JP2004262601A - 画像形成装置におけるクラッチの保持機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】単一モータで給紙・搬送系、感光体と現像装置で構成されるプロセスユニット系、定着・排紙系などに駆動力を伝える駆動力伝達機構とこの駆動力を伝達、切断するクラッチとを有した画像形成装置において、レジストローラへ駆動力を伝達、切断するクラッチを、プロセスユニット駆動ギアが大径ギアであっても干渉しない位置に設置すると共に、放熱性を考慮しつつ交換容易で精度よく保持できる画像形成装置におけるクラッチの保持機構を提供すること。
【解決手段】クラッチを、モータからの駆動力をクラッチに伝える第1のギアと、レジストローラに設けたギアと噛み合って前記クラッチにより駆動力が伝達、切断される第2のギアと一緒に一面が開放された箱形状としたホルダーに収容し、該ホルダーの一端を画像形成装置本体側に設けた受け部で保持するようにした。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置におけるクラッチの保持機構に関し、特に、単一モータにより、主として感光体と現像装置で構成されるプロセスユニット系、定着・排紙系、給紙・搬送系などに駆動力を伝達する駆動力伝達機構を有した画像形成装置において、プロセスユニット近傍に設けられるレジストローラへ必要なタイミングで駆動力を伝達、切断するクラッチを、脱着容易で、かつ、精度良く設置できるようにした画像形成装置におけるクラッチの保持機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置においては、記録紙収容装置に収容した記録紙や手差し給紙機構に載置された記録紙をピックアップしてレジストローラに送る給紙・搬送系、画像を露光して潜像を形成する感光体とその感光体上の潜像を現像してトナー画像とし、そのトナー画像形成のタイミングに合わせてレジストローらから送られてくる記録紙へ画像を転写するするプロセスユニット系、そのトナー画像を転写した記録紙を過熱、定着して排出する定着・排紙系など、種々の部分の駆動が必要である。そのため従来では、各駆動系毎にモータを用いた画像形成装置も作られていたが、画像形成装置そのもののパーソナル化に伴って小型化、低価格化の必要性が生じ、モータの数をなるべく少なくすると共に、組み立て性に優れた画像形成装置が望まれるようになっている。
【0003】
そのため単一モータにより、主として給紙・搬送系、感光体と現像装置で構成されるプロセスユニット系、定着・排紙系など、画像形成装置における駆動力の必要なところに駆動力を伝達する駆動力伝達機構を1枚の板材に配し、この駆動力を必要なタイミングで伝達、切断するクラッチを配して搬送指令が来たときにクラッチをつなぎ、記録紙を搬送するようにした画像形成装置が、例えば特許文献1に示されているようにいろいろ提案されている。
【0004】
そしてこのうち、感光体や現像装置を有するプロセスユニット系は最も大きな駆動力と駆動精度を必要とするため、これらプロセスユニット系の比較的近辺にモータを配置すると共に、モータの駆動力を余計なギアを用いずに大径のギア一つで減速して伝えることがコスト的に好ましい。しかしながら、送られてきた記録紙の姿勢を正すと共に感光体上のトナー画像形成タイミングに合わせて転写位置に送り出すレジストローラは、一般的にプロセスユニットの近傍に設けられるから、このように大径のギアを用いてプロセスユニット系に駆動力を伝える場合、レジストローラに直接クラッチを接続すると、このプロセスユニット駆動用ギアと干渉してしまう。
【0005】
こういったことを防ぐためには特許文献1に示されているように、モータとプロセスユニットの間にさらに減速用のギアを置き、プロセスユニット駆動用ギアの径を比較的小さく収めるか、特許文献2に示されているようにプロセスユニットとレジストローラを異なったモータで駆動する方法がある。
【0006】
またこのレジストローラは、前記したように送られてきた記録紙の姿勢を正して転写位置に送り届ける機能を有するが、そのためにはレジストクラッチを精度よく保持できるようにする必要があり、しかもこのレジストローラは、プロセスユニットの近傍に設けられるため、クラッチの配置方法によっては、メンテナンスのためにクラッチを取り外す際、事前にプロセスユニット駆動用ギアやモータなどを取り外す必要が生じる恐れがあり、メンテナンス性を悪化させる。またレジストクラッチは、記録紙搬送のためには通電する必要があるから、連続的に画像形成を行うと連続通電され、非常に高温になる。そのため、レジストクラッチの設置に当たっては、その放熱性に配慮する必要がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−314001号公報
【特許文献2】
特開平9−43928号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に示されたモータとプロセスユニットの間にギアを置いてプロセスユニット駆動用ギアそのものの径を比較的小さくする方法は、それだけ別のギアが必要になってコストがかかる。また、特許文献2に示されているようにプロセスユニットとレジストローラを異なったモータで駆動する方法も、複数のモータが必要となってコスト高になる。
【0009】
