JP2003186903A - 情報配信装置、方法及びプログラム - Google Patents

情報配信装置、方法及びプログラム

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JP2003186903A
JP2003186903A JP2002270401A JP2002270401A JP2003186903A JP 2003186903 A JP2003186903 A JP 2003186903A JP 2002270401 A JP2002270401 A JP 2002270401A JP 2002270401 A JP2002270401 A JP 2002270401A JP 2003186903 A JP2003186903 A JP 2003186903A
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JP
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customer
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distributed
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Withdrawn
Application number
JP2002270401A
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English (en)
Inventor
Naoto Kaneshiro
金城  直人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客が煩雑な作業を行うことなく、顧客が所
望する情報を個々の顧客に自動的に提供する。 【解決手段】 情報配信契約を結ぶ際に顧客から指定さ
れた、情報の配信方法、配信を希望する情報の種類や分
野、配信タイミング、配信情報を再生する機器の構成を
顧客情報として記憶しておき、特定の顧客へ特定種類・
分野の情報を配信するタイミングが到来すると(100が肯
定)、該当情報を検索し(102〜108)、必要に応じて画像
処理を行い(110,112)、必要に応じて関連情報の検索(11
4〜122)も行った後に、指定された配信方法で顧客へ配
信する(124)。配信された情報は顧客が指定された機器
で再生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報配信装置、方法
及びプログラムに係り、特に、顧客へ情報を配信する情
報配信装置、該情報配信装置に適用可能な情報配信方
法、及びコンピュータを情報配信装置として機能させる
ためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等の情報通信網の
普及に伴い、画像を含む様々なコンテンツ情報が顧客へ
配信されるようになってきている。一例としてフォトネ
ットでは、顧客からアップロードされた画像をウェブサ
ーバに保管しておき、パーソナル・コンピュータ(P
C)やインターネットにアクセスする機能を備えた携帯
電話機を介し、ユーザがオンラインで画像を閲覧可能と
するサービスを提供している(非特許文献1参照)。
また、携帯電話機へ画像を配信するサービスの一例とし
て、iモードの画像配信サービスも知られている(非特
許文献2参照)。
【0003】
【非特許文献1】ジグノシステムジャパン(株)、"カ
メラ付き携帯電話向け新サービス
【EZアルバムサービス】開始"、[online]、[平成14
年9月17日検索]、インターネット<URL:http://
www.photonet.co.jp/pdf/albumez.pdf>
【非特許文献2】(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ、"
iモードメニューサイト(番組)一覧"、[online]、[平
成14年9月17日検索]、インターネット<URL:h
ttp://www.nttdocomo.co.jp/p_s/imode/>
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ユーザが撮影した画像
の写真プリントは、ユーザ自身が整理してアルバムを作
成することが一般的であるが、写真プリントの整理やア
ルバムの作成は作業が繁雑であると共に、作業の繁雑さ
の割には作成したアルバムを後で閲覧する機会もそれ程
多くない。フォトネットのサービスを利用すれば、写真
プリントの整理やアルバムの作成等の煩雑な作業を行う
ことなく画像を閲覧することができるが、ウェブサーバ
に保管されている自身の画像を閲覧するためには、顧客
自身がフォトネットにアクセスしてID情報を入力する
必要があり、所望の画像を閲覧するために手間がかかる
という問題がある。
【0005】また、携帯電話機への画像配信サービスは
提携業者が提供する画像(静止画像や動画像)を配信す
るものであり、顧客が配信を所望する画像が、提携業者
が提供する画像の中に含まれている保証はない。提携業
者が提供する画像の中に所望の画像が含まれていなかっ
た場合、所望の画像を顧客自身が能動的に探す必要があ
り、所望の画像の取得に非常に手間がかかるという問題
がある。
【0006】上記の問題は顧客が所望しているコンテン
ツ情報が画像の場合に限られるものではなく、音声やテ
キスト情報等の他のコンテンツ情報の取得を所望してい
る場合にも、配信サービスでは所望のコンテンツ情報が
配信されないことが多く、所望のコンテンツ情報を顧客
自身が能動的に探す等の煩雑な作業が必要になる状況が
頻繁に発生していた。
【0007】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、顧客が煩雑な作業を行うことなく、顧客が所望する
コンテンツ情報を自動的に顧客へ提供することが可能な
情報配信装置、情報配信方法及びプログラムを得ること
が目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る情報配信装置は、顧客より
入手した情報に基づいて、前記顧客へ配信すべきコンテ
ンツ情報を選定する選定手段と、前記選定手段によって
選定されたコンテンツ情報を所定の通信手段を介して前
記顧客へ配信する配信手段と、を含んで構成されてい
る。
【0009】請求項1記載の発明に係る選定手段は、顧
客より入手した情報に基づいて、前記顧客へ配信すべき
コンテンツ情報を選定する。なお、顧客より入手する情
報は、顧客へ配信すべき情報の選定に利用可能な情報で
あればよく、例えば顧客自身が指定することで入手し
た、顧客へ配信すべきコンテンツ情報の分野又は種類を
表す情報(請求項6参照)や、顧客が別の通信手段を介
して取得又は発信しているコンテンツ情報の内容を表す
情報、顧客が再生を選択したコンテンツ情報の内容を表
す情報(請求項11参照)等が挙げられる。上記のよう
な情報に基づいて、選定手段は顧客へ配信するコンテン
ツ情報を選定する。
【0010】そして、請求項1記載の発明に係る配信手
段は、選定手段によって選定されたコンテンツ情報を所
定の通信手段を介して顧客へ配信する。なお、選定手段
によって選定されて配信手段によって顧客へ配信される
コンテンツ情報は、例えば請求項3に記載したように、
静止画像、動画像、音声、テキスト、プログラムのうち
の少なくとも1つを含むことができる。また、所定の通
信手段としては、例えば請求項13に記載した通信回線
網(具体的には、例えばインターネット等)やテレビ放
送等が挙げられる。また、顧客に配信されたコンテンツ
情報は、顧客が所持している再生手段によって再生され
る。例えば配信されたコンテンツ情報が静止画像や動画
像、テキスト等であれば、テレビやPC、携帯電話機、
プロジェクタ、電子ペーパ(特表平11−502950
号公報等参照)等の表示手段(又は画像を表示する機能
を備えた機器)に表示することができ、前記コンテンツ
情報が音声であればオーディオ機器や携帯電話機等の音
声再生手段(又は音声を再生する機能を備えた機器)で
再生することができる。また、配信されたコンテンツ情
報がプログラムであれば情報処理機器(例えばPC等の
コンピュータ、PDA、携帯電話機等の携帯機器)で実
行することができ、例えばプログラムがゲームプログラ
ムであれば、表示手段にゲーム画面が表示され、顧客が
ゲームを楽しむことができる。
【0011】このように、請求項1記載の発明では、顧
客より入手した情報に基づいて、顧客へ配信すべきコン
テンツ情報が選定されて自動的に顧客へ配信されるの
で、無作為に選定したコンテンツ情報を顧客へ配信する
場合と比較して、顧客に配信するコンテンツ情報が、顧
客が配信を所望しているコンテンツ情報である確率が高
くなり、顧客が所望のコンテンツ情報を能動的に探した
りIDを入力する等の煩雑な作業を行う必要がなくな
る。従って、請求項1記載の発明によれば、顧客が煩雑
な作業を行うことなく、顧客が所望するコンテンツ情報
を自動的に顧客へ提供することが可能となる。
【0012】なお、請求項1記載の発明に係る情報配信
装置は、単一の顧客に対してのみコンテンツ情報を配信
するように構成されていてもよい(この態様では、情報
配信装置は、例えばコンテンツ情報配信対象の顧客の家
庭内等に設置されることになる)し、複数の顧客へ各々
コンテンツ情報を配信するように構成されていてもよ
い。複数の顧客へコンテンツ情報を配信する場合には、
例えば請求項2に記載したように、選定手段が、個々の
顧客より入手した情報に基づいて、顧客へ配信すべきコ
ンテンツ情報を個々の顧客毎に選定し、配信手段が、選
定手段によって選定されたコンテンツ情報を個々の顧客
へ配信するように構成すればよい。これにより、個々の
顧客が所望するコンテンツ情報を、個々の顧客へ自動的
に提供することができる。
【0013】請求項1記載の発明に係る選定手段は、個
々の顧客より入手した情報に基づいて、顧客へ配信すべ
きコンテンツ情報を個々の顧客毎に選定する。なお、個
々の顧客より入手する情報は、顧客へ配信すべき情報の
選定に利用可能な情報であればよく、例えば顧客自身が
指定することで入手した、顧客へ配信すべきコンテンツ
情報の分野又は種類を表す情報(請求項6参照)や、顧
客が別の通信手段を介して取得又は発信しているコンテ
ンツ情報の内容を表す情報、顧客が再生を選択したコン
テンツ情報の内容を表す情報(請求項11参照)等が挙
げられる。上記のような情報に基づいて、選定手段は顧
客へ配信するコンテンツ情報を個々の顧客毎に選定す
る。
【0014】そして、請求項1記載の発明に係る配信手
段は、選定手段によって選定されたコンテンツ情報を所
定の通信手段を介して個々の顧客へ配信する。なお、選
定手段によって選定されて配信手段によって顧客へ配信
