JP2004231401A - 画像形成装置 - Google Patents

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英全 相羽
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Abstract

【課題】金型といった初期投資をすること無く、安価に、安定して接地することを可能とし、かつ、脱着が容易でしかも振動や落下などでも外れない接地部材を有した画像形成装置を提供することが課題である。
【解決手段】ねじりスプリングの両端にアーム部を設けて接地部材を構成し、この接地部材のスプリングの内径より広い幅とした入り口部と内径より狭い幅とした保持部とを有してスプリング部を保持する保持具と、前記接地部材の固定用アーム端を固定する固定具とを設け、前記接地部材のスプリング部を保持具で保持すると共に固定用アームを固定具で固定し、前記保持具または固定具のいずれか若しくは両方を導電性板で構成して前記導電性を有するローラ軸を接地するようにした。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置に関し、特に、記録紙搬送用ローラに生じる静電気を逃すためのアース手段に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置では、記録紙の搬送のため種々の搬送ローラが使われているが、それらローラは非導電性であるため静電気が生じ、記録紙の重送や制御回路への悪影響などの問題を生じることがある。そのため従来では、例えば搬送ローラへの駆動力伝達、切断のためにクラッチなどが設けられ、導電性のローラ軸が電気的に非接地状態となる画像形成装置においては、板バネの一端を導電性を有するローラ軸に押し当て、他端を導電性の画像形成装置本体の金属フレームに押し当てるといった方法でローラ軸の接地(アース)を行っていた。しかしながらこの方法では、板バネの量産時に金型が必要となり、また、板バネの形状が複雑となるにつれて工程が増えて部品単価が上がり、さらに、板バネを使うことによって板幅が必要となって、機構スペースが大きくなるなどの問題があった。
【0003】
そのため例えば特許文献1には、一端を湾曲させてローラ軸端部に引掛けるためのフックを、中央に画像形成装置本体に締め付ける一巻部を、他端に画像形成装置の導電性部分に押圧する圧縮コイルバネ部を有した線条バネを用い、一巻部を画像形成装置本体に締め付けると共にフックを導電性のローラ軸端部に押圧させ、確実に接地(アース)できるようにした構成が示されている。また特許文献2には、ロール状のプリント紙の紙収納部をケース外に引き出し自在としたプリンタにおいて、シャーシを、導電性部材で構成したメインシャーシとプリント紙の紙収納部を有するサブシャーシとで構成し、カッターとメインシャーシをバネで接続してカッターにたまった静電気を確実に逃すようにした構成が示されている。
【0004】
【特許文献1】
登録実用新案第2579898号
【特許文献2】
特許第3321816号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特許文献1に示された装置は、一端を導電性部分に固定するために圧縮コイルバネ部としてあり、導電性部分に押圧して挿入するが、挿入に際して力が必要であるにもかかわらず振動などによって外れてしまう可能性がある。すなわち、画像形成装置における記録紙の搬送用ローラは、必要なときのみ記録紙を搬送するためのクラッチが用いられているが、メンテナンスのためにクラッチを外す場合はこういった接地部材を容易に着脱できることが要求され、また逆に、振動や落下などで簡単に外れてしまうようでも問題が生じる。すなわちこういった接地部材は、比較的簡単に脱着できると共に、振動や衝撃によっても外れないようにという相反する要求を満たす必要がある。
【0006】
また特許文献2に示された装置は、特許文献1と同様板バネではなく線状バネを用いてはいるが、紙収納部がケース外に開放する開位置と、ケース内に収納される閉位置の両者で、ケースとカッターがアースされるようにスプリングを用いているだけであり、ローラ軸のアースのための構成ではない。
【0007】
そのため本発明においては、金型といった初期投資をすること無く、安価に、安定して接地(アース)することを可能とし、かつ、脱着が容易でしかも振動や落下などでも外れない接地部材を有した画像形成装置を提供することが課題である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明においては、
ねじりスプリングの両端に接地用アームと固定用アームを設けて構成した接地部材の接地用アームを、画像形成装置本体に電気的に絶縁された状態で回転自在に支持された導電性を有するローラ軸に当接させて接地するようにした画像形成装置において、
前記ねじりスプリングの内径より広い幅とした入り口部と内径より狭い幅とした保持部とを有し、該保持部に前記接地部材のスプリング部を保持する保持具と、前記接地部材の固定用アーム端を固定する固定具とを設け、前記接地部材のスプリング部を保持具で保持すると共に固定用アームを固定具で固定し、前記保持具または固定具のいずれか若しくは両方を導電性材料で構成して前記導電性を有するローラ軸を接地するようにしたことを特徴とする。