そのため本発明においては、単一モータにより、主として給紙・搬送系、感光体と現像装置で構成されるプロセスユニット系、定着・排紙系など、画像形成装置における駆動力の必要なところに駆動力を伝達する駆動力伝達機構を有した画像形成装置において、プロセスユニット近傍に設けられるレジストローラへ必要なタイミングで駆動力を伝達、切断するクラッチを、プロセスユニットを駆動するギアが大径ギアであっても干渉しないようにすると共に、脱着容易で、かつ、精度良く設置でき、さらに放熱性をよくするようにした画像形成装置におけるクラッチの保持機構を提供することが課題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明においては、
単一のモータにより、主として感光体と現像装置で構成されるプロセスユニット系、定着・排紙系、給紙・搬送系などに駆動力を伝達するギア列を1枚の板材で構成したドライブプレートに配し、該ギア列からの駆動力を伝達、切断するクラッチにより、感光体に形成されたトナー画像の転写位置に記録紙を所定タイミングで送り込むように駆動するレジストローラを有する画像形成装置におけるクラッチの保持機構であって、
前記ドライブプレートへの取付け機構を有して前記ドライブプレートにおけるレジストローラの1段上流に配し、一面が開放された箱形状として前記クラッチと、モータからの駆動力を前記クラッチに伝える第1のギアと、前記レジストローラに設けたギアと噛み合って前記クラッチにより駆動力が伝達、切断される第2のギアとを収容したレジストクラッチ組立体としてのホルダーと、該ホルダーの一端を保持する画像形成装置本体側に設けた受け部とで構成されることを特徴とする。
【0011】
このようにクラッチと、モータからの駆動力を前記クラッチに伝える第1のギアと、クラッチからレジストローラへ駆動力を伝える第2のギアとを一面が開放された箱形状としたホルダーに収めたことにより、ホルダー成形時に生じやすいネジレの問題が発生し難く、また一面が開放されていることとドライブプレートに熱が伝わることで放熱性がよくなり、クラッチを連続稼動させても自然冷却が促進されて過熱することが無い。また、このホルダーをレジストローラの1段上流に配したことによって、たとえプロセスユニットを大径の駆動ギアで駆動するようにしても、レジストローラに駆動力を伝達、切断するクラッチはプロセスユニット駆動用の大径ギアと干渉しない位置に設けることができ、さらに、このホルダーの一端を画像形成装置本体側に設けた受け部で保持するようにしたから、このホルダーはドライブプレートと画像形成装置本体側に設けた受け部とで保持されて精度良く設置できる。そのため、放熱性、設置精度共に良好な画像形成装置におけるクラッチの保持機構を提供することができる。
【0012】
そして前記ホルダーは、底板部に前記クラッチの一部を露出させる開口を有すると共に、前記第2のギアと前記レジストローラへ設けたギアが噛み合う部位に開口を設けたことにより、更に放熱性を良好にすることができると共に、クラッチの一部を露出させる開口によってホルダーそのものを小さく構成することができる。
【0013】
また前記ホルダーは、前記クラッチの軸方向両側の側壁に、前記ドライブプレートのホルダー取付け穴縁部で押圧されて撓むテーパー部を配した抜け止め用突起を有する梁からなる取付け機構を設けたことにより、非常に簡単な機構でホルダーの脱着が可能となる。
【0014】
そして前記梁は、前記クラッチの軸方向両側の側壁に対して2段構造とし、前記梁の長さを側壁の長さより短くしたことにより、ホルダーの脱着強度を調節することができると共に金型が簡単に形成でき、また、空間が広くなるのでクラッチの放熱効果が上げることができる。
【0015】
また前記ホルダーは、底板部に前記梁の抜け止め用突起に対して前記ドライブプレートへの取付上において逆側の面に当接する突起を形成したことにより、前記抜け止め用突起とドライブプレートの逆側の面に当接する突起とによってドライブプレートを挟んでホルダーが保持され、ホルダーを容易に抜けないようにすることができる。
【0016】
さらに前記クラッチの軸方向両側の側壁に、前記梁の抜け止め用突起に対して前記ドライブプレートへの取付上において逆側の面に当接する固定部材を設け、該固定部材のそれぞれに、十字形状としたホルダーの位置決め用突起を設けると共に、前記十字形状とした位置決め用突起は、前記一側の固定部材からの長さを他側の固定部材からの長さと異ならせたことにより、長い方の突起を穴に挿入してから短い突起を挿入すれば固定部材によってホルダーが所定位置に挿入され、サービスマンが現地でドライブプレートを脱着せずに手探りでホルダーの脱着が可能となり、サービス性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0018】
図1は本発明に係る画像形成装置の主要構成要素と記録紙の搬送経路を説明するための概念図、図2は本発明に係る画像形成装置の外カバーを除いて駆動力伝達機構側から見た側面図、図3は本発明に係る画像形成装置のレジストクラッチ組立体の第1実施形態における平面図(A)と背面図(B)、及び左側面図(C)と右側面図(D)であり、左右の側面図は理解しやすいように縦長に回転させて表記している、図4は同じく本発明に係る画像形成装置のレジストクラッチ組立体の第1実施形態における背面斜視図(A)と平面斜視図(B)、図5は同じく本発明に係る画像形成装置のレジストクラッチ組立体の第1実施形態におけるホルダーの背面斜視図(A)と平面斜視図(C)、及びレジストクラッチ本体を示した図(B)、図6は本発明に係るレジストクラッチ組立体の第1実施形態におけるドライブプレートへの取付け状態を示した図、図7は本発明の画像形成装置におけるレジストクラッチ組立体