JP2004234372A - 情報提供システム、情報編集装置、情報提供装置、コンテンツ、記録媒体、および携帯型情報端末 - Google Patents

情報提供システム、情報編集装置、情報提供装置、コンテンツ、記録媒体、および携帯型情報端末 Download PDF

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Abstract

【課題】観光施設内に関する電子化された情報データを利用者に安価に提供する。
【解決手段】観光施設12内に関する情報を利用者に提供する情報提供システムは、情報を編集して作成されたコンテンツを、情報提供装置13から利用者10の携帯するデジタルビデオカメラ11に伝送する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定区域内に関する情報を利用者に提供する情報提供システムなどに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、博物館、動物園、観光地など特定区域を訪れる客の便宜を図るため、区域内の地図、展示物の解説、施設の案内など特定区域内に関する情報を適当な場所に掲示したり、パンフレットとして販売したり、上記情報を録音したテープをテープレコーダと共に利用者に貸し出したりしている。
【0003】
ところで、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体には、AV(Audio Visual)コンテンツに限らず、利用者が操作可能なプログラムなどのコンテンツを記録することが可能である。
【0004】
また、下記の非特許文献1に記載のMHEG(Multimedia and Hypermedia Expert Group)などのように、マルチメディア情報を関連付けて再生をコントロールする規格が提供されている。
【0005】
また、下記の特許文献1および特許文献2には、コンテンツを位置情報と関連づけて再生する技術が開示されている。
【0006】
また、下記の特許文献3および特許文献4には、GPS(Global PositioningSystems)情報を利用して、撮影コンテンツに位置情報を関連付けて記録する技術が開示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−187687号公報(2000年7月4日公開)
【0008】
【特許文献2】
特開2001−229166号公報(2001年8月24日公開)
【0009】
【特許文献3】
特開平11−72348号公報(1999年3月16日公開)
【0010】
【特許文献4】
特開平11−272164号公報(1999年10月8日公開)
【0011】
【非特許文献1】
ISO/IEC IS 13522 Information Technology − Coding of Multimediaand Hypermedia Information
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
特定区域に関する情報が変更された場合には、変更の度に掲示板の掲示物を変更することになり、労力および時間が費やされる結果となっていた。また、変更の度に以前のパンフレットを廃棄して新たなパンフレットを印刷したり、新たな録音テープを作成したりする必要があり、資源の無駄とコストの増加を招いていた。
【0013】
この問題点に対して、特定区域に関する情報を電子化し、電子化された情報データをLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置に表示したり、スピーカから音声出力したりすることが考えられる。この場合、特定区域に関する情報が変更されても、情報データを変更するのみでよいから、労力および時間を省くことができる。
【0014】
しかしながら、一般に、特定区域内には多数の掲示板が配置されているので、掲示板の代わりに表示装置やスピーカを設置するには、多額の設備投資が必要となる。
【0015】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、特定区域内に関する電子化された情報データを利用者に安価に提供できる情報提供システムなどを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の情報提供システムは、特定区域内に関する情報を利用者に提供する情報提供システムであって、上記情報を編集してコンテンツを作成する情報編集装置と、該情報編集装置にて作成されたコンテンツを、利用者の携帯する携帯型情報端末に伝送する情報提供装置とを備えることを特徴としている。
【0017】
ここで、特定区域内に関する情報には、上述の特定区域内の地図、展示物の解説、および施設の案内の他に、特定区域固有のマーク、タイトルロゴ、およびキャラクターなどの情報や、特定区域でのみ提供される情報も含まれる。
【0018】
上記の構成によると、情報編集装置が、特定区域内に関する情報を編集してコンテンツを作成し、作成されたコンテンツを情報提供装置が携帯型情報端末に伝送する。これにより、利用者は、自身の携帯する携帯型情報端末にてコンテンツを処理して、画像や音声を出力することにより、特定区域内に関する情報を知ることができる。
【0019】
したがって、特定区域に関する情報が変更されても、コンテンツを変更するのみでよいから、従来の掲示板やパンフレットの変更に比べて労力および時間を省くことができる。また、特定区域内にコンテンツを出力する表示装置やスピーカを多数設置する必要が無くなるから、設備投資を抑えることができる。
