JP2004234204A - 電子機器 - Google Patents

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Nobumichi Iwanaga
伸理 岩永
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Abstract

【課題】機器内部の記憶部に対する電子情報の読み書き処理のために主電源からの電源供給を受けることなく、その処理に要する操作を簡易化することができる電子機器を提供する。
【解決手段】電子情報が読み書きされる記憶部8と、外部からの電源供給を伴った電子情報のやり取りを中継するコネクタ4及び外部インタフェース部5と、インタフェース部を介して外部との間で電子情報をやり取りするにあたり、他の電源供給経路から外部インタフェース部5等を介した電源供給経路に切り替える電源切替部6と、外部インタフェース部5等を介して外部との間でやり取りされる電子情報を記憶部8に読み書きする制御部7とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は記憶部を有する電子機器に係り、特に外部からの電源供給が可能な入出力インタフェースを利用して記憶部に対する電子情報の読み書きを実行する電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
情報処理システムを構成する場合、その使用目的に応じた情報処理を実行する機能をコンピュータに持たせなければならない。例えば、情報通信ネットワークを介した伝送システムを構成するには、その伝送路端末装置としてコンピュータに少なくとも通信機能を持たせなければならない。ここで、コンピュータに新たな機能を追加する場合、一般的に当該機能を実現するために必要なハードウェアやソフトウェアを具備した機能拡張ユニットをコンピュータに設ける。この機能拡張ユニットとしては、通信機能について言えば、例えばモデムボードやLANボードなどがある。
【0003】
上述した機能拡張ユニットは、コンピュータ内の専用のバスに接続されることによって、CPUを搭載した制御基板であるマザーボード側から監視・制御される被制御基板として機能する。上記専用バスとしては、例えばPCI(Peripheral Component Interconnect)バスやSCSI(Small Computer System Interface)バスなどが挙げられる。また、多くの機能拡張ユニットには、例えば基板のシリアルナンバ、基板動作モード、基板上のファームウェアのバージョン等の情報処理に要する電子情報が読み書きされる記憶部が設けられている。
【0004】
この記憶部の内容を変更するには、被制御基板である機能拡張ユニットをコンピュータ内の専用バスに接続してCPUを搭載した制御基板であるマザーボードとの間の通信経路を確立し、且つコンピュータ側からユニット側に電源電圧を供給した状態において、内容変更処理用のプログラムをコンピュータに実行させる必要がある。つまり、専用バスを搭載しているコンピュータでなければ記憶部の内容を変更することはできない。
【0005】
このような機能拡張ユニットの記憶部の内容変更処理を簡易に実行するための技術として、例えば特許文献1に開示されるものがある。この特許文献1における携帯端末装置では、内部の電子回路基板から記憶媒体を取り外すことなく、外部ユニットからの信号に従って記憶媒体に記録されている情報を書き換えることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−193860号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の機能拡張ユニットなどの電子機器では、その記憶部に記録された情報を読み取ったり書き込んだりする場合、制御基板と接続するための専用バスを搭載している処理端末装置を必要とする上に、当該処理端末装置に内蔵しなければならない。このため、上記処理端末装置がない環境では記憶部に対する読み書き処理を実行することができず、また、上記処理端末装置に内蔵させるために煩雑な操作が必要になるという課題があった。
