JP2004235033A - 高圧放電灯点灯装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高圧放電灯と、高圧放電灯の管電圧を検出する管電圧検出手段と、高圧放電灯に1kHz以上の交流電力を供給する高周波電力供給回路と、高周波電力供給回路の出力電力及び出力周波数を制御する制御回路と、高圧放電灯に印加された電力を検出する電力検出回路とを備え、制御回路は、高圧放電灯に固有な音響共鳴周波数を含まない周波数帯で出力周波数を制御すると共に、電力検出回路から検出された値が所定の範囲内に収まるように直流電源の出力電圧を制御し、これら二つの制御を同時に実行しないように構成した。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高圧放電灯を高周波点灯する点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高圧放電灯(以下、「ランプ」という)を高周波で点灯する場合、ランプ内に発生した音波の進行波と反射波の干渉により放電アークが曲げられ、立ち消えやランプ破壊などを引き起こす、いわゆる音響共鳴現象が起こり易いことが知られている。特に1kHz以上の高周波点灯時では、音響共鳴現象が起こらない周波数帯(以下、「非共鳴周波数帯」という)を選んで点灯するようにしている。しかしながらこの非共鳴周波数帯はランプによってばらつく他、経年変化や設置方向などの外乱により移動することが知られている。
【0003】
このようなことから従来の高圧放電灯点灯装置は、周波数の補正により音響共鳴現象を回避する手段と、周波数の移動によって変化してしまったランプ電圧を調整する手段とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第5623187号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の高圧放電灯点灯装置は、以上のように構成されており、以下に示すような課題を有していた。
【0006】
ランプ電力の調整は、直流電源の出力を調整するため、ランプ電圧やランプ電流に影響を与えていた。また周波数の補正は、ランプ電圧やランプ電流の検出値に基づいて行われていた。そして周波数の補正とランプ電力の調整は、時間的に明確に分かれておらず、周波数を補正している最中にランプ電力を調整することがあった。この結果、直流電源の出力調整により影響を受けたランプ電圧やランプ電流を検出してしまい、周波数を正しく補正できなくなり、音響共鳴現象を回避できなくなるケースがあった。
【0007】
本発明は係る課題を解決するためになされたもので、音響共鳴現象を回避するための周波数を補正する動作とランプ電力を調整する動作とを確実に行うことができる高圧放電灯点灯装置を提供することを目的にしている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る高圧放電灯点灯装置は、高圧放電灯と、高圧放電灯の管電圧を検出する管電圧検出手段と、高圧放電灯に1kHz以上の交流電力を供給する高周波電力供給回路と、高周波電力供給回路の出力電力及び出力周波数を制御する制御回路と、高圧放電灯に印加された電力を検出する電力検出回路とを備え、制御回路は、高圧放電灯に固有な音響共鳴周波数を含まない周波数帯で出力周波数を制御すると共に、電力検出回路から検出された値が所定の範囲内に収まるように直流電源の出力電圧を制御し、これら二つの制御を同時に実行しないように構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る高圧放電灯点灯装置の回路構成を示すブロック構成図である。
図において高圧放電灯点灯装置は、出力電圧が可変な直流電源1と、MOSFET3及び4からなるインバータ回路2と、直流電源1の出力電圧とインバータ回路2の周波数を制御する制御回路5と、チョークコイル7、直流カットコンデンサ8及び始動回路9を含む負荷回路6と、ランプ10とから構成されている。また、制御回路5には、ランプ電圧検出回路11と、タイマー12と、検出抵抗13と、ランプ電力検出回路14が、接続されている。
【0010】
次に高圧放電灯点灯装置の動作について説明する。