【0020】
さらに、本発明の情報提供システムは、上記の構成において、上記コンテンツは、上記情報に対応する情報を含んでいることを特徴としている。
【0021】
ここで、上記情報に対応する情報には、特定区域内の複数の位置にそれぞれ対応する複数の情報や、例えば遊園地の場合には、各パレードに対応する通過予定時刻および通過予定位置、各アトラクションに対応する混雑状況などが含まれる。
【0022】
上記の構成によると、例えば、コンテンツが、特定区域内の複数の位置にそれぞれ対応する複数の情報を含む場合には、利用者が特定区域内の或る位置を指定したり、GPSなどを用いて現在位置を取得したりすると、指定または取得された位置に対応する情報を携帯型情報端末にて出力することができる。このように、特定区域内に関する情報を指定または取得することにより、指定又は取得された情報に対応する情報を利用者が直ちに知ることができ、利用者の利便性が向上する。
【0023】
また、例えば、コンテンツが、特定区域内の複数の位置にそれぞれ対応する複数の情報を含む場合には、複数の位置ごとに掲示板、表示装置、スピーカなどを配置する必要が無くなる。このように、特定区域内に関する情報に対応する情報を利用者に通知する各種装置を多数設置する必要が無くなるから、設備投資をさらに抑えることができる。
【0024】
なお、携帯型情報端末が、一般的なコンピュータと同様に、プログラムを解釈して実行できる構成を有する場合には、特定区域内に関する情報に対応する情報を出力する処理は、携帯型情報端末に内蔵されたプログラムにより実行されてもよいし、コンテンツに含まれるプログラムにより実行されてもよい。
【0025】
また、情報提供装置から携帯型情報端末へのコンテンツの伝送は、ケーブルなどの有線で、または赤外線、電波などの無線で行ってもよいし、メモリーカードなどの記録媒体を介して行ってもよい。
【0026】
さらに、本発明の情報提供システムは、上記の構成において、上記情報編集装置は、利用者に関する情報に対応する複数のコンテンツを作成しており、上記情報提供装置は、利用者に関する情報を取得する手段と、取得した情報に対応するコンテンツを選択する手段と、選択したコンテンツを上記携帯型情報端末に伝送する手段とを備えることを特徴としている。
【0027】
ここで、利用者に関する情報の例としては、年齢、所望する言語、および視覚障害、聴覚障害などの障害の有無が挙げられる。
【0028】
上記の構成によると、情報提供装置は、利用者に関する情報を取得し、利用者に関する情報に対応するコンテンツを携帯型情報端末に伝送する。これにより、例えば、利用者の年齢に基づいて、大人用および子供用のコンテンツの何れかを選択して提供したり、利用者の所望する言語で出力されるコンテンツを提供したり、視覚障害者に対して音声出力のみのコンテンツを提供したり、聴覚障害者に対して画像出力のみのコンテンツを提供したりすることができる。したがって、利用者の利便性が向上する。また、複数の位置ごとに、ふりがなのついた説明文、英語などの主要外国語による説明文、視覚障害者用の点字文などの掲示板を配置する必要が無くなるから、設備投資をさらに抑えることができる。
【0029】
また、本発明の携帯型情報端末は、特定区域内に関する情報を編集して作成されたコンテンツを受信する受信手段と、受信したコンテンツを記憶する記憶手段と、記憶されたコンテンツから読み出された情報を出力する出力手段とを備えることを特徴としている。
【0030】
上記の構成によると、特定区域内に関する情報を編集して作成されたコンテンツを受信して記憶するとともに、記憶されたコンテンツから読み出された情報を外部に出力する。これにより、利用者は、自身の携帯する携帯型情報端末から特定区域内に関する情報を知ることができる。したがって、特定区域に関する情報を知るために、掲示板を見に行ったり、パンフレットを開いたりする必要が無くなるので、利用者の利便性が向上する。
【0031】
なお、携帯型情報端末は、例えばデジタルビデオカメラのように、撮影を行う撮影手段をさらに備えることが望ましい。
【0032】
さらに、本発明の携帯型情報端末は、上記の構成において、上記コンテンツは、特定区域内の複数の位置にそれぞれ対応する複数の情報を含んでおり、上記特定区域内の位置を取得する位置取得手段と、取得された位置に対応する情報を上記コンテンツから取得する情報取得手段とをさらに備えることを特徴としている。
【0033】
上記の構成によると、特定区域内の位置を取得すると、取得された位置に対応する情報をコンテンツから取得することができる。取得された情報は、出力手段により外部に出力してもよい。この場合、利用者は、特定区域内の位置に対応する情報を直ちにかつ自動的に知ることができ、利用者の利便性が向上する。
【0034】
また、携帯型情報端末が、上記撮影手段を備えるとともに、上記情報取得手段によって取得された情報を、上記撮影手段により取得された画像に関連付ける関連付け手段をさらに備えてもよい。この場合、特定区域内の位置に対応する情報を、撮影手段により取得された撮影画像に関連付けることができる。これにより、利用者は、自宅に帰って撮影画像の編集を行うときに、何れの位置で撮影した撮影画像であるかを容易に知ることができ、利用者の利便性が向上する。
【0035】
なお、携帯型情報端末自体が、複数の情報を編集する機能を有する場合には、特定区域内に関する情報、該情報に対応する情報、およびその他の情報を直ちにかつ自動的に編集することもできる。例えば、特定区域内に関する情報が画像である場合に、該画像を撮影画像にリアルタイムで重畳することもできる。この場合、利用者が自宅に帰って撮影画像の編集などの情報編集作業を行う手間を省くことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図1〜図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。図1は、本実施形態の情報提供システムを或る観光施設に適用した場合の概要を示している。
