JP2004232413A - 吐水装置及びこれを備えた電解水生成装置 - Google Patents

吐水装置及びこれを備えた電解水生成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】所望箇所に向けて容易に且つ確実に水を吐出させることのできる吐水装置及びこれを備えた電解水生成装置を提供する。
【解決手段】第一水路部材11の一端側と第二水路部材12の一端側とを水密に連通させ、第二水路部材12の他端側に吐出口6を設けて成る吐水装置1であって、吐水装置1が設置される基台部81に対して第一水路部材11をその回転軸Rまわりに回動自在に設け、第二水路部材12を回転軸Rと直交する回転軸Rまわりに第一水路部材11に対して回動自在に設けるとともに、第二水路部材12を第一水路部材11に対する所定回動位置で保持させる保持手段9を備えたものとする。そして、この吐水装置1を電解質生成装置に備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水を吐出させる為に用いる吐水装置やこれを備えた電解水生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、水処理装置には処理済みの水を外部に吐出させる為の吐水装置が備えられている(特許文献1参照)。このような従来の吐水装置として、図8(a)には、電解水生成装置95に備えられる吐水装置96を示している。吐水装置96は、電解水生成装置95内で水を電気分解して生成された電解水を外部に吐出させる為の装置であるが、図示のように水平面上でのみ回動する構造である為に所望箇所に向けて電解水を吐出させるには電解水生成装置95ごと移動させざるを得ない場合があり、使用者にとっては取水に手間がかかるものであった。また、図8(b)には、電解水生成装置97に備えられる別構造の吐水装置98を示している。この吐水装置98は螺旋管99を用いたものであり、螺旋管99の変形により所望箇所に向けて水を吐出可能にしている。しかしながら、このものにおける取水前に螺旋管99を例えば図中の点線で示すような形状に変形させる作業や、取水後に元の形状に戻しておくといった作業もまた使用者にとっては手間のかかるものであった。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−314745号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、使用者が所望箇所に向けて容易に且つ確実に水を吐出させることのできる吐水装置及びこれを備えた電解水生成装置を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明を、第一水路部材の一端側と第二水路部材の一端側とを水密に連通させ、第二水路部材の他端側に吐出口を設けて成る吐水装置であって、吐水装置が設置される基台部に対して第一水路部材をその回転軸まわりに回動自在に設け、第二水路部材を上記第一水路部材の回転軸と直交する回転軸まわりに第一水路部材に対して回動自在に設けるとともに、第二水路部材を第一水路部材に対する所定回動位置で保持させる保持手段を備えたことを特徴としたものとする。
【0006】
このようにすることで、第一水路部材の回動と第二水路部材の回動とを組み合わせて、吐水口の向く方向、即ち、水を吐出させて取水を行う箇所を容易に且つ大きな範囲内で変更することができ、取水時の操作性を向上させることができる。加えて、第二水路部材が所定回動位置で保持されるので、取水位置が不意に変化してしまうことがなく使い勝手の良いものとなる。
【0007】
また、上記保持手段として、第二水路部材の回動の回転軸を中心とした円周上に配設される凹凸部を、第一水路部材側と第二水路部材側の一方に設け、該凹凸部と係合する凸部を他方に設けることも好ましい。このようにすることで、凹凸部と凸部との係合により第二水路部材の回動位置を確実に保持することができ、更に、凹凸部の凸部と係合する凹部分を隣接する他の凹部分に変更すれば回動位置を変えても同様に第二水路部材を保持しておくことができる。そして、この際の回動操作力も小さくて済み、磨耗の発生も低減される。
【0008】