【0009】
このように接地部材とその保持具とを構成することにより、まず接地部材がスプリングであるから従来の接地部材のように金型といった初期投資をする必要が無い。また、ねじりスプリングの保持具を、ねじりスプリングの内径より広い幅とした入り口部と、内径より狭い幅とした保持部とで構成したから、このねじりスプリングを保持具に入れるときは圧入することで容易に保持具に挿入できるにもかかわらず、一度保持具に入ったねじりスプリングは保持具入り口に阻止されて容易に抜けず、安価に、安定して接地をとることが可能となる。また、メンテナンスによって導電性を有するローラ軸から接地部材の当接を外した場合でも、接地部材を保持具から取り外さない限り外れないから、紛失するといったことが防止できる。しかも、両アームを巻き径部が広がる方向に回転させれば、保持部の入り口部を容易に通過させて外すことができ、脱着が容易にもかかわらず振動や落下などでも外れない接地部材を有した画像形成装置を提供できる。
【0010】
そして、前記保持具におけるスプリングの保持部は、前記接地用アームを導電性を有するローラ軸に当接させ、前記固定用アームを固定具に固定した状態でスプリングの内径より狭い幅とし、さらに、前記保持具におけるスプリングの保持部は、前記スプリングの高さ方向をスプリングの高さより広く形成したことにより、ねじりスプリングの接地用アームを導電性を有するローラ軸に当接させて固定用アームを固定具に固定したセット状態では、スプリングの内径が小さくなると共にスプリングの高さ方向が高くなるが、それによってスプリングの動きが阻害されて設計値以上の応力が発生したり、ローラ軸と接地用アームとの接触部で削れや異音等の発生する原因が防止できる。
【0011】
また、前記保持具におけるスプリングの保持部は、前記接地用アーム側における保持具端部からの間隔を逆側より大きく設けたことにより、導電性を有するローラ軸に接地用アームをかけてスプリング部の内径が小さくなっても、この保持具と緩衝しないようにすることができる。
【0012】
また、前記接地部材の接地用アームは、前記導電性を有するローラ軸への当接部位に円弧状部を設けると共に端部を起こし、さらに、前記導電性を有するローラ軸に、前記接地用アーム端部を当接させる溝を設け、この溝の深さと幅は、前記スプリングを構成する線材の直径より深く、幅を線材の直径の2倍以上としたことにより、接地部材が確実に導電性を有するローラ軸に掛かって振動や画像形成装置本体が落下したような衝撃でも外れないようになり、またセット状態で保持具と接地部材のスプリング部との間でガタがあるため、保持具にセットしたときにある程度傾いても、接地用アームと溝の側面との間でこすれが発生しないので、回転抵抗が大きくなったり音がするなどの影響を防止することができる。
【0013】
またこの溝には、絶縁性のグリスを塗布したことによって摺動抵抗を軽減し、そのため音が発生するなどのことを防止することができる。更にまた、導電性を有するシャフトがメッキされている場合でも、このグリスによってシャフトの酸化防止に有効となる。
【0014】
さらに、前記固定具に切れ込みを有する挟持部を設け、該挟持部によって挟持した前記固定用アームが固定具端と挟持部の間で撓む位置にくるよう固定具を保持部との位置関係で配置したことにより、接地部材を確実に固定して、画像形成装置本体が落下した場合でも接地部材が外れたりしないようにすることができる。
【0015】
また、前記固定具に切れ込みを有する挟持部を設けると共に固定用アーム端部に山形形状部を有した「コ」の字状の屈曲部を設け、前記挟持部によって前記固定用アームを撓ませながら端部の「コ」の字状屈曲部と山形形状部を保持して固定用アームを固定することで、接地部材を確実に固定して、画像形成装置本体が落下した場合でも接地部材が外れたりしないようにすることができる。
【0016】
そして、前記接地部材のスプリングを、第1の巻き径部と、少なくとも2巻き以下を前記第1の巻き径部より小径とした第2の巻き径部とで構成し、さらに前記接地部材の保持具は、入り口部の幅を、前記第2の巻き径部の内径より大きくしたことにより、このねじりスプリングを保持具に入れるときは第2の巻き径部で押圧することで全てを同径としたときより容易に保持具に挿入できるにもかかわらず、一度保持具に入ったねじりスプリングは第2の巻き径部が保持具入り口に阻止されて容易に抜けず、安価に、安定して抜け防止と回転止め、及び接地を行うことが可能となる。また、メンテナンスによってクラッチを交換するような場合でも、ねじりスプリングを保持具から取り外さない限り外れないから、紛失するといったことが防止できる。しかも、両端のアームを第2の巻き径部が広がる方向に回転させれば、保持部の入り口部を容易に通過させて外すことができ、脱着が容易にもかかわらず振動や落下などでも外れない接地部材を有した画像形成装置を提供できる。
【0017】
そして、前記接地部材の保持具は、保持したスプリング部の第1の巻き径部に対応する部位の幅を、第1の巻き径部の内径より小さくしたことにより、ローラ軸側アームをローラ軸に掛けることでスプリングが締まってもバネの設計値が狂うことがなく、従って荷重が重くなって強く当たり、回転抵抗が大きくなったり音がするなどの問題を防止できる。
