JP2004235300A - チップ型電子部品 - Google Patents

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JP2004235300A
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Koji Yasumura
浩治 安村
Akihiro Zushi
章裕 図師
Keisuke Maruyama
圭介 丸山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、動作電圧を小さくしても静電容量を大きくせず、エネルギー耐量を確保できる静電気放電対策として用いられるチップ型電子部品を提供することを目的とする。
【解決手段】分離された一方の内部導体7の両端が基体5の相対向する端面おいて各々露出し、分離されたもう一方の内部導体8の両端が基体5の相対向する端面おいて各々露出して形成され、内部導体7の両端と接続される外部電極と内部導体8の両端と接続される外部電極が接触しないように分離して基体5の表面において形成した。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信などの電子機器などに好適に用いられるチップ型電子部品に関するものである。特に、電気回路における過電圧に対する保護のために用いられるチップ型電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の電子機器の超小型化、省電力化の推進などにより機器の低電圧化が進むなか、高電圧からの保護だけでなく、静電気による機器搭載ICなどの誤動作や破壊の防止が重要な課題となっている。
【0003】
携帯電話やノートパソコンあるいは携帯型情報端末機器といった電子機器は、外部からの信号を受けるための様々な入出力端子を持つため、インターフェイスケーブルの接続などの静電気放電が、直接、内部回路に損傷を与える。さらに携帯電話の場合、入出力端子だけでなく、アンテナ部やプッシュボタン部、液晶画面部などからの静電気放電も問題となってきている。
【0004】
このような信号回路、またはアンテナ回路などの静電気放電対策部品であるチップ型電子部品は、低電圧駆動回路に対応できるとともに、その信号ラインへの影響をできるだけ小さくするために静電容量が数pFからせいぜい十数pFといった小さなものであることが望ましい。
【0005】
図27は従来の静電気放電対策部品として用いられる一般的なチップ型積層バリスタの構造を示す内部導体を透視した斜視図である。
【0006】
図27において、100は基体で、基体100はセラミック層で形成され、基体100中には長方形状の内部導体102,103が所定の間隔を隔てて対向し、かつ内部導体102,103の一方の端102f,103eが相対向する基体100の端面100f,100eにそれぞれ露出するように形成され、基体100の表面において内部導体102,103の一方の端102f,103eと外部電極107,106が各々接続されて構成される。また図27に示すように、内部導体104,105のように所定の間隔を隔てて対向し、かつ内部導体104,105の一方の端104f,105eが相対向する基体100の端面100f,100eにそれぞれ露出して外部電極107,106と各々接続された構成の内部導体を更に複数配置することもある。
【0007】
また、図28は図27において示されるような従来の静電気放電対策部品として用いられる一般的なチップ型積層バリスタの等価回路を示す。
【0008】
図28においてRZは電圧非直線抵抗(バリスタ)で、一般的に静電容量Cを同時に有する。静電容量Cは次式で表される。
【0009】
C=εεS/t ・・・・(式1)
ここで、εは真空の誘電率、εは対向する内部導体間基材の誘電率、Sは対向する内部導体の重なり部分の面積(内部導体の対が2以上の場合はそれらの重なり部分の面積の総和)、tは対向する内部導体の間隙寸法である。
【0010】
図27において示したような構造のチップ型積層バリスタは、基体100のセラミック層の材料として比較的比誘電率の小さい酸化亜鉛バリスタを使ったものでも、その静電容量Cは数十〜数百pFになる。
【0011】
上述したように、最近の電子機器に搭載される回路の低電圧化に伴って、こうした静電気放電対策部品であるチップ型電子部品については、更に静電容量Cを小さくすることが課題となっているが、前記従来の構造であれば、内部導体102,103のような対の数を減らすか、内部導体の重なり部分の面積Sを小さくするか、もしくは対向する内部導体の間隙寸法tを大きくするしかない。