また、第一水路部材と第二水路部材との連通箇所に、第二水路部材と一体に回動して該第二水路部材の第一水路部材に対する回動位置に応じた領域だけ連通箇所を塞ぐ水量調整用部材を設けることも好ましい。このようにすることで、第二水路部材からの吐出方向が、水が吐出されても問題のない領域から離れるほどに、水量が少なくなるように設定して安全性を高めることができる。
【0009】
また、水量調整用部材が、第二水路部材が第一水路部材に対して所定範囲内の回動位置にある場合は連通箇所を完全に封止するものであることも好ましい。このようにすることで、第二水路部材からの吐出方向が、水が吐出されても問題のない領域から大きく離れる場合には、水の吐出を不能にして安全性を高めることができる。また、止水に簡易に行うこともできる。
【0010】
また、本発明を、水の電気分解によりアルカリ性イオン水と酸性イオン水とを生成する電解槽と、生成されたアルカリ性イオン水を外部に吐出する第一吐水口と、生成された酸性イオン水を外部に吐出する第二吐水口とを有する電解水生成装置において、第一吐水口と第二吐水口の少なくとも一方には、上記吐水装置を備えていることを特徴としたものとすることも好ましい。このようにすることで、電解水生成装置における取水時の操作性を向上させることができる。
【0011】
また、上記電解水生成装置において、吐水装置の第二水路部材の回動範囲を、第二水路部の吐出口の開口方向にのばした延長線が電解水生成装置と交差しないように規制する規制手段を備えたことを特徴としたものとすることも好ましい。このようにすることで、電解水生成装置を誤って濡らしてしまうことを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施の形態に基づいて説明する。なお、以下に用いる上下方向は、後述の基台部81に対して内部側(図2、図3中の下側)の方向を下方向、外部側(図2、図3中の上側)の方向を上方向としたものとする。図1(a)〜(c)には、本発明の実施の形態における一例の吐水装置1の外観を示しており、図2及び図3には、吐水装置1の内部構造を示している。この吐水装置1は、第一水路部材11と第二水路部材12とを互いの一端部で水密に連結させて主体を構成したものである。
【0013】
第一水路部材11は、基台部81に垂直に取り付けられる円管状の縦管部3と、縦管部3の上端と連通して延設される横管部4とを備えている。横管部4は、縦管部3と直交する円筒状部材の一方の開口部を蓋14で封止することで有底円筒形状を成している。基台部81の下側を向く内面81aには縦管部3の外周面に嵌合させた抜け止めリング82を摺動自在に当て、基台部81の上側を向く外面81bには横管部4から下方に延設した略円錐状の支持部5の下端を摺動自在に当てており、上記のように基台部81の上下面81a,81bを摺動自在に挟み込むことで第一水路部材11は基台部81と直交する回転軸Rを中心に回動自在に支持されている。
【0014】
第二水路部材12は、円筒状の部材を略L字状に屈折させたような形状であり、その一方の開口部を吐水口6として、他方の開口部から第二水路部材12の屈折部分までを略有底筒状のシリンダー13内に嵌合させている。第二水路部材12のシリンダー13との嵌合部分の側周壁には、その円周上の4箇所に連通穴7をそれぞれ等間隔で貫設させている。また、シリンダー13の側周壁にもその円周上の4箇所に連通穴8をそれぞれ等間隔で貫設させており、連通穴7と連通穴8とがそれぞれ4箇所で連通する状態で第二水路部材12にシリンダー13を嵌合させ、この連通した連通穴7と連通穴8とから成る4組の穴7,8のうち対向箇所にある二組の穴7,8に固定ピン16を貫通固定して、シリンダー13と第二水路部材12を固定している。
【0015】
シリンダー13の外側面の連通穴8を挟む軸方向両側の位置にそれぞれOリング19を配し、第二水路部材12の貫通穴7よりも屈折部分側の位置にはOリング20を配しているので、シリンダー13を第一水路部材11の横管部4に嵌入させた状態にすると、第一水路部材11と第二水路部材12は、シリンダー13を介して水密に連通して連結されるものである。このとき、第二水路部材12は、横管部4の内周面の中心軸を回転軸Rとしてシリンダー13と一体に回動自在に第一水路部材11に支持される。この回転軸Rは、基台部81と水平であって第一水路部材11の上記回転軸Rと直交するものである。