【0018】
また、前記接地部材の保持具は、保持したスプリング部の第2の巻き径部に対応する部位の幅を、第1の巻き径部に対応する部位の幅より狭くし、さらに、前記接地部材の保持具における第2の巻き径部に対応する部位は、前記接地部材の導電性を有するローラ軸に掛けるアーム側におけるスプリングとの空間を、逆側より広くなるようにしたことにより、導電性を有するローラ軸にアームをかけてスプリング径が小さくなっても、この保持具と緩衝しないようにすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0020】
図1は本発明に係る画像形成装置における主要構成要素と記録紙の搬送経路を説明するための概念図、図2は本発明に係る画像形成装置の外カバーを除いて駆動力伝達機構側から見た側面図、図3は本発明に係る画像形成装置の接地部材の取り付け状況を示した図、図4は本発明に係る画像形成装置の接地部材における接地用アームのセット状態と非セット状態を示した図、図5は本発明に係る画像形成装置における接地部材の保持具と固定具を示した図、図6は本発明に係る画像形成装置における接地部材のセット状態を示した斜視図、図7は本発明に係る画像形成装置における接地用アームの固定具への取り付け状態を示した図、図8は本発明に係る画像形成装置における接地用アームの導電性を有するローラ軸への当接部位の図、図9は本発明に係る画像形成装置における接地部材の第2実施形態のセット状態を示した図、図10は本発明に係る画像形成装置における接地部材の第2実施形態の保持具と固定具を示した図、図11は本発明に係る画像形成装置における接地部材の保持具の他の実施形態を示した図、図12は本発明に係る画像形成装置における接地部材の固定具の他の実施形態を示した図である。
【0021】
図中同一構成要素には同一番号を付し、図1において1は記録紙2を収容した給紙カセット、3は記録紙2をピックアップするピックアップローラ、4はピックアップした記録紙2を送り出す給紙ローラ、5は中間ローラ、6は手差し給紙部に置かれた記録紙を一枚ずつ送り出す第2給紙ローラ、7は送られてきた記録紙2の姿勢を正し、感光体8上のトナー像形成タイミングに合わせて転写位置に記録紙を送り出すレジストローラ、8は感光体(像担持体)、9は転写ローラ、10は定着ローラ、11は排出ローラ、12はこれらピックアップローラ3、中間ローラ5、第2給紙ローラ6、レジストローラ7、感光体(像担持体)8、定着ローラ10、排出ローラ11などへ駆動力を送るモータ、13は給紙カセット1からの記録紙の搬送路、14は手差し給紙部からの記録紙の手差し搬送路、15は中間ローラ5から排出ローラ11までの搬送路である。なおこのうち、ピックアップローラ3、中間ローラ5、第2給紙ローラ6、レジストローラ7によって給紙・搬送系が構成され、また、感光体8の周りには、図示していないが帯電装置、露光装置、現像装置、クリーナーなどが配されてプロセスユニットを構成し、さらに定着ローラ10、排出ローラ11などによって定着・排紙系が構成されている。また、給紙ローラ4から中間ローラ5まで、中間ローラ5からレジストローラ7まで、感光体8から定着ローラ10まで、定着ローラ10から排出ローラ11までは、図示しない搬送ガイドや搬送ローラが設けられている。
【0022】
図2において20は画像形成装置の外カバーを外した装置本体、21は駆動力伝達機構を配する画像形成装置のベースフレーム、22はモータ12の駆動力を前記した給紙・搬送系、プロセスユニット、定着・排紙系などへ伝えるギア列を有し、導電性の金属板で作成されたドライブプレート、24は手差し搬送路14から記録紙をレジストローラ7に送り出すための第2給紙ローラ6に駆動力の伝達、切断を行うスプリングクラッチ25を制御するフラッパーソレノイド、26は中間ローラ5の回転、停止を制御する中間クラッチ、27はレジストローラ7の回転、停止を制御するレジストクラッチ本体とクラッチホルダーからなるレジストクラッチ組立部材(以下単にレジストクラッチと称す)であり、28はピックアップローラ3の回転、停止を制御する給紙クラッチである。
【0023】
図3、図4において30は接地部材、31は一例として第2給紙ローラ6とこの第2給紙ローラ6へ駆動力の伝達、切断を行うスプリングクラッチ25の導電性を有するローラ軸、32はドライブプレート22に設けた接地部材30の保持具、33は同じくドライブプレート22に設けた接地部材30の固定具、41は接地部材30の導電性を有するローラ軸31に当接する円弧状部42を設けた接地用アーム、43は円弧状部42を導電性を有するローラ軸31に容易に掛けられるようにするために起こされた端部、44は接地部材30を構成するコイル状のねじりスプリング部(以下ねじりスプリング部と称する場合がある)であり、45は前記ねじりスプリング部44から一方側に延びた接地部材30の固定用アーム、46は同じく前記ねじりスプリング部44から他方側に延びるとともに略コの字状に屈曲させた固定端部であり、この固定端部46には接地部材30における固定具33への固定用山形形状47を設けている。そしてこのねじりスプリング部44において、48は第1の巻き径部、49は第1の巻き径部48より少なくとも2巻き以下を小径とした第2の巻き径部である。