【0037】
まず、利用者10が、デジタルビデオカメラ(携帯型情報端末)11を持って観光施設12に観光目的で来場する状況を想定する。シーンSC10は、利用者10の入場時に、地図、施設資料、イベント案内などのパンフレットデータ(コンテンツ)を情報提供装置13からデジタルビデオカメラ11にダウンロードしている状況を表わしている。
【0038】
また、シーンSC11は、デジタルビデオカメラ11の再生機能を利用して、施設内でダウンロードした地図などのパンフレットデータを利用している状況を表わしている。
【0039】
また、シーンSC12は、デジタルビデオカメラ11の録画機能を利用する場合に、地図データと関連付けて録画コンテンツを保存している状況を表わしている。このとき、GPSを利用して現在位置情報を自動的に取得して地図データに反映させることもできる。
【0040】
そして、シーンSC13は、利用者10の退場時に、タイトル画像、壁紙、アニメーションなどの編集用コンテンツを情報提供装置13からデジタルビデオカメラ11にダウンロードしている状況を表わしている。これらダウンロードした編集用コンテンツを、録画した映像の編集処理に利用することができる。
【0041】
以上のように、本実施形態の情報提供システムでは、観光施設12内の各種情報を編集して作成されたパンフレットデータを情報提供装置13がデジタルビデオカメラ11に伝送している。これにより、利用者10は、自身の携帯するデジタルビデオカメラ11にてパンフレットデータを処理して、画像や音声を出力することにより、観光施設12内の各種情報を知ることができる。
【0042】
したがって、観光施設12内の各種情報が変更されても、パンフレットデータを変更するのみでよいから、従来の掲示板やパンフレットの変更に比べて労力および時間を省くことができる。また、観光施設12内にパンフレットデータを出力する表示装置やスピーカを多数設置する必要が無くなるから、設備投資を抑えることができる。
【0043】
さらに、掲示板、表示装置、スピーカなどの設置を省略することにより、施設の景観や風情を保護することができる。例えば、教会など静寂さが要求される施設でスピーカによる案内を行うと、施設における静寂さという風情を損なうことになる。これに対し、本実施形態では、パンフレットデータに案内用の音声データを含めておき、該音声データを利用者がイヤホンで聞くことにより、施設の風情を維持しつつ、施設の案内を行うことができる。
【0044】
また、現在位置情報を地図データに反映させ、地図データと関連付けて録画コンテンツを保存することにより、利用者10は、自宅に帰って録画コンテンツの編集を行うときに、何れの位置で撮影したかを容易に知ることができ、利用者の利便性が向上する。
【0045】
また、従来、利用者10は、自宅で録画コンテンツを編集する場合には、パンフレットなどからスキャナ、キーボードなどを用いて画像データ、テキストデータなどの編集用コンテンツを自力で作成する必要がある。このため、録画コンテンツを編集する場合に労力および時間を費やす結果となっていた。
【0046】
これに対し、本実施形態では、利用者10は、情報提供装置13からデジタルビデオカメラ11に編集用コンテンツをダウンロードすることにより、編集用コンテンツを作成する必要が無くなる。したがって、利用者10は、自宅で録画コンテンツを簡便に編集することができる。また、編集用の画像、テキストなどをパンフレットに記載する従来の場合に比べて、編集用コンテンツの変更を簡便に行うことができる。
【0047】
次に、本実施形態の情報提供システムの各構成を詳細に説明する。図2は、本実施形態の情報提供システムの概略構成を示している。上記情報提供システム20は、情報編集装置21、サーバ22、通信ネットワーク23、1台以上の情報提供装置13、および1台以上の情報記録再生端末24から構成されている。
【0048】
情報編集装置21、サーバ22、情報提供装置13、および情報記録再生端末24は、一般的なコンピュータと同様の構成を有している。すなわち、これらの装置は、処理装置(CPU(Central Processing Unit))と、記憶装置と、外部の装置とのインターフェースをとるインターフェース装置とを備えており、各種の動作は、記憶装置に記憶されたプログラムを処理装置に実行させることにより行なわれる。
【0049】
情報編集装置21は、利用者10に提供する情報を編集し、編集された情報をパンフレットデータとしてサーバ22に送信する装置である。情報編集装置21にて編集される情報としては、テキスト、静止画、動画、音声など任意の形式の情報を利用することができる。
【0050】
なお、図には示していないが、情報編集装置21は、各種の情報を入力する入力デバイスと、編集中の情報を表示するディスプレイとを備える。入力デバイスとしては、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、光ディスクドライブ等の記録媒体からデータを読み込む装置、デジタルカメラ、スキャナ等の画像入力装置、およびマイク等の音声入力装置が挙げられる。また、ディスプレイには、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などのフラットパネルディスプレイなどが含まれる。
【0051】