【0012】
しかし、内部導体102,103のような対の数を減らすと、信頼性において不利を生じ、内部導体の重なり部分の面積Sを小さくすると、内部導体の位置ずれなどにより重なり部分の面積Sのばらつきの影響が大きくなり、より高い加工精度の必要を迫られることとなる。また、対向する内部導体の間隙寸法tを大きくすると、バリスタ電圧が大きくなってしまい低電圧駆動回路に対応することが困難になってしまう。
【0013】
このような問題を解消するため、先行例として、特開平11−297508号公報(特許文献1)には、第1の内部導体と第2の内部導体とが非対称型でセラミック層を介して一ヶ所で対向させた積層型セラミック電子部品が開示されている。
【0014】
このような構成とすることにより、低容量で静電容量のばらつきの少ない積層型セラミック電子部品が得られる。
【0015】
また、特開平11−204309号公報(特許文献2)には、第1の内部導体と第2の内部導体とがバリスタ層を介して互いに所定の距離だけ離間させて対向面を持たない内部導体として形成した積層型バリスタが開示されている。
【0016】
このような構成とすることにより、従来と同等なバリスタ電圧を保ちながら静電容量を小さく設定した積層型バリスタが得られる。
【0017】
【特許文献1】
特開平11−297508号公報
【特許文献2】
特開平11−204309号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、(特許文献1)に記載された積層型セラミック型電子部品においては、第1の内部導体と第2の内部導体とが非対称型でセラミック層を介して一ヶ所で対向させた構成であるため、内部導体間の静電容量は小さくなるが、外部電極間の容量の影響が大きくなり、例えばバリスタの場合はバリスタ電圧に影響を与えるという問題がある。
【0019】
また、(特許文献2)に記載された積層型バリスタにおいては、第1の内部導体と第2の内部導体とがバリスタ層を介して互いに所定の距離だけ離間させて対向面を持たないように内部導体を同一平面上に形成した構成であるため、エネルギー耐量が小さくなるという問題がある。
【0020】
ここで、エネルギー耐量とは、2msの方形波の衝撃電流を1回印加したとき、初期値に対しバリスタ電圧の変化率が±10%に留まるときの最大エネルギーであり、その大きさは第1の内部導体と第2の内部導体との間でバリスタ部を通して電流が流れる最短距離部分の総長に関係すると考えられる。
【0021】
本発明は、低電圧駆動回路に対応するため、バリスタ電圧などの動作電圧を小さくしても、静電容量などによる挿入損失が小さく、かつ信頼性の高いチップ型電子部品を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明のチップ型電子部品は、第1の連続した内部導体の両端が基体の相対向する端面に露出して外部電極と各々接続し、第2の連続した内部導体の両端が基体の相対向する端面に露出して外部電極と各々接続し、第1の連続した内部導体の両端と接続された外部電極と第2の連続した内部導体の両端と接続された外部電極とが接触しない構成としたものである。
【0023】
この発明によれば、動作電圧を小さくしても静電容量を大きくせず、エネルギー耐量を確保できる構造のチップ型電子部品が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、略直方体形状の基体内部に少なくとも2つ以上に分離された内部導体を埋設し、前記基体の少なくとも前記分離された第1の連続した内部導体と第2の連続した内部導体の両方に接触する基材を電圧非直線抵抗体とした構成において、前記第1の連続した内部導体の両端が前記基体の相対向する端面に露出して外部電極と各々接続し、前記第2の連続した内部導体の両端が前記基体の相対向する端面に露出して外部電極と各々接続し、前記第1の連続した内部導体の両端と接続された外部電極と前記第2の連続した内部導体の両端と接続された外部電極とが接触しないことを特徴とするチップ型電子部品としたことで、分離された内部導体の各々が基体の一端面から相対向する端面まで貫通しているため、内部導体を簡単な長方形平板状としても分離された内部導体の重なり長さを長くすることができ、単層当りのエネルギー耐量を大きくすることができるだけでなく、第1の連続した内部導体の両端が接続する外部電極と第2の連続した内部導体の両端が接続する外部電極とが接触しないように配置したので、第1の連続した内部導体と第2の連続した内部導体の両端が接続する外部電極との対向距離が長くなるように配置することが可能であり、第1の連続した内部導体と第2の連続した内部導体の両端が接続する外部電極との間に生じる静電容量を小さくすることができる。また、第2の連続した内部導体と第1の連続した内部導体の両端が接続する外部電極との関係においても同様である。