また、図5において50は保持具32の接地部材30における第1の巻き径部48を保持する部位、51は保持具32の接地部材30における第2の巻き径部49に対応した切り欠きが設けられた部位、52は保持具32における接地部材30の入り口部、53は固定具33に接地部材30における固定端部46をはめ込んで挟持するための切れ込み54を設けて折り曲げた挟持部、55は接地部材30の固定端部46を強く固定するための突起、56は切れ込み部54の肩である。さらに、図8において60は導電性を有するローラ軸31に設けた接地部材30の円弧状部42を掛ける溝であり、図9、図10において70は本発明の第2実施形態の接地部材であり、71は接地部材70を構成するコイル状のねじりスプリング部(以下ねじりスプリング部と称する場合がある)であり、73は前記ねじりスプリング部71から一方側に延びた固定用アーム、72は同じく前記ねじりスプリング部71から他方側に延びた接地用アーム、74は固定具、75は切れ込み、76は挟持部、77は保持具、78はねじりスプリング部71を保持する部位、79は入り口部である。さらに、図11において80、81は切り欠き、図12において82は固定具、83は切れ込み、84は挟持部、85は折り曲げ部をそれぞれ示している。
【0024】
最初に図1に基づき、本発明を用いた画像形成装置の一実施例の動作概略を説明する。図1は、画像形成装置における主要構成要素と記録紙の搬送経路を説明するための概念図であり、ドライブプレート22の一面に設けられたモータ12により、給紙カセット1に収容された記録紙2をピックアップするピックアップローラ3、その記録紙2を送り出す給紙ローラ4、中間ローラ5、手差し給紙部に置かれた記録紙を一枚ずつ送り出す第2給紙ローラ6、送られてきた記録紙2の姿勢を正し、感光体8上のトナー像形成タイミングに合わせて転写位置に記録紙を送り出すレジストローラ7、感光体(像担持体)8とその周辺に配置された図示していない帯電装置、露光装置、現像装置、クリーナーなどで構成されるプロセスユニット、定着ローラ10、排出ローラ11などを駆動する。そしてこのうち、ピックアップローラ3、中間ローラ5、第2給紙ローラ6、レジストローラ7、定着ローラ10、排出ローラ11は、図2に示したように給紙クラッチ28(ピックアップローラ3に対応)、中間クラッチ26(中間ローラ5に対応に対応)、スプリングクラッチ25(第2給紙ローラ6)、レジストクラッチ27(レジストローラ7に対応)、及び図示していない定着クラッチ、排出クラッチなどが取り付けられ、必要なときに駆動力が伝達されて回転するようになっている。
【0025】
今、図示していない制御装置から画像形成指示が来ると、図示していない露光装置で感光体8が露光されて潜像が形成され、やはり図示していない現像装置によってその潜像が現像されてトナー像が形成される。一方、給紙カセット1に収容された記録紙2は、ピックアップローラ3でピックアップされて給紙ローラ4で中間ローラ5に送られ、さらにレジストローラ7に送られる。そして、このレジストローラ7によって感光体8上にトナー像が形成されるタイミングに合わせて転写位置に送られ、バイアスを印加された転写ローラ9によって感光体8上のトナー像が転写される。こうしてトナー像が転写された記録紙2は、定着ローラ10に送られて定着され、排出ローラ11で排出される。すなわち、ピックアップローラ3は、画像形成指示が来たときに給紙クラッチ28がつながって給紙カセット1に収容された記録紙2をピックアップし、第2給紙ローラ6は、手差し搬送路14に記録紙2が置かれてスプリングクラッチ25がつながったときに回転して記録紙2を中間ローラ5に送り出す。一方中間ローラ5は、これらピックアップローラ3、第2給紙ローラ6によって記録紙2が送られてきたときに中間クラッチ26がつながって記録紙2をレジストローラ7に送り届け、レジストローラ7は、感光体8にトナー像が形成されてそのトナー像の先端が転写ローラ9の位置に来るタイミングに合わせてレジストクラッチ27がつながったときに、記録紙2を転写位置に送り出すよう構成されている。
【0026】
そして本発明は、図2に25、26、28で示したスプリングクラッチ、中間クラッチ、給紙クラッチのように、第2給紙ローラ6、中間ローラ5、ピックアップローラ3などの導電性を有するローラ軸に直接取り付けられ、結果的にこれら導電性のローラ軸を電気的に絶縁した状態にするクラッチを有したローラ軸の接地を行う場合に用いられるもので、図4に示したように、ねじりスプリング部44の両端に接地用アーム41、固定用アーム45を有し、ねじりスプリング部44を第1の巻き径部48と、第1の巻き径部48より少なくとも2巻き以下を小径とした第2の巻き径部49で構成した接地部材30を用い、図3に示したように、接地用アーム41の円弧状部42を導電性を有するローラ軸31に、ねじりスプリング部44を保持具32に、固定用アーム45を固定具33で固定して、導電性を有するローラ軸31を接地するようにしたものである。なお以下の説明では、本発明をスプリングクラッチ25のローラ軸31の接地をする場合を例に説明するが、他のクラッチにおいて接地を行う場合も同様に構成できることは自明である。
【0027】