されるコンテンツ情報は、例えば請求項3に記載したよ
うに、静止画像、動画像、音声、テキスト、プログラム
のうちの少なくとも1つを含むことができる。また、所
定の通信手段としては、例えば請求項13に記載した通
信回線網(具体的には、例えばインターネット等)やテ
レビ放送等が挙げられる。また、顧客に配信されたコン
テンツ情報は、顧客が所持している再生手段によって再
生される。例えば配信されたコンテンツ情報が静止画像
や動画像、テキスト等であれば、テレビやPC、携帯電
話機、プロジェクタ、電子ペーパ(特表平11−502
950号公報等参照)等の表示手段(又は画像を表示す
る機能を備えた機器)に表示することができ、前記コン
テンツ情報が音声であればオーディオ機器や携帯電話機
等の音声再生手段(又は音声を再生する機能を備えた機
器)で再生することができる。また、配信されたコンテ
ンツ情報がプログラムであれば情報処理機器(例えばP
C等のコンピュータ、PDA、携帯電話機等の携帯機
器)で実行することができ、例えばプログラムがゲーム
プログラムであれば、表示手段にゲーム画面が表示さ
れ、顧客がゲームを楽しむことができる。
【0015】このように、請求項1記載の発明では、顧
客へ配信すべきコンテンツ情報が個々の顧客毎に選定さ
れて個々の顧客へ自動的に配信されるので、無作為に選
定したコンテンツ情報を不特定の顧客へ配信する場合と
比較して、個々の顧客に配信するコンテンツ情報が、個
々の顧客が所望する情報である確率が高くなり、顧客が
所望のコンテンツ情報を能動的に探したりIDを入力す
る等の煩雑な作業を行う必要がなくなる。従って、請求
項1記載の発明によれば、顧客が煩雑な作業を行うこと
なく、顧客が所望するコンテンツ情報を自動的に顧客へ
提供することが可能となる。
【0016】なお、請求項1記載の発明において、情報
配信装置が、顧客へ配信可能なコンテンツ情報を記憶す
る記憶手段を更に備えている場合、選定手段は、例えば
請求項4に記載したように、顧客へ配信すべきコンテン
ツ情報を記憶手段に記憶されているコンテンツ情報の中
から選定することができる。また、顧客へ配信可能なコ
ンテンツ情報は、本発明に係る情報配信装置と通信回線
を介して接続されたデータベース等の情報蓄積手段に蓄
積記憶されていてもよく、この場合、選定手段は、例え
ば情報蓄積手段に蓄積記憶されているコンテンツ情報の
中から顧客へ配信すべきコンテンツ情報を選定し、通信
回線を介して取得するように構成することができる。
【0017】また、請求項4記載の発明において、記憶
手段には、例えば請求項5に記載したように、顧客から
提供されたコンテンツ情報(例えば顧客が被写体を撮影
することで得られた撮影画像情報や、顧客がCG(コン
ピュータ・グラフィックス:Computer Graphics)によ
り作成した画像(CGI:Computer Generated Imageとも
いう)の情報、顧客がスキャナを操作して画像を読み取
ることで得られた画像情報、音声情報、テキスト情報
等)が記憶されていてもよい。この場合、配信手段は、
顧客へ配信すべきコンテンツ情報として、特定の顧客か
ら提供されて選定手段によって選定されたコンテンツ情
報を、特定の顧客及び特定の顧客によって指示された配
信先の少なくとも一方へ配信するように構成することが
できる。
【0018】前述のように、本発明ではコンテンツ情報
の配信が自動的に行われるので、顧客から提供されたコ
ンテンツ情報を記憶手段に記憶しておくことにより、顧
客自身がアルバムを作成したり、或いは画像等を閲覧す
るためにID等の情報を入力することなく、顧客自身が
提供したコンテンツ情報が自動的に配信され、顧客自身
が提供したコンテンツ情報を顧客が容易に閲覧・鑑賞す
ることができる。また、特定の顧客が提供したコンテン
ツ情報は、特定の顧客及び特定の顧客によって指示され
た配信先の少なくとも一方へ配信されるので、各顧客の
プライバシーも保護することができる。
【0019】また、請求項1記載の発明において、例え
ば請求項6に記載したように、配信を希望しているコン
テンツ情報の分野又は種類と、コンテンツ情報の配信タ
イミング又は配信周期の少なくとも一方が顧客自身によ
って予め指定され、選定手段は、顧客から入手した前記
指定の内容を表す情報に基づいて、前記顧客からの指定
に応じて前記顧客へコンテンツ情報が配信されるよう
に、前記顧客へ配信すべきコンテンツ情報の選定を行う
ことが好ましい。
【0020】請求項6記載の発明では、顧客が特定分野
又は特定種類のコンテンツ情報の配信を希望している場
合には、配信を希望しているコンテンツ情報の分野又は
種類を予め指定すれば、指定した分野又は種類のコンテ
ンツ情報が配信されることになり、顧客がコンテンツ情
報の配信タイミング又は配信周期を予め指定すれば、指
定した配信タイミング又は配信周期でコンテンツ情報が
配信されることになる。これにより、例えば特定の日
(例えば顧客にとっての記念日等)に関連する画像を特
定の日に配信するよう顧客が予め指定しておくことで、
特定の日に、関連する画像を自動的に配信させることも
可能となる。従って、請求項6記載の発明によれば、顧
客の希望により合致した情報配信を行うことができる。
【0021】また、請求項6記載の発明において、例え
ば請求項7に記載したように、配信を希望している複数
のコンテンツ情報について、顧客自身によって分野又は
種類が予め各々指定されると共に、分野又は種類毎に顧
客自身によって配信タイミング又は配信周期が予め各々
指定される場合、選定手段は、前記顧客へ配信するコン
テンツ情報の選定を、予め指定された配信タイミング又
は配信周期に従って分野又は種類毎を単位として行い、
配信手段は、選定手段によって選定されたコンテンツ情
報を分野又は種類を単位として前記顧客へ配信すること
ができる。これにより、顧客が所望している配信タイミ
ング又は配信周期が、配信を希望しているコンテンツ情
報の分野又は種類毎に相違している場合にも、配信を希
望しているコンテンツ情報の分野又は種類毎に、顧客の
希望に合致した配信タイミング又は配信周期でコンテン
ツ情報を配信することができる。
【0022】また、請求項1記載の発明において、顧客
へ配信すべきコンテンツ情報としての複数の画像情報
が、本発明に係る情報配信装置によって選定されて単一
の顧客に配信され、配信された複数の画像情報が表す複
数の画像が単一の表示手段の表示面に表示される場合に
は、例えば請求項8に記載したように、配信手段は、選
定手段によって選定された複数の画像情報が表す複数の
画像が、配信先の顧客から予め指定された表示レイアウ
トで前記顧客の表示手段に表示されるように、複数の画
像情報を編集して配信することが好ましい。
【0023】これにより、顧客に表示レイアウト(例え
ば表示手段の表示面内における個々の画像の表示位置や
表示サイズ等)を指定させることで、配信する複数の画
像情報が表す画像を、顧客の希望に合致した表示レイア
ウトで表示手段の表示面に表示させることができる。な
お、画像情報が表す画像に文字等が含まれている場合、
顧客の指定に応じて、或いは顧客の年齢等に応じて自動
的に、文字の表示サイズ等を変更するようにしてもよ
い。
【0024】また、請求項1記載の発明において、配信
手段は、例えば請求項9に記載したように、顧客へ配信
すべきコンテンツ情報として選定手段により選定された
画像情報に、画像情報の属性、配信先の顧客からの指
示、該画像情報が表す画像を表示するための表示手段の
構成の少なくとも1つに応じた画像処理を行った後に配
信することが好ましい。画像情報の属性としては、例え
ば画像情報が表す画像の内容等が挙げられ、例えば画像
内容が風景画像であれば、画像情報の属性に応じた画像
処理として、前記画像が表す風景の季節・天候・時間帯
(晴れ/曇り/雨/風や夜明け/昼/夕焼け)に応じて
画像の色味等の画質を修正する画像処理を行うことがで
きる。
【0025】また、配信先の顧客から特定の画像処理の
実行が指示された場合には、指示された画像処理(例え
ば文字やテンプレートの合成、音声の合成等)を行うこ
とができる。また、表示手段の構成に応じた画像処理と
しては、表示手段の構成に応じた解像度変換、色・階調
変換、表示サイズの調整や表現可能な階調数(1画素当
りのビット数)の調整等のフォーマット変換、動画像を
表す画像情報に対するフレーム数の調整等が挙げられ
る。これにより、顧客の表示手段に、画像情報の属性や
顧客の好み、表示手段の構成に合致した画質・画像内容
の画像を表示させることができる。
【0026】また、請求項1記載の発明において、選定
手段は、請求項10に記載したように、顧客へ配信すべ
きコンテンツ情報として選定したコンテンツ情報に関連
するコンテンツ情報も選定することが好ましい。選定し
たコンテンツ情報に関連するコンテンツ情報は、選定し
たコンテンツ情報の属性に関連する情報(例えば顧客が
被写体を撮影することで得られた撮影画像情報であれ
ば、該撮影画像情報の属性としての撮影場所や被写体、
撮影日時に関連する情報等)であってもよいし、選定し
たコンテンツ情報そのものや内容に関連する情報(例え
ば選定したコンテンツ情報と分野又は種類が同一又は類
似の情報、選定したコンテンツ情報の内容を説明する情
報等)でもよい。また、関連するコンテンツ情報は、静
止画像、動画像、音声、テキスト等であってもよいし、
コンテンツ情報本体の参照先を表す情報(例えばインタ
ーネットのリンク先情報等)であってもよい。
【0027】選定手段が上記のように関連情報も選定す
ることで、配信手段によって関連情報も配信される。な
お、配信された関連情報は、顧客に対して常時提示する
ようにしてもよいし、顧客から指示が有った場合に提示
するようにしてもよい。これにより、配信されたコンテ
ンツ情報に対して顧客が興味を持った場合にも、関連情
報を非常に容易に取得することができ、配信する関連情
報の内容に応じて、情報配信の有用性や娯楽性を向上さ
せることができる。
【0028】また、請求項1記載の発明において、選定
手段は、例えば請求項11に記載したように、顧客より
入手した、顧客が別の通信手段(例えばテレビ放送やイ
ンターネット等の情報通信網、電話等)を介して取得又
は発信しているコンテンツ情報の内容を表す情報、及
び、顧客が再生を選択したコンテンツ情報の内容を表す
情報の少なくとも一方に基づいて、配信すべきコンテン
ツ情報として、前記顧客が取得又は発信又は選択したコ
ンテンツ情報の内容に関連するコンテンツ情報を選定す
るようにしてもよい。これにより、別の通信手段を介し
て取得又は発信しているコンテンツ情報の内容、或いは
顧客が再生を選択したコンテンツ情報の内容から、顧客
が興味を持っている分野等を自動的に判別することがで
き、顧客が興味を持っている分野等のコンテンツ情報を
タイムリーに提供することが可能になるので、情報配信
の有用性や娯楽性を向上させることができる。
【0029】また、請求項10又は請求項11記載の発
