JP2004231737A - 反射性粘着テープ - Google Patents
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Abstract
【課題】薄型で高い光反射性を有する反射性粘着テープを提供する。
【解決手段】白色樹脂フィルムの一方の面上に、蛍光増白剤を含有する粘着剤層が積層され、該粘着剤層面が光反射性を有する、薄型でありながら高い光反射性を有する反射性粘着テープを提供することができた。該テープの粘着剤層に含有された蛍光増白剤が光源中に含まれる紫外光、近紫外光を吸収して、可視光に転換して光を有効利用させることができるため、該テープが劣化により黄色味が発生することが少なく、かつ高い光反射性を有することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】白色樹脂フィルムの一方の面上に、蛍光増白剤を含有する粘着剤層が積層され、該粘着剤層面が光反射性を有する、薄型でありながら高い光反射性を有する反射性粘着テープを提供することができた。該テープの粘着剤層に含有された蛍光増白剤が光源中に含まれる紫外光、近紫外光を吸収して、可視光に転換して光を有効利用させることができるため、該テープが劣化により黄色味が発生することが少なく、かつ高い光反射性を有することができる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも一方の面が光反射性を有する反射性粘着テープに関する。
【従来の技術】
【0001】
光源を有する電子機器などの部品の固定用に、一方の面が良好な光反射性を有する粘着テープの使用が提案されている。
【0002】
光反射性を有する粘着テープが要請される用途としては、背面の光源を有効に利用する構造が必要とされる液晶表示素子をバックライト枠体に固定する用途等を挙げることができる。液晶表示素子はワープロやパソコンを始めとする広範な分野で用いられており、特に電子手帳、携帯電話、PHS等においては、益々小型化された電子器具のインターフェースとして用いられるようになってきた。このような液晶表示装置で、例えば、サイドライト型バックライト方式の液晶表示装置は、一般に、枠体の中に反射板、導光板、拡散板、必要に応じて2枚のプリズムシート(輝度を高める)と液晶パネルが順に積層されており、導光板の側方に冷陰極管等の光源とランプリフレクタが配置されている。拡散板の周辺部と液晶パネルの周辺部の間や、液晶パネルの周辺部とそれを上から押さえる板金又は樹脂成形物からなる押え枠との間には、上記各部材の固定やゴミの侵入の防止やクッション性を持たせて衝撃による上記各部材の割れを防ぐなどの目的で、図1のように粘着スペーサーシートや両面粘着テープ(通常額縁状に打ち抜かれ、その幅は通常約0.5mm〜約10mmである)が挟み込まれている。
【0003】
近年、液晶表示装置のカラー化が進み、光源側に対して高い光反射性能を付与しバックライトからの光を有効に使用することにより光源の効率を増加させ、一層の見栄えの向上を図る提案が携帯機器対応及び省電力対応のためなされている。このように上記の粘着テープには光反射性が強く求められている。
【0004】
一方、従来、紫外光を吸収し、白さをより増さすために、紙や洗剤などに蛍光増白剤が使用されている。
例えば、蛍光増白剤を使用した粘着フィルムとしては、透明支持体、粘着剤層、離型紙よりなり、透明支持体、粘着剤層何れかに紫外線をカットするために、蛍光増白剤及び紫外線吸収剤を含有する窓張り用粘着フィルムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2002−053824号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記粘着フィルムは、可視光を透過させる透明支持体が不可欠であり、白色樹脂フィルムを支持体とすることはできない。またその目的も有害な紫外線をカットするためであって、本発明の目的である光反射性を向上させるためではない。また、白色樹脂フィルムを使用した粘着フィルムだけで、十分な光反射性を得るためには、テープの厚みが厚くなりすぎ、近年益々軽薄短小化が進む電子機器用には不適当のものであった。
また、支持体として、光反射性を増すために白色樹脂フィルムへの白色顔料の添加量を増しと、粘着テープに黄色味が増すという問題があった。
更に粘着剤層として、薄い厚みで高い接着力を得る場合、粘着剤への粘着付与樹脂の添加量が増し、黄色味が増すという問題があった。