【0008】
また、特許文献1に開示されている技術では、外部ユニットとの間の情報のやり取りを中継する外部インタフェース回路の他に、携帯端末装置内の電子機器である電子回路基板に駆動電圧を供給する電源を保持している必要があり、基板内回路の肥大化や電池の交換といった基板保守の煩雑化を招いていた。また、記憶媒体に記憶される情報を書き換える処理のみを実行したい場合であっても、主電源からの電源供給を受ける必要があるため、主電源である電池の消費を早めるという課題があった。
【0009】
さらに、特許文献1に開示されている技術では、上記記憶媒体に書き込み中に、外部ユニットと記憶媒体とを接続するケーブルにノイズがのると、誤った情報が記憶媒体に書き込まれてしまっても、誤った情報の書き込みがリアルタイムに検出されない。このため、ユーザが記憶媒体への電子情報の書き込み処理に失敗したことに気付かない可能性があるという課題もあった。
【0010】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、外部からの電源供給を伴った電子情報のやり取りを中継するインタフェース部を備え、当該インタフェース部を介して供給される電源にて外部と記憶部との間で電子情報のやり取りを行うことで、機器内部の記憶部に対する電子情報の読み書き処理のために主電源からの電源供給を受けることなく、その処理に要する操作を簡易化することができる電子機器を得ることを目的とする。
【0011】
また、この発明はインタフェース部を介してやり取りされる電子情報にエラーチェック用の情報を付加して通信中にエラーチェックすることで、誤った情報がやり取りされることを防止することができる電子機器を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電子機器は、電子情報が読み書きされる記憶部と、外部からの電源供給を伴った電子情報のやり取りを中継するインタフェース部と、複数の電源供給経路と接続しており、インタフェース部を介して外部との間で電子情報をやり取りするにあたり、他の電源供給経路から当該インタフェース部を介した電源供給経路に切り替える電源切替部と、電源切替部が切り替えた経路から供給される電源にて動作し、インタフェース部を介して外部との間でやり取りされる電子情報を記憶部に読み書きする制御部とを備えるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による電子機器の構成を示すブロック図であり、電子機器の例としてコンピュータの機能を拡張させるための機能拡張ユニット(以下、被制御基板と称する)を示している。被制御基板(電子機器)1は、ケーブル3、コネクタ(インタフェース部)4及び外部インタフェース部(以下、外部I/F部と略す)(インタフェース部)5を介して外部ユニット2との間を接続した状態で記憶部8に対する電子情報(基板固有情報)の読み書きを実行する。この被制御基板1において従来の電子機器と異なる点は、第1に、外部ユニット2側の電源を被制御基板1側に供給可能な構成を有する入出力インタフェースで、コネクタ4及び外部I/F部5を構成することにある。
【0014】
この入出力インタフェースとしては、機器内部の記憶部に対する電子情報の読み書き処理に要する操作を簡易化するため、電子情報の読み書きに支障を来さない程度の通信速度と、外部ユニット2側の電源を被制御基板1側に供給可能な構成とを有し、且つ外部ユニット2に被制御基板1を内蔵することなく、外部ユニット2の外部から接続可能な入出力インタフェースを用いる。例えば、USB(Universal Serial Bus)やIEEE 1394などの、外部周辺機器の接続用としてパーソナルコンピュータに装備される入出力インタフェースが挙げられる。
【0015】