図3は、情報編集装置21にて行われるパンフレットデータの作成処理を示している。まず、観光施設12の地図、施設資料、イベント案内などに関する画像データ、音声データおよびテキストデータを作成する(ステップS10。以下、単に「S10」と記載することがある。他のステップについても同様である。)。
【0052】
次に、作成された各種データのオーサリングを行う(S11)。そして、パンフレットデータが完成するまで(S12でNO)、上記処理(S11・S12)を繰返し、パンフレットデータが完成した場合には(S12でYES)、完成したパンフレットデータをサーバ22に送信して保存する。その後、パンフレットデータの作成処理を終了する。
【0053】
なお、パンフレットデータは、利用者10が所望するデータとなるように、例えば、大人用および子供用や、日本語版および英語版のように、複数個作成されることが望ましい。
【0054】
また、情報編集装置21は、サーバ22と一体に構成されてもよい。また、情報編集装置21は、インターネットなどの通信ネットワークを介してサーバ22にアクセスできる場合には、サーバ22から地理的に遠く離れた位置に情報編集装置21を設置してもよい。また、情報編集装置21およびサーバ22間の接続は、常時行ってもよいし、適宜行ってもよい。
【0055】
サーバ22は、情報を提供するデータベース装置であり、本実施形態では、情報編集装置21から受信したパンフレットデータをデータベースとして記憶している。サーバ22は、通信ネットワーク23を介して、情報提供装置13とデータ通信を行う。
【0056】
通信ネットワーク23には、インターネット、LAN(Local Area Network)、独自回線など、公知の通信ネットワークを利用することができる。なお、通信ネットワーク23を省略し、サーバ22と情報提供装置13とを一体に構成してもよい。
【0057】
情報提供装置13は、サーバ22からパンフレットデータを受信するとともに、利用者10が携帯する情報記録再生端末24にパンフレットデータを送信する装置である。なお、図には示していないが、情報提供装置13は、利用者10が各種の情報を入力する入力デバイスと、利用者10に対して各種情報を表示するディスプレイとを備えることが望ましい。
【0058】
図4は、情報提供装置13にて行われるパンフレットデータのダウンロード処理を示している。まず、利用者10から年齢、所望の言語などの各種情報を取得する(S20)。これらの情報を取得するには、年齢、言語などの設問をディスプレイに表示し、利用者10が入力デバイスを用いて設問に回答することにより行われてもよい。また、利用者10が携帯する情報記録再生端末24に上記設問を送信し、情報記録再生端末24から回答を受信することにより行われてもよい。
【0059】
次に、取得された情報に適合するパンフレットデータを選択し(S21)、選択されたパンフレットデータでよいか否かを利用者10に問い合せる(S22)。この問合せも、情報提供装置13に設けられた入力デバイスおよびディスプレイを用いてもよいし、利用者10が携帯する情報記録再生端末24を用いてもよい。
【0060】
選択されたパンフレットデータではよくない場合には、ステップS20に戻って上記処理を繰り返す。一方、選択されたパンフレットデータでよい場合には、選択されたパンフレットデータをサーバ22に要求して取得し、利用者10の情報記録再生端末24にダウンロードする(S23)。その後、パンフレットデータのダウンロード処理を終了する。
【0061】
なお、サーバ22に記憶されている全てのパンフレットデータを情報提供装置13が予め受信して記憶している場合には、ステップS23において、選択されたパンフレットデータをサーバ22から取得する必要はない。また、情報提供装置13から情報記録再生端末24へのダウンロードには、有線または無線の通信媒体を利用してもよいし、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体を利用してもよい。
【0062】
情報記録再生端末24は、情報提供装置13からダウンロードされたパンフレットデータを再生するものである。なお、情報記録再生端末24としては、ビデオカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、PDA(Personal Digital Assistant)、およびカメラ付き携帯電話が挙げられるが、情報提供装置13からパンフレットデータを受信して記憶し、かつ再生できる任意の通信端末を利用することができる。また、情報記録再生端末24は、GPSなどを利用して、現在の位置情報を取得する位置情報取得部26を備えてもよい。
【0063】
また、情報記録再生端末24は、情報を記録する記録媒体25を含んでいる。情報記録再生端末24が、デジタルビデオカメラのように撮影機能を有する場合には、記録媒体25には撮影画像データが記録される。また、記録媒体25にパンフレットデータの一部または全部を記録することもできる。記録媒体としては、テープ、ディスク、および不揮発性メモリが挙げられるが、情報記録可能な公知の記録媒体を利用することができる。
【0064】
図5は、情報記録再生端末24としてデジタルビデオカメラを使用した場合に、記録媒体26に記録される情報の一例であり、FAT(File Allocation Table)、UDF(Universal Disk Format)などのファイルシステムを利用してデータ管理を行っているものとする。ただし、これに限定されるものではなく、同様に情報を区別できる任意のデータ管理方法を利用することができる。
【0065】