MOSFET3、4は、制御回路5により数10kHzで交互にON/OFFされ、直流電流1の出力を高周波に変換する。高周波に変換された電力は、チョークコイル7により減流され、直流カットコンデンサ8との電流共振作用によってランプ10を点灯する。始動回路9は、ランプ10に放電を誘起するためのもので、点灯動作がスタートした時点では、ランプ電極間に数kVの高圧パルスを印加する。そしてランプ電極間の絶縁が破壊され、放電が始まると切り離される。
【0011】
ランプ電圧検出回路11で検出されるランプ電圧に基づいて、制御回路5は点灯周波数を決定し、インバータ回路2を駆動する。そしてこの点灯周波数は、タイマー12に設定されているインターバル毎に計算され、更新される。
インバータ回路2とグランド間に挿入された検出抵抗13に発生する電圧によりランプ10の消費電力をランプ電力検出回路14で検出する。制御回路5において、ランプ電力検出回路14で検出されるランプ10の消費電力が所定の範囲内に収まるように直流電源1の出力電圧を制御する。
【0012】
図2は、本実施の形態に係る高圧放電灯点灯装置の周波数制御と出力電圧制御の関係を示したものである。
図においてインバータ回路2の周波数制御と直流電源1の出力電圧制御は、それぞれ所定のインターバルで交互に繰り返し実行される。それぞれのインターバルをA、Bとすると、AとBは等しい値をとる。
【0013】
図3は、図2で示した周波数制御と出力電圧制御が等しいインターバルで繰り返されるシーケンスを実現するためのフローチャートの一例である。
図を参照にしながらフローの動作について説明する。
【0014】
点灯動作がスタートし(ステップS100)、周波数制御を行う(ステップS102)。周波数制御の終了と共にタイマーtxがセット(Tx=X)されてスタートする(ステップS103)。タイマーtxのスタートと同時に、ランプ電圧検出回路11によりランプ電圧がサンプリングされ、放電時における不安定性の有無が検知される(ステップS104)。不安定性を検知した場合には、制御回路5によりインバータ回路2を停止し、ランプ10を消灯する(ステップS107)。そして不安定性の有無を検知する動作は、タイマーtxが終了する(Tx=0)まで続けられる(ステップS108、S109)。
【0015】
次にランプ電力検出回路14によりランプ電力を検出し、所定範囲内にあるかどうかが判定される(ステップS110)。所定範囲外であれば、制御回路5により直流電源1の出力を調整し(ステップS111)、タイマーtyをセット(Ty=Y)してスタートする(ステップS112)。
一方、ステップS110においてランプ電力が所定範囲内にあれば、直流電源1の出力調整を行わず(ステップS111を介さず)に、タイマーtyをセットしてスタートする(ステップS112)。タイマーtyが終了する(Ty=0)と(ステップS113、S114)、周波数制御(ステップS102)の直前まで戻り、上記一連の動作が繰り返される。
【0016】
以上説明してきたように、周波数制御と出力電圧制御を交互に繰り返すシーケンスを実行し、二つの制御が同時に実行されることがないようにした結果、直流電源の出力調整により影響を受けたランプ電圧やランプ電流を検出してしまうことはなくなり、周波数は正しく補正され、音響共鳴現象を確実に回避することができる。
【0017】
また、点灯を開始してから安定点灯状態に到達するまでの間は、ランプ10の消費する電力は小さく、直流電源1の出力電圧は最大値となるので、出力電圧制御(ステップS110〜ステップS114)を省略しても良い。さらにこの期間は、光束が立上る過渡期であるので、周波数制御を増やすようにしても良い。
【0018】
また、安定点灯状態に達した後、周波数の移動が緩慢である場合には、音響共鳴現象を回避するための周波数制御も長いインターバルで行うようにすれば良い。この場合、インターバルAで繰り返される周波数制御を適宜、間引くようにすれば良い。即ち、周波数制御が繰り返されるインターバルAにおいて、放電時における不安定性の有無を検出し、検出されない場合に限り、次の周波数制御を省略するようにすれば良い。
【0019】
この点に関しては、出力電圧制御も同じであり、出力電圧制御が繰り返されるインターバルBにおいて、ランプ電力検出回路14からの出力値が所定の範囲内に収まるかどうかを判定し、収まる場合に限り、次の出力電圧制御を省略すれば良い。
【0020】
また、出力電圧制御(ステップS111)における直流電源1の出力調整は、出力電圧がなだらかに変化するように制御するのが好ましい。なだらかに変化させることによりランプからの光出力もなだらかに変化するので、ユーザが在場している時のちらつき感や光強度の急激な変化による不快感を軽減することができる。