また、従来の電子機器と異なる第2の点として、本発明の電子機器は、被制御基板1が通常使用される際に用いられる電源供給経路P2(主電源の供給経路)と、記憶部8に対する電子情報の読み書き処理のみを実行するための電源供給経路P1とを切り替える電源切替部6を有している。この電源切替部6は、電源供給経路P2から電源電圧が供給されておらず、被制御基板1が通常動作を行えない状態にあっても、ケーブル3及びコネクタ4を介して外部ユニット2と接続するだけで、電源供給経路P1を介して外部ユニット2側から供給される電源電圧によって記憶部8に対する電子情報の読み書き処理を実行する構成部を駆動させるものである。
【0016】
電源切替部6としては、例えば図2に示す構成が考えられる。図において、電源切替部6は、ダイオードD1,D2及びスイッチ6aから構成されている。スイッチ6aは、電源供給経路P2に電源電圧が供給されていると開状態となり、電源供給経路P2に電源電圧が供給されていないと閉状態となる。また、ダイオードD1,D2は、電源供給経路P1,P2を介して流れる電流が互いに逆流することを防ぐ目的で設けている。この電源切替部6の主な動作を説明すると、電源供給経路P2に電源電圧が供給されているとき、スイッチ6aが開状態となり、電源供給経路P1と電源供給経路P3は遮断された状態になる。
【0017】
このとき、制御部7に対して、外部ユニット2側からの電源供給に切り替わった旨を通知する外部電源切替通知信号S1は出力されない。つまり、被制御基板1の内部構成部には、電源供給経路P2からのみ電源電圧が供給される。この状態にて、被制御基板1は、通常動作を行うこととなる。例えば、被制御基板1がコンピュータの機能を拡張する機能拡張ボードであれば、当該基板1がコンピュータ内の専用バスに装着されて動作している状態に相当する。
【0018】
一方、電源供給経路P2に電源電圧が供給されておらず、電源供給経路P1に電源電圧が供給されているとき、スイッチ6aが閉状態となり、電源供給経路P3には、電源供給経路P1からの電源電圧が供給される。このとき、制御部7に対して、外部ユニット2側からの電源供給に切り替わった旨を通知する外部電源切替通知信号S1が出力される。これにより、制御部7からの指示に従って記憶部8に対する電子情報の読み書き処理が実行されることとなる。詳細については後述する。
【0019】
制御部7は、被制御基板1の通常動作における基板1内の構成要素の動作制御を実行すると共に、特に外部ユニット2側から供給される電源電圧で駆動して記憶部8に対する読み書き処理の制御も実行する。図3は制御部7の構成の一例を示すブロック図であり、外部ユニット2と記憶部8との間でやり取りされる電子情報データのエラーチェックを行う構成を備えている。
【0020】
この制御部7の主な動作を説明すると、制御部7は、外部I/F部5を介して記憶部8に記憶させるべき電子情報であるデータ信号Saを受け取ると、内部のエラーチェック部11に出力する。エラーチェック部11では、データ信号Saをエラーチェックしつつ、バッファ9に出力する。バッファ9は、エラーチェック部11より入力したデータ信号Saを保持し、出力制御信号Scの値に従って当該保持データをデータ信号Sbとして記憶部8に書き込む。一方、データ信号Saのエラーを検出した場合、エラーチェック部11は、外部I/F部5を介して外部ユニット2にエラー検出信号Sdを出力し、データエラーの発生を通知する。このとき、データ信号Sbを記憶部8に書き込む処理は実行されない。
【0021】
また、制御部7は、外部I/F部5を介して外部ユニット2に記憶部8から読み出したデータを出力する際、CRC(Cyclic Redundancy Check)やパリティなどのエラーチェックデータも生成して一緒に出力する。つまり、エラーチェックデータ生成部10は、記憶部8から読み出した記憶部読み出し信号Sが入力されると、当該信号Sに基づいてエラーチェックデータを生成し、このエラーチェックデータと記憶部読み出し信号Sとを出力信号Sとして外部I/F部5を介して外部ユニット2に送信する。
【0022】
被制御基板1との間で電子情報をやり取りする外部ユニット2としては、少なくとも、被制御基板1上の記憶部8に電子情報として基板固有情報を書き込んだり、記憶部8から基板固有情報を読み出すためのソフトウェアを稼動させることが可能なコンピュータ装置を使用する。例えば、パーソナルコンピュータや携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)などが考えられる。また、外部ユニット2から記憶部8へデータを送信する際、書き込みデータとともにCRCやパリティなどのエラーチェックデータも送信し、且つ受信データ中のエラーチェックデータをもとに当該受信データのエラーチェックを行う機能を上記ソフトウェアに持たせてもよい。