すなわち本発明の課題は、薄型で黄色味が少なく、且つ高い光反射性を有する反射性粘着テープを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意研究した結果、白色樹脂フィルムの白色面に積層した粘着剤層に蛍光増白剤を含有させた粘着テープにより、本発明の課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、白色樹脂フィルムの一方の面上に、蛍光増白剤を含有する粘着剤層を積層した反射性粘着テープを提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の反射性粘着テープを、その構成要素に基づいて、更に詳しく説明する。
【0009】
(蛍光増白剤)
本発明の粘着テープの白色面に使用される粘着剤中には、光反射性を向上させるため、蛍光増白剤が含有される。白色樹脂フィルム中よりも粘着剤層中に蛍光増白剤を含有させる方が、白色樹脂フィルムによる光の吸収が少ないため、光を有効利用できる。蛍光増白剤としては、公知慣用のものが使用できるが、そのなかでもスチルベン系樹脂、クマリン系樹脂、ピラゾリン系樹脂、イミダゾロン系樹脂、イミダゾール系樹脂、トリアゾール系樹脂、オキサゾール系樹脂、ナフタルイミド系樹脂が好ましい。溶剤系粘着剤を使用する場合、溶剤への溶解性に優れるオキサゾール系樹脂が好ましい。これらは単独で用いても、複合して用いても良い。蛍光増白剤の種類、含有量を制御することで、所望の光反射性を制御することができる。
【0010】
蛍光増白剤の軟化点としては、特に限定されるものではないが、60℃以上300℃未満が好ましく、より好ましく80℃以上である。軟化点が60℃未満の場合は、テープを被着体等に貼付した際にブリードアウトし、被着体を汚染しやすくなる。
【0011】
粘着剤中に対する蛍光増白剤の含有量としては、特に限定されるものではないが、0.01〜1質量%であることが好ましい。0.01質量%未満では光反射性が低下し、1質量%を超える場合は、粘着剤中への分散性が低下する。
【0012】
(粘着剤組成)
本発明の粘着テープに使用される粘着剤は、公知のアクリル系、ゴム系、シリコン系の粘着剤を使用することができる。そのなかでも、単量体成分として炭素数2〜14のアルキル基を有するアクリル酸エステルを含有するアクリル系共重合体が、耐光性・耐熱性の点から好ましい。例えば、n−ブチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソノニルアクリレート、エチルアクリレート等のアクリル系共重合体があげられる。
【0013】
さらに単量体成分として、側鎖に水酸基、カルボキシル基、アミノ基などの極性基を有する、アクリル酸エステルやその他のビニル系単量体を、0.01〜15質量%の範囲で添加するのが好ましい。
アクリル系共重合体は、溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法、紫外線照射法、電子線照射法によって共重合させることにより得ることができる。アクリル系共重合体の平均分子量は、40万〜140万が好ましく、更に好ましくは、60万〜120万である。
【0014】
さらに粘着剤の凝集力をあげるために、架橋剤を添加することが好ましい。架橋剤としては、例えば、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、キレート系架橋剤等があげられる。
特に、インキ樹脂成分が1〜10の水酸基価を有し、イソシアネート系架橋剤を含有するインキをコートしたフィルムのインキコート面に粘着剤層を設ける場合は、イソシアネート系架橋剤またはエポキシ系架橋剤を使用するのが好ましい。
【0015】
さらに粘着剤の粘着力を向上させるため、粘着付与樹脂を添加するのが好ましい。
本発明の粘着テープの粘着剤層に添加する粘着付与樹脂は、ロジンやロジンのエステル化合物等のロジン系樹脂;ジテルペン重合体やα−ピネン−フェノール共重合体等のテルペン系樹脂;脂肪族系(C5系)や芳香族系(C9)等の石油樹脂;その他、スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂等が挙げられる。
そのなかでも薄い粘着剤層厚みで、高い接着力を得ることができる重合ロジンエステル系粘着付与樹脂が特に好ましい。しかしながら、上記粘着付与樹脂は光、特に紫外線を吸収し黄変しやすい欠点を有する。本発明では、粘着剤に蛍光増白剤を使用しているため、蛍光増白剤が紫外線領域の光を吸収し、青色領域の光を発光するため、上記粘着付与樹脂の黄変を防ぐことができる。このため、本発明の光反射性粘着テープは、高い接着力と、より白に近い反射光を同時に得ることができる。
【0016】
粘着付与樹脂の添加量としては、アクリル系共重合体100重量部に対し、10〜60質量%添加するのが好ましい。接着性を重視する場合は、20〜50質量%が最も好ましい。
【0017】
粘着剤には、上記以外に公知慣用の添加剤を添加することができる。例えば、老化防止剤、光安定剤、可塑剤、軟化剤、充填剤、顔料、難燃剤等が添加できる。
