線412〜416を形成して、薄膜トランジスタが完成する。(図4(E))
しかしながら、上記に示した方法では、不純物領域とチャネル形成領域(ゲイト電極の直下の半導体領域で不純物領域に挟まれている部分)の境界(例えば、図4(D)において、410で示す)は工程上、十分な処理を受けていないので、電気的に不安定であり、長時間の使用においてはリーク電流の増大等の問題が生じ、信頼性が低下することが明らかになった。
すなわち、工程から明らかなように、ゲイト電極が形成された後は、不純物が導入されることも、レーザーが照射されることもないので、実質的に、チャネル形成領域の結晶性は変化しない。
一方、チャネル形成領域に隣接する不純物領域は、最初、チャネル形成領域と同じ結晶性を有しているが、不純物導入の過程で結晶性が破壊される。不純物領域は後のレーザー照射工程によって回復されるが、当初の結晶性と同じ状態を再現することは難しく、特に不純物領域の中でも活性領域に接する部分は、レーザー照射の際に影となる可能性が高く、十分な活性化がおこなえない。すなわち、不純物領域と活性領域の結晶性が不連続であり、このためトラップ準位等が発生しやすい。特に不純物の導入方法として高速イオンを照射する方式を採用した場合には、不純物イオンが散乱によって、ゲイト電極部の下に回り込み、その部分の結晶性を破壊する。そして、このようなゲイト電極部の下の領域はゲイト電極部が影となってレーザー等によって活性化することが不可能であった。
ゲイト絶縁膜についても同様であった。すなわち、チャネル形成領域の上のゲイト絶縁膜は初期の状態を保っているのに対し、不純物領域上のゲイト絶縁膜は不純物導入、レーザー照射等の工程によって大きく変化し、その境界部分では多くのトラップ準位が発生した。
この問題点を解決する一つの方法は、裏面からレーザー等の光照射をおこなって、活性化することである。この方法では、ゲイト配線が影とならないので、活性領域と不純物領域の境界も十分に活性化される。しかし、この場合には基板材料が光を透過することが必要であり、多くのガラス基板は300nm以下の紫外光を透過することは難しいので、例えば、量産性に優れたKrFエキシマーレーザー(波長248nm)は利用できない。
また、このようなレーザー照射の工程においては、アルミニウムが瞬間的ではあるにせよ、高温に加熱されることにより、アルミニウム結晶の異常成長(ヒロック)が発生した。特に垂直方向への異常成長は上部配線とのショートの原因となった。
この他に、不純物のドーピング法としてイオンドーピング法を用いる場合には別の問題があった。イオンドーピング法とは、ドーピングすべき不純物を含む気体(例えば、燐であればフォスフィン(PH3 )、硼素であればジボラン(B2 6 ))を放電させて、発生したイオンを高い電圧で引き出して照射する方法である。
この方法はイオン注入法に比較すると簡便な方法で、大面積処理に向いているが、質量を分離しないので、さまざまなイオンが照射されることとなる。特に、水素イオンは、原子状、分子状あわせて非常に多量に照射される。このような水素イオンはゲイト電極近傍(図4の領域410の上方のゲイト絶縁膜)のゲイト絶縁膜中に存在すると電圧印加によって特性の変動をもたらした。特に、図4の方法ではゲイト絶縁膜に注入された水素を十分に離脱せしめる処置をおこなえないということが問題であった。
本発明は、かかる問題点を顧みてなされたものであり、活性領域と不純物領域の結晶性の連続性を達成することによって、信頼性の高い薄膜トランジスタを作製する方法を提唱し、さらに、このような薄膜トランジスタを集積化した高性能の半導体装置の作製方法を提唱することを課題とする。
本発明の代表的な構成は、
「絶縁表面上に半導体膜を形成し、
不純物をドープし、前記半導体領域に一対の不純物領域を形成し、
前記半導体領域上にゲート絶縁膜を形成し、
前記一対の不純物領域を活性化し、
前記ゲート絶縁膜を介して、前記半導体領域上にゲート電極及びキャパシタ用電極を形成し、
前記ゲート電極および前記キャパシタ用電極上に第1の層間絶縁膜を形成し、 前記第1の層間絶縁膜上に、前記不純物領域の一方に電気的に接続される電極又は配線を形成し、
前記電極又は配線上に第2の層間絶縁膜を形成し、
前記第2の層間絶縁膜上に、前記不純物領域の他方に電気的に接続される画素電極を形成する半導体装置の作製方法であって、
前記ゲート電極は、前記不純物領域の一方と重なり、前記不純物領域の他方と重ならず、
前記キャパシタ用電極は、前記不純物領域の他方と重なり、前記キャパシタ用電極、前記ゲート絶縁膜及び前記不純物領域の他方によって、前記画素電極に電気的に接続される容量が形成されることを特徴とする半導体装置の作製方法。」である。
また、本発明は、熱アニール処理、あるいは、レーザーもしくはフラッシュランプ等の強力な光源より発せられる光エネルギーを照射する光アニール処理によって、不純物領域およびゲイト絶縁膜に加えてチャネル形成領域までをも活性化せしめることにより、上記の問題を解決する。
本発明の基本的な構成は、以下のようなものである。まず、結晶性を有する島状の半導体領域上に不純物領域を形成するためのマスクとして機能する材料を形成したのち、これをマスクとしてイオンドーピング等の手段により、ドーピング不純物を半導体被膜中に導入する。マスクとして用いるべき材料としては、絶縁性のものではポリイミド等の有機材料や酸化珪素、窒化珪素等の珪素を含有するものが、また、導電性材料としてはアルミニウム、タンタル、チタン等の金属、窒化タンタル、窒化チタン等の導電性金属窒化物が好ましい。半導体領域とマスクが直接に接触することを避けたい場合には、間に酸化珪素や窒化珪素の被膜を形成すればよい。
次に、このマスクを除去して、ゲイト絶縁膜として機能する絶縁膜を形成する。その後、熱アニールもしくは光アニール処理により、ドーピングされた不純物の活性化のみならず、ゲイト絶縁膜とチャネル形成領域の界面特性、チャネル形成領域と不純物領域の境界の特性を改善せしめる。この際には、光アニール単独、もしくは熱アニール単独でも、光アニールと熱アニールを併用してもよい。