【0023】
次に動作について説明する。
被制御基板1は、コンピュータ内の専用バスに装着して使用されることで、当該コンピュータに新たな情報処理機能を与える。上記専用バスとしては、例えばPCIバスやSCSIバスなどが挙げられる。このとき、被制御基板1は、上記専用バスを介してコンピュータ側から電源電圧が供給される。つまり、被制御基板1内部では、電源切替部6が電源供給経路P1と電源供給経路P3との間を遮断し、電源供給経路P2を介して上記電源電圧が各構成部に供給される状態となっている。これにより、被制御基板1は、コンピュータ内のマザーボードなどの制御基板から監視・制御されて通常動作を行う。
【0024】
一方、上記コンピュータから被制御基板1を取り外すと、電源切替部6は、電源供給経路P1と電源供給経路P3とを接続する。例えば、電源切替部6が、電源供給経路P2からの電源電圧によって電源供給経路P1と電源供給経路P3との接続を遮断しており、基板1の取り外しによって電源供給経路P2を介して電源が供給されなくなると、直ちに電源供給経路P1と電源供給経路P3とを接続する。
【0025】
次に、ケーブル3を介してコネクタ4と外部ユニット2とを接続すると、外部ユニット2側から電源供給経路P1,P3を介して、外部I/F部5、電源切替部6、制御部7及び記憶部8に電源電圧が供給される。このとき、電源切替部6は、外部ユニット2側からの電源供給に切り替わった旨を通知する外部電源切替通知信号S1を制御部7に出力する。これにより、被制御基板1と外部ユニット2との間でデータ通信接続が確立する。
【0026】
この状態において、外部ユニット2から被制御基板1に対してデータ書き込み要求と共に書き込みデータが送られると、外部I/F部5は、受信データ及びデータ書き込み要求をデータ信号Saとして制御部7に送信する。制御部7では、エラーチェックデータ部11やバッファ9が協働して受信データのエラーチェックを行い、エラーが検出されなければ、受信データをデータ信号Sbとして記憶部8に書き込む。また、エラーが検出されれば、記憶部8に受信データを書き込まず、外部I/F部5を介してデータエラーの発生を通知するエラー検出信号Sdを外部ユニット2に出力する。
【0027】
反対に、外部ユニット2から被制御基板1に記憶部8のデータ読み出し要求が送られると、外部I/F部5は、受信したデータ読み出し要求をデータ信号Saとして制御部7に送信する。制御部7では、データ読み出し要求に合致するデータ(記憶部読み出し信号S)を記憶部8から読み出し、当該データを基にしてエラーチェックデータ生成部10が生成したエラーチェックデータと共に出力信号Sとして、外部I/F部5を介して外部ユニット2に送信する。
【0028】
外部ユニット2では、受信データである信号Sのエラーチェックを行い、エラーを検出したら被制御基板1に対して再度読み出し要求を行う。このあと、外部ユニット2にて、規定回数受信データエラーを検出すると、読み出し不可として被制御基板1に対するデータ読み出し要求を停止する。
【0029】
次に、制御部7によるエラーチェックデータ生成処理を詳細に説明する。
図4に示すように、エラーチェックデータ生成部10は、カウンタ12、セレクタ14、誤り検出符号生成回路13、パルス生成回路15及び基準クロック発生器16から構成される。基準クロック発生器16が生成した基準クロック信号CLK1は、カウンタ12、誤り検出符号生成回路13及びセレクタ14に出力される。これにより、基準クロック信号CLK1に同期してエラーチェックデータ生成処理が実行される。カウンタ12は、基準クロック信号CLK1を基にして、記憶部8から読み出された記憶部読み出し信号Sを構成するデータ数を1ビットずつカウントし、カウント値をパルス生成回路15に出力する。
【0030】