【0018】
本発明の粘着テープが両面粘着テープである場合は、光反射性を有する面と他方面の粘着剤が異なっても良い。液晶表示素子の基板ガラスとバックライト光源の筐体を固定する場合には再剥離型両面テープが好ましい。その場合、光反射性を有する面の粘着力が他方面より強いことが好ましい。
【0019】
粘着剤層は、粘着シートの塗布に一般的に使用されている方法で基材フィルム上に形成することができる。粘着剤組成物を基材フィルムに直接塗布し、乾燥するか、或いは、いったんセパレータ上に塗布し、乾燥後、基材フィルムに貼り合わせる。
【0020】
粘着剤層の厚みは、特に限定されるものではないが、5〜50μmが好ましく、さらに好ましくは、10〜30μmである。5μm未満では、充分な接着性が得られない。また50μmを超えると、粘着テープの厚みが厚くなるため、薄さが求められる液晶表示素子固定用粘着テープ用には向かない。
(粘着テープの構成)
本発明の粘着テープは、白色樹脂フィルムの少なくとも一方の面に粘着剤層を設けた粘着テープであって、少なくとも一方の粘着剤中に蛍光増白剤を含有する粘着テープである。本発明の粘着テープとは、図2のような片面粘着テープまたは両面粘着テープをその様態として挙げることができる。
(白色樹脂フィルム)
【0021】
(フィルム組成)
本発明の粘着テープを構成する樹脂としては、セロハン、アセテート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ四フッ化エチレン、ポリフッ化ビニル、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリスチレン等があげられる。そのなかでも、耐熱性・耐光性に優れるポリエステルが好ましい。樹脂中には、蛍光増白剤を含有させるのが好ましい。
また、このポリエステルの中には公知の各種添加剤、たとえば、酸化防止剤、帯電防止剤などが添加されていても良い。
【0022】
(厚み)
本発明の粘着テープを構成する白色樹脂フィルムの厚みは特に限定されるものではないが、液晶表示素子固定用両面テープとして使用される場合、6〜50μmが好ましい。6μm未満では、テープの加工性及び光反射性が著しく低下する。また50μmを超えると、テープとしての厚みが厚くなりすぎ、液晶表示装置の薄型化に適さない。
粘着テープの厚みを薄く保ちながら、反射率70%以上の反射性を得るためには、粘着テープの厚みは10μm以上、30μm以下が好ましい。一方、反射率80%以上の反射性を得るためには粘着テープの厚みは30μmを超えて40μm以下が好ましい。
【0023】
(白色化の方法)
上記白色樹脂フィルムは、合成樹脂に白色着色剤を含有させたり、フィルム内部に微細な気泡を形成させたりして作製される。薄さ・反射性・加工性を重視する場合には、白色着色剤を含有させる方法が好ましい。380〜420nmの波長の反射性を重視する場合は、微細な気泡を形成させる方法が好ましい。
合成樹脂がポリエステルである場合、フィルム内部に微細な気泡を形成させる方法としては、ポリメチルペンテン等のポリエステルと非相溶な樹脂を含有させるか、あるいは発泡剤を含有させてフィルムを二軸延伸する方法があげられる。
【0024】
(白色着色剤)
白色着色剤としては、硫酸バリウム、酸化チタン、炭酸カルシウム、シリカ、タルク、クレー等が挙げられ、これらを単独、あるいは複数種類添加しても良い。特に、390nm以下の光の波長領域における反射効率を考えると、酸化チタン、硫酸バリウムが好ましく、そのなかでも二酸化チタンが最も好ましい。
白色着色剤の平均粒径としては、0.1〜0.4μmが好ましい。0.1μm未満であると反射光に黄色味が増し、0.4μmを超えると青味が増す。
白色着色剤の添加量としては、10〜40質量%、さらに15〜35質量%の範囲添加することが好ましい。添加量が10質量%未満の場合は平均反射率が低下する。また40質量%を超えると延伸性の劣ったものとなり、生産性及び加工性が著しく悪くなる。
【0025】
【実施例】
以下に実施例により具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、以下に表示する部は、質量部である。
【0026】
(アクリル系共重合体の調製)
冷却管、攪拌機、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート93.4部、酢酸ビニル3部、アクリル酸3.5部、2−ヒドロキシーエチルアクリレート0.1部と、重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチルニトリル0.2部とを酢酸エチル100部に溶解し、窒素置換後、80℃で8時間撹拌して重合させ、固形分50%、重量平均分子量40万のアクリル系共重合体溶液を得た。
【0027】
