JP2004230861A - 画像記録装置 - Google Patents

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JP2004230861A JP2003025374A JP2003025374A JP2004230861A JP 2004230861 A JP2004230861 A JP 2004230861A JP 2003025374 A JP2003025374 A JP 2003025374A JP 2003025374 A JP2003025374 A JP 2003025374A JP 2004230861 A JP2004230861 A JP 2004230861A
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Motoyoshi Kawabata
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Abstract

【課題】LED素子からの光を効率的に利用しながら高い精度で画像を記録することが可能な画像記録装置を提供することを目的とする。
【解決手段】配線基板32の先端部には、LED素子1におけるアノード13を収納可能な凹部17が形成されている。LED素子1を配線基板32に装着する際には、この凹部17内に銀ペースト18を充填した上で、LED素子1における発光層12を含む半導体積層部16側を配線基板32に向けた状態でLED素子を固定する。この状態においては、LED素子1は、アノード13が凹部17内に収納され、発光層12を含む半導体積層構造部16が配線基板32の表面に当接する状態で配線基板32に固定される。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、LED(light−emitting diode/発光ダイオード)素子から出射される光を利用して画像を記録する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、カラープリンターやイメージセッター等のラスター走査型画像記録装置においては、光学系を簡易化および小型化する目的からLED素子が使用されている。そして、画像の記録を効率的に実行するため、このような画像記録装置においては、配線基板上に複数のLED素子を直接実装したLEDアレイが使用されている。
【0003】
ところで、このようなLED素子は、結晶基板と発光層を含む半導体積層構造部とが積層された構成を有する。そして、LED素子における発光層を含む光出射部は、その厚さ方向の寸法は数μm程度であるが、その長手方向については300μm程度の寸法を有する。このため、LED素子における発光層を含む光出射部の端面の長手方向の像を画像記録面上に縮小投影するとともに、LED素子における光出射部の端面の厚さ方向の像を結像光学系の瞳面上に拡大投影する構成の画像記録装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−307153号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1に記載の画像記録装置においては、LED素子における光出射部の端面の厚さ方向の像の拡大倍率mを大きくとれば、LED素子側のNA(開口数)が大きくなることから、光を効率的に利用することが可能となる。しかしながら、この拡大倍率mを大きくした場合には、LED素子における発光層の位置精度を極めて高精度なものにしないと、絞りの中央を光が通過せず、画像の記録精度が極端に悪化してしまう。
【0006】
このとき、基板上にLED素子を直接実装した場合には、LED素子における結晶基板の厚みの公差に起因して、LED素子における発光層の位置に誤差を生ずるという問題が発生する。このような結晶基板の厚みの公差に起因する発光層の位置誤差の問題は、特許文献1に記載されたようなサファイヤ製の結晶基板を有するLED素子を使用する場合はさほど問題とはならないが、厚みの公差が大きいSiC(シリコンカーバイト)製の結晶基板を有するLED素子を使用する場合に特に問題となる。
【0007】
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、LED素子からの光を効率的に利用しながら高い精度で画像を記録することが可能な画像記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、LED素子における発光層の端面から出射される光を利用して画像を記録する画像記録装置において、結晶基板と発光層を含む半導体積層構造部と配線基板とが形成され、前記半導体積層部側を前記配線基板に向けた状態で、前記発光層の長手方向に向けて列設された複数のLED素子と、前記LED素子における発光層を含む光出射部から発散する光を集光するコレクターレンズとを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記LED素子は、前記半導体積層構造部における前記結晶基板とは逆側の表面に、平面視において前記半導体積層構造部より小さな電極を備えるとともに、前記配線基板には、前記電極を収納可能な凹部が形成され、前記LED素子は、前記電極が前記凹部に収納され、前記半導体積層構造部が前記配線基板の表面に当接する状態で、前記配線基板に固定される。