の第2実施形態の斜視図、図8は同じく第2実施形態におけるホルダーの斜視図(A)とクラッチ本体の斜視図(B)、図9は同じく第2実施形態におけるクラッチ本体の斜視図(A)、(B)とギアシャフト(C)を示した図、図10は同じく第2実施形態におけるクラッチ本体のギアアッセンブリを外した斜視図(A)とギアアッセンブリを裏から見た図(B)、図11は本発明の画像形成装置における駆動力伝達機構を構成するギア列とレジストローラの位置関係を示した図、図12は本発明の画像形成装置における駆動力伝達機構を構成するギア列とレジストクラッチの位置関係を示した図、図13は本発明の画像形成装置における駆動力伝達機構を構成するギア列の平面図、図14は本発明に係る画像形成装置のベースフレームに設けたレジストクラッチ組立体におけるギアの軸部一端を保持する受け穴を示した図、である。
【0019】
図中同一構成要素には同一番号を付してあり、図1において1は記録紙2を収容した給紙カセット、3は記録紙2をピックアップして給紙する給紙用ピックアップローラ、4はピックアップした記録紙2を確実に1枚づつ分離して送り出す分離/フィードローラ、5は中間ローラ、6は手差し給紙部に置かれた記録紙を一枚ずつ送り出す第2給紙ローラ、7は送られてきた記録紙2の姿勢を正し、感光体8上のトナー画像形成タイミングに合わせて転写位置に記録紙を送り出すレジストローラ(金属ローラとしての7aとゴムローラとしての7bからなる一対のローラ対)、8は感光体(像担持体)、9は転写ローラ、10は定着ローラ、11は排出ローラ、12はこれらピックアップローラ3、中間ローラ5、第2給紙ローラ6、レジストローラ7、感光体(像担持体)8、定着ローラ10、排出ローラ11などへ駆動力を送るモータ、13は給紙カセット1からの記録紙の搬送路、14は手差し給紙部からの記録紙の手差し搬送路、15は中間ローラ5から排出ローラ11までの搬送路である。なおこのうち、ピックアップローラ3、中間ローラ5、第2給紙ローラ6、レジストローラ7によって給紙・搬送系が構成され、また、感光体8の周りには、図示していないが帯電装置、露光開口、現像装置、クリーニングブレード(クリーニング手段)などが配されてプロセスユニットを構成し、さらに定着ローラ10、排出ローラ11などによって定着・排紙系が構成されている。また、分離/フィードローラ4から中間ローラ5まで、中間ローラ5からレジストローラ7まで、感光体8から定着ローラ10まで、定着ローラ10から排出ローラ11までは、図示しない搬送ガイドや搬送ローラが設けられている。なお、プロセスユニットは、前記した感光体(像担持体)、帯電装置、露光開口、現像装置、クリーニングブレードなどの全てを含むものだけでなく、少なくとも感光体(像担持体)及び露光開口と現像装置を含み、これら構成要素のいくつかと一体化したものであってもよい。
【0020】
図2において20は画像形成装置の外カバーを外した装置本体、21は駆動力伝達機構を配する画像形成装置のベースフレーム、22は駆動力伝達機構を構成するドライブプレート、23は画像形成装置のコントロールボックス、24は手差し搬送路14から記録紙をレジストローラ7に送り出すための第2給紙ローラ6に駆動力の伝達、切断を行うスプリングクラッチ25を制御するフラッパーソレノイド、26は中間ローラ5の回転、停止を制御する中間クラッチ、27はレジストローラ7の回転、停止を制御するレジストクラッチ本体とホルダーからなるレジストクラッチ組立体、28はピックアップローラ3の回転、停止を制御する給紙クラッチである。
【0021】
図3乃至図6において、60はレジストクラッチ組立体27のホルダー、61はこのホルダー60に組み込むクラッチ本体77とギアシャフト36を一体化したもの、62、63はこのレジストクラッチ組立体27をドライブプレート22に取付けるための位置決め用十字形突起、64はクラッチのシャフト76が入る穴、65はボス72の穴、66はクラッチ61の回転止め79が入る切り欠き、67は回転止め79を係止する回り止め部材、68はクラッチ本体61の脱着強度調整用の切り欠き、69はレジストクラッチ組立体27をドライブプレート22に取付けたときの位置規制用突起、70はクラッチ61のオイルプロテクト部78の逃げ穴、71はクラッチ本体61に填め込んだギアシャフト36がレジストギア37と噛み合うことができるように設けた切り欠き部、72はクラッチ本体61のシャフト75を回転可能に填め込む穴65と同軸上に配されたボス部、75,76はクラッチが繋がったときに駆動力を伝達するギアシャフト36のシャフト、77はクラッチ本体、78はクラッチのオイルプロテクト部、79はクラッチ本体の回転止め、80はクラッチ本体77の電源入力端子、81はレジストクラッチ組立体27をドライブプレート22へ挿入したときに抜け止め用突起部82を形成するためのテーパー部、83は突起部82によって抜け止めされたレジストクラッチ組立体27をドライブプレート22から取りはずすときに突起部82を押圧するためのグリップ部、84はハーネス処理用ブラケット、85、86は固定部材、87はテーパー部81、抜け止め用突起部82、グリップ部83を有する梁である。
【0022】