そして接地部材30を保持する保持具32は、図6から明らかなように、前記ドライブプレート22から切り起こされて形成され、その詳細を図3における矢印Aの方向から見た図5に示したように、基部を接地部材30のねじりスプリング部44の第1の巻き径部48の内径Dより大きな幅Lとし、その上に内径Dより小さな幅Lとした第1の巻き径部48を保持する部位50と、第2の巻き径部49に対応した切り欠きが設けられた幅L、Lの部位51、そして第2の巻き径部49の径Dより大きい幅Lを有した入り口部52が設けられている。そして部位51における切り欠きは、図5における左側の100で示したところより、この接地部材30における導電性を有するローラ軸31に円弧状部42を当接させる接地用アーム41の方(図5における右側101)を深くしてある。
【0028】
一方、接地部材30の固定用アーム45の固定端部46を固定する固定具33は、ドライブプレート22から切り起こされて形成され、図5、及び図3における矢印Bの方向から見た図6、さらに図7に示したように、一部に切れ込み54を設けて折り曲げ、固定用アーム45の固定端部46を固定する挟持部53と、アーム45を撓ませてアーム45の固定状態を強くするための固定突起55を有している。さらにコイル状のねじりスプリング部44は、このスプリング部44の倒れ防止や接地部材30の保持を強くするため、アーム45に固定端部46と固定用山形形状47を有している。
【0029】
また導電性を有するローラ軸31には、図6、図8に示したように、接地部材30の円弧状部42をかける溝60が設けられている。そしてこの溝60は、接地部材30におけるねじりスプリング部44を保持具32で保持して円弧状部42をこの溝60にセットしたとき、第1の巻き径部48と第1の巻き径部48を保持する部位50との間の隙間のためにセット時に傾くが、その傾きに対して影響が出ないように幅Lが、接地部材30を作っている線材の径の2倍以上としてある。さらにこの溝60は、画像形成装置を落下させたときなどの衝撃によってこの接地部材30が導電性を有するローラ軸31から外れることがないよう深さHを、接地部材30を作っている線材42の径より大きくしてある。そしてこの溝60には、絶縁性グリスを塗布して接地部材30と導電性を有するローラ軸31との摺動抵抗を小さくすると共に、摺動音などの異音を防止するようにしてある。またローラ軸31にメッキが施されている場合には、たとえ摺動によってメッキがはがれても、シャフトの酸化を防止し、接地効果の確保に役立っている。
【0030】
この接地部材30は、図4における(b)のように非セット状態においてはねじりスプリング部44の両側の接地用アーム41、固定用アーム45がほぼ直線状態となっている。そして、この接地部材30のねじりスプリング部44を保持具32の入り口部52に挿入すると、ねじりスプリング部44の第1の巻き径部48はそのまま入り、この入り口部52の幅Lより狭い内径Dの第2の巻き径部49は、入り口部52に設けられた傾斜部で広げられて入ってゆき、第1と第2の巻き径部を保持する部位50、51に収まる。するとこのスプリング部44は、第2の巻き径部49の内径Dが保持具32の入り口部52の幅Lより狭いから、画像形成装置が落下したり振動しても、この保持具32から自然に外れるということが無くなる。それにもかかわらずこの接地部材30における接地用アーム41と固定用アーム45を、第2の巻き径部49の径が広がる方向に回せば、第2の巻き径部49の径Dが入り口部52の幅Lより大きくなって容易に取り外すことができる。
【0031】
そして、接地部材30の固定用アーム45における固定端部46を固定具33の挟持部53の切れ込み54に挿入し、さらにこの固定端部46に設けられている固定用山形形状47を切れ込み部の肩56にかける。すると固定用アーム45における固定端部46は、突起55と切れ込み部54によって図7に示したように撓まされて強く固定され、画像形成装置本体が落下したり振動しても外れるということが無くなる。そのためこの状態で、接地用アーム41を図4における(a)のセット位置まで持ってきて、図3、あるいは図6に示したように、円弧状部42の端部43を持って導電性を有するローラ軸31に設けた溝60に円弧状部42をかけてやる。
【0032】
このようにすることにより接地部材30は、脱着が容易でしかも振動や落下などでも外れず、しかもメンテナンスなどで導電性を有するローラ軸31から円弧状部42を外しても自然に落下したりすることがない。
【0033】
また、本発明は以上のような構成だけでなく、種々の変形が可能である。例えば図9は、本発明の画像形成装置おける接地部材の第2実施形態であり、この第2実施形態における接地部材70を構成するねじりスプリング部71は、図4に示した第1実施形態のスプリング部とは異なり、全て同一径とすると共に接地用アーム72と固定用アーム73を直線部のみで形成してある。そして、この図9における矢印A方向から見た図10に示した固定用アーム73を固定する固定具74は、図5に示した第1実施形態と同様切れ込み部75を有した挟持部76を設けてある。また保持具77は、ドライブプレート22から切り起こして基部を接地部材70のねじりスプリング部71の内径Dより大きな幅Lとし、その上にスプリング部の内径Dより小さな幅Lとして接地用アーム72側を図中103(101)のように切り欠き部を設け、接地用アーム72を導電性を有するローラ軸31にかけて内径Dが縮まった場合に備えたスプリング部を保持する部位78と、スプリング部の内径Dより大きい幅Lを有した入り口部79が設けられている。