【0016】
第一水路部材11の横管部4の内周面には全周に亘って波型の凹凸部31を中心方向に突設させており、シリンダー13の底部13aに3本のねじ22により固定蓋15を固定させるとともに、底部13aと固定蓋15との間に上記凹凸部31を挟むように位置させて、第二水路部材12を横管部4から脱落しないように第一水路部材11と連結させている。シリンダー13の底部13aと固定蓋15との間には更に、図2(c)に示すように、凹凸部31と係合する凸部8を先端に有する駆動子18と、駆動子18を凹凸部31との係合方向(即ち半径方向)に付勢する板ばね17とを配設している。
【0017】
そして、本例においては上記のようにばね付勢されて係合する駆動子18の凸部8と凹凸部31とが、第二水路部材12を第一水路部材11に対する所定回動位置で保持させる保持手段9となっている。即ち、凸部8と凹凸部31との係合によって、第二水路部材12に接続される後述の吐水管41の自重や水圧によっても回動位置が不意に変化しないようになっている。加えて、第二水路部材12の第一水路部材11に対する回動位置を変更する際には、駆動子18の凸部8が凹凸部31の所定の凹部分から一旦外れた後に隣接する他の凹部分にばね付勢されて係合するので、この際の衝突音等によりクリック感が現出されることとなる。
【0018】
なお、本例においては、上記のようにして第二水路部材12の回転軸Rを中心とした円周上に配設される凹凸部31を第二水路部材12側の内周面に設け、該凹凸部31と係合する凸部8(即ち駆動子18)を第一水路部材11側の横管部4に設けることで、第二水路部材12の保持手段9を構成しているが、第一水路部材11側に回転軸Rを中心とした円周上に配設される凹凸部を設けるとともに、第二水路部材12側にこの凹凸部と係合する凸部を設けることで、保持手段9を構成しても構わない。また、駆動子18の代りに鋼球を備えて該鋼球の凹凸部31との対向側を凹凸部31と係合する凸部として用いても構わない。
【0019】
また、本例の吐水装置1においては、第二水路部材12の第一水路部材11に対する回動位置が所定領域内にあるときに該回動位置に応じて水量を低減させる手段を備えている。具体的には、連通穴7及び連通穴8に固定した固定ピン16の一端側に、回転軸Rまわりの円弧上に沿った形状であって横管部4の内周面と摺動する水量調整用部材10を延設している。そして、吐水口6が基台部81と水平な所定方向を基準として0°〜60°、120°〜180°の方向を向く回動位置に第二水路部材12がある場合には、固定ピン16の固定されていない連通穴7及び連通穴8を通って第一水路部材11と第二水路部材12とを連通させ、吐水口6が基台部81と水平な所定方向を基準として60〜120°の方向を向く回動位置に第二水路部材12がある場合には、固定ピン16に延設された水量調整用部材10が縦管部3と横管部4との連通箇所(即ち、第一水路部材11と第二水路部材との連通箇所23)をその回動位置に応じた領域だけ塞ぐようにしている。
【0020】
つまり、水量調整用部材10は、第二水路部材12が上記した0°〜60°、120°〜180°の回動位置にある場合には第一水路部材11と第二水路部材12との連通箇所23を全く封止せず、第二水路部材12が60°〜120°の回動位置にある場合には90°の回動位置に近付く程に封止領域を増大させるように、第二水路部材12と一体に回動するものである。加えて、図3に示すように吐水口6が基台部81に対して垂直方向(即ち、基台部81と水平な所定方向を基準として90°の方向)及びその近傍方向を向く所定範囲内の回動位置に第二水路部材12がある場合には、連通箇所23を完全に封止するようにしている。
【0021】
図6には、この水量調整用部材10の外周面と横管部4の内周面との間にゴムパッキン53を介在させた場合を示しており、この場合には第二水路部材12が上記の90°の回動位置にある場合にゴムパッキン53を介して連通箇所23を確実に封止することができる。ゴムパッキン53は、水量調整用部材10の外周面に凸設した係合部24とゴムパッキン53の内周面に凹設した被係合部25との係合により水量調整用部材10と一体に回動するように位置決めしている。
【0022】