図7乃至図10において、100は本発明の画像形成装置におけるレジストクラッチ組立体の第2実施形態、101はこの第2実施形態のレジストクラッチ組立体のホルダー、102は同じくクラッチとギアを一体化したもの、103はクラッチ本体側の壁、104はクラッチのギアシャフト117が入る穴、105、106はレジストクラッチ組立体100の位置決め用ボス、107はクラッチ102のオイルプロテクト部112の逃げ穴、108はボス、109はボス108の穴、110はギアシャフト、111はクラッチギア、112はオイルプロテクト部、113はクラッチ本体、114は電源入力端子、115は回転止め、116はブッシュ、117はシャフト、118はシャフト117のDカット部、119はクラッチ本体113のギアシャフト110を入れる中心穴、120はクラッチ本体の回転止め115を係止する部位である。
【0023】
図11乃至図13において、30はモータ12の駆動軸に設けたギア、31はプロセスユニットに駆動力を伝達するプロセスユニット駆動ギア、32は給紙・搬送系、定着・排紙系に駆動力を伝達する第1の中間ギア、33は第1の中間ギア32からの駆動力を第3の中間ギア34に伝える2段ギアで構成された第2の中間ギア、35は第3の中間ギア34からの駆動力を受けるレジストクラッチ組立体27のクラッチギア、36はこのクラッチギア35からクラッチの接離によって駆動力が伝えられ、レジストローラ7に設けられたレジストギア37、38に駆動力を伝えるギアシャフト、39乃至42は定着ローラ10へ駆動力を伝達するギアで、排出ローラ11へはこの定着ローラ10軸上のギアからさらにギア列によって駆動力が伝達される。43は第3の中間ギア34から中間クラッチ26のギア44に駆動力を伝える2段ギア、45、46はスプリングクラッチ25へ駆動力を伝えるギア、47は第3の中間ギア34から給紙クラッチ28のギア48に駆動力を伝えるギア、図14において、74はベースフレーム21に設けたレジストクラッチ組立体27におけるシャフト75のギアシャフト側の端73を、回転可能に填め込んだボス72を受ける穴である。
【0024】
最初に本発明に係る画像形成装置のプロセスユニットや駆動系の位置関係を明確にするため、本発明に係る画像形成装置の一実施例の駆動系概略を、画像形成装置における主要構成要素と記録紙の搬送経路を示した概念図である図1を用いて説明する。図1は、画像形成装置における主要構成要素と記録紙の搬送経路を説明するための概念図であり、ドライブプレート22(図2参照)の一面に設けられたモータ12により、給紙カセット1に収容された記録紙2をピックアップするピックアップローラ3、その記録紙2を送り出す給紙ローラ4、中間ローラ5、手差し給紙部に置かれた記録紙を一枚ずつ送り出す第2給紙ローラ6、送られてきた記録紙2の姿勢を正し、感光体8上のトナー画像形成タイミングに合わせて転写位置に記録紙を送り出すレジストローラ7、感光体(像担持体)8とその周辺に配置された図示していない帯電装置、露光装置、現像装置、クリーナーなどで構成されるプロセスユニット、定着ローラ10、排出ローラ11などを駆動する。そしてこのうち、ピックアップローラ3、中間ローラ5、第2給紙ローラ6、レジストローラ7、定着ローラ10、排出ローラ11は、図2に示したように給紙クラッチ28(ピックアップローラ3に対応)、中間クラッチ26(中間ローラ5に対応に対応)、スプリングクラッチ25(第2給紙ローラ6に対応)、クラッチ本体61とホルダー60からなるレジストクラッチ組立体27(レジストローラ7に対応)、及び図示していない定着クラッチ、排出クラッチなどが取付けられ、必要なときに駆動力が伝達されて回転するようになっている。
【0025】
今、図示していない制御装置から画像形成指示が来ると、図示していない露光装置で感光体8が露光されて潜像が形成され、やはり図示していない現像装置によってその潜像が現像されてトナー画像が形成される。一方、給紙カセット1に収容された記録紙2は、ピックアップローラ3でピックアップされて給紙ローラ4で中間ローラ5に送られ、さらにレジストローラ7に送られる。そして、このレジストローラ7によって感光体8上にトナー画像が形成されるタイミングに合わせて転写位置に送られ、バイアスを印加された転写ローラ9によって感光体8上のトナー画像が転写される。こうしてトナー画像が転写された記録紙2は、定着ローラ10に送られて定着され、排出ローラ11で排出される。すなわち、ピックアップローラ3は、画像形成指示が来たときに給紙クラッチ28がつながって給紙カセット1に収容された記録紙2をピックアップし、第2給紙ローラ6は、手差し搬送路14に記録紙2が置かれてスプリングクラッチ25がつながったときに回転して記録紙2を中間ローラ5に送り出す。一方中間ローラ5は、これらピックアップローラ3、第2給紙ローラ6によって記録紙2が送られてきたときに中間クラッチ26がつながって記録紙2をレジストローラ7に送り届け、レジストローラ7は、感光体8にトナー画像が形成されてそのトナー画像の先端が転写ローラ9の位置に来るタイミングに合わせてレジストクラッチ27がつながったとき、記録紙2を転写位置に送り出すよう構成されている。
【0026】
このように構成した画像形成装置に於いて本発明では、図2に示したようなドライブプレート22の一面に設けた単一のモータ12からの駆動力を、ドライブプレート22のモータ12とは逆の面に設けた図13に示したようなギア列により、主として感光体と現像装置で構成されるプロセスユニット系、定着・排紙系、給紙・搬送系などに伝えるよう構成し、かつ、最も負荷の大きく駆動精度の要求されるプロセスユニット系には、モータ12の軸に設けたギア30によって直接駆動する大径のプロセスユニット駆動用ギア31を配して伝達ロスを少なくすると共に、このように大径のプロセスユニット駆動用ギア31を配した場合、プロセスユニット近傍に設けられるレジストローラ7へ駆動力の伝達、切断を行うクラッチをレジストローラ7の軸に直接取付けることが困難になる問題を、図4、図7に示したようなレジストクラッチ組立体27、100としてドライブプレート22におけるレジストローラ7の1段上流に配して回避し、さらに図14に示したようにこのレジストクラッチ組立体27の一端側ボス72をベースフレーム21に設けた穴74で保持すると共に、レジストクラッチ組立体27をレジストローラ7の1段上流に配するようにしたものである。