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記結晶基板は、シリコンカーバイトより構成される。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記LED素子における発光層を含む光出射部の長手方向の像を画像記録面上に縮小投影する結像光学系を備えるとともに、前記コレクターレンズは、その母線が前記LED素子における発光層の長手方向と平行な方向に配設され、前記LED素子における発光層を含む光出射部の厚さ方向の像を前記結像光学系の瞳面上に投影するアナモルフィックレンズから構成される。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記結像光学系は両側テレセントリック光学系から構成されており、前記アナモルフィクレンズは前記LED素子における発光層を含む光出射部の端面の厚さ方向の像を、前記両側テレセントリック光学系の開口絞りの位置に投影する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る画像記録装置の斜視図である。
【0014】
この画像記録装置は、光源ユニット3と結像光学系4とからなる記録ヘッド5と、その外周部に感光材料6を巻回した記録ドラム7とを備える。この画像記録装置においては、後述する光源ユニット3から、結像光学系4を介して、記録ドラム7に巻回された状態で回転する感光材料6に光ビームを照射するとともに、記録ヘッド5を記録ドラム7の軸線方向に移動させることにより、感光材料6に対して必要な画像を記録する構成となっている。
【0015】
次に、上述した光源ユニット3の構成について説明する。図2は光源ユニット3の構成を示す斜視図であり、図3はその正面図である。
【0016】
この光源ユニット3は、その基端部にコネクタ31を備えた配線基板32と、この配線基板32の先端部に複数個列設されたLED素子1と、これらのLED素子1と対向する位置に配設されたアナモルフィックレンズとしてのシリンドリカルレンズ(ロッドレンズ)33とから構成されるユニットを、LED素子1の列設方向と直交する方向に3列配設した構成を有する。
【0017】
すなわち、図2示すように、3個の配線基板32の先端部は、左右一対の櫛歯状位置決め部材36に形成された凹部37内に挿入され、固定される。このため、これらの配線基板32は、左右一対の櫛歯状位置決め部材36により、互いに等間隔離隔した平行な姿勢で精度よく位置決めされる。
【0018】
また、図3に示すように、3個の配線基板32は、各配線基板32の先端部に列設されたLED素子1のピッチPの1/3の距離[P/3]だけ、LED素子1の列設方向(後述する発光層12の長手方向)に互いにずれた位置に配置されている。ここで、LED素子1から出射される光の臨界角を大きくする目的で、LED素子1とシリンドリカルレンズ33との間に、空気より大きい屈折率を有するシリコーン樹脂等の透明部材をポッティングするようにしてもよい。
【0019】
なお、図2および図3においては、説明の便宜上、5個のLED素子1のみを図示しているが、実際には、数千個程度のLED素子1が列設される。
【0020】
次に、LED素子1の構成、および、このLED素子1を配線基板32の先端部に取り付ける場合の構成について説明する。図4は、LED素子1を配線基板32の先端部に取り付ける状態を模式的に示す説明図である。また、図5は、LED素子1を配線基板32の先端部に取り付けた状態を拡大して示す断面図である。
【0021】
このLED素子1は、図5に示すように、結晶基板11と、発光層(活性層)12を含む半導体積層構造部16と、この半導体積層構造部16の表面上に形成されたアノード(電極)13と、結晶基板11の表面上に形成されたカソード(電極)14とを備える。そして、このLED素子1においては、アノード13とカソード14との間に電流を流すことにより、半導体積層構造部16の表面または端面から光が出射する構成となっている。なお、光が発生するのは発光層12であるが、その光は半導体積層構造部16へ広がり、そこから外部に出射されるのが一般的である。
【0022】
なお、このLED素子1としては、ガリウム(Ga)とナイトライド(N)とを利用したガリウムナイトライドLED素子、または、インジウム(In)とガリウム(Ga)とナイトライド(N)とを利用したインジウムガリウムナイトライドLED素子等のGaN系LED素子が使用される。そして、その結晶基板11は、シリコンカーバイト(SiC)から構成されている。
【0023】
図5に示すように、カソード14は、平面視において、結晶基板11および発光層12を含む半導体積層構造部16と同程度の大きさを有する。一方、アノード13は、平面視において、発光層12を含む半導体積層構造部16より小さくなっている。なお、この明細書において平面視とは、LED素子1をその上方またはその下方から見た状態をいう。
【0024】