パルス生成回路15では、カウンタ12からの出力信号であるカウント値を基にしてパルス信号Spulseを生成し、誤り検出符号生成回路13及びセレクタ14に出力する。ここでは、図5に示すように、誤り検出符号生成回路13を、例えばフリップフロップ18−0〜18−7及び排他的論理和回路17から構成した巡回シフトレジスタ回路にて実現することで、記憶部読み出し信号Sを基にしてCRCによる誤り検出符号(図5中のD0〜D7)を生成し、出力信号Seとして出力する。セレクタ14では、パルス信号Spulseを基に、記憶部読み出し信号S及び信号Seのいずれか一方を選択し、出力信号Sとして外部I/F部5に出力する。
【0031】
ここで、エラーチェックデータ生成部の動作を説明するタイミングチャートである図6に沿ってエラーチェックデータ生成処理を説明する。
先ず、記憶部8から読み出された記憶部読み出し信号Sが、a,b,c,d,・・・,y,zの順でエラーチェックデータ生成部10に入力してくると、カウンタ12が逐次カウントする。このとき、セレクタ14は、記憶部読み出し信号Sを選択しており、記憶部読み出し信号Sを出力信号Sとして出力している。同時に、誤り検出符号生成回路13は、フリップフロップ18−0〜18−7及び排他的論理和回路17からなる巡回シフトレジスタ回路によって記憶部読み出し信号Sを基にして誤り検出符号D7,D6,D5,・・・,D0を計算する。
【0032】
カウンタ12が、記憶部読み出し信号Sの最後のビットデータまでをカウントすると(図示の例では、カウント値が26となった時点)、パルス生成回路15は、パルス信号Spulseを誤り検出符号生成回路13及びセレクタ14に出力する。誤り検出符号生成回路13では、パルス信号Spulseの入力をトリガとして、誤り検出符号Seの生成を停止し、この時点で確定している誤り検出符号D7,D6,D5,・・・,D0を出力信号Seとしてそれぞれ順番にセレクタ14に出力する。
【0033】
セレクタ14では、パルス信号Spulseを受けると、誤り検出符号生成回路13からの出力信号Seを選択し、出力信号Sとして外部I/F部5に出力する。この出力信号Sは、外部I/F部5からコネクタ4及びケーブル3を介して外部ユニット2に送信される。
【0034】
続いて、カウンタ12が、誤り検出符号の数だけカウントすると(図示の例では、カウント値が33となった時点)、パルス生成回路15は、パルス信号Spulseの出力を停止する。これにより、記憶部読み出し信号Sが、制御部7内のエラーチェックデータ生成部10を通過すると、当該信号Sを構成するビット列の最後尾に誤り検出符号が付加されることとなる。
【0035】
また、外部ユニット2においても、上述したものと同様なエラーチェックデータ生成処理をハードウェア及び/又はソフトウェアにて実行することで、被制御基板1との間でエラーチェックを実施しながらデータのやり取りを行うことができる。
【0036】
次に、制御部7によるエラーチェック処理を詳細に説明する。
図7は制御部7内のエラーチェック処理を実行する構成を示す図である。図に示すように、エラーチェック部11は、基準クロック発生器19、カウンタ20及び誤り検出回路21から構成される。基準クロック発生器19が生成した基準クロック信号CLK1は、カウンタ20及び誤り検出回路21に出力される。これにより、基準クロック信号CLK1に同期してエラーチェック処理が実行される。カウンタ20は、基準クロック信号CLK1を基にして外部ユニット2から送信されたデータ信号Saを構成するデータ数を1ビットずつカウントし、カウント値を誤り検出回路21に出力する。
【0037】
誤り検出回路21は、例えば図8に示すように、フリップフロップ18−0〜18−7及び排他的論理和回路17からなる巡回シフトレジスタと論理和回路22とから構成し、基準クロック発生器19からの基準クロック信号CLK1に同期しながら、カウンタ20からのカウント値に従ってデータ信号Saについてのエラーチェック処理を実行する。ここで、データ信号Saは、図4〜6にて説明したエラーチェックデータ生成処理と同様な方法で、外部ユニット2側で誤り検出符号が付加されているものとする。
【0038】