図5を参照すると、ルートディレクトリ(/)の下には、インデックス情報ディレクトリ(INDEX)、映像情報ディレクトリ(MOVIE)、および静止画情報ディレクトリ(DCIM)が用意されている。実際にデジタルビデオカメラで撮影した映像は、映像情報ディレクトリ内の映像情報001.movに記録されている。また、同様に撮影された静止画は、静止画情報ディレクトリ内の静止画情報001.jpgに記録されている。
【0066】
これらの情報を管理するインデックス情報001.idxがインデックス情報ディレクトリ内に記録されている。ここで、インデックス情報としては、再生プログラム、他コンテンツとの連動情報などが記録されている。
【0067】
一方、情報提供装置13から提供されたパンフレットデータが、インデックス情報002.idx、映像情報002.mov、静止画情報002.jpgとして記録されている。静止画情報002.jpgは、例えば観光施設内の地図であり、映像情報002.movは、例えば施設案内のムービーである。さらに、インデックス情報002.idxは、これらの情報の再生プログラムであり、メニューとして機能する。
【0068】
さらに、情報記録再生端末24の編集機能を用いて、これらの情報を相互に関連付けることが可能である。例えば、観光施設内の地図である002.jpgをメニュー画面として扱うインデックス情報003.idxを作成し、該当する位置で撮影したムービー001.movや静止画001.jpgを関連付けることができる。
【0069】
このように、デジタルビデオカメラなどの情報記録再生端末24で撮影されたコンテンツと、情報提供装置13によって提供されたコンテンツとを関連付けて記録媒体25に記録することが可能である。ただし、ディレクトリ構成、ファイルの命名規則、ファイルフォーマットなどは、上記に限定されるものではなく、また、関連付けのパターンも上記に限定されるものではない。
【0070】
次に、遊園地での運用例を基に、本実施形態の情報提供システムをより詳細に説明する。なお、利用シーンを特定する説明図として図1を用いる。
【0071】
利用者10は、映像、静止画、および音声の何れかまたはそれらの組合せを記録でき、かつ映像情報、静止画情報、音声情報、およびプログラムを、光磁気ディスクなどの記録媒体に記録できるデジタルビデオカメラ11を、情報記録再生端末24として携帯して遊園地12を訪れているものとする。
【0072】
まず、シーンSC10の入場時について説明する。入場口に設置された情報提供装置13に付属の有線ケーブルにデジタルビデオカメラ11を接続して、パンフレットデータのダウンロードを有線通信にて行う。ここで、有線通信は、例えばUSB(Universal Serial Bus)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)1394などの通信規格に基づいて行われる。
【0073】
なお、有線通信に限定されるものではなく、無線通信でパンフレットデータのダウンロードを行っても良い。無線通信は、例えばIrDA(Infrared Data Association)、IEEE802.11などの通信規格に基づいて行われる。
【0074】
また、上記ダウンロードを記録媒体経由でも行っても良い。例えば、情報提供装置13に不揮発性のメモリカードを挿入し、パンフレットデータをダウンロードしてからデジタルビデオカメラ11にそのメモリカードを挿入することも考えられる。さらには、デジタルビデオカメラ11に挿入する専用の記録媒体に、情報提供装置13においてパンフレットデータを書き込み、その後、デジタルビデオカメラ11に挿入することも考えられる。加えて、データの記録されていないブランクの記録媒体を販売する代りに、パンフレットデータが既に書き込まれた記録媒体を販売することも考えられる。
【0075】
また、図1の場合では、情報提供装置13は入場口および退場口にあるものとしているが、これに限定されるものではなく、園内各地に配置しても良い。また、スタンプラリーのように、特定の情報を得るために、特定の情報提供装置13にてアクセスするようにすることも可能である。
【0076】
ここで、情報提供装置13から提供されるパンフレットデータの内容について説明する。まず、このパンフレットデータは、利用者10が映像などのデータを記録するための空き領域の一部を使用するが、それを大きく圧迫するような電子データではないことが望ましい。
【0077】
実施例では、遊園地内の地図データとしての静止画データ、アトラクションの紹介としての動画データ、静止画データ、およびテキストデータ、園内で行われているイベントスケジュールを示すスプレッドシートデータ、それらのデータを地図データ上に表示するプログラム、オーサリング用のタイトルテロップおよび壁紙などが提供される。ただし、これらデータに限定されるものではなく、遊園地12における付加価値情報となり得るコンテンツもこれに含まれる。
【0078】
次に、シーンSC11において、遊園地12内にて提供されたパンフレットデータを再生する状況について説明する。
【0079】
図6は、情報提供装置13からデジタルビデオカメラ11に提供されたパンフレットデータの幾つかを利用して、デジタルビデオカメラ11にて再生を行ったときの画面表示の一例である遊園地12内の地図を示している。同図は遊園地12内の鳥瞰図であり、アトラクションA、アトラクションB、およびアトラクションCの位置が明記されている。さらに、地図上のメニュー操作によって、各アトラクションの詳細情報を再生することができる。
【0080】
また、ダウンロードしたイベントスケジュール情報と、それを地図上に表示するプログラムとを用いることで、現在、パレードが遊園地内のどのあたりを進行しているかを明示することができる。さらに、デジタルビデオカメラ11がGPSなどの位置情報取得機能を有する場合には、利用者10の現在位置を地図上に表示することができる。