【0021】
また、タイマーtx、タイマーtyにセットされる時間X、Yは、周波数制御と出力電圧制御が関係なくなる(干渉しない)時間であれば良く、数秒から数分程度が適当である。
【0022】
なお、本実施の形態では、周波数制御と出力電圧制御を交互に繰り返すシーケンスについて説明してきたが、二つの制御を同時に実行しないシーケンスであればどのようなものであっても良いことは言うまでもない。
例えば、周波数制御を繰り返すインターバルにおいて、出力電圧制御を複数回行うシーケンスであっても良いし、逆に出力電圧制御を繰り返すインターバルにおいて、周波数制御を複数回行うシーケンスであっても良い。さらには、出力電圧制御を複数回行う期間と、周波数制御を複数回行う期間を交互に繰り返すシーケンスであっても良いし、これらを組み合わせたシーケンスであっても良い。
【0023】
実施の形態2.
実施の形態1では、音響共鳴現象のような継続的な不安定性と、例えば封入されていたナトリウム元素が瞬間的に気化する際に起こるナトリウムフラッシュのような一過性の不安定性を弁別することが出来なかった。この結果、点灯上問題にならない一過性の不安定性を検出し、ランプを消灯することがあった。本実施の形態は、この点について改善したものであり、点灯上問題にならない一過性の不安定性は、無視して次の制御へ繋げるというものである。
【0024】
回路構成、及び周波数制御と出力電圧制御のタイミングは図1及び2と同様であるので説明を省略する。
図4は、本実施の形態に係る高圧放電灯点灯装置の周波数制御と出力電圧制御の関係を示すフローチャートの一例である。図3に示したフローチャートと比べると、新たにステップS101、S105、S106が追加されている。以下、新たに追加されたステップを中心に動作を説明する。
【0025】
点灯動作がスタートし(ステップS100)、カウンタCのリセットを行う(ステップS101)。
周波数制御を行い(ステップS102)、周波数制御の終了と共に、タイマーtxがセット(Tx=X)されてスタートする(ステップS103)。タイマーtxのスタートと共に、ランプ電圧検出回路11によりランプ電圧がサンプリングされ、放電時における不安定性の有無が検知される(ステップS104)。不安定性を検知した場合には、カウンタCを一つ繰り上げ(ステップS105)、繰り上げたカウンタCが所定回数Nを越えてないかどうかを判定する(ステップS106)。ここで越えていた場合には、直ちに制御回路5によりインバータ回路2を停止し、ランプ10を消灯する(ステップS107)。一方、越えていなかった場合には、周波数制御(ステップS102)の直前まで戻り、上記一連の動作が繰り返される。また放電時における不安定性の有無を検知する動作は、タイマーtxが終了する(Tx=0)まで続けられる(ステップS108、S109)。
【0026】
なお、次のステップS110からステップS114に至る一連の動作は、ランプ電力の検出値に基づいて直流電源1の出力電圧を制御するというもので、実施の形態1で説明したものと同じであるので省略する。
【0027】
上記動作により、例えば異定格ランプ等の音響共鳴現象が避けられないランプが装着されていた場合には、周波数制御が繰り返され、繰り返し回数(カウントC)が、所定の回数Nを越えた時点でランプ10は消灯される。
【0028】
また、正規のランプが装着された場合には、ナトリウムフラッシュなどの一過性の不安定性が発生しても、所定回数Nを越えない繰り返し回数で、不安定性は収まり、ステップS104からステップS108へ移行することができ、点灯を継続することができる。
【0029】
以上説明してきたように、ナトリウムフラッシュなどの点灯上問題にならない一過性の不安定性が発生した場合には、無視して次の制御へ移行することができる他、音響共鳴現象のような継続的な不安定性が発生した場合には、確実にランプを消灯することができる。
また実施の形態1で説明した通り、周波数制御と出力電圧制御を交互に繰り返すシーケンスを実行しているため、音響共鳴現象は確実に回避することができる。
【0030】
なお、図5に示すように、タイマーtyの動作期間において、ステップS112の後にステップS104と同等の機能のステップS115を設け、ステップS115において放電時における不安定性を検出した場合にステップS105へ移行するようにしても良い。
【0031】
実施の形態3.