熱アニール処理においては、アニール温度は650℃以下とする。また、光アニール処理において、レーザーを用いる場合には、KrFレーザー(波長248nm)、XeClレーザー(308nm)、ArFレーザー(193nm)、XeFレーザー(353nm)等の各種エキシマーレーザーや、Nd:YAGレーザー(1064nm)およびその第2、第3、第4高調波、炭酸ガスレーザー、アルゴンイオンレーザー、銅蒸気レーザー等を用いればよい。
また、非コヒーレントな光源も低廉であり利用しやすい。例えば、キセノンランプ、クリプトンアークランプ、ハロゲンランプ等である。これらの光処理においては、半導体領域の上方からの照射だけでなく、裏面からの照射も、上方と裏面の双方から照射することも可能である。
また、これらの熱アニールあるいは光アニール処理に際しては、ハロゲン元素を含有する雰囲気(塩化水素、塩素、三塩化エチレン、フッ化水素、弗素、三フッ化窒素等を含有する雰囲気)や酸化性の雰囲気(酸素や各種酸化窒素、オゾン等を含有する雰囲気)でおこなうと効果的である。
なお、ゲイト電極を形成する場合には、ゲイト電極と不純物領域との関係をオフセットゲイトとすることもオーバーラップゲイトとすることも任意である。オフセットゲイトとすれば、TFTのリーク電流を低減させることができる。ただし、オフセットゲイトの場合はTFTをオンとしたときの電流が少ないので、動作速度の点で不利であるので、通常はオフセットゲイトが、アクティブマトリクス回路の画素のスイッチングTFTやサンプリングTFTにのみ用い、その他の論理回路は若干のオーバーラップゲイトとするとよい。オーバーラップゲイトは寄生容量が存在するので高速動作では不利であるが、アクティブマトリクス回路程度の駆動においては問題はない。
なお、このようにして形成したゲイト電極・配線の全部もしくは一部について、その上面および側面を陽極酸化して、耐圧の高い酸化アルミニウム被膜を形成すると、上部配線との短絡を防止することができる。特に配線の交差の多い、アクティブマトリクス回路においては、このように上面に陽極酸化被膜を形成すれば、層間短絡を防止することができる。また、酸化アルミニウムは誘電率が高いので、上部配線との間に容量(キャパシター)を形成することもできる。陽極酸化は、通常、電解溶液中で電気化学的におこなわれるが、公知のプラズマ陽極酸化法のように、減圧プラズマ雰囲気においておこなってもよいことはいうまでもない。
本発明では、ドーピングされた不純物の活性化のための熱アニールや光アニールをおこなう際にはゲイト電極・配線は形成されていないので、図4に示されるような従来のセルフアライン的なドーピングに比較して、熱アニールや光アニールの許容範囲が広くなる。例えば、従来の技術では使用できなかった熱アニールやフラッシュランプアニールを利用できるようになる。
また、熱アニール処理においては、不純物領域、チャネル形成領域、ゲイト絶縁膜が均等に加熱されるので、それらの境界部における不連続性は発生しない。同様に光アニール処理の場合においても、ゲイト電極が存在しないので影によって不連続性が生じることもない。
また、光アニールや熱アニールをハロゲンを含有する雰囲気もしくは酸化性の雰囲気でおこなうと、特にゲイト絶縁膜や半導体領域中に残存する水素原子を置換する効果が認められる。ゲイト絶縁膜やチャネル形成領域では高い電界が発生し、その際に水素原子が珪素−水素、あるいは酸素−水素という形で存在すると、電界によって水素が離脱し、特性の経時変化をもたらすこととなる。水素の代わりにハロゲン、特に弗素や塩素が存在すると、珪素−ハロゲン、酸素−ハロゲンの結合は非常に強いので、容易には離脱せず、特性が安定する。
加えて、不純物のドーピング手段としてイオンドーピング法を用いる場合には、ゲイト絶縁膜を有しない状態でイオンドーピングをおこなうため、ゲイト絶縁膜に水素イオンが注入されることがなく、極めて安定な特性が得られる。
さらに、交差部を有する回路においては、ゲイト電極の上面および側面を陽極酸化すれば、ヒロックの発生による上部配線とのショートも防止できる。特に、電気的に耐圧の高い陽極酸化物被膜が得られるということがアルミニウムの特徴であり、従来のシリコンゲイトでは達成しえなかった特色である。
本発明によって、アルミニウムを主成分とする材料であってもゲイト電極・配線を構成する不良の少ない半導体装置の作製方法を形成することができた。以下の実施例によるTFTは650℃以下の低温プロセスによるものでありながら、信頼性に優れ、劣化の程度の少ないものであった。具体的には、ソースを接地し、ドレインもしくはゲイトの一方もしくは双方に+20V以上、もしくは−20V以下の電位を加えた状態で10時間以上放置した場合でもトランジスタの特性には大きな影響はなかった。以上のように、本発明は工業上有益な発明である。
〔実施例1〕
図1に本実施例を示す。本実施例は絶縁基板上に交差部を有する薄膜トランジスタ回路を形成する工程を示したものである。基板101は、ガラス基板で、例えば、コーニング7059等の無アルカリ硼珪酸ガラス基板である。これに下地の酸化膜として酸化珪素膜102を堆積した。酸化珪素膜の堆積方法は、例えば、スパッタ法や化学的気相成長法(CVD法)を使用できる。ここでは、TEOS(テトラ・エトキシ・シラン)と酸素を材料ガスとして用いて、プラズマCVD法によって成膜をおこなった。基板温度は200〜400℃とした。この下地酸化珪素膜の厚さは、500〜2000Åとした。
次いで、アモルファスシリコン膜を堆積した。アモルファスシリコン膜の堆積方法としてはプラズマCVD法や減圧CVD法が用いられる。ここでは、モノシラン(SiH4 )を材料ガスとして、プラズマCVD法によってアモルファスシリコン膜を堆積した。アモルファスシリコン膜の厚さは1000〜15000Åとした。そして、この膜を600℃で72時間アニールすることで結晶化させた。このようにして得た結晶性シリコン膜をエッチングして、島状シリコン領域103を形成した。