図4および図5に示すように、配線基板32の先端部は、アースとして機能しており、この配線基板32の先端部には、アノード13を収納可能な凹部17が形成されている。LED素子1を配線基板32に装着する際には、この凹部17内に銀ペースト18を充填した上で、LED素子1における半導体積層部16側を配線基板32に向けた状態でLED素子を固定する。この状態においては、LED素子1は、アノード13が凹部17内に収納され、半導体積層構造部16が配線基板32の表面に当接する状態で配線基板32に固定される。
【0025】
また、LED素子1におけるカソード14は、ボンディングワイヤー34を介して、配線基板32に形成された導電パターン35とワイヤーボンディングされている。これにより、各LED素子1のアノード13およびカソード14は、上述したコネクタ31と電気的に接続されることになる。なお、このコネクタ31は、図示を省略したLED素子1のドライバーと接続されている。
【0026】
このようにして、複数個のLED素子1が、その発光層12の長手方向に列設される。このとき、この実施形態においては、上述したように、LED素子1は、アノード13が凹部17内に収納され、半導体積層構造部16が配線基板32の表面に当接する状態で配線基板32に固定される。
【0027】
ここで、半導体積層構造部16の厚みの公差は、結晶基板11の厚みの公差より極めて小さいことから、配線基板32の表面を精度よく平滑に加工しておくことで、LED素子1における発光層12の位置精度を極めて高精度なものとすることができる。また、配線基板32に形成された凹部17内にアノード13を収納する構成であることから、アノード13の厚みの公差がLED素子1における発光層12の位置精度に影響を与えることがなく、さらには、凹部17内に銀ペースト18を収納し得ることから、銀ペースト18の漏れによる漏電等の問題の発生を未然に防止することが可能となる。
【0028】
図2および図3に示すように、複数のLED素子1がその発光層12の長手方向と平行な方向に列設されることにより、LED素子1によるアレイが構成される。また、シリンドリカルレンズ33は、その母線(長軸)がLED素子1における発光層12の長手方向に対して平行であるように配置される。そして、この光源ユニット3においては、上記の構成を有する配線基板32が3層、その位置を各配線基板32の先端部に列設されたLED素子1のピッチPの1/3の距離[P/3]だけ、LED素子1の列設方向(その発光層12の長手方向)にずらせた状態で配設されていることから、多数のLED素子1から出射する光を利用した二次元配列の光ビームを得ることができる。
【0029】
次に、上述した結像光学系4の構成について説明する。図6は結像光学系4をLED素子1およびシリンドリカルレンズ33とともに示す平面図であり、図7はその側面図である。なお、以上の説明においては、各配線基板32の先端部に5個のLED素子1を列設した場合について説明しているが、図6および図7においては、各配線基板32の先端部に列設された5個のLED素子1のうちの3個のみを図示し、他の2個については図示を省略している。
【0030】
この結像光学系4は、LED素子1における半導体積層構造部16の端面の長手方向の像を、図1に示す記録ドラム7に巻回された感光材料6上に縮小投影するためのものであり、フィールドレンズ38と対物レンズ39とから構成される。これらのフィールドレンズ38と対物レンズ39とからなる結像光学系4は、両側テレセントリック光学系を構成する。また、フィールドレンズ38と対物レンズ39との間には、開口絞り41が配設されている。
【0031】
図7に示すように、シリンドリカルレンズ33のパワーのある面内において、各LED素子1から出射された光の主光線は、結像光学系4の物体側で結像光学系4の光軸に平行になるように設定されている。また、結像光学系4が両側テレセントリック光学系であることから、各LED素子1から出射された光の主光線は、感光材料6側においても結像光学系4の光軸に平行となる。
【0032】
結像光学系4の縮小倍率は、画像記録装置に要求される解像度により決定される。例えば、LED素子1の一辺の長さはおよそ300μm程度であり、その配列ピッチP(図3参照)はおおよそ0.5〜1.0mm程度である。そして、感光材料6への記録ビームのピッチは、上述したように[P/3]となる。このため、この[P/3]の値と画像記録装置に要求される解像度とに基づいて、結像光学系4の縮小倍率を決定すればよい。
【0033】
一方、上述したシリンドリカルレンズ33は、LED素子1における半導体積層構造部16の端面の厚さ方向の像を、結像光学系4の開口絞り41の位置(すなわち瞳面上と等価な位置)に、開口絞り41の大きさの範囲内(瞳の大きさの範囲内)で拡大投影するためのものである。
【0034】
一般に、LED素子1における半導体積層構造部16の厚さ方向の寸法は数μm程度である。このため、開口絞り41の直径を5mm程度とした場合には、シリンドリカルレンズ33を利用して、LED素子1における半導体積層構造部16の端面の厚さ方向の像を最大2000倍程度まで拡大投影することができる。このため、シリンドリカルレンズ33のパワーのある面内において、シリンドリカルレンズ33と結像光学系4を含む全体の光学系による倍率を例えば等倍程度とすることにより、その効率が低下することを防止し、LED素子1から出射される光を効率的に利用することが可能となる。