【0034】
そして、スプリングクラッチ25の軸31の接地をおこなう場合、接地部材70におけるスプリング部71をこの保持具77における入り口部79から挿入する。このスプリング部71は、内径Dが保持具77の入り口部79の幅Lより狭いから、一度入り口部79から挿入すると、画像形成装置が落下したり振動しても、この保持具77から自然に外れるということが無くなる。それにもかかわらず、この接地部材70における接地用アーム72と固定用アーム73をスプリング部を広げる方向に回せば、内径Dが入り口部79の幅Lより大きくなり、取り外しは容易である。そして、固定用アーム73を固定具74における切れ込み部75で挟持すると、図9から明らかなように固定用アーム73は、固定具74の左端と切れ込み部75によって撓むような位置にこの固定具が配置してあり、そのため固定用アーム73は強固に固定され、画像形成装置本体が落下したり振動しても外れるということが無くなる。そしてこの状態で接地用アーム72を移動して、スプリングクラッチ28の導電性を有するローラ軸31の溝60に当接させてやる。
【0035】
このようにすることにより、接地部材70の固定用アーム73は固定具74によってしっかり固定され、しかもスプリング部71の内径Dが保持具77との入り口部79の幅より狭いから、振動や落下などがあっても簡単に外れることがない。そのため、メンテナンスなどで導電性を有するローラ軸31や固定具74からこの接地部材70の接地用アーム72や固定用アーム73を外しても、保持具77から外れて紛失したりすることもない。
【0036】
なお、以上の説明では給紙クラッチ28を例に説明してきたが、前記したように中間クラッチ26やレジストクラッチ27に応用できることは自明である。また以上の説明では、保持具77における接地部材70のスプリング部71を保持する部位78は、図10においては図上右側の接地用アーム72側のみを切り欠いて(切り欠き部103(101))接地用アーム72を導電性を有するローラ軸31にかけて内径Dが縮まった場合に備えるようにしたが、この切り欠きを図11に示したように、保持具77の両側に80、81として設けても良い。このようにすると、接地部材70における接地用アーム72を導電性を有するローラ軸31にかけてスプリング径が小さくなっても、この保持具77と緩衝しないようにすることができる。さらに、固定具74についても図10における説明では、切れ込み部75を有した挟持部76を持つとだけ説明したが、前記図7で説明したように突起55を設けてもよく、また、図12に示したように、切れ込み83を有した挟持部84だけでなく、挟持部84の逆側に固定用アーム73を図12(B)のように撓ませる折り曲げ部85を設けて固定具82を構成してもよい。このようにすると、固定用アーム73はより強固に固定される。
【0037】
【発明の効果】
以上記載の如く本発明によれば、ねじりスプリングで構成した接地部材のスプリングの内径より広い幅とした入り口部と内径より狭い幅とした保持部とを有し、該保持部に前記接地部材のスプリング部を保持する保持具と、前記接地部材の固定用アーム端を固定する固定具とを設け、前記接地部材のスプリング部を保持具で保持すると共に固定用アームを固定具で固定し、前記保持具または固定具のいずれか若しくは両方を導電性板で構成して前記導電性を有するローラ軸を接地するようにしたことにより、まず接地部材がスプリングであるから従来の接地部材のように金型といった初期投資をする必要が無い。また、ねじりスプリングの保持具を、ねじりスプリングの内径より広い幅とした入り口部と、内径より狭い幅とした保持部とで構成したから、このねじりスプリングを保持具に入れるときは圧入することで容易に保持具に挿入できるにもかかわらず、一度保持具に入ったねじりスプリングは保持具入り口に阻止されて容易に抜けず、安価に、安定して接地をとることが可能となる。また、メンテナンスによって導電性を有するローラ軸から接地部材の当接を外した場合でも、接地部材を保持具から取り外さない限り外れないから、紛失するといったことが防止できる。しかも、両アームを巻き径部が広がる方向に回転させれば、保持部の入り口部を容易に通過させて外すことができ、脱着が容易にもかかわらず振動や落下などでも外れない接地部材を有した画像形成装置を提供できる。
【0038】
そして、前記保持具におけるスプリングの保持部は、接地用アームを導電性を有するローラ軸に当接させ、固定用アームを固定具に固定した状態でスプリングの内径より狭い幅とし、さらに、前記保持具におけるスプリングの保持部は、スプリングの高さ方向をスプリングの高さより広く形成したことにより、ねじりスプリングの接地用アームを導電性を有するローラ軸に当接させて固定用アームを固定具に固定したセット状態では、スプリングの内径が小さくなると共にスプリングの高さ方向が高くなるが、それによってスプリングの動きが阻害されて設計値以上の応力が発生したり、ローラ軸と接地用アームとの接触部で削れや異音等の発生する原因が防止できる。
【0039】
また、前記保持具におけるスプリングの保持部は、接地用アーム側における保持具端部からの間隔を逆側より大きく設けたことにより、導電性を有するローラ軸に接地用アームをかけてスプリング径が小さくなっても、この保持具と緩衝しないようにすることができる。