その後、プラズマCVD法によって、全面に窒化珪素膜を厚さ1000〜6000Å、例えば、3000Å形成した。この厚さはドーピングの際にマスクとして機能するに十分な厚さが選択される。そして、この窒化珪素膜をエッチングして、ドーピングのマスク104を形成した。(図1(A))
この状態でイオンドーピング法によって硼素イオンのドーピングをおこなった。これは、ジボラン(B2 6 )を水素で希釈したガスを放電させて得たイオンを高電圧で引き出して、基板に照射するものである。イオンの加速電圧はシリコン領域の厚さによって変更されるが、典型的にはシリコン領域が1000Åの場合には、10〜30kVが適当である。本実施例では20kVとした。また、ドーズ量は1×1014〜6×1015原子/cm2 、例えば、5×1014原子/cm2 とした。こうして、P型不純物領域105を形成した。なお、図で示した不純物領域の範囲は名目的なもので、実際にはイオンの散乱等によって回り込みがあることはいうまでもない。(図1(B))
次に、フォトレジストマスク104を除去し、ゲイト絶縁膜として機能する酸化珪素膜106を厚さ800〜1500Å、例えば、1200Å形成した。ここではその作製方法は下地酸化珪素膜102と同じ方法を採用した。そして、600℃で12〜48時間、例えば、24時間アニールすることによって、ドーピングされた不純物の活性化とゲイト絶縁膜とシリコン領域の界面特性の改善をおこなった。なお、この工程においてゲイト絶縁膜106から過剰な水素を離脱せしめることができた。(図1(C))
その後、スパッタ法によって厚さ3000〜8000Å、例えば、5000Åのアルミニウム膜(1〜5重量%のシリコンを含有する)を成膜し、これをエッチングして、アルミニウムゲイト電極・配線107、108、109を形成した。この際、ゲイト電極108はオフセットとなるようにした。オフセットの幅xは0.3〜2μmとした。また、ゲイト配線109は不純物領域上に形成されたため、TFTのゲイト電極としては機能せず、キャパシターの一方の電極として機能した。さらに、ゲイト配線107は他のゲイト電極・配線108、109と電気的につながっていた。(図1(D))
そして、ゲイト電極・配線107〜109に電流を通じて陽極酸化をおこない、その状面および側面に緻密な陽極酸化物(酸化アルミニウム)被膜110、111、112を厚さ1000〜2500Å形成した。陽極酸化は、アンモニアでpH=7前後に調整した1〜5%のクエン酸のエチレングリコール溶液中に基板を浸し、アクティブマトリクス回路の全てのゲイト配線を正極とし、印加する電圧を1〜5V/分で昇圧することによっておこなった。
このようにして形成される陽極酸化物被膜はバリヤ型陽極酸化物と称され、耐圧に優れている。耐圧としては、最高印加電圧の80%が保証される。このゲイト電極上の陽極酸化物は上部配線との短絡を防止するためのものであるので、その目的に適切な厚さが選択されればよい。なお、この陽極酸化の工程によって、ゲイト電極の側面が後退するので、オフセット幅はやや拡がり、y(>x)となる。(図1(E))
その後、TEOSを材料ガスとしたプラズマCVD法によって層間絶縁物として酸化珪素膜113を厚さ2000〜10000Å、例えば、5000Å形成し、これにコンタクトホールを形成した。そして、金属等の材料、例えば厚さ1000Åの窒化チタンと厚さ5000Åのアルミニウムの多層膜を形成し、これをエッチングして電極・配線114を不純物領域に形成した。上部配線114は図に示すようにゲイト配線107と交差した。しかしながら、交差部115は層間絶縁物113に加えて、陽極酸化物110も存在するため上下ショート等の不良は抑制された。(図1(F))
最後に、パッシベーション膜として厚さ2000〜6000Å、例えば、3000Åの窒化珪素膜116をプラズマCVD法によって形成し、これと酸化珪素膜113をエッチングして、不純物領域105に対してコンタクトホールを形成した。そして、透明導電膜(例えば、インディウム錫酸化物膜)を形成し、これをエッチングして、画素電極117を形成した。(図1(G))
以上の工程によって、オフセットゲイト構造のPチャネル型TFT118を形成することができた。また、TFT118に隣接して容量119(これはゲイト絶縁膜106を誘電体とする)も形成できた。本実施例では、TFT118はアクティブマトリクス回路の画素のスイッチング素子あるいはサンプリングTFTに用いられるTFTを表している。
〔実施例2〕
図2に本実施例を示す。本実施例はアモルファスシリコンの結晶化に際して結晶化促進の触媒元素を添加する以外は、ドーピングの工程までは実施例1と同様であるので、ドーピング工程までの工程に関しては、図1(A)および(B)を参照されたい。
まず、実施例1と同様に下地酸化膜を形成した基板上にアモルファスシリコン膜を厚さ300〜1000Å、例えば、500Å成膜した。そして、表面に薄い酢酸ニッケル膜もしくはニッケル膜を形成したのち、窒素もしくはアルゴン雰囲気において、500〜580℃で2〜8時間アニールすることにより、アモルファスシリコンを結晶化せしめた。この際、ニッケルは結晶化を促進する触媒として機能する。このようにして得た結晶性シリコン膜をエッチングして、島状シリコン領域を形成した。
その後、プラズマCVD法によって、全面に酸化珪素膜を厚さ1000〜6000Å、例えば、3000Å形成した。そして、この酸化珪素膜をエッチングして、ドーピングのマスクを形成した。そして、Nチャネル型TFTを形成する領域をフォトレジストのマスクで覆った。