【0025】
請求項2記載の発明は、基体の構成において、第1の連続した内部導体の両端と接続された外部電極と第2の連続した内部導体の両端と接続された外部電極とを接触させずに隔てる基材を低誘電率の絶縁体としたことを特徴とする請求項1記載のチップ型電子部品とすることで、第1の連続した内部導体の両端と接続された外部電極と第2の連続した内部導体の両端と接続された外部電極との間において生じる静電容量を小さくできるだけでなく、同部の絶縁性も高めることができるため、動作電圧以下の電圧において動作を防止して信頼性を高めることができる。
【0026】
請求項3記載の発明は、少なくとも2つ以上に分離された内部導体の内、少なくとも一つの内部導体の両端に接続した外部電極が、基体表面において連続的に形成されたことを特徴とする請求項1記載のチップ型電子部品とすることで、電気回路基板に実装する際にランドパターンを複雑にすることなく、用途に応じた外部端子構造とすることができる。
【0027】
請求項4記載の発明は、第1の連続した内部導体と第2の連続した内部導体の少なくとも一方の内部導体をスパイラル形状としたことを特徴とするチップ型電子部品とすることで、分離された内部導体の重なり長さを更に長くすることができ、単層当りのエネルギー耐量を大きくすることができるだけでなく、重なり面積は小さくすることができるため静電容量は小さくできる。
【0028】
また、連続した内部導体の少なくとも一方の内部導体をスパイラル形状としたことで、一対の外部端子に接続した内部導体においてインダクタンス成分を任意に備えることができ、例えばこれを電気回路の信号ラインに備えることにより、信号ラインに生じる電磁波ノイズや過電流を抑制して、かつ、もう一方の内部導体間に動作電圧を超える電圧が生じた場合は、これによって生じた電流をもう一方の内部導体側に逃がして信号ライン回路を保護することができる。
【0029】
請求項5記載の発明は、第1の基体部と、第2の基体部と、電圧非直線抵抗体で構成された第3の基体部とを備え、前記第3の基体部を前記第1及び第2の基体部で挟み込んで基体を構成し、前記第1の内部導体は前記第1の基体部内に埋設されるか前記第1の基体部と前記第3の基体部の間に配設され、第2の内部電極は前記第2の基体部内に埋設されるか前記第2の基体部と前記第3の基体部の間に配設されており、前記基体上に前記第1及び第2の内部電極と接続した外部電極を有し、前記第3の基体部中には導電体を非埋設としたことを特徴とするチップ型電子部品とすることで、第1及び第2の内部電極間を広げることができて、低静電容量とすることができ、エネルギー耐量も大きくできる。
【0030】
請求項6記載の発明は、第1及び第2の基体部はそれぞれ電圧非直線抵抗性を全く有しないか、わずかに電圧非直線抵抗性を有する材料で構成したことを特徴とする請求項5記載のチップ型電子部品とすることで、電圧非直線性抵抗材料の使用量を少なくでき、コスト面で有利になる。
【0031】
請求項7記載の発明は、第1及び第2の基体部を絶縁材料,誘電体材料,磁性材料の内、少なくとも一つで構成したことを特徴とする請求項5記載のチップ型電子部品とすることで、他の特性の向上などを行うことができる。
【0032】
請求項8記載の発明は、第1及び第2の内部電極の内、少なくとも一方の内部電極に、スパイラル部を設けたことを特徴とする請求項5記載のチップ型電子部品とすることで、分離された内部導体の重なり長さを更に長くすることができ、単層当りのエネルギー耐量を大きくすることができるだけでなく、重なり面積は小さくすることができるため静電容量は小さくできる。
【0033】
請求項9記載の発明は、スパイラル部は、複数に分割されて積層され、互いにするホールを用いて電気的に接合していることを特徴とする請求項8記載のチップ型電子部品とすることで、分離された内部導体の重なり長さを更に長くすることができ、単層当りのエネルギー耐量を大きくすることができるだけでなく、重なり面積は小さくすることができるため静電容量は小さくできる。
【0034】
以下、本発明におけるチップ型電子部品の実施の形態について説明する。
【0035】
図1は本発明の一実施の形態における積層工法によるチップ型電子部品の積層前の構成を示す分解斜視図である。