明において、選定手段は、例えば請求項12に記載した
ように、顧客より入手した情報から顧客の好みの傾向を
判断し、前記関連するコンテンツ情報として、顧客の好
みの傾向に合致したコンテンツ情報を選定することが好
ましい。これにより、前記関連するコンテンツ情報とし
て、顧客の希望により合致したコンテンツ情報を配信す
ることができる。
【0030】また、請求項1記載の発明において、配信
手段は、請求項13に記載したように、所定の通信手段
としての通信回線網(例えばインターネット等)又はテ
レビ放送を介して配信を行うことができる。また、テレ
ビ放送を介して配信を行う場合、配信手段は、具体的に
は例えば請求項14に記載したように、顧客側で情報の
宛先の識別に用いるための顧客IDを配信情報に付加す
るように構成することができる。この場合、配信情報の
受信側(顧客側)を、配信情報に付加された顧客IDに
基づいて自局宛の配信情報のみを受信するように構成す
ることで、個々の顧客毎に選定したコンテンツ情報を個
々の顧客へ配信することができる。
【0031】請求項15記載の発明に係る情報配信方法
は、顧客より入手した情報に基づいて、前記顧客へ配信
すべきコンテンツ情報を選定し、前記選定したコンテン
ツ情報を所定の通信手段を介して前記顧客へ配信するの
で、請求項1記載の発明と同様に、顧客が煩雑な作業を
行うことなく、顧客が所望するコンテンツ情報を自動的
に顧客へ提供することが可能となる。
【0032】請求項16記載の発明に係るプログラム
は、顧客より入手した情報に基づいて、前記顧客へ配信
すべきコンテンツ情報を選定する第1のステップ、及び
前記選定したコンテンツ情報を所定の通信手段を介して
前記顧客へ配信する第2のステップを含む処理をコンピ
ュータに実行させる。
【0033】請求項16記載の発明に係るプログラム
は、上記第1及び第2のステップを含む処理をコンピュ
ータに実行させるためのプログラム、すなわちコンピュ
ータを、請求項1記載に記載の情報配信装置として機能
させるためのプログラムであるので、コンピュータが前
記プログラムを読み出して実行することにより、請求項
1記載の発明と同様に、顧客が煩雑な作業を行うことな
く、顧客が所望するコンテンツ情報を自動的に顧客へ提
供することが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。
【0035】〔第1実施形態〕図1には本第1実施形態
に係る情報配信システム10が示されている。情報配信
システム10は情報配信装置12を備えている。情報配
信装置12はワークステーション等のコンピュータから
成り、図示は省略するが、CPU、ROM、RAM、入
出力ポートがバスを介して互いに接続され、各種の入出
力機器として、CRTやLCD等のディスプレイ、マウ
ス、キーボード、ハードディスクドライブ(HDD)1
4(図1参照)、CD−ROMドライブ、通信制御装置
(例えばモデム又はルータ)等が入出力ポートに各々接
続されて構成されている。
【0036】情報配信装置12には、本発明に係る情報
配信方法が適用された情報配信処理(詳細は後述)を情
報配信装置12のCPUによって実行するための情報配
信プログラムがHDD14に予めインストールされてお
り、CPUが情報配信プログラムを実行することで、情
報配信装置12を構成するコンピュータが本発明に係る
情報配信装置として機能する。この情報配信プログラム
は、例えばCD−ROM70(図1参照)に記憶してお
き、該CD−ROM70を情報配信装置12のCD−R
OMドライブにセットしてCD−ROM70から情報配
信装置12へのプログラムの移入(インストール)を指
示することで、インストールすることができる。
【0037】このように、情報配信プログラムは請求項
16に記載のプログラムに対応している。なお、情報配
信プログラムは、CD−ROM70に代えてフロッピー
(R)ディスクやMO、ZIP、DVD等の他の記録媒
体に記録しておくようにしてもよいし、インターネット
等のコンピュータ・ネットワークを介してコンピュータ
へダウンロードされてインストールされるようにしても
よい。
【0038】情報配信装置12は、情報配信装置12を
所有している情報配信者と予め情報配信契約を結んだ顧
客に対し、顧客が指定した配信方法で、顧客が配信を所
望している情報(又は顧客が配信を所望していると推定
される情報)を配信するサービスを提供している(詳細
は後述)。このため、HDD14には、情報配信契約を
結んだ個々の顧客に関する情報(顧客情報)が記憶され
ていると共に、顧客へ配信可能な多種多様な情報(本発
明に係るコンテンツ情報に相当する)も記憶されてい
る。なお、顧客へ配信可能な情報の種類としては、例え
ば静止画像を表す静止画像情報や動画像を表す動画像情
報、音声情報、テキスト情報等が挙げられ、様々な分野
について上記の各種情報が記憶されている。
【0039】なお、静止画像の分野としては、例えば風
景(例えば名所等の風景)、人物(例えばタレント)、
絵画、カレンダ、天気予報(配信先周辺の天気予報でも
よいし、予め指定された地域の天気予報でもよい)等が
挙げられ、動画像の分野としては、例えば映画やアニメ
ーション、スポーツの映像、時計(デジタル時計の動画
像でもよいしアナログ時計の動画像でもよい)等が挙げ
られ、音声の分野としては、例えばBGMや時報、時刻
別に予め定めた音楽等が挙げられ、テキストの分野とし
ては、例えばニュースや地域情報等が挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。
【0040】また、本実施形態に係る情報配信システム
10では、顧客が被写体を撮影することで得られた撮影
画像情報を、顧客が情報配信装置12へアップロードす
ることも可能とされており、顧客から情報配信装置12
へアップロードされた撮影画像情報もHDD14に記憶
(保管)される。このように、HDD14は請求項4
(詳しくは請求項5)に記載の記憶手段に対応してい
る。
【0041】また、情報配信装置12(の通信制御装
置)はインターネット16に接続されており、このイン
ターネット16には、複数の配信情報提供者18が各々
所有しているコンピュータ20(例えばパーソナル・コ
ンピュータ(PC)等)が接続されていると共に、プリ
ント仕上げ業者24が所有しているコンピュータ26
(例えばPC等)も接続されている。なお、インターネ
ット16に代えて高速かつ大容量の専用通信回線で構築
された他のコンピュータ・ネットワークを用いてもよ
い。
【0042】配信情報提供者のコンピュータ20には、
顧客へ配信可能な情報を記憶する配信情報記憶部22が
接続されている。また、プリント仕上げ業者24は、写
真フィルムに記録されている画像を読み取るフィルムス
キャナ、画像データが表す画像を印画紙等の記録材料に
記録するプリント仕上げ処理を行うデジタルプリンタ等
の機器から成るデジタルプリントシステム28を所持し
ている。デジタルプリントシステム28はコンピュータ
26に接続されており、インターネット16を介してコ
ンピュータ26が受信した画像データを用いてプリント
仕上げ処理を行うことも可能とされている。
【0043】情報配信者と情報配信契約を結んだ顧客
は、情報配信装置12から配信された情報を再生するた
めの情報再生機器を各々所持しているが、個々の顧客が
所持している情報再生機器の種類等は一定ではない。こ
のため、本第1実施形態では、情報配信装置12から顧
客への情報の配信方法として、顧客が所持している情報
再生機器の種類等に応じて幾つかの配信方法が用意され
ている。
【0044】顧客が所持している典型的な情報再生機器
は、図1に「顧客A」と表記して示すように、インター
ネット16に接続する機能を備えたPC30(他の情報
処理装置でもよい)である。また、このPC30に、イ
ンターネット16を介してPC30が情報配信装置12
から受信した情報を再生するための機器(例えば図1に
破線で示すTV32、携帯機器(携帯電話機やPHS、
PDA等)34、電子ペーパ36、オーディオ装置38
の少なくとも1つ)が接続されている場合もある。情報
配信対象の顧客が上記のような情報再生機器を所持して
いる場合、情報配信装置12はインターネット16を介
して顧客のPC30へ情報を配信する。
【0045】なお、電子ペーパ36は極めて薄くかつ可
撓性を有し、電気泳動現象等を利用して任意の情報を表
示可能な表示装置であるが(例えば特表平11−502
950号公報、日経エレクトロニクス2000.12.4(no.78
4)P40等参照)、これに代えて通常の液晶ディスプレイ
(LCD)を用いても良いことは言うまでもない。
【0046】また、顧客によっては、図1に「顧客B」
と表記して示すように、情報再生機器として、インター
ネット16に接続する機能を備えた携帯機器40のみを
所持している場合もある。情報配信対象の顧客が携帯機
器40のみを所持している場合、情報配信装置12は、
配信する情報を携帯機器40への配信に適した情報へ加
工した後に、インターネット16を介して顧客の携帯機
器40へ情報を配信する。
【0047】また、図1に「顧客C」と表記して示すよ
うに、配信情報処理部44及び記憶部46が接続された
TV42を情報再生機器として所持している顧客も存在
している。情報配信対象の顧客が上記構成のTV42を
所持している場合、情報配信装置12は、配信する情報
をTV42への配信に適した情報へ加工した後に、放送
業者48に対して前記情報の配信を依頼することで、顧
客のTV42へ情報を配信する。
【0048】次に本第1実施形態の作用を説明する。顧
客は、情報配信者と情報配信契約を結ぶ際に、情報の配
信方法、配信を希望する情報の種類や分野、配信タイミ
ング(情報の配信日時又は配信周期)、配信された情報
を再生する情報再生機器の構成等の情報を情報配信者へ
通知する。情報配信者は、情報配信契約を結んだ個々の
顧客に顧客IDを付与すると共に、顧客から通知された
情報に基づいて、情報配信装置12のHDD14に、例
として次の表1に示すような顧客情報を登録する。
【0049】
【表1】
【0050】表1に示す顧客情報は、顧客情報の一例
(単一の顧客に対応する1レコード分の顧客情報の一
例)を示しており、個々の顧客の属性情報として、「顧
客ID」には顧客IDが、「情報配信方法」には顧客へ
情報を配信する際の配信方法を規定する情報が、「配信
先特定情報」には配信先を特定するための情報(例えば
顧客のPC30のIPアドレスや顧客の携帯機器40の
端末番号等)が各々設定される。また「全情報再生機器
の構成」には、顧客が所持している全ての情報再生機器
(配信された情報の再生に使用可能な全ての情報再生機
器)の各々の構成(種類・再生可能な情報フォーマット
・再生性能(例えば画像を再生表示する画像表示機器に
おける表示解像度や階調数、表示色域等))を表す情報
が、「画像表示レイアウト」には、単一の画像表示機器