この状態でイオンドーピング法によって硼素イオンのドーピングをおこなった。ドーピングガスとして水素希釈したジボラン(B2 6 )を用いた。イオンの加速電圧は、5〜30kV、例えば、10kVとした。また、ドーズ量は1×1014〜6×1015原子/cm2 、例えば、2×1014原子/cm2 とした。こうして、P型不純物領域202、203を形成した。
同様に、イオンドーピング法によって燐イオンのドーピングをおこなった。ドーピングガスは水素希釈のフォスフィン(PH3 )をもちいた。イオンの加速電圧は、5〜30kV、例えば、10kVとした。また、ドーズ量は1×1014〜6×1015原子/cm2 、例えば、5×1014原子/cm2 とした。こうして、N型不純物領域201を形成した。
次に、マスク201〜203を除去し、ゲイト絶縁膜として機能する酸化珪素膜204を厚さ800〜1500Å、例えば、1200Å形成した。そして、KrFエキシマーレーザー(波長248nm)を照射することによって、ドーピングされた不純物の活性化とゲイト絶縁膜とシリコン領域の界面特性の改善をおこなった。レーザーのエネルギーとしては、250〜450mJ/cm2 、ショット数は2〜50ショットが適当であった。また、レーザー照射時には、基板を250〜550℃に加熱すると、より効果的に活性化できた。
エネルギー密度およびショット数はシリコン膜に依存するので、用いるシリコン膜の密度、結晶化度、ドーピング量等の特性に合わせて、最適なものを選択すればよい。典型的には、燐がドープされたものでドーズ量が2×1014原子/cm2 、基板温度250℃、レーザーエネルギー300mJ/cm2 で500〜1000Ω/□のシート抵抗が得られた。なお、図から明らかなように本実施例では不純物領域と活性領域の境界もレーザーによって照射されるので、従来の作製プロセス(図4参照)で問題となった境界の部分の劣化による信頼性の低下は著しく減少した。
なお、本実施例のようにニッケル等の触媒元素を用いて結晶化をおこなうとアモルファスシリコン状態のままの領域が取り残されることが観察されるのであるが、上記のレーザー照射の工程によって、これらの残留したアモルファスシリコン領域も完全に結晶化することができた。
また、本実施例において、ゲイト絶縁膜はイオンドーピング工程の後で成膜されるため、ゲイト絶縁膜に過剰な水素が含まれることはなく、また、過剰な水素が存在した場合は上記のレーザー照射の工程で除去できた。このため、特性変動(劣化)が抑制された。
この工程の後、再び、500〜600℃で熱アニールをおこなってもよい。(図2(A))
その後、スパッタ法によって厚さ3000〜8000Å、例えば、5000Åのアルミニウム膜(0.1〜0.5重量%のスカンジウムを含有する)を成膜した。後の工程(多孔質陽極酸化物形成工程)において、アルミニウム膜とフォトレジストマスクとの密着性を高めるために、厚さ100〜300Å程度の陽極酸化膜をアルミニウム表面に形成してもよい。その場合はアンモニアでpH=7前後に調整した1〜5%のクエン酸のエチレングリコール溶液中に基板を浸し、アルミニウム膜全体に5〜20Vの電圧を印加すればよい。
次に、これをエッチングして、アルミニウムゲイト電極・配線205、206、207、208を形成した。この際、ゲイト電極・配線205、206、207は、いずれも不純物領域201、202、203に対して、1μm程度のオーバーラップとなるようにした。また、ゲイト配線208は不純物領域上に形成されたため、TFTのゲイト電極としては機能せず、キャパシターの一方の電極として機能した。また、この状態でゲイト電極205、206はゲイト電極207、208とは完全に電気的に絶縁されている。なお、上記のパターニング・エッチング工程に用いたフォトレジストのマスク209、210、211、212はそのまま残しておいた。(図2(B))
そして、ゲイト電極・配線207、208に電解溶液中で電流を印加することによってゲイト電極の側面に多孔質の陽極酸化物213、214を形成した。この陽極酸化工程は、3〜20%のクエン酸もしくはショウ酸、燐酸、クロム酸、硫酸等の酸性の水溶液を用いておこなった。この場合には、10〜30V程度の低電圧で0.5μm以上、例えば、2μmの厚い陽極酸化物を形成した。陽極酸化物の幅は陽極酸化時間に依存した。この際、ゲイト電極・配線205、206には電流が印加されなかったので陽極酸化はおこらなかった。(図2(C))
この結果、当初、ゲイト電極205〜207は不純物領域に対して、いずれも1μm程度オーバーラップの状態であったのであるが、ゲイト電極207のみが陽極酸化によって、その表面が2μm後退してしまったために、一転して、1μmのオフセット状態となってしまった。このように、陽極酸化を利用することによって、安定してオフセット幅を制御することができる。
その後、フォトレジストのマスク209〜212を剥離し、改めて、アクティブマトリクス回路以外の領域をフォトレジスト215で覆った。そして、ゲイト電極・配線212、213に電流を通じて陽極酸化をおこない、多孔質陽極酸化物213、214の内側とゲイト電極・配線207、208の上面に緻密なバリヤ型陽極酸化物(酸化アルミニウム)被膜216、217を厚さ1000〜2500Å形成した。陽極酸化は、アンモニアでpH=7前後に調整した1〜5%のクエン酸のエチレングリコール溶液中に基板を浸し、アクティブマトリクス回路の全てのゲイト配線を正極とし、印加する電圧を1〜5V/分で昇圧することによっておこなった。なお、アクティブマトリクス回路領域以外はフォトレジスト215でマスクされており、また、アクティブマトリクス回路とは電気的に絶縁されていたため、陽極酸化はおこなわれなかった。(図2(D))
その後、フォトレジスト215を除去し、TEOSを材料ガスとしたプラズマCVD法によって層間絶縁物として酸化珪素膜218を厚さ2000〜1000Å、例えば、5000Å形成し、これにコンタクトホールを形成した。そして、厚さ5000Åのアルミニウム膜を形成し、これをエッチングして電極・配線219〜224を不純物領域やゲイト配線に形成した。図ではシリコン領域上のゲイト電極上にコンタクトが形成されている様子が示されているが、実際には、シリコン領域以外のゲイト配線上にコンタクトが形成される。(図2(E))