【0035】
なお、シリンドリカルレンズ33の拡大率を大きくした場合には、LED素子1における発光層12とシリンドリカルレンズ33との位置精度も極めて高精度に設定する必要がある。しかしながら、この実施形態においては、上述したように、LED素子1は、アノード13が凹部17内に収納され、半導体積層構造部16が配線基板32の表面に当接する状態で配線基板32に固定されることから、LED素子1における発光層12の位置精度を極めて高精度なものとすることが可能となる。
【0036】
ここで、上述した実施形態においては、シリンドリカルレンズ33はLED素子1における半導体積層構造部16の端面の厚さ方向の像を、結像光学系4の開口絞り41の位置に投影している。このとき、この開口絞り41の位置そのものは、結像光学系4の瞳位置ではない。しかしながら、両側テレセントリック光学系をなす結像光学系4の場合には瞳位置は無限遠にあることから、開口絞り41の位置に投影することは無限遠(すなわち瞳位置)に投影することと等価となる。
【0037】
以上のような構成を有する光源ユニット3においては、LED素子1における半導体積層構造部16の端面の長手方向の像を感光材料6上に縮小投影するための結像光学系4と、LED素子1における半導体積層構造部16の端面の厚さ方向の像を結像光学系4の開口絞り41の位置にその大きさの範囲内で拡大投影するためのシリンドリカルレンズ33とを組み合わせて使用していることから、各LED素子1からその発光層12と直交する方向に大きな角度で発散する光は、シリンドリカルレンズ33を介して結像光学系4に効率的に入射する。そして、結像光学系4に入射した光は、記録ドラム7に巻回された感光材料6上に縮小投影される。このため、光の効率を低下させることなく高い解像度で画像を記録することが可能となる。
【0038】
しかも、半導体積層構造部16のシリンドリカルレンズ33に対する位置精度が高精度であるので、各LED素子1の半導体積層構造部16の像を開口絞り41に正確に投影することができる。
【0039】
このとき、結像光学系4が両側テレセントリック光学系から構成されていることから、その焦点深度を深くすることができる。従って、感光材料6における結像光学系4の光軸方向の位置が多少変化しても、高精度に画像を記録することが可能となる。
【0040】
さらに、各配線基板32上に列設された複数のLED素子1から発散する光を、単一のシリンドリカルレンズ33を利用して集光する構成であることから、複数のLED素子1から発散する光を集光するために必要な構成を簡略化し、部品点数を削減することが可能となる。
【0041】
次に、この発明の他の実施形態について説明する。図8は、この発明の第2実施形態により、LED素子1を配線基板32の先端部に取り付けた状態を拡大して示す断面図である。
【0042】
上述した第1実施形態においては、アノード13が平面視において発光層12を含む半導体積層構造部16より小さくなっており、半導体素子1は、アノード13が凹部17内に収納され、半導体積層構造部16が配線基板32の表面に当接する状態で配線基板32に固定される。一方、この実施形態においては、アノード13と発光層12を含む半導体積層構造部16とが、平面視において同一の大きさとなっている。そして、この第2実施形態においては、半導体素子1は、アノード13が配線基板32の表面に当接する状態で配線基板32に固定される。
【0043】
このような構成を採用した場合においては、アノード13の厚みの公差がLED素子1における発光層12の位置精度に影響を与えることにはなるが、アノード13の厚みの公差は比較的小さいことから、配線基板32の表面を精度よく平滑に加工しておくことで、LED素子1における発光層12の位置精度を高精度なものとすることができる。また、凹部17内に銀ペースト18を収納し得ることから、銀ペースト18の漏れによる漏電等の問題の発生を未然に防止することが可能となる。
【0044】
次に、この発明のさらに他の実施形態について説明する。図9は、この発明の第3実施形態により、LED素子1を配線基板32の先端部に取り付けた状態を拡大して示す断面図である。
【0045】
この実施形態においては、上述した第1実施形態同様、アノード13が平面視において発光層12を含む半導体積層構造部16より小さくなっている。但し、この第3実施形態においては、配線基板32に凹部は形成されておらず、半導体素子1は、アノード13が配線基板32の表面に当接する状態で配線基板32に固定される。また、銀ペースト18が、半導体積層構造部16と配線基板32との間の領域に配設される。
【0046】
このような構成を採用した場合においても、アノード13の厚みの公差がLED素子1における発光層12の位置精度に影響を与えることにはなるが、アノード13の厚みの公差は比較的小さいことから、配線基板32の表面を精度よく平滑に加工しておくことで、LED素子1における発光層12の位置精度を高精度なものとすることができる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、半導体積層部側を配線基板に向けた状態で発光層の長手方向に列設された複数のLED素子と、LED素子における発光層を含む光出射部から発散する光を集光するコレクターレンズとを備えたことから、LED素子からの光を効率的に利用しながら、発光層を正確に位置決めすることができ、高い精度で画像を記録することが可能となる。
