JP2004232983A - 復水回収装置 - Google Patents

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JP2004232983A
JP2004232983A JP2003023362A JP2003023362A JP2004232983A JP 2004232983 A JP2004232983 A JP 2004232983A JP 2003023362 A JP2003023362 A JP 2003023362A JP 2003023362 A JP2003023362 A JP 2003023362A JP 2004232983 A JP2004232983 A JP 2004232983A
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JP
Japan
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condensate
tank
pipe
cooling fluid
steam
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JP2003023362A
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Hideki Yasuhara
秀樹 安原
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TLV Co Ltd
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TLV Co Ltd
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

【課題】周辺にモヤモヤと立ち昇る再蒸発蒸気を少なくして、環境に悪影響を及ぼすことのない復水回収装置を得ること。
【解決手段】復水タンク1に復水供給管5を接続する。復水タンク1の上部に放圧管6を接続して開放タンク8内と連通する。開放タンク8に冷却流体補給管9を接続する。開放タンク8の下部と復水タンク1の上部とを、ラインポンプ11と冷却流体供給管2と圧力制御弁12を介して接続する。復水タンク1の下方に復水回収ポンプ3を接続する。
復水タンク1内の再蒸発蒸気は、圧力制御弁12から供給される冷却流体によって凝縮される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気使用機器等で発生した蒸気の凝縮水としての復水を、ボイラー等へ回収する復水回収装置に関する。蒸気使用機器で発生する復水は一般にスチームトラップを介して外部に排出されるが、排出される復水は高温高圧蒸気の復水であって、まだ高温の熱エネルギーを多く有しており、この熱エネルギーの有効利用を図るために復水の回収が従来から行なわれている。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特公昭61−18038号公報
これは、蒸気使用機器3の出口側に取り付けられたスチームトラップ4と、復水ポンプ手段5との間に放圧通路7を設けて、この放圧通路7へ差圧調節弁21を取り付けることによって、スチームトラップ4の入口側と出口側の圧力差を常時必要なだけ維持して、復水を確実に排出することができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものでは、放圧通路から復水の再蒸発蒸気が多量に排出されることにより、周囲にモヤモヤと大量の湯気が立ち昇り、環境に悪影響を及ぼす問題があった。モヤモヤと立ち昇る湯気は、見栄えが悪いだけでなく、冷却されて水滴となって周辺の装置や機器あるいは人へ悪影響を与えるのである。
【0004】
従って本発明の課題は、周辺にモヤモヤと立ち昇る再蒸発蒸気を極力少なくして、環境に悪影響を及ぼすことのない復水回収装置を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段は、蒸気使用機器で発生した復水を復水回収ポンプによりボイラーあるいは給水タンク等の復水回収先へ回収すると共に、復水の一部が再蒸発した再蒸発蒸気を弁を介して系外へ排除するものにおいて、再蒸発蒸気を凝縮させる冷却流体供給管を設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
再蒸発蒸気を凝縮させる冷却流体供給管を設けたことにより、再蒸発蒸気は冷却流体で冷却されて凝縮することにより、再蒸発蒸気の発生を少なくすることができる。
【0007】
【実施例】
図1において、復水タンク1と、この復水タンク1と接続した冷却流体供給管2と、復水回収ポンプ3、及び、復水回収ポンプ3の出口側に接続した復水回収管4とで復水回収装置を構成する。