【0027】
このようにすることにより、プロセスユニット駆動ギア31は単一で大径のギアとすることができると共に、レジストローラ7のシャフトはレジストクラッチ組立体27におけるギアシャフト36と噛み合う位置まで延ばせばよく、従って、特許文献1に示された装置のようにプロセスユニットを複数のギアで駆動するようにしたり、特許文献2に示された装置のように複数のモータを用いるといったコストの掛かる方法を取る必要が無く、またレジストローラ7のシャフトもその分短くできるから、画像形成装置を安価に提供することが可能となる。さらにこのレジストクラッチ組立体27の一端のボス72を、画像形成装置20のベースフレーム21に設けた穴74(図14参照)で保持することで、レジストクラッチ組立体27がドライブプレート22と両持ちになり、ドライブプレート22から出っ張った状態になるが、駆動力の伝達精度が問題になることなく、安定して駆動力の伝達、切断を行うことができる。また、前記ドライブプレート22を金属で構成することにより、レジストクラッチ組立体27を構成するクラッチが、たとえ連続的な画像形成によって高温になってもドライブプレート22に熱が伝わって自然に放熱され、クラッチが過熱するといったことを防ぐことができる。
【0028】
さらに、レジストクラッチ組立体27は、図2、図12から明きらかなように、モータ12に近接してはいるが独立にドライブプレート22に取付けられ、また、このレジストクラッチ組立体27を構成するレジストローラ7に駆動力を伝達するギアシャフト36は、クラッチに駆動力を伝えるクラッチギア35より小さな外径としてあるから、レジストクラッチ組立体27はドライブプレート22に容易に脱着可能であり、組み立て性が改善されて画像形成装置を安価に提供できると共に、メンテナンスなどに際しても容易にレジストクラッチ組立体を取り外すことができる。
【0029】
そして本発明に係る画像形成装置におけるレジストクラッチ組立体27は、その第1実施形態を図3乃至図6に示したように、レジストクラッチ組立体27のホルダー60のボス72に、クラッチ本体77とギアシャフト36を一体化した61におけるシャフト75の端73を填め、さらにクラッチのシャフト76を、クラッチのシャフト76が入る穴64に填め込んで一体化したものである。このうち、クラッチ本体77とギアシャフト36を一体化した61は、図5(B)に示したように、クラッチ本体77、クラッチ本体77にオイルが入り込むのを防止するオイルプロテクト部78、モータ12からの駆動力をクラッチ本体77に伝えるためのクラッチギア35、このクラッチギア35からクラッチの接離によって駆動力が伝えられ、レジストローラ7に設けられたレジストギア37、38に駆動力を伝えるギアシャフト36、クラッチ本体77の回転止め79、クラッチ本体77へ電源を供給するための電源入力端子80などで構成される。
【0030】
一方ホルダー60は、図5(C)に示したように、一辺が開いたマッチ箱の内箱形状をしており、そのため、ホルダー60の成型時に発生しやすいねじれがおこりにくくなっている。またには、底板部に前記オイルプロテクト部78を露出させる逃げ穴70を有すると共に、ギアシャフト36とレジストローラに取付けたレジストギア37が噛み合う部位に切り欠き部71(図3(A)、図4(A)を参照)が設けられ、更に放熱性を良好にすることができると共に、クラッチの一部を露出させる開口によってホルダーそのものを小さく構成することができる。そしてこのホルダー60の短辺の一端側には、前記したようにクラッチ本体77とギアシャフト36を一体化した61におけるシャフト75の端73を填めるボス72の穴65と、他端側にはクラッチのシャフト76を填め込む穴64、及びクラッチ本体の回転止め79を係止する回り止め部材67を有し、長辺側には、クラッチ本体の回転止め79を入れる切り欠き66、レジストクラッチ組立体27をドライブプレー22に固定する際に位置決めするための位置決め用十字形突起62、63を有した固定部材85、86と、テーパー部81、抜け止め用突起部82、グリップ部83を有して長辺側側壁を2段構造とした梁87、及び底板の図5(A)で示した背面側には位置規制用突起69を有し、また、コーナーにはクラッチ本体61の脱着強度調整用の切り欠き68を、電源入力端子80側にはハーネス処理用ブラケット84を有している。
【0031】