最後に、パッシベーション膜として厚さ2000〜6000Å、例えば、3000Åの窒化珪素膜225をプラズマCVD法によって形成し、これと酸化珪素膜218をエッチングして、不純物領域203に対してコンタクトホールを形成した。そして、透明導電膜(例えば、インディウム錫酸化物膜)を形成し、これをエッチングして、画素電極226を形成した。(図2(F))
以上の工程によって、Nチャネル型TFT227、Pチャネル型TFT228、229を形成することができた。また、TFT229に隣接して容量230(これはゲイト絶縁膜204を誘電体とする)も形成できた。本実施例では、TFT229はアクティブマトリクス回路の画素のスイッチング素子あるいはサンプリングTFTに用いられるTFTを表しており、TFT227、228はその他の論理回路に用いられるTFTを表している。
図5は本実施例で示したTFTを用いて構成されるアクティブマトリクス回路とそのドライバー回路、その他の回路を基板504上に形成した場合のブロック図を示す。本実施例で示したTFT227、228はそのうちのX/Yデコーダー・ドライバーやCPU、各種メモリーの論理回路に使用される。一方、TFT229はアクティブマトリクス回路の画素のスイッチングTFT501やドライバー回路のサンプリングTFT、各種メモリーのマトリクス素子として用いられる。また、容量230はアクティブマトリクス回路の画素セル502の補助容量503や、各種メモリー回路の記憶素子い用いられる。
〔実施例3〕
図3に本実施例を示す。まず、基板(コーニング7059)上に下地の酸化珪素膜を形成し、さらに、島状のアモルファスシリコン膜を厚さ300〜1000Å、例えば、500Å成膜した。そして、レーザー照射によってアモルファスシリコン膜の結晶化をおこなった。
レーザーはKrFエキシマーレーザー(波長248nm、パルス幅20nsec)を使用し、レーザーのエネルギー密度は250〜450mJ/cm2 とした。レーザー照射の際、基板は350〜450℃に加熱した。レーザーのショット数は2〜10ショットとした。レーザーのエネルギー密度、ショット数、温度はアモルファスシリコン膜の膜質に依存するので、膜質によって最適な値を選択すればよい。また、本実施例ではパルスレーザーを用いたが、アルゴンイオンレーザーのごとき連続発振レーザーを用いてもよい。このようにして得た結晶性シリコン膜をエッチングして、島状シリコン領域を形成した。
その後、プラズマCVD法によって、全面に窒化珪素膜301を厚さ500Å堆積した。続いて、同じくプラズマCVD法によって、全面に酸化珪素膜を厚さ3000Å形成した。そして、この酸化珪素膜をエッチングして、ドーピングのマスク302、303、304を形成した。さらに、Nチャネル型TFTを形成する領域をフォトレジストのマスク305で覆った。
この状態でイオンドーピング法によって硼素イオンのドーピングをおこなった。ドーピングガスとして水素希釈したジボラン(B2 6 )を用いた。イオンの加速電圧は、10〜50kV、例えば、20kVとした。窒化珪素膜301が存在する分だけ、加速電圧は高くする必要がある。また、ドーズ量は1×1014〜6×1015原子/cm2 、例えば、3×1015原子/cm2 とした。こうして、P型不純物領域306、307を形成した。(図3(A))
フォトレジストマスク305を除去した後、再び、イオンドーピング法によって燐イオンのドーピングをおこなった。ドーピングガスは水素希釈のフォスフィン(PH3 )をもちいた。イオンの加速電圧は、10〜50kV、例えば、20kVとした。また、ドーズ量は1×1014〜6×1015原子/cm2 、例えば、1×1015原子/cm2 とした。この際には、燐は全面に注入されたが、燐のドーズ量が先のドーピングの硼素のドーズ量よりも小さいので、先に形成されたP型不純物領域306、307の導電型は相変わらずP型であった。こうして、N型不純物領域309を形成した。(図3(B))
次に、フォトレジストマスク308およびマスク302〜304、窒化珪素膜301を除去し、ゲイト絶縁膜として機能する酸化珪素膜310を厚さ800〜1500Å、例えば、1200Å形成した。そして、ハロゲンランプ光を瞬間的にを照射することによって、ドーピングされた不純物の活性化とゲイト絶縁膜とシリコン領域の界面特性の改善をおこなった。
ランプから放射される光の強度は、モニターの単結晶シリコンウェハー上の温度が800〜1300℃、代表的には900〜1200℃の間にあるように調整した。具体的には、シリコンウェハーに埋め込んだ熱電対の温度をモニターして、これを赤外線の光源にフィードバックさせた。昇温は、一定で速度は50〜200℃/秒、降温は自然冷却で20〜100℃であった。
特に真性または実質的に真性の非晶質珪素は可視光、特に0.5μm未満の波長の光ではよく吸収され、光を熱に変換できるが、本発明の光は0.5〜4μmの波長の光を照射する。この波長は結晶化させた真性または実質的に真性(燐またはホウ素が1017cm-3以下)の珪素膜に対し、有効に光を吸収し、熱に変換できる。また、10μm以上の波長の遠赤外光はガラス基板に吸収され、加熱されるが、4μm以下の波長が大部分の場合はガラスの加熱が極めて少ない。すなわち、結晶化された珪素膜をさらに結晶化させるには0.5〜4μmの波長が有効である。
なお、図から明らかなように、本実施例では、基板の上下から光を照射したので従来の作製プロセス(図4参照)で問題となった境界の部分の劣化による信頼性の低下は著しく減少した。(図3(C))
その後、500〜600℃の温度で、2〜48時間、例えば、550℃で4時間の熱アニールをおこなった。そして、スパッタ法によって厚さ3000〜8000Å、例えば、5000Åのアルミニウム膜(1〜5重量%のスカンジウムを含有する)を成膜し、これをエッチングして、アルミニウムゲイト電極・配線311、312、313、314を形成した。