【0036】
図1において、1は基体を構成するグリーンシートで、グリーンシート1は誘電体材料,磁性材料,絶縁材料、もしくはバリスタセラミックの少なくとも一つを構成する粉末をバインダーや溶剤などと混合し、シート状に成形して乾燥して得られる。
【0037】
グリーンシート1上には、印刷や転写などの方法によりAu,Ag,Pdなどを主成分とした内部導体7を形成し接合する。
【0038】
次にグリーンシート3を積層し接合するが、グリーンシート3は電圧非直線抵抗体であるバリスタセラミックを構成する粉末をバインダーや溶剤などと混合し、シート状に成形して乾燥して得られる。そのバリスタセラミックとしては、ZnO−Pr11−CoO、ZnO−Bi−CoOなどの単体あるいはそれらを主成分とする材料を使用することができる。
【0039】
さらにグリーンシート3上に、印刷や転写などの方法によりAu,Ag,Pdなどを主成分とした内部導体8を形成し接合する。
【0040】
これに、グリーンシート1をさらに積層し接合することにより、図2で示すような積層体4を得る。
【0041】
図1においては、説明を簡単にするため内部導体7,8をチップ型電子部品の1つ分を示す単一構成で示したが、一般的には工数を低減するなどの目的のため、内部導体7と同じ構成を同一面内に複数用意し、また内部導体8も同じ構成を同一面内に複数用意し積層し接合した積層体4を図3に示す個片の基体5に切断して図1に示すようなチップ型電子部品の1つ分を示す単一構成を得る。
【0042】
図4はその基体5を透過した斜視図を示した。
【0043】
図4のように内部導体7は一方の端7aが基体5の一端面5aにおいて露出し、内部導体7のもう一方の端7bが基体5の端面5aに相対向する端面5bにおいて露出するように図3に示す基体5の切断により形成した。
【0044】
内部導体8は一方の端8aが基体5の一端面5aにおいて露出し、内部導体8のもう一方の端8bが基体5の端面5aに相対向する端面5bにおいて露出するように同様に図3に示す基体5の切断により形成した。
【0045】
次に、一般的には図3、図4に示す基体5を焼成、面取りなどの工程を経た後、図5に示すように基体5の表面において内部導体7の一方の端7aが外部電極22と、内部導体7のもう一方の端7bが外部電極21と各々接続し、内部導体8の一方の端8aが外部電極24と、内部導体8のもう一方の端8bが外部電極23と各々接続し、外部電極21,22と外部電極23,24がそれぞれ接触しないようにして外部電極21,22,23,24を形成した。
【0046】
このような構成にすることにより、図27おいて示したような従来のチップ型積層バリスタの対向する内部導体102,103の重なり長さLe1に比較して、基体100と図4に示す基体5が同一サイズとする場合、本発明の一実施の形態における構造を示す図4の内部導体7,8の重なり長さLe2はより長くすることができ、エネルギー耐量を大きくすることができる。
【0047】
ただしこの場合、図4の基体5の面5aと図27の基体100の面100eとが同一面で、図4の基体5の面5bと図27の基体100の面100fとが同一面とする。
【0048】
また、図27おいて示したような従来のチップ型積層バリスタの内部導体102と対向する外部電極106の間や内部導体103と対向する外部電極107の間に生じる静電容量に対して、本発明の一実施の形態における構造を示す図4の内部導体7と電位差を生じる外部電極24,23は対向する面積が小さく、対向距離も長くなるため静電容量は小さくすることができる。
【0049】
さらに図6においては、基体5の構成において、内部導体7の両端7a,7bと接続された外部電極22,21と内部導体8の両端8a,8bと接続された外部電極24,23とを接触させずに隔てる基材6aを低誘電率の絶縁体とした本発明の一実施の形態を示す。このような構成により内部導体7と外部電極間24,23や内部導体8と外部電極間22,21に生じる静電容量は基材6aをAlなどの低誘電率の絶縁体とすることにより、さらに小さくすることができ、また、外部電極22と外部電極24間の絶縁性も同時に高めることができる。
【0050】
図6においては図示していないが図7に示すように基材6aと同様に基材6bを設けており、外部電極21と外部電極23間の絶縁性も高めている。
【0051】
図8において、低誘電率の絶縁体を用いた基材6a,6bの形成方法の一例を示す。
【0052】
図8のグリーンシート3に打ち抜きなどの方法で基材6a,6bなどを形成するための貫通孔を開け、この貫通孔に低誘電率の絶縁体を構成する基材6a,6bなどを充填して、図7に示すような構成で積層し接合した後、図3のように個片の基体5を切断する際に図8の破線部で切断するようにして形成できる。