図7には、上記の吐水装置1を備えた電解水生成装置2を示している。図示のように、本例の電解水生成装置2は、浄水カートリッジ60、電解質添加部61、電解槽62、及び、これらを内蔵する外ケース78とで主体を形成している。浄水カートリッジ60は、給水ホース91と接続される流入口67と、活性炭やイオン交換樹脂等の浄化剤63が充填された吸着浄化槽64と、中空糸膜等の濾過膜65を内装した濾過槽66と、流出口68とを上流側から下流側へと順に接続させ、外部の給水栓90から給水ホース91を介して導入される水を浄化するものである。また、電解質添加部61は、円筒形状の外筒69内に電解質を保持する内筒70を配設して、浄水カートリッジ60から分岐されて導入された水に電解質を添加するものである。本例においては、内筒70内に、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、グリセロリン酸カルシウム等のカルシウム塩や、塩化ナトリウム、塩化カリウム等の電解質を内包した通水性の袋71を配置することで、内筒70内に電解質を供給している。また、外筒69の上側開口部には添加用キャップ72を着脱自在に取り付けており、添加用キャップ72を外して内筒70を取り出せば電解質の補充を容易に行えるようにしている。なお、外筒69はOリング(図示せず)を介して添加用キャップ72を嵌合させており、水密構造となっている。
【0023】
電解槽62は、浄水カートリッジ60と電解質添加部61との間で分岐されて電解質添加部61にて電解質を付与された水と、電解質添加部61を経ずに電解質を付与されていない水とを合流させたものを電気分解して、アルカリ性イオン水と酸性イオン水とを生成するものである。電解槽62の容器内部は、電解隔膜73によって陰極室74と陽極室75に区切られており、陰極室74内には陰極76を配し、陽極室75内には陽極77を配している。なお、図示はしていないが、陰極76及び陽極77には両電極間に電圧を付加する為の電源を接続させている。
【0024】
外ケース78の図中上側には第一吐水口85を設けており、この第一吐水口85には、外ケース78の上部分を基台部81として吐水装置1を設置している。吐水装置1は陰極室74の下流側となるように接続されており、電気分解により陰極室74内で生成されたアルカリ性イオン水が第一吐水口85にある吐水装置1を介して外部に吐出されるようになっている。吐水装置1の第二水路部材12の下流側先端部には吐水管41を接続させて第二水路部材21の延長部としており、この場合、吐水管41の下流側先端部の開口が延長された吐水口6となっている。また、外ケース78の下側には第二吐水口86を設けており、第二吐水口86には外部側から排水ホース79を接続させている。この第二吐水口86は陽極室75の下流側となるように接続されており、電気分解により陽極室75内で生成された酸性イオン水が第二吐水口86の排水ホース79を通って外部に排出されるようになっている。なお、本例の電解水生成装置2はアルカリ性イオン水を利用するものであるから第一吐水口85にのみ吐水装置1を備えているが、酸性イオン水を利用するものであれば第二吐水口86側に吐水装置1を備えてあってもよい。
【0025】
図5には、本例の電解水生成装置2の設置例を示している。電解水生成装置2は、シンク51とカウンター52との間で該シンク51の斜め上方となる位置に設置されており、電解水生成装置2の上端に設置される吐水装置1の吐水管41は、該吐水管41と第二水路部材12との接続方向が水平を向く状態で、その先端にある吐水口6がシンク51のシンク桶50に向けて開口するように、先端部を下方に屈曲させている。
【0026】
しかして、本例の電解水生成装置2に設けられた操作盤(図示せず)を操作する等して、洗浄開始の指令やアルカリ性イオン水の水質の設定を行い、更に、給水栓90を開放して水道水等の原水を給水ホース91を通じて電解水生成装置2内の浄水カートリッジ60内に送り込むと、吸着浄化槽64の浄化剤63によって、残留塩素、かび臭、トリハロメタン、農薬等が除去される。続いて濾過槽66の濾過膜65を通過することにより濾過されて微細な濁りや細菌等が除去されるものであり、このように原水を浄水カートリッジ60内を通過させて濾過することで、原水が浄水処理されて浄水が生成される。
【0027】