に複数の情報を再生表示する際の表示レイアウト(一例
を図2に示す)を規定する情報が各々設定される。
【0051】また、表1において「配信情報A」と表記
した6項目の情報は、単一の配信情報(顧客が配信を希
望している個々の情報)に対応する属性情報であり、上
記6項目の情報を1レコードとして、顧客が指定した配
信情報の数と同数のレコードが設けられ、顧客の指定に
応じて各レコードに属性情報が設定される。
【0052】各項目に設定される属性情報は、詳しく
は、「種類・分野」には配信情報の種類(静止画像/動
画像/音声/テキスト…)及び分野(例えば画像であれ
ばどのような画像か等)が設定され、「配信タイミン
グ」には配信情報の配信周期又は配信日時が各々設定さ
れる。なお、本実施形態では顧客へ配信可能な全ての情
報に各々IDを付加することで個々の情報を識別してお
り、顧客が、特定の日時に特定の情報の配信を希望して
いる場合、「種類・分野」には前記特定の情報のIDが
設定される。
【0053】また「使用する情報再生機器」には、前述
の「全情報再生機器の構成」で構成が規定された各情報
再生機器のうち、対応する配信情報の再生に使用する情
報再生機器を規定する情報が、「その他の属性」には配
信情報に関する他の属性情報が各々設定される(一例と
して表1には、該当情報としての風景画像に説明文(テ
キスト)を付加することを顧客から指示されたことが、
属性情報として設定されている例を示す)。また「配信
履歴」には、過去に該当情報として配信した情報のID
及び配信日時が情報配信装置12によって自動的に設定
される。更に、「その他の配信先」は、該当情報を他の
特定の配信先へも配信することを顧客が希望している場
合に、該当情報を前記特定の配信先へ配信するために必
要な情報(顧客ID、配信方法、配信先を特定するため
の情報等)が設定される。
【0054】次に、情報配信装置12によって常時実行
される情報配信処理について、図3のフローチャートを
参照して説明する。ステップ100では、HDD14に
記憶されている個々の顧客の顧客情報を、個々の配信情
報の属性情報を単位として順に参照し、顧客へ配信すべ
きタイミングが到来している配信情報が有るか否か判定
する。判定が否定された場合には、判定が肯定される迄
ステップ100を繰り返す。
【0055】例えば、「配信履歴」に設定されている前
回の情報配信日時から、「配信タイミング」に設定され
ている配信周期に相当する時間が経過した配信情報を発
見した場合や、「配信タイミング」に設定されている配
信日時が到来した配信情報を発見した場合には、ステッ
プ100の判定が肯定されてステップ102へ移行し、
「種類・分野」に設定されている条件に合致する情報が
HDD14に記憶されているか否かを検索する。
【0056】具体的には、「種類・分野」に配信情報の
IDが設定されている場合には、該IDによって特定さ
れる情報(例えば特定の撮影画像情報)を検索し、「種
類・分野」に配信すべき情報の種類・分野が設定されて
いる場合には、設定されている種類・分野に合致してい
る情報(配信に適した情報)を検索する。なお、設定さ
れている種類・分野に合致する情報の検索に際しては、
「配信履歴」に設定されている過去に配信した情報のI
Dに基づき、過去に配信した情報は検索対象から除外す
る(配信しない)ようにしてもよいし、過去に配信した
情報であっても配信頻度が所定値以下であれば検索対象
に含める(他に配信対象として適当な情報がなければ配
信する)ようにしてもよい。
【0057】次のステップ104では、ステップ102
の検索によって該当する情報を発見したか否か判定す
る。判定が肯定された場合には発見した情報をHDD1
4から読み出してステップ110へ移行するが、判定が
否定された場合にはステップ106へ移行し、配信情報
の検索条件(例えば配信情報の「種類・分野」や「配信
履歴」)をインターネット16経由で他の配信情報提供
者18に通知し、条件に合致する情報の提供を要請す
る。そして、ステップ108では配信情報提供者18か
ら情報を受信する迄待機する。要請を受けた配信情報提
供者18は、通知された検索条件に合致する情報が配信
情報記憶部22に記憶されているか否かを検索し、検索
によって抽出された情報を情報配信装置12へ送信す
る。この情報を受信することでステップ108の判定が
肯定され、ステップ110へ移行する。
【0058】情報配信装置12のHDD14に記憶可能
な情報量には限りがあるが、配信に適した情報がHDD
14に記憶されていなかった場合には、上記のように他
の配信情報提供者18に情報の提供を要請することで他
の配信情報提供者18から情報の提供を受けるので、顧
客へ多種多様な情報を配信することができる。
【0059】なお、上述したステップ106,108
は、説明を簡単にするために、単一の配信情報提供者1
8から情報の提供を受ける場合を示しているが、複数の
配信情報提供者18から情報の提供を受けるようにして
もよい。この場合、情報提供の要請順序を定めておき
(順序は固定的に定めてもよいし、情報の種類や分野毎
に定めてもよい)、まず順序が最上位の配信情報提供者
18に情報提供を要請し、該配信情報提供者18が配信
情報として適当な情報を保有していない場合に、順序が
より下位の配信情報提供者18に対して情報提供を要請
するようにしてもよいし、複数の配信情報提供者18に
対して提供可能情報の通知を各々要請し、各配信情報提
供者18から各々通知された提供可能な情報のリスト等
に基づいて、配信情報として最適な情報を選定し、選定
した情報を保有している配信情報提供者18に前記情報
の提供を要請するようにしてもよい。
【0060】なお、上述したステップ100〜ステップ
108は本発明の選定手段(詳しくは請求項4,請求項
6及び請求項7に記載の選定手段)に対応している。
【0061】ステップ110では、HDD14から読み
出すか、又は配信情報提供者18から受信することで取
得した配信情報に対して何らかの画像処理を行う必要が
あるか否か判定する。この判定は、取得した配信情報が
画像情報でない場合には無条件で否定され、ステップ1
14へ移行する。
【0062】一方、例えば取得した配信情報(画像情
報)が、「使用する情報再生機器」に設定されている情
報再生機器での再生表示に適していない場合(例えば情
報フォーマット(例えばjpeg,gif,png,bmp等)、表示解
像度、階調数、表示色域等の不一致)は、ステップ11
0の判定が肯定されてステップ112へ移行し、必要な
画像処理として、取得した配信情報を、使用する情報再
生機器での再生表示に適した情報へ変換する画像処理を
行う。なお、例として表1に示すように「使用する情報
再生機器」として複数の情報再生機器が設定されてお
り、各々の情報再生機器で再生可能な情報フォーマット
や表示解像度、階調数、色域等が一致していない場合に
は、ステップ112において、取得した配信情報を、各
々の情報再生機器に対応する複数種の配信情報へ変換す
る。
【0063】また、例えば取得した配信情報(画像情
報)が表す画像のフレームサイズが、「画像表示レイア
ウト」に設定されている情報によって規定されている表
示領域のフレームサイズと不一致の場合も、ステップ1
10の判定が肯定されてステップ112へ移行し、必要
な画像処理として、取得した配信情報が表す画像のフレ
ームサイズを、表示領域のフレームサイズに応じて拡大
又は縮小する画像処理を行う。
【0064】また、例として表1に示すように、顧客か
ら特定の画像処理の実行を指示されていることが「その
他の属性」に属性情報として設定されていた場合にも、
ステップ110の判定が肯定されてステップ112へ移
行し、顧客から実行を指示された画像処理(表1の例は
風景画像への説明文(テキスト)の付加)を行う。
【0065】更に、取得した配信する画像情報の属性に
応じて選択的に画像処理を行うようにしてもよい。例え
ば配信する画像情報が、配信先の顧客からアップロード
された撮影画像情報であれば、撮影画像情報が表す画像
の内容に応じた画像処理を行うことができる。画像の内
容に応じた画像処理としては、前記画像が風景を被写体
とする風景画像であれば、例えば前記画像が表す風景の
季節・天候・時間帯(晴れ/曇り/雨/風や夜明け/昼
/夕焼け)に応じて画像の色味等を修正する画像処理等
が挙げられ、前記画像が人物を被写体とする人物画像で
あれば、画像の鮮鋭度を若干低下させソフトフォーカス
にて撮影したに等しい画質の画像へ変化させる画像処理
や、人物の肌色の部分を抽出し肌色が適正に再現される
ように色味等を修正する画像処理等が挙げられる。
【0066】また、配信する画像情報の属性等とは無関
係に、配信する画像情報に対して一律に画像処理(例え
ば画像を油彩画風/水彩画風/水墨画風/アニメーショ
ン風に変化させる画像処理や、特定のキャラクタを合成
する画像処理等)を行うようにしてもよい。
【0067】またステップ112において、画像情報以
外の情報が配信対象の場合にも、再生に使用する情報再
生機器に応じて所定の処理を行うようにしてもよい。例
えば音声情報が配信対象の場合に、音声の再生に使用す
る機器に応じてチャンネル数(モノラル/ステレオ/4
チャンネル/5.1チャンネル)の変更や、イコライジ
ング等の処理を行うようにしてもよい。なお、上述した
ステップ110,112は請求項8及び請求項9に記載
の配信手段に対応している。
【0068】次のステップ114では配信情報に関連す
る情報も配信するか否か判定する。なお、配信情報が風
景画像である場合、関連情報としては、例えば被写体
(名所等)を説明するテキスト、撮影日時や撮影条件等
を示すテキスト、被写体の場所や撮影場所を示す地図、
被写体の場所を訪問するツアーの参加申し込みが可能な
ウェブサイトのURLを示すテキスト等が挙げられる。
また、配信情報が映画(動画像)である場合、関連情報
としては、例えば監督名や俳優名、公開年月を紹介する
テキスト、映画の解説文を紹介するテキスト、公開時の
宣伝ポスターを示す画像、監督や俳優が同一の他の映画
やジャンルが同一の他の映画等を紹介するテキスト又は
画像、配信する映画が収録されたビデオやDVDを購入
可能なウェブサイトのURLを示すテキスト等が挙げら
れる。また、配信情報が音楽である場合、関連情報とし
ては、例えば演奏者や作詞作曲者、録音年月日を紹介す
るテキスト、演奏者又は作詞作曲者が同一の他の音楽の
タイトル等を紹介するテキスト、配信する音楽が収録さ
れたCDを購入可能なウェブサイトのURLを示すテキ
スト等が挙げられる。
【0069】上記のような関連情報は、全ての配信情報
に一律に付加して配信するようにしてもよいし、事前に
顧客と情報配信契約を結ぶ際に関連情報も配信するか否
かを取り決めておくようにしてもよいし、インターネッ
ト16を介して顧客から関連情報の配信が要求された場
合にのみ配信するようにしてもよい。関連情報を配信し
ない場合には、ステップ114の判定が否定されてステ