【0081】
なお、本実施例では、地図情報をメニューのベースとして用いるインデックスプログラムをモデルとしたが、これに限定されるものではなく、コンテンツの製作者の意図に依存した様々な設計が可能である。
【0082】
次に、シーンSC12において、遊園地12内にてデジタルビデオカメラ11で撮影を行い、該撮影により取得される撮影コンテンツを記録媒体26に記録する状況について説明する。撮影の直前に上記地図を参照し、撮影地点を入力してから撮影を行う。これにより、撮影コンテンツを地図上の座標と関連付けるように記録媒体26に記録することができる。その結果、利用者10が自宅に帰って編集(オーサリング)を行うときに、園内のどの位置での映像かを映像の内容から判断する手間を省くことができる。
【0083】
なお、本実施例では、座標との関連付けの操作を撮影の直前に行ったが、撮影の後に行ってもよい。また、本実施例では、利用者の操作によって座標との関連付けを行ったが、上記位置情報取得機能を利用して自動的に関連付けを行ってもよい。さらに、本実施例では、関連づけを行うコンテンツとして地図を選択したが、これに限定されるものではなく、ダウンロードしたあらゆるコンテンツとの関連付けが可能である。
【0084】
次に、シーンSC13において、遊園地12内でその他のコンテンツのダウンロードを行う状況について説明する。例えば、図7(a)〜(c)にそれぞれ示される遊園地12固有のマーク、タイトルロゴ、およびキャラクターのコンテンツをダウンロードできるとする。後に利用者10が自宅に帰ってオーサリングを行う場合に、例えば、図8(a)に示されるように、録画コンテンツに、上記コンテンツを重畳することができる。
【0085】
なお、デジタルビデオカメラ11が、撮影時において撮影画像に所望の画像を重畳して記録できる機能を有する場合には、図8(a)に示されるような映像を撮影時に記録媒体に記録することができる。この場合、利用者10が自宅に帰ってからオーサリングを行う手間を省くことができる。
【0086】
さらに、上記地図において選択された位置に対応する画像を撮影画像に重畳することもできる。例えば、パレードが行われている位置では、図8(a)に示されるように、キャラクターの画像を撮影画像に重畳し、アトラクションBの位置では、同図(b)に示されるように、アトラクションBの画像を撮影画像に重畳することが考えられる。
【0087】
また、ダウンロードされるコンテンツは、図7(a)〜(c)に示されるコンテンツに限定されるものではなく、静止画、音声、動画など記録・再生が可能なコンテンツやゲームなどあらゆるコンテンツのダウンロードを行うことができる。
【0088】
次に、本実施形態の情報提供システムによりパンフレットデータを販売する場合の収益と、従来のパンフレットを販売する場合の収益とを比較する。
【0089】
従来のパンフレット販売の場合には、まず、パンフレットの原版を作成し、紙媒体にA枚印刷する。このとき、1冊当たりのコスト(材料費および印刷費)をB円とすると、A冊×B円を支出する。
【0090】
次に、大量に印刷したパンフレットを施設の入口にて1冊D円で販売する。このとき、C冊販売されたとすると、C冊×D円の収入を得たことになる。この時点で施設の改装などによりパンフレットを更新する必要が生じたとすると、余ったパンフレット、(C−A)冊は廃棄することになる。このとき、利益は(C×D−A×B)円となる。つまり、サービス提供者は、利益を見越して、枚数と価格を設定しなければならない。
【0091】
一方、本実施形態においてパンフレットデータを販売する場合には、まず、パンフレットデータを作成するが、印刷する必要はない。次に、施設の入口にてパンフレットデータのダウンロードを1回E円で行うことにより販売する。
【0092】
上記の場合と同様にC回のダウンロードによりパンフレットデータが販売されたとすると、C回×E円の収入を得たことになる。このダウンロードによる販売であれば、売れ残る心配はなく、廃棄による減収はない。なお、ここでは、遊園地のパンフレットを例に取ったが、これに限定されるものではなく、様々なコンテンツについてこのような効率的な販売を実現することができる。
【0093】
また、従来、サービス提供者がパレードなどのイベントを利用者に提示したり、動画などの情報を提供したりするには、場内アナウンス、大型のディスプレイに表示、利用者にレンタルで専用情報端末を配布するなどを行う必要があった。
【0094】
しかしながら、場内アナウンスを行うと、施設の風情を乱す可能性もある。また放送施設の設置、大型ディスプレイの設置、専用情報端末の準備などの投資が必要である。これに対し、本実施形態の情報提供システムでは、利用者の携帯する端末にデータおよびプログラムを提供することにより、同等のサービスを安価に提供することができる。
【0095】
さらに、従来CD−ROMなどの媒体で販売していた電子コンテンツを、ダウンロードという形で販売できる為、利用者に安価に提供することが出来、増収が見込まれる。
【0096】
また、これらの料金を定額として入場料に含めて徴収することも可能である。従来のようにコンテンツに媒体費用、例えば紙代、印刷代などがかかる場合、入場者数と1人あたりが幾つのコンテンツを持ち帰るかを予測して、利益の出る価格を設定する必要があった。しかしながら、本実施形態のように、電子コンテンツであれば媒体費用がかからない為、入場者数のみを参考に利益の出る価格を設定することができる。
【0097】
次に、上記した遊園地以外の施設への応用例について説明する。
【0098】