実施の形態2では、放電時における不安定性の発生回数が所定の回数を越えた場合、消灯する構成としたが、本実施の形態では、放電時における不安定性の継続時間が所定値を越えた場合に消灯する構成について説明する。回路構成、及び周波数制御と出力電圧制御のタイミングは図1及び2と同様であるので説明を省略する。
【0032】
図6に本実施の形態における周波数制御と出力電圧制御の流れを示したフローチャートの一例を示す。
ステップS101〜ステップS104、ステップS107〜ステップS114は、実施の形態2に示したものと同じであるので説明を省略し、異なる点について説明する。
ステップS102の周波数制御が行われる前に、タイマーtzをセット(Tz=Z)してスタートする(ステップS116)。ステップS104により放電時における不安定性を検出した場合はステップS102に移行し、不安定性がなくなるまでステップS102→ステップS103→ステップS104→ステップS102を繰り返す。この繰り返す過程でタイマーtzが終了した場合(ステップS117)には、制御回路5によりインバータ回路2を停止してランプ10を消灯する(ステップS107)。また、不安定性が検出されず、ステップS108によってタイマーTxが終了した場合には、タイマーTzもリセットされる(ステップS109)。
【0033】
上記動作により、例えば異定格ランプ等の音響共鳴現象が避けられないランプが装着されていた場合は、周波数制御が繰り返され、繰り返し時間Tzが所定時間Zを越えた時点でランプ10は消灯される。
【0034】
また、正規のランプが装着された場合には、ナトリウムフラッシュなどの一過性の不安定性が発生しても、所定時間Zを越えない時間で、不安定性は収まり、ステップS104からステップS108へ移行することができ、点灯を継続することができる。即ち、音響共鳴現象による避けるべき継続的な不安定性と、ナトリウムフラッシュなどの点灯上問題にならない一過性の不安定性とが区別されて、点灯続行の可否を処理することができる。
【0035】
以上説明してきたように、実施の形態2と同様にナトリウムフラッシュなどの点灯上問題にならない一過性の不安定性が発生した場合には、無視して次の制御へ移行することができる他、音響共鳴現象のような継続的な不安定性が発生した場合には、確実にランプを消灯することができる。
また実施の形態1で説明した通り、周波数制御と出力電圧制御を交互に繰り返すシーケンスを実行しているため、音響共鳴現象は確実に回避することができる。
【0036】
なお、実施の形態2及び3において、周波数制御におけるアルゴリズムは、音響共鳴現象を回避するための周波数制御であればいかなる方法であってもよいが、一回の周波数制御に要する時間は、タイマーtx、tyに対してセットされる時間X、Yに比べて十分に小さいことが望ましい。
【0037】
【発明の効果】
本発明の高圧放電灯点灯装置によれば、高圧放電灯と、高圧放電灯の管電圧を検出する管電圧検出手段と、高圧放電灯に1kHz以上の交流電力を供給する高周波電力供給回路と、高周波電力供給回路の出力電力及び出力周波数を制御する制御回路と、高圧放電灯に印加された電力を検出する電力検出回路とを備え、制御回路は、高圧放電灯に固有な音響共鳴周波数を含まない周波数帯で出力周波数を制御すると共に、電力検出回路から検出された値が所定の範囲内に収まるように直流電源の出力電圧を制御し、これら二つの制御を同時に実行しないように構成したので、音響共鳴現象を回避するための制御と、ランプ電力を一定に保つ制御をそれぞれ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る高圧放電灯点灯装置の回路構成を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る高圧放電灯点灯装置の周波数制御と出力電圧制御のタイミングを説明する概略図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る高圧放電灯点灯装置の周波数制御と出力電圧制御の関係を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態2に係る高圧放電灯点灯装置の周波数制御と出力電圧制御の関係を示すフローチャートの一例である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る高圧放電灯点灯装置の周波数制御と出力電圧制御の関係を示すフローチャートの他の例である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る高圧放電灯点灯装置の周波数制御と出力電圧制御の関係を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 直流電源