【0053】
また、図9に示すように低誘電率の絶縁体を構成する基材6によってグリーンシートを形成し、打ち抜きなどの方法でグリーンシート3に貫通孔を開け、この貫通孔にバリスタセラミックなどの電圧非直線抵抗体を構成する基材6を充填して、同様に積層し接合した後、図3のように個片の基体5を切断する際に図9の破線部で切断するようにすれば、バリスタセラミックなどの電圧非直線抵抗体を構成する基材6を基体5の内部に低誘電率の絶縁体を構成する基材6によって閉じ込めて、さらに外部電極の内部導体に与える影響を削除して、より静電容量が小さく信頼性の高いチップ型電子部品とすることができる。
【0054】
図10は、図1〜図9で示すチップ型電子部品の等価回路を示す。
【0055】
図10において、21,22,23,24は図1〜図9で示すチップ型電子部品の外部電極で図5の外部電極21,22,23,24と対応する。
【0056】
これについては図10において示すように、導体ループ30をもつことが特徴である。
【0057】
RZは電圧非直線抵抗(バリスタ)で、静電容量C1を同時に有するが、前述したように特に外部電極と内部電極の間に生じる静電容量を相殺して、より小さな静電容量とすることができる。
【0058】
また、図11に示すように内部導体7の両端7a,7bを各々外部電極25と接続し、内部導体8の両端8a,8bを各々外部電極26と接続した構成も可能であり、これにより図12の等価回路で示すように、より外部電極構造の簡単なチップ型電子部品とすることができる。
【0059】
これについても図12において示すように、導体ループ31,32をもつことが特徴である。
【0060】
さらに、図13に示す内部導体の構成においては、内部導体8の一方の端8eが基体5の端面5eにおいて露出し、内部導体8のもう一方の端8fが基体5の端面5fにおいて露出して、内部導体7の両端7a,7bが露出する基体5の端面5a,5bとは異なる端面において露出するように形成し、内部導体8の一方の端8eと外部電極27とが接続し、内部導体8のもう一方の端8fと外部電極28とが接続し、内部導体7の両端面7a,7bが各々外部電極29と接続した図14、及び図15に示すようなチップ型電子部品とすることができる。
【0061】
また、これについても図15において示すように、導体ループ33をもっている。
【0062】
図16はさらに本発明の一実施の形態における積層工法によるチップ型電子部品の積層前の構成を示す分解斜視図である。
【0063】
図16に示すように内部導体9,10,11,12をスパイラル状とした。
【0064】
前述の構成と同様に、誘電体材料,磁性材料,絶縁材料、もしくはバリスタセラミックの少なくとも一つを構成する粉末をバインダーや溶剤などと混合し、シート状に成形して乾燥して得られたグリーンシート1上に、印刷や転写などの方法によりAu,Ag,Pdなどを主成分としたスパイラル状内部導体9を形成し接合する。
【0065】
次にグリーンシート1と同様の構成に打ち抜きなどの方法により貫通孔を施し、Au,Ag,Pdなどを主成分とした導体20を充填した図17に示すようなグリーンシート2をその上に積層して接合し、その上に同様にスパイラル状内部導体10を形成し接合することにより、内部導体9の一方の端9gが内部導体10の一方の端10gと導体20を介して接続された連続した内部導体を形成することができる。
【0066】
次に前述の構成と同様に、グリーンシート3を積層し接合するが、グリーンシート3は電圧非直線抵抗体であるバリスタセラミックを構成する粉末をバインダーや溶剤などと混合し、シート状に成形して乾燥して得られる。そのバリスタセラミックとしては、ZnO−Pr11−CoO、ZnO−Bi−CoOなどの単体あるいはそれらを主成分とする材料を使用することができる。
【0067】
さらにグリーンシート3上に、印刷や転写などの方法によりAu,Ag,Pdなどを主成分としたスパイラル状内部導体11を形成し接合する。
【0068】
次にグリーンシート1と同様の構成に打ち抜きなどの方法により貫通孔を施し、Au,Ag,Pdなどを主成分とした導体20を充填したのグリーンシート2をその上に積層して接合し、その上に同様にスパイラル状内部導体12を形成し接合することにより、内部導体11の一方の端11gが内部導体12の一方の端12gと導体20を介して接続された連続した内部導体をもう一つ形成することができる。
【0069】