この際、実施例2と同様に、アクティブマトリクス回路以外の領域をフォトレジスト315で覆っって、ゲイト電極・配線313、314に電流を通じて陽極酸化をおこない、酸化アルミニウム被膜を厚さ1000〜2500Å、ゲイト電極・配線313、314の上面および側面にはバリヤ型の陽極酸化物被膜を形成した。
また、この際、ゲイト電極・配線311、312は不純物領域309、306に対してオーバーラップとなるようにした。一方、ゲイト電極・配線303はオフセットとなるようにしたが、実施例2とは異なって、不純物領域307の一方(画素電極を形成する方)はオフセットとし、他方はオーバーラップとなるようにした。また、ゲイト配線314は不純物領域上に形成されたため、TFTのゲイト電極としては機能せず、キャパシターの一方の電極として機能した。(図3(D))
その後、フォトレジスト315を除去し、TEOSを材料ガスとしたプラズマCVD法によって層間絶縁物として酸化珪素膜316を厚さ5000Å形成し、これにコンタクトホールを形成した。そして、厚さ5000Åのアルミニウム膜を形成し、これをエッチングして電極・配線317〜322を不純物領域やゲイト配線に形成した。(図3(E))
最後に、パッシベーション膜として厚さ3000Åの窒化珪素膜323をプラズマCVD法によって形成し、これと酸化珪素膜316をエッチングして、不純物領域307に対してコンタクトホールを形成した。そして、透明導電膜(例えば、インディウム錫酸化物膜)を形成し、これをエッチングして、画素電極324を形成した。(図3(F))
以上の工程によって、Nチャネル型TFT325、Pチャネル型TFT326、327を形成することができた。また、TFT327に隣接して容量328(これはゲイト絶縁膜310を誘電体とする)も形成できた。本実施例では、TFT327はアクティブマトリクス回路の画素のスイッチング素子あるいはサンプリングTFTに用いられるTFTを表しており、TFT325、326はその他の論理回路に用いられるTFTを表している。
本発明は、絶縁表面上に形成された薄膜トランジスタを有する半導体装置の作製方法に関する。本発明において、絶縁表面とは、絶縁基板や、その上に形成された絶縁被膜、あるいは半導体や金属材料上に形成された絶縁被膜のことである。本発明は、特に、アルミニウムを主成分とする金属材料をゲイト電極・配線材料として用いた集積回路で、液晶ディスプレー等に用いられるアクティブマトリクス回路等の半導体装置の作製方法に関する。
本発明の実施例を示す。(実施例1) 本発明の実施例を示す。(実施例2) 本発明の実施例を示す。(実施例3) 従来の技術の例を示す。 本発明を用いた集積回路のブロック図を示す。
符号の説明
101・・・・・・・・・・・ 基板
102・・・・・・・・・・・ 下地酸化膜
103・・・・・・・・・・・ 島状半導体領域
104・・・・・・・・・・・ ドーピングマスク
105・・・・・・・・・・・ P型不純物領域
106・・・・・・・・・・・ ゲイト絶縁膜
108・・・・・・・・・・・ ゲイト電極
107、109・・・・・・・ ゲイト配線
110、111、112・・・ 陽極酸化物被膜
113・・・・・・・・・・・ 層間絶縁物
114・・・・・・・・・・・ 上部配線・電極
115・・・・・・・・・・・ 配線交差部
116・・・・・・・・・・・ パッシベーション膜
117・・・・・・・・・・・ 画素電極
118・・・・・・・・・・・ Pチャネル型TFT
119・・・・・・・・・・・ 容量

Claims (14)

  1. 絶縁表面上に半導体膜を形成し、
    不純物をドープし、前記半導体領域に一対の不純物領域を形成し、
    前記半導体領域上にゲート絶縁膜を形成し、
    前記一対の不純物領域を活性化し、
    前記ゲート絶縁膜を介して、前記半導体領域上にゲート電極及びキャパシタ用電極を形成し、
    前記ゲート電極および前記キャパシタ用電極上に第1の層間絶縁膜を形成し、 前記第1の層間絶縁膜上に、前記不純物領域の一方に電気的に接続される電極又は配線を形成し、
    前記電極又は配線上に第2の層間絶縁膜を形成し、
    前記第2の層間絶縁膜上に、前記不純物領域の他方に電気的に接続される画素電極を形成する半導体装置の作製方法であって、
    前記ゲート電極は、前記不純物領域の一方と重なり、前記不純物領域の他方と重ならず、
    前記キャパシタ用電極は、前記不純物領域の他方と重なり、前記キャパシタ用電極、前記ゲート絶縁膜及び前記不純物領域の他方によって、前記画素電極に電気的に接続される容量が形成されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  2. 請求項1において、前記一対の不純物領域の導電型はP型であることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  3. 請求項1又は2において、前記画素電極は、前記ゲート電極と前記キャパシタ用電極との間において、前記他方の不純物領域とコンタクトしていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  4. 絶縁表面上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜をパターニングして、第1及び第2の半導体領域を形成し、
    不純物をドープし、前記第1の半導体領域に一対の第1の不純物領域を形成し、前記第2の半導体領域に一対の第2の不純物領域を形成し、
    前記第1及び第2の半導体領域上にゲート絶縁膜を形成し、
    前記一対の第1及び第2の不純物領域を活性化し、