【0008】
復水タンク1には、図示しない蒸気使用機器で発生した復水をタンク1へ供給する復水供給管5を接続する。復水タンク1は密閉状で、上部に放圧管6と圧力制御弁7を順次取り付けて、放圧管6の端部を開放タンク8内に連通する。圧力制御弁7としては、弁の入口側の圧力が所定値を越えると自動的に開弁して、再蒸発蒸気の一部を開放タンク8へ排出することのできる、いわゆる、一次圧力調整弁が適している。
【0009】
開放タンク8の上部に冷却流体補給管9を接続し、自動弁10を取り付ける。開放タンク8の下方には、ラインポンプ11を介して冷却流体供給管2と開放タンク8を接続する。冷却流体供給管2の復水タンク1側に圧力制御弁12を取り付ける。圧力制御弁12とラインポンプ11は、復水タンク1へ供給する開放タンク8内の所定温度の冷却流体の供給量を適宜コントロールするものである。
【0010】
図示はしていないが、開放タンク8には温度センサを、復水タンク1には圧力センサを取り付けて、それぞれコントローラを介して自動弁10や圧力制御弁12と接続する。
【0011】
開放タンク8の下方に給水ポンプ13を介して復水回収管4と接続する。復水回収管4は、図示しないボイラーあるいは給水タンク等の復水回収先と接続する。給水ポンプ13は、通常は駆動することがないが、開放タンク8内の液位が異常上昇した場合には駆動して、タンク8内の液体を復水回収先へ圧送するものである。
【0012】
復水タンク1の下方に連通管14を介して復水回収ポンプ3のエゼクタ15と接続する。復水回収ポンプ3は、循環ポンプ16とエゼクタ15及びそれぞれを連通する循環路17とで構成する。循環路17の一部を分岐して管路18を連通し、復水回収管4と接続する。循環路17を更に分岐して余剰流体排出管20を接続する。
【0013】
管路18を更に分岐して分岐回収管19を設け、その端部を開放タンク8内へ接続する。この分岐回収管19は、復水回収管4と接続したボイラー等が高水位となって復水を回収しきれない場合に、その復水を開放タンク8へ供給するものである。
【0014】
復水回収装置の運転を開始する場合、まず、ラインポンプ11を停止した状態で、放圧管6を介して復水供給管5からの初期復水あるいはその再蒸発蒸気を、開放タンク8内へ供給する。この供給によって、開放タンク8内の残留冷却流体が所定温度まで上昇すると、ラインポンプ11を駆動して圧力制御弁12から所定量の冷却流体を復水タンク1内へ供給することによって、タンク1内の再蒸発蒸気を凝縮させる。
【0015】
復水タンク1内の再蒸発蒸気が冷却流体で凝縮されることにより、圧力制御弁7から開放タンク8へ排出される再蒸発蒸気の量が減少して、周辺にモヤモヤと立ち昇る湯気を少なくすることができる。
【0016】
復水タンク1内で凝縮して再度復水となった液体は、復水回収ポンプ3のエゼクタ15に吸引され、管路18と復水回収管4からボイラー等の復水回収先へ回収される。
【0017】
このように復水タンク1内で再蒸発蒸気を凝縮させて復水回収ポンプ3で回収することによって、復水回収ポンプ3を介しての回収復水量が増加して、復水回収効率を向上させることができる。
【0018】
【発明の効果】
上記のように本発明の復水回収装置では、周辺にモヤモヤと立ち昇る再蒸発蒸気を極力少なくして、環境に悪影響を及ぼすことがない。また、再蒸発蒸気を凝縮させてより多くの復水を回収することによって、復水回収効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の復水回収装置の実施例を示す構成図。
【符号の説明】
1 復水タンク
2 冷却流体供給管
3 復水回収ポンプ
4 復水回収管
5 復水供給管
6 放圧管
8 開放タンク
9 冷却流体補給管
11 ラインポンプ
12 圧力制御弁
15 エゼクタ
16 循環ポンプ

Claims (1)

  1. 蒸気使用機器で発生した復水を復水回収ポンプによりボイラーあるいは給水タンク等の復水回収先へ回収すると共に、復水の一部が再蒸発した再蒸発蒸気を弁を介して系外へ排除するものにおいて、再蒸発蒸気を凝縮させる冷却流体供給管を設けたことを特徴とする復水回収装置。
JP2003023362A 2003-01-31 2003-01-31 復水回収装置 Pending JP2004232983A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016188741A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 三浦工業株式会社 ドレン回収システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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