これに、グリーンシート1をさらに積層し接合することにより、図2で示すような積層体4を得る。
【0070】
図16においては、説明を簡単にするため内部導体9,10,11,12と導体20をチップ型電子部品の1つ分を示す単一構成で示したが、一般的には工数を低減するなどの目的のため、同じ構成を同一面内に複数用意し、積層し接合した積層体4を図3に示す個片の基体5に切断して図16に示すようなチップ型電子部品の1つ分を示す単一構成を得る。
【0071】
図18はその基体5を透過した斜視図を示した。
【0072】
図18のように導体20を介して連続した内部導体9〜内部導体10の一方の端9aが基体5の一端面5aにおいて露出し、もう一方の端10bが基体5の端面5aに相対向する端面5bにおいて露出するように図3に示す基体5の切断により形成した。
【0073】
もう一方の導体20を介して連続した内部導体11〜内部導体12の一方の端11aが基体5の一端面5aにおいて露出し、もう一方の端12bが基体5の端面5aに相対向する端面5bにおいて露出するように図3に示す基体5の切断により形成した。
【0074】
次に、一般的には図3、図18に示す基体5を焼成、面取りなどの工程を経た後、図5に示すように基体5の表面において導体20を介して連続した内部導体9〜内部導体10の一方の端9aが外部電極22と、もう一方の端10bが外部電極21と各々接続し、もう一方の導体20を介して連続した内部導体11〜内部導体12の一方の端11aが外部電極24と、もう一方の端12bが外部電極23と各々接続し、外部電極21,22と外部電極23,24がそれぞれ接触しないようにして外部電極21,22,23,24を形成した。
【0075】
また図19においては、前述した図13の構成と同様に導体20を介して連続した内部導体15〜内部導体16の一方の端15eが基体5の端面5eにおいて露出し、もう一方の端16fが基体5の端面5fにおいて露出して、もう一方の導体20を介して連続した内部導体11〜内部導体12の両端13a,14bが露出する基体5の端面5a,5bとは異なる端面において露出するように形成し、導体20を介して連続した内部導体15〜内部導体16の一方の端15eと外部電極27とが接続し、導体20を介して連続した内部導体15〜内部導体16の一方の端16fと外部電極28とが接続し、もう一方の導体20を介して連続した内部導体11〜内部導体12の両端13a,14bが各々外部電極29と接続した図14に示すようなチップ型電子部品とすることができる。
【0076】
図23は図18のような内部導体構成で図5のような外部電極構成の場合の等価回路例であり、図24は図19のような内部導体構成で図14のような外部電極構成の場合の等価回路例である。
【0077】
いずれにおいても、導体ループ34,35をもつことが特徴である。
【0078】
図26は、チップ型電子部品の減衰特性を示すグラフである。
【0079】
図26において36は図23の等価回路で示される本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の減衰特性を示す曲線である。
【0080】
また、図26において37は図25の等価回路で示されるように、図28の等価回路で示される従来の静電気放電対策部品として用いられる一般的なチップ型積層バリスタにインダクタンスL3を付加した従来のチップ型電子部品の減衰特性を示す曲線である。
【0081】
図25で示される等価回路は、図23の等価回路で示される本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の外部電極23,24のどちらか一方の接続をアースライン38からはずしたものと同等とみなすことができる。
【0082】
従って、図26のグラフにおいて示すように、図23の導体ループ34をもつことで、特性曲線36のように特性曲線37に比べてより高周波側の減衰量が大きくなり、例えば、より高周波側の通過帯域をもつローパスフィルターとして有効に作用することができる。
【0083】
また、図23、図24において示すようにインダクタンス要素LM,L1,L2を機能として付加することにより、動作電圧以上においても静電気放電対策部品を通じてアース側端子に電流を逃がすことができずに信号ラインに流れ込むか電流を抑制することができるだけでなく、内部導体をスパイラル状とすることにより、連続する内部導体ともう一つ分離された連続内部導体とが対向する長さを非常に長くすることができるので、エネルギー耐量を大きくすることができ、なお、対向する面積はさらに小さくすることが可能なため、低電圧駆動回路に対応できるようにバリスタ電圧などを小さくしても、より静電容量も小さくすることができる。