    前記ゲート絶縁膜を介して、前記第1の半導体領域上に第1のゲート電極及びキャパシタ用電極を形成し、前記第2の半導体領域上に第2のゲート電極を形成し、
    前記第1及び第2のゲート電極並びに前記キャパシタ用電極上に第1の層間絶縁膜を形成し、
    前記第1の層間絶縁膜上に、前記第1の不純物領域の一方、及び前記一対の第2の不純物領域に対してそれぞれ電気的に接続される電極又は配線を形成し、
    前記電極又は配線上に第2の層間絶縁膜を形成し、
    前記第2の層間絶縁膜上に、前記第1の不純物領域の他方に電気的に接続される画素電極を形成する半導体装置の作製方法であって、
    前記第1の半導体領域はアクティブマトリクス回路の薄膜トランジスタに用いられ、前記第2の半導体領域は論理回路の薄膜トランジスタに用いられ、
    前記第1のゲート電極は、前記第1の不純物領域の一方と重なり、前記第1の不純物領域の他方と重ならず、前記キャパシタ用電極は、前記第1の不純物領域の他方と重なり、前記キャパシタ用電極、前記ゲート絶縁膜、及び前記第1の不純物領域の他方によって、前記画素電極に電気的に接続される容量を形成し、 前記第2のゲート電極は、前記一対の第2の不純物領域それぞれと重なることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  5. 絶縁表面上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜をパターニングして、第1及び第2の半導体領域を形成し、
    不純物をドープし、前記第1の半導体領域に一対の第1の不純物領域を形成し、前記第2の半導体領域に一対の第2の不純物領域を形成し、
    前記第1及び第2の半導体領域上にゲート絶縁膜を形成し、
    前記一対の第1及び第2の不純物領域を活性化し、
    前記ゲート絶縁膜を介して、前記第1の半導体領域上に第1のゲート電極及びキャパシタ用電極を形成し、前記第2の半導体領域上に第2のゲート電極を形成し、
    前記第1及び第2のゲート電極並びに前記キャパシタ用電極上に第1の層間絶縁膜を形成し、
    前記第1の層間絶縁膜上に、前記第1の不純物領域の一方、及び前記一対の第2の不純物領域に対してそれぞれ電気的に接続される電極又は配線を形成し、
    前記電極又は配線上に第2の層間絶縁膜を形成し、
    前記第2の層間絶縁膜上に、前記第1の不純物領域の他方に電気的に接続される画素電極を形成する半導体装置の作製方法であって、
    前記第1の半導体領域はアクティブマトリクス回路の薄膜トランジスタに用いられ、前記第2の半導体領域はサンプリング回路の薄膜トランジスタに用いられ、
    前記第1のゲート電極は、前記第1の不純物領域の一方と重なり、前記第2の不純物領域の他方と重ならず、前記キャパシタ用電極は、前記第1の不純物領域の他方と重なり、前記キャパシタ用電極、前記ゲート絶縁膜、及び前記第1の不純物領域の他方によって、前記画素電極に電気的に接続される容量を形成し、 前記第2のゲート電極は、前記第2の不純物領域の一方と重なり、他方と重ならないことを特徴とする半導体装置の作製方法。
  6. 請求項4又は5において、前記画素電極は、前記第1のゲート電極と前記キャパシタ用電極との間において、前記第1の不純物領域の他方とコンタクトしていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  7. 絶縁表面上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜をパターニングして、第1及び第2の半導体領域を形成し、
    前記第2の半導体領域全体をフォトレジストのマスクで覆った状態で硼素をドープし、前記第1の半導体領域にP型の一対の第1の不純物領域を形成し、
    前記フォトレジストのマスクを除去し、
    前記第1及び第2の半導体領域にリンをドープし、前記第1の不純物領域の導電型はP型のままにして、前記第2の半導体領域にN型の一対の第2の不純物領域を形成し、
    前記第1及び第2の半導体領域上にゲート絶縁膜を形成し、
    前記一対の第1及び第2の不純物領域を活性化し、
    前記ゲート絶縁膜を介して、前記第1の半導体領域に第1のゲート電極を形成し、前記第2の半導体領域上に第2のゲート電極を形成し、
    前記第1及び第2のゲート電極上に層間絶縁膜を形成し、
    前記層間絶縁膜上に、前記一対の第1の不純物領域及び前記一対の第2の不純物領域に対してそれぞれ電気的に接続される電極又は配線を形成する半導体装置の作製方法であって、
    前記第1及び前記第2の半導体領域は論理回路の薄膜トランジスタに用いられることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  8. 請求項7において、前記第1のゲート電極は、前記一対の第1の不純物領域それぞれと重なり、前記第2のゲート電極は、前記一対の第2の不純物領域それぞれと重なっていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  9. 絶縁表面上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜をパターニングして、第1乃至第3の半導体領域を形成し、
    前記第1乃至第3の半導体領域上にそれぞれチャネル形成領域となる部分を覆う第1乃至第3のマスクを形成し、
    前記第3のマスクを含めて、前記第3の半導体領域全体を覆うフォトレジストのマスクを形成し、
    前記フォトレジストのマスク並びに前記第1及び第2のマスクを用いて硼素をドープし、前記第1の半導体領域にP型の一対の第1の不純物領域を形成し、前記第2の半導体領域にP型の一対の第2の不純物領域を形成し、
    前記フォトレジストのマスクを除去し、