第1に、動物園へ応用した場合の例を示す。入園口で園内地図とお勧め時間プログラムをダウンロードする。園内地図は、デジタルビデオカメラ11などの情報記録再生端末24で参照できる。お勧め時間プログラムとは普段の混雑情報から、今ならばパンダのコーナーに行けば、比較的空いているという情報や、餌をやる時間、動物に触れられるイベントの時間などが表示される。
【0099】
また、展示されている動物の前では、その動物の解説やアニメキャラクターなどのコンテンツを情報提供装置13からダウンロードできる。また、遊園地の例と同様に園内地図とデジタルビデオカメラ11などによる撮影コンテンツとを関連付けることもできる。また、別途料金で、園内にいる動物の図鑑がダウンロードできるサービスを行うこともできる。
【0100】
第2に、城跡、教会、鍾乳洞、美術館などの観光施設へ応用した場合の例を示す。入口において、所望の言語による解説コンテンツと、プロの撮影したコンテンツとをダウンロードする。次に、解説コンテンツは、デジタルビデオカメラ11にイヤホンを装着して、歩きながら聞いたり、見たりすることによって観光用の案内を所望の言語で聞くことができる。プロの撮影したコンテンツとしては、例えば、城跡の空撮映像など自分では撮影できないが、編集時に組み込んでみたいコンテンツが入っている。また、位置情報取得機能を応用して、撮影禁止区域でデジタルビデオカメラ11などの動作を規制することもできる。
【0101】
第3に、球場などの観戦施設に応用した場合の例を示す。入口において、選手名鑑やルールブックのコンテンツをダウンロードすることができる。このコンテンツによって試合中に選手やチームの情報を確認することができる。また、ルールに詳しくない利用者10は、ルールが理解できる解説コンテンツを参照できる。
【0102】
ただし、コンテンツの内容や、ダウンロード箇所は上記例に限定されるものではない。
【0103】
以上により、本発明は、以下のような効果を得ることができる。まず第1に、従来では、施設内で地図や動画などのコンテンツを公開するためには、再生用レンタル端末や大型ディスプレイなどの設備が必要であった。これに対し、本発明の情報提供システムを用いた場合、パンフレットデータなどの電子コンテンツを再生する端末は、各個人の所有物であるため、最低1台の情報提供装置を設置するのみで済み、コストパフォーマンスが良い。
【0104】
第2に、従来では、予め印刷してあったパンフレットなどの販売コンテンツに関して、施設内の改装などによって更新が必要になった場合に、余った印刷物を処分してしまうなどの経費の無駄が発生していた。これに対し、本発明の情報提供システムを用いた場合、予め用意する媒体が存在しない為、これらの経費は発生しない。
【0105】
第3に、情報出力機器(カムコーダのディスプレイやイヤホンなど)がユーザ毎に準備される為、言語などをユーザに合わせた幅広いサービスが容易に実現することができる。
【0106】
第4に、ユーザがコンテンツを編集するときに部品となるコンテンツや、現地に行かないと手に入らないコンテンツを多数用意することにより、ユーザの興味を惹くことができる。
【0107】
【発明の効果】
以上のように、本発明の情報提供システムは、特定区域内に関する情報を利用者に提供する情報提供システムであって、上記情報を編集してコンテンツを作成する情報編集装置と、該情報編集装置にて作成されたコンテンツを、利用者の携帯する携帯型情報端末に伝送する情報提供装置とを備える構成である。
【0108】
これにより、利用者は、自身の携帯する携帯型情報端末にてコンテンツを処理して、画像や音声を出力することにより、特定区域内に関する情報を知ることができる。したがって、特定区域に関する情報が変更されても、コンテンツを変更するのみでよいから、従来の掲示板やパンフレットの変更に比べて労力および時間を省く効果を奏する。また、特定区域内にコンテンツを出力する表示装置やスピーカを多数設置する必要が無くなるから、設備投資を抑える効果を奏する。
【0109】
さらに、本発明の情報提供システムは、以上のように、上記の構成において、上記コンテンツは、上記情報に対応する情報を含む構成である。
【0110】
これにより、特定区域内に関する情報を指定または取得することにより、指定又は取得された情報に対応する情報を利用者が直ちに知ることができ、利用者の利便性が向上する効果を奏する。また、特定区域内に関する情報に対応する情報を利用者に通知する各種装置を多数設置する必要が無くなるから、設備投資をさらに抑える効果を奏する。
【0111】
なお、携帯型情報端末が一般的なコンピュータと同様の構成を有する場合には、特定区域内に関する情報に対応する情報を出力する処理は、携帯型情報端末に内蔵されたプログラムにより実行されてもよいし、コンテンツに含まれるプログラムにより実行されてもよい。
【0112】
また、情報提供装置から携帯型情報端末へのコンテンツの伝送は、ケーブルなどの有線で、または赤外線、電波などの無線で行ってもよいし、メモリーカードなどの記録媒体を介して行ってもよい。
【0113】
さらに、本発明の情報提供システムは、以上のように、上記の構成において、上記情報編集装置は、利用者に関する情報に対応する複数のコンテンツを作成しており、上記情報提供装置は、利用者に関する情報を取得する手段と、取得した情報に対応するコンテンツを選択する手段と、選択したコンテンツを上記携帯型情報端末に伝送する手段とを備える構成である。
【0114】
これにより、利用者の年齢、所望する言語など、利用者に関する情報に対応するコンテンツを携帯型情報端末に伝送するので、利用者の利便性が向上する効果を奏する。また、様々な利用者に対応した掲示板を配置する必要が無くなるから、設備投資をさらに抑える効果を奏する。