ップ124へ移行するが、関連情報を配信する場合に
は、ステップ114の判定が肯定されてステップ116
へ移行し、関連情報として配信可能な情報がHDD14
に記憶されているか否かを検索する。
【0070】ステップ118では、ステップ116の検
索によって該当する情報を発見したか否か判定する。判
定が肯定された場合には発見した情報をHDD14から
読み出してステップ124へ移行するが、判定が否定さ
れた場合にはステップ120へ移行し、配信情報のID
等をインターネット16経由で他の配信情報提供者18
に通知し、配信情報に関連する情報の提供を要請する。
そして、ステップ122では配信情報提供者18から関
連情報を受信する迄待機する。なお、上述したステップ
114〜ステップ122は請求項10に記載の選定手段
に対応している。
【0071】要請を受けた配信情報提供者18は、通知
されたIDの情報(配信情報)に関連する情報が配信情
報記憶部22に記憶されているか否かを検索し、検索に
よって抽出された情報を情報配信装置12へ送信する。
この情報を受信することでステップ122の判定が肯定
され、ステップ124へ移行する。
【0072】そしてステップ124では、配信情報(及
び関連情報)を、「情報配信方法」に設定されている情
報によって規定された配信方法(インターネット16経
由での配信又は放送業者48経由での配信)で、「顧客
ID」によって特定される顧客へ配信する(なお「その
他の配信先」に情報が設定されていた場合には、該情報
によって特定される配信先へも配信する)。そして、顧
客情報の「配信履歴」を更新した後にステップ100に
戻り、ステップ100以降を繰り返す。なお、ステップ
124は本発明の配信手段(詳しくは請求項5,請求項
7,請求項13及び請求項14に記載の配信手段)に対
応しているなお、上記の情報の配信は、具体的には、例
えば図1に「顧客A」と表記して示すように、インター
ネット16に接続する機能を備えたPC30を配信先の
顧客が所持している場合、或いは、例えば図1に「顧客
B」と表記して示すように、配信先の顧客がインターネ
ット16に接続する機能を備えた携帯機器40を所持し
ている場合には、インターネット16経由での情報の配
信は、例えば顧客の情報受信端末(PC30又は携帯機
器40)のアドレス(例えばPC30のIPアドレス、
或いは携帯機器40の端末番号)を指定して情報を送信
することによって行われ、この情報が認証等の手続きを
経て情報受信端末で受信されることによって成され、配
信された情報が顧客のPC30又は携帯機器40に内蔵
されている記憶手段(HDDやメモリ等)に一旦記憶さ
れる。
【0073】また、PC30にTV32や携帯機器3
4、電子ペーパ36、オーディオ装置38等の情報再生
機器が接続されており、PC30以外の情報再生機器が
情報の再生に使用する情報再生機器として顧客から指定
されている場合(顧客情報の「使用する情報再生機器」
に、PC30以外の情報再生機器を使用することを規定
する情報が設定されている場合)には、PC30に内蔵
されている記憶手段に一旦記憶された情報は、前述の情
報受信ソフトにより、該当する情報再生機器へ再配信さ
れる。そして、配信された情報が、自動的に又は顧客か
らの指示を契機として、顧客から指定された情報再生機
器によって再生されることになる。
【0074】また、例えば図1に「顧客C」と表記して
示すように、配信先の顧客が、配信情報処理部44及び
記憶部46が接続されたTV42を所持している場合に
は、配信する情報に顧客IDを付加(顧客IDに代えて
配信先を特定するための他の情報を用いてもよい)して
放送業者48へ送信することで、放送業者48に対して
前記情報の配信を依頼する。なお、この情報は暗号化し
た後に放送業者48へ送信するようにしてもよい。配信
を依頼された放送業者48は、情報配信装置12から受
信した情報を配信信号へ変調し、この配信信号を特定チ
ャンネルの信号として放送するか、通常のTV放送の信
号に重畳して放送する。
【0075】TV42に接続された配信情報処理部44
は、特定チャンネルの信号として放送される変調信号を
受信するか、或いはTV42が受信したTV放送の信号
に配信信号が重畳されているか否かを監視して、TV放
送の信号に配信信号が重畳されていた場合に配信信号を
抽出し、受信又は抽出した配信信号に付加されている顧
客IDを記憶部46に予め記憶されている顧客IDと照
合する。顧客IDが一致していた場合には、抽出した配
信信号が自局宛の配信信号であると判断し、抽出した配
信信号を復調して記憶部46に記憶させる。そして、配
信された情報が、自動的に又は顧客からの指示を契機と
して、TV42(又は他の情報再生機器でも良い)によ
って再生される。
【0076】情報配信装置12で上述した情報配信処理
が繰り返されることにより、情報配信者と情報配信契約
を結んだ個々の顧客が所望する種類・分野の情報が、個
々の顧客が所望する配信タイミングで個々の顧客へ配信
され、配信された情報が個々の顧客が指定した情報再生
機器で再生されることになる。
【0077】なお、顧客の希望に応じて配信する配信情
報以外の関連情報については、例えば配信情報の再生時
に、関連情報が有る(配信されている)場合には顧客に
通知し、関連情報の再生が顧客から指示された場合に再
生するようにしてもよいし、関連情報が有るか否かを顧
客に通知することなく、関連情報の再生が顧客から指示
された場合に関連情報が有れば再生し関連情報が無けれ
ばその旨を通知するようにしてもよいし、関連情報が有
る配信情報については、関連情報も同時に再生するよう
にしてもよい。上記のように関連情報を再生すること
で、情報配信装置12が提供する情報配信サービスの有
用性、娯楽性を向上させることができる。
【0078】本実施形態に係る情報配信装置12が提供
する情報配信サービスは、顧客が所望する用途等に応じ
て、配信情報の種類・分野、配信タイミング、情報表示
機器等を指定することで、様々な用途に利用することが
できる。
【0079】例えば情報再生機器として、居間等の壁に
掛けた薄型の画像表示機器(電子ペーパ36又はLC
D)を指定すると共に、配信すべき情報の種類・分野と
して風景写真や絵画の静止画像を指定し、配信タイミン
グとして適当な周期を指定すれば、表示内容が自動で定
期的に切り替わるインテリアとして利用することができ
る。
【0080】また、例えば図2に示すように、画像表示
機器の表示面が複数の表示領域に区画されるように表示
レイアウトを指定すると共に、各表示領域に表示すべき
画像を指定し、各画像の配信タイミングとして適当な周
期を指定すれば(例えばタレント画像はM日周期で配
信、風景画像はN時間周期で配信等)、各表示領域に表
示される画像が指定した周期で自動的に切り替わるの
で、画像表示機器を、多様な情報が表示される情報表示
板として機能させることができる。
【0081】また、顧客自身が被写体を撮影することで
得られた撮影画像情報を情報配信装置12へアップロー
ドすることで情報配信装置12(のHDD14)に保管
しておき、配信すべき情報として撮影画像情報を指定す
ると共に、他の配信先として親戚や知人等を指定すれ
ば、他の配信先としての親戚や知人等へ撮影画像情報が
自動的に配信され、親戚や知人等の画像表示機器に撮影
画像を表示させることができるので、親戚や知人等が撮
影画像を容易に閲覧することができる。
【0082】更に、配信すべき画像として撮影画像情報
を指定すると共に、配信タイミングとして撮影画像に関
連する日付(例えば撮影日付、記念日や祝日等の何らか
のイベントがある日付)を指定すれば、指定した撮影画
像情報が指定した日付(撮影画像に関連する日付)に自
動的に配信されるので、アルバムIDを入力したり所望
の画像を顧客自身が能動的に探す等の煩雑な作業を行う
ことなく、顧客自身が撮影した画像を顧客が適切なタイ
ミングで鑑賞することができる。
【0083】なお、情報配信システム10では、顧客へ
配信されて画像表示機器に表示された画像のうちの所望
の画像を、顧客がプリント注文することも可能とされて
いる。顧客によるプリント注文は、例えば顧客のPC3
0又は携帯機器40からインターネット16経由で行う
ようにしてもよいし、電話等の他の通信手段を介して情
報配信者へ連絡することで行うようにしてもよい。顧客
からのプリント注文は、配信した画像を単に写真プリン
ト化する注文に限定されるものではなく、合成すべきテ
キストや他の画像を指定したり、濃度・色味・階調等の
調整を併せて指示することも可能とされている。
【0084】顧客からのプリント注文を受けると、情報
配信装置12はプリント注文対象の画像情報、注文主で
ある顧客に関する情報、注文内容を表す情報等をプリン
ト仕上げ業者24へ送信し、プリント仕上げ処理の実行
を依頼する。インターネット16及びコンピュータ26
を介してプリント注文対象の画像情報を受信したプリン
ト仕上げ業者24は、受信した画像情報を用い、受信し
た情報が表す注文内容に従ってデジタルプリントシステ
ム28によってプリント仕上げ処理を行う。そして、プ
リント仕上げ処理によって作成した写真プリントを、情
報配信装置12から通知された顧客の自宅等へ発送す
る。これにより、顧客がプリント注文を行った結果が顧
客の手元に届くことになる。
【0085】また、情報配信システム10では、顧客へ
配信された情報のうち、顧客が指定した所望の情報のオ
リジナルデータを顧客のPC30等へ転送(ダウンロー
ド)するサービスも提供している。顧客のプリント注文
に応じてプリント仕上げ処理を行ったり、顧客の要求に
応じてオリジナルデータを転送(ダウンロード)した場
合の決済は、例えば顧客への情報配信についての対価を
顧客に請求する際に、プリント注文又はダウンロードに
ついての対価を加算して請求することで行うことができ
る。
【0086】なお、第1実施形態において、配信情報が
撮影画像情報である場合にも、配信する撮影画像情報の
関連情報を送信することは可能である。例えば顧客が撮
影画像情報をアップロードする際に、個々の撮影画像の
属性情報(撮影日時や撮影場所、撮影の動機になったイ
ベントの種類(例えば旅行や運動会等)やその他)の送
信も要請し、顧客から受信した属性情報を撮影画像情報
と対応付けて記憶(保管)しておき、特定の撮影画像情
報を配信する際に、該撮影画像情報が表す撮影画像の属
性情報を参照し、撮影日時や撮影場所、イベントの種類
等に基づいて関連情報(例えば百科事典的な情報でもよ
いし広告情報でもよい)を検索して付加するようにして
もよい。
【0087】また、撮影画像情報と対応付けて記憶して
いる属性情報に基づいて、顧客が興味を持っている分野
(好みの傾向)等を個々の顧客毎に分析し、個々の顧客
の嗜好に合致した情報を関連情報として配信するように
してもよい。関連情報を上記のように選定することは請
求項12に記載の選定手段に対応している。