(アクリル系粘着剤組成物の調製)
上記アクリル系共重合体固形分100部に対し、表1に示す割合で、粘着付与樹脂、蛍光増白剤、および架橋剤を配合し、トルエンに溶解して固形分50%の粘着剤組成物a、bを調整した。ただし、表1中の「イソシアネート系架橋剤」の配合量は40%酢酸エチル溶液の質量部で表した。
【0028】
【表1】
【0029】
表1記載の▲1▼〜▲3▼は以下の通りである。
▲1▼重合ロジンペンタエリスリトールエステル(荒川化学社製「D−135」)
▲2▼オキサゾール系蛍光増白剤(日本化学工業所製「ニッカフローOB」)
▲3▼イソシアネート系架橋剤(大日本インキ化学工業社製「バーノックNC40」固形分)
【0030】
(実施例1)
(粘着テープの作製)
表1に記載した粘着剤組成物aを充分に撹拌した後、離型処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが17μmとなるよう塗工して、100℃で2分間乾燥して粘着剤層を得た。これを帝人デュポンフィルム社製テフレックスFW−2(A)(13μm)の両面に転写し、80℃の熱ロールで4kgf/cmの圧力でラミネートし、さらに、40℃で2日間養生して、両面粘着テープを得た。
【0031】
(実施例2)
帝人デュポンフィルム社製テフレックスFW−2(13μm)の代わりに東レ社製ルミラーE−20(B)(38μm)を用いた以外は、実施例1と同様にして、両面粘着テープを得た。
【0032】
(比較例1)
粘着剤組成物aの代わりに粘着剤組成物bを用いた以外は、実施例1と同様にして、両面粘着テープを得た。
【0033】
(比較例2)
粘着剤組成物aの代わりに粘着剤組成物bを用いた以外は、実施例2と同様にして、両面粘着テープを得た。
【0034】
実施例、比較例で作成した両面粘着テープについて、以下に示す方法により、接着力、色味、光反射性、テープ厚み、画面の明るさを評価した。評価結果は、表2および3に記載した。
【0035】
(接着力)
ステンレス板に、白色面を20μmのポリエステルフィルムで裏打ちした20mm幅の粘着テープを、23℃50%RHの下2kgローラーで1往復加圧貼付し1時間放置後、23℃50%RHで300mm/minの速度で引っ張って、180°ピール接着力を測定した。
【0036】
(色味)
粘着テープの白色面の外観を目視にて評価した。外観はブランク(作成直後)と耐熱放置後(80℃500時間放置)を評価した。
【0037】
(光反射性)
粘着テープ白色面の反射率を、日本電色工業製分光式色差計「SE−2000」を用い測定した。表には450nm、550nm、650nmの波長での反射率を示した。
【0038】
(テープ厚み)
厚み計で、両面テープの厚みを測定した。厚みが75μm以下の場合を適合とした。
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
表2に示した結果から明らかなように、実施例の反射性粘着テープは、薄膜でありながら、いずれも色味に優れ、高い光反射性、接着性を示した。
【0042】
一方、表3に示した結果から明らかなように、比較例1、2の粘着テープは、接着性には優れるものの、黄色味を帯びるため色味が優れず、450nmにおける光反射率に劣る。
【0043】
図3の各波長における反射率のグラフから明らかなように、蛍光増白剤により、紫外線領域の光を有効に可視領域に利用することができるため、蛍光増白剤を含む粘着剤を使用した本願発明の粘着テープは高い反射率を示した。
【0044】
【本発明の効果】
以上のように、本発明は薄型で黄色味が少なく、高い光反射性をもつ反射性粘着テープを提供する。本発明の反射性粘着テープは、液晶表示装置部材の接着固定用粘着テープとして有用である。特に液晶表示装置部材の接着固定用粘着テープとして、光源側の面が反射性を有する面となるよう固定した場合、LED(特に青色LED)からの紫外光、近紫外光を吸収して、可視光に転換して反射有効利用させ、液晶表示装置の輝度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示装置分解図
【図2】反射性粘着テープの構成図
【図3】光反射面での反射率
【符号の説明】
1・・・・・液晶パネル
2・・・・・ドライバー
3・・・・・反射性粘着テープ
4・・・・・プリズムシート
5・・・・・拡散シート
6・・・・・バックライト
7・・・・・バックライト枠体
8・・・・・導光板
9・・・・・反射板
100・・・白色樹脂フィルム
101・・・粘着剤層(蛍光増白剤含有)
102・・・蛍光増白剤
103・・・粘着剤層
本発明は、少なくとも一方の面が光反射性を有する反射性粘着テープに関する。
【従来の技術】
【0001】
光源を有する電子機器などの部品の固定用に、一方の面が良好な光反射性を有する粘着テープの使用が提案されている。