【0040】
また、前記接地部材の接地用アームは、前記導電性を有するローラ軸への当接部位に円弧状部を設けると共に端部を起こし、さらに、前記導電性を有するローラ軸に、前記接地用アーム端部を当接させる溝を設け、この溝の深さと幅は、前記スプリングを構成する線材の直径より深く、幅を線材の直径の2倍以上としたことにより、接地部材が確実に導電性を有するローラ軸に掛かって振動や画像形成装置本体が落下したような衝撃でも外れないようになり、またセット状態で保持具と接地部材のスプリング部との間でガタがあるため、保持具にセットしたときにある程度傾いても、接地用アームと溝の側面との間でこすれが発生しないので、回転抵抗が大きくなったり音がするなどの影響を防止することができる。
【0041】
またこの溝には、絶縁性のグリスを塗布したことによって摺動抵抗を軽減し、そのため音が発生するなどのことを防止することができる。更にまた、導電性を有するシャフトがメッキされている場合でも、このグリスによってシャフトの酸化防止に有効となる。
【0042】
さらに、前記固定具に切れ込みを有する挟持部を設け、該挟持部によって挟持した前記固定用アームが固定具端と挟持部の間で撓む位置にくるよう固定具を保持部との位置関係で配置したことにより、接地部材を確実に固定して、画像形成装置本体が落下した場合でも接地部材が外れたりしないようにすることができる。
【0043】
また、前記固定具に切れ込みを有する挟持部を設けると共に固定用アーム端部に山形形状部を有した「コ」の字状の屈曲部を設け、前記挟持部によって前記固定用アームを撓ませながら端部の「コ」の字状屈曲部と山形形状部を保持して固定用アームを固定することで、接地部材を確実に固定して、画像形成装置本体が落下した場合でも接地部材が外れたりしないようにすることができる。
【0044】
そして、前記接地部材のスプリングを、第1の巻き径部と、少なくとも2巻き以下を前記第1の巻き径部より小径とした第2の巻き径部とで構成し、さらに前記接地部材の保持具は、入り口部の幅を、前記第2の巻き径部の内径より大きくしたことにより、このねじりスプリングを保持具に入れるときは第2の巻き径部で押圧することで全てを同径としたときより容易に保持具に挿入できるにもかかわらず、一度保持具に入ったねじりスプリングは第2の巻き径部が保持具入り口に阻止されて容易に抜けず、安価に、安定して抜け防止と回転止め、及び接地を行うことが可能となる。また、メンテナンスによってクラッチを交換するような場合でも、ねじりスプリングを保持具から取り外さない限り外れないから、紛失するといったことが防止できる。しかも、両端のアームを第2の巻き径部が広がる方向に回転させれば、保持部の入り口部を容易に通過させて外すことができ、脱着が容易にもかかわらず振動や落下などでも外れない接地部材を有した画像形成装置を提供できる。
【0045】
そして、前記接地部材の保持具は、保持したスプリング部の第1の巻き径部に対応する部位の幅を、第1の巻き径部の内径より小さくしたことにより、ローラ軸側アームをローラ軸に掛けることでスプリングが締まってもバネの設計値が狂うことがなく、従って荷重が重くなって強く当たり、回転抵抗が大きくなったり音がするなどの問題を防止できる。
【0046】
また、前記接地部材の保持具は、保持したスプリング部の第2の巻き径部に対応する部位の幅を、第1の巻き径部に対応する部位の幅より狭くし、さらに、前記接地部材の保持具における第2の巻き径部に対応する部位は、前記接地部材の導電性を有するローラ軸に掛けるアーム側におけるスプリングとの空間を、逆側より広くなるようにしたことにより、導電性を有するローラ軸にアームをかけてスプリング径が小さくなっても、この保持具と緩衝しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置における主要構成要素と記録紙の搬送経路を説明するための概念図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の外カバーを除いて駆動力伝達機構側から見た側面図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置の接地部材の取り付け状況を示した図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の接地部材における接地用アームのセット状態と非セット状態を示した図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置における接地部材の保持具と固定具を示した図である。
【図6】本発明に係る画像形成装置における接地部材のセット状態を示した斜視図である。
【図7】本発明に係る画像形成装置における接地用アームの固定具への取り付け状態を示した図である。
【図8】本発明に係る画像形成装置における接地用アームの導電性を有するローラ軸への当接部位の図である。
【図9】本発明に係る画像形成装置における接地部材の第2実施形態のセット状態を示した図である。
【図10】本発明に係る画像形成装置における接地部材の第2実施形態の保持具と固定具を示した図である。
【図11】本発明に係る画像形成装置における接地部材の保持具の他の実施形態を示した図である。