このうち、固定部材85、86に設けた位置決め用十字形突起62、63は、その長さが異ならせてあり、例えばメンテナンスに際して手探りでこのレジストクラッチ組立体27をドライブプレート22に取付けるとき、長い方の突起を穴に挿入してから短い突起を挿入すればいいので、容易にレジストクラッチ組立体27を脱着できる。また、テーパー部81、抜け止め用突起部82、グリップ部83を有した梁87は、ホルダー60の長辺側側壁と2段構造となるようにされ、かつ、長辺側側壁より短く構成されている。そのため、ホルダーの脱着強度を調節することができると共に金型が簡単に形成でき、また、空間が広くなるのでクラッチの放熱効果が上げることができる。そしてこの梁87に設けられた抜け止め用突起部82は、図6に示されているように、レジストクラッチ組立体27をドライブプレート22に図上左方向から差し込むとき、ドライブプレート22に設けた穴の縁によってテーパー部81が狭められ、縁が抜け止め用突起部82を超えたところで抜け止め用突起部82が図示の位置に復帰するから、レジストクラッチ組立体27はこの抜け止め用突起部82と、固定部材85、86、位置規制用突起69でドライブプレート22を挟む形になり、前記図14に示したようにボス部72をベースフレーム21に設けた穴74で保持することによって、レジストクラッチ組立体27がドライブプレート22より出っ張っても、精度よく、安定して駆動力の伝達、切断を行うことができる。またこのようにレジストクラッチ組立体27をドライブプレート22から突設させることにより、放熱性が良くなって、ホルダー60をそれほど大きな耐熱性を有しない、安価なポリアセタール(POM)のような材料で構成することができる。
【0032】
そして図3に示したように、レジストクラッチ組立体27のホルダー60のボス72の穴65に、クラッチ本体77とギアシャフト36を一体化した61におけるシャフト75の端73を填め、次にクラッチのシャフト76を、回転止め79がホルダー60に設けられた回り止め部材67を乗り越えて切り欠き66に入るようにしながらクラッチのシャフト76が入る穴64に填め込んで一体化する。そしてこの一体化したレジストクラッチ組立体27を、図6に示したように、ドライブプレート22のレジストクラッチ組立体27を入れる穴に差し込み、まず位置決め用十字形突起62、63を対応する穴に填め、図11に示したようにギアシャフト36がレジストギア37と噛み合うようにしながら、また、図14に示したように一端のボス72がベースフレーム21に設けた穴74に填るようにしながら、梁87のテーパー部81を押し込む。すると梁87のテーパー部81が狭められ、ドライブプレート22に設けた穴の縁が抜け止め用突起部82を超えたところで抜け止め用突起部82が図示の位置に復帰するから、前記したようにレジストクラッチ組立体27はこの抜け止め用突起部82と、固定部材85、86、位置規制用突起69でドライブプレート22を挟む形になって固定される。また、このようにして填め込んだレジストクラッチ組立体27をドライブプレート22から取り外す場合は、梁87のグリップ部83を摘んで抜け止め用突起部82がドライブプレート22に設けたレジストクラッチ組立体27を入れる穴の幅より狭くなるようにすることにより、容易に取り外すことができる。
【0033】
そして、このようにしてドライブプレート22に装着されたレジストクラッチ組立体27は、前記したようにモータ12の軸に設けたギア30から、第1の中間ギア32、第2の中間ギア33、第3の中間ギア34を介してクラッチギア35に駆動力が伝達され、さらにクラッチが繋がると、ギアシャフト36と噛み合っている図11、図14に示した大径ギア37aに駆動力が伝達されてレジストローラ7bが駆動され、さらに同軸に設けられた小径のギア37bとかみ合っているレジストギア38に駆動力が伝達されてレジストローラ7が駆動されるわけである。
【0034】
以上が本発明に係る画像形成装置におけるクラッチの保持機構における第1実施形態の概略であるが、本発明の画像形成装置に於いては、このような形態のレジストクラッチ組立体27だけでなく、図7乃至図10に示したような第2実施形態のレジストクラッチ組立体100を用いて構成してもよい。この図7乃至図10に示したな第2実施形態のレジストクラッチ組立体100は、前記したレジストクラッチ組立体27のホルダー60におけるテーパー部81、抜け止め用突起部82、グリップ部83などを有する梁87や位置決め用の十字形突起を用いず、ホルダー101を安価に構成できるようにしたものである。
【0035】
この第2実施形態に係わるレジストクラッチ組立体100は、図8に示したように、ホルダー101と、クラッチとギアを一体化したもの102を組み合わせたもので、クラッチとギアを一体化した102は、さらに図9、図10に示したように、クラッチ本体113、ギアシャフト110、回転止め115、電源入力端子114などで構成される。そしてクラッチ本体113は、図10(A)に示したようにブッシュ116を有し、図10(B)に示したモータ12からの駆動力をクラッチ本体113に伝えるためのクラッチギア111と、クラッチ本体113にオイルが入り込むのを防止するオイルプロテクト部112を被せ、図9の(A)、(B)のような形態にした後、クラッチギア111からクラッチの接離によって駆動力が伝えられ、レジストローラ7に設けられたレジストギア37、38に駆動力を伝えるギアシャフト110のシャフト117に形成されているDカット部118をクラッチ本体113の中心穴119に入れ、図8(B)のような形態にしたものである。
【0036】
一方ホルダー101は、図8(A)に示したように、一辺が開いたマッチ箱の内箱形状をしており、そのため、ホルダー101の成型時に発生しやすいねじれがおこりにくくなっている。そしてその短辺の一端側には、クラッチ本体113とギアシャフト110を一体化した102におけるシャフト117の端を填めるボス108の穴109と、他端側にはクラッチのシャフト117のDカット部を填め込む穴104を有し、長辺側にはクラッチ本体の回転止め115を係止する部位120、レジストクラッチ組立体100をドライブプレー22に固定する際に位置決めするための位置決め用ボス105、106が設けられ、底板にクラッチの動作時に発生する熱を逃す役目を持つと共にクラッチ102のオイルプロテクト部112を逃がしてコンパクト化するための逃げ穴107を有している。