【0088】また、上述した撮影画像の属性情報は、例
えば顧客が手入力で設定してもよいが、自動的に設定す
ることも可能である。すなわち、顧客が被写体の撮影に
用いたカメラが、グローバルポジショニングシステム
(GPS)機能を有し、撮影時に撮影日時や撮影場所
(及び高度)も同時に記録するGPS内蔵カメラであれ
ば、この情報を入手することで撮影日時や撮影場所を自
動的に判断することができる。また、GPS内蔵カメラ
に方向探知機用方位指示器が搭載されていれば、水平面
内及び垂直面内の撮影方位角も記録することができるの
で、これらの情報や撮影倍率等の情報を入手して地図デ
ータベース等と照合することで、被写体を推定すること
も可能である。更に、全国各地で開催されたイベント
を、開催場所や開催日時等の情報を対応付けてデータベ
ースとして記憶しておけば(このデータベースは、例え
ば情報配信装置12に設けてもよいし、インターネット
16に接続された特定のウェブサーバに設けてもよ
い)、撮影日時や撮影場所をキーにして前記データベー
スを検索することで、撮影時に撮影場所で開催されてい
たイベントを判断することも可能となる。
【0089】また、GPS機能及び方向探知機用方位指
示器を内蔵したカメラに無線通信を行う機能を搭載し、
撮影時(例えばシャッタボタンが半押しされた等)や撮
影画像の再生時に、撮影場所や撮影方位角(及び撮影日
時)を情報配信装置12へ送信するように構成すると共
に、情報配信装置12を、カメラから撮影場所や撮影方
位角(及び撮影日時)を受信すると、受信した情報に基
づき上述した被写体の推定を行った後に、推定した被写
体に関連する情報を検索し、検索によって得られた情報
を情報送信元のカメラへ配信するように構成してもよ
い。これにより、顧客が特定被写体を撮影したり、特定
被写体を撮影した画像を再生表示させると、前記特定被
写体に関連する情報が情報配信装置12から直ちに配信
されてカメラで再生されることになる。
【0090】また、上記では配信すべき画像情報に対
し、顧客からテキストの付加等の特定の画像処理の実行
を指示されていることが「その他の属性」に属性情報と
して設定されていた場合にのみ、顧客から実行を指示さ
れた画像処理を行っていたが、これに限定されるもので
はなく、画像表示機器に再生表示された画像を見た顧客
より、例えば音声やコメントの追加、他の画像との合
成、濃度・色味・階調等の調整が指示された場合にも顧
客からの指示に応じた画像処理を行い、画像処理を経た
画像情報を再配信するようにしてもよい。
【0091】更に、上記では常に予め指定された配信タ
イミングで情報を配信する場合を説明したが、これに限
定されるものではなく、例えば画像表示機器に表示され
た特定の画像に対し、「重要」な画像であることを表す
情報、或いは「お気に入り」の画像であることを表す情
報を顧客から受信した場合には、前記特定の画像の表示
期間を延長する(次に配信する画像の配信時期を遅らせ
る)ようにしてもよいし、次回以降の配信情報の選定に
際し、前記特定の画像の配信頻度が高くなるように、配
信情報の選定を行うようにしてもよい。
【0092】また、上記では顧客の撮影画像情報につい
ても、単に指定された撮影画像情報を指定された配信タ
イミングで配信する例を説明したが、これに限定される
ものではなく、例えば顧客からアップロードされて保管
している全ての撮影画像情報について、所定期間(例え
ば1年)内の配信頻度を計数し、特定の撮影画像情報の
配信が指定されていない期間に、未配信又は配信頻度が
比較的低い撮影画像情報を顧客へ配信するようにしても
よい。これにより、顧客からアップロードされて保管し
ている全ての撮影画像情報を、配信漏れや配信頻度の極
端な偏りを生じさせることなく配信することができる。
【0093】また、配信する情報にゲームやクイズ等の
娯楽の要素を組み込んでもよい。例えば画像情報の配信
に際し、特願2000−198126号のように、画像
情報が表す画像を複数の領域に分割すると共に1つ以上
の領域をクイズ領域に設定し、クイズ領域に対して画像
合成、形状変更、色又は濃度の変更のうちの少なくとも
1つを行う画像処理を施し、画像処理後の画像情報を配
信すれば、配信されて再生表示された画像を参照した顧
客が、所謂間違い探しのようなゲームを行うことができ
る。また、顧客の嗜好に合致した内容で、PC30又は
携帯機器40等で実行可能なゲームソフトを配信するよ
うにしてもよい。これにより、情報配信による娯楽性を
更に向上させることができる。
【0094】〔第2実施形態〕次に本発明の第2実施形
態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分
には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0095】図4には本第2実施形態に係る情報配信シ
ステム50が示されている。情報配信システム50の情
報配信装置12が提供するサービスを利用する顧客(図
4では「顧客D」と表記して示す)は管理サーバ52を
所持している。この管理サーバ52は、顧客の家庭内の
情報機器の動作を把握する機能を備えている。なお、以
下では情報機器としてTV32を例に説明する。
【0096】管理サーバ52とTV32とのインタフェ
ースには幾つかの態様が考えられるが、例えばTV32
に対する顧客からの指示(電源のオンオフや視聴チャン
ネルの指定等)がTV32から管理サーバ52へ伝達さ
れ、放送業者48が放送する複数チャンネルのTV放送
の信号のうち、顧客から指定されたチャンネルのTV放
送の信号を受信し、受信した信号をTV32へ出力する
ことを管理サーバ52が行うことで、顧客が指定した視
聴チャンネルの番組(動画像)がTV32に表示される
インタフェースを採用することができる。また、TV3
2に対する顧客からの指示はTV32から管理サーバ5
2へ伝達されるものの、TV放送の信号の受信はTV3
2が行うインタフェースを採用することもできる。上記
のようなインタフェースを採用することにより、管理サ
ーバ52がTV32の動作(視聴開始/終了時刻、視聴
チャンネル等)を把握することができる。
【0097】また、管理サーバ52はインターネット1
6に接続されている。本第2実施形態に係る情報配信シ
ステム50では、管理サーバ52が把握しているTV3
2の動作に基づき、管理サーバ52及び情報配信装置1
2の少なくとも一方により、顧客が視聴しているTV番
組の分野や内容が判断される。
【0098】TV番組の分野や内容の判断は、例えば放
送業者が放送している番組の分野や内容を各チャンネル
毎及び各時間帯毎に記憶したTV番組データベースを情
報配信装置12のHDD14に記憶しておき、管理サー
バ52は把握したTV32の動作(視聴開始/終了時
刻、視聴チャンネル等)をインターネット16経由で情
報配信装置12へ単に通知し、情報配信装置12は通知
された情報をキーにしてTV番組データベースを検索す
ることで行うことができる。また、TV番組データベー
スを検索することに代えて、情報配信装置12が通知さ
れた情報を放送業者48に送信し、顧客が視聴している
TV番組の分野や内容を放送業者48に問い合わせるこ
とで判断することも可能である。
【0099】また、TV番組の分野や内容は、例えば放
送業者48が、番組の分野や内容等を表す番組情報をT
V放送の信号に重畳して放送し、受信したTV放送の信
号からTV32又は管理サーバ52が番組情報を抽出
し、この番組情報の内容を管理サーバ52が参照するこ
とで判断するか、又は管理サーバ52がインターネット
16経由で情報配信装置12へ送信し、情報配信装置1
2が受信した番組情報の内容を参照することで判断する
ことも可能である。、また、顧客が視聴しているTV番
組の音声を管理サーバ52が認識し、頻出する単語の分
野や意味、或いは特定分野の単語の頻度に基づいて、T
V番組の分野や内容を管理サーバ52が自動的に判断す
ることも可能である。また、管理サーバ52から通知さ
れたTV32の動作に基づき、顧客が視聴しているTV
番組の信号を情報配信装置12が受信し、上記処理を情
報配信装置12が行うようにしてもよい。
【0100】顧客が視聴しているTV番組の分野や内容
が判断されると、情報配信装置12は、第1実施形態で
説明した情報配信処理(図3)のステップ116〜ステ
ップ122と同様にして、顧客が視聴しているTV番組
の分野や内容に関連する情報を検索し(この処理は請求
項11に記載の選定手段に対応している)、抽出された
関連情報を顧客が所持している管理サーバ52へインタ
ーネット16経由で配信する。管理サーバ52は、情報
配信装置12から配信された関連情報を、該関連情報の
配信に適した情報再生機器(例えば関連情報が画像情報
であれば管理サーバ52に接続された電子ペーパ36等
の画像表示機器)へ再配信する。
【0101】これにより、関連情報が再配信された情報
再生機器で、顧客が視聴しているTV番組の分野や内容
に関連する情報が再生されるので、顧客は、TV32に
映っているTV番組を視聴しながら、情報再生機器によ
って再生された関連する情報も楽しむことができる。な
お、配信された関連情報をTV32へ再配信すること
で、関連情報もTV32で再生する(例えば関連情報が
画像情報であればTV32の表示面内に設けた小領域内
に表示する、或いはコマーシャルが放映されている期間
に表示する等)ようにしてもよい。
【0102】なお、第2実施形態において、配信する関
連情報は、配信先の顧客からアップロードされてHDD
14に保管している撮影画像情報であってもよい。一例
として、特定の場所をテーマとするTV番組を顧客が視
聴している際に、顧客が前記特定の場所を以前に訪れた
ときのシーンを表す撮影画像情報を配信するようにすれ
ば、再生された撮影画像を参照することで特定の場所を
訪れた際の記憶が蘇る等のように、顧客にとっての情報
配信の有用性や娯楽性を向上させることができる。
【0103】また、第2実施形態において、顧客が視聴
したTV番組の分野や内容を情報として蓄積記憶し、蓄
積記憶した情報に基づいて顧客が興味を持っている分野
(好みの傾向)等を分析し、顧客の嗜好に合致した情報
を関連情報として配信するようにしてもよい。関連情報
を上記のように選定することは請求項12に記載の選定
手段に対応している。
【0104】また、第2実施形態において、例えば顧客
が視聴しているTV番組が特定の商品を紹介する内容で
あった場合、或いはTV32に前記特定の商品のコマー
シャルが映っていた場合に、顧客の自宅近くに位置して
おり、かつ前記特定の商品を取り扱っている商店の広告
を配信するようにしてもよい。TV32に特定の商品が
映っているか否かの識別についても、TV放送の信号に
重畳された情報、音声認識、或いは放送業者へ問い合わ
せることで行うことができる。
【0105】更に、第2実施形態では、請求項11に記
載の「顧客が別の通信手段を介して取得している情報の