【0084】
また図20〜図22に示すような内部導体構成により、インダクタンス要素のバリエーションも任意に設計できる。図20〜図22は、図19の内部導体構成を示したものではなく、内部導体構成のバリエーションの一例をしめしたもので、図18の内部導体構成においても適合するもので、図4や図13の内部導体構成にも通じる本発明の構成の一実施の形態として示した。
【0085】
【発明の効果】
以上のように本発明によっては、第1の連続した内部導体の両端が前記基体の相対向する端面に露出して外部電極と各々接続し、第2の連続した内部導体の両端が基体の相対向する端面に露出して外部電極と各々接続し、第1の連続した内部導体の両端と接続された外部電極と第2の連続した内部導体の両端と接続された外部電極とが接触しないことを特徴とするチップ型電子部品としたことで、分離された内部導体の重なり面積を小さくして静電容量を小さくしても対向する内部導体の長さを長くしてエネルギー耐量を大きくすることができる。また、外部電極と内部導体間の静電容量を小さくすることができる。更に内部導体と接続する外部電極構成をかえることにより、電子機器回路の多様性に対応することができる。また、内部導体をスパイラル形状としたことで、さらに分離された内部導体の重なり面積を小さくして静電容量を小さくして、対向する内部導体の長さをさらに長くしてエネルギー耐量を大きくすることができるとともに、余剰な電流ノイズを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の製造方法を示す斜視図
【図2】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の製造方法を示す斜視図
【図3】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の製造方法を示す斜視図
【図4】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の構成を示す斜視図
【図5】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の構成を示す斜視図
【図6】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の構成を示す斜視図
【図7】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の製造方法を示す斜視図
【図8】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の製造方法を示す断面図
【図9】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の製造方法を示す斜視図
【図10】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の等価回路を示す図
【図11】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の構成を示す斜視図
【図12】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の等価回路を示す図
【図13】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の構成を示す斜視図
【図14】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の構成を示す斜視図
【図15】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の等価回路を示す図
【図16】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の製造方法を示す斜視図
【図17】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の製造方法を示す斜視図
【図18】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の構成を示す斜視図
【図19】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の構成を示す斜視図
【図20】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の構成を示す斜視図