【0048】
請求項2に記載の発明によれば、LED素子が、電極が配線基板に形成された凹部に収納され、半導体積層構造部が配線基板の表面に当接する状態で前記配線基板に固定されることから、発光層をさらに正確に位置決めすることができ、より高い精度で画像を記録することが可能となる。
【0049】
請求項3に記載の発明によればシリコンカーバイトより構成され厚みの公差が大きい結晶基板を有するLED素子を使用する場合においても、発光層を正確に位置決めすることが可能となる。
【0050】
請求項4に記載の発明によればLED素子における発光層を含む光出射部の長手方向の像を画像記録面上に縮小投影する結像光学系を備えるとともに、コレクターレンズがLED素子における発光層を含む光出射部の厚さ方向の像を結像光学系の瞳面上に投影するアナモルフィックレンズから構成されることから、光学系における効率を高めながら、光学系における効率を低下させることなく高い解像度で画像を記録することが可能となる。
【0051】
請求項5に記載の発明によれば、結像光学系は両側テレセントリック光学系から構成されており、アナモルフィクレンズはLED素子における発光層を含む光出射部の端面の厚さ方向の像を両側テレセントリック光学系の開口絞りの位置に投影することから、その焦点深度を深くすることができ、記録位置の微小な変動にかかわらず、高精度に画像を記録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像記録装置の斜視図である。
【図2】光源ユニット3の斜視図である。
【図3】光源ユニット3の正面図である。
【図4】LED素子1を配線基板32の先端部に取り付ける状態を模式的に示す説明図である。
【図5】LED素子1を配線基板32の先端部に取り付けた状態を拡大して示す断面図である。
【図6】結像光学系4をLED素子1およびシリンドリカルレンズ33とともに示す平面図である。
【図7】結像光学系4をLED素子1およびシリンドリカルレンズ33とともに示す側面図である。
【図8】第2実施形態によりLED素子1を配線基板32の先端部に取り付けた状態を拡大して示す断面図である。
【図9】第3実施形態によりLED素子1を配線基板32の先端部に取り付けた状態を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 LED素子
3 光源ユニット
4 結像光学系
5 記録ヘッド
6 感光材料
7 記録ドラム
11 結晶基板
12 発光層
13 アノード
14 カソード
16 半導体積層構造部
17 凹部
18 銀ペースト
32 配線基板
33 シリンドリカルレンズ
34 ボンディングワイヤー
35 導電パターン
36 櫛歯状位置決め部材
37 凹部
38 フィールドレンズ
39 対物レンズ
41 開口絞り
42 結像レンズ

Claims (5)

  1. LED素子における発光層の端面から出射される光を利用して画像を記録する画像記録装置において、
    配線基板と、
    発光層を含む半導体積層構造部と結晶基板とが形成され、前記半導体積層部側を前記配線基板に向けた状態で、前記発光層の長手方向に向けて列設された複数のLED素子と、
    前記LED素子における発光層を含む光出射部から発散する光を集光するコレクターレンズと、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 請求項1に記載の画像記録装置において、
    前記LED素子は、前記半導体積層構造部における前記結晶基板とは逆側の表面に、平面視において前記半導体積層構造部より小さな電極を備えるとともに、
    前記配線基板には、前記電極を収納可能な凹部が形成され、
    前記LED素子は、前記電極が前記凹部に収納され、前記半導体積層構造部が前記配線基板の表面に当接する状態で、前記配線基板に固定される画像記録装置。
  3. 請求項2に記載の画像記録装置において、
    前記結晶基板は、シリコンカーバイトより構成される画像記録装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像記録装置において、
    前記LED素子における発光層を含む光出射部の長手方向の像を画像記録面上に縮小投影する結像光学系を備えるとともに、
    前記コレクターレンズは、その母線が前記LED素子における発光層の長手方向と平行な方向に配設され、前記LED素子における発光層を含む光出射部の厚さ方向の像を前記結像光学系の瞳面上に投影するアナモルフィックレンズから構成される画像記録装置。
  5. 請求項4に記載の画像記録装置において、
    前記結像光学系は両側テレセントリック光学系から構成されており、前記アナモルフィクレンズは前記LED素子における発光層を含む光出射部の端面の厚さ方向の像を、前記両側テレセントリック光学系の開口絞りの位置に投影する画像記録装置。
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