【図12】本発明に係る画像形成装置における接地部材の固定具の他の実施形態を示した図である。
【符号の説明】
22 ドライブプレート
24 フラッパーソレノイド
25 スプリングクラッチ
30 接地部材
31 導電性を有するローラ軸
32 保持具
33 固定具
41 接地用アーム
42 円弧状部
43 端部
44 ねじりスプリング部
45 固定用アーム
46 固定端部
47 固定用山形形状
48 第1の巻き径部
49 第2の巻き径部
53 挟持部
55 突起

Claims (15)

  1. ねじりスプリングの両端に接地用アームと固定用アームを設けて構成した接地部材の接地用アームを、画像形成装置本体に電気的に絶縁された状態で回転自在に支持された導電性を有するローラ軸に当接させて接地するようにした画像形成装置において、
    前記ねじりスプリングの内径より広い幅とした入り口部と内径より狭い幅とした保持部とを有し、該保持部に前記接地部材のスプリング部を保持する保持具と、前記接地部材の固定用アーム端を固定する固定具とを設け、前記接地部材のスプリング部を保持具で保持すると共に固定用アームを固定具で固定し、前記保持具または固定具のいずれか若しくは両方を導電性材料で構成して前記導電性を有するローラ軸を接地するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記保持具におけるスプリングの保持部は、前記接地用アームを導電性を有するローラ軸に当接させ、前記固定用アームを固定具に固定した状態でスプリングの内径より狭い幅としたことを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置。
  3. 前記保持具におけるスプリングの保持部は、前記スプリングの高さ方向をスプリングの高さより広く形成したことを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置。
  4. 前記保持具におけるスプリングの保持部は、前記接地用アーム側における保持具端部からの間隔を逆側より大きく設けたことを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置。
  5. 前記接地部材の接地用アームは、前記導電性を有するローラ軸への当接部位に円弧状部を設けると共に端部を起こしたことを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置。
  6. 前記導電性を有するローラ軸に、前記接地用アーム端部を当接させる溝を設けたことを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置。
  7. 前記溝の深さと幅は、前記スプリングを構成する線材の直径より深く、幅を線材の直径の2倍以上としたことを特徴とする請求項6に記載した画像形成装置。
  8. 前記溝に、絶縁性のグリスを塗布したことを特徴とする請求項6に記載した画像形成装置。
  9. 前記固定具に切れ込みを有する挟持部を設け、該挟持部によって挟持した前記固定用アームが固定具端と挟持部の間で撓む位置に固定具を配置したことを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置。
  10. 前記固定具に切れ込みを有する挟持部を設けると共に固定用アーム端部に山形形状部を有した「コ」の字状の屈曲部を設け、前記挟持部によって前記固定用アームを撓ませながら端部の「コ」の字状屈曲部と山形形状部を保持して固定用アームを固定することを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置。
  11. 前記接地部材のスプリングを、第1の巻き径部と、少なくとも2巻き以下を前記第1の巻き径部より小径とした第2の巻き径部とで構成したことを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記接地部材の保持具は、入り口部の幅を、前記第2の巻き径部の内径より大きくしたことを特徴とする請求項11に記載した画像形成装置。
  13. 前記接地部材の保持具は、保持したスプリング部の第1の巻き径部に対応する部位の幅を、第1の巻き径部の内径より小さくしたことを特徴とする請求項11に記載した画像形成装置。
  14. 前記接地部材の保持具は、保持したスプリング部の第2の巻き径部に対応する部位の幅を、第1の巻き径部に対応する部位の幅より狭くしたことを特徴とする請求項11に記載した画像形成装置。
  15. 前記接地部材の保持具における第2の巻き径部に対応する部位は、前記接地部材の導電性を有するローラ軸に掛けるアーム側におけるスプリングとの空間を、逆側より広くなるようにしたことを特徴とする請求項11に記載した画像形成装置。
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JP2009069319A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
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