【図21】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の構成を示す斜視図
【図22】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の構成を示す斜視図
【図23】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の等価回路を示す図
【図24】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の等価回路を示す図
【図25】従来のチップ型電子部品の等価回路を示す図
【図26】本発明の一実施の形態におけるチップ型電子部品の減衰特性を示すグラフ
【図27】従来のチップ型電子部品の構造を示す斜視図
【図28】従来のチップ型電子部品の等価回路を示す図
【符号の説明】
1,2,3 グリーンシート
4 積層体
5,100 基体
5a,5b,5c,5d,5e,5f,100a,100b,100c,100d,100e,100f 基体の面
6,6a,6b 基材
7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,102,103,104,105 内部導体
7a,7b,8a,8b,8e,8f,9a,9g,10g,10b,11a,11g,12g,12b、13a,13g,14g,14b,15e,15g,16g,16f,17a,17g,18a,18b,19g,19f 内部導体の端
20 導体
30,31,32,33,34 導体ループ
21,22,23,24,25,26,27,28,29,106,107 外部電極
36,37 特性曲線
38 アースライン
RZ 電圧非線形抵抗
C,C1,C2,C3 静電容量
LM,L1,L2,L3 インダクタンス

Claims (9)

  1. 略直方体形状の基体内部に少なくとも2つ以上に分離された内部導体を埋設し、前記基体の少なくとも前記分離された第1の連続した内部導体と第2の連続した内部導体の両方に接触する基材を電圧非直線抵抗体とした構成において、前記第1の連続した内部導体の両端が前記基体の相対向する端面に露出して外部電極と各々接続し、前記第2の連続した内部導体の両端が前記基体の相対向する端面に露出して外部電極と各々接続し、前記第1の連続した内部導体の両端と接続された外部電極と前記第2の連続した内部導体の両端と接続された外部電極とが接触しないことを特徴とするチップ型電子部品。
  2. 基体の構成において、第1の連続した内部導体の両端と接続された外部電極と第2の連続した内部導体の両端と接続された外部電極とを接触させずに隔てる基材を低誘電率の絶縁体としたことを特徴とする請求項1記載のチップ型電子部品。
  3. 少なくとも2つ以上に分離された内部導体の内、少なくとも一つの内部導体の両端に接続した外部電極が、基体表面において連続的に形成されたことを特徴とする請求項1記載のチップ型電子部品。
  4. 第1の連続した内部導体と第2の連続した内部導体の少なくとも一方の内部導体をスパイラル形状としたことを特徴とするチップ型電子部品。
  5. 第1の基体部と、第2の基体部と、電圧非直線抵抗体で構成された第3の基体部とを備え、前記第3の基体部を前記第1及び第2の基体部で挟み込んで基体を構成し、前記第1の内部導体は前記第1の基体部内に埋設されるか前記第1の基体部と前記第3の基体部の間に配設され、第2の内部電極は前記第2の基体部内に埋設されるか前記第2の基体部と前記第3の基体部の間に配設されており、前記基体上に前記第1及び第2の内部電極と接続した外部電極を有し、前記第3の基体部中には導電体を非埋設としたことを特徴とするチップ型電子部品。
  6. 第1及び第2の基体部はそれぞれ電圧非直線抵抗性を全く有しないか、わずかに電圧非直線抵抗性を有する材料で構成したことを特徴とする請求項5記載のチップ型電子部品。
  7. 第1及び第2の基体部を絶縁材料,誘電体材料,磁性材料の内、少なくとも一つで構成したことを特徴とする請求項5記載のチップ型電子部品。
  8. 第1及び第2の内部電極の内、少なくとも一方の内部電極に、スパイラル部を設けたことを特徴とする請求項5記載のチップ型電子部品。
  9. スパイラル部は、複数に分割されて積層され、互いにするホールを用いて電気的に接合していることを特徴とする請求項8記載のチップ型電子部品。
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