【0002】
光反射性を有する粘着テープが要請される用途としては、背面の光源を有効に利用する構造が必要とされる液晶表示素子をバックライト枠体に固定する用途等を挙げることができる。液晶表示素子はワープロやパソコンを始めとする広範な分野で用いられており、特に電子手帳、携帯電話、PHS等においては、益々小型化された電子器具のインターフェースとして用いられるようになってきた。このような液晶表示装置で、例えば、サイドライト型バックライト方式の液晶表示装置は、一般に、枠体の中に反射板、導光板、拡散板、必要に応じて2枚のプリズムシート(輝度を高める)と液晶パネルが順に積層されており、導光板の側方に冷陰極管等の光源とランプリフレクタが配置されている。拡散板の周辺部と液晶パネルの周辺部の間や、液晶パネルの周辺部とそれを上から押さえる板金又は樹脂成形物からなる押え枠との間には、上記各部材の固定やゴミの侵入の防止やクッション性を持たせて衝撃による上記各部材の割れを防ぐなどの目的で、図1のように粘着スペーサーシートや両面粘着テープ(通常額縁状に打ち抜かれ、その幅は通常約0.5mm〜約10mmである)が挟み込まれている。
【0003】
近年、液晶表示装置のカラー化が進み、光源側に対して高い光反射性能を付与しバックライトからの光を有効に使用することにより光源の効率を増加させ、一層の見栄えの向上を図る提案が携帯機器対応及び省電力対応のためなされている。このように上記の粘着テープには光反射性が強く求められている。
【0004】
一方、従来、紫外光を吸収し、白さをより増さすために、紙や洗剤などに蛍光増白剤が使用されている。
例えば、蛍光増白剤を使用した粘着フィルムとしては、透明支持体、粘着剤層、離型紙よりなり、透明支持体、粘着剤層何れかに紫外線をカットするために、蛍光増白剤及び紫外線吸収剤を含有する窓張り用粘着フィルムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2002−053824号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記粘着フィルムは、可視光を透過させる透明支持体が不可欠であり、白色樹脂フィルムを支持体とすることはできない。またその目的も有害な紫外線をカットするためであって、本発明の目的である光反射性を向上させるためではない。また、白色樹脂フィルムを使用した粘着フィルムだけで、十分な光反射性を得るためには、テープの厚みが厚くなりすぎ、近年益々軽薄短小化が進む電子機器用には不適当のものであった。
また、支持体として、光反射性を増すために白色樹脂フィルムへの白色顔料の添加量を増しと、粘着テープに黄色味が増すという問題があった。
更に粘着剤層として、薄い厚みで高い接着力を得る場合、粘着剤への粘着付与樹脂の添加量が増し、黄色味が増すという問題があった。
すなわち本発明の課題は、薄型で黄色味が少なく、且つ高い光反射性を有する反射性粘着テープを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意研究した結果、白色樹脂フィルムの白色面に積層した粘着剤層に蛍光増白剤を含有させた粘着テープにより、本発明の課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、白色樹脂フィルムの一方の面上に、蛍光増白剤を含有する粘着剤層を積層した反射性粘着テープを提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の反射性粘着テープを、その構成要素に基づいて、更に詳しく説明する。
【0009】
(蛍光増白剤)
本発明の粘着テープの白色面に使用される粘着剤中には、光反射性を向上させるため、蛍光増白剤が含有される。白色樹脂フィルム中よりも粘着剤層中に蛍光増白剤を含有させる方が、白色樹脂フィルムによる光の吸収が少ないため、光を有効利用できる。蛍光増白剤としては、公知慣用のものが使用できるが、そのなかでもスチルベン系樹脂、クマリン系樹脂、ピラゾリン系樹脂、イミダゾロン系樹脂、イミダゾール系樹脂、トリアゾール系樹脂、オキサゾール系樹脂、ナフタルイミド系樹脂が好ましい。溶剤系粘着剤を使用する場合、溶剤への溶解性に優れるオキサゾール系樹脂が好ましい。これらは単独で用いても、複合して用いても良い。蛍光増白剤の種類、含有量を制御することで、所望の光反射性を制御することができる。
【0010】
蛍光増白剤の軟化点としては、特に限定されるものではないが、60℃以上300℃未満が好ましく、より好ましく80℃以上である。軟化点が60℃未満の場合は、テープを被着体等に貼付した際にブリードアウトし、被着体を汚染しやすくなる。
【0011】
粘着剤中に対する蛍光増白剤の含有量としては、特に限定されるものではないが、0.01〜1質量%であることが好ましい。0.01質量%未満では光反射性が低下し、1質量%を超える場合は、粘着剤中への分散性が低下する。