【0115】
また、本発明の携帯型情報端末は、以上のように、特定区域内に関する情報を編集して作成されたコンテンツを受信する受信手段と、受信したコンテンツを記憶する記憶手段と、記憶されたコンテンツから読み出された情報を出力する出力手段とを備える構成である。
【0116】
これにより、利用者は、自身の携帯する携帯型情報端末から特定区域内に関する情報を知ることができるので、特定区域に関する情報を知るために、掲示板を見に行ったり、パンフレットを開いたりする必要が無くなり、したがって、利用者の利便性が向上する効果を奏する。
【0117】
なお、携帯型情報端末は、例えばデジタルビデオカメラのように、撮影を行う撮影手段をさらに備えることが望ましい。
【0118】
さらに、本発明の携帯型情報端末は、以上のように、上記の構成において、上記コンテンツは、特定区域内の複数の位置にそれぞれ対応する複数の情報を含んでおり、上記特定区域内の位置を取得する位置取得手段と、取得された位置に対応する情報を上記コンテンツから取得する情報取得手段とをさらに備える構成である。
【0119】
これにより、利用者は、特定区域内の位置に対応する情報を直ちにかつ自動的に知ることができたり、特定区域内の位置に対応する情報を撮影画像に関連付けることにより、撮影画像の撮影場所を容易に知ることができたりするので、利用者の利便性が向上する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である情報提供システムの概要を示す模式図である。
【図2】図1に示される情報提供システムの概略構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示される情報編集装置において、パンフレットデータを作成する処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】図2に示される情報提供装置において、パンフレットデータを情報記録再生端末にダウンロードする処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】図2に示される情報記録再生端末の記録媒体のファイルシステムを示す模式図である。
【図6】パンフレットデータの一例として示す遊園地内の地図である。
【図7】同図(a)〜(c)は、それぞれ遊園地12固有のマーク、タイトルロゴ、およびキャラクターを示す図である。
【図8】同図(a)は、デジタルビデオカメラにて撮影された録画コンテンツに図7(a)〜(c)に示される画像を重畳した状態を示す図であり、同図(b)は、図7(c)に示されるキャラクターの代わりに、図6に示されるアトラクションBの画像を重畳した状態を示す図である。
【符号の説明】
10 利用者
11 デジタルビデオカメラ(携帯型情報端末)
12 観光施設、遊園地(特定区域)
13 情報提供装置
20 情報提供システム
21 情報編集装置
24 情報記録再生端末(携帯型情報端末)
25 記録媒体

Claims (10)

  1. 特定区域内に関する情報を利用者に提供する情報提供システムであって、
    上記情報を編集してコンテンツを作成する情報編集装置と、
    該情報編集装置にて作成されたコンテンツを、利用者の携帯する携帯型情報端末に伝送する情報提供装置とを備えることを特徴とする情報提供システム。
  2. 上記コンテンツは、上記情報に対応する情報を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 上記情報編集装置は、利用者に関する情報に対応する複数のコンテンツを作成しており、
    上記情報提供装置は、利用者に関する情報を取得する手段と、取得した情報に対応するコンテンツを選択する手段と、選択したコンテンツを上記携帯型情報端末に伝送する手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  4. 請求項1ないし3の何れか1項に記載の情報提供システムに用いられる情報編集装置。
  5. 請求項1または3に記載の情報提供システムに用いられる情報提供装置。
  6. 特定区域内に関する情報を編集して作成されるコンテンツであって、
    特定区域内に関する情報に対応する情報と、
    特定区域内に関する情報が指定されると、指定された情報に対応する情報を出力する処理をコンピュータに実行させるプログラムとを含むことを特徴とするコンテンツ。
  7. 請求項6に記載のコンテンツを記録したことを特徴とするコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  8. 特定区域内に関する情報を編集して作成されたコンテンツを受信する受信手段と、
    受信したコンテンツを記憶する記憶手段と、
    記憶されたコンテンツから読み出された情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする携帯型情報端末。
  9. 撮影を行う撮影手段をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の携帯型情報端末。
  10. 上記コンテンツは、特定区域内の複数の位置にそれぞれ対応する複数の情報を含んでおり、
    上記特定区域内の位置を取得する位置取得手段と、
    取得された位置に対応する情報を上記コンテンツから取得する情報取得手段とをさらに備えることを特徴とする請求項8または9に記載の携帯型情報端末。
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