生成された浄水は、流出口68の下流に設置された流量センサ93を通過する。流量センサ93により浄水の通過が検知されると、電解槽73における陰極76及び陽極77への電圧の印加が自動制御により開始される。流量センサ93通過後の浄水は分岐され、分岐された一方の浄水は電解質添加部61に供給されて電解質添加部61内に溶解した電解質が付与される。電解質の付与された浄水は、電解質添加部61への流入前に分岐した他方の浄水と再度合流し、電解槽73の陰極室74内及び陽極室75内に供給される。そして、電気分解により陰極室74内ではアルカリ性イオン水が生成されるとともに、陽極室75内では酸性イオン水が生成される。陽極室74で生成されたアルカリ性イオン水は、吐水装置1を介して吐水管41により延長された吐水口6から外部の所望箇所に向けて吐出されるものである。一方、陽極室75で生成された酸性イオンは排水ホース79を介して外部に吐出されるものである。
【0028】
ここで、既述したように本例の吐水装置1は、第一水路部材11の一端側と第二水路部材12の一端側とを水密に連通させて、第二水路部材12の他端側に吐出口6を設けたものであって、更に、吐水装置1の設置される基台部81(即ち電解水生成装置2の外ケース78の上側部分)に対して第一水路部材11をその回転軸Rまわりに回動自在に設け、第二水路部材12を上記第一水路部材11の回転軸Rと直交する回転軸Rまわりに第一水路部材11に対して回動自在に設けたものであるから、図4(b)に示すように第一水路部材11の回動により吐水管41を水平面上で回動自在に移動させたり、図4(a)に示すように第二水路部材12の第一水路部材11に対する回動により、吐水管41を垂直面上で回動自在に移動させることができる。そして、上記の第一水路部材11の回動と第二水路部材12の回動とを組み合わせることで、吐水管41の吐水口6の向く方向、即ち、アルカリ性イオン水を吐出させて取水を行う箇所を容易に変更することができるものである。
【0029】
また、凹凸部31と凸部8とから成る保持手段9を備えて第二水路部材12を所望の回動位置で保持させることができるので、自重によって吐水管41がその先端を不意に下げてしまったり、水圧により跳ね上げたりすることがないものである。第二水路部材12を回動させて凹凸部31と凸部8とを他の係合状態に変更すれば第二水路部材12の回動位置を変更し且つこの回動位置で保持させることができ、この変更の際にはクリック感が得られるようになっている。
【0030】
更に、図5からも明らかなように吐水管41即ち第二水路部材12を垂直近傍となるまで回動させるとシンク桶50を超えて水が吐出される恐れがあるが、本例においては、水量調整用部材10が第二水路部材12と一体に回動して水の流路中にある連通箇所23を塞ぎ、垂直に近付くほど流量を減少させて垂直近傍となれば完全に吐水を停止させるようにしているので、この恐れはないものである。
【0031】
加えて、電解水生成装置2の外ケース78は、吐水管41に当たって所定範囲以上は該吐水管41(即ち第二水路部材12)が回動しないように規制する形状に設けており、外ケース78の上記形状が、吐水口6の開口方向に延ばした延長線が電解水生成装置2と交差しないように規制して電解水生成装置2自体に水がかからないようにする規制手段となっている。
【0032】
【発明の効果】
上記のように請求項1記載の発明にあっては、第一水路部材の回動と第二水路部材の回動とを組み合わせて、吐水口の向く方向、即ち、水を吐出させて取水を行う箇所を容易に且つ大きな範囲内で変更することができ、取水時の操作性を向上させることができるという効果がある。また、第二水路部材が所定回動位置で保持されるので、取水位置が不意に変化してしまうことがなく使い勝手の良いものになるという効果がある。
【0033】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の発明の効果に加えて、凹凸部の凸部と係合する凹部分を隣接する他の凹部分に変更すれば回動位置を変えても同様に第二水路部材を保持しておくことができ、この際の回動操作力も小さくて済み、磨耗の発生も低減されるという効果がある。