【0012】
(粘着剤組成)
本発明の粘着テープに使用される粘着剤は、公知のアクリル系、ゴム系、シリコン系の粘着剤を使用することができる。そのなかでも、単量体成分として炭素数2〜14のアルキル基を有するアクリル酸エステルを含有するアクリル系共重合体が、耐光性・耐熱性の点から好ましい。例えば、n−ブチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソノニルアクリレート、エチルアクリレート等のアクリル系共重合体があげられる。
【0013】
さらに単量体成分として、側鎖に水酸基、カルボキシル基、アミノ基などの極性基を有する、アクリル酸エステルやその他のビニル系単量体を、0.01〜15質量%の範囲で添加するのが好ましい。
アクリル系共重合体は、溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法、紫外線照射法、電子線照射法によって共重合させることにより得ることができる。アクリル系共重合体の平均分子量は、40万〜140万が好ましく、更に好ましくは、60万〜120万である。
【0014】
さらに粘着剤の凝集力をあげるために、架橋剤を添加することが好ましい。架橋剤としては、例えば、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、キレート系架橋剤等があげられる。
特に、インキ樹脂成分が1〜10の水酸基価を有し、イソシアネート系架橋剤を含有するインキをコートしたフィルムのインキコート面に粘着剤層を設ける場合は、イソシアネート系架橋剤またはエポキシ系架橋剤を使用するのが好ましい。
【0015】
さらに粘着剤の粘着力を向上させるため、粘着付与樹脂を添加するのが好ましい。
本発明の粘着テープの粘着剤層に添加する粘着付与樹脂は、ロジンやロジンのエステル化合物等のロジン系樹脂;ジテルペン重合体やα−ピネン−フェノール共重合体等のテルペン系樹脂;脂肪族系(C5系)や芳香族系(C9)等の石油樹脂;その他、スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂等が挙げられる。
そのなかでも薄い粘着剤層厚みで、高い接着力を得ることができる重合ロジンエステル系粘着付与樹脂が特に好ましい。しかしながら、上記粘着付与樹脂は光、特に紫外線を吸収し黄変しやすい欠点を有する。本発明では、粘着剤に蛍光増白剤を使用しているため、蛍光増白剤が紫外線領域の光を吸収し、青色領域の光を発光するため、上記粘着付与樹脂の黄変を防ぐことができる。このため、本発明の光反射性粘着テープは、高い接着力と、より白に近い反射光を同時に得ることができる。
【0016】
粘着付与樹脂の添加量としては、アクリル系共重合体100重量部に対し、10〜60質量%添加するのが好ましい。接着性を重視する場合は、20〜50質量%が最も好ましい。
【0017】
粘着剤には、上記以外に公知慣用の添加剤を添加することができる。例えば、老化防止剤、光安定剤、可塑剤、軟化剤、充填剤、顔料、難燃剤等が添加できる。
【0018】
本発明の粘着テープが両面粘着テープである場合は、光反射性を有する面と他方面の粘着剤が異なっても良い。液晶表示素子の基板ガラスとバックライト光源の筐体を固定する場合には再剥離型両面テープが好ましい。その場合、光反射性を有する面の粘着力が他方面より強いことが好ましい。
【0019】
粘着剤層は、粘着シートの塗布に一般的に使用されている方法で基材フィルム上に形成することができる。粘着剤組成物を基材フィルムに直接塗布し、乾燥するか、或いは、いったんセパレータ上に塗布し、乾燥後、基材フィルムに貼り合わせる。
【0020】
粘着剤層の厚みは、特に限定されるものではないが、5〜50μmが好ましく、さらに好ましくは、10〜30μmである。5μm未満では、充分な接着性が得られない。また50μmを超えると、粘着テープの厚みが厚くなるため、薄さが求められる液晶表示素子固定用粘着テープ用には向かない。
(粘着テープの構成)
本発明の粘着テープは、白色樹脂フィルムの少なくとも一方の面に粘着剤層を設けた粘着テープであって、少なくとも一方の粘着剤中に蛍光増白剤を含有する粘着テープである。本発明の粘着テープとは、図2のような片面粘着テープまたは両面粘着テープをその様態として挙げることができる。
(白色樹脂フィルム)
【0021】
(フィルム組成)
本発明の粘着テープを構成する樹脂としては、セロハン、アセテート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ四フッ化エチレン、ポリフッ化ビニル、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリスチレン等があげられる。そのなかでも、耐熱性・耐光性に優れるポリエステルが好ましい。樹脂中には、蛍光増白剤を含有させるのが好ましい。