2 インバータ回路
3、4 MOSFET
5 制御回路
6 負荷回路
7 チョークコイル
8 直流カットコンデンサ
9 始動回路
10 高圧放電灯
11 ランプ電圧検出回路
12 タイマー
13 検出抵抗
14 ランプ電力検出回路
Claims (11)
- 高圧放電灯と、
該高圧放電灯の管電圧を検出する管電圧検出手段と、
前記高圧放電灯に1kHz以上の交流電力を供給する高周波電力供給回路と、
該高周波電力供給回路の出力電力及び出力周波数を制御する制御回路と、
前記高圧放電灯に印加された電力を検出する電力検出回路と、を備え、
前記制御回路は、
前記高圧放電灯に固有な音響共鳴周波数を含まない周波数帯で前記出力周波数を制御すると共に、
前記電力検出回路から検出された値が所定の範囲内に収まるように前記直流電源の出力電圧を制御し、これら二つの制御を同時に実行しないようにしたことを特徴とする高圧放電灯点灯装置。 - 前記制御回路は、
前記周波数制御と、前記出力電圧制御を、交互に繰り返すことを特徴とする請求項1記載の高圧放電灯点灯装置。 - 前記制御回路は、
前記周波数制御が繰り返されるインターバルにおいて、
前記出力電圧制御を複数回行うことを特徴とする請求項1記載の高圧放電灯点灯装置。 - 前記制御回路は、
前記出力電圧制御が繰り返されるインターバルにおいて、
前記周波数制御を複数回行うことを特徴とする請求項1記載の高圧放電灯点灯装置。 - 前記制御回路は、
前記出力電圧制御が繰り返されるインターバルにおいて、
前記電力検出回路からの出力値が所定の範囲内に収まるかどうかを判定し、収まる場合に限り、次の出力電圧制御を省略することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の高圧放電灯点灯装置。 - 前記制御回路は、
前記周波数制御が繰り返されるインターバルにおいて、
前記管電圧検出手段からの出力値に基づいて放電時における不安定性の有無を検出し、検出されなかった場合に限り、次の周波数制御を省略することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の高圧放電灯点灯装置。 - 前記制御回路は、
前記周波数制御が繰り返されるインターバルにおいて、
前記管電圧検出手段からの出力値に基づいて放電時における不安定性の有無を検出し、検出された場合に限り、この不安定性を検出する動作の直前の周波数制御へ戻ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の高圧放電灯点灯装置。 - 前記制御回路は、
前記直前の周波数制御へ戻る動作が、所定回数を越えて繰り返される場合に、前記高圧放電灯を消灯させることを特徴とする請求項7記載の高圧放電灯点灯装置。 - 前記制御回路は、
前記直前の周波数制御へ戻る動作が、所定時間を越えて続けられる場合に、前記高圧放電灯を消灯させることを特徴とする請求項7記載の高圧放電灯点灯装置。 - 前記制御回路は、
前記出力電圧制御において、
前記直流電源の出力電圧をなだらかに変化させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の高圧放電灯点灯装置。 - 点灯を開始してから所定の期間は、前記直流電源の出力電圧を一定値に維持することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の高圧放電灯点灯装置。
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