制御部7に入力されたデータ信号Saがエラーチェック部11までに誤りが発生していなかった場合、誤り検出回路21にデータ信号Sa中の最後の誤り検出符号D0が入力された時点で、巡回シフトレジスタ回路からの出力は、CRCの計算結果によって全て0になる。従って、論理和回路22からの出力信号Sc(Sd)の値は、「0」となる。一方、誤りが発生していた場合、巡回シフトレジスタ回路からのいずれかの出力が0にならず、論理和回路22からの出力信号Sc(Sd)の値は、「1」となる。
【0039】
バッファ9では、データ信号Saに係るデータを保持すると共に、誤り検出回路21から入力した信号Scの値が「1」であると、データ信号Saに係るデータを出力せず、信号Scの値が「1」であれば、内部に保持していたデータ信号Saに係るデータを記憶部書き込み信号Sbとして記憶部8に出力する。
【0040】
ここで、エラーチェック部の動作を説明するタイミングチャートである図9に沿ってエラーチェック処理を説明する。
先ず、外部ユニット2から入力されたデータ信号Saが、a,b,c,d,・・・,D1,D0の順でエラーチェック部11に入力してくると、カウンタ20が逐次カウントする。このとき、バッファ9では、データ信号Saを逐次入力し保持する。カウンタ20が、データ信号Saの最後のビットデータまでをカウントすると(図示の例では、カウント値が33となった時点)、誤り検出回路21は、この時点で確定している誤り検出結果を、出力信号Sc,Sdとしてそれぞれバッファ9及び外部I/F部5に出力する。
【0041】
バッファ9では、出力信号Scが「0」のとき、内部に保持していたデータ信号Saに係るデータを記憶部書き込み信号Sbとして記憶部8に出力し記憶させる。一方、出力信号Scが「1」のとき、データ信号Saに係るデータを出力しない。また、外部ユニット2においても、上述したものと同様なエラーチェック処理をハードウェア及び/又はソフトウェアにて実行することで、被制御基板1との間でエラーチェックを実施しながらデータのやり取りを行うことができる。
【0042】
以上のように、この実施の形態1によれば、電子情報データのやり取りを行う外部ユニット2に内蔵することなく、その外部から接続可能な入出力インタフェースであって、外部ユニット2側から電源電圧が供給される外部I/F部5と、記憶部8と外部ユニット2との間におけるデータのやり取りを制御する制御部7と、外部I/F部5を介した電源供給経路と通常動作に用いられる電源供給経路とを切り替えて、外部ユニット2との間でデータのやり取りを実行する制御部7や記憶部8などの構成部と外部I/F部5を介した電源供給経路とを接続する電源切替部6とを備えたので、記憶部8に対する電子情報データの読み書き処理のために主電源からの電源供給を必要とせず、消費電力に関して効率的な処理が可能である。また、上記入出力インタフェースを有する外部ユニット2があればよく、専用バスを搭載する専用の処理端末装置を必要としない上、当該処理端末装置に内蔵することがないことから、記憶部8に対するデータの読み書きに要する操作を簡易化することができる。
【0043】
さらに、記憶部8に対するデータ書き込み及び/又は記憶データの読み出しの際に、データのエラーチェックを実行するエラーチェック部11やエラーチェックデータ生成部10を備えたので、ノイズなどで誤ったデータが記憶部8に書き込まれることや、被制御基板1と外部ユニット2とが互いにノイズなどで誤ったデータを受け取ることを防止することができる。
【0044】
なお、上記実施の形態1では、エラーチェックの例としてCRCとパリティを挙げたが、本発明はこれに限らず、他のエラーチェック方法を用いる構成にして構わない。この場合においても、上述したものと同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0045】
また、上記実施の形態1では、制御部7に、外部ユニット2から受信したデータのエラーチェック処理を実行する構成部と、記憶部8から読み出したデータについてのエラーチェックデータを生成する構成部の両方を設けた例を示したが、外部ユニット2の構成などを考慮していずれか一方のみとしてもよい。
【0046】
実施の形態2.