また、このポリエステルの中には公知の各種添加剤、たとえば、酸化防止剤、帯電防止剤などが添加されていても良い。
【0022】
(厚み)
本発明の粘着テープを構成する白色樹脂フィルムの厚みは特に限定されるものではないが、液晶表示素子固定用両面テープとして使用される場合、6〜50μmが好ましい。6μm未満では、テープの加工性及び光反射性が著しく低下する。また50μmを超えると、テープとしての厚みが厚くなりすぎ、液晶表示装置の薄型化に適さない。
粘着テープの厚みを薄く保ちながら、反射率70%以上の反射性を得るためには、粘着テープの厚みは10μm以上、30μm以下が好ましい。一方、反射率80%以上の反射性を得るためには粘着テープの厚みは30μmを超えて40μm以下が好ましい。
【0023】
(白色化の方法)
上記白色樹脂フィルムは、合成樹脂に白色着色剤を含有させたり、フィルム内部に微細な気泡を形成させたりして作製される。薄さ・反射性・加工性を重視する場合には、白色着色剤を含有させる方法が好ましい。380〜420nmの波長の反射性を重視する場合は、微細な気泡を形成させる方法が好ましい。
合成樹脂がポリエステルである場合、フィルム内部に微細な気泡を形成させる方法としては、ポリメチルペンテン等のポリエステルと非相溶な樹脂を含有させるか、あるいは発泡剤を含有させてフィルムを二軸延伸する方法があげられる。
【0024】
(白色着色剤)
白色着色剤としては、硫酸バリウム、酸化チタン、炭酸カルシウム、シリカ、タルク、クレー等が挙げられ、これらを単独、あるいは複数種類添加しても良い。特に、390nm以下の光の波長領域における反射効率を考えると、酸化チタン、硫酸バリウムが好ましく、そのなかでも二酸化チタンが最も好ましい。
白色着色剤の平均粒径としては、0.1〜0.4μmが好ましい。0.1μm未満であると反射光に黄色味が増し、0.4μmを超えると青味が増す。
白色着色剤の添加量としては、10〜40質量%、さらに15〜35質量%の範囲添加することが好ましい。添加量が10質量%未満の場合は平均反射率が低下する。また40質量%を超えると延伸性の劣ったものとなり、生産性及び加工性が著しく悪くなる。
【0025】
【実施例】
以下に実施例により具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、以下に表示する部は、質量部である。
【0026】
(アクリル系共重合体の調製)
冷却管、攪拌機、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート93.4部、酢酸ビニル3部、アクリル酸3.5部、2−ヒドロキシーエチルアクリレート0.1部と、重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチルニトリル0.2部とを酢酸エチル100部に溶解し、窒素置換後、80℃で8時間撹拌して重合させ、固形分50%、重量平均分子量40万のアクリル系共重合体溶液を得た。
【0027】
(アクリル系粘着剤組成物の調製)
上記アクリル系共重合体固形分100部に対し、表1に示す割合で、粘着付与樹脂、蛍光増白剤、および架橋剤を配合し、トルエンに溶解して固形分50%の粘着剤組成物a、bを調整した。ただし、表1中の「イソシアネート系架橋剤」の配合量は40%酢酸エチル溶液の質量部で表した。
【0028】
【表1】
【0029】
表1記載の▲1▼〜▲3▼は以下の通りである。
▲1▼重合ロジンペンタエリスリトールエステル(荒川化学社製「D−135」)
▲2▼オキサゾール系蛍光増白剤(日本化学工業所製「ニッカフローOB」)
▲3▼イソシアネート系架橋剤(大日本インキ化学工業社製「バーノックNC40」固形分)
【0030】
(実施例1)
(粘着テープの作製)
表1に記載した粘着剤組成物aを充分に撹拌した後、離型処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが17μmとなるよう塗工して、100℃で2分間乾燥して粘着剤層を得た。これを帝人デュポンフィルム社製テフレックスFW−2(A)(13μm)の両面に転写し、80℃の熱ロールで4kgf/cmの圧力でラミネートし、さらに、40℃で2日間養生して、両面粘着テープを得た。
【0031】
(実施例2)
帝人デュポンフィルム社製テフレックスFW−2(13μm)の代わりに東レ社製ルミラーE−20(B)(38μm)を用いた以外は、実施例1と同様にして、両面粘着テープを得た。
【0032】
(比較例1)
粘着剤組成物aの代わりに粘着剤組成物bを用いた以外は、実施例1と同様にして、両面粘着テープを得た。
【0033】
(比較例2)
粘着剤組成物aの代わりに粘着剤組成物bを用いた以外は、実施例2と同様にして、両面粘着テープを得た。