内容」の一例として、「顧客がTV32で視聴している
TV番組の分野や内容」を例に説明したが、「別の通信
手段を介して取得又は発信している情報の内容」は、例
えば顧客がPC54(図4参照)及びインターネット1
6を介して受信又は発信した情報の分野や内容であって
もよいし、顧客がラジオ56(図4参照)によって受信
・聴取しているラジオ番組の分野や内容であってもよい
し、顧客が電話機58及び電話網60(図4参照)を介
して通話している内容(例えば会話に登場する人物や固
有名詞等)であってもよい。また、請求項11に記載の
「顧客が再生を選択した情報の内容」としては、例えば
顧客がオーディオ装置38を用いて再生している音声の
内容(例えば再生している音楽の分野や曲名、演奏者名
等)が挙げられる。第2実施形態において、上記のよう
な内容を表す情報に基づいて、関連する情報を選定して
配信するようにしてもよいことは言うまでもない。
【0106】また、第1実施形態及び第2実施形態で
は、指定された配信タイミングで情報を配信する場合を
例に説明したが、これに限定されるものではなく、顧客
が所持している機器の動作を管理サーバ52によって検
知し、前記機器の動作状態等が変化した等のタイミング
で、変化した動作状態等に関連する情報を選定して顧客
へ配信するようにしてもよい。具体的には、例えば電話
機58(携帯電話機でもよい)の着信又は発信を検知
し、着信又は発信が有った場合に顧客と通話している相
手を認識し、認識した通話相手に関連する情報(例えば
顧客が通話相手と一緒に行った旅行での写真等)を選定
・配信するようにしてもよい。また、PC54(携帯電
話機でもよい)への電子メールの着信又は送信を検知
し、電子メールの着信又は送信が有った場合に、電子メ
ールの相手を認識し、認識した相手に関連する情報を選
定・配信するようにしてもよい。また、顧客の自宅への
来訪者を撮像するビデオカメラを設置しておき、来訪者
によって玄関のチャイムが鳴らされたか否かを検知し、
来訪者によって玄関のチャイムが鳴らされた場合に、ビ
デオカメラによる撮像によって得られる動画像に基づい
て顧客の自宅への来訪者を認識し、認識した来訪者に関
連する情報を選定・配信するようにしてもよい。更に、
顧客の調理器具の作動/作動停止を検知し、調理器具が
作動されるか作動が停止された場合に、関連する情報
(例えば料理に関連する情報や調理器具の操作に関する
情報等)を選定・配信するようにしてもよい。また、顧
客の電化製品の作動/作動停止を検知し、電化製品が作
動されるか作動が停止された場合に、関連する情報(例
えば当該電化製品の使用事例を紹介する情報や最新の製
品の広告を表す情報等)を選定・配信するようにしても
よい。また、上記の電化製品はゲーム機やカラオケ機で
あってもよい。
【0107】また、上記のように顧客が所持している機
器の動作を検知することに代えて、例えば顧客が所持し
ている本、CD、ビデオテープ、DVD等の媒体の使用
を検知し、特定の媒体が顧客によって使用される際に、
使用される特定の媒体に関連する情報を選定・配信する
ようにしてもよい。顧客によって使用される媒体を検知
することは、例えば各媒体に、各媒体の種類や内容を表
す情報を記録したICタグを各々貼付すると共に、各媒
体を使用する際に各媒体が持込まれる使用場所(例えば
CDであればCDプレーヤ、DVDであればDVDプレ
ーヤ等)、或いは未使用時に各媒体が収納される収納場
所にICタグセンサを各々設置し、このICタグセンサ
を管理サーバ52と各々接続しておき、ICタグが貼付
された特定の媒体が使用場所に持込まれるか、或いはI
Cタグが貼付された特定の媒体が収納場所から抜き取ら
れたことがICタグセンサによって検知された場合に、
特定の媒体に貼付されたICタグに記録されている情報
をICタグセンサによって読み取ることによって実現で
きる。配信された情報を再生する情報再生機器としては
任意の機器を適用可能であるが、例えば顧客が所持して
いる腕時計に設けられた表示部であってもよく、上記技
術を利用すれば、例えば顧客の自宅や図書館等におい
て、顧客が本の収納場所としての本棚から特定の本を抜
き出して手に取ると、顧客が装着している腕時計の表示
部に特定の本の内容を表すイラストや文字等が表示され
るようにすることも可能である。
【0108】また、第1実施形態及び第2実施形態で
は、顧客へ配信するために取得した情報を、情報の再生
に使用する情報再生機器での再生表示に適した情報へ変
換する画像処理を、情報配信装置12で行っていたが、
これに限定されるものではなく、顧客がPC30や管理
サーバ52等の情報処理装置を所持している場合には、
この情報処理装置で上記の画像処理を行うようにしても
よい。
【0109】また、情報再生機器は図1や図4に示した
機器に限定されるものではなく、例えば画像を再生表示
する画像表示機器として、立体表示用の特殊レンズ面
(例えばレンチキュラー)を有する立体テレビを用いて
もよい。「使用する情報再生機器」として上記の立体テ
レビが設定されている場合には、情報配信装置12(又
は顧客のPC30)において、立体テレビで画像を立体
表示させるための画像処理を配信情報に対して行えばよ
い。
【0110】更に、情報配信装置12から配信されて情
報再生機器によって再生された情報に対し、顧客が何ら
かの調整(例えば画像表示機器に表示された画像に対す
る濃度、色味、階調等の調整)を行った場合に、これを
調整情報として情報配信装置12へ送信する機能を情報
再生機器に設けておき、情報配信装置12は、顧客への
配信のために取得した情報に対し、受信した調整情報に
基づいて、顧客が行った調整に相当する画像処理を行う
ようにしてもよい。これにより、再生された情報に対
し、顧客が毎回同様の調整を行う必要がなくなる。
【0111】また、第1実施形態及び第2実施形態で
は、情報配信装置12が複数の顧客に対して情報の配信
を行う場合を説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば顧客の自宅等に設置されたコンピュータ(例
えば家庭内デジタル・ネットワーク環境において大量の
情報を蓄積する等の目的で設置されるホームサーバ(Ho
me Information Server)等)に本発明に係るプログラ
ムをインストールし、顧客の自宅等に設置されたコンピ
ュータを本発明に係る情報配信装置として機能させるこ
とで、単一の顧客(情報配信装置として機能するコンピ
ュータが自宅等に設置されている顧客)に対してのみ情
報の配信を行うようにしてもよい。
【0112】この態様においても、情報配信装置として
機能するコンピュータは、例えば第2実施形態で説明し
た管理サーバ52と同様にして、顧客が視聴しているT
V番組、或いは顧客が録画予約を行ったTV番組の分野
や内容を判断し(録画予約を行ったTV番組の分野や内
容の判断は、録画予約時、録画時、録画したTV番組の
再生時の何れのタイミングでもよい)、顧客が視聴して
いるTV番組の分野や内容に関連する情報をインターネ
ット16経由で検索し(検索すべき情報のジャンルを予
め登録しておき、判断したTV番組の分野や内容が登録
されているジャンルに合致したときにのみ検索を行うよ
うにしてもよい)、検索によって抽出された関連情報を
所定のタイミングで顧客へ提示する(顧客が視聴してい
るTV番組に関連する情報であれば顧客へ直ちに提示
し、顧客が録画予約を行ったTV番組に関連する情報で
あれば、一旦記憶装置に記憶しておき、録画したTV番
組が再生される際に顧客へ提示する等)ことができる。
関連情報を提示する情報再生機器としては、例えばTV
32を用いることができ、例えばTV32の画面内に設
けた比較的小面積のエリア内に関連情報を表示すること
で顧客へ提示することができるが、これに代えて電子ペ
ーパ36等の情報再生機器を用いてもよいし、TV32
のリモートコントローラにLCD等から成る表示部が設
けられている場合には、このリモートコントローラを情
報再生機器として用い、関連情報をリモートコントロー
ラへ送信して表示部に表示させることで顧客へ提示する
ことも可能である。
【0113】また、上記のように、顧客の自宅等に設置
されたコンピュータを本発明に係る情報配信装置として
機能させることで、情報配信装置として機能するコンピ
ュータが自宅等に設置されている顧客に対してのみ情報
の配信を行う態様において、情報配信装置は、記憶手段
に記憶されている情報(例えば本発明に係るプログラム
をコンピュータへインストールすることで記憶手段に同
時に記憶される情報や顧客により情報配信装置へアップ
ロードされて記憶手段に記憶された情報)のみを配信す
るようにしてもよい。この場合、顧客の家庭内という閉
じた環境内で情報の選定・配信が行われることになり、
情報配信装置をインターネット16等を介して外部と接
続する必要がなくなる。上記の態様では、情報配信装置
の所有者と配信された情報の被配信者(享受者)が同一
人(=顧客)になるが、このような態様における情報の
被配信者(享受者)も本発明に係る顧客に含まれる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように請求項1及び請求項
15記載の発明は、顧客より入手した情報に基づいて、
前記顧客へ配信すべきコンテンツ情報を選定し、選定し
たコンテンツ情報を所定の通信手段を介して前記顧客へ
配信するので、顧客が煩雑な作業を行うことなく、顧客
が所望するコンテンツ情報を自動的に顧客へ提供するこ
とが可能になる、という優れた効果を有する。
【0115】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、個々の顧客より入手した情報に基づいて、
顧客へ配信すべきコンテンツ情報を個々の顧客毎に選定
し、選定したコンテンツ情報を個々の顧客へ配信するの
で、上記効果に加え、より、個々の顧客が所望するコン
テンツ情報を、個々の顧客へ自動的に提供することがで
きる、という効果を有する。
【0116】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、顧客へ配信可能なコンテンツ情報を記憶す
る記憶手段に、顧客から提供されたコンテンツ情報を記
憶し、特定の顧客から提供されたコンテンツ情報を、特
定の顧客及び特定の顧客によって指示された配信先の少
なくとも一方へ配信するので、上記効果に加え、顧客が
提供したコンテンツ情報を顧客自身が容易に閲覧・鑑賞
できると共に、各顧客のプライバシーも保護できる、と
いう効果を有する。
【0117】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、配信を希望しているコンテンツ情報の分野
又は種類と、コンテンツ情報の配信タイミング又は配信
周期の少なくとも一方が顧客自身によって予め指定さ
れ、顧客からの指定に応じて前記顧客へコンテンツ情報