図10はこの発明の実施の形態2による電子機器の構成を示すブロック図であり、図1と同様に電子機器の例としてコンピュータの機能を拡張させるための機能拡張ユニット(被制御基板)を示している。実施の形態2による被制御基板(電子機器)1Aは、補助記憶部23を設けた点で上記実施の形態1で示した被制御基板1と異なる。補助記憶部23は、記憶部8に書き込むために外部ユニット2から送信されたデータが記憶部8に先立って書き込まれる。このとき、当該データが正常に記憶されたか否かを示す通知データも書き込まれる。これにより、当該通知データが検出されるか否かによって、補助記憶部23に正常に保持されたデータのみを記憶部8に書き込むことができる。なお、図1と同一若しくはそれに相当する構成要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0047】
次に動作について説明する。
先ず、ケーブル3を介してコネクタ4と外部ユニット2とを接続すると、外部ユニット2側から電源供給経路P1,P3を介して、外部I/F部5、電源切替部6、制御部7及び記憶部8に電源電圧が供給される。このとき、電源切替部6は、外部ユニット2側からの電源供給に切り替わった旨を通知する外部電源切替通知信号S1を制御部7に出力する。これにより、被制御基板1Aと外部ユニット2との間でデータ通信接続が確立する。
【0048】
この状態において、外部ユニット2から被制御基板1Aに対してデータ書き込み要求と共に書き込みデータが送られると、外部I/F部5は、受信データ及びデータ書き込み要求を制御部7に送信する。制御部7では、外部I/F部5を介して受信したデータを、記憶部8に先だって補助記憶部23に書き込んでいき、全データの書き込みが完了すると、通信異常がなく書き込みを終了した旨を通知する書き込み終了データ(成否情報)を書き込む。
【0049】
このあと、被制御基板1Aをコンピュータ内の専用バスに装着すると、電源切替部6が電源供給経路P1と電源供給経路P3との間を遮断し、電源供給経路P2を介して上記電源電圧が被制御基板1A内の各構成部に供給される。このとき、電源切替部6は、電源供給経路P2を介した電源供給に切り替わった旨を通知する外部電源切替通知信号S1を制御部7に出力する。
【0050】
制御部7では、外部電源切替通知信号S1を受けると、補助記憶部23に書き込まれたデータの読み取り処理を実行する。ここで、読み取ったデータの中から書き込み終了データを検出すると、制御部7は、書き込み終了データ以外の読み取りデータ、つまり、外部ユニット2から送信された書き込みデータを記憶部8に書き込み、補助記憶部23の記憶内容を全て消去する。一方、書き込み終了データが検出されないとき、制御部7は、記憶部8に対する書き込み処理を実行しない。
【0051】
このように構成することで、補助記憶部23に正常に書き込まれたデータ内容のみを記憶部8に設定することができる。例えば、補助記憶部23に対するデータ書き込み中に、外部ユニット2とコネクタ4をつなぐケーブル3が切れ、記憶部8や補助記憶部23への電源供給が切れた場合であっても、不正データが記憶部8に書き込まれることはない。
【0052】
また、制御部7は、外部電源切替通知信号S1より電源供給経路P1を介して電源供給されていることを検知した場合、補助記憶部23からのデータ読み取り処理及び記憶部8へのデータ書き込み処理を実行しない。
【0053】
以上のように、この実施の形態2によれば、記憶部8に先立って外部ユニット2からの送信データが書き込まれると共に、当該データの書き込み処理が正常に完了すると、その旨を通知する書き込み終了データが設定される補助記憶部23を設け、補助記憶部23から読み取ったデータ中に書き込み終了データが検出された場合のみ、制御部7が外部ユニット2から送信された書き込みデータを記憶部8に書き込むように構成したので、正常に書き込まれたデータ内容のみを記憶部8に設定することができる。
【0054】
なお、上記実施の形態2では、エラーチェック処理やエラーチェックデータの生成処理について言及しなかったが、上記実施の形態1と同様に、上記処理係る構成部を制御部7や外部ユニット2に持たせてバーストエラーに対応できるように構成してもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、電子情報が読み書きされる記憶部と、外部からの電源供給を伴った電子情報のやり取りを中継するインタフェース部と、複数の電源供給経路と接続しており、インタフェース部を介して外部との間で電子情報をやり取りするにあたり、他の電源供給経路から当該インタフェース部を介した電源供給経路に切り替える電源切替部と、電源切替部が切り替えた経路から供給される電源にて動作し、インタフェース部を介して外部との間でやり取りされる電子情報を記憶部に読み書きする制御部とを備えるので、機器内部の記憶部に対する電子情報の読み書き処理のために主電源からの電源供給を必要とせず、消費電力に関して効率的な処理が可能な上、その処理に要する操作を簡易化することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による電子機器の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の電源切替部の構成を示すブロック図である。