【0037】
そして、レジストクラッチ組立体100のホルダー101のボス108に、クラッチ本体113とギアシャフト110を一体化した102におけるシャフト117の端200を填め、次にクラッチのシャフト117のDカット118側を、回転止め115がホルダー101に設けられた切り欠き120に入るようにしながらクラッチのシャフト118が入る穴104に填め込んで図7に示したように一体化する。そしてこの一体化したレジストクラッチ組立体100を、前記図6で説明したのと同様にドライブプレート22のレジストクラッチ組立体100を入れる穴に差し込み、位置決め用ボス105、106を対応する穴に填め、図11に示したようにギアシャフト110がレジストギア37と噛み合うようにしながら、また、図14に示したように一端のボス108がベースフレーム21に設けた穴74に填るようにしながら、押し込んで固定する。このようにすることにより、この第2実施形態のレジストクラッチ組立体100をドライブプレート22に取付けることができる。
【0038】
そして、このようにしてドライブプレート22に装着されたレジストクラッチ組立体100は、前記したようにモータ12の軸に設けたギア30から、第1の中間ギア32、第2の中間ギア33、第3の中間ギア34を介してクラッチギア111に駆動力が伝達され、さらにクラッチが繋がると、ギアシャフト110から図11に示したレジストローラ7に設けられたレジストギア37、38に駆動力が伝わり、レジストローラ7が駆動されるわけである。
【0039】
【発明の効果】
以上記載の如く本発明によれば、クラッチ77と、クラッチ77からレジストローラ7へ駆動力を伝えるギアシャフト36とを一面が開放された箱形状としたホルダー60に収めたことにより、ホルダー60の成形時に生じやすいネジレの問題が発生し難く、また一面が開放されていることとドライブプレート22に熱が伝わることで放熱性がよくなり、クラッチ77を連続稼動させても過熱することが無い。また、このホルダーをレジストローラの1段上流に配したことによって、たとえプロセスユニットを大径の駆動ギアで駆動するようにしても、プロセスユニット近辺に設けられるレジストローラ7に駆動力を伝達、切断するクラッチ77はプロセスユニット駆動用の大径ギアと干渉しない位置に設けることができ、さらに、このホルダー60の一端72を画像形成装置本体側に設けた受け部74で保持するようにしたから、このホルダー60はドライブプレート22と画像形成装置本体側に設けた受け部74とで保持されて精度良く設置でき、放熱性、設置精度共に良好な画像形成装置におけるクラッチの保持機構を提供することができる。
【0040】
そしてホルダー60は、底板部に前記クラッチの一部を露出させる開口70を有すると共に、前記ギアシャフト36と前記レジストローラ7の軸上に設けたギア37が噛み合う部位に開口71を設けたことにより、更に放熱性を良好にすることができると共に、クラッチの一部を露出させる開口70によってホルダーそのものを小さく構成することができる。
【0041】
またホルダー60は、前記クラッチ77の軸方向両側の側壁に、前記ドライブプレート22のホルダー取付け穴縁部で押圧されて撓むテーパー部81を配した抜け止め用突起82を有する梁87からなる取付け機構を設けたことにより、非常に簡単な機構でホルダー60の脱着が可能となる。
【0042】
また梁87は、前記クラッチ77の軸方向両側の側壁に対して2段構造とし、梁87部の長さを側壁の長さより短くしたことにより、ホルダー60の脱着強度を調節することができると共に金型が簡単に形成でき、また、空間が広くなるのでクラッチの77放熱効果が上げることができる。
【0043】
またホルダー60は、底板部に前記梁87の抜け止め用突起82に対して前記ドライブプレート22への取付上において逆側の面に当接する突起69を形成したことにより、前記抜け止め用突起82とドライブプレート22の逆側の面に当接する突起69とによってドライブプレート22を挟んでホルダー60が保持され、ホルダー60を容易に抜けないようにすることができる。
【0044】
さらに前記クラッチ77の軸方向両側の側壁に、前記梁87の抜け止め用突起82に対して前記ドライブプレート22への取付上において逆側の面に当接する固定部材85、86を設け、該固定部材のそれぞれに、十字形状としたホルダーの位置決め用突起62、63を設けると共に、前記十字形状とした位置決め用突起62、63は、前記一側の固定部材85又は86からの長さを他側の固定部材86又は85からの長さと異ならせたことにより、長い方の突起62又は63を穴に挿入してから短い突起63又は62を挿入すれば固定部材85、86によってホルダー60が所定位置に挿入され、サービスマンが現地でドライブプレート22を脱着せずに手探りでホルダー60の脱着が可能となり、サービス性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の主要構成要素と記録紙の搬送経路を説明するための概念図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の外カバーを除いて駆動力伝達機構側から見た側面図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置のレジストクラッチ組立体の第1実施形態における平面図(A)と背面図(B)、及び左側面図(C)と右側面図(D)である。
【図4】同じく本発明に係る画像形成装置のレジストクラッチ組立体の第1実施形態における背面斜視図(A)と平面斜視図(B)である。