【0034】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、第二水路部材からの吐出方向が、水が吐出されても問題のない領域から離れるほどに、水量が少なくなるように設定して安全性を高めることができるという効果がある。
【0035】
また、請求項4記載の発明にあっては、請求項3記載の発明の効果に加えて、第二水路部材からの吐出方向が、水が吐出されても問題のない領域から大きく離れる場合には、水の吐出を不能にして安全性を高めることができるという効果がある。また、止水を簡易に行うことができるという効果がある。
【0036】
また、請求項5記載の発明にあっては、請求項1〜4のいずれか記載の発明の効果に加えて、電解水生成装置における取水時の操作性を向上させることができるという効果がある。
【0037】
また、請求項6記載の発明にあっては、請求項5記載の発明の効果に加えて、電解水生成装置を誤って濡らしてしまうことを防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における一例の吐水装置を示しており、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図2】同上の吐水装置の通水状態を示しており、(a)は縦断面図、(b)は横断面図、(c)は(a)のB矢視図である。
【図3】同上の吐水装置の止水状態を示しており、(a)は縦断面図、(b)は横断面図である。
【図4】同上の吐水装置の回動方向を示しており、(a)は垂直平面上に回動させた状態の説明図、(b)は水平面上に回動させた状態の説明図である。
【図5】同上の吐水装置を備えた電解水生成装置の設置状態を示す説明図である。
【図6】同上の吐水装置にゴムパッキンを備えた場合の説明図である。
【図7】同上の電解水生成装置の概略水路系統図である。
【図8】従来の吐水装置の説明図であり、(a)は水平面上に回動自在なもの、(b)は螺旋管を用いたものを示している。
【符号の説明】
1 吐水装置
2 電解水生成装置
6 吐水口
8 凸部
9 保持手段
10 水量調整用部材
11 第一水路部材
12 第二水路部材
23 連通箇所
31 凹凸部
62 電解槽
74 陰極室
75 陽極室
81 基台部
85 第一吐水口
86 第二吐水口

Claims (6)

  1. 第一水路部材の一端側と第二水路部材の一端側とを水密に連通させ、第二水路部材の他端側に吐出口を設けて成る吐水装置であって、吐水装置が設置される基台部に対して第一水路部材をその回転軸まわりに回動自在に設け、第二水路部材を上記第一水路部材の回転軸と直交する回転軸まわりに第一水路部材に対して回動自在に設けるとともに、第二水路部材を第一水路部材に対する所定回動位置で保持させる保持手段を備えたことを特徴とする吐水装置。
  2. 上記保持手段として、第二水路部材の回動の回転軸を中心とした円周上に配設される凹凸部を、第一水路部材側と第二水路部材側の一方に設け、該凹凸部と係合する凸部を他方に設けたことを特徴とする請求項1記載の吐水装置。
  3. 第一水路部材と第二水路部材との連通箇所に、第二水路部材と一体に回動して該第二水路部材の第一水路部材に対する回動位置に応じた領域だけ連通箇所を塞ぐ水量調整用部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の吐水装置。
  4. 水量調整用部材が、第二水路部材が第一水路部材に対して所定範囲内の回動位置にある場合は連通箇所を完全に封止するものであることを特徴とする請求項3記載の吐水装置。
  5. 水の電気分解によりアルカリ性イオン水と酸性イオン水とを生成する電解槽と、生成されたアルカリ性イオン水を外部に吐出する第一吐水口と、生成された酸性イオン水を外部に吐出する第二吐水口とを有する電解水生成装置において、第一吐水口と第二吐水口の少なくとも一方には、請求項1〜4のいずれか記載の吐水装置を備えていることを特徴とする電解水生成装置。
  6. 吐水装置の第二水路部材の回動範囲を、第二水路部の吐出口の開口方向にのばした延長線が電解水生成装置と交差しないように規制する規制手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の電解水生成装置。
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