【図3】図1中の制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】図3中のエラーチェックデータ生成部の構成を示すブロック図である。
【図5】図4中の誤り検出符号生成回路の構成を示すブロック図である。
【図6】エラーチェックデータ生成部の動作を説明するタイミングチャートである。
【図7】エラーチェック処理を実行する構成部を示すブロック図である。
【図8】図7中の誤り検出回路の構成を示すブロック図である。
【図9】エラーチェック部の動作を説明するタイミングチャートである。
【図10】この発明の実施の形態2による電子機器の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1A 被制御基板(電子機器)、2 外部ユニット、3 ケーブル、4 コネクタ(インタフェース部)、5 外部I/F部(インタフェース部)、6 電源切替部、7 制御部、8 記憶部、9 バッファ、10 エラーチェックデータ生成部、11 エラーチェック部、12,20 カウンタ、13 誤り検出符号生成回路、14 セレクタ、15 パルス生成回路、16,19 基準クロック発生器、17 排他的論理和回路、18−0〜18−7 フリップフロップ、21 誤り検出回路、22 論理和回路、23 補助記憶部。

Claims (5)

  1. 電子情報が読み書きされる記憶部と、
    外部からの電源供給を伴った電子情報のやり取りを中継するインタフェース部と、
    複数の電源供給経路と接続しており、上記インタフェース部を介して外部との間で電子情報をやり取りするにあたり、他の電源供給経路から当該インタフェース部を介した電源供給経路に切り替える電源切替部と、
    上記電源切替部が切り替えた経路から供給される電源にて動作し、上記インタフェース部を介して外部との間でやり取りされる電子情報を上記記憶部に読み書きする制御部と
    を備えた電子機器。
  2. インタフェース部を介して受信した電子情報が記憶部に先だって書き込まれると共に、当該電子情報の受信の成否を特定する成否情報が書き込まれる補助記憶部を備え、
    制御部は、上記成否情報によって上記電子情報が正常に上記補助記憶部に書き込まれたと判断される場合のみ、当該電子情報を上記記憶部に書き込むことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 制御部は、外部との通信中に発生したエラーの有無を特定するための所定の内容を有するエラーチェック情報が付加された電子情報を受信すると、記憶部に書き込む前に上記エラーチェック情報が上記所定の内容に合致しているか否かによって上記電子情報のエラーチェック処理を実行し、エラーがないと判断される場合のみ上記電子情報を上記記憶部に書き込むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子機器。
  4. 制御部は、記憶部から読み出した電子情報に、外部との通信中に発生したエラーの有無を特定するための所定の内容を有するエラーチェック情報を付加して、インタフェース部を介して外部に送信することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の電子機器。
  5. インタフェース部は、USBインタフェースであることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015114993A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 株式会社東芝 通信システム、情報処理装置及び通信方法
JP2016151874A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 データ取得システム、電子機器、及び、データ取得端末

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