    前記第1乃至第3のマスクを用いてリンをドープし、前記一対の第1及び第2の不純物領域の導電型はP型のままにして、前記第3の半導体領域にN型の一対の第3の不純物領域を形成し、
    前記第1乃至第3のマスクを除去し、
    前記第1乃至第3の半導体領域上にゲート絶縁膜を形成し、
    前記一対の第1乃至第3の不純物領域を活性化し、
    前記ゲート絶縁膜を介して、前記第1の半導体領域上に第1のゲート電極及びキャパシタ用電極を形成し、前記第2の半導体領域上に第2のゲート電極を形成し、前記第3の半導体領域に第3のゲート電極を形成し、
    前記第1乃至第3のゲート電極並びに前記キャパシタ用電極上に第1の層間絶縁膜を形成し、
    前記第1の層間絶縁膜上に、前記第1の不純物領域の一方、前記一対の第2の不純物領域及び前記一対の第3の不純物領域に対してそれぞれ電気的に接続される電極又は配線を形成し、
    前記電極又は配線上に第2の層間絶縁膜を形成し、
    前記第2の層間絶縁膜上に、前記第1の不純物領域の他方に電気的に接続される画素電極を形成する半導体装置の作製方法であって、
    前記第1の半導体領域はアクティブマトリクス回路の薄膜トランジスタに用いられ、前記第2及び前記第3の半導体領域はそれぞれ論理回路の薄膜トランジスタに用いられ、
    前記第1のゲート電極は、前記第1の不純物領域の一方と重なり、前記第1の不純物領域の他方と重ならず、
    前記キャパシタ用電極は、前記第1の不純物領域の他方と重なり、前記キャパシタ用電極、前記ゲート絶縁膜、及び前記第1の不純物領域の他方によって、前記画素電極に電気的に接続される容量を形成していることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  10. 請求項9において、前記第2のゲート電極は、前記一対の第2の不純物領域それぞれと重なり、前記第3のゲート電極は、前記一対の第3の不純物領域それぞれと重なっていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  11. 請求項9又は10において、前記画素電極は、前記第1のゲート電極と前記キャパシタ用電極との間において、前記第1の不純物領域の他方とコンタクトしていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  12. 絶縁表面上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜をパターニングして、第1乃至第4の半導体領域を形成し、
    前記第1乃至第4の半導体膜上にそれぞれチャネル形成領域となる部分を覆う第1乃至第4のマスクを形成し、
    前記第4のマスクを含めて、前記第4の半導体領域全体を覆うフォトレジストのマスクを形成し、
    前記フォトレジストのマスク並びに前記第1乃至第3のマスクを用いて硼素をドープし、前記第1乃至第3の半導体領域に、それぞれP型の一対の第1乃至第3の不純物領域を形成し、
    前記フォトレジストのマスクを除去し、
    前記第1乃至第4のマスクを用いてリンをドープし、前記一対の第1乃至第3の不純物領域の導電型はP型のままにして、前記第4の半導体領域にN型の一対の第4の不純物領域を形成し、
    前記第1乃至第4のマスクを除去し、
    前記第1乃至第4の半導体領域上にゲート絶縁膜を形成し、
    前記一対の第1乃至第4の不純物領域を活性化し、
    前記ゲート絶縁膜を介して、前記第1の半導体領域上にゲート電極及びキャパシタ用電極を形成し、前記第2の半導体領域上に第2のゲート電極を形成し、前記第3の半導体領域に第3のゲート電極を形成し、前記第4の半導体領域に第4のゲート電極を形成し、
    前記第1乃至第4のゲート電極並びに前記キャパシタ用電極上に第1の層間絶縁膜を形成し、
    前記第1の層間絶縁膜上に、前記第1の不純物領域の一方、前記一対の第2の不純物領域、前記一対の第3の不純物領域及び前記一対の第4の不純物領域に対してそれぞれ電気的に接続される電極又は配線を形成し、
    前記電極又は配線上に第2の層間絶縁膜を形成し、
    前記第2の層間絶縁膜上に、前記第1の不純物領域の他方に電気的に接続される画素電極を形成する半導体装置の作製方法であって、
    前記第1の半導体領域はアクティブマトリクス回路の薄膜トランジスタに用いられ、前記第2の半導体領域はサンプリング回路の薄膜トランジスタに用いられ、前記第3及び第4の半導体領域は論理回路の薄膜トランジスタに用いられ、
    前記第1のゲート電極は、前記第1の不純物領域の一方と重なり、前記P型の不純物領域の他方と重ならず、
    前記キャパシタ用電極は、前記他方のP型の不純物領域と重なり、前記キャパシタ用電極、前記ゲート絶縁膜、及び前記他方のP型の不純物領域によって、前記画素電極に電気的に接続される容量を形成し、
    前記第2のゲート電極は、前記第2の不純物領域の一方と重なり、前記第2の不純物領域の他方と重ならず、
    前記第3のゲート電極は、前記一対の第3の不純物領域それぞれと重なり、
    前記第4のゲート電極は、前記一対の第4の不純物領域それぞれと重なることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  13. 請求項12において、前記画素電極は、前記第1のゲート電極と前記キャパシタ用電極との間において、前記第1の不純物領域の他方とコンタクトしていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の作製方法は、液晶ディスプレイの作製に適用されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
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