が配信されるように、前記顧客へ配信すべきコンテンツ
情報の選定を行うので、上記効果に加え、顧客の希望に
より合致した情報配信を行うことができる、という効果
を有する。
【0118】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、顧客へ配信するコンテンツ情報の選定を、
予め指定された配信タイミング又は配信周期に従って分
野又は種類毎を単位として行い、選定した情報を分野又
は種類を単位として前記顧客へ配信するので、上記効果
に加え、顧客が所望している配信タイミング又は配信周
期が、配信を希望しているコンテンツ情報の分野又は種
類毎に相違している場合にも、配信を希望しているコン
テンツ情報の分野又は種類毎に、顧客の希望に合致した
配信タイミング又は配信周期でコンテンツ情報を配信で
きる、という効果を有する。
【0119】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発
明において、顧客へ配信するために選定した複数の画像
情報が表す複数の画像が、配信先の顧客から予め指定さ
れた表示レイアウトで顧客の表示手段に表示されるよう
に、複数の画像情報を編集して配信するので、上記効果
に加え、配信する複数の画像情報が表す画像を、顧客の
希望に合致した表示レイアウトで顧客の表示手段に表示
させることができる、という効果を有する。
【0120】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発
明において、選定した画像情報に、画像情報の属性、配
信先の顧客からの指示、該画像情報が表す画像を表示す
るための表示手段の構成の少なくとも1つに応じた画像
処理を行った後に配信するので、上記効果に加え、顧客
の表示手段に、画像情報の属性や顧客の好み、表示手段
の構成に合致した画質・画像内容の画像を表示させるこ
とができる、という効果を有する。
【0121】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
発明において、顧客へ配信すべきコンテンツ情報として
選定したコンテンツ情報に関連するコンテンツ情報も選
定するので、上記効果に加え、情報配信の有用性や娯楽
性を向上させることができる、という効果を有する。
【0122】請求項11記載の発明は、請求項1記載の
発明において、顧客が別の通信手段を介して取得又は発
信しているコンテンツ情報の内容又は顧客が再生を選択
したコンテンツ情報の内容に関連する情報を選定するの
で、上記効果に加え、情報配信の有用性や娯楽性を向上
させることができる、という効果を有する。
【0123】請求項12記載の発明は、請求項10又は
請求項11記載の発明において、顧客より入手した情報
から顧客の好みの傾向を判断し、前記関連するコンテン
ツ情報として、顧客の好みの傾向に合致したコンテンツ
情報を選定するので、上記効果に加え、顧客の希望によ
り合致した情報を配信できる、という効果を有する。
【0124】請求項16記載の発明は、顧客より入手し
た情報に基づいて、前記顧客へ配信すべきコンテンツ情
報を選定する第1のステップ、選定されたコンテンツ情
報を所定の通信手段を介して前記顧客へ配信する第2の
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるための
プログラムであるので、顧客が煩雑な作業を行うことな
く、顧客が所望するコンテンツ情報を自動的に顧客へ提
供することが可能になる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る情報配信システムの概略
構成を示すブロック図である。
【図2】 表示レイアウトの一例を示すイメージ図であ
る。
【図3】 情報配信処理の内容を示すフローチャートで
ある。
【図4】 第2実施形態に係る情報配信システムの概略
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 情報配信システム 12 情報配信装置 16 インターネット 18 配信情報提供者 30 PC 32 TV 34 携帯機器 36 電子ペーパ 38 オーディオ装置 40 携帯機器 42 TV 44 配信情報処理部 46 記憶部 50 情報配信システム 52 管理サーバ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/173 610 H04N 7/173 610Z

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客より入手した情報に基づいて、前記
    顧客へ配信すべきコンテンツ情報を選定する選定手段
    と、前記選定手段によって選定されたコンテンツ情報を
    所定の通信手段を介して前記顧客へ配信する配信手段
    と、を含む情報配信装置。
  2. 【請求項2】 前記選定手段は、個々の顧客より入手し
    た情報に基づいて、顧客へ配信すべきコンテンツ情報を
    個々の顧客毎に選定し、前記配信手段は、前記選定手段
    によって選定されたコンテンツ情報を個々の顧客へ配信
    することを特徴とする請求項1記載の情報配信装置。
  3. 【請求項3】 前記顧客へ配信されるコンテンツ情報
    は、静止画像、動画像、音声、テキスト、プログラムの
    うちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1
    記載の情報配信装置。
  4. 【請求項4】 前記情報配信装置は、顧客へ配信可能な
    コンテンツ情報を記憶する記憶手段を更に備え、前記選
    定手段は、前記配信すべきコンテンツ情報を前記記憶手
    段に記憶されているコンテンツ情報の中から選定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報配信装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段には、顧客から提供された
    コンテンツ情報が記憶されており、前記配信手段は、前
    記配信すべきコンテンツ情報として、特定の顧客から提
    供されて前記選定手段によって選定されたコンテンツ情
    報を、特定の顧客及び特定の顧客によって指示された配
    信先の少なくとも一方へ配信することを特徴とする請求
    項4記載の情報配信装置。
  6. 【請求項6】 配信を希望しているコンテンツ情報の分
    野又は種類と、コンテンツ情報の配信タイミング又は配
    信周期の少なくとも一方が顧客自身によって予め指定さ
    れ、前記選定手段は、前記顧客から入手した前記指定の
    内容を表す情報に基づき、前記顧客からの指定に応じて
    前記顧客へコンテンツ情報が配信されるように、前記顧
    客へ配信すべきコンテンツ情報の選定を行うことを特徴
    とする請求項1記載の情報配信装置。
  7. 【請求項7】 配信を希望している複数のコンテンツ情
    報について、顧客自身によって分野又は種類が予め各々
    指定されると共に、前記分野又は種類毎に前記顧客自身
    によって配信タイミング又は配信周期が予め各々指定さ
    れ、前記選定手段は、前記配信すべきコンテンツ情報の
    選定を、予め指定された配信タイミング又は配信周期に
    従って前記分野又は種類毎を単位として行い、前記配信
    手段は、前記選定手段によって選定されたコンテンツ情
    報を前記分野又は種類を単位として前記顧客へ配信する
    ことを特徴とする請求項6記載の情報配信装置。
  8. 【請求項8】 前記配信手段は、顧客へ配信すべきコン
    テンツ情報として前記選定手段により選定された複数の
    画像情報が表す複数の画像が配信先の顧客から予め指定
    された表示レイアウトで前記顧客の表示手段に表示され
    るように、前記複数の画像情報を編集して配信すること
    を特徴とする請求項1記載の情報配信装置。
  9. 【請求項9】 前記配信手段は、顧客へ配信すべきコン
    テンツ情報として前記選定手段により選定された画像情
    報に、画像情報の属性、配信先の顧客からの指示、該画
    像情報が表す画像を表示するための表示手段の構成の少
    なくとも1つに応じた画像処理を行った後に配信するこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報配信装置。
  10. 【請求項10】 前記選定手段は、前記配信すべきコン
    テンツ情報として選定したコンテンツ情報に関連するコ
    ンテンツ情報も選定することを特徴とする請求項1記載
    の情報配信装置。
  11. 【請求項11】 前記選定手段は、顧客より入手した、
    前記顧客が別の通信手段を介して取得又は発信している
    コンテンツ情報の内容を表す情報、及び、前記顧客が再
    生を選択したコンテンツ情報の内容を表す情報の少なく
    とも一方に基づいて、前記配信すべきコンテンツ情報と
    して、前記顧客が取得又は発信又は選択したコンテンツ
    情報の内容に関連するコンテンツ情報を選定することを
    特徴とする請求項1記載の情報配信装置。
  12. 【請求項12】 前記選定手段は、顧客より入手した情
    報から顧客の好みの傾向を判断し、前記関連するコンテ
    ンツ情報として、顧客の好みの傾向に合致したコンテン
    ツ情報を選定することを特徴とする請求項10又は請求
    項11記載の情報配信装置。
  13. 【請求項13】 前記配信手段は、前記所定の通信手段
    としての通信回線網又はテレビ放送を介して配信を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の情報配信装置。
  14. 【請求項14】 前記配信手段は、テレビ放送を介して
    配信を行う場合、顧客側で情報の宛先の識別に用いるた
    めの顧客IDを配信情報に付加することを特徴とする請
    求項13記載の情報配信装置。
  15. 【請求項15】 顧客より入手した情報に基づいて、前
    記顧客へ配信すべきコンテンツ情報を選定し、前記選定
    したコンテンツ情報を所定の通信手段を介して前記顧客
    へ配信する情報配信方法。
  16. 【請求項16】 顧客より入手した情報に基づいて、前
    記顧客へ配信すべきコンテンツ情報を選定する第1のス
    テップ、及び前記選定したコンテンツ情報を所定の通信
    手段を介して前記顧客へ配信する第2のステップを含む
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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