【0034】
実施例、比較例で作成した両面粘着テープについて、以下に示す方法により、接着力、色味、光反射性、テープ厚み、画面の明るさを評価した。評価結果は、表2および3に記載した。
【0035】
(接着力)
ステンレス板に、白色面を20μmのポリエステルフィルムで裏打ちした20mm幅の粘着テープを、23℃50%RHの下2kgローラーで1往復加圧貼付し1時間放置後、23℃50%RHで300mm/minの速度で引っ張って、180°ピール接着力を測定した。
【0036】
(色味)
粘着テープの白色面の外観を目視にて評価した。外観はブランク(作成直後)と耐熱放置後(80℃500時間放置)を評価した。
【0037】
(光反射性)
粘着テープ白色面の反射率を、日本電色工業製分光式色差計「SE−2000」を用い測定した。表には450nm、550nm、650nmの波長での反射率を示した。
【0038】
(テープ厚み)
厚み計で、両面テープの厚みを測定した。厚みが75μm以下の場合を適合とした。
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
表2に示した結果から明らかなように、実施例の反射性粘着テープは、薄膜でありながら、いずれも色味に優れ、高い光反射性、接着性を示した。
【0042】
一方、表3に示した結果から明らかなように、比較例1、2の粘着テープは、接着性には優れるものの、黄色味を帯びるため色味が優れず、450nmにおける光反射率に劣る。
【0043】
図3の各波長における反射率のグラフから明らかなように、蛍光増白剤により、紫外線領域の光を有効に可視領域に利用することができるため、蛍光増白剤を含む粘着剤を使用した本願発明の粘着テープは高い反射率を示した。
【0044】
【本発明の効果】
以上のように、本発明は薄型で黄色味が少なく、高い光反射性をもつ反射性粘着テープを提供する。本発明の反射性粘着テープは、液晶表示装置部材の接着固定用粘着テープとして有用である。特に液晶表示装置部材の接着固定用粘着テープとして、光源側の面が反射性を有する面となるよう固定した場合、LED(特に青色LED)からの紫外光、近紫外光を吸収して、可視光に転換して反射有効利用させ、液晶表示装置の輝度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示装置分解図
【図2】反射性粘着テープの構成図
【図3】光反射面での反射率
【符号の説明】
1・・・・・液晶パネル
2・・・・・ドライバー
3・・・・・反射性粘着テープ
4・・・・・プリズムシート
5・・・・・拡散シート
6・・・・・バックライト
7・・・・・バックライト枠体
8・・・・・導光板
9・・・・・反射板
100・・・白色樹脂フィルム
101・・・粘着剤層(蛍光増白剤含有)
102・・・蛍光増白剤
103・・・粘着剤層
Claims (11)
- 白色樹脂フィルムの少なくとも一方の面上に、蛍光増白剤を含有する粘着剤層を積層した粘着テープであって、該フィルムの厚みが10μm以上、30μm以下であって、該粘着面側の光反射率が70%以上であることを特徴とする光反射性粘着テープ。
- 白色樹脂フィルムの一方の面上に、蛍光増白剤を含有する粘着剤層を積層した粘着テープであって、該フィルムの厚みが30μmを超えて40μm以下であって、該粘着面側の光反射率が80%以上であることを特徴とする光反射性粘着テープ。
- 前記蛍光増白剤がオキサゾール系樹脂である請求項1または2記載の光反射性粘着テープ。
- 前記蛍光増白剤の軟化点が60℃以上である請求項1〜3の何れかの請求項に記載の光反射性粘着テープ。
- 前記蛍光増白剤の添加量が粘着剤に対し、0.01質量%〜1質量%である請求項1〜4の何れかの請求項に記載の光反射性粘着テープ。
- 前記白色樹脂フィルムが白色顔料を練り込んだポリエステルフィルムである請求項1〜5の何れかの請求項に記載の光反射性粘着テープ。
- 前記白色樹脂フィルムが平均粒径0.1〜0.4μmの二酸化チタン又は硫酸バリウムを10〜40質量%含有する請求項1〜6の何れかの請求項に記載の光反射性粘着テープ。
- 前記光反射性を有する面側に設けられた粘着剤層に、重合ロジンエステル系粘着付与樹脂が含有することを特徴とする請求項1〜7の何れかの請求項に記載の光反射性粘着テープ。
- 前記白色樹脂フィルムの両面に粘着剤層が積層された請求項1〜8の何れかの請求項に記載の光反射性粘着テープ。
- 液晶表示装置部材の接着固定用テープであって、光源側の面が反射性を有する面である請求項1〜9の何れかの請求項に記載の光反射性粘着テープ。
- 前記液晶表示装置部材が、光源として青色LEDを有する請求項10に記載の光反射性粘着テープ。
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