【図5】同じく本発明に係る画像形成装置のレジストクラッチ組立体の第1実施形態におけるホルダーの背面斜視図(A)と平面斜視図(C)、及びレジストクラッチ本体を示した図(B)である。
【図6】本発明に係るレジストクラッチ組立体の第1実施形態におけるドライブプレートへの取付け状態を示した図である。
【図7】本発明の画像形成装置におけるレジストクラッチ組立体の第2実施形態の斜視図である。
【図8】本発明の画像形成装置におけるレジストクラッチ組立体の第2実施形態におけるホルダーの斜視図(A)とクラッチ本体の斜視図(B)である。
【図9】本発明の画像形成装置におけるレジストクラッチ組立体の第2実施形態におけるクラッチ本体の斜視図(A)、(B)とギアシャフト(C)を示した図である。
【図10】本発明の画像形成装置におけるレジストクラッチ組立体の第2実施形態におけるクラッチ本体のギアアッセンブリを外した斜視図(A)とギアアッセンブリを裏から見た図(B)である。
【図11】本発明の画像形成装置における駆動力伝達機構を構成するギア列とレジストローラの位置関係を示した図である。
【図12】本発明の画像形成装置における駆動力伝達機構を構成するギア列とレジストクラッチの位置関係を示した図である。
【図13】本発明の画像形成装置における駆動力伝達機構を構成するギア列の平面図である。
【図14】本発明に係る画像形成装置のベースフレームに設けたレジストクラッチ組立体におけるギアの軸部一端を保持する受け穴を示した図である。
【符号の説明】
27 レジストクラッチ組立体
35 クラッチギア
36 ギアシャフト
60 レジストクラッチ組立体27のホルダー
61 クラッチ本体77とギアシャフト36を一体化したもの
62、63 位置決め用十字形突起
64 クラッチのシャフト76が入る穴
65 ボス72と同軸上に配した穴
66 クラッチ61の回転止め79が入る切り欠き
67 回転止め79を係止する回り止め部材
68 クラッチ本体61の脱着強度調整用の切り欠き
69 位置規制用突起
70 クラッチ61のオイルプロテクト部78の逃げ穴
71 ギアシャフト36がレジストギア37と噛み合うための切り欠き部
72 シャフト75の端73を回転可能に填め込む穴に同軸上に配されたボス部
73 シャフト75におけるギアシャフト側の端
74 レジストクラッチ組立体27におけるボス72を受ける穴、
75 ギアシャフト36のシャフト
76 ギアシャフト36のシャフト
77 クラッチ本体
78 オイルプロテクト部
79 回転止め
80 電源入力端子
81 テーパー部
82 抜け止め用突起部
83 グリップ部
84 ハーネス処理用ブラケット
85、86 固定部材
87 梁

Claims (7)

  1. 単一のモータにより、主として感光体と現像装置で構成されるプロセスユニット系、定着・排紙系、給紙・搬送系などに駆動力を伝達するギア列を1枚の板材で構成したドライブプレートに配し、該ギア列からの駆動力を伝達、切断するクラッチにより、感光体に形成されたトナー画像の転写位置に記録紙を所定タイミングで送り込むように駆動するレジストローラを有する画像形成装置におけるクラッチの保持機構であって、
    前記ドライブプレートへの取付け機構を有して前記ドライブプレートにおけるレジストローラの1段上流に配し、一面が開放された箱形状として前記クラッチと、モータからの駆動力を前記クラッチに伝える第1のギアと、前記レジストローラに設けたギアと噛み合って前記クラッチにより駆動力が伝達、切断される第2のギアとを収容したレジストクラッチ組立体としてのホルダーと、該ホルダーの一端を保持する画像形成装置本体側に設けた受け部とで構成されることを特徴とする画像形成装置におけるクラッチの保持機構。
  2. 前記ホルダーは、底板部に前記クラッチの一部を露出させる開口を有すると共に、前記第2のギアと前記レジストローラへ設けたギアが噛み合う部位に開口を有することを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置におけるクラッチの保持機構。
  3. 前記ホルダーは、前記クラッチの軸方向両側の側壁に、前記ドライブプレートのホルダー取付け穴縁部で押圧されて撓むテーパー部を配した抜け止め用突起を有する梁からなる前記取付け機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置におけるクラッチの保持機構。
  4. 前記梁は、前記クラッチの軸方向両側の側壁に対して2段構造とし、前記梁の長さを側壁の長さより短くしたことを特徴とする請求項3に記載した画像形成装置におけるクラッチの保持機構。
  5. 前記ホルダーは、底板部に前記梁の抜け止め用突起に対して前記ドライブプレートへの取付上において逆側の面に当接する突起を形成したことを特徴とする請求項3に記載した画像形成装置におけるクラッチの保持機構。
  6. 前記クラッチの軸方向両側の側壁に、前記梁の抜け止め用突起に対して前記ドライブプレートへの取付上において逆側の面に当接する固定部材を設け、該固定部材のそれぞれに、十字形状としたホルダーの位置決め用突起を設けたことを特徴とする請求項3に記載した画像形成装置におけるクラッチの保持機構。
  7. 前記十字形状とした位置決め用突起は、前記一側の固定部材からの長さを他側の固定部材からの長さと異ならせたことを特徴とする請求項6に記載した画像形成装置におけるクラッチの保持機構。
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